JP2000131328A - サンプルチェンジャー - Google Patents

サンプルチェンジャー

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JP2000131328A
JP2000131328A JP10307999A JP30799998A JP2000131328A JP 2000131328 A JP2000131328 A JP 2000131328A JP 10307999 A JP10307999 A JP 10307999A JP 30799998 A JP30799998 A JP 30799998A JP 2000131328 A JP2000131328 A JP 2000131328A
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JP
Japan
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sample
turntable
lid member
sample container
containers
Prior art date
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Pending
Application number
JP10307999A
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English (en)
Inventor
Hisataka Mukai
久孝 向
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Kyoto Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kyoto Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターンテーブル上の試料容器の開口部を簡便
に開閉しうるサンプルチェンジャーを提供する。 【解決手段】 ターンテーブル1の回転軸2の同心円上
に、上部が開口した複数の試料容器3を載置するととも
に、上記同心円上の特定位置Nで、上記ターンテーブル
1によって運ばれる試料容器3の試料を順次滴定等の作
業に供するサンプルチェンジャーにおいて、装置本体側
に係合してターンテーブル1との共回りを防ぐ回り止め
部4bを備えるとともに、上記同心円の上方に位置して
上記複数の試料容器3の開口部3aを一連に被覆し、か
つ上記作業位置のみ開口してこの位置に運ばれた試料容
器3の開口部3aを開放する蓋部材4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は滴定等に使用される
サンプルチェンジャーに関し、特にターンテーブル上の
試料容器の開口部を簡便に開閉しうるサンプルチェンジ
ャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば滴定は、試料溶液の容量分析にお
いて、一定量の試料容液と反応するのに必要な既知濃度
の試薬の量を求めて試料濃度を検出するものであり、通
常は反応溶液の一方をピュレット等からビーカー等の試
料容器に滴下する。
【0003】この場合、多数の試料を同時に滴定するた
めに、試料容液を入れた複数の試料容器をターンテーブ
ル上に配置し、このターンテーブルを回転させながら個
々の試料容器に対し順次滴定を行うようになっている。
【0004】このターンテーブル装置は一般にサンプル
チェンジャーとも呼ばれており、例えば図4や図5に示
すように、ターンテーブル1の回転軸2の同心円上に、
上記ビーカー等の試料容器3を複数載置するとともに、
上記同心円上の特定位置Nで、上記ターンテーブル1に
よって運ばれた試料容器3の試料を順次滴定等の作業に
供するようになっている。
【0005】ところで、上記ビーカー等の試料容器3
は、滴下や電極挿入等のために上部が開口しているが、
試料容液が大気と接触しないように作業時以外は蓋を施
す必要がある。
【0006】そこで従来は、上記各試料容器3毎にそれ
ぞれ独立した蓋8を形成して開口部の封をしているが、
滴定等の作業位置直前でこの蓋8を取り外すとともに作
業後に再度蓋をする必要があり、そのために上記サンプ
ルチェンジャーに蓋8の脱着機構9を設ける必要が生じ
る。
【0007】この脱着機構9は、例えば蓋吸着用の電磁
石10を備えた可動アーム11を必要とするなど、サン
