JP2000130067A - 立坑掘削装置 - Google Patents
立坑掘削装置Info
- Publication number
- JP2000130067A JP2000130067A JP10298187A JP29818798A JP2000130067A JP 2000130067 A JP2000130067 A JP 2000130067A JP 10298187 A JP10298187 A JP 10298187A JP 29818798 A JP29818798 A JP 29818798A JP 2000130067 A JP2000130067 A JP 2000130067A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wing
- casing pipe
- earth
- wings
- sand
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的に大径のウエルの掘削に際して土砂を
ケーシングパイプ内に取入れやすくすること。 【解決手段】 回転するケーシングパイプ（２）に複数
のウイング（３０）を設け、そのウイング（３０）の下
面（３０ａ）にウイング（３０）を横切って回転方向
（Ｘ）に半径方向外方に円弧状に延びる複数の土砂案内
翼（３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ）を設け、掘削土砂を順次
半径方向内方に案内しケーシングパイプ（２）に取入れ
るようにした。
ケーシングパイプ内に取入れやすくすること。 【解決手段】 回転するケーシングパイプ（２）に複数
のウイング（３０）を設け、そのウイング（３０）の下
面（３０ａ）にウイング（３０）を横切って回転方向
（Ｘ）に半径方向外方に円弧状に延びる複数の土砂案内
翼（３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ）を設け、掘削土砂を順次
半径方向内方に案内しケーシングパイプ（２）に取入れ
るようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシングパイプ
の先端にそのケーシングパイプより直径の大きい掘削装
置を取付け、ケーシングパイプを回転させて立坑を掘削
する立坑掘削装置に関する。
の先端にそのケーシングパイプより直径の大きい掘削装
置を取付け、ケーシングパイプを回転させて立坑を掘削
する立坑掘削装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかる立坑掘削装置は知られており、例
えば本出願人に係る特開平１０−１０２９７５号公報に
開示されている。本発明をよく理解するために上記の公
知技術に関し、図３、図４を参照して説明する。
えば本出願人に係る特開平１０−１０２９７５号公報に
開示されている。本発明をよく理解するために上記の公
知技術に関し、図３、図４を参照して説明する。
【０００３】回転式掘削機１は、剛性の高いケーシング
パイプ２を回転軸とし、ケーシングパイプ２の先端には
ケーシングパイプ２より直径の大きい掘削装置３が取付
けられていて、ＰＣウエル１２の内側に設置されてい
る。ケーシングパイプ２の中間にはスタビライザ４が設
けられている。
パイプ２を回転軸とし、ケーシングパイプ２の先端には
ケーシングパイプ２より直径の大きい掘削装置３が取付
けられていて、ＰＣウエル１２の内側に設置されてい
る。ケーシングパイプ２の中間にはスタビライザ４が設
けられている。
【０００４】掘削装置３により回転掘削し、ビットによ
り切削された土砂は前述のように、ケーシングパイプ２
に設けた土砂取込み口からケーシングパイプ２内へ落
ち、ハンマーグラブ等で排土する。
り切削された土砂は前述のように、ケーシングパイプ２
に設けた土砂取込み口からケーシングパイプ２内へ落
ち、ハンマーグラブ等で排土する。
【０００５】ＰＣウエル１２の外側で地上に配置したＩ
型鋼より成る機台１１上にパワージャッキ６が設置され
ている。パワージャッキ６は、上段リング７と下段リン
グ８とを備えており、上段リング７は下段リング８に対
して昇降する。
型鋼より成る機台１１上にパワージャッキ６が設置され
ている。パワージャッキ６は、上段リング７と下段リン
グ８とを備えており、上段リング７は下段リング８に対
して昇降する。
【０００６】このようにして掘削装置３で掘削した土砂
を取込む態様は図５、図６に示されている。
を取込む態様は図５、図６に示されている。
【０００７】図５、図６において、図示の例ではケーシ
ングパイプ２から半径方向外方に延びる３本のウイング
２０が設けられ、その外周はケーシングパイプ２と一体
のリング体２１の所に位置している。そしてウイング２
０とリング体２１とケーシングパイプ２の下端には多数
の刃２３が取付けられている。そしてウイング２０の下
部には（図示の例では３つの）土砂案内翼２５が設けら
れている。この土砂案内翼２５は刃２３と同様の多数の
刃で構成され、したがってウイング２０の外部にはグレ
ート２６の下面に取付けられている。
ングパイプ２から半径方向外方に延びる３本のウイング
２０が設けられ、その外周はケーシングパイプ２と一体
のリング体２１の所に位置している。そしてウイング２
０とリング体２１とケーシングパイプ２の下端には多数
の刃２３が取付けられている。そしてウイング２０の下
部には（図示の例では３つの）土砂案内翼２５が設けら
れている。この土砂案内翼２５は刃２３と同様の多数の
刃で構成され、したがってウイング２０の外部にはグレ
ート２６の下面に取付けられている。
【０００８】したがってケーシングパイプ２の回転に伴
い掘削された土砂は翼２５で案内されて半径方向内方に
集められ、土砂取入口２４からケーシングパイプ２の内
