JP2000129259A - 土壌処理剤及び植生緑化方法 - Google Patents

土壌処理剤及び植生緑化方法

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JP2000129259A
JP2000129259A JP10303467A JP30346798A JP2000129259A JP 2000129259 A JP2000129259 A JP 2000129259A JP 10303467 A JP10303467 A JP 10303467A JP 30346798 A JP30346798 A JP 30346798A JP 2000129259 A JP2000129259 A JP 2000129259A
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soil
water
copolymer resin
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vegetation
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JP10303467A
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Fumitoshi Tsukiyama
文俊 築山
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G3/00Mixtures of one or more fertilisers with additives not having a specially fertilising activity
    • C05G3/80Soil conditioners

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温粘度安定性、凍結融解安定性、樹脂液皮
膜の吸水性、保水性、土壌に対する接着性、保護性に優
れ、施工後においては耐水性のあるフィルムを形成する
にもかかわらず、低粘度で吹き付け作業性の良好な土壌
処埋剤の提供。 【解決手段】 不飽和アミド(A)1〜30重量部及び
不飽和カルボン酸(B)2〜30重量部と共重合可能な
モノマー(C)40〜97重量部(合計100重量部)
からなるモノマー組成物を水中で乳化重合し、得られた
共重合樹脂分散液をアルカリ水溶液で中和した水溶性共
重合樹脂を主成分とすることを特徴とする土壌処理剤及
び該土壌処理剤を使用した土壌改良方法または土壌侵食
防止方法並びに土壌の植生緑化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土壌改良、土壌侵食防
止方法あるいは植生緑化に使用できる共重合樹脂を含む
水溶性共重合体樹脂を主成分とする土壌処理剤及びそれ
を使用した土壌改良方法、土壌侵食防止方法及び植生緑
化方法に関するc 更に詳しくは極めて高分子であっても低粘度で取扱い易
く、フィルム化した後は比較的耐水性に優れ、且つ優れ
た吸水性を有するため保水性に優れた共重合樹脂を含む
土壌処理剤に関する。本土壌処理剤単独でも、土壌に対
し土壌の柔軟性、通気性、団粒化、耐水性、特に保水性
を付与するなど土壌改良効果を有し、また植生緑化用の
種子、他の緑化用添加剤と共に土壌侵食防止、植生緑化
などに有効に用いることができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来全面伐採(いわゆる皆伐)の斜面、
林道工事、河川の堤防などの傾斜面あるいは法面などの
裸地は、雨水あるいは風によって簡単に侵食され、土砂
による災害の原因になることは良く知られている。した
がってこれらの傾斜面は緊急に植生を回復し、雨水など
による土壌の侵食を防止することが必要となってくる。
この傾斜面などの土壌改良、土壌侵食防止及び植生緑化
工法としては、一般に機械による種子吹き付け工法が主
として行われている。すなわち植生緑化用の種子に肥
料、客土及び他の材料とを混合し、これを水と混合して
土壌面に吹き付けることが広く行われている。この種子
吹き付け工法では、種子が発芽して十分な草生がおこな
われるまでの期間、種子、幼苗を土壌面に固定し、その
流出防止及び風雨による土壌の侵食防止の目的で、一般
に種々の水溶性高分子、合成樹脂エマルジョンが養生保
護剤として用いられている。従来、この養生保護剤とし
