JP2000132215A - Nc工作機械の保守システムおよび方法 - Google Patents

Nc工作機械の保守システムおよび方法

Info

Publication number
JP2000132215A
JP2000132215A JP30591598A JP30591598A JP2000132215A JP 2000132215 A JP2000132215 A JP 2000132215A JP 30591598 A JP30591598 A JP 30591598A JP 30591598 A JP30591598 A JP 30591598A JP 2000132215 A JP2000132215 A JP 2000132215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
personal computer
program
server device
numerical control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30591598A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Endo
延之 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP30591598A priority Critical patent/JP2000132215A/ja
Publication of JP2000132215A publication Critical patent/JP2000132215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコン部のネットワーク機能を活用して、
保守サービスの省力化、迅速化を図るNC工作機械の保
守システムおよび方法を提供する。 【解決手段】 パソコン部20がサーバ装置30との間
でウエブ接続を行なってNC工作機械1のID番号をサ
ーバ装置30に送信すると、サーバ装置30はアラーム
判断モジュールを配信する。パソコン部20のウエブブ
ラウザはアラーム判断モジュールを実行し、アラーム番
号等をサーバ装置30に送信すると、サーバ装置30は
該当するアラーム問診モジュールを配信する。ウエブブ
ラウザはアラーム問診モジュールを実行し、アラーム番
号に対応する問診リストを画面に表示し、オペレータの
チェックに基づいて部品加工部9を正常復帰させるため
のアドバイスを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御で部品加
工を行なうNC(Numeric Control)工作機械の保守シス
テムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械は、加工プログラムに基づ
いて加工ツールの交換や部品と加工ツールとの相対位
置、加工内容等を高精度かつ高速に制御することがで
き、大量生産だけでなく多品種少量生産にも迅速に対応
できる。こうしたNC工作機械は、ツールの種類や制御
軸の数が多いほど多様な部品加工を実現できるが、加工
プログラムも一段と高度で複雑になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高度なNC工作機械に
万一トラブルが発生した場合、その対処方法も極めて複
雑になり、熟練したオペレータがいない現場では、その
都度、電話やFAX等で機械メーカの窓口に問合せする
ことが多い。問合せしている間は、NC工作機械を遊ば
せることになり、稼働率の低下を招くことになる。一
方、機械メーカ側も迅速な対応のために多くの保守サー
ビス人員を配置すれば、その分製品コストに跳ね返るこ
とになる。
【0004】近年、NC工作機械にパソコン(パーソナ
ルコンピュータ)を搭載することによって、1)グラフ
ィカルユーザインタフェイスによる加工プログラムの管
理や操作、2)ネットワーク対応による遠隔管理、等を
実現できる機種が注目されている。
【0005】本発明の目的は、NC工作機械のパソコン
部が有するネットワーク機能を活用して、保守サービス
の省力化、迅速化を図ることができるNC工作機械の保
守システムおよび方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、数値制御によ
る部品加工を実行する部品加工部および所定の加工プロ
グラムに従って部品加工部の動作を制御する数値制御部
から成る数値制御加工部、ならびに該数値制御加工部と
の間でデータ通信を行ない、ネットワークと接続可能な
パソコン部で構成されたNC工作機械と、前記ネットワ
ークと接続され、該パソコン部との間でデータ通信を行
なうサーバ装置とを備えるNC工作機械の保守システム
であって、部品加工部が正常動作でなくなった場合に、
数値制御加工部は部品加工部の動作状態に対応したステ
ータス情報をパソコン部に送信し、パソコン部はアラー
ム判断プログラムを実行してステータス情報を解析し、
