JP2000126382A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000126382A
JP2000126382A JP11347067A JP34706799A JP2000126382A JP 2000126382 A JP2000126382 A JP 2000126382A JP 11347067 A JP11347067 A JP 11347067A JP 34706799 A JP34706799 A JP 34706799A JP 2000126382 A JP2000126382 A JP 2000126382A
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Japan
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probability
symbol
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JP11347067A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確率向上期間中の可変表示装置の表示結果が
確率向上の原因である特別表示結果となったときに、確
率向上期間が延長されることにより遊技者に満足感を与
えることが可能な弾球遊技機を提供する。 【構成】 可変表示装置30の表示結果が予め定めた特
定表示結果となったときに特定遊技状態を生起せしめ且
つ特定表示結果のうちの予め定めた特別表示結果が表示
されたときに以後の特定表示結果の表示確率を向上させ
るものにおいて、確率向上期間中に可変表示装置30の
表示結果が確率向上の起因となる特別表示結果「7・7
・7」を表示したときには、確率向上期間を規制する値
が初期の設定値に更新されるので、結果的に確率向上期
間が延長されることになり、遊技者に満足感を与えるこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変表示装置の表示結
果が予め定めた特定表示結果となったときに特定遊技状
態となって遊技者に所定の遊技価値を付与する弾球遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、遊技盤の中央に設けられ
た可変表示装置(これを一般的に特別図柄表示装置とい
う場合がある)が予め定めた大当り表示結果となったと
きに、遊技状態が予め定めた特定遊技状態を生起せしめ
る弾球遊技機が多数市場に提供されていたが、これらの
弾球遊技機の中には、遊技者の興趣を引くため、複数種
類ある大当り表示結果のうち、特別に定めた特別大当り
表示結果によって特定遊技状態となったときには、以後
の可変表示装置の変動において表示結果が大当り表示結
果となる確率を向上せしめ、比較的短い間隔で特定遊技
状態が発生するようにしたものが提案されている。ただ
し、確率が向上する期間は、特定遊技状態が所定回数
(例えば、2回又は3回)発生するまでである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した弾
球遊技機においては、確率向上期間中の表示結果が再度
特別大当り表示結果となっても、それは単なる大当り表
示結果と処理されて所定回数のうちの1回と計数される
ので、確率向上期間が延長されず、損したような感情を
遊技者に与えるという問題があった。本発明は、上記し
た問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、確率向上期間中の可変表示装置の表示結果が確率向
上の原因である特別表示結果となったときに、確率向上
期間が延長されることにより遊技者に満足感を与えるこ
とが可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、可変表示装置の表示結果が
予め定めた特定表示結果となったときに特定遊技状態と
なって遊技者に所定の遊技価値を付与する弾球遊技機に
おいて、前記特定表示結果のうちの予め定められた特別
表示結果に基づいて前記特定遊技状態が生起されたこと
に起因して前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示
結果を表示する確率を所定回数の特定遊技状態が生起さ
