JP2000128206A - ペイルの封緘構造 - Google Patents

ペイルの封緘構造

Info

Publication number
JP2000128206A
JP2000128206A JP10299761A JP29976198A JP2000128206A JP 2000128206 A JP2000128206 A JP 2000128206A JP 10299761 A JP10299761 A JP 10299761A JP 29976198 A JP29976198 A JP 29976198A JP 2000128206 A JP2000128206 A JP 2000128206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
pail
link
hole
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10299761A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Tsujita
貢 辻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZUKAMI KOSAKUSHO KK
Original Assignee
MIZUKAMI KOSAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIZUKAMI KOSAKUSHO KK filed Critical MIZUKAMI KOSAKUSHO KK
Priority to JP10299761A priority Critical patent/JP2000128206A/ja
Publication of JP2000128206A publication Critical patent/JP2000128206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペイルの封緘と開封を簡単に行うことができ
る封緘構造を提供する。 【解決手段】 ペイルの開口縁と蓋体の外周縁とに亘っ
て嵌まる断面略U字状の切断された環状金具16の片端
に支点軸19を設け、この支点軸19にレバー20を回
動可能に装着し、このレバー20の中間点に作用軸21
を設け、この作用軸21に回動可能にリンク22を連結
し、このリンク22の他端を上記環状金具16の他端に
ピン24を介して連結してなるペイルと蓋体との締め金
具15であって、上記レバー20を倒して環状金具16
を締めつけた状態において、上記リンク22とレバー2
0とが重なる部分に、上側のリンク22とレバー20を
貫通する貫通孔を穿設し、この貫通孔に嵌め殺し機能を
持つ封緘栓32を打ち込んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ペイルに充填さ
れた物品の充填量、品質等を保証するための封緘構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】ペイルに充填した物品の充填量や品質を
保証するために、ペイルに蓋体を被せ断面U字状の環状
金具を嵌めて締め金具で固定し、封緘を施して搬送また
は保管中にペイルが開けられないようにしている。
【0003】ペイル11の開口縁12と蓋体13の外周
縁14と締めつける締め金具15は、断面略U字状の切
断された環状金具16の片端にリベット17a で取り付
けられた軸台18を介して支点軸19が設けられ、この
支点軸19に、上記環状金具16の外側から嵌まる断面
略U字状のレバー20を回動可能に取付け、このレバー
20の中間点に作用軸21を設け、この作用軸21にリ
ンク22を連結し、このリンク22の他端を上記環状金
具16の他端にリベット17b で取り付けられたピン台
23のピン24を介して連結した構成としている。従っ
て、レバー20を倒すと環状金具16の両端が引き寄せ
られて締めつけられ、ペイル11と蓋体13とが一体に
なる。
【0004】ここで、レバー20が不用意に起きてこな
いようにするために環状金具16に設けられたピン25
を軸に回動する閂レバー26の先端に閂27が設けら
れ、この閂27がレバー20の自由端に穿設された閂孔
28に嵌まり込むようになっている。
【0005】ペイル11に物品を充填し、蓋体13を被
せ、環状金具16を締めつけてペイル11と蓋体13と
を一体にしてから蓋体13を開けられないようにする封
緘構造として、レバー20とリンク22との間にワイヤ
ーを挿通する小孔を穿設し、この小孔にワイヤーを通
し、ワイヤーの両端を引き揃えて鉛封緘(図示せず)を
施すもの、あるいは、上記閂レバー26の先端に設けら
れた閂27とレバー20の自由端に穿設された閂孔28
との間にワイヤーを引き通し、ワイヤーの両端を引き揃
えて鉛封緘(図示せず)を施すものがある。
【0006】また、最先の封緘構造として図5,図6に
示すように、環状金具16の片端にリベット17a によ
り取り付けられた軸台18を構成する部材(帯鉄)を延
長し、延長した部材を膨らませて環状金具16との間に
隙間29を形成し、その端を再度リベット17c で環状
金具16に固定し、環状金具16側に倒したレバー20
の上記隙間29に対応する位置に貫通孔30を設け、こ
の貫通孔30と前記隙間29に矢じり31a ,31b を
有する封緘栓32を嵌め殺し状態に嵌入したものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、前者は、小孔にワイヤーを挿通し、挿通したワイヤ
ーの両端を引き揃えて鉛封緘を施すという一連の作業が
必要で工数削減の障害になっており、鉛は重金属である
ため今日では使用を避けられている。
【0008】また、後者の場合、貫通孔に封緘栓を差し
込むだけで封緘ができて一定の技術的進歩が認められる
ものの、レバーの自由端(力点)から矢じりを嵌入する
貫通孔までの間隔が小さいのでレバーレシオが無いに等
しい状態であることと、軸台を構成する部材とレバーと
の間に間隙が存在するため封緘栓に剪断が働かず、封緘
を外すためにはカッター等で切り落とさなければなら
ず、怪我の原因になり安全上好ましいものではない。
【0009】この発明は上記問題に鑑み、ペイルの封緘
を簡単に施すことができ、封緘を外すときは、工具を用
いることなく極めて簡単に外すことができるようにした
ペイルの封緘構造を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ペイルの開口縁と蓋体の外周縁とに亘っ
て嵌まる断面略U字状の切断された環状金具の片端に支
点軸を設け、この支点軸にレバーを回動可能に装着し、
このレバーの中間点に作用軸を設け、この作用軸に回動
可能にリンクを連結し、このリンクの他端を上記環状金
具の他端にピンを介して連結してなるペイルと蓋体との
締め金具であって、上記レバーを倒して環状金具を締め
つけた状態において、上記リンクとレバーとが重なる部
分に、リンクとレバーを貫通する貫通孔を穿設し、この
貫通孔に嵌め殺し機能を持つ封緘栓を打ち込んでなり、
上記リンクとレバーは、その対向面が互いに接しながら
回動するものであり、穿設された貫通孔は、リンク側の
貫通孔よりレバー側の貫通孔を大きくしてなる構成とし
たものである。
【0011】上記の如く構成することによって貫通孔に
封緘栓を打ち込むことにより封緘が完了し、封緘を外す
には、工具を用いることなくレバーを持ち上げるだけで
レバーとリンクの当接面間で剪断力が働き、封緘栓が切
断されて簡単に封緘を外すことができる。また、レバー
とリンクの重なり部に貫通孔を設け、これに封緘栓を嵌
入しているのでレバーレシオが大きくなり小さい力で切
断される。さらに、上記貫通孔をリンク側よりレバー側
を大きくしているので、ペイルの寸法の微妙な変化によ
りレバーの倒し具合が変化しても、貫通孔の大きさの差
の範囲内で、それが許容されて支障なく封緘栓を打ち込
むことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。ペイルには金属製のものとプレ
スボード製のものがある。金属製のものは上部開口縁に
ペイルと同一材料でリブが形成されている。また、プレ
スボード製のものは開口縁を断面C形の金属部材で巻き
込んでリブを形成している。
【0013】金属製のペイルの蓋体には、その外周縁を
断面略円形のリブを形成し、プレスボード製のペイルの
蓋体には、その外周縁を断面C形の金属部材で巻き込ん
でリブを形成している。以下、説明を簡略にするために
金属製のペイルに基づいて説明を進めることにする。
【0014】ペイル11に商品を充填し終わると蓋体1
3を被せ、ペイル11の開口縁12と蓋体13の外周縁
14とを一致させて両縁に亘って環状金具16を嵌め断
面略U字状のレバー20を倒すと、環状金具16の両端
が互いに引き寄せられて、ペイル11の開口縁12と蓋
体13の外周縁14とが締めつけられ一体になる。
【0015】上記のようにレバー20を倒すと、レバー
20の断面略U字状の縁はリンク22に重なり、レバー
20とリンク22の両方に穿設されている貫通孔30が
一致し、この貫通孔30にプラスチック製の封緘栓32
が打ち込まれて封緘は完了する。また念のため、閂レバ
ー26を倒し、その先端の閂27をレバー20の閂孔2
8に嵌めて、搬送中に他の物品と接触して不用意にレバ
ー20が起きないようにする。
【0016】なお、ここでレバー20側の貫通孔30’
はリンク20側の貫通孔30”より大きくしてあるの
で、ペイルのサイズの微妙な変化によってレバー20の
倒し具合に変化が生じた場合でも上記貫通孔の大きさの
差の範囲で許容され支障なく封緘栓を打ち込むことがで
きる。
【0017】上記封緘栓32は、図3(b)示すように
プラスチック(例えばポリエチレン)を材料とし、先端
と後端寄りに矢じり31c ,31d が設けられ、後端に
打ち込み留めの頭部33が設けられ、先端の矢じり31
c は貫通した側のリンク22’外面に引っ掛かり、後端
寄りの矢じり31d はレバー20の内側面に引っ掛か
り、後端の頭部33は封緘栓32が貫通孔30を通り抜
けるのを阻止して貫通孔30に嵌め殺し状態になるよう
にしている。
【0018】ペイル11を開封するときは、閂レバー2
6を起こし閂27を閂孔28から抜き取り、レバー20
を起こすと貫通孔30に打ち込まれた封緘栓32は、リ
ンク22とレバー20との間で切断されて開封される。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如くこの発明によれば、ペ
イルの封緘を簡単に施すことができるようになり、封緘
を外すときは工具を用いることなくレバーを持ち上げる
だけでレバーとリンクとの間に生ずる剪断力により封緘
栓が切断されて極めて簡単に外すことが可能となる。さ
らに、封緘栓の嵌入孔(貫通孔)はリンク側よりレバー
側を大きくしているので、ペイルのサイズの微妙な変化
によるレバーの倒し具合に左右されずに封緘栓を打ち込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態の封緘状態の部分平面
【図2】図1を開封した状態の部分平面図
【図3】(a) 図1のIIIa−IIIa拡大断面図 (b) 封緘栓の斜視図
【図4】図1の一部切欠正面図
【図5】従来技術に係るペイルパックの封緘構造の分解
斜視図
【図6】従来技術に係る封緘栓の斜視図
【符号の説明】
11 ペイル 12 開口縁 13 蓋体 14 外周縁 15 締め金具 16 環状金具 17a 、17b 、17c リベット 18 軸台 19 支点軸 20 レバー 21 作用軸 22 リンク 23 ピン台 24 ピン(ピン台の) 25 ピン(閂レバーの) 26 閂レバー 27 閂 28 閂孔 29 隙間(膨らみ部分の) 30 貫通孔 31a ,31b ,31c ,31d 矢じり 32 封緘栓 33 頭部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペイルの開口縁と蓋体の外周縁とに亘っ
    て嵌まる断面略U字状の切断された環状金具の片端に支
    点軸を設け、この支点軸にレバーを回動可能に装着し、
    このレバーの中間点に作用軸を設け、この作用軸に回動
    可能にリンクを連結し、このリンクの他端を上記環状金
    具の他端にピンを介して連結してなるペイルと蓋体との
    締め金具であって、上記レバーを倒して環状金具を締め
    つけた状態において、上記リンクとレバーとが重なる部
    分に、リンクとレバーを貫通する貫通孔を穿設し、この
    貫通孔に嵌め殺し機能を持つ封緘栓を打ち込んでなるペ
    イルの封緘構造。
  2. 【請求項2】 上記リンクとレバーは、その対向面が互
    いに接しながら回動するものであり、穿設された貫通孔
    は、リンク側の貫通孔よりレバー側の貫通孔を大きくし
    てなる請求項1に記載のペイルの封緘構造。
JP10299761A 1998-10-21 1998-10-21 ペイルの封緘構造 Pending JP2000128206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299761A JP2000128206A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 ペイルの封緘構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299761A JP2000128206A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 ペイルの封緘構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000128206A true JP2000128206A (ja) 2000-05-09

