JP2000128195A - 変形チューブ容器とその成形方法 - Google Patents

変形チューブ容器とその成形方法

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JP2000128195A
JP2000128195A JP29975698A JP29975698A JP2000128195A JP 2000128195 A JP2000128195 A JP 2000128195A JP 29975698 A JP29975698 A JP 29975698A JP 29975698 A JP29975698 A JP 29975698A JP 2000128195 A JP2000128195 A JP 2000128195A
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neck
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molding
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毅彦 備前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を斜め方向に押し出せる使い勝手のよ
い変形チューブ容器と通常のダイレクトブロー成形機を
用いて従来の太さのパリソンでも成形可能な変形チュー
ブ容器の成形方法を提供する。 【解決手段】 胴部1と、肩部2と、該肩部2から立ち
上がる円筒形状の口頚部3とからなるチューブ容器本体
10の該胴部1から該口頚部3に至るまで連続した樹脂
層からなり、且つ、該肩部2に柔軟性を持たせ、さら
に、前記肩部2から斜め上方に向かって開口する口頚部
2を持たせる。前記チューブ容器本体を成形する胴成形
部、肩成形部、口頚成形部からなる金型のキャビティ
に、さらに吹き込み成形部を前記口頚部の端部からキャ
ビティの長手方向に沿うように延設し、吹き込み成形部
よりエアーを吹き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,チューブ容器本体
の胴部、肩部、口頚部が一体的に連続した樹脂層で成形
され、且つ肩部において口頚部が斜め方向に向かって開
口するように取り付けられた変形チューブ容器本体を有
する変形チューブ容器とその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでの、プラスチック製のチューブ
容器本体(チューブ容器のキャップを除く部分)は、円
筒状の胴部と、肩部と、円筒状の口頚部とからなり、口
頚部は、肩部の最上部に、胴部の中心軸に沿って平行に
取り付けられているものが一般的である。そのチューブ
容器本体の成形法は、胴部に対して予め成形されている
肩部と口頚部とからなる別部材を接合するか、あるいは
肩部/口頚部を成形しながら接合する方法と、プラスチ
ックボトルと同様にダイレクトブロー成形法(ホットパ
リソンから直接ブロー成形する成形方法)によるチュー
ブ容器本体の一体的な成形法が使用されている。なお、
このチューブ容器本体のダイレクトブロー成形法におい
ては、口頚部からさらに垂直方向に取り付けられる「ふ
くろ」(以下、吹き込み成形部と称する。)に対してブ
ローピンによってエアーが吹き込まれる方法が使用され
ている。以上の標準的な形状を有するチューブ容器本体
に対して、実開昭64−51039号公報、実開昭64
−35848号公報には、肩部と口頚部からなる別部材
を筒状胴部の先端に口頚部が斜め方向に開口するよう
に、取り付けてなる変形チューブ容器が提案されてい
る。図5は、従来の変形チューブ容器本体の説明図であ
る。図5(a)は、実開昭64−51039号公報にお
いて、図5(b)は、実開昭64−35848号公報に
それぞれ提案されているものである。一方、プラスチッ
クボトル分野においても、使い勝手をより良くするため
に、また、競合商品との差別化等のために”首曲がりボ
トル”、”折れ曲がりボトル”と言われる口頚部が上方
斜め方向に向かって取り付けられた変形ボトルが、医薬
部外品、トイレタリー等の分野で使用されている。これ
らの変形ボトルを従来のブロー成形機を使用して、口頚
部のキャビティの軸が垂直になるような状態で、口頚部
に対してブローピンを差し込んで高圧空気を吹き込んで
成形することは技術的に可能である。しかし、ホットパ
リソンの幅を必要以上に広くする必要があり、金型周縁
で喰い切られた不要な部分であるバリの量が増え、樹脂
の使用効率が悪いばかりか、パーティングラインにバリ
残りが多く、バリ取り跡が多くなって美麗な、手触りの
