JP2000133019A - 避難誘導システム - Google Patents

避難誘導システム

Info

Publication number
JP2000133019A
JP2000133019A JP30961398A JP30961398A JP2000133019A JP 2000133019 A JP2000133019 A JP 2000133019A JP 30961398 A JP30961398 A JP 30961398A JP 30961398 A JP30961398 A JP 30961398A JP 2000133019 A JP2000133019 A JP 2000133019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evacuation
evacuation guidance
light source
semiconductor light
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30961398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Akiba
泰史 秋庭
Shingo Ono
慎吾 小野
Yutaka Sugaya
豊 管谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP30961398A priority Critical patent/JP2000133019A/ja
Publication of JP2000133019A publication Critical patent/JP2000133019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の足下対応位置を明るく照明した状態で、
人を安全に避難誘導させることができる避難誘導システ
ムを提供する。 【解決手段】 建物6内に設置されて避難時に避難誘導
方向6a,6bへ人を誘導する避難誘導システムであっ
て、足下対応位置へ一方色彩を有した光を照射する一方
半導体光源及び一方色彩と異なる他方色彩を有した光を
照射する他方半導体光源が実装基板に並設された避難誘
導灯1と、少なくとも火災を検知して異常検知信号を出
力するセンサ部3と、通常時に前記建物6の通路62に
並設された各避難誘導灯1の一方半導体光源を点灯制御
するとともに、避難誘導時に他方半導体光源を異常検知
信号に基づいて前記避難誘導方向6a,6bへ向かって
順次移動点滅させる制御部4とを備えた構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内に設置され
て避難時に避難誘導方向へ人を誘導する避難誘導システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の避難誘導システムとし
て、特願平3−226900号公報に開示された図9に
示す構成のものが存在する。このものは、建物内の複数
の部屋A1又はブロックそれぞれに取り付けられた少な
くとも火災を検知する複数のセンサ部Aと、建物内の少
なくとも通路、床面、壁面、天井に案内誘導用及び有事
の場合の避難方向への誘導用として設置された複数の発
光体Bと、前記センサ部Aからの異常検知信号によって
この異常検知信号を送出した前記部屋又はブロックから
判断して避難誘導すべき方向へ前期複数の発光体Bを移
動点滅させる無停電の制御装置Cとを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の避難誘
導システムでは、発光体Bの移動点滅で避難方向を確実
に指示するので、人を安全かつ的確に避難口方向へ誘導
させることができるとともに、人が避難するときに常時
視線方向へ発光体Bの点滅があるので明るさと避難方向
とを確保できる。
【0004】しかしながら、足下を照射する発光体と、
避難誘導させる発光体とが分離されておらず同一であっ
て、その一つの発光体Bが両者の光源を兼ねているの
で、足下対応位置を照射する光が白色光ではなく例えば
避難誘導を表す緑色光であって、足下対応位置を明るく
照明できず避難誘導時における安全面で問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、人の足下対応位置を明る
く照明した状態で、人を安全に避難誘導方向へ誘導させ
ることができる避難誘導システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、建物内に設置されて避
難時に避難誘導方向へ人を誘導する避難誘導システムで
あって、足下対応位置へ一方色彩を有した光を照射する
一方半導体光源及び一方色彩と異なる他方色彩を有した
光を照射する他方半導体光源が実装基板に並設された複
数の避難誘導灯と、少なくとも火災を検知して異常検知
信号を出力するセンサ部と、通常時に前記建物の通路部
に並設された各避難誘導灯の一方半導体光源を点灯制御
するとともに、避難誘導時に他方半導体光源を異常検知
