JP2605364Y2 - 光分岐器 - Google Patents

光分岐器

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JP2605364Y2
JP2605364Y2 JP1992017427U JP1742792U JP2605364Y2 JP 2605364 Y2 JP2605364 Y2 JP 2605364Y2 JP 1992017427 U JP1992017427 U JP 1992017427U JP 1742792 U JP1742792 U JP 1742792U JP 2605364 Y2 JP2605364 Y2 JP 2605364Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光導波路型の光分岐器
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、光導波路型の光分岐器は、例えば図
6に示すように、基板1上に設けた入射側の光導波路2
を所定角度θで2つに分岐し、さらにこれら分岐された
光導波路2a,2bをそれぞれ所定角度で2つに分岐
し、さらにこれら分岐された光導波路2c,2d,2
e,2fをそれぞれ所定角度で2つに分岐し、これによ
って入射光を8つに分岐して出射せしめるように構成さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例には以下のような問題点があった。上述の光分岐器
を小型化するには、分岐部の分岐角度θを大きくする必
要があるが、この分岐角度θを大きくすると損失が大き
くなってしまう。一方損失を小さくするために該分岐角
度θを小さくすると、特に分岐数が多いような場合は、
基板1が大型化してしまう。
【0004】分岐した光導波路を上記従来例のように
1方向に向けるのではなく多方向に向けたい場合は、基
板1内で光導波路を曲げる必要がある。このとき、該光
導波路の曲がり部の曲率半径を小さくすると損失が大き
くなってしまう。一方その損失を小さくするために該曲
率半径を大きくすると基板1が大型化してしまう。
【0005】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、光の多分岐と多方向分岐が低損失で
実現でき、しかもその小型化が図れる光分岐器を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案にかかる光分岐器は、基板9の表面近傍に少な
くとも1本の入射側の光導波路3と複数本の出射側の光
導波路4a〜4gを設け、前記入射側の光導波路3内を
伝搬してきた光を前記複数本の出射側の光導波路4a〜
4gのそれぞれに分岐せしめる光分岐器において、前記
基板9の表面40には前記各々の光導波路3,4a〜4
g内を伝搬する光をそれぞれの端部において基板厚み方
向に反射する反射鏡5,6を設け、且つ該基板9の表面
40或いは裏面8には前記入射側の光導波路3内を伝搬
しその端部の反射鏡5で基板厚み方向に向けて反射され
た光を分岐して前記基板表面近傍の出射側の複数本の光
導波路4a〜4gの端部のそれぞれの反射鏡6に向けて
それぞれ反射し且つ集光する反射集光部7a〜7gを設
けて構成した。
【0007】
【作用】光導波路3内を伝搬してきた光は、反射鏡5に
よって反射され、基板9内をその厚み方向に広がりなが
ら進む。そして該光は反射集光部7a〜7gで反射さ
れ、再び基板9の厚み方向に集光しながら進み、それぞ
れ反射鏡6の各光導波路4a〜4gの端部で反射され、
各光導波路4a〜4g内に伝搬されていく。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案の第1実施例を示す図であ
り、同図(a)は概略断面図(同図(b)のA−A断面
図)、同図(b)は平面図、同図(c)は裏面図であ
る。同図に示すようにこの光分岐器は、基板9に1本の
入射側の光導波路3と、並列に並べた7本の出射側の光
導波路4a乃至4gを設け、光導波路3の端部を含む基
板9の表面40を斜めにカットして反射鏡5を形成し、
同様に光導波路4a乃至4gの端部を含む基板9の表面
40を斜めにカットして反射鏡6を形成し、さらに基板
9の裏面8に7つの反射集光部7a乃至7gを設けて構
成されている。
【0009】ここで反射鏡5,6を形成するには、まず
基板9の表面40をエッチングするか或いは直接切削研