Family

ID=17876660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299761A Pending JP2000128206A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 ペイルの封緘構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000128206A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335904A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nippou Kosan Kk 官公庁廃棄品の搬送方法並びに搬送方法に使用する搬送容器及び搬送容器の使用方法
JP2006502925A (ja) * 2002-10-15 2006-01-26 エム アンド エム インダストリーズ、インコーポレイテッド タンパ・インジケータを有する開放端容器
JP2006143315A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Soft Service:Kk 錠付き容器
JP2012097859A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Fujikura Ltd 締結バンド
KR200467715Y1 (ko) * 2011-11-22 2013-06-28 이윤철 용기 덮개의 체결밴드의 잠금 장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502925A (ja) * 2002-10-15 2006-01-26 エム アンド エム インダストリーズ、インコーポレイテッド タンパ・インジケータを有する開放端容器
JP2005335904A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nippou Kosan Kk 官公庁廃棄品の搬送方法並びに搬送方法に使用する搬送容器及び搬送容器の使用方法
JP2006143315A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Soft Service:Kk 錠付き容器
JP4621010B2 (ja) * 2004-11-24 2011-01-26 株式会社ソフトサービス 錠付き容器
JP2012097859A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Fujikura Ltd 締結バンド
KR200467715Y1 (ko) * 2011-11-22 2013-06-28 이윤철 용기 덮개의 체결밴드의 잠금 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3796652B2 (ja) 切り取りやすい閉塞体を備えた加圧缶を開閉する着脱可能なケース
US4027819A (en) Closure device for bags or similar containers
US3744662A (en) Opening device with non-detachable tab
US5012959A (en) Pour spout and carton construction
EP0474756B1 (en) Tamperproof reclosing lid
JP3676808B2 (ja) 可撓性容器の開封装置及び当該装置を具備する容器並びにその接合方法
US3618815A (en) Easy-opening device for a container end
US6554181B1 (en) Reclosable pouring element and a flat gable composite packaging provided therewith
US20050029128A1 (en) Adhesive label resealable package and label web
NO146424B (no) Beholder med lokk
JPS63138956A (ja) 瓶を封止するための引裂蓋
JPS63138950A (ja) 簡易開口型容器の端部閉止部材
JP2000128206A (ja) ペイルの封緘構造
US4809853A (en) Carton with improved closure means
CA2404463C (en) Container with handle region to receive a rope handle
US6253946B1 (en) Closure for a can of drink which can be opened with one hand
JP2809467B2 (ja) 開放装置を設けられた包装容器
JPH0146386B2 (ja)
US5699928A (en) Easy flip top tab lifter
US4491236A (en) Can end having integral opening means
CA1142133A (en) Tape seal for container
JP2006243363A (ja) 取付けラベル
JP2000016448A (ja) ペイルの封緘構造
JPH0123988Y2 (ja)
JP3057683U (ja) 簡易開封箱