信号に基づいて前記避難誘導方向へ向かって順次移動点
滅するよう点滅制御する制御部とを備えた構成にしてあ
る。
【0007】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記各避難誘導灯は前記通路における垂直
壁に設置された構成にしてある。
【0008】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものにおいて、前記避難誘導灯及び前記制御
部は、蓄電池を介して太陽電池に接続された構成にして
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
8に基づいて以下に説明する。この避難誘導システムは
複数の避難誘導灯1とセンサ部3と制御部4と電源部5
とを備え、建物6内における各階に設置される。まず避
難誘導灯1について説明する。
【0010】器具本体11は、成形された樹脂又は金属
板により、略直方体状の有底箱形に形成され、底部11
a、箱形内部、及び一面側へ開口した開口端部11bを
設ける。ここで、外形寸法が汎用すなわち一般家庭で使
用される1連用サイズの配線器具であるスイッチ又はコ
ンセントの取付穴に、収容し得る所定寸法に形成され
る。
【0011】一方半導体光源12は、いわゆるLEDで
あり、複数で構成され、消費電力及び発熱が少なく長寿
命特性を有し、光を発光する発光体(図示せず)の一方
側へ光軸を有した集光レンズが設けられるとともに、2
本の一方通電端子12aが集光レンズの反対側へ光軸に
沿って導出される。そして、電流が負荷されると光軸を
中心とする所定の指向角度、つまり指向性を有した光を
放出する。ここで、ここで、一方色彩を有した光、すな
わち被照射面を明るく照らす白色光を放出して、人2の
足下が位置する足下対応位置2121へ光を照射する。
【0012】他方半導体光源13は、いわゆるLEDで
あり、複数で構成され、一方半導体光源12と同様に消
費電力が少なく長寿命特性を有し、光を発光する発光体
の一方側へ光軸を有した集光レンズが設けられるととも
に、2本の他方通電端子13aが集光レンズの反対側へ
光軸に沿って導出される。ここで、緑色光が一般に避難
誘導色とされ、一方色彩と異なる他方色彩を有した光、
すなわち白色光と異なる緑色光を人2の頭部2222位
置へ向かって放出して避難誘導情報を伝達する。
【0013】実装基板14は、樹脂により、基板面14
aを有した板状に形成され、複数の挿入孔(図示せず)
が設けられて、基板面14aが器具本体11の底部11
aに沿って箱形内部に装着される。そして、一方半導体
光源12の一方通電端子12aが挿入孔に挿入され半田
付けされて、折曲形成され基板面14aに実装される。
同様に、他方半導体光源13の他方通電端子13aが挿
入孔に挿入され半田付けされて、一方通電端子12aの
折曲方向に対する反対方向へ折曲形成されて基板面14
aに実装される。
【0014】ここで、図3に示すように、一方半導体光
源12が互いに直交する両方向で10mmの一定ピッチ
で、基板面14aに6行4列の縦列状に合計24個並設
される。また、他方半導体光源13が基板面14aの略
中央部にて、かつ各一方半導体光源12によって囲まれ
た中心位置にて、互いに直交する両方向で10mmの一
定ピッチで基板面14aに4行3列の縦列状に合計12
個並設される。
【0015】拡散レンズ15は、透明の樹脂により、板
状に形成され、器具本体11の開口端部11bに設けら
れて、図3に示すように、第1拡散レンズ15a及び第
2拡散レンズ15bでもって構成され、一方半導体光源
12及び他方半導体光源13からの光を透過しかつ拡散
させる。ここで、第1拡散レンズ15aは側壁にテーパ
面15a2を有した第1凹部15a1が第1所定ピッチを
有して並設されるとともに、第2拡散レンズ15bは側
壁にテーパ面15b2を有した第2凹部15b1が第1所
定ピッチより小さい第2所定ピッチを有して並設され
る。
【0016】そして、第1凹部15a1のテーパ面15
a2が一方半導体光源12及び他方半導体光源13から
放出された光を照度の粗密を有して粗く拡散し、次いで
第2凹部15b1のテーパ面15b2が第1拡散レンズ1
5aを透過した光を広い方向へ細かく拡散して、人2に
まぶしさを感じさせることがない。ここで、第1拡散レ
ンズ15a又は第2拡散レンズ15bのみが器具本体1
1の開口端部11bに設けられたとき、第1拡散レンズ
15aのみでは、図5に示すように、第1凹部15a1
のテーパ面15a2が光を照度の粗密を有して粗く拡散
するので照射光を照度の粗密を有したものにする。ま
た、第2拡散レンズ15bのみでは、図6に示すよう
に、第2凹部15b1のテーパ面15b2が光を細かく拡
散するので照射光を粗密のないものにするものの、外方
から照射光を視るとスポット状の半導体光源が確認され
て、点光源の集まりであるというイメージを与えてデザ
イン上よくない。
【0017】すなわち、第1拡散レンズ15aによって
点光源イメージを消し、第2拡散レンズ15bによって