れるまで向上する確率向上手段と、該確率向上手段によ
って向上された確率向上期間中に前記可変表示装置の表
示結果が特別表示結果を表示したときに、確率向上期間
を規制する前記所定回数の値を更新する確率向上回数更
新手段と、をさらに備えたことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】確率向上手段によって向上された確率向上期間
中に可変表示装置の表示結果が特別表示結果を表示した
ときに、確率向上回数更新手段が作動して確率向上期間
を規制する所定回数の値を更新する。更新の態様として
は、新たに初期の設定値に更新したり、あるいは残存回
数に初期の設定値を加算する更新をしたり、更には、予
め定めた所定値ずつ加算したりすれば良い。このよう
に、本発明においては、確率向上期間中に可変表示装置
の表示結果が確率向上の起因となる特別表示結果を表示
したときには、確率向上期間を規制する値が更新される
ので、結果的に確率向上期間が延長されることになり、
遊技者に満足感を与えることが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び第2図を参照して、実施
例に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊
技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1の正
面図であり、図2は、遊技盤1の背面図である。図にお
いて、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導する
ための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レー
ル2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊
技領域3のほぼ中央上部には、2つの可変表示部材3
5、38a〜38cを有する可変表示装置30が配置さ
れている。
【0007】可変表示装置30の2つの可変表示部材3
5、38a〜38cのうち、上部に設けられる普通図柄
用可変表示器35は、1個の7セグメントLEDで構成
され、後述する通過口21a,21bに打玉が通過した
ことに基づいて可変表示し、その表示結果が予め定めた
特定表示結果となったときに、後述する電動始動入賞口
6を一定時間開放するものである。また、下部に設けら
れる可変表示部材38a〜38cは、複数(3つ)の識
別情報(図柄)を表示することが可能な回転ドラム38
a〜38cで構成され、後述する始動口装置4の始動入
賞口5又は電動始動入賞口6に打玉が入賞したことに基
づいて可変表示し、その表示結果が予め定めた大当り図
柄の組合せ(特定表示結果)となったときに、特定遊技
状態となって、後述する可変入賞球装置10の開閉板1
1を所定の態様で開放駆動する。なお、可変表示装置3
0の詳細な構成については、後に詳述する。
【0008】上記した可変表示装置30の下方には、始
動口装置4が配置されている。この始動口装置4は、遊
技領域3を落下する打玉を単に受け止める始動入賞口5
と該始動入賞口5の下方でソレノイド7により開閉制御
される電動始動入賞口6とが一体的に形成されている。
下方の電動始動入賞口6は、前記したように普通図柄用
可変表示器35の表示結果が予め定めた特定表示結果と
なったときに一定時間(例えば、3秒)が経過するまで
又は所定個数(例えば、3個)の入賞玉が発生するまで
開放するもので、開放したときには、打玉が入賞し易く
なっている。また、始動入賞口5及び電動始動入賞口6
のいずれに入賞した入賞玉も遊技盤1の裏面に導かれて
図2に示す始動入賞玉検出器8、9によって検出される
ようになっている。
【0009】上記始動口装置4の下方には、可変入賞球
装置10が配置されている。この可変入賞球装置10に
は、そのほぼ中央に長方形状の開口を横置きにした入賞
領域が形成され、該入賞領域の前面をソレノイド12に
よって開閉制御される開閉板11が閉塞している。しか
して、ソレノイド12がONされたときには、開閉板1
1が開放して遊技領域3を落下する打玉を受け止めて入
賞領域に誘導するが、該入賞領域の内部が3つに区画さ
れ、その中央に特定入賞口(図示しない)が形成されて
いる。特定入賞口には、特定玉検出器13が臨み、該特
定玉検出器13の左右に開閉板11によって入賞領域に
