JP2000132331A - ロ―ラ―スライド式ポインティングデバイス - Google Patents
ロ―ラ―スライド式ポインティングデバイスInfo
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- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
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- G06F3/0362—Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 1D translations or rotations of an operating part of the device, e.g. scroll wheels, sliders, knobs, rollers or belts
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Abstract
(57)【要約】
【課題】マウスのように操作のために広い面積を必要と
せず、またトラックボールのように直線的な移動操作は
困難ではなく容易で、指などによる操作が軽快で安定し
て行なわれて使い勝手がよく、ダイナミックレンジが広
く、キーボードと組み込んで併用でき、また単体でも構
成できる、ローラースライド式ポインティングデバイス
を提供すること。 【解決手段】ケーシングに固定されたレール（２２）
と、パイプ状でその内空部にレールが挿し込まれ、その
レールによりすべり移動自在でかつ回転自在に支承され
たローラー操作体（２１）又はレール（３２）の凹部に
収容されてすべり移動自在でかつ回転自在に支承された
ローラー操作体（３１）と、この操作体のすべり方向と
その移動量及び回転方向とその回転量を検出する光電式
などの非接触型検出手段（２３、２７；３３）とを具備
する。
せず、またトラックボールのように直線的な移動操作は
困難ではなく容易で、指などによる操作が軽快で安定し
て行なわれて使い勝手がよく、ダイナミックレンジが広
く、キーボードと組み込んで併用でき、また単体でも構
成できる、ローラースライド式ポインティングデバイス
を提供すること。 【解決手段】ケーシングに固定されたレール（２２）
と、パイプ状でその内空部にレールが挿し込まれ、その
レールによりすべり移動自在でかつ回転自在に支承され
たローラー操作体（２１）又はレール（３２）の凹部に
収容されてすべり移動自在でかつ回転自在に支承された
ローラー操作体（３１）と、この操作体のすべり方向と
その移動量及び回転方向とその回転量を検出する光電式
などの非接触型検出手段（２３、２７；３３）とを具備
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの入力
装置に関し、とくに表示装置の画面上にカーソル位置を
指示させるポインティングデバイスに関し、なお詳しく
はその指示操作にスライドするローラー操作体を使った
ローラースライド式ポインティングデバイスに関する。
装置に関し、とくに表示装置の画面上にカーソル位置を
指示させるポインティングデバイスに関し、なお詳しく
はその指示操作にスライドするローラー操作体を使った
ローラースライド式ポインティングデバイスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、例えばディスプレイ装置の画
面に表示されたカーソルを移動させて特定のポイントを
指し示すべく、コンピュータに目的の二次元位置に関す
るデータを入力するための様々なポインティングデバイ
ス、例えばマウス、トラックボールなどが提案されてい
る。
面に表示されたカーソルを移動させて特定のポイントを
指し示すべく、コンピュータに目的の二次元位置に関す
るデータを入力するための様々なポインティングデバイ
ス、例えばマウス、トラックボールなどが提案されてい
る。
【０００３】マウスはその本体を机上に移動させるのみ
で上記したデータを入力でき、現在の主流になってい
る。このマウス装置は、その本体を移動させることによ
り内蔵されたボールを転動させて、その回転方向及回転
量をボールに当接するローラから検知し、マウス本体の
移動距離及び移動方向としてコンピュータに入力する機
械式のものと、特殊な格子が表面に設けられたマウスパ
ッド上でマウス本体を移動させ、パッド上に光を照射
し、その反射光の受光パターンからマウス本体の移動距
離及び移動方向を求め、コンピュータに入力する光学式
のものが知られている。
で上記したデータを入力でき、現在の主流になってい
