JP2000134845A - 永久磁石型発電機の固定子 - Google Patents

永久磁石型発電機の固定子

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JP2000134845A
JP2000134845A JP10316854A JP31685498A JP2000134845A JP 2000134845 A JP2000134845 A JP 2000134845A JP 10316854 A JP10316854 A JP 10316854A JP 31685498 A JP31685498 A JP 31685498A JP 2000134845 A JP2000134845 A JP 2000134845A
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stator
support
fixed winding
permanent magnet
bobbin
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Mitsuhiro Fukada
深田光博
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定巻線から発生する熱を効率的に放熱させ
ること。 【解決手段】 固定子支持台16の一側面に環状に配設
された複数個の非磁性導体取付け片17と、これらの導
体取付け片17の垂直貫通孔25にそれぞれ固定的に組
み込まれ、かつ、全体として1つの発電コイルを構成す
るボビンレス固定巻線18とから成る永久磁石型発電機
の固定子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石型発電機の
固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭58−54859号に発電
機の一例が記載されている。この発電機Yは、基台71
に設けられた左右の側壁板72、73に回転軸74が横
設軸架されている。回転軸74には筒状軸部75及び円
板部76を介して円筒部77が一体的に設けられてい
る。前記筒状軸部75と円筒部77の対向する内壁面に
は、複数個の磁石78が周方向に配設されている。
【0003】しかして、発電機Yの固定子80は、右側
壁板73の内壁に第1固着具81を介して固定された軸
受け部材82と、この軸受け部材82に第2固着具83
を介して固定され、かつ、前記磁石を有する筒状軸部7
5及び円筒部77の間隙部に入り込んだ透磁性の円筒体
84と、この透磁性円筒体84の内外面に重ね巻き、或
いは波巻きされた発電コイル85とから構成されてい
る。
【0004】したがって、上記発電機Yの固定子80
は、次に列挙するような欠点があった。 透磁性の円筒体84内に発電コイル85が重ね巻きさ
れているので、発電コイル85から発生する熱を十分に
放出させることができない。 透磁性円筒体84に発電コイル85を容易に取付ける
ことができない。 回転子に対し、固定子をコンパクト化することができ
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、第1の目的は、固定巻線から発生す
る熱を効率的に放熱させることができることである。第
2の目的は、固定巻線を導体取付け片に容易に取付ける
ことができることである。第3の目的は、回転子に対
し、固定子をコンパクト化することができることであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の永久磁石型発電
機の固定子は、固定子支持台16の一側面に環状に配設
された複数個の非磁性導体取付け片17と、これらの導
体取付け片17の垂直貫通孔25にそれぞれ固定的に組
み込まれ、かつ、全体として1つの発電コイルを構成す
るボビンレス固定巻線18とから成る。
【0007】上記構成に於いて、永久磁石型発電機は、
基台1と、この基台1の上方に支持部材7を介して水平
状態に設けられた固定子支持台16と、この支持台16
の上方に前記支持部材7を介して水平状態に設けられた
駆動モータ用支持台12と、この支持台12に設けられ
た駆動モータ32と、この駆動モータの駆動力により回
転するように駆動モータ用支持台12及び固定子支持台
16に軸支された回転軸31と、この回転軸31に一体
的に設けられ、かつ、固定子15のボビンレス固定巻線
18と対向する環状永久磁石45を有する回転子60と
