JP2000128356A - 物品払い出し装置 - Google Patents

物品払い出し装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつコスト的に有利な構成によって複数
種類の物品から所望の物品を払い出すことができる物品
払い出し装置を提供する。 【解決手段】 物品4A,4Bが通過可能な払い出し経
路7A,7Bと、周方向に回転可能とされ、かつ貫通孔
20A,20Bが設けられた回転テーブル2と、貫通孔
20A,20B内に収められた物品4A,4Bを下方か
ら支持する固定テーブル1と、を備えるとともに、回転
テーブル2の上方領域に複数の物品4A,4Bを収容可
能な複数の収容空間60A,60Bを形成し、回転テー
ブル2の回転を制御することによって所望の収容空間6
0A(60B)内に収容された物品4A(4B)を選択
的に貫通孔20A(20B)内に保持させ、これを払い
出し経路7A(7B)を介して払い出すように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、所定物が収容さ
れたカプセルなどの物品を個別に払い出す装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より採用されている物品払い出し装
置としては、図6ないし図8に示したような構成があ
る。これらの図に示した物品払い出し装置Xは、物品4
が通過可能な払い出し経路7と、この経路7の入口70
に位置合わせして形成された貫通孔10を有する固定テ
ーブル1と、この固定テーブル1に対して回転可能とさ
れ、かつ固定テーブル1の上面11によって支持しつつ
物品4を保持する貫通孔20が設けられた回転テーブル
2と、を備えており、回転テーブル2の上方領域が複数
の物品4を収容可能な収容空間60とされている。そし
て、図示しないモータなどからの駆動力によって回転テ
ーブル2が回転させられて各テーブル1,2の貫通孔1
0,20が位置合わせされた場合には、回転テーブル2
の貫通孔20内に保持されていた物品4が固定テーブル
1の貫通孔10を通過して払い出されるようになされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た物品払い出し装置Xでは、収容空間60内に複数種類
の物品4を収容し、これらの中から所望種類の物品4を
選択して払い出すことはできない。このため、上記した
装置Xを採用して大きさや形状などの異なる複数種類の
物品4を払い出すようにするには、物品4の種類数に応
じて複数の払い出し装置X,…を組み込んで装置を構成
する必要が生じる。これでは、装置が複雑化・大型化し
てしまうばかりか、コスト的にも不利である。
【0004】本願発明は、上記した事情のもとで考え出
されたものであって、簡易かつコスト的に有利な構成に
よって複数種類の物品から所望の物品を選択的に払い出
すことができる物品払い出し装置を提供することをその
課題としている。
【0005】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。すなわち、本願発明
により提供される物品払い出し装置は、物品が通過可能
な払い出し経路と、周方向に回転可能とされ、かつ貫通
孔が設けられた回転テーブルと、上記貫通孔内に収めら
れた物品を下方から支持する固定テーブルと、を備える
とともに、上記回転テーブルの上方領域に複数の物品を
収容可能な収容空間が形成され、かつ、上記回転テーブ
ルが回転させられて上記貫通孔が物品の払い出し経路の
入口と連通した場合に、上記貫通孔に保持された物品が
上記払い出し経路を通過して払い出されるようになされ
た物品払い出し装置であって、上記収容空間を複数有し
ており、かつ上記回転テーブルの回転を制御することに
よって所望の収容空間内に収容された物品を選択的に上
記貫通内に保持させ、これを上記払い出し経路を介して
払い出すように構成されていることを特徴としている。
【0006】上記構成では、従来の物品払い出し装置と
は異なり、収容空間が複数設けられて複数種類の物品が
各々分離された状態で収容できるようになされている。
そして、回転テーブルの回転を制御することによって各
収容空間に収容された各々の物品を個別に払い出しでき
るようになされている。このため、本願発明では、従来
のように複数の物品払い出し装置を組み込んで装置を構
成するまでもなく、1つの物品払い出し装置を組み込ん
