JP2000133438A - 照光体及びその製造方法 - Google Patents

照光体及びその製造方法

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JP2000133438A
JP2000133438A JP10302476A JP30247698A JP2000133438A JP 2000133438 A JP2000133438 A JP 2000133438A JP 10302476 A JP10302476 A JP 10302476A JP 30247698 A JP30247698 A JP 30247698A JP 2000133438 A JP2000133438 A JP 2000133438A
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light
layer
illuminator
electrode layer
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JP10302476A
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Yasushi Nakano
康司 中野
Koichi Mito
宏一 三戸
Nahomi Kawai
奈保美 河合
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器や玩具、着衣、装飾品等に使用
されるEL素子を用いた照光体及びその製造方法に関
し、可撓性に富み、複雑な曲面や極端な曲げの加わる様
々な箇所に装着可能な照光体を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 所定幅の帯状の光透過性の絶縁フィルム
21片面の所定の箇所に、可撓性の樹脂を用いて光透過
性電極層22と発光体層23及び誘電体層24、背面電
極層25を順次重ねて印刷形成した複数のEL素子27
を、縦横に布目状に交差するように組み合わせて照光体
29を構成することによって、可撓性に富み、複雑な曲
面や極端な曲げの加わる箇所にも装着可能な照光体及び
その製造方法を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器や玩
具、着衣、装飾品等に使用される、エレクトロルミネセ
ンス素子(以下、EL素子と記載する)を用いた照光体
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器や玩具、着衣、装飾
品等の多様化や高機能化が進む中、照光による様々な装
飾効果を備えたものが増え、この照光用に薄くかつ面発
光するEL素子やこれを用いた照光体が多く使用される
ようになってきた。
【0003】このような従来の照光体用のEL素子につ
いて、図8〜図10を用いて説明する。
【0004】なお、構成を判り易くするために、各図面
は厚さ方向の寸法を拡大して表わしている。
【0005】図8(a)は従来のEL素子の断面図、同
図(b)は同部分断面斜視図であり、同図において、1
はポリエチレンテレフタレート等の可撓性を有する透明
な絶縁フィルムで、この上面全面に酸化インジウム錫等
の光透過性導電粉を分散したフェノキシ樹脂やエポキシ
樹脂、フッ素ゴム等の光透過性樹脂によって光透過性電
極層2が印刷形成され、さらにこの上にフッ素ゴムやシ
アノ系樹脂等の高誘電性樹脂に発光の母材となる硫化亜
鉛等を分散させた発光体層3と、同じく高誘電性樹脂に
チタン酸バリウム等を分散させた誘電体層4が順次重ね
て印刷形成されている。
【0006】そして、さらにこの誘電体層4上に銀やカ
ーボンレジン系の背面電極層5、及びこれらを覆うエポ
キシ樹脂やポリエステル樹脂等の絶縁層6が順次印刷形
成されると共に、絶縁フィルム1の舌片状のテール部1
Aには、光透過性電極層2と背面電極層5に接続された
銀やカーボンレジン系の電極2Aと電極5Aが印刷形成
されて、EL素子7が構成されている。
【0007】また、図9(a),(b)は以上のような
EL素子7を照光体として装着した電子機器の正面図及
び側面図、図10(a),(b)は同じく着衣の正面図
及び背面図であり、同図において、EL素子7は、電子
機器10の液晶表示素子や表示パネル等の前面の表示部
10Aの裏側や、着衣11の胸部11Aや背中部11B
等の比較的平坦な部分に装着されている。
【0008】以上のような構成において、EL素子7の
電極2Aと電極5Aに電圧を印加すると、EL素子7が
駆動して発光体層3が発光し、図9に示すような電子機