にはいるようになっている。
い掘削された土砂は翼２５で案内されて半径方向内方に
集められ、土砂取入口２４からケーシングパイプ２の内
にはいるようになっている。
【０００９】かかる装置はそれ自体効果的なものである
が装置の大型化に伴いウイング２０の長さが長くなる
と、半径方向外方の掘削土砂量も多くなり、翼の強度上
の問題や適正な土砂の案内が行われにくいことが解っ
た。
が装置の大型化に伴いウイング２０の長さが長くなる
と、半径方向外方の掘削土砂量も多くなり、翼の強度上
の問題や適正な土砂の案内が行われにくいことが解っ
た。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は直径の大きいウエルを掘削するに際して、好適に掘
削土砂をケーシングパイプに案内することができる立坑
掘削装置を提供するにある。
的は直径の大きいウエルを掘削するに際して、好適に掘
削土砂をケーシングパイプに案内することができる立坑
掘削装置を提供するにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転す
るケーシングパイプに半径方向外方に延びる複数のウイ
ングを設け、そのウイングの下面に多数の刃を設け、か
つ多数の刃で構成した土砂案内翼を設けた立坑掘削装置
において、ウイングの下面にウイングの下面を横切って
回転方向に半径方向外方に円弧状に延びる複数の土砂案
内翼を設けたことを特徴とする立坑掘削装置を設けてあ
る。
るケーシングパイプに半径方向外方に延びる複数のウイ
ングを設け、そのウイングの下面に多数の刃を設け、か
つ多数の刃で構成した土砂案内翼を設けた立坑掘削装置
において、ウイングの下面にウイングの下面を横切って
回転方向に半径方向外方に円弧状に延びる複数の土砂案
内翼を設けたことを特徴とする立坑掘削装置を設けてあ
る。
【００１２】したがって掘削に際して半径方向外方の土
砂は複数の土砂案内翼によって順次半径方向内方に案内
されるので半径の大きいウエルの構築に適している。
砂は複数の土砂案内翼によって順次半径方向内方に案内
されるので半径の大きいウエルの構築に適している。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下図１、図２を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【００１４】ケーシングパイプ２には半径方向外方に延
びる複数（図示の例では３つ）のウイング３０が固定さ
れており、また土砂取入口２４が設けられている。そし
てウイング３０の下面３０ａに多数の刃２３が設けられ
ている。
びる複数（図示の例では３つ）のウイング３０が固定さ
れており、また土砂取入口２４が設けられている。そし
てウイング３０の下面３０ａに多数の刃２３が設けられ
ている。
【００１５】図示の如くウイング３０は板体をボックス
状に組合せた構造体で構成され、その下面３０ａは半径
方向外方が上方に位置するように傾斜している。そして
刃２３と同様な刃で構成した土砂案内翼３１が設けられ
ている。
状に組合せた構造体で構成され、その下面３０ａは半径
方向外方が上方に位置するように傾斜している。そして
刃２３と同様な刃で構成した土砂案内翼３１が設けられ
ている。
【００１６】図示の例において、この翼３１は第１の垂
直構造体３０ｃの付近からウイング３０の外端３０ｂま
で回転方向Ｘに半径方向外方に円弧状に延びる第１の翼
３１ａと、第２の垂直構造体３０ｄの付近から第１の垂
直構造体３０ｃの所まで回転方向Ｘに半径方向外方に円
弧状にウイング３０を横切るように延びる第２の翼部分
３１ｂとし、第３の垂直構造体３０ｅの付近から第２の
垂直構造体３０ｄの所まで回転方向Ｘに半径方向外方に
円弧状にウイング３０を横切るように延びる第３の翼部
分３１ｅと、ケーシングパイプ２に近い第４の垂直構造
体３０ｆの付近から第３の垂直構造体３０ｅの所まで回
転方向Ｘに半径方向外方に円弧状にウイング３０を横切
るように延びる第４の翼部分３１ｄとで構成されてい
る。
直構造体３０ｃの付近からウイング３０の外端３０ｂま
で回転方向Ｘに半径方向外方に円弧状に延びる第１の翼
３１ａと、第２の垂直構造体３０ｄの付近から第１の垂
直構造体３０ｃの所まで回転方向Ｘに半径方向外方に円
弧状にウイング３０を横切るように延びる第２の翼部分
３１ｂとし、第３の垂直構造体３０ｅの付近から第２の
垂直構造体３０ｄの所まで回転方向Ｘに半径方向外方に
円弧状にウイング３０を横切るように延びる第３の翼部
分３１ｅと、ケーシングパイプ２に近い第４の垂直構造
体３０ｆの付近から第３の垂直構造体３０ｅの所まで回
転方向Ｘに半径方向外方に円弧状にウイング３０を横切
るように延びる第４の翼部分３１ｄとで構成されてい
る。
【００１７】すなわち第２ないし第３の翼部分はウイン
グの一側から他側に延び、そして半径方向内側の翼部分
の回転方向の側部の半径方向位置とその半径方向外方の
翼部分の反対側の側部の半径方向の位置とはほぼ等し
い。
グの一側から他側に延び、そして半径方向内側の翼部分
の回転方向の側部の半径方向位置とその半径方向外方の
翼部分の反対側の側部の半径方向の位置とはほぼ等し
い。
【００１８】しかしながら本発明の実施に際して複数の
翼部分を設ければよく必ずしも図示の例に限定されない
ことは明らかである。
翼部分を設ければよく必ずしも図示の例に限定されない
ことは明らかである。
【００１９】以上の通り、本発明によればウイング３０
の下面にウイング３０を横切るように回転方向Ｘに円弧
状に半径方向外方に延びる複数の翼部分を設けたので、
土砂を半径方向内方に好適に案内することができ、特に
ウイング３０の長さが長い場合に効果が大きい。
の下面にウイング３０を横切るように回転方向Ｘに円弧
状に半径方向外方に延びる複数の翼部分を設けたので、
土砂を半径方向内方に好適に案内することができ、特に