で複数種類の物品を払い出し可能な装置を構築すること
ができる。したがって、装置を複雑化・大型化すること
なく、コスト的に有利に複数種類の物品を個別選択的に
払い出すことができる装置を提供できるようになる。
【0007】好ましい実施の形態においては、上記回転
テーブルには、上記収容空間の数と同数の貫通孔が上記
回転テーブルの周方向に互いに位置ずれして設けられて
いる。
【0008】上記構成では、収容空間の数に応じて貫通
孔が複数個設けられていることから、各収容空間内に収
容された物品の大きさや形状に応じて各貫通孔の大きさ
や形状を適宜選択することができるようになる。たとえ
ば、貫通孔が1つとされた構成において大きさの異なる
物品をそれぞれ個別に払い出しする場合について考えて
みる。この場合には、大きな物品を基準として貫通孔の
大きさや形状を決定する必要があり、物品間の大きさが
あまりにも違うときには、小さいほうの物品を払い出す
際に複数の物品が同時に払い出されたり、あるいは物品
が詰まってしまうことが起こりうる。したがって、物品
の種類(収容空間)の数に応じて貫通孔を複数設け、通
過させるべき物品に応じて各貫通孔の形状ないし大きさ
を各々設計すれば複数の物品が同時に払い出されたり、
詰まったりすることを適切に回避することができるよう
になる。
【0009】好ましい実施の形態においてはさらに、上
記収容空間、貫通孔および払い出し経路は、それぞれ2
つずつ設けられているとともに、上記回転テーブルの回
転軸を基準とした2つの貫通孔の間の角度位相は、2つ
の払い出し経路の入口の間の角度位相よりも大きくなさ
れており、かつ、上記各払い出し経路の入口は、上記各
収容空間の下方部位にそれぞれ形成されている。
【0010】上記構成では、各貫通孔の間の角度位相が
各入口の間の角度位相よりも大きいため、一方の貫通孔
が一方の入口と位置合わせされて連通した状態では、他
方の貫通孔は他方の入口とは連通しないようになされて
いる。そして、各入口が各収容空間の下部に形成されて
いるため、一方の貫通孔および入口を利用して一方の収
容空間内の物品のみを選択的に払い出すことができ、逆
に他方の収容空間の物品を選択的に払い出すこともでき
る。このように、本願発明では、回転テーブルの回転を
制御し、このテーブルの貫通孔の部位を適宜選択するこ
とによって所望の物品を個別選択的に払い出すことがで
きる。
【0011】好ましい実施の形態においてはさらに、平
面視において上記入口の少なくとも一部を覆うセパレー
タをさらに有しており、このセパレーターは、その下面
と上記固定テーブルの上面との間の距離が物品の径より
も大きく、その下面と上記回転テーブルの上面との間の
距離が物品の径よりも小さくなるようにして配置されて
いる。なお、ここでいう「径」は、半径ではなく直径に
相当するものをさすこととする。
【0012】上記構成では、回転テーブルの貫通孔に保
持された物品はセパレータと干渉せず、回転テーブル上
の物品はセパレータと干渉するようになされている。す
なわち、セパレーターが貫通孔の少なくとも一部を覆っ
ていることから回転テーブルを回転させれば貫通孔に保
持された物品のみがセパレータの下方に入り込み、その
他の物品(回転テーブル上の物品)はセパレータと干渉
してセパレータの下方に入り込むことはできない。この
ため、貫通孔が払い出し経路の入口と連通した場合に
は、貫通孔に保持されていた物品のみが選択的に払い出
され、貫通孔に保持されていた物品に続いて他の物品が
払い出されてしまうこともない。
【0013】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して具体的に説明する。図1は、本願
発明の第1の実施形態に係る物品払い出し装置を説明す
るための分解斜視図、図2および図3は、それぞれ平面
図および側面図である。なお、これらの図において、従
来例を説明するために参照した図面に表されていた部材
および要素などと同等なものには同一の符号を付してあ
る。
【0015】上記物品払い出し装置Xは、たとえば遊戯
機などにおいて得点が一定以上に達した場合などに所定
物が収納されたカプセル状の景品(物品)を払い出すた
めの装置として使用されるものであり、図1に示したよ
うに固定テーブル1、回転テーブル2、およびセパレー
ター5などを備えて大略構成されている。
【0016】固定テーブル1は、図1および図3に示し
たように水平状の基部12の両側端部から起立部13が
下方に延び、この起立部13からさらに水平部14が延