粗密の細かい照射光を得るものであって、第1拡散レン
ズ15a及び第2拡散レンズ15bの両レンズ15a,
15bでもって、点光源の集まりではなく平面光源のよ
うな平面状の照射光を得る。
【0018】誘導灯側制御部16は、器具本体11の底
部11a側へ設けられ、建物6内に設置されて火災等を
検知する後述する制御部4と接続されて、その制御部4
からの正常制御信号又は異常検知信号に基づいて、通常
時に一方半導体光源12を、異常発生時に一方半導体光
源12及び他方半導体光源13をそれぞれ点灯制御す
る。
【0019】センサ部3は、例えば火災感知器又は煙感
知器等の複数で形成され、各センサ部3が建物6内の各
部屋63a又は各ブロックにそれぞれ取り付けられて、
少なくとも火災を検知して異常検知信号を出力する。
【0020】制御部4は、点灯パターン記憶ROM4
1、制御信号出力部42、及び点滅速度切替部43を設
け、点灯パターン記憶ROM41が一方半導体光源12
又は他方半導体光源13が点灯して形成される表示パタ
ーンを記憶する。そして、制御信号出力部42が通常時
に正常制御信号を各避難誘導灯1に出力して、各避難誘
導灯1の一方半導体光源12を点灯制御するとともに、
センサ部3から異常検知信号を入力された時、点滅制御
信号を各避難誘導灯1に出力して他方半導体光源13を
避難誘導方向6a,6bへ向かって順次移動点滅させ
る。また、点滅速度切替部43が他方半導体光源13の
点滅速度を自在に切替る。このものについては詳しく後
述する。
【0021】電源部5は、充放電制御部51と、その充
放電制御部51に接続された畜電池部52と、その畜電
池部52に接続されたタイマー制御部53と、交流10
0ボルトの一般商用電源又は畜電池部52のどちらか一
方に切替る切替制御部54とを有して形成される。さら
に、充放電制御部51が太陽電池55に接続されるとと
もに、切替制御部54が各避難誘導灯1及び制御部4に
接続される。したがって、避難誘導灯1及び制御部4が
切替制御部54、及び畜電池部52を介して太陽電池5
5に接続されて、一般商用電源又は畜電池部52のどち
らか一方から電源を供給される。
【0022】建物6は、平面略四角状に形成され、略中
央部に吹抜部及び第1階段61を設け、その吹抜部及び
第1階段61を外囲して略四角状に形成された通路部6
2、及びその通路部62を外囲して四辺を有して略四角
状に形成された住居部63をそれぞれ設け、住居部63
が各部屋63aに分割されるとともに、四辺のうち一片
に位置した第2階段64を設ける。さらに、通路部62
が互いに直交した第1直交壁63b及び第2直交壁63
cを設けて、第1階段61が第1直交壁63bに対向す
るするとともに、第2階段64が第2直交壁63cに隣
接する。そして、第1直交壁63b側で第1階段61へ
向かって第1避難誘導方向6aが、また第2直交壁63
c側で第2階段64へ向かって第2避難誘導方向6bが
それぞれ形成される。
【0023】避難誘導灯1の取付方法について説明す
る。この避難誘導灯1は、建物6における通路部62の
第1直交壁63b及び第2直交壁63cにそれぞれ並設
される。取付穴1bが各垂直壁63b,63cに設けら
れて、汎用の配線器具(スイッチ又はコンセント)を取
付ける時と同一寸法に形成され、器具本体11が取付枠
(図示せず)に固定された状態でその取付穴1bに挿入
されて、取付枠を垂直壁1aに固定し、カバープレート
11cによってカバーされる。カバープレート11cが
配線器具をカバーする汎用のものであって、樹脂によ
り、長片を120mm、短片を70mmとする略矩形板
状に形成されている。ここで、器具本体11が汎用の配
線器具を取付ける取付穴に収容し得る所定寸法に形成さ
れているので、配線器具を取付ける同一手順で、かつ取
付枠及びカバープレート11c等の同一取付部品を使用
して取付けられる。
【0024】このものの動作を説明する。通常時に制御
部4は正常制御信号を各避難誘導灯1に出力し、各避難
誘導灯1は一方半導体光源12が誘導灯側制御部16を
介して制御部4によって点灯制御されて、一方色彩であ
る白色光を人2の足下対応位置21へ向かって照射す
る。このとき、一方通電端子12aが折曲形成された状
態で実装基板14に実装されているので、光を足下対応
位置21へ正しく照射するとともに、拡散レンズ15が
器具本体11に設けられているので、光を点状ではなく
面状に照射して人2にまぶしさを感じさせることがな
い。
【0025】建物6に火災等が発生した避難誘導時に、
センサ部3から異常検知信号を入力された制御部4は点
滅制御信号を各避難誘導灯1に出力し、各避難誘導灯1
は一方半導体光源12が白色光を照射した状態で、他方
半導体光源13が誘導灯側制御部16を介して制御部4
によって移動点滅制御されて、他方色彩である緑色光を
第1避難誘導方向6a及び第2避難誘導方向6bへ向か
って順次移動点滅して、人2に両避難誘導方向6a,6
bを指示する。このとき、器具本体11に拡散レンズ1
5を設けているので点状ではなく面状の緑色光を照射す
るとともに、他方通電端子13aが折曲形成された状態
