JP2000126970A - 自動工具交換装置 - Google Patents

自動工具交換装置

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JP2000126970A
JP2000126970A JP10305610A JP30561098A JP2000126970A JP 2000126970 A JP2000126970 A JP 2000126970A JP 10305610 A JP10305610 A JP 10305610A JP 30561098 A JP30561098 A JP 30561098A JP 2000126970 A JP2000126970 A JP 2000126970A
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slide
compressed air
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JP10305610A
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Nagahiro Hirasaka
長博 平坂
Shinji Takeuchi
進二 竹内
Satoru Hasegawa
悟 長谷川
Futoshi Himi
太 氷見
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Sugino Machine Ltd
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Sugino Machine Ltd
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  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工部に切削流体等を供給する場合に切削流
体等をスピンドルに導入する導入口の設置位置の自由度
を大きくすることにより、容易に切削流体等をスピンド
ルに導入することができる自動工具交換装置を提供す
る。 【解決手段】 加工対象に応じ、ツールマガジン内の工
具とスピンドルの先端に取り付けた工具とを複合カム機
構によりアーム軸が回転及び前後進して交換する自動工
具交換装置において、スピンドルケーシング1内にスピ
ンドル2の回転駆動源であるビルトインモータ52を設
置し、スピンドル2に内蔵した摺動機構を形成する部材
に工具53に切削流体及び圧縮空気を供給するための貫
通孔を設け、工具53に供給する切削流体及び圧宿空気
をスピンドル2内に導入する際の導入口となるロータリ
ージョイント69を、スピンドル2の軸後端部に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械における
自動工具交換装置に関する。さらに詳しくは、工具の入
ったツールマガジンと、工具を把持して回転及び前進し
て加工するスピンドルと、複合カム機構により回転およ
び前後進するアームとを備え、ツールマガジン内の工具
とスピンドルの先端に取り付けられた工具とを加工対象
に応じて自動的に交換する自動工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動工具交換装置として、本出
願人は特願平9−122157号の自動工具交換装置を
提案している。かかる装置は図3に示すように、スピン
ドルケーシング1に内蔵され、工具を把持して回転及び
スピンドルケーシング1と共に前進して加工するスピン
ドル2と、交換用の複数の工具が入ったツールマガジン
3と、ツールマガジン3内の工具とスピンドル2の先端
に取り付けられた工具とを交換するアーム4を備えたア
ーム軸5と、アーム軸5及びスピンドル2内のドローロ
ッド6の駆動源となる複合カム機構7とから構成され
る。
【0003】スピンドル2を内蔵したスピンドルケーシ
ング1は、図示しない外部からの駆動力により図3に示
す位置である工具交換部位と、加工部位間を移動するこ
とができる。円筒形状のスピンドル2はベアリング等に
よりスピンドルケーシング1に回転自在に支持されてい
る。スピンドルケーシング1の後端部にはスピンドル2
の回転駆動源となるスピンドル用モータ8が設けられ、
スピンドル2とスピンドル用モータ8の出力軸9はカッ
プリング10を介して直結されている。また、スピンド
ル2の内部先端部には工具を開放又は把持するプルスタ
ッドコレット11が備えられており、このプルスタッド
コレット11は、スピンドル2内に摺動可能に設けられ
たドローロッド6に連結されている。従って、プルスタ
ッドコレット11はドローロッド6をスピンドル2の先
端方向へ押すことにより工具を開放し、ドローロッド6
の押圧力を解除してドローロッド6先端部に設けられた
スプリング12の反発力でドローロッド6が復動される
ことにより工具を把持する。
【0004】一方、ドローロッド6の後端部には受動ピ
ン13が設けられ、ドローロッド6はスピンドルケーシ
ング1に設けられた長穴14からこの受動ピン13が突
出するように配置されている。また、スピンドルケーシ
ング1の軸方向の中間部には複合カム機構7からの動力
をドローロッド6に伝えるアンクランプアーム15が設
けられている。アンクランプアーム15はアンクランプ
アーム軸16を支点に回転可能に設置され、上側の突片
17は後述するアンクランプリンク18の作動ローラ1
9が揺動する軌跡上に対向しており、下側の突片20は
スピンドルケーシング1内に突入し、受動ピン13に対
向している。
【0005】ツールマガジン3はスピンドルケーシング
1の上部に配置され、複合カム機構7を収納するカムケ
ーシング21に隣接している。このツールマガジン3は
複数のツールポット22を円周方向に等間隔に有し、ツ
ールマガジン用モータ23により回転し、一つのツール
ポット22が工具交換部位に至った時に傾倒するように
なっている。
【0006】後述する複合カム機構7により前後進及び
回転するアーム軸5の先端部には、両端にて工具を把持
することができるアーム4が固定されている。従って、
アーム4は工具の交換に適したタイミングで前進、回
転、後退の各作動を行うことができる。
【0007】アーム軸5及びスピンドル2内のドローロ
ッド6の駆動源となる複合カム機構7はスピンドルケー
シング1上部に配置されたカムケーシング21に収納さ
れている。この複合カム機構7は、アーム軸5を回転さ
せるローラギアカム24と、アーム軸5をスライドリン
ク25にて前進、後退させる溝カム(図示省略)と、受
動ピン13を介してドローロッド6を押すプレートカム
26とから構成される。また、カムケーシング21には
中間部が屈折したブーメラン状のアンクランプリンク1
8が支持ピン27を支点に回転可能に取り付けられてお
り、アンクランプリンク18の屈折した中間部にはプレ
ートカム26に従接するカムローラ28が設けられてい
る。カムローラ28は支持ピン27に備えた図示しない
スプリングによってプレートカム26に圧接されてお
り、また、アンクランプリンク18の下端部には作動ロ
ーラ19が設けられている。
【0008】以上の構成により、複合カム機構7の動力
がどのようにドローロッド6に伝わるかを以下に説明す
る。複合カム機構7が起動するとプレートカム26が回
転し、その回転に伴いカムローラ28が図中右側へ押さ
れるのでアンクランプリンク18の作動ローラ19が図
中右側へ押される。作動ローラ19が図中右側に押され
ると、アンクランプアーム15の上側の突片17が図中
右側に押されるため、アンクランプアーム15が図中時
計回りに回転する。そして、アンクランプアーム15が
回転すると下側の突片20が受動ピン13を押すのでド
ローロッド6はスプリング12に抗して前進し、その先
端に取り付けられているプルスタッドコレット11を開
放する。さらにプレートカム26を回転させると、アン
クランプリンク18は図中左側に揺動してアンクランプ
アーム15への押圧力が解除されるため、スプリング1
2の反発力でドローロッド6が復動し、プルスタッドコ
レット11は閉鎖する。
【0009】以上に示した特願平9−122157号の
自動工具交換装置では、次のように工具交換動作が行わ
れる。スピンドル2が加工を終え工具交換部位に位置す
ると、アーム軸5の回転に伴いアーム4がツールポット
22の工具とスピンドル2の先端の工具を保持し、アン
クランプリンク18とアンクランプアーム15の上述し
た揺動によりプルスタッドコレット11が開放され、そ
の後アーム4が前進、回転、後退してスピンドル2に取
り付けられていた工具がツールポット22に返され、ツ
ールポット22の工具がスピンドル2に差し込まれる。
【0010】この特願平9−122157号の自動工具
交換装置は、複合カム機構7によって揺動するアンクラ
ンプリンク18及びアンクランプアーム15を有し、ス
ピンドル2をスピンドル用モータ8の出力軸9に直結す
ることにより、スピンドルの惰性が小さくなり、また加
減速の切り換えが迅速に行われ、より正確な加工を実施
することができるという利点を有している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特願平
9−122157号の自動工具交換装置についても、工
具等に切削水を供給する場合に以下の点で改善の余地が
認められた。すなわち、特願平9−122157号の自
動工具交換装置は図3に示すように、スピンドル2の回
転駆動源となるスピンドル用モータ8がスピンドルケー
シング1の後端部に設けられているので、スピンドル2
の中心部及びスピンドル2に装着する工具の中心部を貫
通する通路を設け、この通路を介して加工部に切削流体
(クーラント)等を供給する場合に、切削流体等をスピ
ンドル2に導入する導入口をスピンドルケーシング1の
後端部に設けることができなかった。従って、高速回転
するスピンドル2にスピンドルケーシング1の側面部か
ら切削流体等を導入しなければならなかった。このよう
に、高速回転するスピンドル2にスピンドルケーシング
1の側面部から切削流体等を導入することは困難であ
り、また、高速回転するスピンドル2にスピンドルケー
シング1の側面部から切削流体等を導入しようとすれ
ば、切削流体等の導入部には複雑で高価な部品を配置せ
ざるを得なかった。
【0012】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
み、加工部に切削流体等を供給する場合に切削流体等を
スピンドルに導入する導入口の設置位置の自由度を大き
くすることにより、容易に切削流体等をスピンドルに導
入することができる自動工具交換装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
め提供する請求項1の発明は、加工対象に応じ、ツール
マガジン内の工具とスピンドルの先端に取り付けた工具
とを複合カム機構によりアーム軸が回転及び前後進して
交換する自動工具交換装置において、スピンドルケーシ
ング内にスピンドルの回転駆動源であるビルトインモー
タを設置し、スピンドルに内蔵した摺動機構を形成する
部材に、工具に切削流体及び圧縮空気を供給するための
貫通孔を設けてなることを特徴とする自動工具交換装置
である。
【0014】以上の構成とすることにより、スピンドル
の回転駆動源であるスピンドル用モータをスピンドルケ
ーシングの後端部に設ける必要がないため、切削流体等
をスピンドルに導入する導入口の設置位置の自由度を大
きくすることができ、容易に切削流体等をスピンドルに
導入することができる。加えて、スピンドルケーシング
内にスピンドルの回転駆動源であるビルトインモータを
設置したことにより、装置のスリム化を図ることができ
ると共にスピンドルの回転の偏心(ブレ)を減少させる
ことができる。
【0015】また、以上の課題を達成するため提供する
請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる自動工具交
換装置において、工具に供給する切削流体及び圧宿空気
をスピンドル内に導入する際の導入口となるロータリー
ジョイントを、スピンドルの軸後端部に設けたことを特
徴とする自動工具交換装置である。
【0016】かかる構成とすることにより、スピンドル
ケーシングの後端部から簡易な装置であるロータリージ
ョイントにてスピンドルの回転を維持しつつ容易に切削
流体等をスピンドルに導入することができる。
【0017】また、請求項1又は請求項2の発明にかか
る自動工具交換装置において、工具に供給する切削流体
及び圧縮空気の切り換えを行う制御バルブとして電磁弁
を設けてある。
【0018】かかる構成とすることにより、工具交換の
際等必要に応じて工具に供給する切削流体を圧縮空気に
切り換え、スピンドル内等に残留した切削流体を圧縮空
気にて排出することができる。さらに、主軸のテーパ部
における清掃にもこの圧縮空気が利用できる。
【0019】また、以上の課題を達成するため提供する
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明にかか
る自動工具交換装置において、摺動機構が、複合カム機
構の動力を摺動機構に伝達するアンクランプアームによ
り押圧前進されるスライドピンと、スライドピンに固定
されるスライドと、スライドに固定されるドローロッド
と、スピンドルの先端にて工具を把持するプルスタッド
コレットをドローロッドに固定するコレット取付部材と
から構成されてなることを特徴とする自動工具交換装置
である。
【0020】かかる構成とすることにより、スピンドル
の軸上に摺動機構を構成する部材を配置することができ
るため、ビルトインモータを装備してもスピンドルケー
シングのスリム化を図ることができ、かつ効率的に複合
カム機構の動力をプルスタッドコレットに伝えることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
1及び図2を参照して説明する。なお、本実施の形態に
かかる自動工具交換装置を説明するにあたり、図3に示
した特願平9−122157号の自動工具交換装置と名
称を同じくする部材は、同一符号を付して説明する。図
1は本実施の形態にかかる自動工具交換装置において、
工具を把持して加工するスピンドル部を主に表した正面
断面図である。ここで、本実施の形態にかかる自動工具
交換装置は図1に示すスピンドル部以外の部分の構成を
ほぼ図3に示した特願平9−122157号の自動工具
交換装置と同じくするので、スピンドル部以外の部分の
図示を省略している。
【0022】本実施の形態にかかる自動工具交換装置
は、図1に示すように、スピンドルケーシング1に内蔵
され、工具を把持して回転及びスピンドルケーシング1
と共に前進して加工するスピンドル2と、交換用の複数
の工具が入ったツールマガジン3(図示せず)と、ツー
ルマガジン3内の工具とスピンドル2の先端に取り付け
られた工具とを交換するアーム4を備えたアーム軸5
(図示せず)と、アーム軸5及びスピンドル2内のドロ
ーロッド6の駆動源となる複合カム機構7(図示せず)
とから構成される。
【0023】スピンドル2を内蔵したスピンドルケーシ
ング1は、図示しない外部からの駆動力により図1に示
