JP2000134069A - 波形整形装置 - Google Patents

波形整形装置

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JP2000134069A JP10306919A JP30691998A JP2000134069A JP 2000134069 A JP2000134069 A JP 2000134069A JP 10306919 A JP10306919 A JP 10306919A JP 30691998 A JP30691998 A JP 30691998A JP 2000134069 A JP2000134069 A JP 2000134069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的とするところはクロックパルスが
低電圧,高周波数でもデューティを精度良く50%にで
きる波形整形回路を提供することにある。 【解決手段】本発明の特徴とするところは、クロックパ
ルス発生源に交流結合されている反転形増幅器(インバ
ータアンプ)の入出力用に、出力振幅を正負対称に振幅
制限する非線形リミッタ素子を設けると共に、反転増幅
器の電源側端子と電源電圧母線の間および接地側端子と
接地電圧母線の間にそれぞれ限流インピーダンスを接続
したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は50%デューティ比
の低電圧,高周波数のクロックパルスを得るため波形整
形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック同期動作のマイクロプロセッサ
や通信用符号/復号器などにおいては高速動作と論理設
計の容易性の観点からデューティ50%のクロックパル
スが要求される。
【0003】従来、デューティ50%のクロックパルス
を得るには、クロック発振器のクロックパルス出力をフ
リップフロップ回路に入力して1/2に分周する方法、
あるいはクロック発振器のクロックパルス出力のデュー
ティ比を積分してレベル変換し、差動増幅器を用いてク
ロック発振器のしきい値を負帰還制御する方法が知られ
ている。
【0004】なお、50%デューティ比のクロックパル
スを得ることは、例えば特開平10−75461号公報,特開
平7−30422号公報などにも記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フリップフロップで分
周する方法はクロック発振器,フリップフロップ回路と
も必要とするクロックパルスの2倍の動作周波数となる
ため消費電力が多くなり、また、必要とするクロックパ
ルスの周波数が10MHz〜1GHzになると消費電力
を増加させてもその2倍の発振周波数のパルスを得るこ
と自体困難となる。
【0006】また、クロック発振器のしきい値を負帰還
制御する方法は1V程度の低電圧で1GHzの高周波数
になると差動増幅器を正確に動作するように構成するこ
とが困難になる。
【0007】いずれにしても、従来技術では低電圧,高
周波数のクロックパルスのデューティを精度良く50%
にできないという問題点を有する。
【0008】本発明は上記点に対処して成されたもの
で、その目的とするとこはクロックパルスが低電圧,高
周波数でもデューティを精度良く50%にできる波形整
形回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、クロックパルス発生源に交流結合されている反転
形増幅器(インバータアンプ)の入出力用に、出力振幅
を正負対象に振幅制限する非線形リミッタ素子を設ける
と共に、反転増幅器の電源側端子と電源電圧母線の間お
よび接地側端子と接地電圧母線の間にそれぞれ限流イン
ピーダンスを接続したことにある。
【0010】本発明において望ましくは、反転増幅器と
して高入力インピーダンスのものを用い、非線形素子と
して逆並列接続したダイオード、また、限流インピーダ
ンスとして定電流回路が用いられる。
【0011】本発明によれば、直流分を通さない反転形
増幅器の出力振幅が正負対象となるように振幅制限して
いるので、反転形増幅器の出力波形(クロックパルス波
形)のしきい値は常に正の半サイクルと負の半サイクル
が等しくなるレベルに移動する。その上、限流インピー
ダンスによって反転増幅器の出力波形には立上りと立下
りに勾配を有することになり、立上り時間と立下り時間
が存在する。その結果、正と負の半サイクルが等しくな
るように移動したしきい値による反転形増幅器のクロッ
クパルス出力波形は入力クロックパルス波形よりもデュ
ーティが50%に近い波形に整形されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例を示す。
【0013】図1において、クロック発振器100の出
力するクロックパルスは波形整形回路120aに入力さ
れる。クロック発振器100は電源電圧Vccの母線10
Vと接地電圧GNDの母線10G間に接続され給電され
る。波形整形回路120aを構成する反転増幅器121
はその入力側が交流結合を行うコンデンサC21を介し
てクロック発振器100に接続される。反転増幅器12
1は−μなる増幅率で高入力インピーダンスのものが用