びた断面ハット状とされている。基部12には、図示し
ないモータなどからの回転駆動力を伝達するための回転
軸8が挿通される挿通孔12aが中央部に形成されてい
るとともに、2つの貫通孔10A,10Bが形成されて
いる。これらの2つの貫通孔10A,10Bは、固定テ
ーブル1の下方に設けられた2つの払い出し経路7A,
7Bに対応してそれぞれ設けられており、各貫通孔10
A,10Bが各払い出し経路7A,7Bの入口70A,
70Bに位置合わせされた状態で固定テーブル1が配置
されている。なお、本実施形態では、各貫通孔10A,
10Bは、挿通孔12aを基準とした角度位相が略90
度となるようにして形成されている。このような形状の
固定テーブル1は、たとえば板金にプレス加工を施すこ
とによって形成されるが、このときに2つの貫通孔10
A,10Bや挿通孔12aも同時に形成することができ
る。
【0017】回転テーブル2は、図1および図2に示し
たように全体として円板状とされ、中央部に挿通孔21
が形成されており、挿通孔21を挟むようにして同一直
線上に2つの貫通孔20A,20Bが形成されている。
すなわち、各貫通孔20A,20Bは、挿通孔21を基
準として角度位相が略180度なるような位置関係に設
けられており、固定テーブル1に形成された貫通孔10
A,10Bの角度位相よりも大きくなされている。そし
て、回転テーブル2を回転させた場合に、回転テーブル
2の貫通孔20A(20B)と固定テーブル1の貫通孔
10A(10B)とが連通し得るようになされている。
固定テーブル1の2つの貫通孔10A,10Bと回転テ
ーブル2の2つの貫通孔20A,20Bの角度位相が異
なることから、一方の貫通孔10A,20Aどうしが位
置合わせ(連通)した状態では、他方の貫通孔10B,
20Bどうしは連通しないようになされている。挿通孔
21には、上記した回転軸8が挿通され、この回転軸8
が回転テーブル2に固定されて回転テーブル2が回転軸
8とともに回転するようになされている。この回転テー
ブル2は、図3に良く表れているように物品4A,4B
の半径に相当する高さに位置するようにして上記回転軸
8に固定され、その貫通孔20A(20B)に入り込ん
だ物品4A(4B)は、固定テーブル1の基部12にお
ける上面11によって支持される。すなわち、回転テー
ブル2が回転すれば各貫通孔20A,20B内に保持さ
れた物品4A,4Bが固定テーブル1の上面11を摺動
するようにして貫通孔20A,20Bとともに周方向に
移動するようになされている。
【0018】セパレーター5は、平面視長矩形状とされ
ており、図2に良く表れているように平面視において固
定テーブル1に形成された貫通孔10A,10Bの少な
くとも一部を覆うようにして配置されている。一方、側
面視においては、このセパレーター5は、その下面50
と固定テーブル1の上面11との距離が物品4A,4B
の直径よりも大きくなるようにして、その下面50と回
転テーブル2の上面との距離が物品4A,4Bの直径よ
りも小さくなるような部位に配置されている。このた
め、貫通孔20A,20B内に保持された物品4A,4
Bが、固定テーブル1の上面11に支持されつつ回転テ
ーブル2の回転によって周方向に搬送されたとしても、
この過程において物品4A,4Bがセパレーター5と干
渉することはない。一方、貫通孔20A,20B内に保
持されずに回転テーブル2上にある物品4A,4Bはセ
パレーター5と干渉する。したがって、貫通孔20A,
20B内に物品4A,4Bが保持されることによっても
回転テーブル2の回転が阻害されることもない。
【0019】回転テーブル2の上方領域は、起立壁3に
よって囲まれているとともに、仕切り板6によって区画
されて2つの収容空間60A,60Bとされている。各
収容空間60A,60Bは、各々の下方に1つの貫通孔
10A,10Bが位置するようにして形成されている。
すなわち、各収容空間60A(60B)内の物品4A
(4B)は、その下方に設けられた貫通孔10A(10
B)から払い出されるようになされている。なお、起立
壁3は、物品払い出し装置Xに一体的に設けられる筒状
ないし容器状の部材によって構成してもよいし、物品払
い出し装置Xを遊戯機などに組み込んだ場合における遊
戯機内部の部材によって構成してもよい。
【0020】このような構成においては、回転テーブル
2の回転を制御して各貫通孔20A,20Bの位置を適
宜選択することによっていずれの収容空間60A,60