る。このマウス装置は、その本体を移動させることによ
り内蔵されたボールを転動させて、その回転方向及回転
量をボールに当接するローラから検知し、マウス本体の
移動距離及び移動方向としてコンピュータに入力する機
械式のものと、特殊な格子が表面に設けられたマウスパ
ッド上でマウス本体を移動させ、パッド上に光を照射
し、その反射光の受光パターンからマウス本体の移動距
離及び移動方向を求め、コンピュータに入力する光学式
のものが知られている。
【０００４】トラックボールは、その本体に回転自在に
設けられたボールの回転操作部が該本体上面だけに露出
しており、その露出部を指先又は手のひらで前後左右に
回転操作して位置情報を得るものである。
設けられたボールの回転操作部が該本体上面だけに露出
しており、その露出部を指先又は手のひらで前後左右に
回転操作して位置情報を得るものである。
【０００５】しかしながら、マウス、トラックボールは
次のような欠点が指摘されている。マウスにあっては、
その移動操作のために机の上面の広い面積を必要とし、
机上面積が小さく限られている場合にはその操作性が低
下し又は使用が困難である。トラックボールについて
は、直線的な動きによる迅速な位置情報の入力が困難で
ある。
次のような欠点が指摘されている。マウスにあっては、
その移動操作のために机の上面の広い面積を必要とし、
机上面積が小さく限られている場合にはその操作性が低
下し又は使用が困難である。トラックボールについて
は、直線的な動きによる迅速な位置情報の入力が困難で
ある。
【０００６】これらの欠点を除去するものとして、実公
平３−９０６１号、９０６２号、９０６３号公報によ
り、キーボードのケーシングにシャフトを回転自在に支
承すると共に、このシャフトに円筒状の操作体を摺動自
在且つ一体回転自在に嵌合し、その摺動量と回転量の各
検出手段を設けた、Ｘ−Ｙ方向入力装置が開示されてい
る。
平３−９０６１号、９０６２号、９０６３号公報によ
り、キーボードのケーシングにシャフトを回転自在に支
承すると共に、このシャフトに円筒状の操作体を摺動自
在且つ一体回転自在に嵌合し、その摺動量と回転量の各
検出手段を設けた、Ｘ−Ｙ方向入力装置が開示されてい
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記したＸ−Ｙ方向入
力装置の基本構成は、図８に示す通りである。詳しくは
９はキーボードの外殻を形成するケーシングの一部を示
し、該ケーシング９には軸受１０を介してシャフト１１
の両端が回転自在に支承されている。このシャフト１１
の中央部には、図９から明らかなように断面形状が小判
形の案内部１１ａが形成されており、該案内部１１ａに
は円筒形の操作体１２が摺動自在に嵌合されている。従
つて、この操作体１２は、シャフト１１の案内部１１ａ
に沿つて図中矢印Ｂ−Ｂ線方向に移動自在であると共
に、シャフト１１を回転軸として図９中矢印Ｃ−Ｃ線方
向に回転自在である。上記操作体１２の外方には、第１
従動ローラー１３と第２従動ローラー１４とが互いに軸
方向を直交するように配置されており、両従動ローラ１
３，１４には第１及び第２エンコーダ１５，１６が連結
されている．これら従動ローラー１３，１４は操作体１
２の周面に接触しており、第１従動ローラー１３は操作
体１２のＢ−Ｂ線方向の直線運動によつて回転し、一
方、第２従動ローラー１４は操作体１２のＣ−Ｃ線方向
の回転運動によつて回転するようになつている。
力装置の基本構成は、図８に示す通りである。詳しくは
９はキーボードの外殻を形成するケーシングの一部を示
し、該ケーシング９には軸受１０を介してシャフト１１
の両端が回転自在に支承されている。このシャフト１１
の中央部には、図９から明らかなように断面形状が小判
形の案内部１１ａが形成されており、該案内部１１ａに
は円筒形の操作体１２が摺動自在に嵌合されている。従
つて、この操作体１２は、シャフト１１の案内部１１ａ
に沿つて図中矢印Ｂ−Ｂ線方向に移動自在であると共
に、シャフト１１を回転軸として図９中矢印Ｃ−Ｃ線方
向に回転自在である。上記操作体１２の外方には、第１
従動ローラー１３と第２従動ローラー１４とが互いに軸
方向を直交するように配置されており、両従動ローラ１
３，１４には第１及び第２エンコーダ１５，１６が連結
されている．これら従動ローラー１３，１４は操作体１
２の周面に接触しており、第１従動ローラー１３は操作
体１２のＢ−Ｂ線方向の直線運動によつて回転し、一
方、第２従動ローラー１４は操作体１２のＣ−Ｃ線方向
の回転運動によつて回転するようになつている。
【０００８】この先行考案によれば、シャフト１１と円
筒形操作体１２との嵌合部における摩擦が大きく一定で