て使用する水溶性高分子としては、一般にポリアクリル
アマイド系樹脂の水溶液、合成樹脂エマルジョンとして
は酢酸ビニル系樹脂のエマルジョンやエチレンー酢酸ビ
ニル系共重合樹脂のエマルジョンが用いられている。
【0003】ポリアクリルアマイド系樹脂の水溶液の場
合には、特に冬場低温での樹脂液の粘度安定性や凍結安
定生に優れ、したがって冬場での土壌の保護性に優れる
反面、形成される皮膜の耐水性が弱く水に溶解してしま
うため、吸水性に乏しく、土壌に保水性を与える効果が
少なく、したがって土壌の侵食防止効果が低く、植生土
壌が風雨により流失しやすいという間題点がある。一
方、酢酸ビニル樹脂系エマルジョンやエチレンー酢酸ビ
ニル系共重合樹脂エマルションの場合には、土壌面に対
する接着性、保護性に優れかつ吹き付け作業性なども良
好であるなどの特徴を有する反面、冬場低温での樹脂液
が異常な高粘度となったり、いったん凍結した後はゲル
化を起こし使用不可能となるといった冬場での取扱い作
業性が極めて劣るという大きな問題点があった。それと
同時にこれら合成樹脂エマルジョンの更なる間題点は樹
脂皮膜にほとんど吸水性がない、したがって保水性がな
いため夏場土壌が異常に乾燥し、土壌に干割れが生じ、
土壌の侵食防止効果が期待できないと同時に、草生した
芝草が立ち枯れを起こすため、植生緑化が望めないとい
う大きな問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、傾斜面など
の土壌改良、土壌侵食防止及び植生緑化工法に使用する
土壌養生保護剤として、冬場低温での樹脂液の低温粘度
安定性、凍結融解安定性に優れ、一方夏場高温乾燥時の
樹脂液皮膜の吸水性が良く、保水性に優れ、更に土壌に
対する接着性、保護性に優れ、樹脂自体は高分子量であ
って施工後においては耐水性のあるフィルムを形成する
にもかかわらず、水溶性共重合体樹脂または溶液として
は低粘度で吹き付け作業性の良好な土壌処埋剤の開発並
びにそれを使用した土壌改良方法叉は士壌侵食防止方法
並びに植生緑化方法の開発を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、[1] 不飽
和アミド(A)1〜30重量部及び不飽和カルボン酸
(B)2〜30重量部と共重合可能なモノマー(C)4
0〜97重量部(合計100重量部)からなるモノマー
組成物を水中で乳化重合し、得られた共重合樹脂分散液
をアルカリ水溶液で中和した水溶性共重合樹脂を主成分
とすることを特徴とする土壌処理剤、[2] 不飽和ア
ミド(A)、不飽和カルボン酸(B)及び共重合可能な
モノマー(C)からなるモノマー組成物を水中で乳化重
合するに際し、保護コロイドとして天然または合成の水
溶性高分子(D)を用いた共重合樹脂を主成分とする前
記[1]に記載の水溶性共重合体樹脂を主成分とする土
壌処理剤、
【0006】[3] 前記[1]または[2]に記載の
共重合樹脂を含む水溶性共重合体樹脂またはこれに他の
添加剤を添加した水溶性共重合体樹脂を主成分とする土
壌処理剤を土壌面に施工することを特徴とする土壌改良
方法または土壌侵食防止方法、[4] 固形分濃度1〜
10重量%の、前記[1]または[2]に記載の水溶性
共重合樹脂を含む水溶液またはこれに他の緑化用添加剤
を配合した水溶液を主成分とする土壌処理剤0.5ない
し10リットルを土壌1m3 に混合し、この混合物を土
壌面に施工する前記[3]に記載の土壌改良方法または
土壌侵食防止方法、及び
【0007】[5] 前記[1]または[2]に記載の
吸水性の水溶性共重合樹脂を含む土壌処理剤及び植生用
種子または更に肥料、他の緑化用添加剤と共に土壌面に
施工することを特徴とする土壌の植生緑化方法、を開発
することにより上記の目的を達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、モノマー組成物
の成分として使用する不飽和アミド(A)は、生成する
共重合樹脂の水溶性化もしくは生成皮膜の吸水性の保
持、すなわち保水性付与のための必須成分であり、土壌
の吸水性と保水性を改善するものである。これは夏場高
温時における土壌の乾燥の防止、土壌の干割れの防止、
芝草の立ち枯れの防止などに効果があり、土壌の植生緑
化の初期に大きな効果を発揮する。その使用量は、全モ
ノマー組成物量100重量部中1〜30重量部、好まし
くは2〜15重量部である。本発明に使用できる不飽和
アミド(A)の例としては、(メタ)アクリルアミド
[アクリルアミド及びメタクリルアミドの両者を一括し