から構成されていることを特徴とする。
【0008】また本発明の永久磁石型発電機の固定子
は、固定子支持台16Dの一側面に環状に配設された複
数個の非磁性導体取付け片17Dと、これらの導体取付
け片17Dにそれぞれ固定的に支持された、かつ、全体
として1つの発電コイルを構成するボビンレス固定巻線
18Dとから成り、前記導体取付け片17Dは、固定子
支持台16Dに固定され、かつ、ボビンレス固定巻線1
8Dの下端部を支持する取付け部51と、この取付け部
51の上端部からボビンレス固定巻線18Dの外周壁の
左右を圧接状態で支持することができるように延びた左
右一対の支持アーム55と、これらの支持アーム55で
カバーされた部分を除き、かつ、前記取付け部51の上
方に形成されたボビンレス固定巻線18Dの放熱用空間
部50とから成る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明(第1実施例の固定
子)を永久磁石型発電機Xに利用した場合で説明する。
図1及び図2は永久磁石型発電機Xの基本的構成を示し
た概略説明図である。
【0010】まず1は円板状の基台である。2はこの基
台1の上面1aの中央部に固定的に設けられた第1磁性
体である。この第1磁性体2は、断面凹所状の鉄製固定
ヨーク3と、この固定ヨーク3の内壁底面に固定された
円盤状磁石4とから成る。本実施例では、前記磁石4の
上面側はS極で、一方、下面側はN極である。したがっ
て、磁石4の極性(N極)の影響を受け、かつ、磁気を
形成する機能を有する固定ヨーク3の先細り状周端部3
aはN極である。また円盤状磁石4と固定ヨーク3の内
壁周面との間には多少の間隙5がある。さらに、前記固
定ヨーク3の先細り状周端部3aは円盤状磁石4の上面
4aよりも多少(若干)突出している。
【0011】次に7は基台1に一体的に立設された複数
本の支持部材である。これらの支持部材7は、本実施例
では基台1の周端部に所定間隔を有して合計6個設けら
れている。
【0012】そこで、1つの支持部材7の構成について
説明する。8は両端部にオネジを有する支持棒で、この
支持棒8は基台1の周端部に形成されたメネジに固定的
に螺合する。9は支持棒8の下端部側にスライド嵌合し
た下部支持パイプである。一方、10は後述する固定子
の支持台を介して前記支持棒8の上端部側に嵌合した上
部支持パイプである。
【0013】11は基台1の上方に対向配設された駆動
モータ用支持台12を前記上部支持パイプ10に固定す
る止めナットで、この止めナット11は支持棒8の突出
上端部に螺着している。
【0014】次に固定子15について説明する。固定子
15は、支持部材2に固定的に支持された非磁性の円形
固定子支持台16と、この固定子支持台16の上面(一
側面)に所要間隔を有して放射状、かつ、円周方向(環
状)に配設された非磁性の導体取付け片17と、複数個
の導体取付け片17にそれぞれ固定的に組み込まれたボ
ビンレス固定巻線(全体として1つの発電コイル)18
とから構成されている。
【0015】しかして、前記固定子支持台16は、本実
施例では基台1の上面1aに対して水平状態に対向する
木製の下部支持台16aと、この下部支持台16aの上
面に一体的に固定された合成樹脂製の上部支持台16b
とから成る。固定子支持台16は支持部材7の下部支持
パイプ9の上端に支持されるように支持棒8に嵌着して
いる。また固定子支持台16の第1中心孔には第1玉軸
受19が設けられている。また上部支持台16bの上面
には、放射状、かつ、周方向にそれぞれ所定間隔を有し
て多数の導体取付け片用係止溝20が形成されている。
【0016】前記非磁性導体取付け片17は、本実施例
では全体として上下の端面が台形或いはやや扇状の縦長
ブロックに形成されている。そこで、図3を参照に1つ
の導体取付け片17の構成について説明する。25は後
述する回転軸31を基準にした場合に於いて、半径方向
(正面17aから背面17b)に貫通状態に形成された
垂直長孔である。この垂直長孔25は導体取付け片17
の略中央部に形成されている。26は台形状上面17c
から前記垂直長孔25に向かって形成された貫通孔であ
る。この貫通孔26は垂直長孔25と交差状態に連通す
る。27は導体取付け片17の台形状下面17dに突出
形成され、かつ、前述した固定子支持台16の係止溝2
0と係合する凸係合部である。
【0017】前記ボビンレス固定巻線18は、本実施例
では両端面がトラック状に形成された長筒状体(ボビン
レスコイル)である。この長筒状体18は、導体取付け
