JP2000134629A - 動きベクトル検出方法及び装置 - Google Patents

動きベクトル検出方法及び装置

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JP2000134629A JP30147998A JP30147998A JP2000134629A JP 2000134629 A JP2000134629 A JP 2000134629A JP 30147998 A JP30147998 A JP 30147998A JP 30147998 A JP30147998 A JP 30147998A JP 2000134629 A JP2000134629 A JP 2000134629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きベクトルを検出するときの検出精度を保
持しつつ演算量を削減する。 【解決手段】 基準フレームと時間的又は空間的に近接
する参照フレームに含まれる参照ブロックの動きベクト
ルを示す点を中心とした第1の探索領域を決定し、上記
参照ブロックの動きベクトルを基準フレームと参照フレ
ームとのフレーム間距離に応じて延長した点を中心とし
た第2の探索領域を決定し、上記第1の探索領域及び第
2の探索領域を含む動きベクトル探索領域内で、基準フ
レームに含まれる基準ブロックの画像データと参照フレ
ームに含まれる参照ブロックの画像データとを演算し
て、基準ブロックの動きベクトルを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばMPEG
(Moving Picture Image Coding Experts Group)に準
拠した画像符号化処理を行うときに用いられる動きベク
トルを検出する動きベクトル検出方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MPEG方式は、フレーム内におけるD
CT(Discrete Cosine Transform)とフレーム間にお
ける動き補償予測と可変長符号化とを組み合わせて画像
データの圧縮を行う符号化方式である。
【0003】一般に、フレーム間の動き補償予測におい
てなされる動きベクトルの検出処理は、所謂ブロックマ
ッチングによって行われていた。このブロックマッチン
グは、処理の対象となる基準画像において所定の画素数
に分割された基準ブロックに対して、参照画像内におけ
る同位置を起点として動きベクトルに対応する参照ブロ
ックと上記所定の画素数と同じ画素数を有する領域を抽
出し、基準ブロックと参照ブロックの対応する画素の差
分の絶対値を演算し、基準ブロック内の全ての画素につ
いて差分の絶対値の和を演算する処理を行う。そして、
動きベクトルを検出するときには、参照画像の探索領域
内で抽出する領域を1画素ずつ移動させながら上述のブ
ロックマッチングを繰り返して行い、上記差分の絶対値
の和が最も小さい値を示した点を基点として動きベクト
ルを検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のブロッ
クマッチングを行うときは、参照画像についての動きベ
クトルを求めたときの探索範囲と、基準画像についての
動きベクトルを求めたときの探索範囲と同じサイズの範
囲となされて行われている。また、基準画像の動きベク
トルを求めるときには、基準ブロックの動きベクトルが
ある程度予測できる場合であっても、参照画像の動きベ
クトルを基準として、ある一定の大きさの領域を探索範
囲として基準画像の動きベクトルを検出していた。
【0005】更に、上述したブロックマッチングにより
動きベクトルを検出する処理は、ブロックマッチングを
行うときなされる上記差分の絶対値の和を求める処理に
ついての演算量が非常に膨大となっており、MPEG等
の画像圧縮処理の大半の時間がこれに費やされ、ソフト
ウェアで実現するときの障害となっており、演算量の削
減が望まれている。
【0006】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みて提案されたものであり、動きベクトルを検出する
ときの検出精度を保持しつつ演算量を削減することがで
きる動きベクトル検出方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明に係る動きベクトル検出方法及び装置は、基準フレ
ームと時間的又は空間的に近接する参照フレームに含ま
れる参照ブロックの動きベクトルを示す点を中心とした
第1の探索領域を決定し、上記参照ブロックの動きベク
