JP2000128077A - 船体の方向安定装置 - Google Patents

船体の方向安定装置

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JP2000128077A
JP2000128077A JP10304023A JP30402398A JP2000128077A JP 2000128077 A JP2000128077 A JP 2000128077A JP 10304023 A JP10304023 A JP 10304023A JP 30402398 A JP30402398 A JP 30402398A JP 2000128077 A JP2000128077 A JP 2000128077A
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孫平 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セールの機能を高め、船首の方向安定制御に
必要な回転力を効率良く得ることができるようにした船
体の方向安定制御装置を提供する。 【解決手段】 船体100の船尾側に台座40を介して
マスト50を立設し、該マスト50のトップ部51aを
複数本のステーロープ31,32,33にて緊張させて
支持する。該マスト50にセール70を装着するととも
に、該セール70のラフ部72から後方に向け二股状に
分岐する左右一対の分岐セール71,71の各々のフッ
ト部を左右方向に独立して展開回動可能な左右一対のブ
ーム60,60にそれぞれ装着する。各々の分岐セール
71は、ラフ部72を底辺としてフット部73とリーチ
部74とで略二等辺三角形状を呈する形態を有する。ブ
ーム60は、回動軸部61と、この回動軸部61から後
方に向け一体に延びる旋回軸部62とのほぼL字形の形
態を有し、この旋回軸部62は、分岐セール71の緊張
状態におけるフット部73の傾斜角度γに応じた立上り
角度αを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば釣船などの
船尾側に装備される船体の方向安定制御装置に関し、更
に詳しくは、船体の船首が風向きや潮の流れの強さに対
応して常に安定して風上に向くように制御する方向安定
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】「船釣り」には、目的とする対象魚の種
類によっていろいろな釣り方がある。例えばキスの場合
は、船体をアンカリングする「掛かり釣り」であり、ア
ジの場合には、船体の船尾に左右一対のセールからなる
方向安定制御装置(以下、これをスパンカと称す)を装
備して、船体を潮と共に流す「流し釣り」などが代表的
である。特に、「流し釣り」は、スパンカを立てない状
態で船体を停止すると、船体は直ぐに波と平行になって
大揺れしながら流されてしまうため、スパンカを立てる
ことにより、船首を風上に向け、これによって、船体の
横揺れを防ぐようになっている。
【0003】また、「流し釣り」における船体の流し方
には、従来、パラシュート型アンカを用いることによ
り、潮流の方向に潮の流れよりも遅く船体を流し、釣り
の仕掛けがほぼ真っ直に下りるように船体のスピードを
調整してなるものがあるが、風と潮流の方向が異なる場
合、風の影響で船体が左右に振られ易く、船体を安定さ
せることができないため、やはり、スパンカが必要であ
る。
【0004】そして、このようなスパンカは、船体が斜
めから風を受けると、船体の船首を風上に立たせるよう
な回転力を生じさせるようになっている。
【0005】従来、この種の「スパンカ」と称する船体
の方向安定制御装置においては、図14及び図15に示
すような構成を有する。船体100船尾側のデッキ10
1上に固定的に立設されるマスト1を備えてなるととも
に、このマスト1のトップ部1aに複数本(3本)のス
テーロープ2の一端2aを結索し、これらのステーロー
プ2の他端2bを船体100の操舵室の屋根やデッキ1
01または船縁等の固定部にそれぞれ結索して緊張状態
を維持させることにより、マスト1を堅固に支持するよ
うになっている。
【0006】また、マスト1の上部には、ガフ3の前端
3aがスライダジョイント部材4を介して上下・左右方
向に回動可能にかつ昇降可能に取り付けられていて、こ
のガフ3の後端3b側は、シーブブロック5Aを介して
引上げロープ6で吊支されているとともに、この引上げ