入賞した入賞玉を検出する入賞玉検出器14a,14b
が設けられている。また、可変入賞球装置10には、開
閉板11の左右に通常の入賞口15a,15bが設けら
れると共に、開閉板11の内部及び入賞口15a,15
bの周囲には、特定遊技状態時に点灯又は点滅してその
旨を報知する飾りLED17〜19が設けられている。
更に、開閉板11の下方には、特定遊技状態となったと
きの開閉板11の開放回数と1回の開放中に受け入れら
れた入賞個数を兼用表示する数値表示器16が設けら
れ、該数値表示器16の周囲にも飾りLED20が設け
られている。
【0010】上記した可変表示装置30と始動口装置4
と可変入賞球装置10との関係について簡単に説明する
と、発射された打玉が始動入賞口5又は電動始動入賞口
6に入賞すると、可変表示装置30の回転ドラム38a
〜38cが可変表示を開始し、一定時間(例えば、6
秒)が経過すると順次停止する。そして、回転ドラム3
8a〜38cの停止時の識別情報の組合せが所定の大当
り図柄(例えば、7のゾロ目等)となったときに、特定
遊技状態となり、可変入賞球装置10の開閉板11を所
定期間(例えば、30秒経過するまで、あるいは10個
の入賞玉が発生するまで)開放するように設定され、そ
の開放している間遊技領域3を落下する打玉を入賞領域
内に受け入れるようになっている。そして、受け入れら
れた打玉が特定入賞口に設けられる特定玉検出器13を
ONさせると、継続権が成立して再度上記した開放状態
を繰り返し、開放状態中において特定玉検出器13がO
Nする毎に上記した開放状態を連続して最高16回繰り
返すことができるように設定されている。
【0011】遊技領域3には、上記した構成以外に、前
記可変表示装置30の左右に通過玉検出器22a,22
bを有する通過口21a,21bが配置されている。こ
の通過口21a,21bは、前記したように普通図柄用
可変表示器35の変動を許容するものである。また、可
変表示装置30の左右上部に風車ランプ23a,23b
が設けられ、可変入賞球装置10の左右上部に通常の入
賞口24a,24bが設けられている。この入賞口24
a,24bには、袖ランプ25a,25bが内蔵されて
いる。これらの風車ランプ23a,23b、袖ランプ2
5a,25bは、始動入賞時あるいは特定遊技状態時に
点灯あるいは点滅してその旨を遊技者に報知する。同様
の機能を有するものとして、遊技領域3の中央左右に設
けられるサイドランプ26a,26bと、誘導レール2
の外周に沿って設けられるレール飾りランプ27と、パ
チンコ遊技機の前面上部に設けられる遊技効果ランプ4
4(図示しない;ただし、図4のブロック図に表示)が
ある。更に、遊技領域3には、落下する打玉の流下速度
や方向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設けられる
と共に、遊技領域3の最下方には、上記したいずれの入
賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の後方に導か
れるアウト口28が設けられている。
【0012】また、パチンコ遊技機1の裏面には、図2
に示すように、その前面に遊技盤1の後面に導かれた入
賞玉を所定の径路に沿って誘導する入賞径路が形成され
た入賞玉集合カバー体29が止着されている。しかし
て、上記した入賞径路のうち、前記始動口装置4の始動
入賞口5及び電動始動入賞口6に入賞した入賞玉、及び
前記入賞口15a,15bに入賞した入賞玉を導く入賞
径路の末端には、誘導口29a〜29cが開設され、入
賞玉集合カバー体29の後面側に導かれるようになって
いる。そして、誘導口29a〜29cから排出された入
賞玉は、パチンコ遊技機の裏面に配置される機構板(図
示しない)に形成された第2入賞玉集合樋に集合せしめ
られて、相対的に少ない景品玉数(例えば、7個)を払
い出すようになっている。なお、その他の入賞口や入賞
領域に入賞した入賞玉は、入賞玉集合カバー体29の前
面側をそのまま落下して機構板に形成された第1入賞玉
集合樋に集合せしめられ、相対的に多い景品玉数(例え
ば、15個)を払い出すようになっている。
【0013】次に、前記した可変表示装置30の詳細な
構造について説明する。可変表示装置30は、遊技盤1
の表面に取り付けられる取付基板31を有し、その取付
基板31の上部に突設された障害枠33の上端中央に入