トルを基準フレームと参照フレームとのフレーム間距離
に応じて延長した点を中心とした第2の探索領域を決定
し、上記第1の探索領域及び第2の探索領域を含む動き
ベクトル探索領域内で、基準フレームに含まれる基準ブ
ロックの画像データと参照フレームに含まれる参照ブロ
ックの画像データとを演算して、基準ブロックの動きベ
クトルを検出することを特徴とする。
【0008】このような動きベクトル検出方法及び装置
は、基準ブロックの動きベクトルを検出するときに参照
ブロックの動きベクトルを基点として第1の探索領域を
決定するとともに、参照ブロックの動きベクトルを延長
した点に従って第2の探索領域を決定する処理を行っ
て、第1の探索領域及び第2の探索範囲を含む動きベク
トル探索領域で基準ブロックの動きベクトルを検出する
処理を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】本発明は、例えば図1に示すように構成さ
れた動きベクトル検出装置1に適用される。
【0011】この動きベクトル検出装置1は、動きベク
トルを求める対象となる基準フレームの画像データを格
納する基準フレームメモリ2を備えている。この基準フ
レームメモリ2は、動き検出部3により格納している基
準フレームの画像データが例えばマクロブロック単位の
基準ブロックとして読み込まれる。
【0012】また、この動きベクトル検出装置1は、基
準フレームについての動きベクトルを検出するときに用
いる参照フレームの画像データを格納する参照フレーム
メモリ4を備えている。この参照フレームメモリ4は、
探索領域決定部5からの参照ブロック読み出し制御信号
に応じて、参照フレームの画像データを例えばマクロブ
ロック単位の参照ブロックとして動き検出部3に出力す
る。
【0013】上記動き検出部3は、上記基準フレームメ
モリ2からの基準ブロック及び上記参照フレームメモリ
4からの参照ブロックを用いて、ブロックマッチングを
行うことで、基準ブロックについての動きベクトルを検
出する。ここで、ブロックマッチングとは、基準フレー
ム及び参照フレームを所定の画素数の矩形の小領域(基
準ブロック、参照ブロック)に分割し、ブロック毎に動
きベクトルを検出する処理である。基準ブロック及び参
照ブロックのサイズとしては、例えば横8画素×縦8画
素、横16画素×縦16画素等がある。そして、この動
き検出部3は、基準ブロックについて検出した動きベク
トルを外部に出力するとともに、探索領域決定部5に出
力する。
【0014】探索領域決定部5は、動き検出部3からの
動きベクトルを参照ブロックの動きベクトルとして用い
て、動き検出部3で上記ブロックマッチングを行って基
準ブロックの動きベクトルを検出するときの動きベクト
ル探索領域を決定する処理を行う。具体的には、この探
索領域決定部5は、参照ブロックの動きベクトルを用い
て演算することで、参照ブロックの動きベクトルを示す
点を中心とした第1の探索領域を決定するとともに、基
準フレームと参照フレームとのフレーム間距離に応じて
演算することで、参照ブロックの動きベクトルから延長
した点を中心とした第2の探索領域を決定する。そし
て、この探索領域決定部5は、上記第1の探索領域及び
第2の探索領域を含む動きベクトル探索領域として参照
ブロック読み出し制御信号を生成し、参照フレームメモ
リ4から動き検出部3に動きベクトル探索領域に含まれ
る参照ブロックを出力させる。
【0015】ここで、探索領域決定部5は、内部にメモ
リを備え、上記各探索領域を決定するとともに、基準フ
レームを構成する各基準ブロック毎に、ブロックマッチ
ングを行う領域であることを示すフラグを生成して上記
メモリに格納する。これにより、探索領域決定部5は、
基準フレームに対応したフラグが存在するか否かを判断
するためのマップを上記メモリに生成する。探索領域決
定部5は、例えば「1」をブロックマッチングを行うフ
ラグとし、「0」をブロックマッチングを行わないフラ
グとしてマップを作成する。そして、探索領域決定部5
は、動き検出部3でブロックマッチングを行うとき、フ
ラグからなるマップを参照して、参照ブロック読み出し
制御信号を生成して参照フレームメモリ4に出力する。
【0016】つぎに、このように構成された動きベクト
ル検出装置1で上記フラグを生成して、1つの基準ブロ
ックについて動きベクトルを検出する処理について図2
及び図3のフローチャートを用いて説明する。
【0017】この動きベクトルを検出する処理は、先
ず、ステップS1において、探索領域決定部5は、参照
フレームメモリ4からのマクロブロック単位の参照ブロ
ックについて動きベクトルが存在するか否かを判定す
