JP2000131555A - 光スターカプラ - Google Patents

光スターカプラ

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JP2000131555A
JP2000131555A JP30494398A JP30494398A JP2000131555A JP 2000131555 A JP2000131555 A JP 2000131555A JP 30494398 A JP30494398 A JP 30494398A JP 30494398 A JP30494398 A JP 30494398A JP 2000131555 A JP2000131555 A JP 2000131555A
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Japan
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optical
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face
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JP30494398A
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Takeshi Kobayashi
毅 小林
Yasukazu Sano
安一 佐野
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短い導波路で入出力光ファイバを同一方向から
出すことによって、小型で安価な光スターカプラおよび
単方向光スターカプラを提供する。 【解決手段】光スターカプラは、入力光ファイバ1と、
出力光ファイバ3と、一方の端部側にこれらの光ファイ
バ1,3が接合される入力端面2Aと出力端面2Bとを有
し,入力端面2Aからの入力光路2aと出力端面2Bからの出
力光路2bとが他方の端部26で折り返して接続され,両光
路間2a,2b は光反射板25で隔離されて構成される。ミキ
シング部2の端部26は円弧状あるいは楕円形状で折り返
され、この端部26の外周部は反射形の光拡散体27で処
理、端部26の光路内が光透過形の拡散処理28、あるいは
端部26の光路内が光透過形の拡散処理28と外周部も反射
形の光拡散体27で処理、のいづれかの処理が行われてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意の光ファイバ
あるいは特定の光ファイバから伝送される光信号を分岐
し、他の光ファイバに均等に低損失で結合するための光
スターカプラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ファイバ等を用いて情報通信網
を構築するには、1つの光信号を複数の光ファイバに分
岐したり、複数の光ファイバからの光信号を1つの光フ
ァイバに集めたりする光スターカプラが必要となる。ま
た、光スターカプラには、入力光ファイバと出力光ファ
イバとがそれぞれ専用に用意されており、伝送する光信
号の向きが一方向のみであることを前提とする単方向光
スターカプラと、入力光ファイバと出力光ファイバが一
本の光ファイバで兼用されており、伝送する光信号の向
きが可変であることを前提とする双方向光スターカプラ
と、がある。以下、いずれをも単に光スターカプラと言
う。
【0003】図6において、光スターカプラは、入力光
ファイバ1(11,12,13,・・1n) と、出力光ファイバ3(3
1,32,33,・・3n) と、入力光ファイバ1が一方の端面に
接合し、出力光ファイバ3が他方の端面に接合し、複数
の光ファイバ1、3のコア部を覆う広さを備える導波路
からなるミキシング部53と、から構成される。
【0004】かかる構成により、ミキシング部53の長さ
を適切な長さ以上に選択することにより、任意の入力光
ファイバ1、例えば、入力光ファイバ11から入射した光
は、各出力光ファイバに均等に光を分岐することができ
る。また、ミキシング部53の光ファイバ1、3が接合さ
れる端面の内、光ファイバ1、3のコア部分を除く部分
を光反射処理あるいは光拡散反射処理を行うことによ
り、入力光ファイバ1から入射した光を、各出力光ファ
イバに低損失で均等に光を分岐することができる。
【0005】図7は特開昭59-204022 に開示されている