賞口32が形成され、該入賞口32の下方左右に飾り図
柄34と普通図柄用可変表示器35とが設けられ、その
飾り図柄34と普通図柄用可変表示器35との間に通過
記憶表示LED36が設けられ、飾り図柄34と普通図
柄用可変表示器35の下方に始動記憶表示LED37が
設けられ、飾り図柄34と普通図柄用可変表示器35の
左右を囲むように飾りLED43がそれぞれ設けられて
いる。通過記憶表示LED36及び始動記憶表示LED
37は、それぞれ通過口21a,21b及び始動入賞口
5、電動始動入賞口6を通過又は入賞した打玉数であっ
て普通図柄用可変表示器35及び回転ドラム38a〜3
8cを可変表示せしめる権利の留保数を表示するもので
ある。また、飾りLED43は、普通図柄用可変表示器
35及び回転ドラム38a〜38cの可変表示中や特定
遊技状態中に点滅又は点灯してその旨を報知するもので
ある。また、飾り図柄34は、7セグメントLEDで構
成され、常時0〜5の数字が変動して、大当り図柄が表
示されたときに、その変動を停止していずれかの数字を
表示する。しかして、その数字が遊技場において予め定
めた数値と一致した場合には、遊技場で用意された予め
定めたサービス、例えば、その特定遊技状態で獲得した
景品玉を使用して当該パチンコ遊技機1での遊技の継続
を認めるサービスを受けることができるものである。更
に、普通図柄用可変表示器35も7セグメントLEDで
構成され、打玉が通過口21a,21bを通過したとき
に、3→F→7→3→・・・と変動を開始し、所定の時
間(後述するように、高確率時と低確率時とでは変動時
間が異なる)の経過後停止し、その停止時の表示結果が
特定表示結果(本実施例の場合には、7)となったとき
には、当りと判定されて前記電動始動入賞口6を開放す
る。
【0014】また、可変表示装置30の下方には、複数
の回転ドラム38a〜38cが設けられている。この回
転ドラム38a〜38cが特定遊技状態の発生に直接的
に関係する特別図柄表示装置を構成するものである。ま
た、回転ドラム38a〜38cは、ステッピングモータ
39a〜39c(図示しない;ただし図4のブロック図
に表示)によって回転駆動されると共に、その外周面に
描かれた図柄(識別情報)を判定するために、ドラム位
置センサ40a〜40c(図示しない;ただし図4のブ
ロック図に表示)が内蔵されている。また、回転ドラム
38a〜38cに描かれる識別情報を浮かび上がらせる
ために、回転ドラム38a〜38cの裏面にドラムラン
プ42が設けられている。なお、各回転ドラム38a〜
38cに表示される図柄のうち、3つの図柄を遊技者が
視認できるようになっており、このそれぞれ3つの図柄
合計9個の図柄のうち、中央横ライン及び斜め(対角
線)ラインの合計3つのライン上に並んだ図柄によって
当りか否かが決定される。
【0015】ところで、回転ドラム38a〜38cの外
周面に描かれる図柄は、図3に示す図柄シール41a〜
41cを貼付することによって形成されている。図3
は、図柄シール41a〜41cの展開図である。本実施
例における図柄シール41a〜41cには、「7(CH
ANSE)」「7(赤)」「7(緑)」「BIG」「B
AR・BAR(二段表示)」「JP」の6種類の文字情
報と「▽」の12個の図形情報とが形成され、このう
ち、同一の文字情報及び「7(赤)・7(緑)・7
(赤)」「7(緑)・7(赤)・7(緑)」の8通りの
組合せが中央横当りラインと斜め当りラインとに表示さ
れた場合に特定遊技状態となる。つまり、特定遊技状態
となる態様は、全部で24通りとなる。なお、この24
通りの特定遊技状態のうち、「7(CHANSE)」及
び「BIG」で特定遊技状態となった場合には、回転ド
ラム38a〜38c及び普通図柄用可変表示器35が特
定表示結果を表示する確率が向上するようになってい
る。したがって、「7(CHANSE)」及び「BI
G」は、特別大当り図柄を構成することになる。
【0016】以上、可変入賞球装置10及び可変表示装
置30を含む遊技盤1の構成について説明してきたが、
遊技盤1に設けられるそれらの遊技装置は、図4に示す
遊技制御回路によって制御される。図4は、遊技制御回
路をブロック構成で示す回路図であり、MPU、RO
M、RAM、入出力回路を含む基本回路50によって制
御される。しかして、基本回路50は、高確率に継続さ
れた期間を制御するためのカウンタ51を含んでおり、