よい製品を得ることが難しい。そこで、従来通りの太さ
のパリソンからでも仕上がりの美しい変形ボトルが成形
できるように、特開平4−323018号公報には、ダ
イスより押し出されたホットパリソンを口頚部に成型さ
れる部分の直下で機械的に所定の角度に折り曲げ、折り
曲げられたホットパリソンを変形容器の形状のキャビテ
ィを有するブロー金型の割り型に挟んでブロー成形する
方法が提案されている。さらに、特開平6−81699
号公報には射出成形されたホットパリソンを一軸延伸し
た後に、やはり機械的に口頚部に近い部分を所定の角度
に折り曲げ、しかる後にブロー金型に移し代えてブロー
成形するインジェクションブロー成形法が提案されてい
る。以上の、変形プラスチックボトルの成形方法は、当
然変形チューブ容器にも適用できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開昭64−5103
9号公報及び実開昭64−35848号公報にそれぞれ
提案されている従来の変形チューブ容器本体30の肩部
2と口頚部3は予めインジェクション成形等で成形され
たものを、筒状胴部1の一端に取り付けてなるものであ
って、肩部2の剛性が強いので、最終段階での内容物の
絞り出しに力を要するばかりか、最後まで内容物を絞り
出すことが難しいという問題がある。また、肩部2と口
頚部3とからなる別部材を取り付けるため、胴部との接
続部分からの酸素の侵入、内容物の薬効成分等の放出が
生じ、さらに、頭部の樹脂所要量が、結果的に多くなる
という問題がある。また、従来の変形プラスチックボト
ルの成形法であるが、特開平4−323018号公報に
提案されている方法は、ホットパリソン折り曲げ機構を
成形機に取り付ける必要から、設備が大型化し、成形サ
イクルが落ちるという問題がある。またホットパリソン
が垂れ下がった状態で折り曲げ加工をするので、長いホ
ットパリソンを必要とする大型の変形ボトルの成形は困
難である。また、特開平6−81699号公報に提案さ
れている方法は、インジェクションブロー成形をベース
としており、ブロー成形機以外に射出成形機と射出成形
金型を設備しなければならず、長期に亘って大量生産が
確約されている場合はよいが、多品種少量生産の場合に
はイニシャルコストが掛かりすぎて製品コストが高くな
り、手軽に対応出来ないという問題がある。本発明は前
記の問題点に鑑みてなされたもので、肩部から斜め方向
に開口する口頚部を通して内容物を押し出すことによっ
て、使い勝手がよく、胴部のみならず肩部においても柔
軟性を持たせて、頭部に残った内容物を最後まで容易に
押し出すことができ、頭部における非連続部分をなくす
ことによってバリアー性を始めとする内容物の保護機能
をさらに改善し、頭部(チューブ容器の上部を指す用語
として使用する)の樹脂量を減らすことによる経済的な
変形チューブ容器の提供と、金型構造を一部修正するだ
けで、通常一般に使用されているダイレクトブロー成形
機をそのまま使用することができ、容器の形状、大きさ
に関する制約が少なく、経済コストで多品種少量生産に
も対応できる変形チューブ容器の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による変形チュー
ブ容器は、胴部と、肩部と、該肩部から立ち上がる円筒
形状の口頚部とからなるチューブ容器本体において、該
胴部から該口頚部に至るまで連続した樹脂層からなり、
且つ、該肩部が柔軟性を有しており、さらに、前記肩部
から斜め上方に向かって開口する口頚部が形成されてな
ることを特徴とするものであり、前記樹脂層の少なくと
も1層に酸素バリアー性を有する樹脂を用いることをが
できる。また、前記樹脂層の少なくとも1層に非吸着性
を有する樹脂を用いることができる。本発明による変形
チューブの成形方法は、筒状の胴部と、該胴部に連接す
る肩部と、該肩部に連接し、且つ、斜め上方に向かって
開口する円筒状の口頚部とが連続した樹脂層で成形され
てなる変形チューブ容器本体のダイレクトブロー成形で
あって、前記チューブ容器本体と斜め上方に向かって開
口する円筒状の前記口頚部の先端からさらに前記胴部の
中心軸の方向に延設される吹き込み成形部を一体的に成
形するキャビティを有する一対の割り型からなる金型に
対して、前記キャビティの胴部成形部分の幅より小さな
折り径を有するホットパリソンを押し出し、前記金型を
型締めして前記ホットパリソンを喰い切り、前記吹き込
み成形部のキャビティからエアーを吹き込み、冷却、型
開き、取り出しを順次行って変形チューブ容器本体の中
間成型品を成形するダイレクトブロー成形工程と、前記
中間成形品からホットパリソンの非成型部分(バリ)の
取り外し工程と、前記中間成形品から前記吹き込み成形
部を前記口頚部の端部でトリミングすると同時に底部も
トリミングし、それぞれの切り口を整える仕上げ工程
と、からなることを特徴とするものであり、前記エアー
吹き込みを、前記キャビティの吹き込み成形部分の外側
に設けられいるブローピン受け部を通して行うものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図面を用いて、更に詳し
く説明する。図1は、本発明による変形チューブ容器に
おけるチューブ容器本体の一実施例の側面図と正面図及
び実施例サンプルの寸法図である。本発明による変形チ
ューブ容器のプラスチックチューブ容器本体は10は、
筒状胴部1と、肩部2と、口頚部3とが連続した樹脂層
で成形されてなるものであって、円筒状の口頚部3が、
丸みをもって成型される肩部2から斜め上方に向かって
開口するように設けられている。この口頚部3の開口方
向と胴部1の中心軸とは略45°になるように設定され
ている。この角度は、60°を越えない範囲で自由に設
定可能である。この口頚部3には別部材のキャップCが
嵌合あるいは巻き締められて、口頚部3の開放端部4が
封止されるようになっている。このキャップCの種類、
形状等は、公知のいかなるものであってもよい。本発明
によるチューブ容器本体10は、以上説明した形状によ
って、内容物を斜め方向に押し出すことができるので、
内容物を特定の場所に直接塗布するような場合に好適に
使用することができるばかりか、ユニークな形状が類似
商品との差別化に役立つ。本発明によるチューブ容器本
体10においては、肩部2は、胴部1と連続して、胴部
と略同一の厚さの柔軟構造であるので、頭部に残った内
容物を最後まで容易に押し出すことができ、また、従来
の変形チューブ容器に見られるような頭部における非連
続部分をなくすことによってバリアー性、内容物の保護
機能をさらによくし、さらに、頭部の樹脂量を減らすこ
とによってコストダウンを図ることができる。
【0006】次に、本発明によるチューブ容器の成形方
法について説明する。図2は、本発明によるチューブ容
器本体の成形に使用される金型の説明図である。本発明
に使用される金型20は、通常のブロー成型機に取り付
け可能な一対の割り型であって、図2にはその一方の割
り型の内部構造が示されている。この金型20は、実際
の成型にあたっては、図2を上下逆転した状態で使用さ
れ、ホットパリソンPは図2の下から上方向に垂れ下が
る。そして、これを喰い切った金型20は、ロタリー成
形機においては、図2右側の太い矢印の方向に回転して
移動する。この金型20のチューブ容器本体10を成形
するキャビティKは、胴成形部11と、肩成形部12
と、口頚成形部13とからなり、さらに吹き込み成形部
14が口頚成形部13に連接してなるものである。そし
て、吹き込み成形部14はキャビティKの長手方向に沿
って、すなわち胴成形部11の中心軸方向に沿って延設
されている。吹き込み成形部14の外側には、高圧エア
ー吹き込み用のブローピン受け部15が形成されてい
て、この中央にブローピンが突き刺さり、ブローピンを
通して高圧エアーが吹き込まれ、キャビティK周辺で予
め喰い切られいるホットパリソンがキャビティK内に一
杯に膨らんでブロー成型が行われる。本発明に使用され
る金型20が型締めされてホットパリソンPを喰い切っ
た状態でのキャビティKとホットパリソンPとの位置関
係は、図2によって示す通りであって、本発明によれ
ば、斜めに設けられる口頚成形部13に連接する吹き込
み成形部14をキャビティKの長手方向に沿って立ち上
げたことによって、全キャビティK領域が胴成形部11
の幅内に収まり、従来の標準型のチューブ容器の場合と
略同一の細いホットパリソンPを用いたダイレクトブロ
ー成型を可能としている。
【0007】図3は、本発明による金型から取り出され
た中間製品の外観図である。 ブロー成型後、金型10
が開いて、図3に示すような本発明によるチューブ容器
本体10の中間製品10’が取り出される。この中間製
品10’においては、口頚部3の先端に、吹き込み成形
部4が連接されており、頭部と底部にはバリB(ドット
で示す部分)が残っている。また、吹き込み成形部4の
側面には、ブローピンによる吹き込み成型跡9が残って
いる。以上の中間製品10’に付着しているバリBを削
除した後、口頚部3の端部5と閉鎖している底部6を所
定の位置でトリミングしてその部分を仕上げると図1に
示すような本発明によるチューブ容器本体10が得られ
る。成型された本発明によるチューブ容器本体10に
は、肩部2の一部に金型で喰い切ったバリ取り跡8が残
るが、他の部分はパーティングライン7が微かに残るだ
けの美麗な仕上がりとなる。なお、バリ取り跡8は、広
口のキャップCを施すと、殆ど隠れて見えなくなる。
【0008】図4は、本発明による変形チューブ容器本
体の全成形工程の説明図である。図4に示すように、プ
ラスチック熔融押出機の多層押し出しヘッドから適宜な
積層構成で押し出された多層のホットパリソンPは、ロ
ータリーブロー成型機の円軌道を一定の速度で回転する
複数の金型20によって次々に挟まれて、型締め後、直
ちにエアー吹き込みが開始され、冷却後、型開きされ
て、中間製品10’がコンベアー上に一個づつ取り出さ
れ、バリが落とされ、最後に口頚部の端部5と底部6が
トリミングされ、最後に口頚部の端部5の端縁がリーマ
ー仕上げされる。
【0009】本発明による変形チューブ容器は、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、PET等の
熱可塑性樹脂樹脂のブロー成形グレードによって成形可
能であるが、透明性、ガスバリアー性、非吸着性等が要
求される場合、ポリエチレンテレフタレート(PET)
樹脂のブローグレードであるイーストマンケミカル社製
コダパックPET−G6763,PET13339等の
樹脂を好適に使用することができる。また、ハイバリア
ー性、非吸着性が要求される場合には、バリアー層、あ
るいは非吸着層を設けた多層ブロー成形容器とすればよ
く、その場合の積層構成としては、例えば次のような積
層構成を用いることができる。 PE/TIE/EVOH/TIE/PE PE/TIE/PAN /TIE/PE PE/TIE/EVOH/TIE/PAN PE/RE/TIE/EVOH PE/RE/TIE/PAN PE/RE/TIE/EVOH/TIE/PAN ここで EVOH エチレンビニルアルコールコポリマー層 PAN アクリロニトリルコポリマー層 PE ポリエチレン層 TIE 接着性樹脂層 例えば、 アドマー (三井化学(株)製) モディック (三菱化学(株)製) RE リサイクル樹脂層 成形時に生じるバリを粉砕し、再使用して形成される樹
脂層 さらに、紫外線吸収性を持たせるには、次の中から選択
された一種類以上の化合物をブレンドしてなる樹脂層を
設けるようにすればよい。 有機系:ベンゾフェノン系、ベンゾアリゾール系、サリ
チル酸系、有機ニッケル系、アクリロニトリル系、モノ
安息香酸系、シュウ酸アニリド系、シアノアクリレート
系、トリアゾ系 無機系:チタン、亜鉛、鉄、セリウム等の酸化物
【0010】
【実施例】本発明による変形チューブ容器の成形方法に
よって、図1に示す、各部寸法、曲率を有する実施例サ
ンプルを作成した。ダイレクトブロー成型機には、ロー
タリブロー成型機を使用し、押し出し機には、多層押し
出し機を使用して、次の積層構成から成る変形チューブ
容器本体10の実施例サンプルを成形した。 チューブ容器10の積層構成 PE250μm/TIE30μm/PAN70μm PE180μm/TIE15μm/EVOH30μ
m/TIE15μm/PE180μm 一方、PP(ポリプロピレン樹脂)を使用してインジェ
クション成型したスクリューキャップCを用意し、成型
された変形チューブ容器本体10の口頚部3に螺子止め
した。最後に、この実施例サンプルをチューブ充填機に
供給し、練歯磨き70ccを底部から充填後、底部を水
平にヒートシールして充填された実施例サンプルを作成
し、これを変形していない従来のストレートな標準形状
を有し、他の仕様は総て同一に仕上げた比較例サンプル
と使い勝手を中心にモニターテストした結果、実施例の
方が、歯ブラシへの塗り易さの点で優れており、また従
来のラミネートチューブとの比較において、実施例サン
プルの方が、内容物を最後まで無駄なく容易に押し出せ
る点で好評であった。
【0011】
【発明の効果】本発明による変形チューブ容器によれ
ば、肩部2から斜め方向に開口する口頚部3を設けたこ
とによって使い勝手がよくなり、胴部1のみならず肩部
2においても柔軟性を持たせたことによって、頭部に残
った内容物を最後まで容易に押し出すことができ、また
胴部1と肩部2間の非連続部分をなくすことによって、
バリアー性、内容物の保護機能をさらに向上させりこと
ができ、さらに頭部の樹脂量を減らすことによる経済効
果を持たせることができる。また、本発明による変形チ
ューブ容器の成形方法によれば、金型構造を一部修正す
るだけで、即ち、キャビティKにおける斜めの口頚成形
部13の先端からキャビティKの長手方向に沿って吹き
込み成形部14を立ち上げることによって、通常使用さ
れているダイレクトブロー成形機をそのまま使用して、
形状、大きさに関する制約の少ない多品種少量生産を可
能そし、また従来と殆ど変わらない細いパリソンPを用
いて成形することができるので、頭部の変形にかかわら