す位置である工具交換部位と、加工部位間を移動するこ
とができる。円筒形状のスピンドル2は複数のベアリン
グ51によりスピンドルケーシング1に回転自在に支持
されている。スピンドルケーシング1内には、軸方向中
央部にスピンドル2の回転駆動源となるビルトインモー
タ52が設けられ、スピンドル2はこのビルトインモー
タ52の駆動力によりスピンドルケーシング1内で高速
回転する。
【0024】スピンドル2の内部先端部には工具53を
開放又は把持するプルスタッドコレット11が備えられ
ており、このプルスタッドコレット11は、スピンドル
2内に摺動可能に設けられたドローロッド6とコレット
取付部材54を介して連結されている。また、ドローロ
ッド6とスピンドル2との間の中空部にはスプリング
(皿バネ)12が設けられている。従って、プルスタッ
ドコレット11はドローロッド6をスピンドル2の先端
方向へ押すことにより工具を開放し、ドローロッド6の
押圧力を解除してスプリング12の反発力でドローロッ
ド6が復動されることにより工具を把持する。
【0025】一方、ドローロッド6の後端部にはスライ
ド55が固定されている。このスライド55部分の機構
を示す平面断面図である図2に示すように、スライド5
5の中央部には円柱状のスライドピン56が、スライド
55の長手方向とスライドピン56の長手方向が直角に
なるよう嵌入され、止めネジ57にて固定されている。
このスライドピン56はスピンドル2の表面に設けられ
た2つの長穴58からその先端部が突出するように配置
され、スピンドルケーシング1に設けられているアンク
ランプアーム15の下側の突片20はスライドピン56
に対向している。
【0026】以上説明したコレット取付部材54、ドロ
ーロッド6、スライド55、スライドピン56とで摺動
機構を構成する。この摺動機構は、アンクランプアーム
15の下側の突片20がスライドピン56を押圧するこ
とにより、一体となってスピンドル2内を前進する。ま
た、摺動機構を構成するコレット取付部材54、ドロー
ロッド6、スライド55、スライドピン56にはそれぞ
れ切削流体及び圧縮空気の通り道となる貫通孔59〜6
2が設けられ、摺動機構を構成する部材同士の固着は切
削流体及び圧縮空気が漏洩しないようネジ止め等で強固
に行われている。なお、工具53にも貫通孔63が設け
られており、工具53装着時には摺動機構と工具53と
の間で切削流体及び圧縮空気の漏洩が起こらないよう、
プルスタッドコレット11は工具53を強固に把持す
る。
【0027】スピンドル2の後端部には貫通孔64を有
するアダプタ65が設けられ、図2に示すように、アダ
プタ65の凸部66がスライド55の凹部67に挿入さ
れた状態でアダプタ65はスピンドル2に固定される。
アダプタ65の凸部66がスライド55の凹部67には
シールリング68が設けられ、スライド55が摺動して
もスライド55とアダプタ65との間で切削流体及び圧
縮空気の漏洩が起こらないようになっている。
【0028】また、アダプタ65の後端部にはロータリ
ージョイント69が取り付けられいる。このロータリー
ジョイント69はアダプタ65に対して固定され、スピ
ンドル2と共に回転する回転部70とスピンドルケーシ
ング1に対して固定される非回転部71とから構成され
る。ロータリージョイント69にも貫通孔が設けられて
おり、図示しない外部からの切削流体及び圧縮空気の供
給装置から、ロータリージョイント69、アダプタ65
を介して摺動機構に切削流体及び圧縮空気が供給され
る。
【0029】なお、前述したようにツールマガジン3、
アーム軸5、複合カム機構7の構成及び動作は、図3に
示した特願平9−122157号の自動工具交換装置と
ほぼ同じであるので説明を省略する。
【0030】以上に示した本実施の形態にかかる自動工
具交換装置では、次のように工具交換動作が行われる。
スピンドル2が加工を終え工具交換部位に位置すると、
アーム軸5の回転に伴いアーム4がツールポット22の
工具とスピンドル2の先端の工具を保持し、アンクラン
プリンク18とアンクランプアーム15の揺動によりプ
ルスタッドコレット11が開放され、その後アーム4が
前進、回転、後退してスピンドル2に取り付けられてい
た工具がツールポット22に返され、ツールポット22
の工具53がスピンドル2に差し込まれる。
【0031】また、加工時には図示しない切削流体及び
圧縮空気の供給装置から、ロータリージョイント69、
アダプタ65、摺動機構、工具53を通って切削流体が
供給され、加工部を潤滑、冷却する。さらに工具交換時
には供給する切削流体を圧縮空気に切り換えて同様に供
給し、摺動機構内等に残留している切削流体を排出して
クリーニングする。なお、上記切削流体と圧縮空気の切
り換えは、電磁弁等の制御バルブを装置本体に取り付け
ることにより、容易に行うことができる。
【0032】以上に示したように本実施の形態にかかる
自動工具交換装置は、スピンドルケーシング1内にスピ
ンドル2の回転駆動源であるビルトインモータ52を設
置し、スピンドル2に内蔵した摺動機構を構成するコレ
ット取付部材54、ドローロッド6、スライド55、ス