「光スターカップラ」である。図7は上記開示された従
来技術の内、本発明に関連する部分を抽出しアレンジし
た光スターカプラの一例であり、以下、この要旨を説明
する。
【0006】図7において、複数本の光ファイバからな
る入力光ファイバ1(11,12,13,・1n) の束および出力光
ファイバ3(31,32,33,・3n) の束を異なるミキシングロ
ッド54A,54B の一端に光結合させ、このミキシングロッ
ド54A,54B の他端を共通の直角プリズム54C で光結合さ
せ、このミキシングロッド54A,54B は、平板状の単位導
波路の積層体であり、単位導波路の相互間には光が洩れ
ない構成とし、この単位導波路の積層方向が直交するよ
うに構成されている。
【0007】かかる構成により、今、入力光ファイバ1
の束から入射した光は、ミキシングロッド54A の縦方向
の入射光が各積層体単位で平均化され、直角プリズム54
C で光進行方向が 180°向きを変えて、ミキシングロッ
ド54B に導かれ、今度は横方向に光が平均化されて、各
出力光ファイバ3(31,32,33,・3n) に入力光信号が平均
化されて、均等に分岐することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による図6に
図示される光スターカプラは、入力光ファイバから入射
した入力光信号がミキシング部で平均化されて、均等に
出力光ファイバに分岐して出射するが、このミキシング
部で充分なる混合・平均化が行われるためには、ミキシ
ング部の長さに相応な長さが必要である。即ち、このミ
キシング部の長さが光スターカプラの小型化低損失化に
対する阻害要因となる。
【0009】また、図7に図示される光スターカプラ
は、入力光ファイバ束から入射した光が、入力用ミキシ
ングロッドで縦方向の入射光が各積層体単位で平均化さ
れ、直角プリズムで光進行方向が 180°向きを変えて、
出力用ミキシングロッドで横方向に光が平均化されて、
各出力光ファイバから入力光信号が平均化され、均等に
分岐することができる。しかし、ミキシングロッドは平
板状の単位導波路の積層体で構成し、入力用と出力用ミ
キシングロッドの積層方向を直交方向にする必要があ
り、製作工程が複雑化する。
【0010】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、短い導
波路でミキシング効果を出し、入出力光ファイバを同一
方向から出すことによって、低損失・小型で安価な光ス
ターカプラを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、入力光ファイバと、出力光ファ
イバと、一方の端部側に,これらの光ファイバが接合さ
れる入力端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力
光路と出力端面からの出力光路とが他方の端部で接続さ
れ,両光路間はその一部分を除いて光反射板で隔離され
て構成され,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを
備える導波路からなるミキシング部と、を備え、ミキシ
ング部の他方の端部は、円弧状あるいは楕円形の一部の
形状で折り返され、この外周部は光反射処理されている
ものとする。
【0012】上記構成により、入力光ファイバから入射
した光は、入力光路を通過し、円弧状あるいは楕円形の
一部の形状をした他方の端部で反射して折り返され、出
力光路を通過して出力光ファイバから入射光が平均化し
て、分岐して出力することができる。ミキシング部を通
過する光路長がミキシング部の長さの2倍あるので、そ
れだけ光スターカプラを小型化することができる。
【0013】また、入力光ファイバと、出力光ファイバ
と、一方の端部側に,これらの光ファイバが接合される
入力端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力光路
と出力端面からの出力光路とが他方の端部で接続され,
両光路間はその一部分を除いて光反射板で隔離されて構
成され,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを備え
る導波路からなるミキシング部と、を備え、ミキシング
部の他方の端部は、円弧状あるいは楕円形の一部の形状
で折り返され、この外周部は反射形の光拡散体で処理さ
れている、あるいは、他方の端部の光路内が光透過形の
拡散処理されて外周部は光反射処理されている、あるい