プルチェンジャーを構造的に複雑にするとともに、装置
を大型化して置き場所をとる等の問題を有し、またこの
複雑な脱着機構9が故障の原因となったり、装置を高価
にするなどの問題も招来する。
【0008】そしてさらに、上記試料容器3には種々の
形状があり、同時に使用する試料容器は同一形状として
も、上記従来の装置ではこれら形状の異なる試料容器3
毎にそれぞれ形状の異なった蓋8を作製する必要があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の如き実
状に対処し、上記開口部を覆う蓋を全試料容器を覆える
1つのものに形成して、この蓋部材の一部を開口させる
ことにより、従来の蓋の脱着機構を省略してサンプルチ
ェンジャーの簡素化を図るとともに、高さや口径の異な
る試料容器についても蓋を共用できるようにすることを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。
【0011】すなわち、本発明は図1に示すように、タ
ーンテーブル1の回転軸2の同心円上に、上部が開口し
た複数の試料容器3を載置するとともに、上記同心円上
の特定位置Nで、上記ターンテーブル1によって運ばれ
る試料容器3の試料を順次滴定等の作業に供するサンプ
ルチェンジャーを基本として、装置本体側に係合してタ
ーンテーブル1との共回りを防ぐ回り止め部4bを備え
るとともに、少なくとも上記同心円の上方に位置して上
記複数の試料容器3の開口部3aを一連に被覆し、かつ
上記作業位置Nでのみ開口してこの位置に運ばれた試料
容器3の開口部3aを開放する蓋部材4を形成したこと
を特徴とするものである。
【0012】この場合、上記ターンテーブル1の回転軸
2を上方に所要延出するとともに、上記蓋部材4に孔部
5を形成してこの回転軸2に摺動自在に嵌挿せしめ、か
つこの蓋部材4の下面を上記試料容器3上部で滑動自在
に支持せしめることも可能である。
【0013】上記本発明のサンプルチェンジャーでは、
ターンテーブル1上の複数の試料容器3の開口部3aを
1つの大きな蓋部材4で覆うとともに、この蓋部材4を
回転させずに試料容器3をターンテーブル1とともに回
転させ、作業位置Nで開口する蓋部材4の開口部4aを
介して試料容器開口部3aを開放することから、蓋を取
り外すことなく作業を行うことが可能であり、これによ
り特別な蓋脱着機構を不要としてサンプルチェンジャー
の構造を簡素化するとともに、試験毎に高さや口径が異
なる試料容器3についても蓋を共用することが可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下さらに添付図面を参照して、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明実施形態のサンプルチェンジ
ャーを示す分解斜視図、図2は同斜視図、図3は同断面
図である。
【0016】上記実施形態のサンプルチェンジャーは、
モータMによって回転するターンテーブル1の回転軸2
の同心円上に、上部が開口した複数の試料容器3を嵌合
させるように載置するとともに、上記同心円上の特定位
置Nで、上記ターンテーブル1によって運ばれる試料容
器3の試料を順次滴定等の作業に供するようになってい
る。
【0017】そして、本発明のこの実施形態では、ター
ンテーブル1の上記同心円の上方に位置して上記複数の
試料容器3の開口部3aを一連に被覆し、かつ上記作業
位置Nでのみ開口部4aを形成して、この位置に運ばれ
た試料容器3の開口部3aを開放する蓋部材4を形成し
ている。
【0018】上記蓋部材4は、一部に直線上の回り止め
部4bが形成された円盤状のものからなり、所要上方に
延出されたターンテーブル1の回転軸2にその中心の孔
部5が摺動自在かつ回動自在に嵌挿されている。
【0019】そして、上記蓋部材4は、上記直線上の回
り止め部4bを装置本体側の垂直の壁部6に当接させて
回り止めを図るとともに、その下面を上記各試料容器3
の上部で滑動自在に支持せしめている。この構成では、
蓋部材4が試料容器3上部に接触することから、試料容
器3のシール性を高めることが可能である。
【0020】したがって、この蓋部材4はターンテーブ
ル1との共回りが防止された状態で、落とし込まれるよ
うに自重で上記試料容器3の上に乗り、試料容器上を滑
りながらこれら試料容器3の開口部3aを蓋しているこ
とになる。そして、この蓋部材4の脱着は、上記回転軸
2に対する抜き差しだけで行うことが可能である。
【0021】なお、上記蓋部材4の孔部5をターンテー
ブル1の回転軸2に嵌挿させるのは、ターンテーブル回
