JP2000134144A - 通信システム - Google Patents

通信システム

Info

Publication number
JP2000134144A
JP2000134144A JP10302136A JP30213698A JP2000134144A JP 2000134144 A JP2000134144 A JP 2000134144A JP 10302136 A JP10302136 A JP 10302136A JP 30213698 A JP30213698 A JP 30213698A JP 2000134144 A JP2000134144 A JP 2000134144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
communication
server
unit
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10302136A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kataoka
好広 片岡
Nobuhiro Inoue
信浩 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10302136A priority Critical patent/JP2000134144A/ja
Publication of JP2000134144A publication Critical patent/JP2000134144A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】端末とサーバーとの通信効率を向上させるのに
有効な通信システムを提供する。 【解決手段】本発明の特徴は、端末10に設けられた端
末側通信部14の動作タイミングに基づいて、サーバー
12に設けられたサーバー側通信部20の通信タイミン
グを決定することにある。このような構成により、端末
10とサーバー12との同期がとれ、所望のタイミング
で通信状態を確立することが可能となる。上記の実施例
として、例えば、PHS監視局を各家庭のガスメーター
に接続し、該ガスメーターの値を定期的にPHS基地局
を介してガス会社に設けられたサーバーマシンに送信す
る。PHS監視局とサーバーマシンとは、所定の同期タ
イミングで通信を実行し、PHS監視局は、サーバーマ
シンとの通信時のみ通信機能を稼動させ、通信が終了す
ると、当該通信機能を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに関
し、特に、端末とサーバーとの通信効率を向上させるの
に有効な通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発達に伴い、複数の端
末をサーバーで管理する通信システムが実用化されてい
る。このような通信システムは、ユーザのニーズに合わ
せて様々な用途で利用される。例えば、携帯電話やPH
S電話システムを利用した監視システムが最近注目され
ている。この監視システムは、家庭に配設された水道メ
ーターやガスメーターが示す値を自動的に収集するため
のシステムである。このシステムでは、水道メーターや
ガスメーターに端末が接続され、該端末からサーバーに
対して、各メーターの値が定期的に通知される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
監視システムでは、各端末とサーバーとの通信頻度が少
ないため、各端末を常時稼動させておくのは、電力消費
の点からも好ましくない。特に、端末が電池で稼動する
場合には、電力の消費量が多いと、電池の交換作業が頻
繁に必要となり、システムの維持が複雑になる。
【0004】そこで、本発明は、端末とサーバーとの通
信効率を向上させるのに有効な通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、端末と該端末の動作を管理
するサーバーとを具備する通信システムにおいて、前記
端末は、前記サーバーとの通信を実行する端末側通信部
と、前記端末側通信部の動作タイミングを記憶する動作
タイミング記憶部と、前記動作タイミング記憶部が記憶
した動作タイミングに従って、前記端末側通信部の動作
状態を制御する動作状態制御部とを具備し、前記サーバ
ーは、前記端末との通信を実行するサーバー側通信部
と、前記動作タイミング記憶部が記憶した動作タイミン
グに基づいて、前記サーバー側通信部の通信タイミング
を決定する通信タイミング決定部とを具備することを特
徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記サーバーは、前記端末側通信部
の動作タイミングを決定する動作タイミング決定部をさ
らに具備し、前記サーバー側通信部は、前記通信タイミ
ング決定部が決定した通信タイミングで前記動作タイミ
ング決定部が決定した動作タイミングを送信し、前記動
作状態制御部は、前記サーバー側通信部が送信した動作
タイミングに従って前記端末側通信部を動作させること
を特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記サーバーは、前記端末との通信
履歴を記憶する通信履歴記憶部をさらに具備し、前記動
作タイミング決定部は、前記通信履歴記憶部が記憶した
通信履歴に基づいて、前記端末側通信部の動作タイミン
グを決定することを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記動作
タイミング記憶部は、前記端末を待ち受け状態にする待
ち受け開始時刻と、該端末の待ち受け状態を解除する待
ち受け終了時刻とを記憶し、前記通信タイミング決定部
は、前記端末への発呼を開始する発呼開始時刻と、該端
末への発呼を終了する発呼終了時刻とを以下に示す条件
に基づいて決定する (a)発呼開始時刻<待ち受け開始時刻 (b)発呼終了時刻>待ち受け終了時刻 ことを特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記動作
タイミング記憶部は、前記端末を待ち受け状態にする待
ち受け開始時刻と、該端末の待ち受け状態を解除する待
ち受け終了時刻とを記憶し、前記通信タイミング決定部
は、前記端末への発呼を開始する発呼開始時刻と、該端
末への発呼を終了する発呼終了時刻とを以下に示す条件
に基づいて決定する (a)発呼開始時刻>待ち受け開始時刻 (b)発呼終了時刻<待ち受け終了時刻 ことを特徴とする。
【0010】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記端末
は、前記サーバーとの通信が成立しなかった回数をカウ
ントする端末側非接続カウンタをさらに具備し、前記端
末側通信部は、前記端末側非接続カウンタがカウントし
た回数に応じて、前記サーバーに前記通信タイミングの
再設定を要求し、前記通信タイミング決定部は、前記端
末側通信部からの前記通信タイミングの再設定要求に従
って、前記サーバー側通信部の通信タイミングを修正す
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項7記載の発明は、請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載の発明において、前記サー
バーは、前記端末との通信が成立しなかった回数をカウ
ントするサーバー側非接続カウンタをさらに具備し、前
記通信タイミング決定部は、前記サーバー側非接続カウ
ンタがカウントした回数に応じて、前記サーバー側通信
部の通信タイミングを修正することを特徴とする。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれかに記載の発明において、前記端末
側通信部は、バッテリーを電源とし、前記動作状態制御
部は、前記端末側通信部の電力供給を制御することを特
徴とする。
【0013】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の発明において、前記端末は、前記バッテリーの残量
を検出するバッテリー残量検出部をさらに具備し、前記
動作状態制御部は、前記バッテリー残量検出部が検出し
たバッテリーの残量に応じて、前記端末側通信部を起動
し、前記サーバーに警告を発することを特徴とする。
【0014】また、請求項10記載の発明は、請求項8
記載の発明において、前記端末は、前記バッテリーの残
量を検出するバッテリー残量検出部をさらに具備し、前
記端末側通信部は、前記バッテリー残量検出部が検出し
たバッテリーの残量を前記サーバーに通知することを特
徴とする。
【0015】また、請求項11記載の発明は、請求項1
乃至請求項10のいずれかに記載の発明において、前記
端末は、端末側タイマーをさらに具備し、前記サーバー
は、サーバー側タイマーと、前記サーバー側タイマーが
示す時刻を調節するサーバー側タイマー調節手段とをさ
らに具備し、前記端末側通信部は、前記端末側タイマー
が示す時刻を前記サーバーに送信し、前記サーバー側タ
イマー調節手段は、前記サーバー側タイマーが示す時刻
を前記端末側通信部が送信した時刻に調節することを特
徴とする。
【0016】また、請求項12記載の発明は、請求項1
乃至請求項10のいずれかに記載の発明において、前記
サーバーは、サーバー側タイマーをさらに具備し、前記
端末は、端末側タイマーと、前記端末側タイマーが示す
時刻を調節する端末側タイマー調節手段とをさらに具備
し、前記サーバー側通信部は、前記サーバー側タイマー
が示す時刻を前記端末に送信し、前記端末側タイマー調
節手段は、前記端末側タイマーが示す時刻を前記サーバ
ー側通信部が送信した時刻に調節することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】(発明の概要)本発明の特徴は、端末10
に設けられた端末側通信部14の動作タイミングに基づ
いて、サーバー12に設けられたサーバー側通信部20
の通信タイミングを決定することにある。このような構
成により、端末10とサーバー12との同期がとれ、所
望のタイミングで通信状態を確立することが可能となる
(図1参照)。
【0019】(第1の形態)本発明の第1の形態は、端
末とサーバーの同期通信に関する発明である。一般に、
サーバーには複数の端末が接続され、各端末は個々のタ
イミングで動作する。そこで、サーバーと端末との同期
をとるためには、サーバー側の通信タイミングを各端末
の動作タイミングに合わせて決定することが好ましい。
【0020】本発明の第1の形態は、上記観点から構成
された発明であり、端末とサーバーの同期通信を実現す
る技術を提供する。
【0021】図1は、本発明の第1の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第1の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0022】端末10は、サーバー12に複数接続さ
れ、収集した情報を該サーバー12に通知する。例え
ば、携帯電話やPHS等の無線端末を端末10として使
用し、各家庭の水道メーターやガスメーターに接続し
て、各メーターが示す値を収集させる。端末10とサー
バー12とは、無線、有線を問わず公知の接続形態を利
用して接続する。端末10とサーバー12とを無線で接
続した場合には、通信事業者が敷設した公衆基地局を介
して通信サービスを利用することができるため、上述し
た監視システムを容易に構築することができる。
【0023】端末側通信部14は、サーバー12に設け
られたサーバー側通信部20に接続され、該サーバー側
通信部20と所定の通信方式でデータの送受信を実行す
る。例えば、上述した水道メーターやガスメーターの値
をサーバー側通信部20に送信する。
【0024】動作タイミング記憶部16は、端末側通信
部14の動作タイミングを記憶する。ここで、動作タイ
ミングとは、端末側通信部14の起動、停止等の稼動タ
イミングやサーバー12への発呼、待ち受け等の通信動
作のタイミングを意味する概念である。この動作タイミ
ング記憶部16は、例えば、端末側通信部14の起動周
期等を記憶する。 動作状態制御部18は、動作タイミ
ング記憶部16が記憶した動作タイミングに従って、端
末側通信部14に制御信号を出力し、端末側通信部14
の動作状態を制御する。例えば、端末側通信部14への
電源供給や端末側通信部14の通信動作を制御する。ま
た、端末10の電力消費を抑えたい場合には、サーバー
12との通信が終了した後で端末側通信部14を停止さ
せる。
【0025】サーバー12は、各端末10から送信され
た情報を受信し、当該受信した情報を管理する。例え
ば、各端末10が収集した水道メーターやガスメーター
の値を集計し、水道料金やガス料金に変換して各家庭に
通知する。
【0026】サーバー側通信部20は、端末10に設け
られた端末側通信部14に接続され、該端末側通信部1
4と同一の通信方式でデータの送受信を実行する。この
サーバー側通信部20は、各端末10から端末側通信部
14の動作タイミングを受信し、当該受信した動作タイ
ミングを通信タイミング決定部22に通知する手段とし
て使用することができる。
【0027】通信タイミング決定部22は、動作タイミ
ング記憶部16が記憶した動作タイミングに基づいて、
サーバー側通信部20の通信タイミングを決定する。こ
こで、通信タイミングとは、端末10への発呼等の通信
動作のタイミングを意味する概念である。この通信タイ
ミング決定部22は、サーバー側通信部20の通信タイ
ミングを各端末10の動作タイミングに同期させて決定
し、当該決定した通信タイミングをサーバー側通信部2
0に出力する。通信タイミング決定部22に入力する動
作タイミングは、各端末10に設けられた動作タイミン
グ記憶部16が記憶した内容と同一のものをサーバー1
2側で予め記憶しておいてもよい。
【0028】以上説明した本発明の第1の形態によれ
ば、各端末10の動作タイミングに基づいて、サーバー
12側の通信タイミングが決定されるため、各端末10
とサーバー12との同期通信を実現することができる。
【0029】(第2の形態)本発明の第2の形態は、各
端末10の動作タイミングをサーバー12から指示する
発明である。複数の端末10がサーバー12に接続され
た通信システムでは、各端末10の動作タイミングをサ
ーバー12から個別に指示したい場合がある。このよう
な場合には、指示すべき動作タイミングを各端末10ご
とに通知する構成が必要となる。
【0030】本発明の第2の形態は、上記観点から構成
された発明であり、各端末10の動作タイミングをサー
バーから指示する技術を提供する。
【0031】図2は、本発明の第2の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第2の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0032】動作タイミング決定部24は、各端末10
ごとに、該各端末10内に設けられた端末側通信部14
の動作タイミングを決定し、当該決定した動作タイミン
グを通信タイミング決定部22とサーバー側通信部20
に出力する。
【0033】通信タイミング決定部22は、動作タイミ
ング決定部24が決定した動作タイミングと同期させ
て、通信タイミングを決定し、当該決定した通信タイミ
ングを時系列順に記憶する。
【0034】サーバー側通信部20は、動作タイミング
決定部24が決定した動作タイミングを各端末10にそ
れぞれ送信する。この送信動作は、通信タイミング決定
部22が記憶しておいたいずれかの通信タイミングに従
って行われる。
【0035】端末側通信部14は、サーバー側通信部2
0から動作タイミングを受信し、当該受信した動作タイ
ミングを動作タイミング記憶部16に出力し、該動作タ
イミング記憶部16に記憶させる。
【0036】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。
【0037】以上説明した本発明の第2の形態によれ
ば、サーバー12側で決定された動作タイミングが端末
10側に設けられた動作タイミング記憶部16に格納さ
れるため、各端末10の動作タイミングをサーバー12
から指示することが可能となる。
【0038】(第3の形態)本発明の第3の形態は、通
信履歴に基づいて端末10の動作タイミングを決定する
発明である。端末10の動作タイミングは、該端末10
とサーバー12との通信履歴に基づいて決定したい場合
がある。例えば、接続がうまく行われていない端末10
との通信頻度を多くしたり、逆に、端末10からの発呼
が所定の周期よりも多かった場合に通信頻度を少なくし
たい場合が考えられる。
【0039】本発明の第3の形態は、上記観点から構成
された発明であり、通信履歴に基づいて端末10の動作
タイミングを決定する技術を提供する。
【0040】図3は、本発明の第3の形態に係るサーバ
ー12の構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第3の形態に係るサーバー12の構成を説
明する。
【0041】通信履歴記憶部26は、サーバー側通信部
20から出力される通信結果に基づいて、各端末10と
の通信履歴を記憶する。この通信履歴記憶部26は、例
えば、通信が成立しなかった回数や通信が成立した時刻
および通信時間等を記憶する。
【0042】動作タイミング決定部24は、通信履歴記
憶部26が記憶した通信履歴に基づいて、端末側通信部
14の動作タイミングを決定し、当該決定した動作タイ
ミングを通信タイミング決定部22とサーバー側通信部
20に出力する。
【0043】その他の構成は、前述した第2の形態と同
じである。
【0044】以上説明した本発明の第3の形態によれ
ば、端末10とサーバー12との通信履歴に基づいて、
該端末10の動作タイミングが決定されるため、実際の
通信状況に応じた同期通信が実現できる。
【0045】(第4の形態)本発明の第4の形態は、端
末10とサーバー12の同期を好適に実現する発明であ
る。前述したように、端末10とサーバー12との通信
は、必要最小限の期間のみ行うことが好ましい。しか
し、この必要最小限の期間内で端末10とサーバー12
との同期をとることは難しく、現実的には、ある程度の
マージンを設ける必要がある。
【0046】本発明の第4の形態は、上記観点から構成
された発明であり、端末10とサーバー12の同期を好
適に実現する技術を提供する。
【0047】図4は、本発明の第4の形態に係る動作タ
イミングと通信タイミングとの第1の構成を示す概念図
である。以下、同図に基づいて、本発明の第4の形態の
第1の構成を説明する。
【0048】待ち受け開始時刻TWSは、端末10を待
ち受け状態にする時刻であり、待ち受け終了時刻TWE
は、端末10の待ち受け状態を解除する時刻であり、端
末10の動作タイミングとして動作タイミング記憶部1
6に記憶される。
【0049】発呼開始時刻TCSは、サーバー12が端
末10への発呼を開始する時刻であり、発呼終了時刻T
CEは、サーバー12が該端末10への発呼を終了する
時刻であり、サーバー側通信部20の通信タイミングと
して通信タイミング決定部22によって決定される。
【0050】発呼周期Tは、サーバー12が端末10
に送信する発呼信号の周期であり、サーバー側通信部2
0の通信タイミングとして通信タイミング決定部22に
よって決定される。
【0051】マージンTは、待ち受け開始時刻TWS
と発呼開始時刻TCSとの時間差であり、このマージン
の値が大きい程、待ち受け開始時刻TWSと発呼開
始時刻TCSのずれに影響されにくくなる。即ち、実際
に端末側通信部14が待ち受け状態になる時刻は、動作
タイミング記憶部16が記憶した待ち受け開始時刻T
WSからずれる場合があり、また、実際にサーバー側通
信部20が発呼を開始する時刻は、通信タイミング決定