はまた、他方の端部の光路内が光透過形の拡散処理され
て外周部も反射形の光拡散体で処理されている、のいづ
れかの処理が行われているものとする。
【0014】また、入力光ファイバと、出力光ファイバ
と、一方の端部側に,これらの光ファイバが接合される
入力端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力光路
と出力端面からの出力光路とが他方の端部で接続され,
両光路間はその一部分を除いて光反射板で隔離されて構
成され,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを備え
る導波路からなるミキシング部と、を備え、ミキシング
部の他方の端部は、三角形状で折り返され、三角形状の
外周部の一部あるいは全てが反射形の光拡散体で処理さ
れて残部は光反射処理されている、あるいは、他方の端
部の光路内が光透過形の拡散処理されて外周部は光反射
処理されている、あるいはまた、他方の端部の光路内が
光透過形の拡散処理されて外周部も一部あるいは全てが
反射形の光拡散体で処理されて残部は光反射処理されて
いる、のいづれかの処理が行われているものとする。
【0015】上記構成により、入力光ファイバから入射
した光は、入力光路を通過し、円弧状、楕円形状、ある
いは、三角形状の他方の端部で反射して折り返され、出
力光路を通過して出力光ファイバから入射光が平均化し
て、分岐して出力することができる。特に、入射光が通
過し反射して折り返される端部の外周部の一部あるいは
全てが反射形の光拡散体で処理する、あるいは、他方の
端部の光路内を光透過形の拡散処理する、あるいはま
た、他方の端部の光路内を光透過形の拡散処理しかつ外
周部も一部あるいは全てを反射形の光拡散体で処理する
ことによって、この他方の端部箇所での拡散効果が向上
できることによって、短いミキシング部の長さで充分な
るミキシング効果を得ることができ、光スターカプラを
小型化低損失化することができる。
【0016】また、入出力光ファイバと、この入出力光
ファイバが一方の端面に接合し,複数の光ファイバのコ
ア部を覆う広さを備える導波路からなるミキシング部
と、ミキシング部の他方の端面に配備される光分岐反射
手段と、を備え、光分岐反射手段は、予め定められた入
力光ファイバと出力光ファイバとの干渉作用によって発
生する干渉縞を予め感光材料などに記録しておき、入力
光ファイバからの入射光をこの干渉縞を照射して各出力
光ファイバに出力光を分岐するものとする。
【0017】上記構成により、ミキシング部の他方の端
面に配備されるホログラフィの作用によって、入力光フ
ァイバから入射した光が、予め各出力光ファイバの箇所
に集光する様に構成された干渉縞を照射することによっ
て、光分岐反射手段から反射する光は、各出力光ファイ
バに効率よく集光させることができる。この結果、光ス
ターカプラを低損失化することができる。
【0018】また、反射形の光拡散体は、他方の端部の
外層部分に体積ホログラムとその外部に光反射膜とを設
けて形成することができる。また、反射形の光拡散体
は、他方の端部の外層部分に微小な凹凸面を有する反射
面とその外部に光反射膜とを設けて形成することができ
る。また、光透過形の拡散処理は、他方の端部の光路内
にホログラムの層を形成することができる。また、光透
過形の拡散処理は、他方の端部の光路内に微小な凹凸面
の層を形成することができる。また、光ファイバが接合
されるミキシング部の端面は、光ファイバのコア部を除
いて光反射手段を備えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明による一実施例の光
スターカプラを説明する説明図、図2はミキシング部を
構成する部材の構成図、図3は他の実施例の光スターカ
プラを説明する説明図、図4は他の実施例の光スターカ
プラを説明する説明図、図5は本発明による一実施例の
単方向光スターカプラを説明する説明図であり、図6、
7に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
【0020】本発明には、ミキシング部の他の端部を円
弧状あるいは楕円形の一部の形状で構成した図1に図示
される実施形態1と、ミキシング部の他の端部に反射形
の光拡散体あるいは光透過形の拡散処理を行う図3、図
4に図示される実施形態2と、ミキシング部の他の端面
に光拡散反射手段を備える図5に図示される実施形態3
の単方向光スターカプラがある。
【0021】〔実施形態1〕光スターカプラの正面図を