ライドピン56にそれぞれ切削流体及び圧縮空気の通り
道となる貫通孔59〜62を設け、工具53に供給する
切削流体及び圧宿空気をスピンドル2内に導入する際の
導入口となるロータリージョイント69をスピンドル2
の軸後端部に設けたことにより、スピンドルケーシング
1の後端部からスピンドル2の回転を維持しつつ容易に
切削流体等をスピンドル2に導入することができる。ま
た、装置のスリム化を図ることができると共にスピンド
ル2の回転の偏心(ブレ)を減少させることができる。
さらに、工具に供給する切削流体及び圧縮空気の切り換
えを行う電磁弁等の制御バルブを設けることにより、切
削流体と圧縮空気の切り換えを容易に行うことができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明による自動工具交換式加工装置
は、スピンドルケーシング内にスピンドルの回転駆動源
であるビルトインモータを設置し、スピンドルに内蔵し
た摺動機構を形成する部材に、工具に切削流体及び圧縮
空気を供給するための貫通孔を設け、工具に供給する切
削流体及び圧宿空気をスピンドル内に導入する際の導入
口となるロータリージョイントを、スピンドルの軸後端
部に設けたことにより、スピンドルケーシングの後端部
から容易に切削流体等をスピンドルに導入することがで
きる。
【0034】さらに、複合カム機構による工具交換を採
用しているためATCの高速化を維持しながら、スピン
ドルスルー方式による工具等への切削流体及び圧縮空気
の供給が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる自動工具交換装
置において、工具を把持して加工するスピンドル部を主
に表した正面断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかる自動工具交換装
置において、スライド部分の機構を示す平面断面図であ
る。
【図3】 特願平9−122157号の自動工具交換装
置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルケーシング 2 スピンドル 6 ドローロッド 11 プルスタッドコレット 15 アンクランプアーム 52 ビルトインモータ 54 コレット取付部材 55 スライド 56 スライドピン 65 アダプタ 69 ロータリージョイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 悟 富山県魚津市本江2410 株式会社スギノマ シン内 (72)発明者 氷見 太 富山県魚津市本江2410 株式会社スギノマ シン内 Fターム(参考) 3C002 FF03 FF04 3C011 EE09 3C032 AA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工対象に応じ、ツールマガジン内の工
    具とスピンドルの先端に取り付けた工具とを複合カム機
    構によりアーム軸が回転及び前後進して交換する自動工
    具交換装置において、スピンドルケーシング内にスピン
    ドルの回転駆動源であるビルトインモータを設置し、ス
    ピンドルに内蔵した摺動機構を形成する部材に、工具に
    切削流体及び圧縮空気を供給するための貫通孔を設けて
    なることを特徴とする自動工具交換装置。
  2. 【請求項2】 工具に供給する切削流体及び圧縮空気を
    スピンドル内に導入する際の導入口となるロータリージ
    ョイントを、スピンドルの軸後端部に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の自動工具交換装置。
  3. 【請求項3】 摺動機構が、複合カム機構の動力を摺動
    機構に伝達するアンクランプアームにより押圧前進され
    るスライドピンと、スライドピンに固定されるスライド
    と、スライドに固定されるドローロッドと、スピンドル
    の先端にて工具を把持するプルスタッドコレットをドロ
    ーロッドに固定するコレット取付部材とから構成されて
    なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自
    動工具交換装置。
JP10305610A 1998-10-27 1998-10-27 自動工具交換装置 Pending JP2000126970A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112809436A (zh) * 2021-01-22 2021-05-18 东莞市巨冈机械工业有限公司 一种卧式主轴打刀结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112809436A (zh) * 2021-01-22 2021-05-18 东莞市巨冈机械工业有限公司 一种卧式主轴打刀结构

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