また、基本回路50には、スイッチ入力回路58を介し
て入賞玉検出器14a,14b、特定玉検出器13、始
動入賞玉検出器8、9、及び通過玉検出器22a,22
bからの検出信号が入力され、アドレスデコード回路5
2から基本回路50にチップセレクト信号が与えられ
る。また、電源投入時に初期リセット回路53から基本
回路50にリセット信号が与えられ、所定時間毎にクロ
ック用リセットパルス発生回路54から基本回路50に
定期リセット信号が与えられる。なお、スイッチ入力回
路58には、特別図柄表示装置である回転ドラム38a
〜38cが大当り図柄を表示する確率を変更設定する設
定スイッチ64を必要に応じて接続しても良い。図示の
設定スイッチ64は、3段階に設定可能となっており、
例えば、設定スイッチ64の設定値が「1」の場合に
は、低確率時における大当り図柄の表示確率が「1/2
24」に設定され、以下同様に設定値が「2」の場合に
は、「1/248」に設定され、設定値が「3」の場合
には、「1/272」が設定される。もちろん、高確率
時における確率も設定スイッチ64の設定値によって変
更しても良いし、あるいは普通図柄用可変表示器35の
低確率時及び高確率時の確率も設定スイッチ64の設定
値によって変更しても良い。
【0017】一方、基本回路50からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路55を介
してスピーカに音声信号が与えらる。また、セグメント
・LED回路56を介して数値表示器16、飾り図柄3
4、普通図柄用可変表示器35、通過記憶表示LED3
6、始動記憶表示LED37、及び飾りLED43、1
7〜20に表示制御信号が与えられる。また、ランプ・
ソレノイド・大当り情報回路57を介して大当り情報が
外部に導出され、ソレノイド7、12が駆動され、ラン
プ類23a,23b、25a,25b、26a,26
b、27、44が点灯駆動される。また、前記した回転
ドラム38a〜38cは、専用の基本回路59によって
制御されるが、この基本回路59に基本回路51から制
御信号が与えられる。しかして、基本回路59からは、
ドラムランプ回路60を介してドラムランプ42が駆動
信号が与えられ、モータドライブ回路62を介してステ
ッピングモータに駆動信号が送られる。また、回転ドラ
ム38a〜38cに内蔵されるドラム位置センサ40a
〜40cからは、センサ入力回路62を介して基本回路
59及び基本回路51に入力信号が送られる。なお、上
記した装置や回路には、電源回路63から各種の電圧を
有する電力が供給されている。
【0018】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図5乃至図15に示すタイムチャート及び説
明図を参照して説明する。まず、図5乃至図8を参照し
て、普通図柄用可変表示器35の動作について説明す
る。図5は、通過口21a,21bへの打玉の通過に基
づく普通図柄用可変表示器35の動作を示すタイムチャ
ートであり、図6は、打玉が通過口21a,21bを通
過したときに決定される当り図柄の選択方法を説明する
説明図である。図において、通過口21a,21bに打
玉が通過して通過玉検出器22a,22bをONさせ、
通過信号T1が導出されると、その通過信号T1の立ち
上がり時にランダム4から1つの値が抽出される。ラン
ダム4は、図6に示すように、当り図柄か否かを決定す
るためのランダム数であり、電源投入後「0〜14」の
15通りの数値が刻々と変動している。また、通過信号
T1導出後、0.002秒経過したときに格納したラン
ダム4の値を読み出すと共にランダム4の読み出した値
が当りでない時にランダム5から1つの値が抽出され
る。このランダム5は、図6に示すように、0と1とを
刻々とが変化するものであり、0が抽出されたときに
は、停止時の普通図柄用可変表示器35に「3」が表示
され、1が抽出されたときには、「F」が表示されるよ
うになっている。
【0019】しかして、ランダム4から抽出された数値
が例えば、「1」であるときには、当りと判断され、特
定表示結果である「7」が普通図柄用可変表示器35に
表示される。一方、ランダム4から抽出された数値が上
記以外のときには、外れと判断され、その時抽出された
ランダム5の値に対応する上記した図柄が普通図柄用可
変表示器35に表示される。上記した当り外れの決定
は、通常の確率時(以下、低確率時という)であって、