図1の(A) に、平面図を図1の(B) に示す。図1におい
て、光スターカプラは、入力光ファイバ1(11,12,13,・
1n) と、出力光ファイバ3(31,32,33,・3n) と、一方の
端部(2A,2B) 側に,これらの光ファイバ1,3が接合さ
れる入力端面2Aと出力端面2Bとを有し,入力端面2Aから
の入力光路2aと出力端面2Bからの出力光路2bとが他方の
端部26で折り返して接続され,両光路2a,2b 間は光反射
板25で隔離されて構成され,両端面2A,2B は光ファイバ
1, 3のコア部を覆う広さを備える導波路からなるミキ
シング部21と、を備えて構成される。また、ミキシング
部21の他方の端部26は、図示例では円弧状のみを示して
いるが、円弧状あるいは楕円形の一部の形状で折り返さ
れ、この端部26の外周部は光反射処理29されている。
【0022】かかる構成により、入力光ファイバ1(11,
12,13,・1n) から入射した光は、入力光路2aを通過し、
円弧状あるいは楕円形の一部の形状をした他方の端部26
で反射して折り返され、出力光路2bを通過して出力光フ
ァイバ3(31,32,33,・3n) から入射光が平均化して、分
岐して出力することができる。ミキシング部2を通過す
る光路長がミキシング部の長さの2倍あるので、それだ
け光スターカプラを小型化することができる。
【0023】〔実施形態2〕他の光スターカプラの正面
図を図3の(A) に、平面図を図3の(B) 〜(D) に示す。
図3において、光スターカプラは、入力光ファイバ1(1
1,12,13,・1n) と、出力光ファイバ3(31,32,33,・3n)
と、一方の端部(2A,2B) 側に,これらの光ファイバ1,
3が接合される入力端面2Aと出力端面2Bとを有し,入力
端面2Aからの入力光路2aと出力端面2Bからの出力光路2b
とが他方の端部26で折り返して接続され,両光路間2a,2
b は光反射板25で隔離されて構成され,両端面2A,2B は
光ファイバ1,3のコア部を覆う広さを備える導波路か
らなるミキシング部2(22,23,24), (4(42,43,44))
と、を備えて構成される。
【0024】また、ミキシング部2(22,23,24)の他方の
端部26は、図示例では円弧状のみを示しているが、円弧
状あるいは楕円形の一部の形状で折り返され、この端部
26の外周部は反射形の光拡散体27で処理されている(図
3の(B))、あるいは、他方の端部26の光路内が光透過形
の拡散処理28されて外周部は光反射処理29されている
(図3の(C))、あるいはまた、他方の端部26の光路内が
光透過形の拡散処理28されて外周部も反射形の光拡散体
27で処理されている(図3の(D))、のいづれかの処理が
行われている。
【0025】また、図4と図3との差異は、図3のミキ
シング部2の他方の端部26が円弧状あるいは楕円形の一
部の形状であるのに対して、図4のミキシング部4の他
方の端部46が三角形状である点にある。従って、この点
を中心に以下説明する。
【0026】図4において、他の光スターカプラの正面
図を図4の(A) に、平面図を図4の(B) 〜(D) に示す。
ミキシング部4の他方の端部46の三角形状の外周部の一
部(46aまたは46b)あるいは全て(46aおよび46b)が反射形
の光拡散体(47a,47b) で処理されて残部は光反射処理29
されている(図4の(B))、あるいは、他方の端部46の光
路内が光透過形の拡散処理28されて外周部は光反射処理
29されている(図4の(C))、あるいはまた、他方の端部
46の光路内が光透過形の拡散処理28されて外周部も一部
(46aまたは46b)あるいは全て(46aおよび46b)が反射形の
光拡散体(47a,47b) で処理されて残部は光反射処理29さ
れている(図4の(D))、のいづれかの処理が行われる。
【0027】かかる構成により、入力光ファイバ11,12,
13, ・1nから入射した光は、入力光路2aを通過し、円弧
状、楕円形状の他方の端部26、あるいは、三角形状の他
方の端部46で反射して折り返され、出力光路2bを通過し
て出力光ファイバ31,32,33,・3nから入射光が平均化し
て、分岐して出力することができる。特に、入射光が通
過し反射して折り返される端部26,46 の外周部の一部(2
6,46a,46b)あるいは全て(26, 46aおよび46b)が反射形の
光拡散体(27,47a,47b)で処理する、あるいは、他方の端
部26,46 の光路内を光透過形の拡散処理28する、あるい