で実装基板14に実装されているので、緑色光を人2の
頭部22位置へ向かって正しく照射する。したがって、
人2は照射された光が目に入りやすく注意を喚起され
て、両避難誘導方向6a,6bを明瞭に指示されるとと
もに、一方半導体光源12によって足下対応位置21を
白色光で照射されているので安全に避難場所に避難す
る。
【0026】かかる一実施形態の避難誘導システムにあ
っては、上記したように、制御部4が建物6の通路に並
設された各避難誘導灯1の一方半導体光源12を点灯さ
せるとともに、センサ部3から異常検知信号を受信した
避難誘導時に、他方半導体光源13を異常検知信号に基
づいて避難誘導方向へ向かって順次移動点滅させるか
ら、例えば一方色彩を白色、他方色彩を緑色として、常
時白色光でもって足下対応位置を照射するとともに、避
難誘導時に順次移動点滅する緑色光でもって両避難誘導
方向6a,6bを指示して安全に避難場所に避難でき、
かつ足下灯と避難誘導灯1とが別体に並設された従来と
比較して、省スペース化、省施工化、及びコストダウン
を達成することができる。
【0027】また、各避難誘導灯1が建物6の通路部6
2における第1直交壁63b及び第2直交壁63cに並
設されたから、各避難誘導灯1が人2の足下対応位置を
効率よく照射できるとともに、通路を通行する人2の体
重を負荷されないので、各避難誘導灯1を軽量化してさ
らなるコストダウンを達成することができる。
【0028】また、避難誘導灯1及び制御部4が蓄電池
部52を介して太陽電池55に接続されたから、建物6
に火災が発生して停電しても、電源が太陽電池55でも
って充電された蓄電池部52から供給されて、停電時で
あっても確実に避難誘導方向へ人2を誘導することがで
きる。
【0029】かかる一実施形態の避難誘導灯にあって
は、上記したように、一方色彩を有した光を照射する一
方半導体光源12、及び一方色彩と異なる他方色彩を有
した光を照射する他方半導体光源13が実装基板14に
並設されて、制御部16が通常時に一方半導体光源12
を、避難誘導時に一方半導体光源12及び他方半導体光
源13をそれぞれ点灯制御するから、例えば一方色彩を
白色、他方色彩を緑色として、通常時に白色光でもって
足下対応位置21を照射するとともに、避難誘導時に緑
色光でもって避難誘導情報を伝達して、つまり足下灯と
避難誘導灯1とを一体に形成して、それぞれが別体に設
けられた従来と比較して、省スペース化、省施工化、及
びコストダウンを達成することができる。
【0030】また、他方半導体光源13が人2の頭部2
2位置を照射するよう実装基板14に実装されたから、
他方半導体光源13からの光が人2の目に入りやすく注
意を喚起して、避難誘導時に避難誘導情報を明瞭に伝達
することができる。
【0031】また、器具本体11がスイッチ又はコンセ
ント等の汎用の配線器具を取り付ける取付穴に収容し得
る所定寸法に形成されたから、汎用の配線器具を取付け
る同一手順で、かつ同一取付部品を使用し器具本体11
を取付けて、さらなる省施工化及びコストダウンを達成
することができる。
【0032】また、拡散レンズ15が器具本体11に設
けられて、一方半導体光源12及び他方半導体光源13
からの光を透過しかつ拡散するから、光を点状ではなく
面状に照射して、通常時に点灯している一方半導体光源
12からの光によって人2にまぶしさを感じさせること
なく、足下対応位置21を照射することができる。
【0033】また、拡散レンズ15が第1所定ピッチを
有した第1凹部15a1を設けた第1拡散レンズ15
a、及び第1所定ピッチより小さい第2所定ピッチを有
した第2凹部15b1を設けた第2拡散レンズ15bで
もって形成されたから、光が第1凹部15a1のテーパ
面によって照度の粗密を有して粗く拡散し、次いで第1
拡散レンズ15aを透過した光が第2凹部15b1のテ
ーパ面によって細かく拡散して、光を簡単な構成で効率
よく面状に照射させることができる。
【0034】また、光源が白熱電球等の白熱光源ではな
く一方半導体光源12及び他方半導体光源13でもって
形成されて、両半導体光源12,13が赤外線及び紫外
線をほとんど照射しないから、足下対応位置21におけ
る被照射体を劣化させることがない。
【0035】なお、本実施形態では、各避難誘導灯1を
建物6の通路部62における第1直交壁63b及び第2
直交壁63cに並設したが、通路床又は通路に面した天
井に並設されてもよく、建物6内で人が通行する通路部
62であればよく限定されない。
【0036】また、本実施形態では、避難誘導灯及び制
御部4を蓄電池部52を介して太陽電池55に接続した
が、太陽電池55ではなく自家発電装置等であってもよ
く限定されない。
【0037】また、第1実施形態では、一方半導体光源
12が一方色彩である白色光を、他方半導体光源13が
他方色彩である緑色光をそれぞれ照射するものとした
が、他方半導体光源13が一方色彩と異なる他方色彩を
有した光を照射すればよく、白色光及び緑色光に限定さ
れない。
【0038】また、第1実施形態では、他方半導体光源
13が他方通電端子13aを折曲形成されて実装基板1