器10に装着した場合には、この光が表示部10Aの液
晶表示素子や表示パネル等を後方から照光するため、周
囲が暗い場合でも表示部10Aの識別を明確に行うこと
ができ、また、図10に示すような着衣11に装着した
場合には、胸部11Aや背中部11B等が発光すること
によって、暗闇でも人の存在が確認できる安全衣として
用いられるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のEL素子を用いた照光体においては、可撓性のある樹
脂を用いて各層が絶縁フィルム1に印刷形成され、ある
程度の曲げが可能であるため、図9や図10に示すよう
に、電子機器10の表示部10Aのような平坦な部分
や、着衣11の胸部11A等のような極端な曲げの加わ
らない部分への装着は可能であるが、図9の表示部10
Bのような半球面形状の部分や、図10の肘部11Cの
ような極端な曲げが繰り返される部分に装着した場合、
一枚のシート状に構成されたEL素子7に皺や捩れ等が
発生するため、所望の照光を得られなくなる場合があ
り、装着する箇所が平坦部や比較的曲げの小さな部分に
限定されるという課題があった。
【0010】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、半球面形状等の複雑な曲面や、極端な曲
げが繰り返される可動箇所への装着が可能な照光体及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、所定幅の帯状の可撓性を有する光透過性の
絶縁フィルム片面の所定の箇所に、可撓性の樹脂を用い
て光透過性電極層と発光体層、誘電体層及び背面電極層
を順次重ねて印刷形成した複数のエレクトロルミネセン
ス素子を、縦横に布目状に交差するように組み合わせて
照光体を構成するものである。
【0012】これにより、複雑な曲面や極端な曲げの加
わる可動箇所等、様々な箇所に装着可能な照光体を得る
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、所定幅の帯状の可撓性を有する光透過性の絶縁フィ
ルムと、この絶縁フィルム片面の所定の箇所に光透過性
導電粉を分散した可撓性を有する光透過性樹脂によって
印刷形成された光透過性電極層と、この光透過性電極層
上に可撓性の樹脂を用いて順次重ねて印刷形成された発
光体層、誘電体層及び背面電極層と、端部が上記光透過
性電極層と背面電極層に接続された複数の電極からなる
複数のエレクトロルミネセンス素子を、縦横に布目状に
交差するように組み合わせた照光体としたものであり、
各層が可撓性を有する樹脂で印刷形成された所定の幅の
帯状の複数のEL素子を、布目状に交差するように組み
合わせて照光体が構成されているため、半球面形状等の
複雑な曲面や、極端な曲げが繰り返される可動箇所への
装着が可能な照光体を得ることができるという作用を有
する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、エレクトロルミネセンス素子の光透過性
電極層及び発光体層、誘電体層、背面電極層を、絶縁フ
ィルムの外形より内側に形成し、電極を除く各層を絶縁
層で覆ったものであり、各層が絶縁フィルムの外形より
内側に形成され各々の側面が絶縁層で覆われているた
め、布目状に組み合わされた状態で複雑な形の曲げが加
わっても、各々のEL素子間の絶縁が確実な照光体が得
られるという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、エレクトロルミネセンス素子の電極を除
く所定の箇所を、光透過性の絶縁層で覆ったものであ
り、各層の全周が光透過性の絶縁層で覆われているた
め、布目状に組み合わされ複雑な形の曲げが加わった状
態でも、各々のEL素子間の絶縁を確実なものとするこ
とができるという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、複数のエレクトロ
ルミネセンス素子の発光色を異なるものとしたものであ
り、様々な発光色のEL素子を組み合わせることによっ
て、多色照光による多彩な装飾が可能となるという作用
を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、複数のエレクトロ
ルミネセンス素子の、縦方向または横方向の少なくとも
一方の端部を接続したものであり、複数の帯状のEL素
子の端部を接続することにより、少量の電極で複数のE
L素子を発光させることができるため、各種機器に照光
体を接続する際の電子回路と電極の接続が少なくてす