片17の垂直長孔25に嵌入し、かつ、貫通孔26に差
し込まれた固定ピン28により固定されている。したが
って、ボビンレス固定巻線18は貫通状態の空洞部18
aを有する。
【0018】なお、非磁性の導体取付け片17は、本実
施例では軽量化を図るために合成樹脂材で形成されてい
る。また、ここで「非磁性」とは、非鉄金属(例えばチ
タン、ステンレス等)及び非金属(合成樹脂、セラミッ
クス、布、紙、木材等)を問わず、コギング現象を防ぐ
と言う発明の目的との関係で、弱磁性体(磁性体が殆ど
存在しない物質)であり、鉄よりも軽い材料を言う。
【0019】次に前述した駆動モータ用支持台12は、
支持部材7の支持棒8に嵌着し、かつ、支持棒8の上端
部に螺合した止めナット11で固定されている。この駆
動モータ用支持台12の第2中心孔には、第2玉軸受3
0が設けられている。
【0020】次に31は固定子支持台16の第1玉軸受
19及び駆動モータ用支持台12の第2玉軸受30にそ
れぞれ軸支された回転軸である。この回転軸31の下端
部31aは固定子支持台16の第1中心孔を貫通し、第
1磁性体2の磁石4の近傍まで突出している。一方、回
転軸の上端部31bは駆動モータ用支持台12の第2中
心孔を貫通し、支持板34を介して縦方向に配設された
駆動モータ32の出力軸33に一体的に連結されてい
る。
【0021】ところで、回転軸の突出下端部31aに
は、基台1の第1磁性体2の極性に対応して反発浮上す
る第2磁性体36が水平状態に取付けられている。この
第2磁性体36は、前述した第1磁性体2と同様に、断
面逆凹所状の鉄製浮上ヨーク37と、この鉄製浮上ヨー
ク37の内壁面に固定された円盤状の浮上磁石38とか
ら成る。
【0022】しかして、本実施例では、浮上磁石の38
の下面38a側がS極で、一方、上面側がN極である。
また浮上磁石38の極性(N極)の影響を受け、かつ、
磁気を形成する機能を有する鉄製浮上ヨーク37の先細
り状周端部37aは、N極である。また浮上磁石38と
鉄製浮上ヨーク37の内壁周面との間には多少の間隙3
9がある。さらに、前記鉄製浮上ヨーク37の先細り状
周端部37aは円盤状浮上磁石38の下面38aよりも
多少(若干)突出している。
【0023】したがって、回転軸31は、第1磁性体2
に対して反発する第2磁性体36を介し、常時上方に付
勢されている。
【0024】次に40は固定子支持台16と駆動モータ
用支持台12との間に形成された空間部41内に位置す
るように前記回転軸31に固定された回転子である。
【0025】この回転子40は、本実施例では回転軸3
1の上端部寄りの部位に固定された水平状態の回転板4
2と、この回転板42の下面中央部に固定的に設けら
れ、かつ、回転軸31に嵌着した筒状部43と、この筒
状部43を中心(同心円)にして回転板42の下面に一
体的に設けられ、かつ、固定子15の導体取付け片17
を2個づつ挟むことができる所要空間を有して入れ子状
に配設された複数個(合計4個)の環状鉄板44と、こ
れらの環状鉄板44と相俟って導体取付け片17のボビ
ンレス固定巻線18に非接触状態で交互に対向するよう
に回転板42の下面に一体的に設けられた環状(的)永
久磁石45とから構成されている。
【0026】したがって、各導体取付け片17の間に
は、複数個の環状永久磁石45と環状鉄板44が、順番
に入れ替わって入り込んでいる。
【0027】ところで、回転板42の下面に同心円に配
設された環状永久磁石45は、特に符号を示さないが、
複数個の湾曲状の永久磁石板が、円周方向にN極とS極
が交互に成るように組合わせられている。
【0028】なお、前述した駆動モータ32は、本実施
例では、回転軸31と同軸上に配設されているが、必ず
しも駆動モータ32の出力軸33と回転軸31とを一体
的に連結する必要はない。例えば回転軸31の上端部3
1bの近傍に駆動モータ32を縦方向に配設し、適当な
歯車列を構成し、駆動モータ32の駆動力を回転軸31
に伝達しても良い。この場合回転軸31の上端部31b
を尖端状に形成し、かつ、適当な軸受部材で受けるのが
望ましい。
【0029】上記構成に於いては、まず導体取付け片1
7の垂直長孔25にボビンレス固定巻線18に組込む。
次に導体取付け片17の貫通孔26に固定ピン28を挿
入し、ボビンレス固定巻線18を導体取付け片17に固
定する。もちろん、成形段階でボビンレス固定巻線18
を導体取付け片17に内装しても良い。この場合には、
前記貫通孔26や固定ピン28は不要である。
【0030】次に導体取付け片17の凸係合部27を固