る。そして、探索領域決定部5は、参照ブロックに動き
ベクトルが存在すると判定したときにはステップS2に
進み、参照ブロックに動きベクトルが存在しないと判定
したときにはステップS3に進む。
【0018】次のステップS2において、探索領域決定
部5は、上記動きベクトル探索領域の中心位置を参照ブ
ロックの動きベクトルの先端位置に設定する。すなわ
ち、探索領域決定部5は、上記中心位置から所定の画素
数の矩形領域を動きベクトル探索領域として設定し、ブ
ロックマッチングを行うことを示すフラグからなるマッ
プを作成する領域として設定する。
【0019】次のステップS4において、探索領域決定
部5は、図4に示すように、上述のステップS2におい
て設定した動きベクトル探索領域の中心位置を上記メモ
リに格納するフラグからなるマップの中心位置とし、
(−Sh,−Sv)と(+Sh,+Sv)を対角点とし
た矩形領域をマップのベースエリアとして設定する。す
なわち、この探索領域決定部5は、上記ベースエリア内
においてブロックマッチングを行うことを示す「1」の
フラグ又はブロックマッチングを行わないことを示す
「0」のフラグからなるマップを内部のメモリに作成す
ることになる。
【0020】次のステップS5において、探索領域決定
部5は、参照ブロックの動きベクトルの先端を中心とし
た所定の画素数を占める領域を第1の探索領域とすると
ともに、参照ブロックの動きベクトルから延長した点を
中心位置として第2の探索領域を設定する。このとき、
探索領域決定部5は、動きベクトルを検出する対象とな
る基準フレームと上記参照ブロックの動きベクトルが存
在する参照フレームとのフレーム間距離に応じて、参照
ブロックの動きベクトルから延長した点の位置を決定
し、当該決定した点を中心とした第2の探索領域の大き
さを決定する。すなわち、この探索領域決定部5は、基
準フレームと参照フレームとの距離に比例した大きさの
領域を第2の探索領域の大きさとして設定する。そし
て、この探索領域決定部5は、第1の探索領域及び第2
の探索領域を設定したことに応じて、ブロックマッチン
グを行うことを示すフラグを生成する。更に、探索領域
決定部5は、設定した第1の探索領域と第2の探索領域
とを接続する接続線を設定し、上記第1の探索領域、第
2の探索領域及び接続線で囲んだ領域を動きベクトル探
索領域とし、フラグを生成する。
【0021】この結果、探索領域決定部5は、上述した
ように設定した第1の探索領域及び第2の探索領域を例
えば円形とし、第2の探索領域の大きさをフレーム間距
離に応じて半径を大となるように設定し、接続線として
第1の探索領域と第2の探索領域とを接続する接線で囲
まれてなる動きベクトル探索領域を示すフラグをメモリ
のベースエリア内でマッピングすることにより、図5に
示すような第1の探索領域A、第2の探索領域B及び接
続線Cで囲まれた動きベクトル探索領域を示すマップを
メモリ内に作成する。なお、この図5において、網掛け
部分はフラグが「1」の動きベクトル探索領域を示し、
白抜き部分はフラグが「0」の領域を示している。
【0022】一方、上述のステップS1で参照ブロック
に動きベクトルが存在しないと判定されたステップS3
において、探索領域決定部5は、動きベクトル探索領域
の中心位置を基準ブロック内の座標(0,0)に設定す
る。
【0023】次のステップS6において、探索領域決定
部5は、上述のステップS3において設定した動きベク
トル探索領域の中心を中心位置とし、(−Sh,−S
v)と(+Sh,+Sv)を対角点とした矩形領域をマ
ップのベースエリアとして設定してステップS7に進
む。ステップS6において、探索領域決定部5は、ステ
ップS1で参照ブロックに動きベクトルが存在しないと
判定されたことから、動きベクトル探索領域の中心を上
記矩形領域の中心位置とし、(−Sh,−Sv)と(+
Sh,+Sv)を対角点とした矩形領域を動きベクトル
探索領域としてメモリにマップを作成する。
【0024】ステップS7において、探索領域決定部5
は、上述のステップS5又はステップS6で作成された
マップにおける上記ベースエリアの左上の座標位置を初
期位置として指定する。すなわち、この探索領域決定部
5は、動き検出部3で動きベクトルを検出するときに行
うブロックマッチングの探索位置を上記ベースエリアの
左上の座標(H,V)から開始する。ここで、H及びV
は、上記マップにおける座標位置を示す変数である。
【0025】次のステップS8において、動き検出部3
は、基準フレームメモリ2から動きベクトルを検出する
基準フレームからマクロブロック単位の基準ブロックの
画像データを読み込む。
【0026】次のステップS9において、探索領域決定