み、機器への接続が容易で使い易い照光体を得ることが
できるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、エレクトロルミネ
センス素子の縦横の交差を不規則にしたものであり、複
数のEL素子を不規則な組み合わせで交差させることに
より、様々なデザインや文字、数字などの表示が可能と
なり、照光による多彩な装飾が可能となるという作用を
有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、所定の大きさの
可撓性を有するシート状の光透過性の絶縁フィルム片面
の所定の箇所に、可撓性の樹脂を用いて光透過性電極層
と発光体層、誘電体層及び背面電極層を順次重ねて印刷
形成した後、所定幅の帯状の複数のエレクトロルミネセ
ンス素子に切断し、これを縦横に布目状に交差するよう
に組み合わせて請求項1〜6のいずれか一つに記載の照
光体を製造する照光体の製造方法としたものであり、可
撓性に富み、複雑な曲面や極端な曲げの加わる様々な箇
所にも装着可能な照光体を、大量に安価に製造すること
ができるという作用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、エレクトロルミ
ネセンス素子を可撓性樹脂の溶液に浸漬して、請求項3
記載の照光体を製造する照光体の製造方法としたもので
あり、所定幅の帯状のEL素子を可撓性樹脂の溶液に浸
漬することで、所定の箇所に簡易な加工方法で絶縁層を
形成できるため、加工が容易で安価な照光体が得られる
という作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図7を用いて説明する。なお、構成を判り易くするた
めに、各図面は厚さ方向の寸法を拡大して表わしてい
る。
【0022】また、従来の技術の項で説明した構成と同
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略
する。
【0023】(実施の形態1)図1(a)は本発明の第
1の実施の形態による照光体用のEL素子の断面図、同
図(b)は同部分断面斜視図であり、同図において、ポ
リエチレンテレフタレート等の可撓性を有する透明な絶
縁フィルム21の上面に、酸化インジウム錫等の光透過
性導電粉を分散したフェノキシ樹脂やエポキシ樹脂、フ
ッ素ゴム等の光透過性樹脂によって光透過性電極層22
が印刷形成され、さらにこの上にフッ素ゴムやシアノ系
樹脂等の高誘電性樹脂に発光の母材となる硫化亜鉛等を
分散させた発光体層23や、同じく高誘電性樹脂にチタ
ン酸バリウム等を分散させた誘電体層24、及び銀やカ
ーボンレジン系の背面電極層25、光透過性電極層22
と背面電極層25に接続された銀やカーボンレジン系の
電極22Aと電極25Aが順次重ねて印刷形成されてい
ることは従来の技術の場合と同様であるが、絶縁フィル
ム21の形状は所定幅の細長い帯状となっている。
【0024】そして、これらの各層は絶縁フィルム21
の外形よりも内側に印刷形成されると共に、電極22A
と25Aを除く全面にエポキシ樹脂やポリエステル樹脂
等の絶縁層26が印刷形成され各層を覆って、EL素子
27が構成されている。
【0025】また、図2は以上のようなEL素子を用い
た照光体の分解斜視図であり、同図において、28はポ
リエチレンテレフタレート等の可撓性を有する透明な絶
縁フィルム28Aの下面に銀やカーボンレジン系の複数
のパターン28Bと28Cが印刷形成された配線基板
で、帯状のEL素子27が縦横に布目状に交差するよう
に組み合わせられた布目状EL素子27Aの、各々のE
L素子27の端部に前後に位置をずらせて形成された電
極22Aと25Aに、配線基板28のパターン28Bと
28Cが超音波溶着等によって接続されて、照光体29
が構成されている。
【0026】以上のような照光体の製造方法について説
明すると、まず図3(a)に示すように、縦横500mm
程度のシート状の可撓性を有する透明な絶縁フィルム3
0上面の所定の箇所に、可撓性の樹脂を用いて複数の光
透過性電極層22や発光体層23、誘電体層24、背面
電極層25、電極22A,25Aを順次重ねて印刷形成
した後、電極22A,25Aを除く全面に各層を覆うよ
うに絶縁層26を印刷形成する。
【0027】次に、図3(b)に示すように、これを所
定の間隔で切断し、5mm程度の幅の帯状の複数のEL素
子27とした後、これらを図2に示すように、縦横に布
目状に交差するように組み合わせて布目状EL素子27
Aとし、各々のEL素子27の端部に配線基板28を超
音波溶着等により貼付して、パターン28Bと28Cを