て「(メタ)アクリルアミド」と記載する。]、N−メ
チル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル−2−アミノエ
チル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、さらにはN−ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミドのごときアルコキシメチル(メタ)アク
リルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸などの不飽和スルホン酸もしくはこれらのナ
トリウム塩またはアンモニウム塩、マレイン酸ジアミ
ド、N−ビニルアセトアミドなどが挙げられる。
【0009】本発明において使用する不飽和カルボン酸
(B)は、生成する共重合樹脂の水溶性化もしくは乳化
安定化、常温及び低温における貯蔵安定性、超微粒子化
のための必須成分であり、土壌に適度な通気性と強固な
結合接着力とを付与し、施工後の風雨などによる土壌の
流亡を防ぐ役割を果たしている。その使用量は、全モノ
マー組成物量100重量部中2〜30重量部、好ましく
は5〜25重量部である。木発明に使用できる不飽和カ
ルボン酸(B)の例としては、(メタ)アクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸などが挙げられ、それ
らの単独もしくは2種以上を混合して使用できるが、特
に(メタ)アクリル酸が好適である。
【0010】本発明において使用する、不飽和アミド
(A)及び不飽和カルボン酸(B)と共重合可能なモノ
マー(C)としては、これら(A)及び(B)と共重合
性があれば特に制限する必要はないが、具体的には炭素
数1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エス
テル、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソ
ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル;炭
素数1〜12個を有するアルカンモノカルボン酸のビニ
ルエステル、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ビニル−n−ブチレート、ビニルバーサテート;(メ
タ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アク
リル酸−2−ヒドロキシプロピルなどのヒドロキシル基
含有(メタ)アクリレート、不飽和イミド、例えばぱマ
レイン酸イミド;ビニル系芳香族モノマー、例えばスチ
レン、p−メチルスチレン、p−スチレンスルホン酸ソ
ーダなどが挙げられる。その使用量は、全モノマー組成
物量100重量部中40〜97重量部、好ましくは50
〜95重量部、である。
【0011】これらの共重合可能なモノマー(C)は、
共重合可能なモノマーの配合の目的、用途に応じて単独
使用または併用できる。これら共重合可能なモノマー
(C)の作用としては、土壌に柔軟性と耐水性及び土壌
粒子に結合接着力を付与し、土壌の風雨などによる流亡
を防止し、侵食防止性を与える。
【0012】なお本発明のモノマー組成物の乳化重合に
おいては、一般にラジカル重合性を有するモノマーを本
発明の共重合可能なモノマー(C)の一部として使用可
能である。このようなラシカル重合性を有するモノマー
としては、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ふっ化ビニリ
デンなどのハロゲン含有ビニル化合物、エチレン、1,
3−ブタジエンなどのジオレフィン類、α,β:−オレ
フィン性不飽和カルボン酸エステル、例えばマレイン
酸、フマル酸などのエステル類、その他アクリロニトリ
ルなどが挙げられる。
【0013】不飽和アミド(A)の使用量が全モノマー
組成物量100重量部中1重量部未満の場合には、生成
した共重合樹脂の吸水性が乏しく、そのために樹脂自体
十分な保水性を有せず、土壌処理剤としてあるいは植生
緑化方法に応用使用した場合も土壌に十分な保水性を付
与できず、特に夏場高温時において土壌の乾燥、干割れ
を防止できず、土壌処理剤に混合して共に吹き付けした
芝草種子は育たず、草生した芝草も立ち枯れを起こすと
いう従来品と同様の欠点を免れ得ない。また、不飽和ア
ミド(A)の使用量が全モノマー組成物量100重量部