ロープ6の一端6aは、マスト1の上部に取り付けたシ
ーブブロック5Bに結索されている。引上げロープ6の
他端6bは、シーブブロック5A,5Bを介してマスト
1の下部1bに設けた結索治具としてのクリート7に巻
き付けて結索され、これにより、後述するセール20の
張設時に、ガフ3を後方に向け立ち上がるような吊支状
態に引き上げて位置決めされるようになっている。
【0007】一方、マスト1の下部には、左右一対のブ
ーム8,8の各々の前端8aが固定ジョイント部材9を
介して上下・左右方向に回動可能に固定されている。こ
の各々のブーム8の前後方向略中央部には、結索治具と
してのアイストラップ10Aが設けられ、このアイスト
ラップ10Aには、吊支ロープ11の一端11aが結索
されているとともに、その他端11bをマスト1の上部
に取り付けたアイストラップ10Bに結索させることに
より、後述するセール20の張設時に、各々のブーム8
が水平状態を維持するように吊支可能になっている。
【0008】また、ガフ3と各々のブーム8,8間に
は、略四辺形をなすセール20が張設され、このセール
20は、その上辺部20a及びラフ部20bから左右に
二股状に分岐する左右一対の分岐セール21,21を有
する形態からなっている。セール20の上辺部20a
は、巻付ロープ12を介してガフ3に結索して吊支され
ているとともに、そのラフ部20bはマスト1に装着さ
れている。
【0009】このマスト1とセール20のラフ部20b
との装着は、緊張ロープ13が用いられ、この緊張ロー
プ13の一端13aをセール20のラフ部20bに結索
し、その他端13bをマスト1に上下方向に移動可能に
設けたスライダ14に結索することにより行われ、一
方、分岐セール21,21の各々の下辺部(フット部)
21cは、各々のブーム8に巻付ロープ15を介して装
着されている。
【0010】さらに、各々のブーム8には、引張ロープ
16が取り付けられ、この引張ロープ16の一端16a
は、ブーム8の後端8b側に設けたアイストラップ17
Aに結索するとともに、その他端16bは、船体100
の船尾側デッキ101上に固定したシーブブロック18
A及びブーム8の前後略中央部に設けたシーブブロック
18Bに掛け渡されて、ブーム8の前端8a側に設けた
クリート17Bに巻き付けて結索されるようになってい
る。
【0011】各々の引張ロープ16は、その他端16b
のクリート17Bからの解索によって、各々のブーム8
の左右方向の旋回回動を許容し、それらの展開角度θの
調整を可能にしてなるもので、この調整後の展開角度θ
の角度維持は、各々のブーム8,8の後端8b,8b側
間に設けた規制ロープ19の長さ規制によって行われる
ようになっている。
【0012】そして、このような方向安定制御装置を組
み立てる場合には、船体100の船尾側のデッキ101
上にマスト1を立てる前に、マスト1のスライダジョイ
ント部材4にガフ3を、固定ジョイント部材9に各々の
ブーム8を組み付け、更に、ガフ3の引上げロープ6を
シーブブロック5A,5Bに掛け渡すとともに、各々の
ブーム8が吊支される吊支ロープ11の他端11bをア
イストラップ10Bに結索した後、マスト1を船体10
0の船尾側のデッキ101上に立てて、そのトップ部1
aを各々のステーロープ2で固定する。
【0013】次いで、各々のブーム8を略水平位置まで
持ち上げ、その状態を維持したまま、吊支ロープ11の
一端11aをアイストラップ10Aに結索することによ
り、各々のブーム8を略水平状態に吊支した後、引上げ
ロープ6を引っ張ってガフ3を引上げ、その所定の引上
げ位置で引上げロープ6の他端6bをクリート7に巻き
付けて結索することにより、セール20を半張設状態に
張設する。
【0014】さらに、各々のブーム8に設けたアイスト
ラップ17Aに引張ロープ16の一端16aを結索し、
その他端16bを船体100の船尾側デッキ101上に
固定したシーブブロック18A及びブーム8の前後略中
央部に設けたシーブブロック18Bに掛け渡すととも
に、この引張ロープ16の他端16bのクリート17B
への巻付け長さを調整して、各々のブーム8の左右方向
の展開角度θの調整を行う。
【0015】この展開角度θを維持した状態で、各々の
ブーム8,8の後端8b,8b側間を規制ロープ19で
結索した後に、引張ロープ16の他端16bを各々のブ
ーム8のクリート17Bに結索すると同時に、この引張
ロープ16の締め付けによって、各々のブーム8を下方
に引っ張り、その引張力によってセール20の各々の分
岐セール21のリーチ部21bを緊張させることにより
組立てられるようになっている。
【0016】一方、このようにして組立てられた方向安
定制御装置は、非使用時、引上げロープ6の他端6aを
クリート7から解索し、引上げロープ6を弛めてガフ3
を下降させることにより、セール20を引き降ろすとと
もに、引張ロープ16の他端16bを各々のブーム8の
クリート17Bから解索し、展開状態の各々のブーム8
を畳み込む。また、方向安定制御装置を分解する場合に
は、上述した組立ての逆の手順で行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の船体の方向安定制御装置では、セール20
の各々の分岐セール21,21が、上辺部20a及びラ
フ部20bからフット部21a及びリーチ部21bを分
岐させてなる略四辺形状を有するとともに、各々のフッ
ト部21aがブーム8によって水平に吊支されて張設さ
れているばかりでなく、各々の分岐セール21のフット
部21a及びリーチ部21bが、通常、コンケーブ状の
曲線を呈することから、セール張設時、フット部21a
やリーチ部21bを安定した緊張状態に維持することが
できない。
【0018】しかも、セール20のラフ部20bが、緊
張ロープ13を介してマスト1から離間させて結索され
ているために、マスト1とセール20のラフ部20bと
の間に空隙が生じ、これによって、風によるフット部2
1aやリーチ部21bのバタ付きが激しくなり、セール
20の機能が低下し、船首の方向安定制御に必要な回転
力を効率良く得ることができない。
【0019】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、セールの機能を高め、船首の方向安定制御に必要
な回転力を効率良く得ることができるようにした船体の
方向安定制御装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の請求項1に記載の発明は、船体の船尾
側に設置される台座上に、トップ部が複数本のステーロ
ープにて緊張させて支持されるマストを装着して立設
し、該マストにセールのラフ部を装着するとともに、該
セールのラフ部から後方に向け二股状に分岐する左右一
対の分岐セールの各々のフット部を、左右方向に独立し
て展開回動可能な左右一対のブームにそれぞれ装着し
て、前記各々の分岐セールを緊張状態に維持させてなる
船体の方向安定制御装置において、前記各々の分岐セー
ルは、ラフ部を底辺としてフット部とリーチ部とで略二
等辺三角形状を呈する形態を有することを特徴とする。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記セールのラフ部をマストの上部か
ら差込み装着可能なポケット状に形成してなることを特
徴とする。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記各々のブームを台座上にそれぞれ
独立して脱着可能に差込み装着してなることを特徴とす
る。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1または
3に記載の発明において、前記各々のブームは、前記台
座上に脱着可能に差込み装着される回動軸部と、該回動
軸部から後方に向け一体に延びる旋回軸部とのほぼL字
形の形態を有するとともに、該旋回軸部を前記各々の分
岐セールの緊張状態におけるフット部の傾斜角度に応じ
た立上り角度を有することを特徴とする。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記台座上にブーム用ホルダ管体を設
け、該ホルダ管体に前記ビームの回動軸部のボトム部を
脱着可能に差込み装着してなることを特徴とする。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明において、前記ブーム用ホルダ管体の内
周側面に易滑性を持たせてなることを特徴とする。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項4,5ま
たは6に記載の発明において、前記ビームの回動軸部の
ボトム部に易滑性樹脂からなる軸受部材を設け、該軸受
部材に水抜き孔を貫通形成してなることを特徴とする。
【0027】すなわち、本発明による船体の方向安定制
御装置は、セールの各々の分岐セールが、ラフ部を底辺
としてフット部とリーチ部とで略二等辺三角形状を呈す
る形態を有するために、セール張設時、コンケーブ状の
曲線を呈するセールの各々の分岐セールのフット部やリ
ーチ部を安定した緊張状態に維持することが可能にな
る。これによって、風によるフット部やリーチ部のバタ
付きが防止され、セールの機能を高めるとともに、船首
の方向安定制御に必要な回転力を効率良く得ることが可
能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図13に示す図面を参照しながら詳細に説明する
と、図1から図3は本発明に係る船体の方向安定制御装
置30の全体構成を示す。この方向安定制御装置30
は、船体100の船尾側デッキ101上に設置される台
座40と、この台座40上に脱着可能に差込み装着され
て立設されるマスト50と、このマスト50と共に台座
40上に脱着可能に差込み装着される左右一対のブーム
60,60と、マスト50及びブーム60,60に装着
されるセール70とを備える。
【0029】台座40は、図4及び図5に示すように、
固定板41と回動板42とで構成され、固定板41は、
船体100の船尾側デッキ101上に埋設して固定した
固定ナット43Aに締結ボルト43Bを螺合させること
により固定されるようになっている。一方、回動板42
は、その前端部42aがヒンジ部材44を介して固定板
41に互いに連結され、図5に2点破線で示すように、
固定板41に対して前倒回動可能になっている。
【0030】これらの固定板41と回動板42とは、固
定板41に溶接して設けた固定ナット45Aに締結ボル
ト45Bを螺合させることにより一体的に締着されてい
るとともに、回動板42上には、マスト用ホルダ管体4
6と、左右一対のブーム用ホルダ管体47A,47Bが
溶接固定されていて、これらマスト用ホルダ管体46と
ブーム用ホルダ管体47A,47Bには、後述するマス
ト50を構成する棒状管体51のボトム部51bと、後
述するブーム60,60を構成する各々の回動軸部61
のボトム部61aがそれぞれ独立して脱着可能に差込み
装着されるようになっている。
【0031】マスト用ホルダ管体46の外側は、ステー
48にて補強されている一方、各々の管体46,47
A,47Bの内周側面にナイロン樹脂等の易滑性を有す
る素材からなるシート49をそれぞれ添設することによ
り、後述するマスト50及びブーム60,60の回転が
円滑になるように易滑性を持たせてなる構成を有してい
る。
【0032】マスト50は、図6に示すように、台座4
0のマスト用ホルダ管体46に脱着可能に差込み装着さ
れる円筒状の棒状管体51からなり、この棒状管体51
のトップ部51aには、例えばナイロン樹脂等の易滑性
を有する素材からなるヘッド部材52が嵌着されて、後
述するセール70を構成する各々の分岐セール71のポ
ケット状のラフ部72が差込み装着されるようになって
いる。ヘッド部材52の中心軸部には、軸孔53が貫通
形成され、その上部には、ワッシャ54A,ブッシュ5
4Bとワッシャ54Cとの間に挾持されたトップブラケ
ット55が配置されている。
【0033】このトップブラケット55は、図7に示す
ように、平面三角形状を有し、その各々の隅部に後述す
る3本のステーロープ31,32,33の各々の一端3
1a,32a,33aがそれぞれ結索される結索孔55
A,55B,55Cを開口させてなるとともに、その略
中央部には、挿通孔55Dが設けられている。
【0034】このトップブラケット55の挿通孔55D
には、その頭部56aに保護キャップ54Dが被冠され
た回転軸となる支軸56が挿入され、支軸56は、ヘッ
ド部材52の軸孔53に装着されている。棒状管体51
のボトム部51bには、ナイロン樹脂等の易滑性を有す
る軸受部材57が嵌着され、この軸受部材57には、水
抜き孔58が貫通形成されている。
【0035】なお、図2に示すように、符号59は、マ
スト50を構成する棒状管体51のボトム部51b側に
設けた結索治具としてのクリートである。このクリート
59には、棒状管体51に挿通させて差込み装着される
後述するセール70を構成する各々の分岐セール71の
タック部71Bが結索されて、セール70の緊張維持を
図るようになっている。
【0036】すなわち、マスト50は、棒状管体51の
ボトム部51b側を台座40のマスト用ホルダ管体46
内に脱着可能に差込み装着されて立設されるもので、そ
のトップ51a側に嵌着されたヘッド部材52の上部
に、ワッシャ54A,ブッシュ54B及びワッシャ54
Cと共にトップブラケット55を配置し、このトップブ
ラケット55にヘッド部材52の軸孔53に装着される
支軸56を挿入することにより組み付ける一方、トップ
ブラケット55の各々の結索孔55A,55B,55C
に3本のステーロープ31,32,33の一端31a,
32a,33aをそれぞれ結索する。
【0037】そして、トップブラケット55の前端中央
部の結索孔55Aに結索されたステーロープ31の他端
31bを、船体100の操舵室102の屋根などの固定
部に結索するとともに、その後端左右両側端部の結索孔
56B,56Cに結索されたステーロープ32,33の
他端32b,33bを、船体100のデッキ101また
は船縁103などの固定部にそれぞれ結索して緊張し、
これによって、棒状管体51をステーロープ31,3
2,33の3点支持による緊張力Fに抗して軸O−Oの
軸回り(図6の実線矢印方向)Yに支軸56を回転軸と
して軸回転可能に堅固に支持するようになっている。
【0038】この場合、棒状管体51のトップ51a及
びボトム部51bには、易滑性を有するヘッド部材52
及び軸受部材57が嵌着され、また、台座40のマスト
用ホルダ管体47A(47B)の内周側面にも易滑性シ
ート49が添設されているために、棒状管体51の回転
が円滑に行える。
【0039】左右一対の各々のブーム60は、図8に示
すように、台座40のブーム用ホルダ管体47A,47
B内に脱着可能に差込み装着される回動軸部61と、こ
の回動軸部61から後方に延びる旋回軸部62とのパイ
プ素材からなるL字型の形態を有する。回動軸部61の
ボトム部61aには、ナイロン樹脂等の易滑性を有する
軸受部材63が嵌着され、この軸受部材63には、水抜
き孔64が貫通形成されている。
【0040】一方、旋回軸部62は、後述するセール7
0を構成する各々の分岐セール71の緊張状態における
フット部73の傾斜に応じた立上り角度αで後方に向け
て回動軸部61から一体に延び、その後端62aには、
ロープ掛具65が設けられている。このロープ掛具65
には、後述する展開角度調整用ロープ35が挿通または
結索されるロープ挿通孔65Aと、後述するセール70
を構成する各々の分岐セール71のリュー部71Cに結
索して緊張させる締付けロープ37が挿通されるロープ
挿通孔65Bとがそれぞれ設けられている。
【0041】すなわち、各々のブーム60の回動軸部6
1は、台座40のブーム用ホルダ管体47A(47B)
内に回動自在に差込み装着され、各々のブーム60の旋
回軸部62を左右方向(図3の実線矢印方向X)に独立
して展開回動自在にしてなるもので、その旋回軸部62
には、引張ロープ34及び展開角度用調整ロープ35が
それぞれ掛け渡されている。
【0042】引張ロープ34は、その一端34aをブー
ム60の旋回軸部62の後端62a側に設けたアイスト
ラップ66Aに結索され、その他端34bを船体100
の船尾側デッキ101上にアイプレート66Bを介して
取り付けられたシーブブロック67A及び旋回軸部62
の前後略中央部に設けたシーブブロック67Bに掛け渡
されて、旋回軸部62の前端62b側に設けたクリート
68Aに巻き付けて結索されるようになっている。
【0043】調整ロープ35は、左右両ブーム60,6
0間に跨って掛け渡され、その一端35aは、図3に示
すように、一方側のブーム60の旋回軸部62の後端6
2aに設けたロープ掛具65のロープ挿通孔65Aに結
索されている。この調整ロープ35の他端35bは、他
方側のブーム60の旋回軸部62の後端62aに設けた
ロープ掛具65のロープ挿通孔65Aに挿通して、旋回
軸部62の前端62b側に設けたクリート68Bに巻き
付けて結索されるようになっている。
【0044】すなわち、各々の引張ロープ34及び調整
ロープ35は、それらの他端34b及び35bをクリー
ト68A,68Bから解索することにより、各々のブー
ム60,60の左右方向Xの展開回動を許容し、引張ロ
ープ34は、その長さ調整により、各々のブーム60の
旋回軸部62の左右方向Xの旋回角度γを展開角度θの
調整と共に調整可能になっている。一方、調整ロープ3
5は、引張ロープ34と共に展開角度θの調整を可能に
し、この調整後にその他端35bをクリート68Bに巻
き付けて結索することにより、所定の展開角度θを維持
するように規制可能になっている。
【0045】セール70は、図9から図11に示すよう
に、後方に向け二股状に分岐する左右一対の分岐セール
71,71を有する。これら各々の分岐セール71は、