定子支持台16の係止溝20に固定的に係合させる。こ
のように複数個の導体取付け片17を固定子支持台16
の上面に固定的に配設すると、各導体取付け片17は、
全体として環状になる。
【0031】そこで、永久磁石型発電機Xの駆動モータ
32が起動すると回転軸31が回転する。回転軸31
は、第2磁性体36が第1磁性体2の極性に対応して反
発するので多少浮上する(例えば8mm前後)。また回
転軸31は、第1玉軸受け19及び第2玉軸受け30に
それぞれ支承されながら回転する。したがって、回転子
31の重量は、前記玉軸受け19、30にはかからな
い。これらの玉軸受け19、30には、回転軸31の周
方向における接線状態の摩擦力が加わるだけである。
【0032】しかして、回転軸31が回転すると、回転
子40の各環状鉄板44及び各環状永久磁石45の磁界
が固定子15の各導体取付け片17のボビンレス固定巻
線18に対して交差方向に横切ることになるから、誘起
電圧が発生し、該固定巻線18から電気を取出すことが
できる。
【0033】
【実施例】第1実施例の固定子15に於いて、導体取付
け片17を固定子支持台16に固定する場合は、固着具
(ネジ)を利用しても良い。要は導体取付け片17を固
定子支持台16に固定的に取付けることができれば良
い。
【0034】またボビンレス固定巻線18の形状は任意
に設計変更可能である。例えば図5及び図6で示すよう
に、ボビンレス固定巻線18Aの外周部の形状を段差状
にしても良い。すなわち、ボビンレス固定巻線18Aの
外周部の一端部18bが小径のトラック形状であり、こ
の小径のトラック形状に連設する外周部の他端部18c
が大径のトラック形状に形成されている。したがって、
導体取付け片17Aの垂直長孔25Aもボビンレス固定
巻線18Aの外周部の形状に対応して断面段差状に形成
されている。
【0035】また特に図示しないが固定子15Aのボビ
ンレス固定巻線18の外周部の形状は、一端部から他端
部に至にしたがって大径になるように形成しても良い。
この場合ボビンレス固定巻線18の平面は台形状にな
る。
【0036】さらに、固定子支持台16の上面に配設さ
れた複数個の導体取付け片17を図示しない環状固定板
を介して一体的に連結しても良い。なお、回転子40の
永久磁石46のBHmaxは、例えば41.1MGOe
のネオジウム系磁石が用いられる。
【0037】以下、この欄では、特定発明(第1実施
例)と目的が同一である他の実施例について説明する。
なお、他の実施例を説明するに当たって、第1実施例と
同一の構成部分には、同一又は同様の符号を付し、重複
する説明を省略する。
【0038】図7及び図8は第2実施例の固定子15B
である。この固定子15Bに於いて、第1実施例のそれ
と主に異なる点は、導体取付け片17Bである。この導
体取付け片17Bには、第1実施例と同一の垂直長孔2
5Bが並列的に複数個(2個)形成されている。したが
って、これらの垂直長孔25Bには第1実施例と同一の
ボビンレス固定巻線18Bがそれぞれ組み込まれてい
る。なお、この導体取付け片17Bの外観形状は、ボビ
ンレス固定巻線18Bの数が増える(例えば3個、4
個、5個等)にしたがって弧状になる。
【0039】図9乃至図11は第3実施例の固定子15
Cである。この固定子15Cはボビンレス固定巻線18
Cの数が増えた結果、導体取付け片17Cの外観形状が
輪状になった例である。
【0040】すなわち、導体取付け片17Cの内壁面
(第1実施例では正面)17a、外壁面(第1実施例で
は背面)17b、上面17c等が環状に形成され、か
つ、垂直長孔25Cが周方向に所定間隔を有して複数個
形成されている。
【0041】また導体取付け片17Cが輪状に形成され
た結果、固定子支持台16Cの係止溝(固着具用の貫通
孔に変更可能である。)20Cも円周方向に所定間隔を
有して複数個形成されている。そして、前記係止溝20
Cに固定的に係合する凸係合部(ネジ穴に変更可能であ
る。)27Cも導体取付け片17Cの環状下面17dに
複数個形成されている。
【0042】図12乃至図16は第4実施例の固定子1
5Dである。この固定子15Dに於いて、第1実施例の
それと主に異なる点は、導体取付け片17Dの形状であ
る。図12を基準にすると、この導体取付け片17Dに
固定的に設けられたボビンレス固定巻線18Dの少なく
とも外周壁の左右に放熱用空間部50が形成されてい
る。そこで、合成樹脂材で形成された導体取付け片17
Dの構成について説明する。