中30重量部より多い場合は生成した共重合樹脂の耐水
生が弱く、樹脂は吸水よりは水に溶解する傾向を持ち、
所期の目的を果たし得ない。
【0014】不飽和カルボン酸(B)の使用量が全モノ
マー組成物量100重量部中2重量部未満の場合は、乳
化重合時の安定性と生成共重合樹脂分散液の安定性が不
足するばかりでなく、共重合樹脂が水溶化せず、目的と
する低温安定性に優れた水溶性共重合樹脂が得られな
い。また、不飽和カルボン酸(B)の使用量が全モノマ
ー組成物量100重量部中30重量部より多い場合は、
水溶性共重合樹脂水溶液の粘度が高くなりすぎて取扱
い、作業性に劣り、また生成皮膜の耐水性が低下する。
【0015】本発明において、上記の共重合可能なモノ
マー(C)の使用量については、全モノマー組成物量1
00重量部から、前記不飽和アミド(A)と不飽和カル
ボン酸(B)の合計使用量を差し引いた量であり、相対
的に決まる量であって特に制約を受けない。本発明の共
重合樹脂分散液は、上記の不飽和アミド(A)、不飽和
カルボン酸(B)及び共重合可能なモノマー(C)を水
中で乳化重合することによって製造する必要がある。乳
化重合の特徴は、一般に、溶液重合や他の重合法に比較
して得られる重合体の分子量が極めて高いポリマーが容
易に得られる点にある。
【0016】乳化重合に際し、不飽和アミド(A)及び
不飽和カルボン酸(B)と共重合可能なモノマー(C)
を含むモノマー組成物の濃度は、共重合体樹脂水溶液中
の樹脂の濃度が5〜30重量%の範囲になるように使用
することが好ましい。樹脂の濃度が5重量%未満ではコ
ストアップとなり、30重量%より多いと粘度が高くな
りすぎて作業性に問題が生じる。この得られる共重合樹
脂が高分子量であることは、土壌処理剤として使用した
時、重合体の耐水性を高め、土壌との結合接着力を高め
る一助となり、土壌改良、侵食防止を目的に使用する場
合に有利な性質の一因となっている。
【0017】乳化重合に際しては、界面活性剤をまった
く使用しないで乳化重合してもよくまた通常の界面活性
剤を使用してもよい。界面活性剤を使用するときは、界
面活性剤として通常乳化重合に使用されている物であれ
ばいずれであっても使用できる。反応性界面活性剤につ
いても分子中にラジカル重合性の二重結合を有し、スル
ホン酸ソーダなどの親水基と別に疎水基を有する界面活
性を有する化合物であれば使用可能である。
【0018】これらの界面活性剤はノニオン性、アニオ
ン性、カチオン性のいずれでも使用できる。上記の乳化
重合を行うに際し、水溶性共重合樹脂に対して更なる安
定性と耐水性を付与する日的で保護コロイドとして天然
または合成の水溶性高分子(D)を併用することもでき
る。かかる水溶性高分子(D)としては、天然高分子と
して知られるでんぶん、デキストリン類など、合成高分
子としてはポリビニルアルコールやその誘導体、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースや
その誘導体、親水性のモノマー、例えば(メタ)アクリ
ルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
−2−アミノエチル(メタ)アクリルアミド、メチロー
ル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミ
ド誘導体、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸などの不飽和スルホン酸もしくはそれらのナト
リウム塩またはアンモニウム塩、(メタ)アクリル酸−
2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル−2−ヒドロ
キシプロピルなどのヒドロキシル基含有(メタ)アクリ
レート、前記不飽和カルボン酸などの単独重合体、また
は共重合体、またはこれらと共重合可能な前記モノマー
との共重合体などを挙げることができる。
【0019】これらの保護コロイドを使用する際、適量
の低級アルコール類、例えばメチルアルコール、エチル
アルコール,イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コールなどや、適量の連鎖移勤刑、例えばオクチルチオ
グリコレート、ドデシルマーカプタン、2−メルカプト
エタノール、ベンゼンチオエタノール、メルカプトコハ
ク酸、ブチルメルカプタンなどのマーカプタン類を併用
すると重合反応がスムーズに進行することは良く知られ
ている。
【0020】乳化重合が終了したら、得られた共重合樹