ピーク部71Aとタック部71Bとの間のラフ部72
と、タック部71Bとリュー部71Cとの間のコンケー
ブ状の曲線をなすフット部73と、ピーク部71Aとリ
ュー部71Cとの間のコンケーブ状の曲線をなすリーチ
部74とで形成されているとともに、ラフ部72を底辺
としてフット部73とリーチ部74とで略二等辺三角形
状を呈する形態からなっている。
【0046】そして、図8に示すビーム60の旋回軸部
62の立上がり角αは、分岐セール71のフット部73
がなす水平面に対する傾斜角度βにほぼ一致するように
対応させて設定されるようになっている。
【0047】また、各々の分岐セール71のラフ部72
は共通して縫い合わされ、マスト50を構成する棒状管
体51の上部から差込み装着可能なポケット状に形成さ
れているとともに、その頂部72aには、トップブラケ
ット55の挿通孔55Dから挿入される支軸56が挿通
可能な挿通孔72Aが設けられている。
【0048】すなわち、セール70を構成する各々の分
岐セール71は、そのポケット状のラフ部72をマスト
50を構成する棒状管体51の上部から差込み装着し、
そのタック部71Bには、締付けロープ36の一端36
aが結索され、その他端36bをマスト50の下部に設
けたクリート59に巻き付け結索することにより、ラフ
部72を緊張させる。
【0049】一方、分岐セール71のリュー部71Cに
は、他の締付けロープ37の一端37aが結索され、そ
の他端37bをブーム60を構成する旋回軸部62の後
端62aに設けたロープ掛具65のロープ挿通孔65B
に挿通して旋回軸部62の前端62bに設けたクリート
68Cに巻き付け結索することにより、フット部73及
びリーチ部74をそれぞれ緊張させて、マスト50及び
ブーム60に張設されるようになっている。
【0050】次に、上記した本発明に係る方向安定制御
装置30の組立手順を説明する。まず、台座40の固定
板41を船体100の船尾側デッキ101上に埋設固定
した固定ナット43Aに締結ボルト43Bにより固定
し、さらに、固定板41の固定ナット45Aに締結ボル
ト45Bを螺合して回動板42を固定し、台座40をデ
ッキキ101上の所定位置に設置する。
【0051】一方、マスト50の棒状管体51に上部セ
ール70の各々の分岐セール71のラフ部72をトップ
部51a側から差込み装着し、そのトップ部51aの易
滑性ヘッド部材52の上部に、ワッシャ54A,ブッシ
ュ54Bとワッシャ54Cとの間に挾持されたトップブ
ラケット55を配置し、ヘッド部材52の上端面とワッ
シャ54Aとで分岐セール71のラフ部72の頂部72
aを挾持させる。
【0052】そして、トップブラケット55の挿通孔5
5Dから分岐セール71のラフ部72の頂部72aに開
口させた挿通孔72Aを介して支軸56を挿入し、この
支軸56をヘッド部材52の軸孔53に挿着することに
より組み付けるとともに、この組付け後のトップブラケ
ット55の各々の結索孔55A,55B,55Cにステ
ーロープ31,32,33の各々の一端31a,32
a,33aを結索した後に、このようなセール70が仮
張設状態のマスト50を台座40のマスト用ホルダ管体
46に差込み装着する。
【0053】次いで、マスト50の頂部のトップブラケ
ット55から垂れ下がった各々のステーロープ31,3
2,33の他端31b,32b,33bを船体100の
操舵室102の天井部やデッキ101または船縁103
などの固定部にそれぞれ結索して緊張し、これらステー
ロープ31,32,33の3点支持によって、マスト5
0を緊張力Fに抗して軸回転可能に堅固に支持して船体
100の船尾側デッキ101上に立設する。
【0054】このマスト50の立設後、台座40のブー
ム用ホルダ管体47A,47Bに各々のブーム60の回
動軸部61のボトム部61aを差込み装着し、これら各
々のブーム60の旋回軸部62に引張ロープ34及び展
開角度調整用ロープ35を掛け渡してクリート68A,
68Bにそれぞれ巻き付けて仮結索する。
【0055】一方、セール70の各々の分岐セール71
のタック部71Bとリュー部71Cとに締付けロープ3
6,37を結索し、クリート59,68Cに巻き付けて
それぞれ結索することにより、セール70の各々の分岐
セール71を緊張状態に本張設する。
【0056】このようなセール70の張設後、クリート
68A,68Bに仮結索された引張ロープ34及び調整
用ロープ35の各々の他端34b,35bを解索し、引
張ロープ34の長さ調整によって各々のブーム60の旋