【0043】まず、51はボビンレス固定巻線18Dの
下端部を支持する角筒状取付け部で、この角筒状取付け
部51の下端部は肉厚に形成されている。52は角筒状
取付け部51に形成された両端開口部である。53は角
筒状取付け部51の肉厚状下端部51aに形成された複
数個のネジ孔である。54はボビンレス固定巻線18D
のコイル線a、bを固定子支持台16D側に案内するた
めに前記肉厚状下端部51aに形成された2個のガイド
孔54で、これらのガイド孔54は両端開口部52に連
通するように貫通状態に形成されている。
【0044】次に55は角筒状取付け部51の上端部か
らボビンレス固定巻線18Dの外周壁の左右を圧接状態
で支持することができるように延びた左右一対の支持ア
ームである。これらの支持アーム55はボビンレス固定
巻線18Dの外周壁を極力カバーしないように細幅に形
成されている。したがって、左右の支持アーム55でカ
バーされていない前記外周壁部分が放熱用空間部50と
言うことになる。
【0045】次に56は左右の支持アーム55の上端部
に一体的に形成され、かつ、ボビンレス固定巻線18D
の上端部を支持する支持部である。この支持部56の形
態は特に問わないが、本実施例では放熱機能を持たせる
ために端面リップミゾ形鋼形状に形成されている。
【0046】したがって、支持部56は両端開口の空間
部57を有し、この空間部57は、支持部56に形成さ
れた切欠空間58を介してボビンレス固定巻線18Dの
上端部に対向している。
【0047】次に固定子支持台16Dに固着具60用貫
通孔61が形成されている点が異なる。なお、固定子支
持台16Dにはボビンレス固定巻線18Dのコイル線
a、bを通すための孔62も適宜に形成されている。
【0048】上記構成の導体取付け片17Dは、図16
で示すように固定子支持台16Dの上面に固着具60を
介して放射状、かつ、円周方向に固定的に配設される。
この点は第1実施例と同様である。したがって、複数個
の導体取付け片17Dを弧状に連結したり、或いは導体
取付け片17Dを輪状に形成しても良い。
【0049】このように構成された導体取付け片17D
は、ボビンレス固定巻線18Dの外周部に複数個の放熱
用空間部50があるので、その放熱効果に優れている。
【0050】最後に図17及び図18は、第4実施例の
固定子15Dに他の構成要件を加味した実施例である。
この実施例(便宜上第3実施例の符号を付す。)では、
導体取付け片17Dの支持部56に第2固着具(例えば
固定ピン)65用の第2貫通孔66を形成している点、
複数個の導体取付け片17Dを一体的に連結するために
複数個の環状固定板67が用いられている点に特徴があ
る。
【0051】すなわち、固定子支持台16Dに同心円に
配設された複数個の導体取付け片17Dは、導体取付け
片17Dの上面17cに載せられた環状固定板67及び
第2貫通孔66に固定的に挿入される第2固着具65に
より一体的に連結される。この場合ボビンレス固定巻線
18Dの上端部が第2固着具65の挿入下端面で押さえ
付けられている。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)固定巻線から発生する熱を効率的に放熱させるこ
とができる。 (2)固定巻線を導体取付け片に容易に取付けることが
できる。 (3)回転子に対し、固定子の形態をコンパクト化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図4は発明の実施の形態を第1実施例で説明し
た各説明図。
【図1】発電機の正面からの説明図。
【図2】発電機の主要部の分解説明図。
【図3】第1実施例の固定子の分解説明図。
【図4】発電機の概略縦断面説明図。
【図5及び図6】第1実施例の固定子の変形例を示す各
説明図。
【図7及び図8】第2実施例の固定子を示す各説明図。
【図9乃至図11】第3実施例の固定子を示す各説明
図。
【図12乃至図16】第4実施例の固定子を示す各説明
図。
【図17乃至図18】第4実施例の固定子に他の構成要
件を加味した実施例を示す各説明図。
【図19】従来の発電機の一例を示す説明図。
【符号の説明】
X…永久磁石型発電機、1…基台、2…第1磁性体、3
…鉄製固定ヨーク、4…磁石、5…間隙、7…支持部
材、12…駆動モータ用支持台、15…固定子、16…
固定子支持台、17…導体取付け片、18…ボビンレス
固定巻線、19…第1玉軸受、20…係止溝、25…垂
直長孔、26…貫通孔、27…凸係合部、28…固定ピ
ン、30…第2玉軸受、31…回転軸、31a…回転軸