磨することによってそれぞれその傾斜角度がθ1,θ2
なるように斜めにカットする。傾斜角度θ1,θ2が光導
波路内を伝搬してきた光を全反射させる条件を満たさな
い場合は、該カット面に金属等を蒸着すればよい。
【0010】一方反射集光部7a乃至7gを形成するに
は、基板9の裏面8をエッチングするか或いは直接切削
研磨することによって各々を凸面状に加工する。そして
該加工面に金属等を蒸着する。
【0011】次に本実施例の作用を説明する。まず光導
波路3内を伝搬してきた光は、反射鏡5によって反射さ
れ、基板9内を基板9の厚み方向に広がりながら進む。
そして該光は反射集光部7a乃至7gに達し、それぞれ
の反射集光部7a乃至7gで反射され、それぞれの反射
光は再び基板9の厚み方向に集光しながら進み、それぞ
れ反射鏡6の各光導波路4a乃至4gの端部で反射さ
れ、各光導波路4a乃至4g内に伝搬されていく。つま
り反射集光部7aで反射された光は光導波路4aに、反
射集光部7bで反射された光は光導波路4bに、とそれ
ぞれ対応するように光が入射していく。
【0012】ここで反射鏡5,6の傾斜角度θ1,θ2
同じにする必要はないが、少なくとも反射鏡5で反射さ
れた光が全ての反射集光部7a乃至7gに向かうよう
に、且つ反射集光部7a乃至7gで反射された光がそれ
ぞれ反射鏡6で反射されて対応する出射側の光導波路4
a乃至4g内に入射するように選ぶ必要がある。
【0013】一方反射集光部7a乃至7gは、基板9の
裏面の任意の位置に形成して良いが、少なくともこの反
射集光部7a乃至7gのそれぞれで反射された光のビー
ムウエストが反射鏡6とそれぞれの光導波路4a乃至4
gの交わった部分にあり、且つそれぞれのビーム径がそ
れぞれの光導波路4a乃至4gのビーム径に一致するよ
うな集光機能を持っていなければならない。
【0014】なおこの反射集光部7a乃至7gは、集光
機能を有するものであれば凸面状とする必要はなく、基
板9にドーピングを行って基板9自体に屈折率分布を持
たせて集光機能を持たせたり、回折格子を用いて集光機
能を持たせたりして構成してもよい。また該基板9の裏
面8にレンズ効果を有する膜を形成して(即ち膜自体に
フォトリソグラフやエッチングやホログラム等を用いて
集光機能を持たせて)反射集光部7a乃至7gを構成し
ても良い。なお反射集光部をホログラムや回折格子等で
形成した場合は、1つのパターンでも複数の出射側の光
導波路に光を分岐して集光できる。
【0015】上記実施例は1×7分岐の例を示している
が、本考案はこれに限られず、1×n分岐でも同様に構
成できることは言うまでもない。
【0016】図2は本考案の第2実施例にかかる光分岐
器を示す平面図である。同図に示す実施例においては、
基板16に1本の入射側の光導波路10を設けると共
に、3本ずつ直交する方向に向かう出射側の光導波路1
1a乃至11iを設け、且つ光導波路10の端部に反射
鏡12を設け、光導波路11a乃至11cの端部に反射
鏡13を設け、光導波路11d乃至11fの端部に反射
鏡14を設け、光導波路11g乃至11iの端部に反射
鏡15を設けて構成されている。また図示はしないが基
板16の裏面には、前記反射鏡12で基板厚み方向に反
射された光を反射して各光導波路11a乃至11iと反
射鏡13,14,15の交わる部分にそれぞれ集光せし
める反射集光部が設けられている。
【0017】このように構成すれば、入射側の光導波路
10内を伝搬してきた光は、反射鏡12によって基板厚
み方向に反射され、該基板9の裏面に設けた反射集光部
(図示せず)で反射されてそれぞれ光導波路11a乃至
11iの端部の反射鏡13,14,15の部分に集光さ
れて反射され、各光導波路11a乃至11i内を伝搬し
ていく。
【0018】図3は本考案の第3実施例にかかる光分岐
器を示す平面図であり、光導波路を直角でないある角度
で多方向に分岐せしめた例を示している。
【0019】このように構成すれば、入射側の光導波路
17内を伝搬してきた光は、反射鏡19によって基板厚
み方向に反射され、基板23の裏面に設けた反射集光部
(図示せず)で反射されてそれぞれ光導波路18a,1
8b,18cの端部の反射鏡20,21,22の部分に
集光されて反射され、各光導波路18a,18b,18
c内を伝搬していく。
【0020】図4は本考案の第4実施例にかかる光分岐
器を示す平面図である。この実施例においては出射側の
3本の光導波路25,26,27の径が異なっている。
このように構成すれば、径の異なる光導波路への光の分
岐も容易に行える。なお24は入射側の光導波路、2
8,29は反射鏡である。
【0021】図5は本考案の第5実施例にかかる光分岐
器を示す概略側断面図である。この実施例においては、
反射集光部35が基板38の表面36に形成されてい
る。またこの基板38の裏面37には、光を反射させる
ために金属等が蒸着されている。
【0022】そして光導波路31を伝搬してきた光は、
反射鏡33で基板38の厚み方向に反射され、基板38
の裏面37で反射された後に、反射集光部35で反射且
つ集光され、再度裏面37で反射され、最後に反射鏡3
4で反射されて光導波路32内に入射され、伝搬され
る。なお同図は断面図のため、反射集光部35と出射側
の光導波路32をいずれも1つずつしか記載していない
が、実際には両者とも複数個設けられている。
【0023】この実施例においては、基板38の裏面3
7に金属等を蒸着しさえすれば、基板38の表面36だ
けに光導波路31,32や反射鏡33,34や反射集光
部35を作成できるという長所がある。
【0024】またこの実施例の応用として、基板の裏面
や表面で光が数回反射するように構成してもよい。この
場合は少なくとも該反射部の内の1つの反射部を集光機
能を有する反射集光部とすればよい。
【0025】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる光分岐器によれば、以下のような優れた効果を有す
る。Y分岐を用いず光の反射のみを利用しているの
で、その多分岐が低損失で行え、しかも装置の小型化が
図れる。また基板の表面近傍に設けた入射側の光導波路
から、同じく基板の表面近傍に設けた複数本の出射側の
光導波路に向けての光の分岐が容易な構造で低損失且つ
確実に行える。
【0026】光導波路に曲げ部分を設けなくても多方
向分岐が行え、しかもその低損失化が図れる。
【0027】異なる大きさの光導波路への分岐が容易
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図であり、同図
(a)は概略断面図、同図(b)は平面図、同図(c)
は裏面図である。
【図2】本考案の第2実施例にかかる光分岐器を示す平
面図である。
【図3】本考案の第3実施例にかかる光分岐器を示す平
面図である。
【図4】本考案の第4実施例にかかる光分岐器を示す平
面図である。
【図5】本考案の第5実施例にかかる光分岐器を示す概
略側断面図である。
【図6】従来の光導波路型の光分岐器を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
9,16,23,30,38 基板 3,4a〜4g,10,11a〜11i,17,18a
〜18c,24,25,26,27,31,32 光導
波路 5,6,12,13,14,15,19,20,21,
22,28,29,33,34 反射鏡 36,40 表面 8,37 裏面 7a〜7g,35 反射集光部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表面近傍に少なくとも1本の入射
    側の光導波路と複数本の出射側の光導波路を設け、前記
    入射側の光導波路内を伝搬してきた光を前記複数本の出
    射側の光導波路のそれぞれに分岐せしめる光分岐器にお
    いて、 前記基板の表面には前記各々の光導波路内を伝搬する光
    をそれぞれの端部において基板厚み方向に反射する反射
    鏡を設け、且つ該基板の表面或いは裏面には前記入射側
    の光導波路内を伝搬しその端部の反射鏡で基板厚み方向
    向けて反射された光を分岐して前記基板表面近傍の
    射側の複数本の光導波路の端部のそれぞれの反射鏡に向
    けてそれぞれ反射し且つ集光する反射集光部を設けたこ
    とを特徴とする光分岐器。
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JPS63106606A (ja) * 1986-10-23 1988-05-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光合分波器
JPH03168705A (ja) * 1989-11-29 1991-07-22 Omron Corp 三次元光回路

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