回軸部62の左右方向Xの旋回角度γを調整しながら、
調整ロープ35の長さ調整と共に展開角度θを調整し
て、所望の展開角度θで引張ロープ34と調整ロープ3
5の他端34b,35bをクリート68A,68Bに巻
き付けて本結索することによって、各々のブーム60に
よるセール70の各々の分岐セール71,71の旋回角
度γ及び展開角度θを風の強さ、潮の流れの方向などに
応じて設定するようになっている。
【0057】また、方向安定制御装置30を分解するに
あたっては、上述した組立手順の逆手順で行われる。
【0058】図12は、非使用時のセール70の収納状
態を示すもので、このセール70の収納は、セール70
の各々の分岐セール71,71のリュー部71Cを締め
付ける締付けロープ37の他端37bをクリート68C
から解索した後、マスト50の棒状管体51を軸回り方
向Yに回転させ、これによって、立設状態を維持したま
まのマスト50にセール70を巻取り収納可能にしてな
るものである。
【0059】この場合、締付けロープ37の一端37a
を各々の分岐セール71,71のリュー部71Cにその
まま結索しておくことにより、巻取り後のセール70の
結束に利用することが可能になる。
【0060】図13は、セール70の巻取り収納後にお
けるマスト50の格納状態を示すもので、各々のステー
ロープ31,32,33の他端31b,32b,33b
を船体100の操舵室102の天井部やデッキ101ま
たは船縁103などの固定部から解索して緊張状態を開
放する。
【0061】次いで、台座40の締結ボルト45Bを固
定ナット45Aから取り外すことにより、回動板42の
前倒回動を可能にし、これによって、セール70が巻取
り収納状態のままのマスト50を船体100のデッキ1
01上に横倒し格納可能にしてなるものである。
【0062】なお、本発明は、上記した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を免脱しない範囲で
種々変更実施可能なことは云うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、請求項1に記載の発明において、船体の船尾側に設
置される台座上に、トップ部が複数本のステーロープに
て緊張させて支持されるマストを装着して立設し、該マ
ストにセールのラフ部を装着するとともに、該セールの
ラフ部から後方に向け二股状に分岐する左右一対の分岐
セールの各々のフット部を、左右方向に独立して展開回
動可能な左右一対のブームにそれぞれ装着して、前記各
々の分岐セールを緊張状態に維持させてなる船体の方向
安定制御装置において、前記各々の分岐セールは、ラフ
部を底辺としてフット部とリーチ部とで略二等辺三角形
状を呈する形態を有することから、セール張設時、コン
ケーブ状の曲線を呈するセールの各々の分岐セールのフ
ット部やリーチ部を安定した緊張状態に維持することが
できる。
【0064】請求項2に記載の発明は、前記セールのラ
フ部をマストの上部から差込み装着可能なポケット状に
形成してなることから、従前のように、マストとセール
のラフ部との間に空隙が生じることがないために、風に
よるセールのフット部やリーチ部のバタ付きを防止する
ことができ、これによって、セールの機能を高めること
ができるとともに、船首の方向安定制御に必要な回転力
を効率良く得ることができる。
【0065】請求項3に記載の発明は、前記各々のブー
ムを台座上にそれぞれ独立して脱着可能に差込み装着し
てなることから、各々のブームの組立・分解作業を容易
にかつ簡便に行うことができる。
【0066】請求項4に記載の発明は、前記各々のブー
ムが、前記台座上に脱着可能に差込み装着される回動軸
部と、該回動軸部から後方に向け一体に延びる旋回軸部
とのほぼL字形の形態を有するとともに、該旋回軸部を
前記各々の分岐セールの緊張状態におけるフット部の傾
斜角度に応じた立上り角度を有することから、各々のブ
ームの後端側をセールの各々の分岐セールのリュー部に
近接して配置することができ、セールのフット部やリー
チ部を安定して緊張させることができる。
【0067】請求項5に記載の発明は、前記台座上にブ
ーム用ホルダ管体を設け、該ホルダ管体に前記ビームの
回動軸部のボトム部を脱着可能に差込み装着してなるこ
とから、各々のブームの組立・分解作業を容易にかつ簡
便に行うことができる。
【0068】請求項6に記載の発明は、前記ブーム用ホ
ルダ管体の内周側面に易滑性を持たせてなることから、