4に実装されたが、他の手段によって人2の頭部22位
置へ向かって光を照射してもよく、また頭部22位置へ
向かって光を照射する必要のないときは、折曲形成され
なくてもよく限定されない。
【0039】また、拡散レンズ15を第1凹部15a1
を設けた第1拡散レンズ15a、及び第2凹部15b1
を設けた第2拡散レンズ15bでもって形成したが、第
1凹部15a1及び第2凹部15b1を設けず、白濁した
半透明平板状の拡散レンズ15でもって形成してもよ
く、限定されない。
【0040】また、拡散レンズ15を第1拡散レンズ1
5a及び第2拡散レンズ15bの2枚のレンズでもって
形成したが、一面側及び他面側へそれぞれ第1凹部15
a1及び第2凹部15b1を設けた一枚のレンズでもって
形成してもよく、限定されない。
【0041】また、第1拡散レンズ15aを一方半導体
光源12及び他方半導体光源13側へ配置して、第2拡
散レンズ15bを外方へ露出したが、それぞれの配置を
入れ替えて第1拡散レンズ15aを外方へ露出してもよ
く限定されない。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載のものは、制御部が建物の
通路に並設された各避難誘導灯の一方半導体光源を点灯
制御させるとともに、センサ部から異常検知信号を受信
した避難誘導時に、他方半導体光源を異常検知信号に基
づいて避難誘導方向へ向かって順次移動点滅させるか
ら、例えば一方色彩を白色、他方色彩を緑色として、常
時白色光でもって足下対応位置を照射するとともに、避
難誘導時に順次移動点滅する緑色光でもって避難誘導方
向を指示して、安全に避難場所に避難でき、かつ足下灯
と避難誘導灯とが別体に並設された従来と比較して、省
スペース化、省施工化、及びコストダウンを達成するこ
とができる。
【0043】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、各避難誘導灯が建物の通路における
直交壁に並設されたから、各避難誘導灯が人の足下対応
位置を効率よく照射できるとともに、通路を通行する人
の体重を負荷されないので、各避難誘導灯を軽量化して
さらなるコストダウンを達成することができる。
【0044】請求項3記載のものは、請求項1又は請求
項2記載のものの効果に加えて、避難誘導灯及び制御部
が蓄電池を介して太陽電池に接続されたから、建物に火
災が発生して停電しても、電源が太陽電池でもって充電
された蓄電池から供給されて、停電時であっても確実に
避難誘導方向へ人を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】同上の避難誘導灯の正断面図である。
【図3】同上の一方半導体光源及び他方半導体光源を並
設した実装基板の平面図である。
【図4】同上の第1拡散レンズ及び第2拡散レンズの動
作を表す正面図である。
【図5】同上の第1拡散レンズの動作を表す正面図であ
る。
【図6】同上の第2拡散レンズの動作を表す正面図であ
る。
【図7】同上の垂直壁に取付けられた状態の平面図であ
る。
【図8】同上の垂直壁に取付けられた状態の正断面図で
ある。
【図9】従来例を示す避難誘導システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 避難誘導灯 11 器具本体 12 一方半導体光源 13 他方半導体光源 14 実装基板 15 拡散レンズ 15a 第1拡散レンズ 15b 第2拡散レンズ 16 誘導灯側制御部 2 人 21 足下対応位置 22 頭部 3 センサ部 4 制御部 5 電源部 52 蓄電池部 55 太陽電池 6 建物 62 通路部 63b 第1垂直壁 63c 第2垂直壁 6a 第1避難誘導方向 6b 第2避難誘導方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置されて避難時に避難誘導方
    向へ人を誘導する避難誘導システムであって、足下対応
    位置へ一方色彩を有した光を照射する一方半導体光源及
    び一方色彩と異なる他方色彩を有した光を照射する他方
    半導体光源が実装基板に並設された複数の避難誘導灯
    と、少なくとも火災を検知して異常検知信号を出力する
    センサ部と、通常時に前記建物の通路部に並設された各
    避難誘導灯の一方半導体光源を点灯制御するとともに、
    避難誘導時に他方半導体光源を異常検知信号に基づいて
    前記避難誘導方向へ向かって順次移動点滅するよう点滅
    制御する制御部とを備えたことを特徴とする避難誘導シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記各避難誘導灯は、前記通路における
    垂直壁に設置されたことを特徴とする請求項1記載の避
    難誘導システム。
  3. 【請求項3】 前記避難誘導灯及び前記制御部は、蓄電
    池部を介して太陽電池に接続されたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の避難誘導システム。