部5は、メモリに格納されているマップから座標(H,
V)におけるフラグを読み出す。
【0027】次のステップS10において、探索領域決
定部5は、上述のステップS9において読み出したフラ
グが「1」又は「0」かを判定する。すなわち、この探
索領域決定部5は、メモリに格納されたマップの座標位
置に対応した基準ブロックの画素と参照ブロックの画素
とを用いてブロックマッチングを行うか否かを判定す
る。そして、探索領域決定部5は、フラグが「1」であ
る場合、すなわちブロックマッチングを行うときには図
3に示すステップS11に進み、フラグが「0」である
場合、すなわちブロックマッチングを行わないときには
図3に示すステップS15に進む。
【0028】そして、ステップS15において、探索領
域決定部5は、マップの座標(H,V)をインクリメン
トすることで次の画素を指定し、ステップS16におい
てマップの座標が右下、すなわち座標が(Right,Botto
m)であるかを判定する。そして、探索領域決定部5
は、マップの座標が右下でないと判定したときにはステ
ップS15で指定した画素についてステップS9以降の
処理を行い、マップの座標が右下であると判定したとき
には、基準ブロックについて動きベクトルを検出する処
理を終了する。
【0029】ステップS11において、探索領域決定部
5は、参照フレームメモリ4に参照ブロック読み出し制
御信号を出力することにより、参照フレームから座標
(H,V)に相当する参照ブロックの画像データを参照
フレームメモリ4から動き検出部3に出力するように制
御する。
【0030】次のステップS12において、動き検出部
3は、上述のステップS8で読み出した上記座標(H,
V)に対応する基準ブロックの画像データと、上述のス
テップS11で入力された座標(H,V)に相当する参
照ブロックの画像データとを比較することにより基準ブ
ロックを構成する各画素と参照ブロックを構成する各画
素との差分を演算し、差分の絶対値和を演算する。
【0031】次のステップS13において、動き検出部
3は、上述のステップS12で求めた差分の絶対値和が
最小であるか否かを判定する。そして、動き検出部3
は、差分の絶対値和が最小であると判定したときにはス
テップS14に進んで差分の絶対値和を最小値とし、座
標(H,V)を記憶する。これにより、動き検出部3
は、動きベクトルを検出する。
【0032】次のステップS15において、探索領域決
定部5は、上述したように、ベースエリア内における次
の参照ブロックを指定し、ステップS16において指定
した参照ブロックの座標がステップS16においてマッ
プの座標が右下、すなわち(Right,Bottom)であるかを
判定する。
【0033】このように動きベクトル検出装置1は、あ
る基準ブロックについて動きベクトルを検出するとき、
ステップS5において参照ブロックの動きベクトルを用
いてブロックマッチングを行う領域を決定し、ステップ
S9からステップS16までの処理を繰り返すことでフ
ラグが生成された座標についてのみブロックマッチング
を行い、ステップS12で演算した差分の絶対値和が最
小であるときの参照ブロックの座標を用いて基準ブロッ
クの動きベクトルを検出する。
【0034】したがって、このような処理を行う動きベ
クトル検出装置1は、上述のステップS5で説明したよ
うに、参照ブロックの動きベクトルを用いて、第1の探
索領域A及び第2の探索領域Bを設定し、当該第1の探
索領域A及び第2の探索領域Bを含む動きベクトル探索
領域のみでブロックマッチングを行うので、参照ブロッ
クを用いないで探索領域を設定した場合と比較して探索
範囲を縮小することができる。したがって、この動きベ
クトル検出装置1によれば、ブロックマッチングを行う
回数を削減することができ、動きベクトルを検出するた
めの演算量を大幅に削減することができる。更に、上述
した処理を行う動きベクトル検出装置1によれば、動き
ベクトルの検出処理の精度を保持しつつ演算量を削減す
ることができ、処理時間を短縮することができる。
【0035】なお、上述した動きベクトル検出装置1の
処理の説明においては、図5に示すように、ステップS
5において第1の探索領域及び第2の探索領域を円形領
域とした一例について説明したが、動きベクトル検出装
置1は、図6に示すように第1の探索領域と第2の探索
領域を矩形領域とし、第1の探索領域と第2の探索領域
とを接続する直線と前記第1の探索領域及び第2の探索
領域とで囲む上記動き探索領域内で動きベクトルを検出
する処理を行っても良い。このように、第1の探索領域
及び第2の探索領域を矩形領域とすることにより、動き
ベクトル検出装置1は、円形領域の探索領域を設定する
場合と比較して、探索領域を設定するための処理量を削
減することができ、更に処理時間を短縮することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る本発明に係る動きベクトル検出方法及び装置は、基準
フレームと時間的又は空間的に近接する参照フレームに
含まれる参照ブロックの動きベクトルを示す点を中心と
した第1の探索領域を決定し、上記参照ブロックの動き
ベクトルをフレーム間距離に応じて延長した点を中心と
した第2の探索領域を決定し、上記第1の探索領域及び
第2の探索領域を含む動きベクトル探索領域内で基準ブ
ロックの動きベクトルを検出するので、参照ブロックの
動きベクトルに応じて動きベクトル探索領域を変形させ
て動きベクトルを検出することができる。したがって、
この動きベクトル検出方法及び装置によれば、動きベク
トルを探索する領域を固定とした場合と比較したとき、
動きベクトル探索領域を縮小することができ、動きベク
トルを検出するために行うブロックマッチングの回数を
削減し、演算量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した動きベクトル検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】同動きベクトル検出装置で探索領域を設定し、
動きベクトルを検出する処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図3】同動きベクトル検出装置で探索領域を設定し、
動きベクトルを検出する処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】探索領域決定部によりマップの作成処理を説明
するための図である。
【図5】探索領域決定部のメモリに作成したマップの一
例を説明するための図である。
【図6】探索領域決定部のメモリに作成したマップの他
の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 動きベクトル検出装置、3 動き検出部、5 探索
領域決定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準フレームと時間的又は空間的に近接
    する参照フレームに含まれる参照ブロックの動きベクト
    ルを示す点を中心とした第1の探索領域を決定し、 上記参照ブロックの動きベクトルを基準フレームと参照
    フレームとのフレーム間距離に応じて延長した点を中心
    とした第2の探索領域を決定し、 上記第1の探索領域及び第2の探索領域を含む動きベク
    トル探索領域内で、基準フレームに含まれる基準ブロッ
    クの画像データと参照フレームに含まれる参照ブロック
    の画像データとを演算して、基準ブロックの動きベクト
    ルを検出することを特徴とする動きベクトル検出方法。
  2. 【請求項2】 基準フレームと参照フレームとのフレー
    ム間距離に応じて上記第1の探索領域に対する上記第2
    の探索領域の大きさを決定することを特徴とする請求項
    1記載の動きベクトル検出方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の探索領域と第2の探索領域と
    を接続する接続線と、第1の探索領域及び第2の探索領
    域とで囲まれる動き探索領域を決定し、 上記第3の探索領域内で基準ブロックの画像データと参
    照ブロックの画像データとを演算して基準ブロックの動
    きベクトルを検出することを特徴とする請求項1記載の
    動きベクトル検出方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の探索領域及び第2の探索領域
    を円形領域とし、 上記第1の探索領域と第2の探索領域とを接続する接線
    と、前記第1の探索領域及び第2の探索領域とで囲む上
    記動きベクトル探索領域内で、基準ブロックの画像デー
    タと参照ブロックの画像データとを演算して基準ブロッ
    クの動きベクトルを検出することを特徴とする請求項3
    記載の動きベクトル検出方法。
  5. 【請求項5】 第1の探索領域及び第2の探索領域を矩
    形領域とし、 上記第1の探索領域と第2の探索領域とを接続する接続
    線と、前記第1の探索領域及び第2の探索領域とで囲む
    上記動きベクトル探索領域内で、基準ブロックの画像デ
    ータと参照ブロックの画像データとを比較して基準ブロ
    ックの動きベクトルを検出することを特徴とする請求項