各々のブームの.展開回動を円滑に行うことができる。
【0069】請求項7に記載の発明は、前記ビームの回
動軸部のボトム部に易滑性樹脂からなる軸受部材を設
け、該軸受部材に水抜き孔を貫通形成してなることか
ら、各々のブーム内への水溜りを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方向安定制御装置の船体への装
備状態の一実施形態を示す説明図。
【図2】 同じく方向安定制御装置の拡大側面図。
【図3】 同じく方向安定制御装置の拡大平面図。
【図4】 同じく台座の拡大説明図。
【図5】 図4のV−V線矢視方向から見た断面図。
【図6】 同じくマストの拡大要部断面図。
【図7】 同じくマストの平面図。
【図8】 同じくブームの一部拡大して示す側面図。
【図9】 同じくセールの拡大説明図。
【図10】 同じくセールの横断面図。
【図11】 図10のXI−XI線矢視方向から見た断
面図。
【図12】 同じくセールのマストへの巻取り収納状態
を示す説明図。
【図13】 同じくセールを巻取り収納したマストの前
倒し格納状態を示す説明図。
【図14】 従来の船体の方向安定制御装置の一例を示
す説明図。
【図15】 同じく従来の方向安定制御装置の側面図。
【符号の説明】
30 方向安定制御装置 31 ステーロープ 32 ステーロープ 33 ステーロープ 34 引張ロープ 35 展開角度調整用ロープ 36 締付けロープ 37 締付けロープ 40 台座 47A ビーム用ホルダ管体 47B ビーム用ホルダ管体 49 易滑性シート 50 マスト 55 トップブラケット 55A 結索孔 55B 結索孔 55C 結索孔 55D 挿通孔 60 ブーム 61 回動軸部 61a ボトム部 62 旋回軸部 63 易滑性軸受部材 64 水抜き孔 70 セール 71 分岐セール 71A ピーク部 71B タック部 71C リュー部 72 ラフ部 73 フット部 74 リーチ部 X 左右方向 α ブームの立上り角 β 分岐セールのフット部の傾斜角度 θ ブームの展開角

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体の船尾側に設置される台座上に、トッ
    プ部が複数本のステーロープにて緊張させて支持される
    マストを装着して立設し、該マストにセールのラフ部を
    装着するとともに、該セールのラフ部から後方に向け二
    股状に分岐する左右一対の分岐セールの各々のフット部
    を、左右方向に独立して展開回動可能な左右一対のブー
    ムにそれぞれ装着して、前記各々の分岐セールを緊張状
    態に維持させてなる船体の方向安定制御装置において、 前記各々の分岐セールは、ラフ部を底辺としてフット部
    とリーチ部とで略二等辺三角形状を呈する形態を有する
    ことを特徴とする船体の方向安定装置。
  2. 【請求項2】前記セールのラフ部をマストの上部から差
    込み装着可能なポケット状に形成してなることを特徴と
    する請求項1に記載の船体の方向安定装置。
  3. 【請求項3】前記各々のブームを台座上にそれぞれ独立
    して脱着可能に差込み装着してなることを特徴とする請
    求項1に記載の船体の方向安定装置。
  4. 【請求項4】前記各々のブームは、前記台座上に脱着可
    能に差込み装着される回動軸部と、該回動軸部から後方
    に向け一体に延びる旋回軸部とのほぼL字形の形態を有
    するとともに、該旋回軸部を前記各々の分岐セールの緊
    張状態におけるフット部の傾斜角度に応じた立上り角度
    を有することを特徴とする請求項1または3に記載の船
    体の方向安定装置。
  5. 【請求項5】前記台座上にブーム用ホルダ管体を設け、
    該ホルダ管体に前記ビームの回動軸部のボトム部を脱着
    可能に差込み装着してなることを特徴とする請求項4に
    記載の船体の方向安定制御装置。
  6. 【請求項6】前記ブーム用ホルダ管体の内周側面に易滑
    性を持たせてなることを特徴とする請求項4または5に
    記載の船体の方向安定制御装置。
  7. 【請求項7】前記ビームの回動軸部のボトム部に易滑性
    樹脂からなる軸受部材を設け、該軸受部材に水抜き孔を
    貫通形成してなることを特徴とする請求項4,5または
    6に記載の船体の方向安定制御装置。
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