ウイング３０の長さが長い場合に効果が大きい。
【００２０】
【発明の効果】以上の通り本発明によればウイングに複
数の土砂案内翼を設けたので、土砂を順次に半径方向内
方に案内でき、無理なく比較的多量の土砂を処理するこ
とができる。そのために大径のウエルの掘削に好適であ
る。
数の土砂案内翼を設けたので、土砂を順次に半径方向内
方に案内でき、無理なく比較的多量の土砂を処理するこ
とができる。そのために大径のウエルの掘削に好適であ
る。
【図１】本発明の実施例を示す上面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】本発明を実施する掘削装置の従来例を示す側面
図。
図。
【図４】図３の上面図。
【図５】従来の掘削装置を示す上面図。
【図６】図５の側面図。
２・・・ケーシングパイプ ３・・・掘削装置 ２４・・・土砂取入口 ３０・・・ウイング ３１・・・土砂案内翼 ３１ａ、３１ｂ、３１ｃ、３１ｄ・・・翼部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年８月３日（１９９９．８．３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転す
るケーシングパイプ（２）に半径方向外方に延びる複数
のウイング（３０）を設け、そのウイング（３０）の下
面（３０ａ）に多数の刃（２３）を設け、かつ多数の刃
で構成した土砂案内翼（３１）を設けた立坑掘削装置に
おいて、ウイング（３０）は板体でボックス状に組合せ
て構成され、そして複数の垂直構造体（３０ｃ、３０
ｄ、３０ｅ、３０ｆ）を有し、それらの垂直構造体（３
０ｃ〜３０ｆ）にはそれぞれ半径方向内方の垂直構造体
から半径方向外方の垂直構造体に向けて回転方向（Ｘ）
に半径方向外方に円弧状に延びる翼（３１ｂ、３１ｃ、
３１ｄ）が設けられ、さらに一番外側の垂直構造体（３
０ｃ）からウイング（３０）の外端に同様に円弧状に延
びる翼（３１ａ）を有している。
るケーシングパイプ（２）に半径方向外方に延びる複数
のウイング（３０）を設け、そのウイング（３０）の下
面（３０ａ）に多数の刃（２３）を設け、かつ多数の刃
で構成した土砂案内翼（３１）を設けた立坑掘削装置に
おいて、ウイング（３０）は板体でボックス状に組合せ
て構成され、そして複数の垂直構造体（３０ｃ、３０
ｄ、３０ｅ、３０ｆ）を有し、それらの垂直構造体（３
０ｃ〜３０ｆ）にはそれぞれ半径方向内方の垂直構造体
から半径方向外方の垂直構造体に向けて回転方向（Ｘ）
に半径方向外方に円弧状に延びる翼（３１ｂ、３１ｃ、
３１ｄ）が設けられ、さらに一番外側の垂直構造体（３
０ｃ）からウイング（３０）の外端に同様に円弧状に延
びる翼（３１ａ）を有している。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 永 勝 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 小 滝 裕 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 Ｆターム(参考） 2D029 AA03 DC02 PA06 PC02 PD04
Claims (1)
- 【請求項１】 回転するケーシングパイプに半径方向外
方に延びる複数のウイングを設け、そのウイングの下面
に多数の刃を設け、かつ多数の刃で構成した土砂案内翼
を設けた立坑掘削装置において、ウイングの下面にウイ
ングの下面を横切って回転方向に半径方向外方に円弧状
に延びる複数の土砂案内翼を設けたことを特徴とする立
坑掘削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29818798A JP2974670B1 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 立坑掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29818798A JP2974670B1 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 立坑掘削装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2974670B1 JP2974670B1 (ja) | 1999-11-10 |
| JP2000130067A true JP2000130067A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17856352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29818798A Expired - Fee Related JP2974670B1 (ja) | 1998-10-20 | 1998-10-20 | 立坑掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2974670B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102797450B (zh) * | 2012-08-09 | 2015-12-02 | 中国海洋石油总公司 | 旋转导向钻井系统的导向力测控装置及导向力标定方法 |
-
1998
- 1998-10-20 JP JP29818798A patent/JP2974670B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2974670B1 (ja) | 1999-11-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |