JP2000126866A - 薄肉パイプの継手と溶接方法 - Google Patents

薄肉パイプの継手と溶接方法

Info

Publication number
JP2000126866A
JP2000126866A JP11241986A JP24198699A JP2000126866A JP 2000126866 A JP2000126866 A JP 2000126866A JP 11241986 A JP11241986 A JP 11241986A JP 24198699 A JP24198699 A JP 24198699A JP 2000126866 A JP2000126866 A JP 2000126866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
pipe
welding
thin
piping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11241986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Tsukuda
康正 佃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANYO ENJI KK
Sanyo Enji KK
Original Assignee
SANYO ENJI KK
Sanyo Enji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANYO ENJI KK, Sanyo Enji KK filed Critical SANYO ENJI KK
Priority to JP11241986A priority Critical patent/JP2000126866A/ja
Publication of JP2000126866A publication Critical patent/JP2000126866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [課題] 各種配管工事の施工で配管継手1と薄肉
パイプ2の溶接を可能にしてパッキンの劣化、腐食、破
損による気体、流体の漏れのない耐用年数の長い配管設
備と施工しやすく必要以上の肉厚パイプを使用しなくて
済む。配管工事を提供する事。 [解決手段] 配管の継手1の差込部に薄肉パイプ2を
差し込み、継手1には差込部入口付近に溶解代3を設け
て、継手1を薄肉パイプ2の溶接は継手1の溶解代3の
1部を電熱したタングステンで溶解させ、アルゴンガス
で被覆して溶解代3の1部を流して薄肉パイプ2に溶着
4させて溶接する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]本発明は各種配
管工事の配管継手と溶接方法に関するものである
【0002】[従来の技術]従来の配管工事で、特に肉
厚1.2mm以下の薄肉パイプは、配管継手との溶接で
の接続はパイプが溶接温度で溶けて穴があき不可能とさ
れ、薄肉パイプの接続は配管継手にパッキンを取り付け
圧着止め又はパッキンをナットでネジ込みして取り付け
る構造で、薄肉パイプの配管継手は価格が高い上に流体
漏れ防止のパッキンが年数がたつと劣化したり、化学物
質等で腐食したり、建物の伸縮により破損して液体及び
気体が配管から漏れるため、配管の耐用年数が短い。肉
厚1.2mm以上の薄肉パイプの配管継手との突合せ溶
接は高度の技術と時間を要する等の問題点があった。
又、従来の配管工事では、ネジ込型継手とパイプの接続
はパイプにネジ切りを要するため必要以上の厚肉パイプ
を使用している。薄肉パイプと継手との溶接接続ではパ
イプが溶けて穴があき溶接困難のため必要以上の厚肉パ
イプを使用している。差込型の配管継手とパイプの接続
は溶接棒を使用して溶接している等の問題点があった。
【0003】[発明が解決しようとする課題]本発明
は、配管工事において薄肉パイプの配管継手は価格が高
い上にパッキンを使用して圧着止め又はパッキンをナッ
トでネジ込みして液体及び気体が漏れない構造にしてい
るが、年数がたつとパッキンが劣化したり化学物質等で
腐食したり建物の伸縮により破損して流体及び気体が配
管から漏れるため配管の耐用年数が短い。薄肉パイプの
突合せ溶接は高度の技術と時間を要する等の問題点があ
る。又、ネジ込型継手とパイプ接続はパイプにネジ切り
を要するため、必要以上の肉厚パイプを使用している。
薄肉パイプと継手との溶接接続ではパイプが溶けて穴が
あき溶接困難のため必要以上の厚肉パイプを使用してい
る。又、差込型の配管継手とパイプの接続は溶接棒を使
って溶接しているので時間を要する等の問題点がある。
それらの問題点のすべてを解決して配管工事の施工がで
きる配管継手と溶接方法を提供することを目的としてい
る。
【0004】[課題を解決するための手段]上記目的を
達成するにはパッキンを使用の必要がない、薄肉パイプ
1と配管継手2を溶接接続することであり、溶接棒を使
用しないで溶接をすることである。図2により説明する
と配管の継手1に薄肉パイプ2を差込み、継手1には接
続部入口付近に溶解代3を設けてあり、薄肉パイプ2と
継手1の溶接は、継手1の溶解代3の1部を溶解して薄
肉パイプ2に損傷を与えないように流し、薄肉パイプ2
に溶着4させる溶接方法により解決する。配管継手1と
薄肉パイプ2を溶接棒を使用しないで溶接接続すること
を特徴とする。配管継手1と肉厚0.5mmの薄肉パイ
プ2を溶接接続可能にしたことで必要以上の厚肉パイプ
を使用しなくて済む。又、図3のように薄肉パイプ2と
配管継手の突合わせ溶接も可能である。尚、配管工事で
ユニオン、フランジ、のパッキンを必要とする個所はパ
ッキンのいらないGLフランジ、GLユニオンを使用す
ることで対応する。
【0005】[発明実施の形態] [実施例]以下実施例(噴霧システム)について[図
1]により説明する。ステンレス配管の継手1の差込部
に薄肉パイプ2(呼び径13、肉厚0.8)を差込み、
継手1の接続部入口付近には溶解代3を設けてあり薄肉
パイプ2と継ぎ手1の溶接は溶解代3の1部を電熱した
タングステンで薄肉パイプ2に損傷を与えないように溶
解させアルゴンガスで被覆して薄肉パイプ2が溶けない
ように流し、薄肉パイプ2に溶着4させて溶接する。溶
接后は溶接部分を酸洗いする。そして継手1のPTネジ
5の部分に噴霧ノズル6のネジ部にシールテープを巻い
て締め付けて、噴霧ノズル6を取り付ける。実施例の噴
霧システム(噴霧ノズル数270・面積2000m
は水圧30kg/cmの運転で稼働している。以上が
本発明の一実施例である。
【0006】この発明は次のような実施態様をとること
ができる。 1)継手はエルボ、ティー、カップリング、フランジ、
ユニオン、ヘルール、キャップ、片ネジニップル等配管
継手すべてに適用する。 2)パイプの肉厚は薄肉パイプに限定しない。 3)大口径パイプ及び各種ダクトとの継手取付にも適用
する。 4)配管工事以外のパイプの継手とパイプの溶接にも適
用する。 5)この継手、パイプの材質は限定しない。 6)パイプの形は限定しない。 7)溶接の種類は限定しない。 8)各種機械器具及び各種用具の薄肉板と各種継手部品
との溶接にも適用する。
【0007】[作用]配管工事で薄肉パイプ2と配管継
手1の接続は継手1の差込部に薄肉パイプ2を差込み継
手1には接続部入口付近に溶解代3を設けてあり継手1
の溶接代3の1部を電熱したタングステンで溶解させア
ルゴンガスで被覆して薄肉パイプ2に損傷を与えないよ
うに流し、薄肉パイプ2に溶着4させて溶接すること
で、溶接棒を使用しないで、すみ肉溶接ができる。又継
手1の溶解代3は電熱したタングステンの熱が継手1よ
り薄肉パイプ2に伝わり薄肉パイプ2が損傷しない厚さ
設定が必要である。又、[図2]の様に継手1に溶解代
3を段差を付けて区別することで配管及び溶接部の仕上
がりの美観が良い上に、パイプの厚さに応じた溶解代3
の厚さを設定する事ができるので、溶接の施工が容易に
できる。配管継手1のパイプ接続部付近に溶解代3を設
け、溶解代3の1部を溶解して薄肉パイプ2が溶けない
ように流し薄肉パイプ2に溶着4させる溶接方法で肉厚
0.5mmの薄肉パイプ2との溶接を可能にした本発明
の配管継手を提供することで必要以上の厚肉パイプを使
用しなくて済む。
【0008】[発明の効果] 1)不可能とされていた肉厚1.2mm〜肉厚0.5m
mの薄肉パイプと配管継手の溶接接続による配管工事を
本発明が可能にした。 2)薄肉パイプの接続にパッキンを使用しないのでパッ
キンの劣化、腐食、破損による気体及び液体の漏れの恐
れがない。 3)肉厚0.5mmまでの薄肉パイプと配管継手の溶接
接続が可能になり配管工事で必要以上の厚肉パイプを使
用しなくて済み、流量も多くとれる事と資源の節約にな
る。 4)溶接の自動化も容易にでき、格安のステンレス薄肉
パイプ及び本発明の配管継手を使用することで作業時間
が短縮し、配管工事のコストが大幅に下がる。 5)配管にパッキンを使用しないで耐用年数が長い配管
設備ができる。 6)従来の肉厚合網パイプ使用を格安のステンレス薄肉
パイプ使用に変えて施工することで清潔で耐用年数の長
い配管設備ができる。 7)薄肉パイプと差込型配管継手が溶接でき、施工も差
込型配管継手の利点、施工しやすい、溶接しやすい、現
場合わせが容易にできる、X線を取らなくてよいこと等
で工事の能率が上る。 8)薄肉パイプを使用することで軽量になり、サポート
及び配管の取付作業も容易にできる。 9)高度の溶接技術がなくても薄肉パイプの溶接、接続
ができる。 10)溶接棒を使わないで、パイプと差込継手のすみ肉
溶接ができる。 (溶接棒不要) 11)現場溶接で溶接棒を手で操作する必要がないので
溶接が速く安全に作業ができる。 12)溶接棒を使わないで薄肉パイプと配管継手の突合
わせ溶接(すみ肉溶接)ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例断面図(左部は溶接前、右部は溶接
後)
【図2】 差込用フルカップリングの断面図(左部は溶
接前、右部は溶接後)
【図3】 突合せ用フルカップリングの断面図(左部は
溶接前、右部は溶接後)
【符号の説明】
(1)… 継手 (2)… 薄肉パイプ (3)… 溶解代 (4)… 溶着 (5)… PTネジ (6)… 噴霧ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ接続部入口付近に溶解代を設け
    た配管継手
  2. 【請求項2】 溶解代を有する配管継手の溶解代の1
    部を電熱したタングステンで溶解させアルゴンガスで被
    覆して流しパイプに溶着させて溶接する溶接方法
JP11241986A 1998-08-21 1999-07-26 薄肉パイプの継手と溶接方法 Pending JP2000126866A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11241986A JP2000126866A (ja) 1998-08-21 1999-07-26 薄肉パイプの継手と溶接方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-274206 1998-08-21
JP27420698 1998-08-21
JP11241986A JP2000126866A (ja) 1998-08-21 1999-07-26 薄肉パイプの継手と溶接方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000126866A true JP2000126866A (ja) 2000-05-09

Family

ID=26535546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11241986A Pending JP2000126866A (ja) 1998-08-21 1999-07-26 薄肉パイプの継手と溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000126866A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102653042A (zh) * 2012-04-18 2012-09-05 徐州华恒机器人系统有限公司 套筒机器人焊接自动定位夹紧装备
WO2013062094A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 フタバ産業株式会社 薄肉部材と取付部材との溶接構造
CN114101954A (zh) * 2021-11-24 2022-03-01 上海航天设备制造总厂有限公司 一种用于细导管对接结构的小变形焊接方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013062094A1 (ja) * 2011-10-26 2013-05-02 フタバ産業株式会社 薄肉部材と取付部材との溶接構造
JP2013092120A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Futaba Industrial Co Ltd 薄肉部材と取付部材との溶接構造
CN102653042A (zh) * 2012-04-18 2012-09-05 徐州华恒机器人系统有限公司 套筒机器人焊接自动定位夹紧装备
CN114101954A (zh) * 2021-11-24 2022-03-01 上海航天设备制造总厂有限公司 一种用于细导管对接结构的小变形焊接方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5857717A (en) Plumbing device and method
JPS5989902A (ja) 損傷した原子力蒸気発生器管のスリ−ブ型補修
US2266611A (en) Connection for glass lined tanks
US20020038954A1 (en) Protected welded joint for fluid transport pipes and its manufacturing process
JP2000126866A (ja) 薄肉パイプの継手と溶接方法
JPH02502036A (ja) 溶接管継手
US6935361B2 (en) Pipe, piping system, radiant heating system, and kit
GB2159901A (en) Pipe joints
CN113953783B (zh) 一种冷箱内管道的洁净拆除和安装方法
JP4919152B2 (ja) 分岐継手、この分岐継手を用いた消雪スプリンクラ配管ユニット及び消雪パネルユニット
CN210154380U (zh) 一种套管换热器装配结构及空调器
GB1584451A (en) Repair of tube to tube-plate joints
CN218765655U (zh) 一种高温蒸汽管道温度测点装置
JP3962497B2 (ja) 炉心スプレイ系配管の交換方法
CN221735179U (zh) 一种用于小口径管内孔焊接的工装
JP2001133354A (ja) 配管の漏れ試験用治具
CN209458641U (zh) 一种润滑油系统冲洗接口
JP2024101072A (ja) 絶縁ねじ込み管継手
CN115464235A (zh) 一种高温蒸汽管道温度测点装置的组装焊接方法
JPS6357992A (ja) 伸縮継手
JPH07119885A (ja) 容器貫通配管の補修方法
JPH01113178A (ja) フロン用配管の接続方法
JPS61116193A (ja) 金属管の接続方法
RU2236628C1 (ru) Способ соединения труб, снабженных внутренней оболочкой
RU2122150C1 (ru) Способ противокоррозионной защиты внутренней поверхности сварных соединений труб