各々電極22Aと25Aに接続することによって照光体
29が完成する。
【0028】そして、この照光体29を、図9に示すよ
うな電子機器10の半球面形状の表示部10Bの裏側
や、図10に示すような着衣11の極端な曲げが繰り返
される肘部11C等に装着し、配線基板28のパターン
28Bと28Cから各々のEL素子27の電極22Aと
電極25Aに電圧を印加すると、EL素子27が駆動し
て照光体29全体が発光し、図9に示した場合は、この
光が表示部10Bの表示パネル等を後方から照光するた
め、周囲が暗い場合でも表示部10Bの識別を明確に行
うことができ、また、図10に示すような肘部11C等
が発光することによって、暗闇でも人の存在が確認でき
る安全衣として用いることができる。
【0029】このように本実施の形態によれば、各層が
可撓性を有する樹脂で印加形成された所定幅の帯状の複
数のEL素子27を、布目状に交差するように組み合わ
せて照光体29が構成されているため、半球面形状等の
複雑な曲面や、極端な曲げが繰り返される可動箇所への
装着が可能な照光体及びその製造方法を得ることができ
るものである。
【0030】また、EL素子27の各層が絶縁フィルム
21の外形より内側に形成され、各々の側面や背面が絶
縁層26で覆われているため、布目状に組み合わされた
照光体29の状態で複雑な形の曲げが加わっても、各々
のEL素子間の絶縁が確実な照光体を得ることができ
る。
【0031】さらに、複数のEL素子27の発光色を各
々異なるものとし、これらを組み合わせることによっ
て、多色照光による多彩な装飾効果を実現することもで
きる。
【0032】また、図4に示すように、複数のEL素子
27の縦横の交差を不規則なものとして所定の構成で組
み合わせ、部分的に特定のEL素子27のみを発光させ
ることによって、様々なデザインや文字、数字等の表示
が可能となり、照光による多彩な装飾が可能となる。
【0033】(実施の形態2)図5は本発明の第2の実
施の形態による照光体の外観斜視図であり、同図におい
て、各層が可撓性を有する樹脂で印刷形成された所定幅
の帯状の複数のEL素子が、縦横に布目状に交差するよ
うに組み合わせられて、照光体が構成されていることは
実施の形態1の場合と同様であるが、照光体31は、複
数の帯状部32Aが端部の接続部32Bで一つに接続さ
れた櫛歯状EL素子32を、縦方向と横方向に二つ組み
合わせて構成されている。
【0034】以上のような照光体の製造方法について説
明すると、まず図6(a)に示すように、縦横500mm
程度のシート状の可撓性を有する透明な絶縁フィルム3
0の上面全面に、可撓性の樹脂を用いて光透過性電極層
33や発光体層34、誘電体層35、背面電極層36、
電極33A,36Aを順次重ねて印刷形成した後、電極
33A,36Aを除く全面に各層を覆うように絶縁層3
7を印刷形成する。
【0035】次に、図6(b)に示すように、電極33
A,36Aが印刷形成された舌片状のテール部30Aを
残して外形を切断すると同時に、接続部32B以外の箇
所にスリット32Cを切断加工することで、5mm程度の
幅の複数の帯状部32Aが端部の接続部32Bで一つに
接続された櫛歯状EL素子32が完成し、この櫛歯状E
L素子32二つを図5に示すように、縦方向と横方向に
布目状に交差するように組み合わせることによって照光
体31が完成する。
【0036】そして、この照光体31を、電子機器の半
球面形状の表示部や、着衣の極端な曲げが繰り返される
肘部等に装着し、機器の電子回路から電極33Aと電極
36Aに電圧を印加して櫛歯状EL素子32を発光さ
せ、この光によって電子機器の表示部の識別を行った
り、暗闇でも人の存在が確認できる安全衣として用いら
れることは実施の形態1の場合と同様であるが、二つの
櫛歯状EL素子32の各々の電極33Aと電極36Aだ
けに電圧を印加することで照光体31を発光させること
ができる。
【0037】このように本実施の形態によれば、複数の
帯状部32Aが端部の接続部32Bで一つに接続された
櫛歯状EL素子32を、縦方向と横方向に二つ組み合わ
せて照光体31が構成されているため、照光体31と機
器の電子回路との接続が二箇所ですみ、機器への接続が
容易で使い易い照光体を得ることができるものである。
【0038】また、図7に示すように、上記のように製
造した櫛歯状EL素子32を、電極33Aと電極36A
を除く全面を光透過性の絶縁樹脂の溶液に浸漬し、各層
を光透過性の絶縁層37Aで覆うことによって、布目状
に組み合わされた照光体の状態で複雑な形の曲げが加わ
っても、縦横のEL素子32どうしの絶縁を確実なもの
とすることができると共に、簡易な加工方法で絶縁層3