    3記載の動きベクトル検出方法。
  6. 【請求項6】 上記動きベクトル探索領域を示す領域に
    ついてフラグを生成し、 上記フラグに従って動きベクトルの検出を行うか否かの
    判断をし、基準ブロックの画像データと参照ブロックの
    画像データとを演算して基準ブロックにおける動きベク
    トルを検出することを特徴とする請求項1記載の動きベ
    クトル検出方法。
  7. 【請求項7】 基準フレームと時間的又は空間的に近接
    する参照フレームに含まれる参照ブロックの動きベクト
    ルを示す点を中心とした第1の探索領域を決定する第1
    の領域決定手段と、 上記参照ブロックの動きベクトルを基準フレームと参照
    フレームとのフレーム間距離に応じて延長した点を中心
    とした第2の探索領域を決定する第2の領域決定手段
    と、 上記第1の領域決定手段からの第1の探索領域及び第2
    の領域決定手段からの第2の探索領域を含む動きベクト
    ル探索領域内で、基準フレームに含まれる基準ブロック
    の画像データと参照フレームに含まれる参照ブロックの
    画像データとを演算して、基準ブロックの動きベクトル
    を検出する動きベクトル検出手段とを備えることを特徴
    とする動きベクトル検出装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の領域決定手段は、基準フレー
    ムと参照フレームとのフレーム間距離に応じて第1の探
    索領域に対する第2の探索領域の大きさを決定すること
    を特徴とする請求項7記載の動きベクトル検出装置。
  9. 【請求項9】 第1の探索領域と第2の探索領域とを接
    続する接続線と、第1の探索領域及び第2の探索領域と
    で囲まれる動きベクトル探索領域を決定する動きベクト
    ル領域決定手段を備え、 上記動きベクトル検出手段は、上記動きベクトル領域決
    定手段からの動きベクトル探索領域内で基準ブロックの
    画像データと参照ブロックの画像データとを演算して基
    準ブロックの動きベクトルを検出することを特徴とする
    請求項7記載の動きベクトル検出装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の領域決定手段及び第2の領
    域決定手段は、第1の探索領域及び第2の探索領域を円
    形領域とし、 上記動きベクトル検出手段は、第1の探索領域と第2の
    探索領域とを接続する接線と、前記第1の探索領域及び
    第2の探索領域とで囲む上記動きベクトル探索領域内
    で、基準ブロックの画像データと参照ブロックの画像デ
    ータとを演算して基準ブロックの動きベクトルを検出す
    ることを特徴とする請求項9記載の動きベクトル検出装
    置。
  11. 【請求項11】 上記第1の領域決定手段及び第2の領
    域決定手段は、第1の探索領域及び第2の探索領域を矩
    形領域とし、 上記動きベクトル検出手段は、上記第1の探索領域と第
    2の探索領域とを接続する接続線と、前記第1の探索領
    域及び第2の探索領域とで囲む上記動きベクトル探索領
    域内で、基準ブロックの画像データと参照ブロックの画
    像データとを演算して基準ブロックの動きベクトルを検
    出することを特徴とする請求項9記載の動きベクトル検
    出装置。
  12. 【請求項12】 上記動きベクトル探索領域を示す領域
    についてフラグを生成するフラグ生成手段を備え、 上記動きベクトル検出手段は、上記フラグ生成手段で生
    成されたフラグに従って動きベクトルの検出を行うか否
    かの判断をし、基準ブロックの画像データと参照ブロッ
    クの画像データとを演算して基準ブロックの動きベクト
    ルを検出することを特徴とする請求項7記載の動きベク
    トル検出装置。
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US7899120B2 (en) 2004-10-02 2011-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for selecting output motion vector based on motion vector refinement and transcoder using the same

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