脂分散液は水溶性を付与するためにアルカリ水溶液で中
和することが必要である。この場合に使用するアルカリ
としては、アルカリ金属水酸化物またはアンモニウム水
溶液が好ましく用いられる。中和量としては、得られた
共重合樹脂分散液が透明な溶液となる量を添加する。ほ
とんどの場合pH7〜8程度にすれば十分である。水溶
液をこれ以上のアルカリ側にすることは植生植物に対し
悪影響を与えるおそれがある。また土壌中のアルカリ土
類金属イオンやけい酸イオンなどによる共重合樹脂の不
溶化作用を妨害することになるので共重合樹脂が水溶性
となった時点で中和を停止することが好ましい。
【0021】かくして得られた水溶性共重合樹脂は、カ
ルボキシル基などの親水性基を側鎖に有するモノマー単
位を主鎖に有し、水中で透明な溶液状となっており、低
温度においても酢酸ビニル系樹脂エマルジョンやエチレ
ンー酢酸ビニル系樹脂 マルジョンなどの土壌処理剤と
異なり、異常な粘度の上昇を起こさないだけでなく凍結
しても凍結融解安定性に優れているので、融解すればゲ
ル化などをせずに元通りの水溶液になるなど低温特性に
優れている。したがって特に寒冷地や冬場での作業性に
優れた土壌処理剤として使用できる。またポリアクリル
アマイド系樹脂が主体の従来の水溶性樹脂系の土壌処理
剤と異なり、得られた皮膜は耐水性が良好であり、特に
共重合可能なモノマー(C)として(メタ)アクリル酸
エステルを使用した場合、樹脂の主鎖がアクリル成分を
骨格としているため更に耐水性に優れた土壌処理剤とな
っている。、
【0022】本発明の水溶性共重合樹脂を含む土壌処理
剤は、一般には水溶液の形態で使用される。本発明の土
壌処理剤を土壌改良剤あるいは土壌侵食防止剤として使
用する場合、上記の水溶性共重合樹脂の水溶液を単独
で、あるいはこれに他の添加剤、例えば他の土壌処理
剤、土壌団粒化剤、界面活性剤、セメント、砂、砂利、
土壌、肥料などを用途、目的に応じて適宜適量配合して
使用することができる。
【0023】また、本発明の土壌処理剤を植生緑化用と
して使用する場合は、水溶性共重合樹脂の水溶液を含む
土壌処理剤に、植生緑化用種子と必要に応じて有機、無
機の肥料、他の緑化用添加剤、例えばファイバー類、切
りわら、ピートモスなどの土壌、客土などを混合した状
態で使用してもよい。なおこの際、上記の他の添加剤、
例えば他の土壌処埋剤、土壌団粒化剤、界面活性剤、セ
メント、砂、砂利等を更に配合してもよい。本発明の土
壌処埋剤を土壌改良剤、土壌侵食防止剤あるいは植生緑
化用として使用する場合は、一般に吹き付けなどによっ
て土壌面に適用する。これにより土壌の侵食を防止する
ことができる。
【0024】本発明の土壌処理剤の対象となる土壌面と
しては、山地の崖や林道開発地などの裸地、道路、宅
地、鉄道などの法面などの傾斜地などが最も多いと思わ
れるが、盛り土の切土部分など、風雨に侵食されやすい
土壌面に適用することができる。本発明の土壌処理剤を
土壌改良方法、土壌侵食防止方法または植生緑化方法に
使用する時は、通常樹脂濃度を1〜10重量%に希釈し
て単独で使用するか、あるいはこの希釈液0.5〜10
リットルまたはこれと他の添加剤、他の緑化用添加剤か
らなる土壌処理剤を土壌1m3 に混合して用いるのが適
当である。施工に際しては、施工現場で水溶性共重合樹
脂水溶液を使用濃度に希釈し、他の添加物を加え、この
濃度を調整した液を吹き付けるのが作業性の面で有利で
あろう。
【0025】
【実施例】以下実施例により本発明をより具体自的に説
明するが、本発明はこの実施例に制限されることはな
い。 (実施例1)保護コロイドとしてポリアクリルアミドの
15%水溶液75重量部とイソプロピルアルコール12
重量部、アクリルアミドモノマー18重量部を水744
重量部に溶解し、反応容器に仕込んだ。続いて攪拌しな
がら80℃に昇温した。一方エチルアクリレート92重
量部、メチルメタアクリレート42重量部及びメタクリ
ル酸40重量部を混合し、このモノマー組成物の20重
量%を反応容器にプレチャージする。開始剤として過硫
酸アンモニウムの10%水溶液9重量部を該反応容器に
添加し、80℃で40分間ポリメリ化反応(予重合)を
行う。続いて残り80%の混合モノマーを反応系を80
℃に維持したまま1時間で滴下し、重合反応を行った。
モノマー滴下終了後、反応容器は攪拌を続け、80℃で
2時間保持することにより熟成反応を行った。また熟成
反応開始30分後に過硫酸アンモニウムの10%水溶液
9重量部を追加添加した。