部22が決定した発呼開始時刻TCSからずれる場合が
ある。その結果、端末10の待ち受けタイミングとサー
バー12の発呼タイミングが一致せず、通信が成立しな
い場合がある。マージンTは、このような事態を回避
するために設ける。
【0052】同図に示す構成では、端末10側が早めに
待ち受け状態となって、サーバー12からの発呼信号を
受信する。即ち、この構成によれば、サーバー12の発
呼回数を少なめに設定することができるため、サーバー
12の負担が軽減される。同図に示す待ち受けと発呼の
関係を条件式で示すと、 (a)発呼開始時刻TCS<待ち受け開始時刻TWS (b)発呼終了時刻TCE>待ち受け終了時刻TWE 上記のようになる。ここで、上記条件式は、 (c)マージンT>発呼時間T (d)マージンT<待ち受け時間T+発呼周期T 上記のように表現することもできる。上式中、発呼時間
は、 発呼時間T=発呼終了時刻TCE−発呼開始時刻T
CS 上記のように定義され、待ち受け時間Tは、 待ち受け時間T=待ち受け終了時刻TWE−待ち受け
開始時刻TWS 上記のように定義される。
【0053】通信タイミング決定部22は、上記(a)
〜(d)の条件式に従って、発呼開始時刻TCSと発呼
終了時刻TCEまたはマージンTを決定し、当該決定
した値を通信タイミングとしてサーバー側通信部20に
出力する。
【0054】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。
【0055】図4に示す構成を一連のステップとして説
明すると、以下のようになる。
【0056】(1)待ち受け開始時刻TWSになると、
端末側通信部14が待ち受け状態となる(ステップS1
0)。
【0057】(2)発呼開始時刻TCSになると、サー
バー側通信部20は、発呼信号を発呼周期Tで端末1
0に送信する(ステップS12)。
【0058】(3)発呼終了時刻TCEになると、サー
バー側通信部20は、発呼動作を終了する(ステップS
14)。
【0059】(4)待ち受け終了時刻TWEになると、
端末側通信部14の待ち受け状態が解除される(ステッ
プS16)。
【0060】(5)上記ステップS10〜S16の処理
により、通信が成立すると、端末10とサーバー12と
の通信が開始される(ステップS18、ステップS2
0)。
【0061】(6)所定の通信方式に従って、通信デー
タの送受信が終了すると、端末10とサーバー12は、
通信回線を切断する(ステップS22、ステップS2
4)。
【0062】図5は、本発明の第4の形態に係る動作タ
イミングと通信タイミングとの第2の構成を示す概念図
である。以下、同図に基づいて、本発明の第4の形態の
第2の構成を説明する。
【0063】待ち受け開始時刻TWSは、端末10を待
ち受け状態にする時刻であり、待ち受け終了時刻TWE
は、端末10の待ち受け状態を解除する時刻であり、端
末10の動作タイミングとして動作タイミング記憶部1
6に記憶される。
【0064】同図に示す構成では、サーバー12側が早
めに発呼信号を端末10に送信する。即ち、この構成に
よれば、端末側通信部14の稼動時間を少なめに設定す
ることができるため、端末10の負担が軽減される。同
図に示す待ち受けと発呼の関係を条件式で示すと、 (a)発呼開始時刻TCS>待ち受け開始時刻TWS (b)発呼終了時刻TCE<待ち受け終了時刻TWE 上記のようになる。ここで、上記条件式は、 (c)待ち受け時間T>発呼周期T (d)マージンT<発呼周期T 上記のように表現することもできる。
【0065】通信タイミング決定部22は、上記(a)
〜(d)の条件式に従って、発呼開始時刻TCSと発呼
終了時刻TCEまたはマージンTを決定し、当該決定
した値を通信タイミングとしてサーバー側通信部20に
出力する。
【0066】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。
【0067】図5に示す構成を一連のステップとして説
明すると、以下のようになる。
【0068】(1)発呼開始時刻TCSになると、サー
バー側通信部20は、発呼信号を発呼周期Tで端末1
0に送信する(ステップS30)。
【0069】(2)待ち受け開始時刻TWSになると、
端末側通信部14が待ち受け状態となる(ステップS3
2)。
【0070】(3)待ち受け終了時刻TWEになると、
端末側通信部14の待ち受け状態が解除される(ステッ
プS34)。
【0071】(4)発呼終了時刻TCEになると、サー
バー側通信部20は、発呼動作を終了する(ステップS
36)。
【0072】(5)上記ステップS30〜S36の処理
により、通信が成立すると、端末10とサーバー12と
の通信が開始される(ステップS38、ステップS4
0)。
【0073】(6)所定の通信方式に従って、通信デー
タの送受信が終了すると、端末10とサーバー12は、
通信回線を切断する(ステップS42、ステップS4
4)。
【0074】以上説明した本発明の第4の形態によれ
ば、待ち受けを開始するタイミングと発呼を開始するタ
イミングが所定の条件式に基づいて決定されるため、好
適な同期状態を実現するとともに、端末10側またはサ
ーバー12側の負担を任意に設定することができる。
【0075】(第5の形態)本発明の第5の形態は、端
末10とサーバー12との非接続回数に応じてサーバー
12の通信タイミングを決定する発明である。前述した
第4の形態のように、端末10とサーバー12の同期を
好適に実現する構成であっても、各種要因により、端末
10とサーバー12との同期がずれる場合がある。この
ように同期がすれた状態がつづくと、端末10とサーバ
ー12の通信効率が悪くなるため、適宜修正する必要が
ある。
【0076】本発明の第5の形態は、上記観点から構成
された発明であり、通信状況に応じて通信タイミングを
修正する技術を提供する。
【0077】図6は、本発明の第5の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第5の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0078】端末側非接続カウンタ28は、サーバー1
2との通信が成立しなかった回数を各端末10側でカウ
ントし、当該カウントした結果を端末側通信部14に出
力する。
【0079】端末側通信部14は、サーバー12との通
信が成立しなかった場合に、その旨を端末側非接続カウ
ンタ28に通知する。同時に、この端末側通信部14
は、端末側非接続カウンタ28がカウントした回数を予
め設定された許容回数と比較し、非接続回数が許容回数
を超えた場合に、サーバー12に対して通信タイミング
の再設定を要求する。
【0080】通信タイミング決定部22は、端末側通信
部14からの通信タイミングの再設定要求に従って、該
再設定要求を送信した端末10に関する通信タイミング
を修正する。例えば、再設定要求のあった端末10に関
する通信頻度を多くし、該端末10との通信を成立しや
すくする。そして、当該修正した通信タイミングをサー
バー側通信部20に出力する。
【0081】サーバー側非接続カウンタ30は、各端末
10との通信が成立しなかった回数を該各端末10ごと
にサーバー12側でカウントし、当該カウントした結果
を通信タイミング決定部22に出力する。
【0082】通信タイミング決定部22は、サーバー側
非接続カウンタ30がカウントした回数に応じて、各端
末10ごとの通信タイミングを修正し、サーバー側通信
部20に出力する。
【0083】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。尚、上述した端末側非接続カウンタ28とサ
ーバー側非接続カウンタ30は、端末10側またはサー
バー12側のいずれか一方にのみ設けて構成してもよ
い。
【0084】以上説明した本発明の第5の形態によれ
ば、非接続回数に応じてサーバー12側の通信タイミン
グが修正されるため、端末10とサーバー12の同期状
態を適切に維持することができる。
【0085】(第6の形態)本発明の第6の形態は、端
末10のバッテリー駆動に関する発明である。前述した
ように、端末10の電源がバッテリーである場合には、
端末10とサーバー12の通信効率が端末10の電力消
費に影響するため、端末10とサーバー12との同期通
信が重要になる。
【0086】加えて、上記のように端末10をバッテリ
ーで稼動させる場合には、該端末10に搭載されたバッ
テリーの消耗状態をサーバー12側で管理し、バッテリ
ーの交換を要するか否かを判断できる構成が好ましい。
【0087】本発明の第6の形態は、上記観点から構成
された発明であり、端末10をバッテリーで稼動させた
場合の好適な同期通信技術を提供する。
【0088】図7は、本発明の第6の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第6の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0089】バッテリー32は、各端末10に搭載さ
れ、該各端末10の電源となる。ここで、端末側通信部
14への電力供給は、同図に示すように、動作状態制御
部18を介して行われる。
【0090】バッテリー残量検出部34は、バッテリー
32の残量を検出し、当該検出した結果を端末側通信部
14と動作状態制御部18に出力する。バッテリー32
の残量は、例えば、バッテリー32の電圧値として出力
する。
【0091】動作状態制御部18は、動作タイミング記
憶部16が記憶した動作タイミングに基づいて、端末側
通信部14への電力供給を制御する。例えば、サーバー
12と通信を開始するときに、端末側通信部14に電力
を供給し、サーバー12との通信が終了したときに、端
末側通信部14への電力供給を停止する。同時に、動作
状態制御部18は、バッテリー残量検出部34が検出し
たバッテリーの残量が少ない場合には、動作タイミング
であるか否かに拘わらず、端末側通信部14を強制的に
起動し、サーバー12にバッテリーの残量が少ない旨の