後述するように、確率の変更が行われたとき(以下、高
確率時という)には、ランダム4から抽出された値が
「1〜10」のいずれかの値であるときに、当りと判断
されるようになっている。したがって、低確率時におけ
る当りとなる確率は、1/15であるのに対し、高確率
時における当りとなる確率は、10/15となって、1
0倍に変更されたことになる。なお、高確率時における
倍数を前記した設定スイッチ64等(別のスイッチを設
けても良い)で任意の値に調節できるようにしても良
い。
【0020】上記したように、通過信号T1の導出時
に、普通図柄用可変表示器35に表示される図柄が当り
か否かが決定されると共に、停止時に表示される図柄も
決定され、それらの決定が終了した後(本実施例におい
ては、通過信号T1導出後0.002秒経過後)、普通
図柄用可変表示器35の変動が開始される。しかして、
低確率時における変動時間は、相対的に長く設定され
(25.000秒)、高確率時における変動時間は、相
対的に短く設定(7.000秒)されている。これは、
高確率時に当りを早めに出して、電動始動入賞口6を開
放して始動入賞玉を多く発生させ、もって回転ドラム3
8a〜38cの回転を連続的に行わせるようにしたもの
であり、高確率時における遊技者の興味を引き付けるた
めである。
【0021】上記のようにして普通図柄用可変表示器3
5が変動表示を停止した以降の遊技が図7及び図8に示
される。図7は、停止図柄が当りとなった場合の電動始
動入賞口6の動作を示すタイムチャートであり、図8
は、停止図柄が外れとなった場合の電動始動入賞口6の
動作を示すタイムチャートである。そこで、先に図8を
参照して、外れの場合について説明すると、普通図柄用
可変表示器35の変動表示が停止した後、一定時間
(1.000秒)が経過した時点から微少時間(0.0
02秒)が経過すると、通過記憶がある場合には、再
度、普通図柄用可変表示器35が変動を開始する。
【0022】次に図7を参照して、当りの場合について
説明すると、普通図柄用可変表示器35の変動表示が停
止した後、一定時間(0.500秒)が経過すると、電
動始動入賞口6が一定時間(3.000秒)が経過する
まで開放される。ただし、この開放中に3個の入賞玉が
受け入れられたときには、その一定時間が経過する前で
あっても開放を中止する。そして、電動始動入賞口6の
開放を終了した後、微少時間(0.002秒)が経過す
ると、通過記憶がある場合には、再度、普通図柄用可変
表示器35が変動を開始する。
【0023】上記のようにして開放された電動始動入賞
口6に打玉が入賞すると、回転ドラム38a〜38cが
回転開始するが、その動作を図9及び図10を参照して
説明する。図9は、始動入賞口5及び電動始動入賞口6
に打玉が入賞したときの回転ドラム38a〜38cの可
変表示制御を示すタイムチャートである。図10は、打
玉が始動入賞口5及び電動始動入賞口6に入賞したとき
に決定される大当り図柄の選択方法を説明する説明図で
ある。ただし、この図10は、前記設定スイッチ64が
設けられている場合には、その設定値が「2」である場
合を示している。図において、始動入賞口5及び電動始
動入賞口6に打玉が入賞して始動入賞玉検出器8、9を
ONさせ、始動信号S1が導出されると、その始動信号
S1の立ち上がり時にランダム1及びランダム2又はラ
ンダム3からそれぞれ1つの値が抽出される。ランダム
1は、図10に示すように、大当り図柄か否かを決定す
るためのランダム数であり、電源投入後「0〜247」
の248通りの数値が刻々と変動しており、ランダム2
は、大当り図柄の配列パターンを決定するためのランダ
ム数であり、電源投入後「0〜23」の24通りの数値
が刻々と変動しており、ランダム3は、外れ図柄の表示
パターンを決定するためのランダム数であり、電源投入
後「0〜5831」の5832通りの数値が刻々と変動
している。また、始動信号S1導出後、0.130秒経
過したときにランダム1に格納された値を読み出し、更
に、0.132秒経過したときに格納したランダム2及
び3の値を読み出すと共にランダム6から1つの値が抽
出される。このランダム6は、前記飾り図柄34に表示
される図柄を決定するためのランダム数であり、直接遊
技内容に関係するものではない。
【0024】しかして、ランダム1から抽出された数値
が例えば、「128」であるときには、大当りと判断さ