JP30961398A 1998-10-30 1998-10-30 避難誘導システム Pending JP2000133019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30961398A JP2000133019A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 避難誘導システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30961398A JP2000133019A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 避難誘導システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000133019A true JP2000133019A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17995148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30961398A Pending JP2000133019A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 避難誘導システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000133019A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286435A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Koizumi Sangyo Corp 多点光源ユニットおよび照明装置
NL2002295C2 (en) * 2008-12-05 2009-12-14 Michel Robert Ten Wolde Illumination system including a variety of illumination devices.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286435A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Koizumi Sangyo Corp 多点光源ユニットおよび照明装置
NL2002295C2 (en) * 2008-12-05 2009-12-14 Michel Robert Ten Wolde Illumination system including a variety of illumination devices.
WO2010064914A1 (en) * 2008-12-05 2010-06-10 Michael Robert Ten Wolde Illumination system comprising a plurality of illumination devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7015458B2 (ja) 照明器具
US20120175494A1 (en) Occupancy sensor and controllable photosensor
US20100013658A1 (en) Dynamic emergency escape indicator
JP2009104923A (ja) 照明装置
JP2008305768A (ja) 屋外用照明器具
JP2008158830A (ja) 点灯制御システム
JP2000133018A (ja) 避難誘導灯
JP2000133019A (ja) 避難誘導システム
JPH03250501A (ja) 浴室用演出照明器
JP2007213266A (ja) 発光部を有する建物の避難誘導構造及び避難誘導方法
JP2004102208A (ja) 発光装置付き建材,住宅設備用発光装置
JP2012247845A (ja) 誘導灯装置及び誘導灯システム
JP7316786B2 (ja) 戸体
KR101886700B1 (ko) 비상상황대처 기능을 갖는 led비상유도등기구
KR101886816B1 (ko) 다기능 유도등 시스템
JPH06168606A (ja) 誘導用照明システムおよび誘導灯装置
US20030076313A1 (en) Display apparatus
JP3570137B2 (ja) 照明内蔵階段
JP7283090B2 (ja) 照明装置及び照明システム
JPH10289603A (ja) 誘導装置
KR20120124888A (ko) 비상유도기능을 가진 방향표시판
JP7478349B2 (ja) 照明器具
KR101899491B1 (ko) 조명장치
KR200323699Y1 (ko) 레이저 빛을 조사하는 비상 안전 유도등
KR200345333Y1 (ko) 비상구 안내 장치