はまた、他方の端部26,46 の光路内を光透過形の拡散処
理28しかつ外周部も一部(26,46a,46b)あるいは全て(26,
46aおよび46b)を反射形の光拡散体(27,47a,47b)で処理
することによって、この他方の端部26,46 箇所での拡散
効果を向上することができるので、短いミキシング部
2、4の長さで充分なるミキシング効果を得ることがで
き、光スターカプラを小型化することができる。
【0028】〔実施形態3〕単方向光スターカプラの正
面図を図5の(A) に、平面図を図5の(B) に示す。図5
において、入出力光ファイバ1、3(11,31,32,33, ・3
n) と、この入出力光ファイバ1、3が一方の端面に接
合し,複数の光ファイバのコア部を覆う広さを備える導
波路からなるミキシング部51と、ミキシング部51の他方
の端面に配備される光分岐反射手段52と、を備えて構成
される。この光分岐反射手段は、予め定められた入力光
ファイバ11と出力光ファイバ11,31,32,33,・3nとの干渉
作用によって発生する干渉縞を予め感光材料などに記録
しておき、入力光ファイバ11からの入射光をこの干渉縞
に照射して各出力光ファイバ11,31,32,33,・3nに出力光
を分岐することができる。
【0029】かかる構成により、ミキシング部51の他方
の端面に配備される光分岐反射手段52のホログラフィの
作用によって、入力光ファイバ11から入射した光が、予
め各出力光ファイバ11,31,32,33,・3nの箇所に集光する
様に構成された干渉縞を照射することによって、光分岐
反射手段52から反射する光は、各出力光ファイバ11,31,
32,33,・3nに集光させることができる。この結果、光ス
ターカプラを低損失化することができる。
【0030】尚、図示例では、入力光ファイバ11は一本
で示したが、複数本11〜1mで構成することができる。即
ち、光分岐反射手段52上に干渉縞を構成して、これを記
録するときは、例えば各入力光ファイバ11〜1mと、各出
力光ファイバ11,31,32,33,・3nと、から入射光に相当す
る同一波長のレーザ光を照射して、予め光分岐反射手段
52に塗布されている感光材料上に干渉縞を発生させ、こ
れを記録し、この後光反射膜を構成する等の方法があ
る。
【0031】かかる構成により、各入力光ファイバ11〜
1mからミキシング部51に入射した光は、光分岐反射手段
52上に構成された干渉縞を照射し、この干渉縞から各出
力光ファイバ11,31,32,33,・3nに入射する集中光を照射
することができる。
【0032】
【実施例】光スターカプラおよび単方向光スターカプラ
の構成およびその特性については、既に、実施形態1か
ら実施形態3で説明済であるので、重複をさけ、個別箇
所の細部を実施例として説明する。即ち、ミキシング部
2、4の構成例を実施例1で、ミキシング部2、4にお
ける他方の端部の反射形の光拡散体および光透過形の拡
散処理方法の例を実施例2で,入出力光ファイバとミキ
シング部2,4,51との結合例を実施例3で、以下説明
する。
【0033】
【実施例1】ミキシング部2、4の構成部材の正面図を
図2の(A) に、平面図を図2の(B)〜(D) に示す。図2
の(B) において、右端が楔状の部材42A,42B は、図4に
図示されるミキシング部4の他方の端部46が三角形状を
構成するミキシング部の上半分を示す。この部材42A,42
B は、材質が透明な材料で構成された角材、長方体、板
状体、さらには、断面が半円状の柱状体であり、一方の
端面はこの柱状体に直交する方向に切断・研磨された端
面2A,2B を有し、他方の端面は斜めに切断された端面4E
を有する。そして、この端面4Eの下部にある平面2Dは光
の通路であるので必要があれば研磨して平坦性が維持さ
れる。一方破線で図示される2Cの箇所は反射板25が構成
できる様に一部を削除する。
【0034】この様な部材42A,42B を用いてミキシング
部4は次の様に構成することができる。図4の(B) に図
示するミキシング部42は、一方の部材42A あるいは両方
の部材42A,42B に反射板25を構成して、平面2Dを向かい
合わせて接合する。そして、端部46の外層部である端面
4Eの一方の箇所(46aまたは46b)あるいは端面4Eの両方の
箇所(46a,46b) に反射形の光拡散体(47a,47b) の処理を
行い、この反射形の光拡散体(47a,47b) が行われていな
い箇所には光反射処理29を行い、ミキシング部内に入射
した光の漏れを防止する。