7Aを形成できるため、加工が容易で安価な照光体が得
られる。
【0039】なお、以上の説明では、電子機器や、着衣
に装着した構成として説明したが、帽子や靴、装飾品、
玩具等の球面や複雑な曲げが繰り返される様々なものに
装着しても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可撓性に
富み、複雑な曲面や極端な曲げの加わる様々な箇所に装
着可能な照光体及びその製造方法を得ることができると
いう有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施の形態による照光体
用のEL素子の断面図 (b)同部分断面斜視図
【図2】同照光体の分解斜視図
【図3】同製造方法を示す斜視図
【図4】同他の実施の形態による平面図
【図5】本発明の第2の実施の形態による照光体の外観
斜視図
【図6】同製造方法を示す斜視図
【図7】同他の実施の形態による断面図
【図8】(a)従来のEL素子の断面図 (b)同部分断面斜視図
【図9】(a)同電子機器の正面図 (b)同電子機器の側面図
【図10】(a)同着衣の正面図 (b)同着衣の背面図
【符号の説明】
10 電子機器 10B 表示部 11 着衣 11C 肘部 21,30 絶縁フィルム 22,33 光透過性電極層 22A,33A 電極 23,34 発光体層 24,35 誘電体層 25,36 背面電極層 25A,36A 電極 26,37,37A 絶縁層 27 EL素子 27A 布目状EL素子 28 配線基板 28A 絶縁フィルム 28B,28C パターン 29,31 照光体 30A テール部 32 櫛歯状EL素子 32A 帯状部 32B 接続部 32C スリット
フロントページの続き (72)発明者 河合 奈保美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB04 BA03 BA07 BB00 BB02 CA06 CB01 DA04 DB02 EA01 EB04 EC01 FA01 FA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の帯状の可撓性を有する光透過性
    の絶縁フィルムと、この絶縁フィルム片面の所定の箇所
    に光透過性導電粉を分散した可撓性を有する光透過性樹
    脂によって印刷形成された光透過性電極層と、この光透
    過性電極層上に可撓性の樹脂を用いて順次重ねて印刷形
    成された発光体層、誘電体層及び背面電極層と、端部が
    上記光透過性電極層と背面電極層に接続された複数の電
    極からなる複数のエレクトロルミネセンス素子を、縦横
    に布目状に交差するように組み合わせた照光体。
  2. 【請求項2】 エレクトロルミネセンス素子の光透過性
    電極層及び発光体層、誘電体層、背面電極層を、絶縁フ
    ィルムの外形より内側に形成し、電極を除く各層を絶縁
    層で覆った請求項1記載の照光体。
  3. 【請求項3】 エレクトロルミネセンス素子の電極を除
    く所定の箇所を、光透過性の絶縁層で覆った請求項1記
    載の照光体。
  4. 【請求項4】 複数のエレクトロルミネセンス素子の発
    光色を異なるものとした請求項1〜3のいずれか一つに
    記載の照光体。
  5. 【請求項5】 複数のエレクトロルミネセンス素子の、
    縦方向または横方向の少なくとも一方の端部を接続した
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の照光体。
  6. 【請求項6】 エレクトロルミネセンス素子の縦横の交
    差を不規則にした請求項1〜5のいずれか一つに記載の
    照光体。
  7. 【請求項7】 所定の大きさの可撓性を有するシート状
    の光透過性の絶縁フィルム片面の所定の箇所に、可撓性
    の樹脂を用いて光透過性電極層と発光体層、誘電体層及
    び背面電極層を順次重ねて印刷形成した後、所定幅の帯
    状の複数のエレクトロルミネセンス素子に切断し、これ
    を縦横に布目状に交差するように組み合わせて請求項1
    〜6のいずれか一つに記載の照光体を製造する照光体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 エレクトロルミネセンス素子を可撓性樹
    脂の溶液に浸漬して、請求項3記載の照光体を製造する
    照光体の製造方法。
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