【0026】熟成終了後、30℃以下になるまで冷却を
行い、25%アンモニア水溶液30重量部と水330重
量部の混合液を添加し、1時間攪拌し、目的の水溶性共
重合樹脂水溶液を得た。45°の傾斜した土地1m2
対して、上記で合成した水溶性アクリル共重合樹脂水溶
液を樹脂濃度が2%となるように水で希釈し、該希釈し
た水溶性アクリル共重合樹脂水溶液5リットルにケンタ
ッキーブルーグラスの種子(KGB)10g、ホワイト
クローバーの種子2g.化成肥料150g、ファイバー
200gとなるように混合した土壌処理剤をこの割合に
なるように均一に吹き付けを行った。4日後から発芽し
始め、2週間後には全面に均一に発芽した。3月後地面
は一面に植草に覆われ、緑化が完成した。この間降雨が
あったが、風雨による土壌の侵食、植草種子の流失など
はまったくなかった。また、夏場における土壌の保水性
も十分で、干割れ等もなく植草の立ち枯れもなく良好で
あった。更に該樹脂液の高温及び低温における粘度の変
化、凍結融解安定性並ぴに樹脂皮膜の吸水率(水溶性ア
クリル共重合樹脂水溶液をガラス板上で20℃、1週間
乾燥して作成した皮膜を1日問水に浸漬後の状態)をテ
ストした。結果を表1に示す。
【0027】(実施例2)実施例1と同様な方法により
水溶性アクリル共重合樹脂を製造し、熟成反応開始後
(モノマー摘下終了後)ただちにN−メチロールアクリ
ルアミドの15%水溶液55重量部を反応容器に添加し
たほかは実施例1とすべて同様に行い水溶性アクリル共
重合樹脂水溶液を合成した。また植生緑化試験も実施例
1と同様な条件でテストをした結果、実施例1とほとん
ど同様な結果を得た。実施例1と同様に水溶液粘度の安
定性、凍結融解安定性及び吸水率についてテストを行っ
た。桔果を表1に示す。
【0028】(実施例3)保護コロイドとして、ポリア
クリルアミド水溶液を使用しないほかは実施例1とすべ
て同様に行い水溶性共重合樹脂水溶液を合成した。また
植生緑化試験も実施例1と同様にテストを実施した結
果、ほとんど同様な結果を得た。実施例1と同様に水溶
液粘度の安定性、凍結融解安定性及び吸水率についてテ
ストを行った。結果を表1に示す。
【0029】(比較例1)市販の植生緑化用ポリアクリ
ルアミド水溶液樹脂を用い、実施例1同様に植生緑化テ
ストを実施したが、発芽の初期段階において降雨を受け
た場合、種子が流失し、大部分の面積において種子が流
失し発芽しなかった。実施例1と同様に水溶液粘度の安
定性、凍結融解安定性及び吸水率についてテストを行っ
た。桔果を表1に示す。
【0030】(比較例2)市販の植生緑化用酢酸ビニル
系樹脂エマルジョンを用い、実施例1と同様に植生緑化
テストを実施した。結果は実施例1同様4日後から発芽
し始め、2週間後には全面に均一に発芽し、3月後地面
は一面に植草に覆われ、緑化状態は良好であった。この
間降雨があったが、風雨による土壌の侵食、植草種子の
流失はまったくなかった。しかし、夏場日照りが続いた
時点で該地面は干割れを起こし芝草の立ち示れが生じ
た。実施例1と同様に水溶液粘度の安定性、凍結融解安
定性及び吸水率についてテストを行った。結果を表1に
示す。
【0031】(比較例3)市販の植生緑化用エチレン−
酢酸ビニル系共重合樹脂エマルジョンを用い、実施例1
と同様に植生緑化テストを実施した。結果は酢酸ビニル
系共重合樹脂エマルジョンの場合と同様、植生緑化状態
は良好で、風雨による土壌の侵食や植草種子の流失等は
まったくなかったが、夏場日照りが続いた時点で該地面
の干割れと芝草の立ち枯れを生じた。実施例1と同様に
水溶液粘度の安定性、凍結融解安定性及び吸水率につい
てテストを行った。、結果を表1に示す。
【0032】(比較例4)実施例1においてアクリルア
ミドモノマーをまったく使用せず、仕込み水744重量
部を645重量部に変更した以外は実施例1とまったく
同様に行った。実施例1と同様に植生緑化テストを実施
した。結果は実施例1と同様に植生緑化状態は良好であ
り、風雨による土壌の侵食や植草種子の流失等はまった
くなかった。しかしながら、夏場の日照りによる該地面
の干割れの発生はなかったものの芝草の立ちがれが生じ
た。実施例1と同様に水溶液粘度の安定性、凍結融解安
定性及び吸水率についてテストを行った。桔果を表1に
示す。
【0033】(比較例5)実施例1において、モノマー
組成物としてアクリルアミドモノマー80重量部、エチ
ルアクレレート60重量部、メチルメタアクリレート2
2重量部及びメタアクリル酸30重量部を使用したほか
は実施例1とまったく同様に行った。結果は最後にアン