【0035】また、図4の(C),(D) に図示するミキシン
グ部43,44 は、同様に一方の部材42A あるいは両方の部
材42A,42B に反射板25を構成し、かつ、一方の部材42A
あるいは両方の部材42A,42B の平面2Dに光透過形の拡散
処理28を行い、平面2Dを向かい合わせて接合する。
【0036】そして、端部46の外層部である端面4Eの両
方の箇所(46a,46b) に光反射処理29を行ったものがミキ
シング部43であり、また、ミキシング部42と同様な処
理、即ち、端部46の外層部である端面4Eの一方の箇所(4
6aまたは46b)あるいは端面4Eの両方の箇所(46a,46b) に
反射形の光拡散体(47a,47b) の処理を行い、この反射形
の光拡散体(47a,47b) が行われていない箇所には光反射
処理29を行行ったものがミキシング部44である。
【0037】同様に、図2の(C) は、ミキシング部2の
他方の端部26が楕円形の一部の形状2Gを構成するミキシ
ング部23の上半分41A を示し、図2の(D) は、ミキシン
グ部2の他方の端部26が円弧状2Hを構成するミキシング
部24の上半分41B を示す。以下の説明は他方の端部26が
楕円形の一部の形状と、円形との相違のみであるので、
楕円形の形状を主体に説明して、円形は括弧付き符号を
示す。この部材41A(41B)は、材質が透明な材料で構成さ
れた角材、長方体、板状体、さらには、断面が半円状の
柱状体であり、一方の端面はこの柱状体に直交する方向
に切断・研磨された端面2A,2B を有し、他方の端面は楕
円形の一部の形状(あるいは円弧状)に加工された端面
2G(2H)を有する。そして、この端面2G(2H)の下部にある
平面2Dは光の通路であるので必要があれば研磨して平坦
性が維持される。一方破線で図示される2Cの箇所は反射
板41A が構成できるように一部を削除する。
【0038】この様な部材41A(41B)を用いてミキシング
部2は次の様に構成することができる。図1の(B) に図
示するミキシング部21は、一方の部材41A あるいは両方
の部材41A に反射板25を構成して、平面2Dを向かい合わ
せて接合する。そして、端部26の外層部である両方の端
面2G(2H)に光反射処理29を行う。
【0039】また、図3の(B) に図示するミキシング部
22は、上記ミキシング部21の端部26の外層部である片方
の端面2G(2H)に反射形の光拡散体27の処理を行い、残り
の端面2G(2H)に光反射処理29を行う、あるいは、両方の
端面2G(2H)に反射形の光拡散体27の処理を行う。
【0040】また、図3の(C),(D) に図示するミキシン
グ部23,24 は、一方の部材41A あるいは両方の部材41A
に反射板25を構成し、かつ、一方の部材41A あるいは両
方の部材41A の平面2Dに光透過形の拡散処理28を行い、
平面2Dを向かい合わせて接合する。
【0041】そして、端部26の外層部である端面2G(2F)
の両方の箇所に光反射処理29を行ったものがミキシング
部23であり、また、ミキシング部22と同様な処理、即
ち、端部26の外層部である端面2G(2F)の一方の箇所ある
いは端面2G(2F)の両方の箇所に反射形の光拡散体27の処
理を行い、この反射形の光拡散体27が行われていない箇
所には光反射処理29を行ったものがミキシング部24であ
る。
【0042】
【実施例2】図3(および図4)におけるミキシング部
2(4)の他方の端部26(46)の反射形の光拡散体27(47
a,47b) は、他方の端部26(46)の外層部分に感光材料を
塗布し、ここに色々な角度からの光を照射して干渉縞を
形成して、これを記録して体積ホログラムを形成して、
さらにその外部より光反射膜を形成することができる。
また、この反射形の光拡散体27(47a,47b) は、他方の端
部26(46)の外層部分に微小な凹凸面を有する反射面とそ
の外部に光反射膜とを設けて形成することができる。
【0043】また、図3(および図4)におけるミキシ
ング部2(4)の他方の端部26(46)の光透過形の拡散処
理28は、ミキシング部2(4)に構成する前段階の部材
41A,41B,42A,42B の段階で拡散処理28を行う部材の平面
2Dに感光材料を塗布し、この部分に色々な角度からの散
乱光を照射して干渉縞を形成し、これを記録して体積ホ
ログラムの層を形成することができる。
【0044】あるいは、同様に、ミキシング部2(4)
に構成する前段階の部材41A,41B,42A,42B の段階で拡散
処理28を行う部材の平面2Dに微小な凹凸面の層を形成し