B内に収容された物品4A,4Bをも個別に払い出すこ
とができる。通常は、図2に良く表れているように回転
テーブル2のいずれの貫通孔20A,20Bも固定テー
ブル1の貫通孔10A,10Bと連通していない状態で
待機している。この状態では、貫通孔10A,10Bの
上方に位置する物品4A,4Bがその自重によって貫通
孔10A,10B内に各々入り込んで保持される。そし
て、たとえば待機状態から45度程度回転させれば回転
テーブル2の一方の貫通孔20A(20B)が固定テー
ブル1の貫通孔10A(10B)と位置合わせされる。
図2においては、矢印A方向に回転テーブル2を45度
程度回転させれば右側の貫通孔20Aが固定テーブル1
の貫通孔10Aと位置合わせされる。すなわち、回転テ
ーブル2の貫通孔20A内に保持された物品4Aが貫通
孔10Aおよび払い出し経路7Aを介して払い出され
る。一方、図2において矢印A方向と逆方向に回転テー
ブル2を45度程度回転させれば左側の貫通孔20Bが
固定テーブル1の貫通孔10Bと位置合わせされ、これ
によって物品4Bが払い出される。払い出しが終了した
場合には、逆方向に45程度回転して回転テーブル2が
再び待機状態とされる。このとき、空になった貫通孔2
0A(20B)には物品4A(4B)が逐次保持されて
再び物品4A(4B)の払い出しが可能な待機状態とさ
れる。
【0021】本実施形態では、固定テーブル1の各貫通
孔10A,10Bは、セパレーター5によって少なくと
も一部が覆われており、回転テーブル2の上面とセパレ
ーター5の下面50との間の距離が物品の直径よりも小
さくなされている。このため、セパレーター5の下方に
物品4A,4Bが入り込んだり、あるいは物品4A,4
Bが払い出されて空になった貫通孔10A,10Bに続
いて他の物品4A,4Bが保持されてしまうこともな
い。1つ1つの物品4A(4B)を確実に払い出すこと
ができる。
【0022】また、本実施形態の物品払い出し装置X
は、それぞれの収容空間60A,60Bに収容された物
品4A,4Bを個別選択的に払い出すことができる。こ
のため、従来のように複数の物品払い出し装置を組み込
んで装置を構成するまでもなく、1つの物品払い出し装
置Xを組み込んで複数種類の物品4A,4Bを払い出し
可能な装置を構築することができる。したがって、本実
施形態では装置を複雑化・大型化することなく、コスト
的に有利に複数種類の物品個別に払い出しすることがで
きる装置を提供できるようになる。
【0023】なお、本実施形態では、固定テーブル1の
貫通孔10A,10Bおよび回転テーブル2の貫通孔2
0A,20Bがそれぞれ2個ずつ設けられていたが、こ
れらの貫通孔の個数は適宜選択すればよい。たとえば、
回転テーブル2の貫通孔を2つとし、固定テーブル1の
貫通孔を1つとしてもよく、回転テーブル2の貫通孔を
1つとし、固定テーブル1の貫通孔を2つとしてもよ
く、また各テーブル1,2の貫通孔をそれぞれ1つずつ
としてもよい。もちろん、固定テーブル1に貫通孔を必
ずしも設ける必要はない。すなわち、回転テーブル2の
貫通孔20A,20Bが払い出し経路7A,7Bの入口
70A,70Bと連通可能であるとともに、各貫通孔2
0A,20Bが入口70A,70Bと連通している場合
を除いては貫通孔20A,20B内に保持された物品4
A,4Bが下方から支持されていればよいため、貫通孔
を有しない固定テーブル1を平面視において各入口70
A,70Bから変偏した部位に設けてもよい。
【0024】次に、本願発明の第2の実施形態に係る物
品払い出し装置を図4および図5を参照しつつ説明す
る。なお、図4は、本願発明の第2の実施形態に係る物
品払い出し装置を説明するための分解斜視図、図5は、
その平面図である。
【0025】本実施形態の物品払い出し装置Xでは、固
定テーブル1および回転テーブル2には貫通孔10,2
0がそれぞれ1つずつ形成されている。この点において
は従来の物品払い出し装置と相違はないが、本実施形態
では複数の収容空間60A,60Bを有するものとされ
ていることから、回転テーブル2の回転を制御すれば2
種類の物品4A,4Bを個別選択的に払い出すことがで
きる。すなわち、まずセパレーター5および仕切り板6
のそれぞれの下方部位に回転テーブル2の貫通孔20が
位置する状態、すなわち図2に実線で示した状態を待機
状態とする。この状態においては、既に貫通孔10,2
0どうしが連通しているが貫通孔20内に物品4A,4
Bが保持されておらず、先に物品4A,4Bを払い出し