れ、その時抽出されたランダム2の値に対応した図柄配
列パターンが回転ドラム38a〜38cに表示される。
一方、ランダム1から抽出された数値が上記以外のとき
には、外れと判断され、その時抽出されたランダム3の
値に対応する図柄配列パターンが回転ドラム38a〜3
8cに表示される。ただし、偶然大当り図柄と一致した
場合には、ランダム3に「1」を加算して、外れ図柄に
して表示するようになっている。上記した大当り外れの
決定は、通常の確率時(以下、低確率時という)であっ
て、後述するように、確率の変更が行われたとき(以
下、高確率時という)には、ランダム1から抽出された
値が「128〜137」のいずれかの値であるときに、
大当りと判断されるようになっている。したがって、低
確率時における大当りとなる確率は、1/248である
のに対し、高確率時における大当りとなる確率は、10
/248となって、10倍に変更されたことになる。な
お、高確率時における倍数を前記した設定スイッチ64
等(別のスイッチを設けても良い)で任意の値に変更調
節できるようにしても良い。
【0025】上記したように、始動信号S1の導出時
に、回転ドラム38a〜38cに表示される図柄が当り
か否かが決定されると共に、停止時に表示される図柄も
決定され、それらの決定が終了した後(本実施例におい
ては、始動信号S1導出後0.156秒〜0.164秒
経過後)、回転ドラム38a〜38cの変動が僅かな時
間差を置いて開始される。しかして、左回転ドラム38
aの変動表示においては、基本時間(5.100秒)の
間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時間が経
過すると、1図柄分の変動時間が経過したときに停止さ
れる。同様に右回転ドラム38cの変動表示において
は、上記と同じ基本時間(5.100秒)の間、所定の
変動速度に設定されて変動し、基本時間が経過すると、
6図柄分の変動時間が経過したときに停止される。
【0026】一方、中央回転ドラム38bの変動表示に
おいては、既に停止した回転ドラム38a,38cに表
示される当りライン上の停止図柄が大当り図柄でないと
き(リーチ状態でないとき)と、大当り図柄であるとき
(リーチ状態のとき)とでは、異なる態様で変動表示さ
れる。そこで、まずリーチ状態でないときの変動表示に
ついて説明すると、上記と同じ基本時間(5.100
秒)の間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時
間が経過すると、11図柄分の変動時間が経過したとき
に停止される。
【0027】次に、リーチ状態のときの変動表示につい
て説明する。上記と同じ基本時間(5.100秒)の
間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時間が経
過すると、49〜66図柄分の変動時間が経過したとき
に停止される。ただし、この49〜66図柄分の変動速
度は、ややゆっくりとした変動速度に設定されている。
【0028】上記のようにして回転ドラム38a〜38
cが変動表示を停止した以降の遊技が図11乃至図13
に示される。図11は、可変入賞球装置10の開放動作
の終了後、始動記憶がある場合の回転ドラム38a〜3
8cの変動を示すタイムチャートであり、図12は、停
止図柄が大当りとなった場合の可変入賞球装置10の動
作を示すタイムチャートであり、図13は、停止図柄が
外れとなった場合の可変入賞球装置10の動作を示すタ
イムチャートである。そこで、先に図13を参照して、
外れの場合について説明すると、3つの回転ドラム38
a〜38cのうち、最後に変動停止する回転ドラム38
bの変動表示が停止した後、一定時間(1.200秒)
が経過した時点でランダム1に格納された値を読み出
し、更に、1.202秒経過したときに格納したランダ
ム2及び3の値を読み出すと共にランダム6から1つの
値が抽出される。そして、その後、0.156秒又は
0.164秒経過した後に、まず左回転ドラム38aが
変動を開始し、僅かに遅れて中回転ドラム38bが変動
を開始し、更に図示しないが右回転ドラム38cも僅か
に遅れて変動を開始する。
【0029】次に図12を参照して、大当りの場合につ
いて説明すると、3つの回転ドラム38a〜38cの変
動表示が停止した後、一定時間(5.650秒)が経過
した後、可変入賞球装置10が比較的長い時間(29.