該当するアラームコードを含むアラーム情報をサーバ装
置に送信し、サーバ装置はアラーム情報に対応したアラ
ーム問診プログラムをパソコン部に送信し、パソコン部
はアラーム問診プログラムを実行して、部品加工部を正
常復帰させるためのアドバイスを表示することを特徴と
するNC工作機械の保守システムである。
【0007】本発明に従えば、サーバ装置は多種多様な
アラーム情報に対処可能なアラーム問診プログラムを多
数用意しており、そのうちパソコン部から送信されたア
ラーム情報に適合するアラーム問診プログラムだけをパ
ソコン部に向けて送信する。パソコン部では、小規模の
アラーム問診プログラムを走らせるだけで的確な保守情
報を特定して表示することができる。
【0008】したがって、ネットワーク上に流れるデー
タは、パソコン部からのアラーム情報とサーバ装置から
のアラーム問診プログラムだけとなるため、ネットワー
クのトラフィック量を低減化でき、しかも通信の開始か
ら終了までのネットワーク専有時間を短縮化できる。
【0009】一般に保守サービスのコンピュータ利用を
図る場合、1)NC工作機械のパソコン部に全てのアラ
ーム情報に対処可能な保守プログラムを搭載するスタン
ドアローン方式や、2)全てのアラーム情報に対処可能
な保守プログラムを別のホストコンピュータに搭載して
おいて、パソコン部との間の対話処理によって保守内容
を検索していくパソコン通信方式、が考えられる。
【0010】前者のスタンドアローン方式では、データ
通信の処理を省くことができるが、NC工作機械の機能
が高度になるほどアラーム情報も急増するため、保守プ
ログラムは膨大になり、ディスク容量を浪費する結果と
なる。また、機械メーカが保守プログラムを改良した場
合も、世界各地に分散したNC工作機械に直ちに反映さ
せることができず、その配布コストやインストールの労
力も少なくない。
【0011】後者のパソコン通信方式では、保守プログ
ラムを一元的に管理できるため、プログラムの更新も容
易であるが、パソコン部とホストコンピュータとの通信
データ量はそれほど多くないにもかかわらず、ネットワ
ーク専有時間が長くなるため、ネットワーク資源の利用
効率が格段に低くなる。
【0012】本発明では、アラーム情報に適合するアラ
ーム問診プログラムだけを転送して実行させているた
め、ネットワーク資源の利用効率が高く、パソコン部の
負荷も大幅に軽減できる。また、多数のアラーム問診プ
ログラムもサーバ装置側で一元的に管理できるため、プ
ログラムの更新も容易になる。さらに、パソコン部がア
ラーム判断プログラムを実行することによって、アラー
ム情報をサーバ装置に自動的に送信するため、オペレー
タがアラーム情報の詳細を把握する必要がなく、保守作
業の労力を軽減できる。
【0013】また本発明は、数値制御による部品加工を
実行する部品加工部および所定の加工プログラムに従っ
て部品加工部の動作を制御する数値制御部から成る数値
制御加工部、ならびに該数値制御加工部との間でデータ
通信を行ない、ネットワークと接続可能なパソコン部で
構成されたNC工作機械の保守を行なう方法であって、
該パソコン部との間でデータ通信を行なうサーバ装置を
前記ネットワークに接続しておいて、部品加工部が正常
動作でなくなった場合に、数値制御加工部は部品加工部
の動作状態に対応したステータス情報をパソコン部に送
信し、パソコン部はアラーム判断プログラムを実行して
ステータス情報を解析し、該当するアラームコードを含
むアラーム情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置はア
ラーム情報に対応したアラーム問診プログラムをパソコ
ン部に送信し、パソコン部はアラーム問診プログラムを
実行して、部品加工部を正常復帰させるためのアドバイ
スを表示することを特徴とするNC工作機械の保守方法
である。
【0014】本発明に従えば、サーバ装置は多種多様な
アラーム情報に対処可能なアラーム問診プログラムを多
数用意しており、そのうちパソコン部から送信されたア
ラーム情報に適合するアラーム問診プログラムだけをパ
ソコン部に向けて送信する。パソコン部では、小規模の
アラーム問診プログラムを走らせるだけで的確な保守情
報を特定して表示することができる。
【0015】したがって、ネットワーク上に流れるデー
タは、パソコン部からのアラーム情報とサーバ装置から
のアラーム問診プログラムだけとなるため、ネットワー
クのトラフィック量を低減化でき、しかも通信の開始か
ら終了までのネットワーク専有時間を短縮化できる。
【0016】また、アラーム情報に適合するアラーム問
診プログラムだけを転送して実行させているため、ネッ
トワーク資源の利用効率が高く、パソコン部の負荷も大
幅に軽減できる。また、多数のアラーム問診プログラム
もサーバ装置側で一元的に管理できるため、プログラム
の更新も容易になる。さらに、パソコン部がアラーム判
断プログラムを実行することによって、アラーム情報を
サーバ装置に自動的に送信するため、オペレータがアラ
ーム情報の詳細を把握する必要がなく、保守作業の労力
を軽減できる。
