JP2000130027A - 窓 - Google Patents

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JP2000130027A
JP2000130027A JP10300911A JP30091198A JP2000130027A JP 2000130027 A JP2000130027 A JP 2000130027A JP 10300911 A JP10300911 A JP 10300911A JP 30091198 A JP30091198 A JP 30091198A JP 2000130027 A JP2000130027 A JP 2000130027A
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JP
Japan
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window
opening
horizontal axis
opened
rotating
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Withdrawn
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JP10300911A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Hayashi
林  哲也
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両立が困難な遮熱と採光を確保でき、しかも、
通風手段としても有効に活用できる窓を提供すること。 【解決手段】上下に二分割された開口を有し、この下部
開口3が引き違い窓サツシ3Aとされ、上部開口2が水
平軸21を軸芯として開閉可能な回転窓2Aとされてい
る窓1において、回転窓2Aが遮熱タイプの窓ガラスと
されている窓。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅などの
建築物の窓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の戸建て住宅の窓としては、十分な
採光を得るために、開口面積を大きくするのが一般的で
ある。ところで、窓の開口面積を大きくすることで、明
るさは十分に得られるが、逆に夏季の日射熱侵入量も増
大するので、室内の温度上昇による暑さの問題や冷房時
の省エネルギー性が得られないという問題が大きくなっ
ている。
【0003】上記日射を遮断するために、窓ガラスに沿
って引き下げ型のブラインドを配置するとともに庇を利
用している。最近では、ブラインドを配置する代わり
に、遮熱タイプの窓ガラスを利用することも行われてい
る(たとえば実公平4−23185号公報を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、住宅地
の敷地の制約(たとえば3階建て住宅の場合)のため、
有効な庇を設置することができない場合がある。このた
め、庇によって日射の遮断はできるが、採光が取りにく
くなる。また、遮熱タイプの窓ガラスを利用すること
で、夏季の暑さ対策としては確かに有効であるが、逆に
冬季は日射熱が入りにくく、昼間の暖かさが得られにく
くなり、暖房負荷も増大して暖房費用が高くつくという
問題があった。
【0005】本発明の目的は、両立が困難な遮熱と採光
を確保でき、しかも、通風手段としても有効に活用でき
る窓を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上下に二分割された開口を有し、この下部開口が引き違
い窓サツシとされ、上部開口が水平軸を軸芯として開閉
可能な回転窓とされている窓において、前記回転窓が日
射を遮断する機能を有しているものである。
【0007】請求項2記載の発明は、上下に二分割され
た開口を有し、上部開口が水平軸を軸芯として開閉可能
な回転窓とされている窓において、開けた際に上面とな
る前記回転窓の表面に、反射率を高める処理が施されて
いるものである。
【0008】請求項3記載の発明は、上下に二分割され
た開口を有し、上部開口が水平軸を軸芯として開閉可能
な回転窓とされている窓において、前記回転窓が遮熱タ
イプの窓ガラスとされているものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の窓において、回転窓を開いて水平状態とした際、屋外
側の回転窓によって下部開口の下端まで日影が生じるよ
うにされているものである。
【0010】(作用)請求項1〜4記載の発明において
は、上下に二分割された上部開口が水平軸を軸芯として
開閉可能な回転窓とされ、この回転窓が日射を遮断する
機能を有しているので、回転窓にて日射熱を遮蔽するこ
とができる。また、請求項1記載の発明では、下部開口
が引き違い窓サツシとされているので、この窓サツシを
開けるとともに、上部開口の回転窓を開けることで開口
を大きく取れ、通風をよくできる。
【0011】請求項2記載の発明においては、開けた際
に上面となる回転窓の表面に、反射率を高める処理が施
されているので、日射熱の遮蔽効果が向上し、かつ、そ
の反射間接光によって室内の採光を得ることができる。
【0012】請求項3記載の発明においては、回転窓が
遮熱タイプの窓ガラスとされているので、上記請求項2
記載の発明と同様の作用を得ることができる。
【0013】請求項4記載の発明においては、回転窓を
開いてほぼ水平状態とした際、屋外側の回転窓によって
下部開口の下端まで日影が生じるようにされているの
で、直接光を遮ることができ、この結果、夏季の日射熱
の侵入を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の窓の第1実施例を
示すもので、(イ)は部分斜視図、(ロ)は(イ)の窓
の使用状態を示す説明図である。
【0015】図に示すように、窓1は上下に二分割され
た上部開口2と下部開口3を有しており、下部開口3が
引き違い窓サツシ3Aとされている。上部開口2は水平