転時の試料容器3との滑動による位置ずれを防止するた
めであり、このような蓋部材4の支持構造は、例えば蓋
部材4外周のガード部7を所要高く形成することなどに
よっても代用することが可能である。
【0022】また、上記蓋部材4の回り止め部4bは蝶
番のような構造でもよいが、上記装置本体側の一部と係
合して、ターンテーブルとの共回りを防ぐとともに、蓋
部材4を上下にスライドさせうる構成であれば、より好
適である。
【0023】しかして、上記構成を有する本発明実施形
態のサンプルチェンジャーは、ターンテーブル1上の複
数の試料容器3の開口部3aを1つの大きな蓋部材4で
覆うとともに、この蓋部材4を回転させず、試料容器3
をターンテーブル1により回転させ、作業位置Nで開口
する蓋部材4の開口部4aから試料容器開口部3aを開
放するものであり、蓋を取り外すことなく作業が行える
ことから、従来のような蓋脱着機構を不要としてサンプ
ルチェンジャーの構造を簡素化するとともに、試験毎に
高さや口径が異なる試料容器3についても蓋を共用する
ことが可能である。
【0024】なお、作業時において上記蓋部材4の開口
部4aには、例えば図2に示すようにピュレットのノズ
ルや電極等が挿入される。
【0025】以上、本発明の実施形態を説明したが、上
記蓋部材4の開口部4aは、前処理位置等、作業位置が
増えた場合は複数形成することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサンプル
チェンジャーは、ターンテーブル上の複数の試料容器の
開口部を1つの大きな蓋部材で覆うとともに、この蓋部
材を回転させずにターンテーブル上の試料容器を回転さ
せ、作業位置で開口する蓋部材の開口部を介して試料容
器開口部を開放するものであり、蓋を取り外すことなく
作業が行えることから、従来のような蓋脱着機構を不要
としてサンプルチェンジャーの構造を簡素化するととも
に、装置を小型化して省スペース化を図ることが可能で
あり、さらに製造コストを下げ、かつメンテナンスも容
易にするとの顕著な効果を奏するものである。
【0027】そしてさらに、上記本発明のサンプルチェ
ンジャーでは、試験毎に高さや口径が異なる試料容器に
ついても蓋を共用しうることから、従来のように試料容
器毎に蓋を形成する必要がなく、作業の合理化を図るこ
とが可能である。
【0028】また、上記サンプルチェンジャーを請求項
2のように構成することにより、蓋部材を試料容器上部
に接触せしめてシール性を高めるとともに、蓋部材回り
の簡略化をより一層図り、かつ蓋部材の脱着も容易にす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のサンプルチェンジャーを示す
分解斜視図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同断面図である。
【図4】従来のサンプルチェンジャーを示す斜視図であ
る。
【図5】同断面図である。
【符号の説明】
1 ターンテーブル 2 回転軸 3 試料容器 4 蓋部材 4a 蓋部材開口部 4b 回り止め部 5 孔部 6 壁部 7 ガード部 N 作業位置 M モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンテーブルの回転軸の同心円上に、
    上部が開口した複数の試料容器を載置するとともに、上
    記同心円上の特定位置で、上記ターンテーブルによって
    運ばれる試料容器の試料を順次滴定等の作業に供するサ
    ンプルチェンジャーにおいて、装置本体側に係合してタ
    ーンテーブルとの共回りを防ぐ回り止め部を備えるとと
    もに、少なくとも上記同心円の上方に位置して上記複数
    の試料容器の開口部を一連に被覆し、かつ上記作業位置
    のみ開口してこの位置に運ばれた試料容器の開口部を開
    放する蓋部材を設けたことを特徴とするサンプルチェン
    ジャー。
  2. 【請求項2】 上記ターンテーブルの回転軸を上方に所
    要延出するとともに、上記蓋部材に孔部を形成してこの
    回転軸に摺動自在に嵌挿せしめ、かつこの蓋部材の下面
    を上記試料容器上部で滑動自在に支持せしめた請求項1
    記載のサンプルチェンジャー。
JP10307999A 1998-10-29 1998-10-29 サンプルチェンジャー Pending JP2000131328A (ja)

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