【0017】また本発明は、前記アラーム判断プログラ
ムは、パソコン部とサーバ装置との間の通信が確立した
際にサーバ装置から供給されることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、アラーム判断プログラム
も、アラーム問診プログラムと同様に、通信開始毎にサ
ーバ装置がパソコン部に送信することによって、アラー
ム判断プログラムの一元管理や更新も容易になる。
【0019】また本発明は、パソコン部は機能実行プロ
グラム対応のウエブブラウザプログラムを実行し、サー
バ装置はアラーム問診プログラムを機能実行プログラム
モジュールとして送信するウエブサーバであることを特
徴とする。
【0020】本発明に従えば、パソコン部でウエブブラ
ウザを走らせることによって、サーバ装置から送信され
る種々のフォーマットを持つデータ、たとえば文書デー
タ、画像データ、音声データ等を直ちに表示、再生でき
るため、オペレータは保守内容を詳細に把握でき、しか
もHTML(Hyper Text Markup Language)のリンク機能
によって知りたい情報を即座に入手できる。さらに、ア
ラーム問診プログラムは機能実行プログラムモジュール
として実行することによって、多種多様な処理を盛り込
むことが可能になり、パソコン部とサーバ装置との連係
や役割分担を最適化できる。
【0021】また本発明は、前記機能実行プログラムは
ジャバ(JAVA)言語により作成されたことを特徴とす
る。
【0022】本発明に従えば、機能実行プログラムをジ
ャバにより作成するため、アラーム問診プログラムをジ
ャバモジュールにて構成し実行することによって、多種
多様な処理を盛り込むことが可能になりまたネットワー
クやパソコン部への負担も軽微なもので実行が可能とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明に係るNC工
作機械の一例を示す外観図であり、図1(b)は部品加
工部の部分斜視図である。ここではNC旋盤を例示す
る。NC工作機械1は、実際に部品加工を行なう部品加
工部および該部品加工部の動作を制御する数値制御部か
ら成る数値制御加工部2や操作パネル7などで構成され
る。
【0024】部品加工部は、図1(b)に示すように、
たとえばワークWの保持および回転を行なう主軸台3
と、主軸台3に対向する背面主軸台4と、バイト等を保
持するくし歯型刃物台5およびタレット型刃物台6など
を有する。主軸台3はワーク回転軸に平行な制御軸Z1
を持ち、背面主軸台4は制御軸Z1 と同軸の制御軸Z2
を持ち、くし歯型刃物台5はワーク回転軸の垂直平面内
において水平な制御軸Xおよび鉛直な制御軸Aを持ち、
タレット型刃物台6はワーク回転軸に平行な制御軸Eな
らびにワーク回転軸の垂直平面内において水平な制御軸
Yおよび鉛直な制御軸Bを持ち、計7個の制御軸はコン
ピュータ等から成る数値制御部によって互いに独立に数
値制御される。操作パネル7には、この数値制御部10
とパソコン部20とが一体的に搭載される。
【0025】図2は、NC工作機械1の電気的構成を示
すブロック図である。NC工作機械1は、数値制御加工
部(NC部)2とパソコン部(PC部)20とを備え
る。数値制御加工部2は、上述のような複数の制御軸を
有する部品加工部9と、所定の加工プログラムに従って
部品加工部9の制御軸を制御する数値制御部10とを備
える。
【0026】数値制御部10は、加工プログラムの実行
や各種処理を行なうCPU等から成る制御部11と、加
工プログラムや各種データを格納するメモリ12と、操
作パネル7上のスイッチ類から成る入力部13などで構
成される。メモリ12には、現在までに発生したアラー
ム内容を格納するためのアラーム履歴データメモリや、
NC工作機械1の機種やシリアル番号などを格納するた
めのNC属性データ格納メモリが設けられる。
【0027】パソコン部20は、各種処理を行なうCP
U等から成る制御部21と、プログラムやデータを格納
するメモリ22と、操作パネル7上のキーボードやマウ
ス等のポインティングデバイスから成る入力部23と、
ネットワーク接続用の通信ポート24と、操作パネル7
上の液晶パネルから成る表示部25などで構成される。
【0028】数値制御部10には、パソコン部20と独
立して単独で加工プログラムを実行できるOS(オペレ
ーションシステム)が搭載され、万一パソコン部20が
動作を停止した場合でも、部品加工部9を数値制御して
部品加工を続行することが可能なように構成されてい
る。パソコン部20には、マルチタスク処理やマルチウ
インドウ表示、ネットワーク等に対応したOS(たとえ
ばマイクロソフト製MS-WINDOWS95)が搭載されている。
【0029】数値制御部10とパソコン部20との間に
はデータ送受のためのインタフェイスI/Fが設けら
れ、たとえば両者のバスに接続された共有メモリを配置
することによって両者からのメモリアクセスによるデー
タの読み書きが可能になる。
【0030】サーバ装置30は、各種処理を行なうCP
U等から成る制御部31と、プログラムやデータを格納