はなく、シャフト１１に沿って円筒操作体１２の摺動
は、摩擦抵抗が大きく引きずるような感じで重い。ダイ
ナミックレンジを広げるために円筒操作体１２を大きく
すれば、それだけ摩擦が大きくなり、摺動の操作性は低
下する。また円筒操作体１２の回転はシャフト１１と共
に行なわれるので、この回転操作も重く違和感が持た
れ、操作性が落ちる。このように摺動と回転とのオペレ
ータの指などによる各作用力も違って、操作が重苦し
く、安定したポインティングが得られない。さらに操作
体の摺動量と回転量の各検出手段は接触型を使っている
ので、構造が複雑になっている。
筒形操作体１２との嵌合部における摩擦が大きく一定で
はなく、シャフト１１に沿って円筒操作体１２の摺動
は、摩擦抵抗が大きく引きずるような感じで重い。ダイ
ナミックレンジを広げるために円筒操作体１２を大きく
すれば、それだけ摩擦が大きくなり、摺動の操作性は低
下する。また円筒操作体１２の回転はシャフト１１と共
に行なわれるので、この回転操作も重く違和感が持た
れ、操作性が落ちる。このように摺動と回転とのオペレ
ータの指などによる各作用力も違って、操作が重苦し
く、安定したポインティングが得られない。さらに操作
体の摺動量と回転量の各検出手段は接触型を使っている
ので、構造が複雑になっている。
【０００９】本発明の目的は、前記した先行考案の利点
はそのまま受け継ぎ、その欠点を除去した、つまりマウ
スのように操作のために広い面積を必要とせず、またト
ラックボールのように直線的な移動操作は困難ではなく
容易で、指などによる操作が軽く安定して行なわれて使
い勝手がよく、ダイナミックレンジが広く、キーボード
と組み込んで併用でき、また単体でも構成できる、ロー
ラースライド式ポインティングデバイスを提供すること
である。
はそのまま受け継ぎ、その欠点を除去した、つまりマウ
スのように操作のために広い面積を必要とせず、またト
ラックボールのように直線的な移動操作は困難ではなく
容易で、指などによる操作が軽く安定して行なわれて使
い勝手がよく、ダイナミックレンジが広く、キーボード
と組み込んで併用でき、また単体でも構成できる、ロー
ラースライド式ポインティングデバイスを提供すること
である。
【００１０】第２の目的は、ペン入力具としても併用で
きる、ローラースライド式ポインティングデバイスを提
供することである。
きる、ローラースライド式ポインティングデバイスを提
供することである。
【００１１】前記した目的は、ケーシングに固定された
レールと、パイプ状でその内空部に該レールが挿し込ま
れ、そのレールによりすべり移動自在でかつ回転自在に
支承されたローラー操作体と、この操作体のすべり方向
とその移動量及び回転方向とその回転量を検出する光電
式などの非接触型検出手段とを具備することにより、達
成される。
レールと、パイプ状でその内空部に該レールが挿し込ま
れ、そのレールによりすべり移動自在でかつ回転自在に
支承されたローラー操作体と、この操作体のすべり方向
とその移動量及び回転方向とその回転量を検出する光電
式などの非接触型検出手段とを具備することにより、達
成される。
【００１２】また同様の目的は、ケーシングに固定され
た凹状レールと、その凹部に収容されてすべり移動自在
でかつ回転自在に支承されたローラー操作体と、この操
作体のすべり方向とその移動量及び回転方向とその回転
量を検出する光電式などの非接触型検出手段とを具備す
ることにより、達成される。
た凹状レールと、その凹部に収容されてすべり移動自在
でかつ回転自在に支承されたローラー操作体と、この操
作体のすべり方向とその移動量及び回転方向とその回転
量を検出する光電式などの非接触型検出手段とを具備す
ることにより、達成される。
【００１３】第２の目的は、前記したローラー操作体が
凹状レールから離脱してペン入力具として使用可能にす
ることにより、達成される。
凹状レールから離脱してペン入力具として使用可能にす
ることにより、達成される。
【００１４】
【作用】前記した先行考案による回転シャフトに代って
固定されたレールを用いて、このレール上にローラー操
作体が摩擦少なくして軽快にすべり移動自在かつ回転自
在に支承される。またこの操作体のすべり方向とその移
動量及び回転方向とその回転量を検出するために、ロー
ラーとの摩擦が少なく、小型化で構成できる光電式など
の非接触型検出手段が用いられる。操作体のレール軸方
向へのすべり移動は表示器画面上のカーソルをＸ軸方向
へ変位させ、回転移動はＹ軸方向へ変位させ、２次元位
置が決まるよう、制御される。
固定されたレールを用いて、このレール上にローラー操
作体が摩擦少なくして軽快にすべり移動自在かつ回転自