の下端部、31b…回転軸の上端部、32…駆動モー
タ、36…第2磁性体、37…鉄製浮上ヨーク、37a
…先細り状周壁部、38…浮上磁石、40…回転子、4
1…空間部、42…回転板、43…筒状部、44…環状
鉄板、45…永久磁石。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子支持台16の一側面に環状に配設
    された複数個の非磁性導体取付け片17と、これらの導
    体取付け片17の垂直貫通孔25にそれぞれ固定的に組
    み込まれ、かつ、全体として1つの発電コイルを構成す
    るボビンレス固定巻線18とから成る永久磁石型発電機
    の固定子。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、導体取付け片17B
    には、垂直長孔25Bが並列的に複数個形成され、これ
    らの垂直長孔25Bにはボビンレス固定巻線18Bがそ
    れぞれ組み込まれていることを特徴とする永久磁石型発
    電機の固定子。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、導体取付け片17C
    は、周方向に所定間隔を有して複数個の垂直長孔25C
    を有する輪であり、前記複数個の垂直長孔25Cにボビ
    ンレス固定巻線18Cがそれぞれ組み込まれていること
    を特徴とする永久磁石型発電機の固定子。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、永久磁石型発電機
    は、基台1と、この基台1の上方に支持部材7を介して
    水平状態に設けられた固定子支持台16と、この支持台
    16の上方に前記支持部材7を介して水平状態に設けら
    れた駆動モータ用支持台12と、この支持台12に設け
    られた駆動モータ32と、この駆動モータの駆動力によ
    り回転するように駆動モータ用支持台12及び固定子支
    持台16に軸支された回転軸31と、この回転軸31に
    一体的に設けられ、かつ、固定子15のボビンレス固定
    巻線18と対向する環状永久磁石45を有する回転子6
    0とから構成されていることを特徴とする永久磁石型発
    電機の固定子。
  5. 【請求項5】 固定子支持台16Dの一側面に環状に配
    設された複数個の非磁性導体取付け片17Dと、これら
    の導体取付け片17Dにそれぞれ固定的に支持された、
    かつ、全体として1つの発電コイルを構成するボビンレ
    ス固定巻線18Dとから成り、前記導体取付け片17D
    は、固定子支持台16Dに固定され、かつ、ボビンレス
    固定巻線18Dの下端部を支持する取付け部51と、こ
    の取付け部51の上端部からボビンレス固定巻線18D
    の外周壁の左右を圧接状態で支持することができるよう
    に延びた左右一対の支持アーム55と、これらの支持ア
    ーム55でカバーされた部分を除き、かつ、前記取付け
    部51の上方に形成されたボビンレス固定巻線18Dの
    放熱用空間部50とから成る永久磁石型発電機の固定
    子。
  6. 【請求項6】 請求項5に於いて、左右の支持アーム5
    5の上端部に端面リップミゾ形鋼形状の支持部56が形
    成されていることを特徴とする永久磁石型発電機の固定
    子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010466A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toshiba Corp 回転電機
JP2013090444A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Birumen Kagoshima:Kk コイルリング、コイルリングの製造方法、及び発電装置
US10291101B2 (en) 2015-01-27 2019-05-14 Xinjiang Goldwind Science & Technology Co., Ltd. Permanent-magnet direct-drive wind power generator, system and stator thereof

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