するメモリ32と、ネットワーク接続用の通信ポート3
3などで構成される。メモリ32には、後述する機能実
行プログラムの1つであるジャバにより作成された機能
プログラムの集合体であるジャバモジュールが多数格納
されている。
【0031】この他の機能実行プログラムとしてアクテ
ィブエックス、C言語やパール(perl)によって作られ
たCGIプログラム(コモン・ゲートウェイ・インター
フェース・プログラム)などが存在するが、機能面、ク
ライアントおよびサーバへの負荷などを考慮し本実施例
では機能的に優れたジャバにより機能実行プログラムを
構成した。
【0032】パソコン部20の通信ポート24は、通信
ケーブルCCを介してサーバ装置30の通信ポート33
に接続されて、LAN(Local Area Newtwok)等のネット
ワークを構成している。このネットワークは、インター
ネット等によってさらに別のネットワークと接続するこ
とも可能である。したがって、サーバ装置30は、NC
工作機械1の設置場所の周辺だけでなく、遠く離れた場
所、たとえばオペレータの本社管理部門やNC工作機械
メーカの保守サービス部門などに設置可能であり、国内
国外を問わない。
【0033】図3は、本発明に係る保守システムの動作
の一例を示すフローチャートである。まずステップa1
において、パソコン部20がサーバ装置30との間でT
CP/IPプロトコル等による通信コネクションを確立
し、たとえばHTTPプロトコルに基づくウエブ接続を
行なって、サーバ装置30はウエブサーバとして機能
し、パソコン部20ではクラアイントであるジャバ(JAV
A)対応のウエブブラウザプログラムが立ち上がる。この
ウエブ接続は、パソコン部20の電源投入時に自動的に
立ち上げたり、あるいは数値制御部10がアラーム情報
を出力したときに立ち上げてもよい。ウエブ接続が確立
した後、パソコン部20はNC工作機械1の機種コード
等のID(識別)番号をサーバ装置30に送信する。
【0034】ステップa2において、サーバ装置30は
送信されたID番号を解析して、対応したアラーム判断
プログラムをジャバ(JAVA)モジュールとしてパソコン部
20に配信する。サーバ装置30は、複数のパソコン部
20と同時かつ個別にウエブ接続を行なうことができ、
各NC工作機械1ごとにアラーム判断モジュールを個別
に送信できる。
【0035】また、ステップa2のようにサーバ装置3
0にアラーム判断モジュールを置いておき送信すること
により、アラーム判断モジュールのバージョンアップ等
の作業がサーバ装置30にて行え各NC工作機械1のパ
ソコン部20毎に設定をする必要がなく大変作業が簡略
化されるメリットがある。
【0036】ステップa3において、パソコン部20で
立ち上がったウエブブラウザは、送信されたアラーム判
断モジュールを自動的に実行する。次にステップa4に
おいて、アラーム判断モジュールは、数値制御加工部2
がアラームを発生しているか否か、あるいは発生したア
ラーム番号を判断する。NC工作機械1の数値制御部1
0は、部品加工部9が正常動作であれば正常を意味する
ステータス情報を発生し、部品加工部9が正常動作でな
くなれば異常を意味するステータス情報を発生する。こ
うしたステータス情報は、動作状態を詳細に分類したア
ラーム番号を含んでおり、メモリ12内のアラーム履歴
データメモリに格納されるとともに、パソコン部20の
要求に応じてインタフェイスI/Fを介してパソコン部
20に送信される。
【0037】ステップa5において、パソコン部20の
ウエブブラウザは、アラーム判断モジュールによって特
定されたアラーム番号、NC工作機械1のシリアル番
号、数値制御加工部2およびパソコン部20のプログラ
ムバージョン番号などアラーム解析に必要な各種情報を
含むアラーム情報をサーバ装置30に送信して、該当す
るアラーム問診プログラムの配信を要求する。
【0038】ステップa6において、サーバ装置30は
パソコン部20から送信されたアラーム情報に対応した
アラーム問診プログラムをジャバモジュールとしてパソ
コン部20に配信する。アラーム問診モジュールは、ア
ラーム情報だけでは特定できないより詳細な症状をオペ
レータに問い合わせるための質問データ、およびオペレ
ータの回答に対応した対処データなどを含んでおり、全
てのアラームに対応した保守プログラムと比べて格段に
小規模なもので済む。
【0039】ステップa7において、パソコン部20の
ウエブブラウザは、送信されたアラーム問診モジュール
を自動的に実行する。ステップa8において、アラーム
問診モジュールはアラーム番号に対応する問診リストを
ウエブブラウザの画面に表示し、ステップa9でオペレ
ータは問診リストのうち現在の症状に該当する項目をチ
ェックして、ステップa10でオペレータのチェックに
よって有力な対処方法を絞り込んで、部品加工部9を正
常復帰させるためのアドバイスをウエブブラウザの画面
に表示する。その際、文字情報だけでなく静止画や動画
の表示、音声の再生等を行なうことも可能である。
【0040】図4は、本発明に係る保守システムの動作
の他の例を示すフローチャートである。ここでは、アラ
ーム判断プログラムがパソコン部20に予め組み込まれ
ている場合を説明する。まずステップb1において、オ
ペレータがパソコン部20上でアラーム判断プログラム
を起動すると、ステップb2でパソコン部20はインタ
フェイスI/Fを介して数値制御加工部2のメモリ12
へアクセスして、ステップb3でアラーム番号やNC属
性データを取得する。
【0041】次にステップb4においてジャバ対応のウ
エブブラウザを立ち上げて、ステップb5でサーバ装置
30とのウエブ接続を行なって、ステップb6でウエブ
ブラウザはアラーム番号やNC属性データを含むアラー
ム情報をサーバ装置30に送信し、アラーム問診ジャバ
モジュールの配信要求を出して、ステップb7でモジュ
ールの受信待ち状態となる。
【0042】次にステップb10に移行して、サーバ装
置30はアラーム番号やNC属性データを含むアラーム
情報を受信すると、ステップb11でパソコン部20か
ら送信されたアラーム情報に対応したアラーム問診ジャ
バモジュールを選択して、ステップb12でパソコン部
20に送信する。
【0043】次にステップb20に移行して、送信され
たアラーム問診モジュールはパソコン部20のウエブブ
ラウザ上で自動的に実行され、ステップb21でアラー
ム番号に対応する問診リストをウエブブラウザの画面に
表示し、オペレータからの入力を促して、ステップb2
2でオペレータが入力した条件から最適なアドバイスを
絞り込んで、ステップb23でアドバイスをウエブブラ
ウザの画面上に表示する。
【0044】図5は、ジャバ対応ウエブブラウザのウイ
ンドウ画面の一例を示す説明図である。こここでは、マ
イクロソフト製インターネットイクスプローラの画面を
例示しているが、HTML(Hyper Text Markup Languag
e)データを理解できる他のジャバ対応ウエブブラウザで
あれば同様な表示が可能である。
【0045】図5では、図3のステップa8および図4
のステップb21においてアラーム問診モジュールを実
行した画面例を示し、上部のウインドウWMにはウエブ
ブラウザのコマンドアイコンが配列されており、ウイン
ドウWAには「NO.1000」と「NO.1017」という2つのア
ラーム番号を表示して、オペレータに今回のアラーム番
号の確認を促している。オペレータは「NO.1017」をマ
ウスでクリックすると、左下のウインドウWBに「NO.1
017」のアラーム番号に対応した問診リストが表示さ
れ、右下のウインドウWCに操作パネル7の説明図が表
示される。
【0046】図6は、ウインドウWBに表示された問診
リストの説明図である。ここでは、4つの質問項目が表
示され、オペレータは現在の状態に合致する項目のチェ
ックボタンをマウスでクリックする。ここでは、上から
3番目と4番目の項目にチェックを付与している。アラ
ーム問診モジュールは1番目と2番目の項目にチェック
無し、3番目と4番目の項目にチェック有り、という回
答条件に基づいて対応するアドバイスを絞り込んで、ウ
インドウWBの下部に表示する。オペレータは、アドバ
イスに従って操作を行なうことによって部品加工部9を
正常復帰させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、サ
ーバ装置はパソコン部から送信されたアラーム情報に適
合するアラーム問診プログラムだけをパソコン部に向け
て送信し、パソコン部では小規模のアラーム問診プログ
ラムを走らせるだけで的確な保守情報を特定して表示す
ることができる。したがって、ネットワーク資源の利用
効率が高く、パソコン部の負荷も大幅に軽減でき、しか
もオペレータの保守作業の労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明に係るNC工作機械の一例
を示す外観図であり、図1(b)は部品加工部の部分斜
視図である。
【図2】NC工作機械1の電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明に係る保守システムの動作の一例を示す
フローチャートである。
【図4】本発明に係る保守システムの動作の他の例を示
すフローチャートである。
【図5】ジャバ対応ウエブブラウザのウインドウ画面の
一例を示す説明図である。
【図6】ウインドウWBに表示された問診リストの説明
図である。ここでは、
【符号の説明】
1 NC工作機械 2 数値制御加工部 7 操作パネル7 9 部品加工部 10 数値制御部 20 パソコン部 30 サーバ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 23/02 G05B 23/02 302J 301 15/02 Z 302 19/417 Q Fターム(参考) 3C042 RH05 RJ13 RJ20 5H215 AA07 BB12 BB14 CC03 CC07 CX01 CX08 GG03 GG05 GG20 JJ14 JJ23 KK04 KK06 5H223 AA06 CC06 CC08 DD03 DD07 DD09 EE06 5H269 BB10 MM01 PP02 9A001 CC07 CC08 DD02 DD03 DD06 DZ13 HH34 JJ25 JJ26 JJ27 JJ48 JZ61 KK54 LL09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御による部品加工を実行する部品