いられる。反転増幅器121としてはCMOSのインバ
ータアンプが用いられる。反転増幅器121の入出力間
には正負の振幅制限を行う非線形リミッタ素子NL20
が帰還要素として接続されている。非線形リミッタ素子
NL20としてはダイオードを逆並列接続し、ダイオー
ドのえん層電圧を利用したものが用いられる。逆並列接
続したダイオードをD1,D2とすると、その特性は図
2のようになる。図2の縦軸のIは電流で、横軸のVは
電圧である。反転増幅器121の電源側端子12Vは限
流インピーダンスZ21を介して電源母線10Vに接続
され、また接地側端子12Gは限流インピーダンスZ2
2を介して接地母線10Gに接続されている。
【0014】波形整形回路120aは以上のように反転
増幅器121,交流結合用のコンデンサC21,非線形
リミッタ素子NL20および限流インピーダンスZ2
1,Z22とから構成されている。
【0015】このような波形整形回路120は複数個縦
属接続され、最終段の波形整形回路120nの出力端子
20からクロックパルスが出力される。
【0016】この構成において、クロック発振器100
からデューティ比が50%からずれているしきい値が図
3に一点鎖線で示すようなレベル1のクロックパルスe
0が出力されたとする。
【0017】反転増幅器121のクロックパルス出力の
振幅は非線形リミッタ素子NL20で振幅制限され、振
幅値が2Vdの台形波になる。なお、Vdはダイオード
のえん層電圧である。反転増幅器121は高入力インピ
ーダンスであり、クロック発振器100から入力するク
ロックパルスの直流分がコンデンサC21で除去されて
いる。したがって、反転増幅器121の出力するクロッ
クパルス波形e0に対するしきい値は正側と負側の波形
面積が等しくなるような図3に破線で示すレベル2に自
動的に移行する。しきい値のレベルがレベル1からレベ
ル2に移行すると、正側のデューティ時間は時間t1か
ら時間t2のように長くなり、デューティ比が50%に
近づくことになる。
【0018】図1の実施例のように波形整形回路120
a〜120nを複数段縦属接続するとデューティ比を限
りなく50%に近づけることができる。通常は波形整形
回路120a〜120nを2〜3段程縦属接続するとデ
ューティ比を50%にすることができる。
【0019】図4はクロックパルスが1V,1GHzの
場合における本発明によるシミュレーション結果の一例
を示すものである。
【0020】クロック発振器100の出力クロックパル
スのデューティを42%にすると、1段目の波形整形回
路120で48.5%となり、2段目で49.5%,3段
目でデューティが50%になる。
【0021】通常必要とするデューティ比は50%±2
%以下であり、本発明による波形整形回路を1〜2段で
所望するデューティのクロックパルスを得ることができ
る。
【0022】なお、本発明による波形整形回路は1段で
もデューティ比の改善効果大であることは図4の特性か
ら明らかであり、1段でも実用上有用であることが理解
できる。
【0023】図5に本発明の実施例の一例詳細回路図を
示す。
【0024】図5において、クロック発振器100は複
数個の反転増幅器(CMOSインバータアンプ)AMP
1〜AMPnと複数個の定電流回路CC31〜CC3
n,CC11〜CC1nとから構成されるリングカウン
タとなっている。波形整形回路120a,120bは2
段縦属接続しており、波形整形回路120の非線形リミ
ッタ素子として逆並列接続したダイオードD1,D2を
用い、限流インピーダンスとして定電流回路CC21,
CC22を用いている。2段目の波形整形回路120b
から得られるデューティ比がほぼ50%のクロックパル
スは出力用の反転増幅器125を介して出力端子20か
ら出力される。波形整形回路120a,120bの反転
増幅器121と出力用の反転増幅器125もCMOSイ
ンバータアンプが用いられる。
【0025】クロック発振器100の定電流回路CC3
1〜CC3n,CC11〜CC1nと波形整形回路12
0a,120bの定電流回路CC21,CC22はそれ
ぞれMOSのカレントミラー回路で構成される。これら
の定電流回路CC31〜CC3n,CC11〜CC1
n,CC21,CC22には電流制御端子150から制
御電流が加えられる。電流制御端子150に加える制御
電流を大きくするとクロック発振器100の発振周波数
が高くなり、また、限流インピーダンス作用する定電流
回路CC21,CC22のインピーダンスが小さくな
る。
【0026】図5の実施例では図1で説明したように出
力端子20からデューティ50%のクロックパルスを得
ることができる。なお、図4に示すシミュレーション結
果は図5に示す回路構成に基づく特性である。
【0027】さて、図5の実施例ではクロック発振器1
00の定電流回路CC31〜CC3n,CC11〜CC1n
と波形整形回路120a,120bの定電流回路CC2
1,CC22の制御電流を連動して制御している。
【0028】定電流回路CC21,CC22は制御電流
を大きくすると限流インピーダンス値が小さくなり、ク
ロックパルスの立上りと立下りの勾配が大きくなる。一
方、クロック発振器100の発振周波数は定電流回路C
C31〜CC3n,CC11〜CC1nの制御電流を大
きくすると高くなる。
【0029】したがって、クロック発振器100のクロ