て、この部材41A,41B,42A,42B を透明な樹脂で接合して
構成することができる。
【0045】
【実施例3】図1、図3〜5に図示する光ファイバとミ
キシング部との接合、および、光ファイバのコア部を除
く他の部分の光反射処理は以下の様に処理することがで
きる。図示例では、各光ファイバが個別に書かれている
が、実施例としては、複数の入力光ファイバ(11,12〜1
n) 、複数の出力光ファイバ(31,32〜3n) あるいは複数
の入出力光ファイバ(11,12〜1n, 31,32 〜3m) は、接合
されるミキシング部の端面の形状に合わせて束ねて固定
してバンドル部を形成する。あるいは、治具を用いて光
ファイバの予め定められた位置関係を保持して固定して
バンドル部を形成する。
【0046】他方、ミキシング部2、4、51の上記光フ
ァイバと接合される端面(2A,2B) は、例えば、金属性の
光反射膜を予め形成し、この上に露光材料を塗布し、上
記接合れる光ファイバのバンドル部の位置合わせをおこ
ない、このバンドル部からの光を照射して露光材料を露
光処理をした後、エッチング処理をして、上記光ファイ
バのコア部分の金属性の光反射膜を除去した後、光ファ
イバのバンドル部とミキシング部の端面との接合を行う
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、入力光ファイバと出力光ファイバのバンドル部を一
体化し、これをミキシング部の片方に配置することがで
き、またミキシング部の他方の端部で光の進行光路が曲
がる箇所の外層部に反射形の光拡散体を形成する、ある
いは、この光の進行光路上に光透過形の拡散処理を行う
ことにより、短いミキシング長でも充分なるミキシング
効果が得られ、低損失で小型で安価な光スターカプラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の光スターカプラを説明
する説明図
【図2】ミキシング部を構成する部材の構成図
【図3】他の実施例の光スターカプラを説明する説明図
【図4】他の実施例の光スターカプラを説明する説明図
【図5】本発明による一実施例の単方向光スターカプラ
を説明する説明図
【図6】従来技術による光スターカプラを説明する説明
【図7】従来技術による他の光スターカプラを説明する
説明図
【符号の説明】
1, 11〜1n 入力光ファイバ 2, 4,51,53,54 ミキシング部 21,22,23,24,25,42,43,44 ミキシング部 26,46,46a,46b 端部 25 反射板 27,47a,47b 反射形の光拡散体 28 光透過形の拡散処理 29 光反射処理 2A,2B 端面 2a,2b 光路 3, 31〜3m 出力光ファイバ 41A,41B,42A,42B 部材 52 光分岐反射手段 54A,54B 単位導波路 54C 直角プリズム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力光ファイバと、出力光ファイバと、 一方の端部側に,これらの光ファイバが接合される入力
    端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力光路と出
    力端面からの出力光路とが他方の端部で接続され,両光
    路間はその一部を除いて光反射板で隔離されて構成さ
    れ,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを備える導
    波路からなるミキシング部と、を備え、 ミキシング部の他方の端部は、円弧状あるいは楕円形の
    一部の形状で折り返され、この外周部は光反射処理され
    ている、 ことを特徴とする光スターカプラ。
  2. 【請求項2】入力光ファイバと、出力光ファイバと、 一方の端部側に,これらの光ファイバが接合される入力
    端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力光路と出
    力端面からの出力光路とが他方の端部で接続され,両光
    路間はその一部を除いて光反射板で隔離されて構成さ
    れ,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを備える導
    波路からなるミキシング部と、を備え、 ミキシング部の他方の端部は、円弧状あるいは楕円形の
    一部の形状で折り返され、この外周部は反射形の光拡散