在に支承される。またこの操作体のすべり方向とその移
動量及び回転方向とその回転量を検出するために、ロー
ラーとの摩擦が少なく、小型化で構成できる光電式など
の非接触型検出手段が用いられる。操作体のレール軸方
向へのすべり移動は表示器画面上のカーソルをＸ軸方向
へ変位させ、回転移動はＹ軸方向へ変位させ、２次元位
置が決まるよう、制御される。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例は図面に基
づいて説明される。図１はその１実施例を示した平面
図、図２はその側面図、図３は図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩ
矢視断面図である。２１はパイプ状のローラー操作体で
ある。その寸法は長さが１０〜２０ｃｍ、外径が１０〜
２０ｍｍであることが好ましい。２２はレールであり、
ローラー操作体２１の内空部に挿し込まれ、レール２２
によりローラー操作体２１はすべり移動自在かつ回転自
在に支承されている。レール２１はその両端部で延長部
を介して手置台であるパームレスト２４にピン継手によ
り上下動可能に軸支されている。また、レール２２の両
端部下面にクリック用スイッチ手段２５が配置されてお
り、ローラー操作体２１を又はレール２２を押下するこ
とによりクリック信号が出力しコンピュータへ入力する
よう回路が設けられている。なお、この図示例によれ
ば、レール２２はパームレスト２４に揺動可能に支承さ
れているが、レール２２はその下面にばねを係着させ軸
受けにより支承させ、上下動可能にしてもよい。
づいて説明される。図１はその１実施例を示した平面
図、図２はその側面図、図３は図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩ
矢視断面図である。２１はパイプ状のローラー操作体で
ある。その寸法は長さが１０〜２０ｃｍ、外径が１０〜
２０ｍｍであることが好ましい。２２はレールであり、
ローラー操作体２１の内空部に挿し込まれ、レール２２
によりローラー操作体２１はすべり移動自在かつ回転自
在に支承されている。レール２１はその両端部で延長部
を介して手置台であるパームレスト２４にピン継手によ
り上下動可能に軸支されている。また、レール２２の両
端部下面にクリック用スイッチ手段２５が配置されてお
り、ローラー操作体２１を又はレール２２を押下するこ
とによりクリック信号が出力しコンピュータへ入力する
よう回路が設けられている。なお、この図示例によれ
ば、レール２２はパームレスト２４に揺動可能に支承さ
れているが、レール２２はその下面にばねを係着させ軸
受けにより支承させ、上下動可能にしてもよい。
【００１６】ローラー操作体２１の外周面には、横縞の
１次元検知用パターンが施されており、その回転から生
じる波動変化を、副レール２２’の中央部かつその周面
の対向位置に固定配置された回転検知部２３により、そ
の回転方向と回転量を検出する。この検出手段はマウス
の光電式パッド、磁気式などにより知られている従来技
術が利用され、非接触型のものが選ばれる。
１次元検知用パターンが施されており、その回転から生
じる波動変化を、副レール２２’の中央部かつその周面
の対向位置に固定配置された回転検知部２３により、そ
の回転方向と回転量を検出する。この検出手段はマウス
の光電式パッド、磁気式などにより知られている従来技
術が利用され、非接触型のものが選ばれる。
【００１７】ローラー操作体２１の両端にスライド部２
６が挟むよう配置され、このスライド部２６はローラー
操作体２１と同時に回転しないが同時にすべり移動のみ
をし、このすべり移動方向とその移動量をスライド検知
部２７により検出する。スライド検知部２７は回転検知
部２３と同じ方式にとらわれず、一般的ないろいろな手
段が考えられる。回転検知部２３、スライド検知部２
７、クリックスイッチ２５で検出した信号は、２次元ポ
インティング操作信号として図示しない制御回路を介し
てコンピュータへ入力される。
６が挟むよう配置され、このスライド部２６はローラー
操作体２１と同時に回転しないが同時にすべり移動のみ
をし、このすべり移動方向とその移動量をスライド検知
部２７により検出する。スライド検知部２７は回転検知
部２３と同じ方式にとらわれず、一般的ないろいろな手
段が考えられる。回転検知部２３、スライド検知部２
７、クリックスイッチ２５で検出した信号は、２次元ポ
インティング操作信号として図示しない制御回路を介し
てコンピュータへ入力される。
【００１８】なお、ローラー操作体２１の外周面には、
図４の実施例で示しているローラー操作体３１のように
縦横の格子パターンを施して、すべり移動量と共に回転