たままの状態とされている。次に、払い出し対象となる
物品4A,4Bが収容された側に回転テーブル2を回転
させる。たとえば、図5において右側の収容空間60A
内に収容された物品4Aを払い出す場合には、待機状態
から矢印B方向に回転テーブル2を45度程度回転させ
ることによって、平面視において貫通孔20がセパレー
ター5の下方に隠された状態から、完全に貫通孔20が
一方の区画空間60Aにおいて臨む状態とされる(図5
において仮想線20′で囲まれた状態)。このとき、貫
通孔20が完全に臨んでいることから、貫通孔20内に
物品4Aが保持される。そして、回転テーブル2を矢印
C方向に回転させることによって各貫通孔10,20、
ひいては払い出し経路7の入口70が連通した状態と
し、これによって各貫通孔10,20や払い出し経路7
を介して物品4Aが払い出される。一方、図5の左側の
収容空間60B内に収容された物品4Bを払い出す場合
には、上記した操作と逆の作業を行えばよい。
【0026】このように、本実施形態においても、2種
類の物品4A,4Bを個別選択的に払い出すことができ
るが、本構成は異種物品4A,4Bのそれぞれの形状や
大きさは近似している場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係る物品払い出し
装置を説明するための分解斜視図である。
【図2】図1の物品払い出し装置の平面図である。
【図3】図1の物品払い出し装置の側面図である。
【図4】本願発明の第2の実施形態に係る物品払い出し
装置を説明するための分解斜視図である。
【図5】図4の物品払い出し装置の平面図である。
【図6】従来の物品払い出し装置の一例を表す分解斜視
図である。
【図7】図6の物品払い出し装置の平面図である。
【図8】図6の物品払い出し装置の側面図である。
【符号の説明】
X 物品払い出し装置 1 固定テーブル 2 回転テーブル 4A,4B 物品 5 セパレータ 7A,7B 払い出し経路 10 貫通孔(固定テーブルの) 11 上面(固定テーブルの) 20A,20B 貫通孔(回転テーブルの) 60A,60B 収容空間 70A,70B 入口(払い出し経路の)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が通過可能な払い出し経路と、周方
    向に回転可能とされ、かつ貫通孔が設けられた回転テー
    ブルと、上記貫通孔内に収められた物品を下方から支持
    する固定テーブルと、を備えるとともに、上記回転テー
    ブルの上方領域に複数の物品を収容可能な収容空間が形
    成され、かつ、上記回転テーブルが回転させられて上記
    貫通孔が物品の払い出し経路の入口と連通した場合に、
    上記貫通孔に保持された物品が上記払い出し経路を通過
    して払い出されるようになされた物品払い出し装置であ
    って、 上記収容空間を複数有しており、かつ上記回転テーブル
    の回転を制御することによって所望の収容空間内に収容
    された物品を選択的に上記貫通孔内に保持させ、これを
    上記払い出し経路を介して払い出すように構成されてい
    ることを特徴とする、物品払い出し装置。
  2. 【請求項2】 上記回転テーブルには、上記収容空間の
    数と同数の貫通孔が上記回転テーブルの周方向に互いに
    位置ずれして設けられている、請求項1に記載の物品払
    い出し装置。
  3. 【請求項3】 上記収容空間、貫通孔および払い出し経
    路は、それぞれ2つずつ設けられているとともに、上記
    回転テーブルの回転軸を基準とした2つの貫通孔の間の
    角度位相は、2つの払い出し経路の入口の間の角度位相
    よりも大きくなされており、かつ、 上記各払い出し経路の入口は、上記各収容空間の下方部
    位にそれぞれ形成されている、請求項2に記載の物品払
    い出し装置。
  4. 【請求項4】 平面視において上記入口の少なくとも一
    部を覆うセパレータをさらに有しており、このセパレー
    ターは、その下面と上記固定テーブルの上面との間の距
    離が物品の径よりも大きく、その下面と上記回転テーブ
    ルの上面との間の距離が物品の径よりも小さくなるよう
    にして配置されている、請求項1ないし3のいずれかに
    記載の物品払い出し装置。
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