    体で処理されている、あるいは、他方の端部の光路内が
    光透過形の拡散処理されて外周部は光反射処理されてい
    る、あるいはまた、他方の端部の光路内が光透過形の拡
    散処理されて外周部も反射形の光拡散体で処理されてい
    る、のいづれかの処理が行われている、 ことを特徴とする光スターカプラ。
  3. 【請求項3】入力光ファイバと、出力光ファイバと、 一方の端部側に,これらの光ファイバが接合される入力
    端面と出力端面とを有し,入力端面からの入力光路と出
    力端面からの出力光路とが他方の端部で接続され,両光
    路間はその一部を除いて光反射板で隔離されて構成さ
    れ,両端面は光ファイバのコア部を覆う広さを備える導
    波路からなるミキシング部と、を備え、 ミキシング部の他方の端部は、三角形状で折り返され、
    三角形状の外周部の一部あるいは全てが反射形の光拡散
    体で処理されて残部は光反射処理されている、あるい
    は、他方の端部の光路内が光透過形の拡散処理されて外
    周部は光反射処理されている、あるいはまた、他方の端
    部の光路内が光透過形の拡散処理されて外周部も一部あ
    るいは全てが反射形の光拡散体で処理されて残部は光反
    射処理されている、のいづれかの処理が行われている、 ことを特徴とする光スターカプラ。
  4. 【請求項4】入出力光ファイバと、この入出力光ファイ
    バが一方の端面に接合し,複数の光ファイバのコア部を
    覆う広さを備える導波路からなるミキシング部と、ミキ
    シング部の他方の端面に配備される光分岐反射手段と、
    を備え、 光分岐反射手段は、予め定められた入力光ファイバと出
    力光ファイバとの干渉作用によって発生する干渉縞を予
    め感光材料などに記録しておき、入力光ファイバからの
    入射光をこの干渉縞に照射して各出力光ファイバに出力
    光を分岐する、 ことを特徴とする光スターカプラ。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3に記載の光スター
    カプラにおいて、反射形の光拡散体は、他方の端部の外
    層部分に体積ホログラムとその外部に光反射膜とを設け
    て形成する、ことを特徴とする光スターカプラ。
  6. 【請求項6】請求項2または請求項3に記載の光スター
    カプラにおいて、反射形の光拡散体は、他方の端部の外
    層部分に微小な凹凸面を有する反射面とその表面または
    裏面に光反射膜とを設けて形成する、 ことを特徴とする光スターカプラ。
  7. 【請求項7】請求項2または請求項3に記載の光スター
    カプラにおいて、光透過形の拡散処理は、他方の端部の
    光路内に体積ホログラムの層を形成する、ことを特徴と
    する光スターカプラ。
  8. 【請求項8】請求項2または請求項3に記載の光スター
    カプラにおいて、光透過形の拡散処理は、他方の端部の
    光路内に微小な凹凸面の層を形成する、ことを特徴とす
    る光スターカプラ。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項3のいずれかの項に
    記載の光スターカプラにおいて、光ファイバが接合され
    るミキシング部の端面は、光ファイバのコア部を除いて
    光反射手段を備える、ことを特徴とする光スターカプ
    ラ。
  10. 【請求項10】請求項4に記載の光スターカプラにおい
    て、光ファイバが接合されるミキシング部の端面は、光
    ファイバのコア部を除いて光反射手段を備える、ことを
    特徴とする光スターカプラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258679A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Boeing Co:The プラスチック光ファイバベースの反射スターカプラおよび反射スターカプラの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009258679A (ja) * 2008-04-11 2009-11-05 Boeing Co:The プラスチック光ファイバベースの反射スターカプラおよび反射スターカプラの製造方法
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