ックパルス周波数が高くなると波形整形回路120a,
120bの出力クロックパルスの立上りと立下りの勾配
が大きくなる。波形整形回路120a,120bは入力
クロックパルスの周波数が大幅に変化してもパルス幅に
対する立上りと立下りの時間を所定の比率に保つことが
できる。その結果として、広帯域周波数のクロックパル
スのデューティを精度良く50%にすることが可能とな
る。
【0030】次に、図6(a)〜(d)に非線形リミッタ
素子の他の例を示す。
【0031】図6(a)は非線形リミッタ素子としてMO
SダイオードD11,D21を用いた例である。MOS
ダイオードD11,D21を用いると、定電流回路CC
21,CC22およびインバータアンプもMOS素子で
構成できるので、簡単に構成できると共に、振幅制限値
を任意に設計できるという利点を有する。
【0032】図6(b)は非線形リミッタ素子としてpn
接合ダイオードD12,D22を用いた例である。pn
接合ダイオードD12,D22を用いると振幅制限値の
正負の対称性が良くなる。
【0033】図6(c)は非線形リミッタ素子としてMO
SダイオードD11,D21を用いてソースフロワにし
た例である。図6(c)では図6(a)の利点に加えて高速
動作が可能となる。
【0034】図6(d)は非線形リミッタ素子としてバイ
ポーラトランジスタD13,D23を用いてエミッタホ
ロワにした例である。図6(d)では正負のバランスが良
くなり、かつ高速動作が可能となる。
【0035】図7は本発明を代表的な高周波クロック発
生手段である位相同期ループ(PLL)に適用した適用例を
示す。
【0036】図7において、入力端子10を介して加え
られる基準信号と分周器600からの帰還信号の位相を
比較する位相比較器700,位相時間差を電圧に変換す
るチャージポンプ800,電圧−電流(V/I)変換器
900,電流制御発振器(CCO)100,本発明によ
る波形整形回路120,分周器600からなる閉ループ
制御回路を構成している。
【0037】図7に示す位相同期ループPLLは出力端
子20の出力周波数と発振器100の周波数を等しくで
きる。このPLLは1/2分周を要しないため、消費電
力の大きい発振器100,出力バッファアンプ125,
分周器600の消費電力を通常よりも大幅に低減するこ
とができる。また、出力段に1/2分周器を用いる必要
がないため、高周波数における波形のデューティ比に優
れ、使用可能な最高周波数を高めることができる。
【0038】図8は本発明の波形整形回路を用いた図7
の位相同期ループPLLを使用したマイクロプロセッサ
の構成図を示す。
【0039】図8において、マイクロプロセッサMPU
1000はPLL1001,論理部1003,入出力信
号のインタフェース回路1004から構成されている。
このような、本発明による50%デューティの波形整形
回路を備えたPLLを内蔵したマイクロプロセッサ10
00においては、通常の倍周クロック生成方式のものに
比較して最大周波数が低減でき、また低電圧回路でも動
作しうるため、低電圧/広帯域動作が必要な携帯情報,
通信機器に適したマイクロプロセッサが実現できる。
【0040】図9は本発明の波形整形回路を用いた図7
の位相同期ループPLLを光通信(光ファイバ通信)モ
ジュールに使用した構成を示す。
【0041】図9において、PLLはトランスミッタ側
の符号器2003の出力同期回路FF2005の制御用
PLL1001(PLL−1)とレシーブ側の受信信号
からクロック周波数成分を抽出して復号器2004のタ
イミングを制御する受信タイミング発生器用PLL10
02(PLL−2)として使用される。本発明による波
形整形回路を用いたPLLをこのような光通信モジュー
ル2000として用いるときは、発振器2003の必要
最高周波数が低減でき、また低電圧で動作しうるので、
光通信モジュールの消費電力が低減されて小形化でき、
クロックノイズも小さくなって受信側のS/N比が向上
する。
【0042】図10〜図12は本発明の波形整形回路1
20への望ましい信号源例としての各種リングカウンタ
との結合例を示す。
【0043】図10は負荷側に定電流回路CC31〜C
C4nとダイオードクランプD11〜D4nを有する差
動増幅段Q31−Q41,Q3n−Q4nからなるリン
グカウンタである。図10に示すリングカウンタは高周
波かつ高耐電源ノイズに適している。
【0044】図11における発振器はトランジスタ対Q
21−Q31〜Q2n−Q3nからなるリングカウンタ
の電源電圧をQ771〜Q77nのソースホロを介して
制御するものである。図11の可変発振器は高周波発振
できる利点の反面、発振波形のしきい値がVcc/2でな
く変化するので通常の回路では接続が難しかったが、本
発明の波形整形回路120は入力が交流結合になるため
結合が容易である。なお、R5は抵抗、IVは定電流回
路である。
【0045】図12は低電圧動作に適した構成を示す。
図12におけるリング発振器のインバータは電源電圧に
対し、僅か2直列のMOSトランジスタで構成されてい
る。したがって、この低い電源電圧でもトランジスタの
動作電流密度を比較的高く設計できるから低電圧広帯域
動作に適し、50%デューティの波形整形回路120の
低電圧,高周波特性と併せ、1V,1GHzの動作が可
能である。