軸21を軸芯として開閉可能とされるとともに、開閉角
度の調整が可能な回転窓2Aとされている。水平軸21
は上部開口2の上下方向の中央よりも上方に偏位してい
る。回転窓2Aは日射を遮断する機能を有しており、こ
の場合、具体的には遮熱タイプの窓ガラスとされてい
る。
【0016】なお、回転窓2Aに日射を遮断する機能を
付与する手段としては、回転窓を鋼板、アルミニウム
板、樹脂板製のものまたは、その表面(開けた際に上面
となる表面)に、白色塗装などを施して反射率を高めた
ものを使用してもよい。また、上記遮熱タイプの窓ガラ
スとしては乳白色ガラスや遮蔽複層ガラスなどがある。
また、サーモクロミックなどの複層ガラスや電気的に日
射遮蔽率を可変できる液晶ガラスを使用してもよい。
【0017】上記開口には所定角度または任意角度で回
転窓を固定できる固定手段がある。回転窓を開いてほぼ
水平状態とした際、夏期には回転窓の屋外側突出部分に
よって下部開口の下端まで日影が生じるように寸法が設
定されている。
【0018】つぎに、上記窓1の使用態様について説明
する。夏期の昼にこの窓は戸建て住宅などの建物の南面
に設けられ、南面居室の大開口に用いられる。なお、図
示していない北側開口にもある。水平軸21を軸芯とし
て回転窓2Aを回転させ、図2に示すように、回転窓2
Aを開けて水平状態とした位置で固定する。この場合、
回転窓2Aが遮熱タイプの窓ガラスであるので、上方か
らの直接光は窓ガラスの上面にて反射されるので、室内
への直接光の侵入は遮蔽される。一方、窓ガラスの上面
にて反射した反射光の一部が室内に入り込むことで、こ
の間接光にて室内の採光が得られる。なお、一部の光が
回転窓2Aを透過し拡散光として室内に入るようになさ
れていてもよい。
【0019】また、回転窓2Aの水平軸21が上下方向
の中央よりも上方に偏位しているので、室内側に張り出
している回転窓よりも屋外側に張り出している回転窓の
ほうが張出幅が広くなる。この結果、図2に示すよう
に、下部開口の下端まで日影が生じることで室内に侵入
する直接光を遮ることができ、特に夏季の日射熱の侵入
を抑制することができる。
【0020】開口により通風が確保されるが、部屋の上
部であり、下部にある場合に比べ、風は在室者に直接当
たりがたく、室内の紙類も飛びにくい。他の時期など、
日射量や風の程度に応じて、上下開口の開口度合いを調
整して使用すると、採光・通風を調整することができ、
快適な居住環境を少ないエネルギーで得ることができ
る。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明においては、上
下に二分割された上部開口が水平軸を軸芯として開閉可
能な回転窓とされ、この回転窓が日射を遮断する機能を
有しているので、回転窓にて日射熱を遮蔽することがで
きる。
【0022】また、請求項1記載の発明では、下部開口
が引き違い窓サツシとされているので、この窓サツシを
開けるとともに、上部開口の回転窓を開けることで開口
を大きく取れ、通風をよくできる。
【0023】請求項2記載の発明においては、開けた際
に上面となる回転窓の表面に反射率を高める処理が施さ
れているので、日射熱の遮蔽効果が向上し、一方、この
反射間接光によって室内の採光を得ることができる。
【0024】請求項3記載の発明においては、回転窓が
遮熱タイプの窓ガラスとされているので、上記請求項2
記載の発明と同様の作用を得ることができる。
【0025】請求項4記載の発明においては、回転窓を
開いてほぼ水平状態とした際、屋外側の回転窓によって
下部開口の下端まで日影が生じるようにされているの
で、直接光を遮ることができる。この結果、夏季の日射
熱の侵入を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓の第1実施例を示すものであり、
(イ)は部分斜視図、(ロ)は(イ)の使用状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 窓 2 上部開口 2A 回転窓 21 水平軸 3 下部開口 3A 引き違い窓サツシ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に二分割された開口を有し、この下
    部開口が引き違い窓サツシとされ、上部開口が水平軸を
    軸芯として開閉可能な回転窓とされている窓において、
    前記回転窓が日射を遮断する機能を有していることを特
    徴とする窓。
  2. 【請求項2】 上下に二分割された開口を有し、上部開
    口が水平軸を軸芯として開閉可能な回転窓とされている
    窓において、開けた際に上面となる前記回転窓の表面
    に、反射率を高める処理が施されていることを特徴とす
    る窓。
  3. 【請求項3】 上下に二分割された開口を有し、上部開
    口が水平軸を軸芯として開閉可能な回転窓とされている
    窓において、前記回転窓が遮熱タイプの窓ガラスとされ
    ていることを特徴とする窓。
  4. 【請求項4】 回転窓を開いてほぼ水平状態とした際、
    屋外側の回転窓によって下部開口の下端まで日影が生じ
    るようにされている請求項1ないし3のいずれか一項に
    記載の窓。
JP10300911A 1998-10-22 1998-10-22 Withdrawn JP2000130027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085730A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Naganori Yumoto 太陽光の採光方法及び採光装置
KR100806571B1 (ko) 2006-06-21 2008-02-28 경희대학교 산학협력단 고성능 채광용 경사형 광선반 장치

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JP4541670B2 (ja) * 2003-09-11 2010-09-08 長伯 湯本 太陽光の採光装置
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