    加工部および所定の加工プログラムに従って部品加工部
    の動作を制御する数値制御部から成る数値制御加工部、
    ならびに該数値制御加工部との間でデータ通信を行な
    い、ネットワークと接続可能なパソコン部で構成された
    NC工作機械と、 前記ネットワークと接続され、該パソコン部との間でデ
    ータ通信を行なうサーバ装置とを備えるNC工作機械の
    保守システムであって、 部品加工部が正常動作でなくなった場合に、数値制御加
    工部は部品加工部の動作状態に対応したステータス情報
    をパソコン部に送信し、パソコン部はアラーム判断プロ
    グラムを実行してステータス情報を解析し、該当するア
    ラームコードを含むアラーム情報をサーバ装置に送信
    し、サーバ装置はアラーム情報に対応したアラーム問診
    プログラムをパソコン部に送信し、パソコン部はアラー
    ム問診プログラムを実行して、部品加工部を正常復帰さ
    せるためのアドバイスを表示することを特徴とするNC
    工作機械の保守システム。
  2. 【請求項2】 数値制御による部品加工を実行する部品
    加工部および所定の加工プログラムに従って部品加工部
    の動作を制御する数値制御部から成る数値制御加工部、
    ならびに該数値制御加工部との間でデータ通信を行な
    い、ネットワークと接続可能なパソコン部で構成された
    NC工作機械の保守を行なう方法であって、 該パソコン部との間でデータ通信を行なうサーバ装置を
    前記ネットワークに接続しておいて、部品加工部が正常
    動作でなくなった場合に、数値制御加工部は部品加工部
    の動作状態に対応したステータス情報をパソコン部に送
    信し、パソコン部はアラーム判断プログラムを実行して
    ステータス情報を解析し、該当するアラームコードを含
    むアラーム情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置はア
    ラーム情報に対応したアラーム問診プログラムをパソコ
    ン部に送信し、パソコン部はアラーム問診プログラムを
    実行して、部品加工部を正常復帰させるためのアドバイ
    スを表示することを特徴とするNC工作機械の保守方
    法。
  3. 【請求項3】 前記アラーム判断プログラムは、パソコ
    ン部とサーバ装置との間の通信が確立した際にサーバ装
    置から供給されることを特徴とする請求項2記載のNC
    工作機械の保守方法。
  4. 【請求項4】 パソコン部は機能実行プログラム対応の
    ウエブブラウザプログラムを実行し、サーバ装置はアラ
    ーム問診プログラムを機能実行プログラムモジュールと
    して送信するウエブサーバであることを特徴とする請求
    項2記載のNC工作機械の保守方法。
  5. 【請求項5】 前記機能実行プログラムはジャバ(JAV
    A)言語により作成されたことを特徴とする請求項4記
    載のNC工作機械の保守方法。
JP30591598A 1998-10-27 1998-10-27 Nc工作機械の保守システムおよび方法 Pending JP2000132215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30591598A JP2000132215A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 Nc工作機械の保守システムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30591598A JP2000132215A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 Nc工作機械の保守システムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000132215A true JP2000132215A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17950840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30591598A Pending JP2000132215A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 Nc工作機械の保守システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000132215A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001350511A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 製造ラインのリモートメンテナンスシステム
JP2002132867A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の保守管理システム
JP2016031604A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 ファナック株式会社 非接触式icタグを利用するアラーム表示システム
JP2020194581A (ja) * 2020-08-21 2020-12-03 ファナック株式会社 サービスセンタ管理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001350511A (ja) * 2000-06-07 2001-12-21 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 製造ラインのリモートメンテナンスシステム
JP2002132867A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の保守管理システム
JP2016031604A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 ファナック株式会社 非接触式icタグを利用するアラーム表示システム
US9946254B2 (en) 2014-07-28 2018-04-17 Fanuc Corporation Alarm display system using non-contact type IC tag
JP2020194581A (ja) * 2020-08-21 2020-12-03 ファナック株式会社 サービスセンタ管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7747718B2 (en) Control system apparatus, method for setting control system and setting program
CN100409219C (zh) 启动服务入口的自动控制模块
US6151625A (en) Internet web interface including programmable logic controller for controlling output devices based on status of input devices
EP0937289B1 (en) Web interface to a programmable controller
JP5461501B2 (ja) 入出力装置に対するウェブ・インターフェース
US7058693B1 (en) System for programming a programmable logic controller using a web browser
US20040010344A1 (en) Remote control method and system for robot controller
KR100722697B1 (ko) 제어시스템, 표시장치 및 제어용호스트컴퓨터 및데이터전송방법
JP5030852B2 (ja) 機器管理装置及び機器管理方法及びプログラム
CN106597991A (zh) 数控机床远程监控方法及装置
KR20020084140A (ko) 프로그래밍 가능한 제어기에 대한 웹 인터페이스
EP1200884A2 (en) A web browser
KR102204906B1 (ko) Opc ua를 이용한 공작기계 원격 제어시스템
EP1993016B1 (en) Embedded historians with data aggregator
CN101923320B (zh) 用于存储来自工业控制器的数据的系统和方法
CN106094775A (zh) 一种剪切生产线远程监控系统
JP2000132215A (ja) Nc工作機械の保守システムおよび方法
CN101751003B (zh) 电脑数控设备的监控系统及方法
CN112631207B (zh) 一种基于工业服务器集群的数控系统
US20050192684A1 (en) Device for automating machine tools or production machines
CN101644922A (zh) 机床数字集中智能监控系统
JPH0262606A (ja) Cncの診断方式
JPH1097313A (ja) ファクトリオートメーションシステム
CN221058328U (zh) 分散控制系统
JP2003195930A (ja) Nc工作機のdnc運転方法及びそのシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080729