【0046】図13は本発明の他の実施例で、発振器1
00の波形の立上り,立下りが速い場合、波形整形回路
120の入力波形を抵抗R11,コンデンサC11で予
め任意の立上り,立下りの波形に変形してから入力する
例を示す。このようにすることにより波形の立上り,立
下りを制限して、高速波形においても50%デューティ
への波形整形回路120の動作を効果的に動作させるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればク
ロックパルスが低電圧,高周波でもデューティを精度良
く50%にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】本発明で使用される非線形リミッタ素子の一例
特性図。
【図3】本発明の動作を説明するための波形図。
【図4】本発明によるデューティ比改善結果を示す特性
図。
【図5】本発明の一実施例を示す詳細回路図。
【図6】本発明の使用する各種非線形リミッタ素子の接
続回路図。
【図7】本発明を適用した位相同期ループ(PLL)の
構成図。
【図8】本発明を適用したPLLを用いるマイクロプロ
セッサの構成図。
【図9】本発明を適用したPLLを用いる光通信モジュ
ールの構成図。
【図10】本発明の発振器の他の例を示す回路図。
【図11】本発明に用いるクロック発振器の一例回路
図。
【図12】本発明に用いるクロック発振器の他の一例回
路図。
【図13】本発明を適用したクロック発振器との接続回
路図。
【符号の説明】
100…クロック発振器、120…波形整形回路、12
1…反転増幅器(インバータアンプ)、C21…交流結
合用コンデンサ、NL20…非線形リミッタ素子、D
1,D2…ダイオード、Z21,Z22…限流インピー
ダンス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 多加志 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 村林 文夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5J001 AA02 BB12 BB14 BB19 BB20 BB21 BB25 5J039 BC01 BC04 KK01 KK10 KK17 KK18 KK20 KK22 KK24 MM04 MM06 NN01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流結合コンデンサを介してクロックパル
    スを入力する反転増幅器と、前記反転増幅器の入出力間
    に設けられ、前記反転増幅器の出力振幅を正負対称に制
    限する非線形リミッタ素子と、前記反転増幅器の電源側
    端子と電源母線間および接地側端子と接地母線間にそれ
    ぞれ接続される第1と第2の限流インピーダンスとを具
    備することを特徴とする波形整形装置。
  2. 【請求項2】クロックパルスを発生するクロック発振器
    と、前記クロックパルスを交流結合コンデンサを介して
    入力する高入力インピーダンスの反転増幅器と、前記反
    転増幅器の入出力間に帰還素子として設けられ、前記反
    転増幅器の出力振幅を正負対称に制限する逆並列接続さ
    れたダイオードと、前記反転増幅器の電源側端子と接地
    側端子にそれぞれ接続され給電電流を制限する第1と第
    2の限流インピーダンスとを具備することを特徴とする
    波形整形装置。
  3. 【請求項3】クロックパルスを発生するリングカウンタ
    と、前記クロックパルスを交流結合コンデンサを介して
    入力するインバータアンプと、前記インバータアンプの
    入出力間に設けられ、前記インバータアンプの出力振幅
    を正負対称に制限する非線形リミッタ素子と、前記イン
    バータアンプの電源側端子と電源母線間および接地側端
    子と接地母線間にそれぞれ接続され、制御電流によって
    インピーダンス値を調整できる第1と第2の定電流回路
    とを具備することを特徴とする波形整形装置。
  4. 【請求項4】制御電流によって出力するクロックパルス
    の周波数を可変にできる複数の定電流回路を含むリング
    カウンタと、前記リングカウンタのクロックパルスを交
    流結合コンデンサを介して入力するインバータアンプ
    と、前記インバータアンプの入出力間に帰還素子として
    設けられ、前記インバータアンプの出力振幅を正負対称
    に制限する逆並列接続されたダイオードと、前記インバ
    ータアンプの電源側端子と電源母線間および接地側端子
    と接地母線間にそれぞれ接続され、制御電流によってイ
    ンピーダンス値を調整できる第1と第2の定電流回路と
    を具備し、前記リングカウンタを構成する定電流回路と
    前記第1と第2の定電流回路の制御電流を連動して調節
    することを特徴とする波形整形装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の波形整形装置を複数段だけ
    縦属接続して構成したことを特徴とする波形整形装置。
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