量も同じ光電式により検出してもよい。また縦縞をロー
ラー操作体２１の内周面に施してその内部空間に検出部
を配設して、すべり移動量を検出してもよい。縦横の格
子又は縞の描出はローラー２１の内外周面のどちらでも
よく、その検知手段の配置設計によって選ばれる。
図４の実施例で示しているローラー操作体３１のように
縦横の格子パターンを施して、すべり移動量と共に回転
量も同じ光電式により検出してもよい。また縦縞をロー
ラー操作体２１の内周面に施してその内部空間に検出部
を配設して、すべり移動量を検出してもよい。縦横の格
子又は縞の描出はローラー２１の内外周面のどちらでも
よく、その検知手段の配置設計によって選ばれる。
【００１９】図６は光電式検出手段の概略説明図であ
る。検出手段２８に対向してスライド部２０が矢印方向
ａにすべり移動するとき、発光部ｂから読み取りのため
の光が投射され、その光はスライド部２０の表面で反射
され受光部ｃに受光される。スライド部２０の移動に従
って、発光部ｂから投射された光が、スライド部２０の
上に描かれた縦線で反射されると、反射量が少なくなる
ので、この反射量の減少が検出されて縦線ｄが認識され
る。そして、認識された縦線の相互の間隔からその位置
におけるスライド部２０の移動量が計測されるが、制御
部２９は、計測されたスライド部２０の移動量に対応し
た距離だけ、表示器３０上のカーソル３０ｃをスライド
部２０の動きに対応した方向に移動させるように制御を
行う。
る。検出手段２８に対向してスライド部２０が矢印方向
ａにすべり移動するとき、発光部ｂから読み取りのため
の光が投射され、その光はスライド部２０の表面で反射
され受光部ｃに受光される。スライド部２０の移動に従
って、発光部ｂから投射された光が、スライド部２０の
上に描かれた縦線で反射されると、反射量が少なくなる
ので、この反射量の減少が検出されて縦線ｄが認識され
る。そして、認識された縦線の相互の間隔からその位置
におけるスライド部２０の移動量が計測されるが、制御
部２９は、計測されたスライド部２０の移動量に対応し
た距離だけ、表示器３０上のカーソル３０ｃをスライド
部２０の動きに対応した方向に移動させるように制御を
行う。
【００２０】図４は別の実施例を示した平面図、図５は
その側面図である。３２は凹状レールでその凹部でロー
ラー操作体３１を受け、これをすべり移動自在かつ回転
自在に支承している。凹状レール３１の両端部にはヒン
ジ３６の一方ヒンジ板が連結されており、他方のヒンジ
板が手置台であるパームレスト３４と連結されている。
この一方のヒンジ板下面にクリック用スイッチ手段３５
が配置されており、ローラー操作体３１又はレール３２
を押下すると、ヒンジピン３６ｐを介してスイッチ動作
が行なわれる。
その側面図である。３２は凹状レールでその凹部でロー
ラー操作体３１を受け、これをすべり移動自在かつ回転
自在に支承している。凹状レール３１の両端部にはヒン
ジ３６の一方ヒンジ板が連結されており、他方のヒンジ
板が手置台であるパームレスト３４と連結されている。
この一方のヒンジ板下面にクリック用スイッチ手段３５
が配置されており、ローラー操作体３１又はレール３２
を押下すると、ヒンジピン３６ｐを介してスイッチ動作
が行なわれる。
【００２１】ローラー操作体３１はその外周面に縦横の
格子が施されており、その回転とすべり移動から生じる
波動変化を、レール３２の中央部かつローラー３１の対
向位置で配置された、回転スライド検知部３３により、
それぞれの方向と量を従来公知の光電式パッド例により
検出する。なお、磁気式の１次元位置検知を２つ組合わ
した方式も考えられる。回転スライド検知部３３、クリ
ックスイッチ３５で検知した信号を図示しない制御回路
を介してコンピュータへ入力される。この実施例によれ
ば、ローラー操作体３１を凹状レール３２から離脱させ
てペン入力具として使用可能に設計される。これによ
り、コンピュータへの入力具だけでなく、筆記具として
も使用でき、その態様例は図７に示されている。
格子が施されており、その回転とすべり移動から生じる
波動変化を、レール３２の中央部かつローラー３１の対
向位置で配置された、回転スライド検知部３３により、
それぞれの方向と量を従来公知の光電式パッド例により
検出する。なお、磁気式の１次元位置検知を２つ組合わ
した方式も考えられる。回転スライド検知部３３、クリ
ックスイッチ３５で検知した信号を図示しない制御回路
を介してコンピュータへ入力される。この実施例によれ
ば、ローラー操作体３１を凹状レール３２から離脱させ
てペン入力具として使用可能に設計される。これによ
り、コンピュータへの入力具だけでなく、筆記具として
も使用でき、その態様例は図７に示されている。