警告を通知させる。
【0092】端末側通信部14は、上記警告を発すると
ともに、サーバー12と同期した際にバッテリー残量検
出部34が検出したバッテリー残量をサーバー12に送
信する。
【0093】サーバー12は、端末10から警告を受け
た場合には、該警告を発した端末10のバッテリー32
が消耗している旨を管理者に通知し、バッテリー32の
交換作業を行わせる。同時に、端末10から定期的に受
信したバッテリー残量に基づいて各端末10の電源状態
を監視する。
【0094】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。
【0095】以上説明した本発明の第6の形態によれ
ば、端末10とサーバー12との同期通信により、バッ
テリー32の消耗を抑制することができるとともに、バ
ッテリー32の残量に応じて適切な処置をとることが可
能となる。
【0096】(第7の形態)本発明の第7の形態は、サ
ーバー12側のタイマーを調節し、端末10とサーバー
12の時刻の同期をとる発明である。前述したように、
端末10とサーバー12の同期は、端末側通信部14の
動作タイミングとサーバー側通信部20の通信タイミン
グの決定によって実現される。ここで、この動作タイミ
ングと通信タイミングは、時刻を基準として設定するこ
とができる。この場合には、端末10側とサーバー12
側にそれぞれタイマーを設ける構成が考えられるが、端
末10とサーバー12の同期を正確にとるためには、こ
れらのタイマーが示す時刻を一致させる必要がある。
【0097】本発明の第7の形態は、上記観点から構成
された発明であり、端末10とサーバー12に設けられ
たタイマーが示す時刻を一致させる技術を提供する。
【0098】図8は、本発明の第7の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第7の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0099】端末側タイマー36は、各端末10内に設
けられ、該端末10内で計測した時刻を端末側通信部1
4と動作状態制御部18に出力する。
【0100】動作状態制御部18は、動作タイミング記
憶部16が記憶した動作タイミングと端末側タイマー3
6が示す時刻とを比較して、端末側通信部14を起動す
るタイミングを判定し、端末側タイマー36が示す時刻
と動作タイミングが一致したときに、端末側通信部14
に制御信号を出力する。
【0101】端末側通信部14は、端末側タイマー36
が示す時刻をサーバー側通信部20に送信する。端末側
タイマー36が示す時刻を送信するタイミングは、端末
10とサーバー12の同期タイミングでもよいし、端末
10側から任意のタイミングでサーバー12を発呼し、
送信してもよい。
【0102】サーバー側タイマー38は、サーバー12
内に設けられ、該サーバー12内で計測した時刻をサー
バー側通信部20に出力する。各端末10に設けられた
端末側タイマー36が端末10ごとにそれぞれことなる
値をカウントしている場合には、サーバー側タイマー3
8は、各端末10に対応して、異なる複数の時刻を計測
する。
【0103】サーバー側通信部20は、通信タイミング
決定部22が決定した通信タイミングとサーバー側タイ
マー38が示す時刻とを比較して、端末10と通信する
タイミングを判定する。同時に、サーバー側通信部20
は、端末10から受信した端末側時刻をサーバー側タイ
マー調節手段40に出力する。
【0104】サーバー側タイマー調節手段40は、サー
バー側通信部20が受信した端末側時刻とサーバー側タ
イマー38が示す時刻とを一致させる。
【0105】その他の構成は、前述した第1の形態と同
じである。
【0106】以上説明した本発明の第7の形態によれ
ば、各端末10に設けられた端末側タイマー36の値に
基づいて、サーバー側タイマー38が調節されるため、
端末10とサーバー12の同期処理が好適に実行され
る。
【0107】(第8の形態)本発明の第8の形態は、端
末10側のタイマーを調節し、端末10とサーバー12
の時刻の同期をとる発明である。前述した第7の形態の
ように、端末側タイマー36を基準にサーバー側タイマ
ー38を調節し、端末10とサーバー12の時刻の同期
をとることも可能であるが、端末10の数が多い場合に
は、サーバー側タイマー38を基準とすることが好まし
い。
【0108】本発明の第8の形態は、上記観点から構成
された発明であり、端末10とサーバー12に設けられ
たタイマーが示す時刻を一致させる技術を提供する。
【0109】図9は、本発明の第8の形態に係る通信シ
ステムの構成を示す概念図である。以下、同図に基づい
て、本発明の第8の形態に係る通信システムの構成を説
明する。
【0110】サーバー側通信部20は、サーバー側タイ
マー38が示す時刻を各端末10に送信する。サーバー
側タイマー38が示す時刻を送信するタイミングは、端
末10とサーバー12の同期タイミングでもよいし、サ
ーバー12側から任意のタイミングで任意の端末10を
発呼し、送信してもよい。
【0111】端末側通信部14は、サーバー12から受
信したサーバー側時刻を端末側タイマー調節手段42に
出力する。
【0112】端末側タイマー調節手段42は、端末側通
信部14が受信したサーバー側時刻と端末側タイマー3
6が示す時刻とを一致させる。
【0113】その他の構成は、前述した第7の形態と同
じである。
【0114】以上説明した本発明の第8の形態によれ
ば、サーバー12に設けられたサーバー側タイマー38
の値に基づいて、各端末10に設けられた端末側タイマ
ー36が調節されるため、端末10とサーバー12の同
期処理が好適に実行される。
【0115】
【0116】PHS監視局48を各家庭のガスメーター
46に接続し、該ガスメーター46の値を定期的にPH
S基地局50を介してガス会社に設けられたサーバーマ
シン56に送信する。PHS監視局48とサーバーマシ
ン56とは、所定の同期タイミングで通信を実行し、P
HS監視局48は、サーバーマシン56との通信時のみ
通信機能を稼動させ、通信が終了すると、当該通信機能
を停止させる。
【0117】図10は、本発明の好適な実施例に係る監
視システムの構成を示すブロック図である。以下、同図
に基づいて、当該監視システムの構成を説明する。
【0118】PHS監視局48は、各家庭のガスメータ
ー46とガス管44内に設けられたバルブ45に接続さ
れ、該ガスメーター46が示す値を取得するとともにバ
ルブ45の開閉を制御する。ガスメーター46は、同図
に示すように、ガス管44に接続され、ガスの使用量を
検出して、当該検出した値をPHS監視局48に出力す
る。
【0119】PHS監視局48は、無線回線を介して、
PHS基地局50に接続され、ガスメーター46から取
得した値を所定のタイミングでPHS基地局50に送信
する。PHS基地局50は、ISDN等の公衆網52に
接続され、PHS監視局48から受信したデータを公衆
網52を介して、サーバーマシン56に送信する。
【0120】サーバーマシン56は、PHSのデータ通
信方式であるPIAFS対応のターミナルアダプタ54
を介して公衆網に接続され、PHS監視局48が取得し
たガスメーター46の値を受信する。サーバーマシン5
6には、データベース58が接続され、該データベース
58に各家庭のガスメーター46の値が記憶される。
【0121】図11は、図10に示すPHS監視局48
の構成を示すブロック図である。以下、同図に基づい
て、PHS監視局48の構成を説明する。
【0122】アンテナ60は、PHS基地局50が発射
した電波を受信し、当該受信した電波をRF部64に伝
達するとともに、RF部64が生成した高周波信号を電
波として、PHS基地局50に送信する。
【0123】RF部64は、アンテナ60が受信した電
波を電気信号に変換してデータ通信部A66に出力する
とともに、データ通信部A66から受信した信号を高周
波信号に変換してアンテナ60に出力する。
【0124】データ通信部A66は、メインコントロー
ラA68とRF部64との間で、通信データの受け渡し
を行う。
【0125】メインコントローラA68は、PHS監視
局48の機能中心として動作し、主に、通信データの処
理を行う。
【0126】無線制御部62は、上述したRF部64、
データ通信部A66およびメインコントローラA68か
らなるブロックである。
【0127】メモリA70は、通信データやその他のパ
ラメータを記憶する。このメモリA70に記憶された値
は、メインコントローラA68からアクセスされる。
【0128】起動コントローラ72は、時計A74が示
す時刻とメモリA70の記憶内容に基づいて、無線制御
部62への電力供給を制御するとともに、電池76の残
量を検出し、該検出した結果をメインコントローラA6
8に出力する。
【0129】時計A74は、専用の内蔵電池により動作
し、計測した時刻を起動コントローラ72に出力する。
【0130】電池76は、交換可能に設けられ、時計A
74以外のユニットに電力を供給する。
【0131】A/D変換器78は、ガスメーター46が
出力するアナログ信号をディジタル信号に変換してメイ
ンコントローラA68に出力する。
【0132】バルブコントローラ80は、メインコント
ローラA68からのバルブ開閉指示に従って、バルブ4
5の開栓および閉栓を制御する。
【0133】図12は、図11に示すメモリA70の内
容を示す概念図である。同図に示すように、メモリA7
0には、PHS監視局48の制御に必要な各種パラメー
タが記憶される。以下、同図に示すパラメータを簡単に
説明する。
【0134】監視局IDは、PHS監視局48の識別コ
ードであり、同図に示す例は、監視局IDが1のPHS
監視局48に関するものである。
【0135】起動時刻は、無線制御部62に電力を供給
し、PHS監視局48の通信機能を起動する時刻であ
る。同図に示す例では、11時55分に無線制御部62
が起動する。
【0136】停止時刻は、無線制御部62への電力供給
を停止し、PHS監視局48の通信機能をスリープ状態