ず、バリ取り跡の少ない外観の美しい変形チューブ容器
を成形することができ、また、ラミネートチューブ容器
等と較べて頭部の樹脂量を減らすことにより樹脂コスト
を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変形チューブ容器におけるチュー
ブ容器本体の一実施例の側面図と正面図及び実施例サン
プルの寸法図
【図2】本発明によるチューブ容器の成形に使用される
金型の説明図
【図3】本発明による金型から取り出された中間製品の
外観図
【図4】本発明による変形チューブ容器本体の全成形工
程の説明図
【図5】従来の変形チューブ容器本体の説明図
【符号の説明】
1 胴部 2 肩部 3 口頚部 4 吹き込み成形部 5 口頚部の端部(開放端部) 6 底部 7 パーティングライン 8 バリ取り跡 9 ブローピンによる吹き込み成型跡 10 本発明によるチューブ容器本体 10’ 本発明によるチューブ容器本体の中間製品 11 胴成形部 12 肩成形部 13 口頚成形部 14 吹き込み成形部 15 ブローピン受け部 20 金型 B バリ C キャップ P ホットパリソン 30 従来の変形チューブ容器本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E065 AA01 BA16 BA18 BA24 BA35 DE20 FA11 HA01 HA03 4F208 AA04 AA19 AA20 AB06 AG03 AG07 AH55 LA01 LA08 LB22 LD04 LD12 LG04 LG06 LG16 LG23 LG26 LG38 LJ10 LN09 LW22 LW24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部と、肩部と、該肩部から立ち上がる
    円筒形状の口頚部とからなるチューブ容器本体におい
    て、該胴部から該口頚部に至るまで連続した樹脂層から
    なり、且つ、該肩部が柔軟性を有しており、さらに、前
    記肩部から斜め上方に向かって開口する口頚部が形成さ
    れてなることを特徴とする変形チューブ容器。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層の少なくとも1層に酸素バリ
    アー性を有する樹脂を用いたことを特徴とする請求項1
    記載の変形チューブ容器。
  3. 【請求項3】 前記樹脂層の少なくとも1層に非吸着性
    を有する樹脂を用いたことを特徴とする請求項1記載の
    変形チューブ容器。
  4. 【請求項4】 前記樹脂層の少なくとも1層に紫外線吸
    収性をを有する樹脂を用いたことを特徴とする請求項1
    記載の変形チューブ容器。
  5. 【請求項5】 筒状の胴部と、該胴部に連接する肩部
    と、該肩部に連接し、且つ、斜め上方に向かって開口す
    る円筒状の口頚部とが連続した樹脂層で成形されてなる
    変形チューブ容器本体のダイレクトブロー成形であっ
    て、 前記チューブ容器本体と斜め上方に向かって開口する円
    筒状の前記口頚部の先端からさらに前記胴部の中心軸の
    方向に延設される吹き込み成形部を一体的に成形するキ
    ャビティを有する一対の割り型からなる金型に対して、
    前記キャビティの胴部成形部分の幅より小さな折り径を
    有するホットパリソンを押し出し、前記金型を型締めし
    て前記ホットパリソンを喰い切り、前記吹き込み成形部
    のキャビティからエアーを吹き込み、冷却、型開き、取
    り出しを順次行って変形チューブ容器本体の中間成型品
    を成形するダイレクトブロー成形工程と、 前記中間成形品からホットパリソンの非成型部分(バ
    リ)の取り外し工程と、 前記中間成形品から前記吹き込み成形部を前記口頚部の
    端部でトリミングすると同時に底部もトリミングし、そ
    れぞれの切り口を整える仕上げ工程と、 からなることを特徴とする変形チューブ容器の成形方
    法。
  6. 【請求項6】 前記エアー吹き込みが、前記キャビティ
    の吹き込み成形部分の外側に設けられいるブローピン受
    け部を通して行われることを特徴とする請求項5記載の
    変形チューブ容器の成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009057072A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 窓付き容器とその成形方法
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