モニア水溶液と水の混合液を添加した際、途中で異常増
粘状態となり、最終的にはゲル状態で粘度の測定も不可
能の状態となった。このゲル状態の樹脂をガラス板上で
20℃、1週間乾燥させたものを1日間水に浸漬したと
ころ乾燥樹脂は水に溶解し、消失した。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明かなように、本発明の水溶性共
重合体樹脂から製造した皮膜はいずれも吸水率が高いに
もかかわらず水に溶解しにくく、したがって耐水性が良
い。その上水溶液としては低温での粘度が低く、凍結温
度も低い上に、凍結後もゲル化などを起こさず、融解す
ることにより元の水溶性共重合体樹脂水溶液状態に戻
る。したがって、特に夏場において植生緑化用に用いた
場合、耐水性が良く、したがって風雨による土壌の侵食
や植草種子の流失等がなく、しかも樹脂の吸水率が高く
土壌の保水性に優れるため、夏場での土壌の干割れ防止
や植草の立ち枯れ防止に対して極めて有効であると同時
に低温における安定性が高いので冬場での取扱い作業性
にも優れていることが明かとなった。
【0036】
【発明の効果】木発明の土壌処埋剤は、親水性の水溶性
共重合樹脂水溶液を主成分とするものであり、施工した
時土壌表面での皮膜形成が容易で柔軟性に富み、客土な
どとの結合接着力が優れ、また高分子量であり、耐水性
に優れたフィルムを形成するので、施工後は降雨や風な
どによる土壌侵食防止効果が発揮できる。更に樹脂自
身、土壌に対し優れた耐水性、柔軟性、団粒化による通
気性を付与するだけでなく、親水性基に富むので吸水率
が高いことにより優れた保水性をも付与する。このため
植生緑化種子の発芽や、幼苗の生育にも十分な効果を発
揮し、夏季の日照りにおいても幼苗の枯死を減少させ、
土質、地形などが厳しい条件においても有効に緑化が可
能となる。本発明の土壌処理剤を使用する土壌改良方
法、土壌侵食防止方法あるいは植生緑化方法は、従来の
合成樹脂エマルジョン系土壌処理剤やポリアクリルアマ
イド系水溶液士壌処理剤に比較し、耐水性、吸水率、保
水性、低温粘度安定性、凍結融解安定性、団粒化などに
おいて多くの優れた効果を発揮するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02D 17/20 102 E02D 17/20 102F // C09K 101:00 103:00 105:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不飽和アミド(A)1〜30重量部及び
    不飽和カルボン酸(B)2〜30重量部と共重合可能な
    モノマー(C)40〜97重量部(合計100重量部)
    からなるモノマー組成物を水中で乳化重合し、得られた
    共重合樹脂分散液をアルカリ水溶液で中和した水溶性共
    重合樹脂を主成分とすることを特徴とする土壌処理剤。
  2. 【請求項2】 不飽和アミド(A)、不飽和カルボン酸
    (B)及び共重合可能なモノマー(C)からなるモノマ
    ー組成物を水中で乳化重合するに際し、保護コロイドと
    して天然または合成の水溶性高分子(D)を用いた共重
    合樹脂を主成分とする請求項1に記載の水溶性共重合体
    樹脂を主成分とする土壌処理剤。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または2に記載の共重合樹
    脂を含む水溶性共重合体樹脂またはこれに他の添加剤を
    添加した水溶性共重合体樹脂を主成分とする土壌処理剤
    を土壌面に施工することを特徴とする土壌改良方法また
    は土壌侵食防止方法。
  4. 【請求項4】 固形分濃度1〜10重量%の、請求項1
    または2に記載の水溶性共重合樹脂を含む水溶液または
    これに他の緑化用添加剤を配合した水溶液を主成分とす
    る土壌処理剤0.5ないし10リットルを土壌1m3
    混合し、この混合物を土壌面に施工する請求項3に記載
    の土壌改良方法または土壌侵食防止方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の吸水性の水溶
    性共重合樹脂を含む土壌処理剤及び植生用種子または更
    に肥料、他の緑化用添加剤と共に土壌面に施工すること
    を特徴とする土壌の植生緑化方法。
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