にする時刻である。この状態に入ると、電池76の消費
量が低減する。同図に示す例では、12時20分に無線
制御部62が停止する。
【0137】待ち受け開始時刻は、PHS監視局48が
待ち受け状態となる時刻である。同図に示す例では、1
2時00分10秒に待ち受け状態となる。
【0138】待ち受け終了時刻は、PHS監視局48の
待ち受け状態を解除する時刻である。同図に示す例で
は、12時00分20秒に待ち受け状態が解除される。
【0139】待ちうけ開始時刻調整値は、通信が成立し
にくい場合に、待ち受け開始時刻を操作する量である。
同図に示す例では、待ち受け開始時刻が5秒早くなる。
【0140】起動状態は、PHS監視局48の起動目的
を示し、電池76の残量が少ないことをサーバーマシン
56に警告するために起動したことを示す「電池アラー
ム」と、待ち受け状態となってサーバーマシン56と通
信するために起動したことを示す「待ち受け」と、サー
バーマシン56との時刻の同期をとるために起動したこ
とを示す「同期発呼」の3種類の状態がある。同図に示
す例では、「待ち受け」となっている。
【0141】非接続回数は、サーバーマシン56との通
信が成立しなかった回数を示すパラメータであり、接続
が失敗するごとにインクリメントされる。同図に示す例
では、非接続回数が1回である。
【0142】許容回数は、サーバーマシン56との非接
続回数の許容値を示すパラメータであり、非接続回数が
この値を超えると、起動コントローラ72は、無線制御
部62を強制的に起動し、発呼処理を行う。同図に示す
例では、非接続回数が5回を超えると、起動コントロー
ラ72が無線制御部62を強制的に起動する。
【0143】通信回数は、サーバーマシン56との通信
が成立した回数であり、同図に示す例では、20回の通
信が行われている。
【0144】図13は、図10に示すサーバーマシン5
6の構成を示すブロック図である。以下、同図に基づい
て、サーバーマシン56の構成を説明する。
【0145】データ通信部B82は、ターミナルアダプ
タ54に接続され、公衆網52とのインターフェースと
して機能する。 メインコントローラB84は、サーバ
ーマシン56の機能中心として動作し、主に、通信デー
タの処理と通信タイミングの制御を行う。
【0146】メモリB86は、通信データやその他のパ
ラメータを記憶する。このメモリB86に記憶された値
は、メインコントローラB84からアクセスされる。
【0147】時計B88は、専用の内蔵電池により動作
し、計測した時刻をメインコントローラB84に出力す
る。
【0148】図14は、図13に示すメモリB86の内
容を示す概念図である。同図に示すように、メモリB8
6には、サーバーマシン56の制御に必要な各種パラメ
ータが記憶される。以下、同図に示すパラメータを簡単
に説明する。
【0149】起動時刻は、データ通信部B82に電力を
供給し、サーバーマシン56の通信機能を起動する時刻
である。同図に示す例では、11時55分にデータ通信
部B82が起動する。
【0150】停止時刻は、データ通信部B82への電力
供給を停止し、サーバーマシン56の通信機能をスリー
プ状態にする時刻である。同図に示す例では、12時2
0分にデータ通信部B82が停止する。
【0151】発呼開始時刻調整値は、通信が成立しにく
い場合に、発呼開始時刻を操作する量である。同図に示
す例では、発呼開始時間が5秒早くなる。
【0152】発呼周期調整値は、通信が成立しにくい場
合に、発呼信号の周期を操作する量である。同図に示す
例では、発呼周期が1秒短くなる。
【0153】許容回数は、PHS監視局48との非接続
回数の許容値を示すパラメータであり、非接続回数がこ
の値を超えると、メインコントローラB84は、データ
通信部B82に制御信号を出力し、PHS監視局48へ
の発呼を強制的に開始する。同図に示す例では、非接続
回数が5回を超えると、メインコントローラB84は、
データ通信部B82に制御信号を出力する。
【0154】通信タイミング格納テーブル90は、PH
S監視局48ごとに、それぞれ固有の通信タイミングを
格納する。
【0155】図15は、図14に示す通信タイミング格
納テーブル90の内容を示す概念図である。以下、同図
に基づいて、通信タイミング格納テーブル90の構成を
説明する。
【0156】監視局IDは、サーバーマシン56が管理
するPHS監視局48の識別コードである。同図に示す
例では、監視局IDが1〜5までのPHS監視局48が
当該サーバーマシン56に管理されている。
【0157】発呼開始時刻は、PHS監視局48に発呼
する時刻である。同図に示す例では、監視局IDが1の
PHS監視局48に発呼する時刻は、1月1日の12時
00分00秒であり、監視局IDが2のPHS監視局4
8に発呼する時刻は、2月1日の11時00分00秒で
あり、監視局IDが3のPHS監視局48に発呼する時
刻は、3月1日の22時00分00秒であり、監視局I
Dが4のPHS監視局48に発呼する時刻は、4月1日
の06時00分00秒であり、監視局IDが5のPHS
監視局48に発呼する時刻は、5月1日の09時00分
00秒である。
【0158】発呼終了時刻は、PHS監視局48への発
呼を終了する時刻である。同図に示す例では、監視局I
Dが1のPHS監視局48への発呼を終了する時刻は、
1月1日の12時00分30秒であり、監視局IDが2
のPHS監視局48への発呼を終了する時刻は、2月1
日の11時00分30秒であり、監視局IDが3のPH
S監視局48への発呼を終了する時刻は、3月1日の2
2時00分30秒であり、監視局IDが4のPHS監視
局48への発呼を終了する時刻は、4月1日の06時0
0分30秒であり、監視局IDが5のPHS監視局48
への発呼を終了する時刻は、5月1日の09時00分3
0秒である。
【0159】非接続回数は、PHS監視局48との通信
が成立しなかった回数を示すパラメータであり、接続が
失敗するごとにインクリメントされる。同図に示す例で
は、監視局IDが1のPHS監視局48との非接続回数
は1回であり、監視局IDが2のPHS監視局48との
非接続回数は1回であり、監視局IDが3のPHS監視
局48との非接続回数は0回であり、監視局IDが4の
PHS監視局48との非接続回数は0回であり、監視局
IDが5のPHS監視局48との非接続回数は0回であ
る。
【0160】通信回数は、PHS監視局48との通信が
成立した回数であり、同図に示す例では、監視局IDが
1のPHS監視局48とは20回の通信が行われてお
り、監視局IDが2のPHS監視局48とは10回の通
信が行われており、監視局IDが3のPHS監視局48
とは15回の通信が行われており、監視局IDが4のP
HS監視局48とは5回の通信が行われており、監視局
IDが5のPHS監視局48とは10回の通信が行われ
ている。
【0161】図16は、図11に示す起動コントローラ
72が実行する処理を示すフローチャートである。以
下、同図に基づいて、起動コントローラ72の動作例を
説明する。
【0162】起動コントローラ72は、まず、電池76
の残量を検出し(ステップS50)、電池76の残量が
少なかった場合には(ステップS52でYES)、メモ
リA70にアクセスし、起動状態を「電池アラーム」に
設定する(ステップS54)。
【0163】電池76の残量に問題がないときは(ステ
ップS52でNO)、時計A74の時刻とメモリA70
に格納した起動時刻とを比較し(ステップS56)、両
者が一致していない場合は(ステップS56でNO)、
ステップS50に戻る。
【0164】時計A74の時刻とメモリA70に格納し
た起動時刻とが一致しているときは(ステップS56で
YES)、無線制御部62に同期発呼させるかどうかを
判断し(ステップS58)、同期発呼させないのであれ
ば(ステップS58でNO)、メモリA70にアクセス
し、起動状態を「待ち受け」に設定する。無線制御部6
2に同期発呼させる場合には(ステップS58でYE
S)、メモリA70にアクセスし、起動状態を「同期発
呼」に設定する(ステップS62)。
【0165】その後、電池76と無線制御部62とを接
続し、無線制御部62に電源を供給する(ステップS6
4)。そして、無線制御部62に電源を供給した状態で
停止時刻となるかまたはサーバーマシン56との通信が
終了するまで待機する(ステップS66でNO)。
【0166】停止時刻となるかまたはサーバーマシン5
6との通信が終了すると(ステップS66でYES)、
メモリA70に次の起動時刻を記憶し(ステップS6
8)、無線制御部62への電源供給を停止する(ステッ
プS70)。
【0167】図17は、図11に示す無線制御部62が
実行する第1の処理を示すフローチャートである。以
下、同図に基づいて、無線制御部62の動作例を説明す
る。
【0168】無線制御部62は、起動コントローラ72
によって電源が供給されると(ステップS72でYE
S)、位置登録等の処理を実行するとともに、PHS基
地局50からの制御信号を受信し、該PHS基地局50
と交信できるかどうかを判断する(ステップS74)。
PHS基地局50と交信可能である場合には(ステップ
S74でYES)、メモリA70から起動状態をロード
し(ステップS76)、該ロードした起動状態が「待ち
受け」であるかどうかを判断する(ステップS78)。
【0169】起動状態が「待ち受け」でない場合には
(ステップS78でNO)、サーバーマシン56に対し
て発呼処理を開始する(ステップS88)。一方、起動
状態が「待ち受け」である場合には(ステップS78で
YES)、時計A74の時刻がメモリA70に格納した
待ち受け開始時刻となるまで待機する(ステップS80
でNO)。
【0170】時計A74の時刻が待ち受け開始時刻にな
ったら(ステップS80でYES)、待ち受け状態に移
行し(ステップS82)、時計A74の時刻がメモリA
70に格納した待ち受け終了時刻となるまで待機する
(ステップS84でNO)。
【0171】時計A74の時刻が待ち受け終了時刻にな
ったら(ステップS84でYES)、待ち受け状態を解
除する(ステップS86)。
【0172】図18は、図11に示す無線制御部62が
実行する第2の処理を示すフローチャートである。同図
に示す処理は、図17のステップS86およびステップ
S88に続いて行われる。
【0173】無線制御部62は、待ち受け状態を解除し
た後(ステップS86)または発呼処理を開始した後
(ステップS88)、サーバーマシン56との通信が成
立したかどうかを判断する(ステップS90)。
【0174】サーバーマシン56との通信が成立した場
合には(ステップS90でYES)、時計A74の時
刻、電池76の残量およびガスメーター46の指示値を
取得し(ステップS92)、当該取得したデータを通信
データに含めて、サーバーマシン56に送信するととも
に、サーバーマシン56から送信された通信データを受
信する(ステップS94)。このとき受信データがあれ
ば(ステップS96でYES)、当該受信データを処理
する(ステップS98)。これらステップS94からス
テップS98までの処理をサーバーマシン56との通信
が終了するまで繰り返す(ステップS100でNO)。
【0175】サーバーマシン56との通信が終了したら
(ステップS100でYES)、通信回線を切断し(ス
テップS102)、時計A74の時刻をサーバーマシン
56から受信した時計B88の時刻と一致させる(ステ
ップS104)。
【0176】その後、サーバーマシン56から受信した
データに起動時刻や待ち受け開始時刻等の指定があれ
ば、当該指定された時刻をメモリA70に記憶し、何も
指定がなければ、所定の周期に従って、起動時刻等を更
新する(ステップS106)。そして、起動コントロー
ラ72に電源停止要求を出力し、電源を停止させる(ス
テップS108)。
【0177】ステップS90でサーバーマシン56との
通信が成立しなかった場合には、メモリA70の非接続
回数をインクリメントし(ステップS110)、当該イ
ンクリメントした値が許容回数を超えたかどうかを判断
する(ステップS112)。
【0178】非接続回数が許容回数を超えていない場合
には(ステップS112でNO)、起動コントローラ7
2に電源停止要求を出力し、電源を停止させて(ステッ
プS108)、電源が再び供給されるのを待つ(ステッ
プS72)。一方、非接続回数が許容回数を超えている
場合には(ステップS112でYES)、一定時間待機
した後(ステップS114)、非接続カウンタをクリア
し(ステップS116)、サーバーマシン56への発呼
処理を実行する(ステップS118)。そして、再び、
通信が成立したかどうかを判断する(ステップS9
0)。
【0179】図19は、図13に示すメインコントロー
ラB84が実行する第1の処理を示すフローチャートで
ある。以下、同図に基づいて、メインコントローラB8
4の動作例を説明する。
【0180】メインコントローラB84は、時計B88
の時刻とメモリB86に格納した起動時刻とが一致する
と(ステップS120でYES)、データ通信部B82
の電源を投入する(ステップS122)。そして、メモ
リB86に構築した通信タイミング格納テーブル90に
アクセスし、監視局IDを一つ選択する(ステップS1
24)。そして、当該IDの停止時刻と時計B88の時
刻が一致しているかどうかを判断し(ステップS12
6)、一致している場合には(ステップS126でYE
S)、データ通信部B82の電源を停止して(ステップ
S128)、処理を終了する。
【0181】ステップS124で選択した監視局IDの
停止時刻と時計B88の時刻が異なる場合には(ステッ
プS126でNO)、当該IDの発呼開始時刻と時計B
88の時刻が一致しているかどうかを判断し(ステップ
S130)、一致していない場合には(ステップS13
0でNO)、別の監視局IDを選択する(ステップS1
24)。
【0182】ステップS124で選択した監視局IDの
発呼開始時刻と時計B88の時刻が一致している場合に
は(ステップS130でYES)、発呼終了時刻になる
まで当該監視局IDを有するPHS監視局48に発呼信
号を送信し(ステップS132、S134)、発呼終了
時刻になったら(ステップS134でYES)、発呼処
理を終了する(ステップS136)。
【0183】図20は、図13に示すメインコントロー
ラB84が実行する第2の処理を示すフローチャートで
ある。同図に示す処理は、図19のステップS136に
続いて行われる。
【0184】メインコントローラB84は、発呼処理を
終了した後(ステップS136)、PHS監視局48と
の通信が成立したかどうかを判断する(ステップS13
8)。
【0185】PHS監視局48との通信が成立した場合
には(ステップS138でYES)、時計B88の時刻
や当該PHS監視局48の動作タイミングの指示値を通
信データに含めて、当該PHS監視局48に送信すると
ともに、当該PHS監視局48から送信された通信デー
タを受信する(ステップS140)。このとき受信デー
タがあれば(ステップS142でYES)、当該受信デ
ータを処理する(ステップS144)。これらステップ
S140からステップS144までの処理をPHS監視
局48との通信が終了するまで繰り返す(ステップS1
46でNO)。
【0186】PHS監視局48との通信が終了したら
(ステップS146でYES)、通信回線を切断し(ス
テップS148)、起動時刻等のメモリB86の内容を
更新する(ステップS150)。そして、データ通信部
B82の電源を停止する(ステップS152)。
【0187】ステップS138でPHS監視局48との
通信が成立しなかった場合には、メモリB86の非接続
回数をインクリメントし(ステップS160)、当該イ
ンクリメントした値が許容回数を超えたかどうかを判断
する(ステップS162)。
【0188】非接続回数が許容回数を超えていない場合
には(ステップS162でNO)、データ通信部B82
の電源を停止する(ステップS152)。一方、非接続
回数が許容回数を超えている場合には、(ステップS1
62でYES)、非接続カウンタをクリアした後(ステ
ップS164)、メモリB86に格納された発呼開始時
刻調整値に基づいて、通信タイミング格納テーブル90
の発呼開始時刻を調整し(ステップS166)、メモリ
B86に格納された発呼周期調整値に基づいて、発呼周
期を調整する(ステップS168)。
【0189】その後、データ通信部B82の電源を停止
して(ステップS152)、処理を終了する。
【0190】図21は、サーバーマシン56がPHS監
視局48に送信するデータのフォーマット例を示す概念
図である。以下、同図に基づいて、当該データの構成を
説明する。
【0191】開始ビットおよび終了ビットは、データの
同期を取るためのビットであり、同図に示す例では、と
もに「011111111110」を使用している。
【0192】サーバーマシン認証データは、サーバーマ
シン56を認証するためのデータであり、パスワードと
して機能する。同図に示す例では、サーバーマシン56
は、「abcdefgh098768555」で認証さ
れる。
【0193】監視局IDは、現在通信しているPHS監
視局48の識別コードであり、同図に示す例では、当該
データは、監視局IDが1のPHS監視局48に送信さ
れる。
【0194】時計Bの時刻は、サーバーマシン56内に
設けられた時計B88が示す時刻であり、同図に示す例
では、時計B88は、「12時10分00秒」を示して
いる。
【0195】通信データは、PHS監視局48に対する
要求の内容を示し、同図に示す例では、サーバーマシン
56がガスメーター46の指示値を要求している。
【0196】図22は、PHS監視局48がサーバーマ
シン56に送信するデータのフォーマット例を示す概念
図である。以下、同図に基づいて、当該データの構成を
説明する。
【0197】開始ビットおよび終了ビットは、データの
同期を取るためのビットであり、同図に示す例では、と
もに「011111111110」を使用している。
【0198】PHS監視局認証データは、PHS監視局
48を認証するためのデータであり、パスワードとして
機能する。同図に示す例では、PHS監視局48は、
「1sjfhtga0rjkhpdid」で認証され
る。
【0199】時計Aの時刻は、PHS監視局48内に設
けられた時計A74が示す時刻であり、同図に示す例で
は、時計A74は、「12時10分01秒」を示してい
る。
【0200】電池残量は、PHS監視局48内に設けら
れた電池76の残量を示し、同図に示す例では、電池7
6の残量は、11.5ボルトである。
【0201】通信データは、サーバーマシン56の要求
に対する解答の内容を示し、同図に示す例では、サーバ
ーマシン56からのガスメーター46の指示値の要求に
対して、「250リットル」を返送している。
【0202】図23は、図10に示す監視システムの動
作例を示すフローチャートである。以下、同図に基づい
て、当該監視システムの動作を説明する。尚、同図に示
す例は、契約者の移転に伴って、ガス管44のバルブ4
5を閉鎖する場合の例である。
【0203】まず、PHS監視局48とサーバーマシン
56が所定の周期で同期起動する(ステップS200、
S202)。その後、サーバーマシン56は、PHS監
視局48を発呼する(ステップS204)。当該発呼を
受けたPHS監視局48は、サーバーマシン56に応答
信号を返送し(ステップS206)、該サーバーマシン
56との通信を成立させる。
【0204】サーバーマシン56は、PHS監視局48
との通信が成立すると、ガスメーター46の動作確認を
要求する(ステップS206)。この要求を受けたPH
S監視局48は、ガスメーター46の動作を確認し(ス
テップS208)、当該確認の結果をサーバーマシン5
6に通知する(ステップS210)。
【0205】次に、サーバーマシン56は、PHS監視
局48にバルブ45の閉鎖を要求する(ステップS21
2)。この要求を受けたPHS監視局48は、バルブ4
5を閉鎖する(ステップS214)。
【0206】続いて、サーバーマシン56は、PHS監
視局48に次の契約者が来るまで、定期的に起動時刻を
指定し続ける(ステップS216)。起動時刻の指定を
受けたPHS監視局48は、メモリA70に格納された
起動時刻を更新する(ステップS218)。これによ
り、当該PHS監視局48は、周期的な電源のON/O
FFによるパワーセーブモードに入る。
【0207】最後にサーバーマシン56は、PHS監視
局48に切断要求を送信し(ステップS220)、これ
を受けたPHS監視局48は、サーバーマシン56に終
話信号を返送する(ステップS222)。
【0208】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末とサーバーとの通信効率を向上させるのに有効な通
信システムを提供することができる。
【0209】また、本発明の第1の形態によれば、各端
末10の動作タイミングに基づいて、サーバー12側の
通信タイミングが決定されるため、各端末10とサーバ
ー12との同期通信を実現することができる。
【0210】また、本発明の第2の形態によれば、サー
バー12側で決定された動作タイミングが端末10側に
設けられた動作タイミング記憶部16に格納されるた
め、各端末10の動作タイミングをサーバー12から指
示することが可能となる。
【0211】また、本発明の第3の形態によれば、端末
10とサーバー12との通信履歴に基づいて、該端末1
0の動作タイミングが決定されるため、実際の通信状況
に応じた同期通信が実現できる。
【0212】また、本発明の第4の形態によれば、待ち
受けを開始するタイミングと発呼を開始するタイミング
が所定の条件式に基づいて決定されるため、好適な同期
状態を実現するとともに、端末10側またはサーバー1
2側の負担を任意に設定することができる。
【0213】また、本発明の第5の形態によれば、非接
続回数に応じてサーバー12側の通信タイミングが修正
されるため、端末10とサーバー12の同期状態を適切
に維持することができる。
【0214】また、本発明の第6の形態によれば、端末
10とサーバー12との同期通信により、バッテリー3
2の消耗を抑制することができるとともに、バッテリー
32の残量に応じて適切な処置をとることが可能とな
る。
【0215】また、本発明の第7の形態によれば、各端
末10に設けられた端末側タイマー36の値に基づい
て、サーバー側タイマー38が調節されるため、端末1
0とサーバー12の同期処理が好適に実行される。
【0216】また、本発明の第8の形態によれば、サー
バー12に設けられたサーバー側タイマー38の値に基
づいて、各端末10に設けられた端末側タイマー36が
調節されるため、端末10とサーバー12の同期処理が
好適に実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図2】本発明の第2の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図3】本発明の第3の形態に係るサーバー12の構成
を示す概念図である。
【図4】本発明の第4の形態に係る動作タイミングと通
信タイミングとの第1の構成を示す概念図である。
【図5】本発明の第4の形態に係る動作タイミングと通
信タイミングとの第2の構成を示す概念図である。
【図6】本発明の第5の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図7】本発明の第6の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図8】本発明の第7の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図9】本発明の第8の形態に係る通信システムの構成
を示す概念図である。
【図10】本発明の好適な実施例に係る監視システムの
構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示すPHS監視局48の構成を示す
ブロック図である。
【図12】図11に示すメモリA70の内容を示す概念
図である。
【図13】図10に示すサーバーマシン56の構成を示
すブロック図である。
【図14】図13に示すメモリB86の内容を示す概念
図である。
【図15】図14に示す通信タイミング格納テーブル9
0の内容を示す概念図である。
【図16】図11に示す起動コントローラ72が実行す
る処理を示すフローチャートである。
【図17】図11に示す無線制御部62が実行する第1
の処理を示すフローチャートである。
【図18】図11に示す無線制御部62が実行する第2
の処理を示すフローチャートである。
【図19】図13に示すメインコントローラB84が実
行する第1の処理を示すフローチャートである。
【図20】図13に示すメインコントローラB84が実
行する第2の処理を示すフローチャートである。
【図21】サーバーマシン56がPHS監視局48に送
信するデータのフォーマット例を示す概念図である。
【図22】PHS監視局48がサーバーマシン56に送
信するデータのフォーマット例を示す概念図である。
【図23】図10に示す監視システムの動作例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…端末、12…サーバー、14…端末側通信部、1
6…動作タイミング記憶部、18…動作状態制御部、2
0…サーバー側通信部、22…通信タイミング決定部、
24…動作タイミング決定部、26…通信履歴記憶部、
28…端末側非接続カウンタ、30…サーバー側非接続
カウンタ、32…バッテリー、34…バッテリー残量検
出部、36…端末側タイマー、38…サーバー側タイマ
ー、40…サーバー側タイマー調節手段、42…端末側
タイマー調節手段、44…ガス管、45…バルブ、46
…ガスメーター、48…PHS監視局、50…PHS基
地局、52…公衆網、54…ターミナルアダプタ、56
…サーバーマシン、58…データベース、60…アンテ
ナ、62…無線制御部、64…RF部、66…データ通
信部A、68…メインコントローラA、70…メモリ
A、72…起動コントローラ、74…時計A、76…電
池、78…A/D変換器、80…バルブコントローラ、
82…データ通信部B、84…メインコントローラB、
86…メモリB、88…時計B、90…通信タイミング
格納テーブル、T…発呼時間、TCS…発呼開始時
刻、TCE…発呼終了時刻、T…マージン、T…発
呼周期、T …待ち受け時間、TWS…待ち受け開始時
刻、TWE…待ち受け終了時刻

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末と該端末の動作を管理するサーバー
    とを具備する通信システムにおいて、 前記端末は、 前記サーバーとの通信を実行する端末側通信部と、 前記端末側通信部の動作タイミングを記憶する動作タイ
    ミング記憶部と、 前記動作タイミング記憶部が記憶した動作タイミングに
    従って、前記端末側通信部の動作状態を制御する動作状
    態制御部とを具備し、 前記サーバーは、 前記端末との通信を実行するサーバー側通信部と、 前記動作タイミング記憶部が記憶した動作タイミングに
    基づいて、前記サーバー側通信部の通信タイミングを決
    定する通信タイミング決定部とを具備することを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 前記サーバーは、 前記端末側通信部の動作タイミングを決定する動作タイ
    ミング決定部をさらに具備し、 前記サーバー側通信部は、 前記通信タイミング決定部が決定した通信タイミングで
    前記動作タイミング決定部が決定した動作タイミングを
    送信し、 前記動作状態制御部は、 前記サーバー側通信部が送信した動作タイミングに従っ
    て前記端末側通信部を動作させることを特徴とする請求
    項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記サーバーは、 前記端末との通信履歴を記憶する通信履歴記憶部をさら
    に具備し、 前記動作タイミング決定部は、 前記通信履歴記憶部が記憶した通信履歴に基づいて、前
    記端末側通信部の動作タイミングを決定することを特徴
    とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記動作タイミング記憶部は、 前記端末を待ち受け状態にする待ち受け開始時刻と、該
    端末の待ち受け状態を解除する待ち受け終了時刻とを記
    憶し、 前記通信タイミング決定部は、 前記端末への発呼を開始する発呼開始時刻と、該端末へ
    の発呼を終了する発呼終了時刻とを以下に示す条件に基
    づいて決定する (a)発呼開始時刻<待ち受け開始時刻 (b)発呼終了時刻>待ち受け終了時刻 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記動作タイミング記憶部は、 前記端末を待ち受け状態にする待ち受け開始時刻と、該
    端末の待ち受け状態を解除する待ち受け終了時刻とを記
    憶し、 前記通信タイミング決定部は、 前記端末への発呼を開始する発呼開始時刻と、該端末へ
    の発呼を終了する発呼終了時刻とを以下に示す条件に基
    づいて決定する (a)発呼開始時刻>待ち受け開始時刻 (b)発呼終了時刻<待ち受け終了時刻 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記端末は、 前記サーバーとの通信が成立しなかった回数をカウント
    する端末側非接続カウンタをさらに具備し、 前記端末側通信部は、 前記端末側非接続カウンタがカウントした回数に応じ
    て、前記サーバーに前記通信タイミングの再設定を要求
    し、 前記通信タイミング決定部は、 前記端末側通信部からの前記通信タイミングの再設定要
    求に従って、前記サーバー側通信部の通信タイミングを
    修正することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れかに記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記サーバーは、 前記端末との通信が成立しなかった回数をカウントする
    サーバー側非接続カウンタをさらに具備し、 前記通信タイミング決定部は、 前記サーバー側非接続カウンタがカウントした回数に応
    じて、前記サーバー側通信部の通信タイミングを修正す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに
    記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記端末側通信部は、 バッテリーを電源とし、 前記動作状態制御部は、 前記端末側通信部の電力供給を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記端末は、 前記バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出部
    をさらに具備し、 前記動作状態制御部は、 前記バッテリー残量検出部が検出したバッテリーの残量
    に応じて、前記端末側通信部を起動し、前記サーバーに
    警告を発することを特徴とする請求項8記載の通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記端末は、 前記バッテリーの残量を検出するバッテリー残量検出部
    をさらに具備し、 前記端末側通信部は、 前記バッテリー残量検出部が検出したバッテリーの残量
    を前記サーバーに通知することを特徴とする請求項8記
    載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記端末は、 端末側タイマーをさらに具備し、 前記サーバーは、 サーバー側タイマーと、 前記サーバー側タイマーが示す時刻を調節するサーバー
    側タイマー調節手段とをさらに具備し、 前記端末側通信部は、 前記端末側タイマーが示す時刻を前記サーバーに送信
    し、 前記サーバー側タイマー調節手段は、 前記サーバー側タイマーが示す時刻を前記端末側通信部
    が送信した時刻に調節することを特徴とする請求項1乃
    至請求項10のいずれかに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記サーバーは、 サーバー側タイマーをさらに具備し、 前記端末は、 端末側タイマーと、 前記端末側タイマーが示す時刻を調節する端末側タイマ
    ー調節手段とをさらに具備し、 前記サーバー側通信部は、 前記サーバー側タイマーが示す時刻を前記端末に送信
    し、 前記端末側タイマー調節手段は、 前記端末側タイマーが示す時刻を前記サーバー側通信部
    が送信した時刻に調節することを特徴とする請求項1乃
    至請求項10のいずれかに記載の通信システム。
JP10302136A 1998-10-23 1998-10-23 通信システム Pending JP2000134144A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302136A JP2000134144A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302136A JP2000134144A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000134144A true JP2000134144A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17905349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10302136A Pending JP2000134144A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000134144A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165675A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Sanyo Electric Co Ltd ディジタル放送受信装置
JP2011188474A (ja) * 2010-01-14 2011-09-22 Electricite De France 装置の要素をロックアウトする通信デバイスおよび方法
JP2012205108A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Ohbayashi Corp 無線計測制御システムおよび無線計測制御方法
US9750015B2 (en) 2014-05-21 2017-08-29 Fujitsu Limited Communication system, terminal, and base station
JP2022098694A (ja) * 2020-12-22 2022-07-04 カシオ計算機株式会社 データ処理装置、電子機器、データ処理方法及びプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165675A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Sanyo Electric Co Ltd ディジタル放送受信装置
JP4726473B2 (ja) * 2004-12-02 2011-07-20 京セラ株式会社 ディジタル放送受信装置
JP2011188474A (ja) * 2010-01-14 2011-09-22 Electricite De France 装置の要素をロックアウトする通信デバイスおよび方法
JP2012205108A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Ohbayashi Corp 無線計測制御システムおよび無線計測制御方法
US9750015B2 (en) 2014-05-21 2017-08-29 Fujitsu Limited Communication system, terminal, and base station
JP2022098694A (ja) * 2020-12-22 2022-07-04 カシオ計算機株式会社 データ処理装置、電子機器、データ処理方法及びプログラム
JP7136175B2 (ja) 2020-12-22 2022-09-13 カシオ計算機株式会社 データ処理装置、電子機器、データ処理方法及びプログラム
US11720139B2 (en) 2020-12-22 2023-08-08 Casio Computer Co., Ltd. Data processing device, electronic device, data processing method, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2544485B1 (en) Method for processing cell outage and device thereof
CN102668510B (zh) 对等联网环境中有效的服务广告与发现
TWI517744B (zh) 在一無線網路中運作機對機設備的方法與系統及非短暫性的電腦可讀媒體
JP2001520816A (ja) 双方向メッセージング・システムにおける柔軟な移動管理およびその方法
WO2015068323A1 (en) Wireless communication apparatus and transmission power control method
CN102348183A (zh) 实现紧急无线通信的方法及系统
EP2037716B1 (en) Mobile terminal and system scan method thereof
JP3996870B2 (ja) 無線データ通信開始方法および無線データ通信装置
JPH11285058A (ja) チャネル選択方法
EP1489824A2 (en) Security system and cordless phone apparatus
JP2000134144A (ja) 通信システム
JP2015032873A (ja) 無線通信システム及び携帯情報端末
KR20070046961A (ko) 무선 장치 및 무선 장치에서의 배터리 수명 향상 방법
EP2744182B1 (en) Radio communication system and mobile information terminal
JP2000134679A (ja) 通信システム
CN108616971A (zh) 协调器及其控制方法、无线传感网络的通信系统及方法
JP5505601B2 (ja) 携帯電話機の自動転送システム、携帯電話機及び携帯電話機の自動転送方法
JP5407005B1 (ja) 無線通信システム及び携帯情報端末
JP3037322B1 (ja) デジタル移動体通信システム、その移動体端末、および位置登録方法
JP5120312B2 (ja) 電話システムおよびコードレス子機
WO2021160291A1 (en) Power management for power-constrained devices
CN106658579B (zh) Tac控制方法、装置、基站及控制器
JP2003069492A (ja) 無線通信装置
TW201446042A (zh) 使用應用程式回饋以最佳化公用陸上行動網路搜尋
US20020086687A1 (en) System and method for synchronizing two master systems to one slave system