【００２２】前記したいずれの実施例もキーボードと遊
離したポインティングデバイスを単独に構成したもので
あるが、図７に示すようにキーボードのケーシングを延
長して、そのケーシングに組み込むことが可能であるこ
とは明白である。この場合、キー入力との連係で素早く
ポインティング動作が行なえる。また、ローラー操作体
３１を受ける凹状レールに代わるものとして、キーボー
ドの例えば最上キー列（ファンクションキー列）と次位
キー列間などキー列間を利用してもよい。
離したポインティングデバイスを単独に構成したもので
あるが、図７に示すようにキーボードのケーシングを延
長して、そのケーシングに組み込むことが可能であるこ
とは明白である。この場合、キー入力との連係で素早く
ポインティング動作が行なえる。また、ローラー操作体
３１を受ける凹状レールに代わるものとして、キーボー
ドの例えば最上キー列（ファンクションキー列）と次位
キー列間などキー列間を利用してもよい。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、マウスのように操作の
ために広い面積を必要とせず、またトラックボールのよ
うに直線的な移動操作は困難ではなく容易で、指などに
よる操作が軽く安定して行なわれて使い勝手がよく、ダ
イナミックレンジが広く、キーボードと組み込んで併用
でき、また単体でも構成できる、ローラースライド式ポ
インティングデバイスが得られる。
ために広い面積を必要とせず、またトラックボールのよ
うに直線的な移動操作は困難ではなく容易で、指などに
よる操作が軽く安定して行なわれて使い勝手がよく、ダ
イナミックレンジが広く、キーボードと組み込んで併用
でき、また単体でも構成できる、ローラースライド式ポ
インティングデバイスが得られる。
【図１】１実施例を示した平面図。
【図２】同実施例の側面図。
【図３】図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩ矢視断面図。
【図４】他の実施例を示した平面図。
【図５】同実施例の側面図。
【図６】光電式検出手段の概略説明図。
【図７】ローラーをペン入力具、筆記具として使用でき
る説明図。
る説明図。
【図８】先行考案の基本構成図。
【図９】図８の線ＩＸ−ＩＸ矢視断面図。
２１、３１ ローラー操作体 ２２、３２ レール ２３ 回転検知部 ２７ すべり移動検知部 ２４、 ケーシングないしパームレスト ３３ 回転及びすべり移動検知部 ２５、３５ スイッチ手段 ３６ ヒンジ ３６ｐ ヒンジピン
Claims (6)
- 【請求項１】ケーシングに固定されたレールと、パイプ
状でその内空部に該レールが挿し込まれ、そのレールに
よりすべり移動自在でかつ回転自在に支承されたローラ
ー操作体と、この操作体のすべり方向とその移動量及び
回転方向とその回転量を検出する光電式などの非接触型
検出手段とを具備していることを特徴とする、ローラー
スライド式ポインティングデバイス。 - 【請求項２】レールがケーシングにばね係着又はピン継
手などにより上下動可能に固定され、そのレールをスイ
ッチ手段として構成し、押下作用によりクリック信号を
出力させることを特徴とする、請求項１に記載のローラ
ースライド式ポインティングデバイス。 - 【請求項３】ケーシングに固定された凹状レールと、そ
の凹部に収容されてすべり移動自在でかつ回転自在に支
承されたローラー操作体と、この操作体のすべり方向と
その移動量及び回転方向とその回転量を検出する光電式
などの非接触型検出手段とを具備していることを特徴と
する、ローラースライド式ポインティングデバイス。 - 【請求項４】凹状レールがケーシングにばね係着又はピ
ン継手などにより上下動可能に固定され、そのレールを
スイッチ手段として構成し、押下作用によりクリック信
号を出力させることを特徴とする、請求項３に記載のロ
ーラースライド式ポインティングデバイス。 - 【請求項５】ローラー操作体が凹状レールから離脱して
ペン入力具として使用可能としたことを特徴とする、請
求項３又は請求項４に記載のローラースライド式ポイン
ティングデバイス。 - 【請求項６】ケーシングが手置台のパームレストである
ことを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載のロー
ラースライド式ポインティングデバイス。
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| JP27423098 | 1998-08-21 | ||
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