500秒)開放される。ただし、この一定時間が経過す
る前に入賞玉数が10個となったときには、その時点で
閉じられる。そして、この開放が終了した後、一定時間
(2.000秒)が役物連続作動装置作動有効時間とし
て設定され、可変入賞球装置10の開放が終了した後に
開閉板11に受け入れられた入賞玉が特定玉検出器13
をONさせたときもこれを有効と認め、継続権を発生さ
せるようにしている。しかして、継続権が発生している
ときには、役物連続作動装置作動有効時間が経過する
と、再度可変入賞球装置10が開放制御される。
【0030】ところで、回転ドラム38a〜38cの停
止時に表示される図柄が大当り図柄の組合せとなる態様
は、当りラインを考慮にいれた場合には前記したように
24通り(当りラインを考慮にいれない場合には、8通
り)あるが、そのうち、「7(CHANSE)」及び
「BIG」の特別大当り図柄で特定遊技状態となった場
合(どの当りラインでもよい)には、普通図柄用可変表
示器35及び回転ドラム38a〜38cが特定表示結果
を表示する確率が向上するよう制御される。この点につ
いて図14を参照して説明する。
【0031】図14は、普通図柄用可変表示器35及び
回転ドラム38a〜38cにおける確率向上制御におけ
るフロー図を示す。図において、ステップ10で始動入
賞口5,6に打玉が入賞して始動入賞玉検出器8,9が
ONしたか否かが判別され、ONしない場合には、元に
戻り、ONした場合には、ステップ20に進んで回転ド
ラム38a〜38cの変動・停止制御が行われる。続い
てステップ30で停止時の図柄の当りライン上の図柄の
組合せが大当り図柄の組合せであるか否かが判別され、
その組合せでない場合には、最初のステップに戻り、大
当り図柄の組合せであるときには、ステップ40に進
む。
【0032】ステップ40においては、大当り図柄の組
合せが特別の特別大当り図柄である「7(チャンス)」
であるか否かが判別され、「7(チャンス)」であれ
ば、ステップ50に進んで変動カウンタの値が「2」に
設定され、その後、後述するステップ80に進む。一
方、ステップ40で「7(チャンス)」でないと判別さ
れたときには、ステップ60において、大当り図柄の組
合せがもう1つの特別大当り図柄である「BIG」であ
るか否かが判別され、「BIG」であれば、ステップ7
0に進んで変動カウンタの値が「1」に設定され、その
後、後述するステップ80に進む。このステップ50、
及び70における変動カウンタは、確率向上期間を規制
する回数をカウントするものである。
【0033】上記した各処理が終了した後、ステップ8
0においては、普通図柄用及び特別図柄用の確率値を低
確率に設定し、その後、ステップ90で大当り処理が実
行され、その大当り処理が終了したか否かがステップ1
00で判別される。ステップ100で大当り処理が終了
したと判別されたときには、ステップ110で変動カウ
ンタの値が「0」か否かが判別される。変動カウンタの
値が「0」であるときには、確率向上期間ではないの
で、最初のステップに戻るが、変動カウンタの値が
「0」でないときには、確率向上期間であるため、まず
ステップ120で変動カウンタの値から1を減算し、次
にステップ130で普通図柄用及び特別図柄用の確率値
を高確率に設定して最初のステップに戻る。しかして、
高確率時における回転ドラム38a〜38cの変動の結
果、再度特別大当り図柄が表示された場合には、ステッ
プ50、70でそれまでの変動カウンタの値に関係な
く、変動カウンタの値が予め定められた初期設定値に設
定更新されるので、結果的に確率向上期間が延長される
ことになる。
【0034】なお、上記した制御動作においては、ステ
ップ40において「7(チャンス)」が表示されたとき
に無条件でステップ50の更新処理を行うものを示した
が、図14の破線で示すように、ステップ40とステッ
プ50の間にステップ45を設け、該ステップ45で変
動カウンタの値が「0」であると判別されたときのみに
更新処理を行うようにしても良い。即ち、変動カウンタ
の値が「0」というときは、確率向上していないときの
「0」である場合と、確率向上しているときの「0」で
ある場合とがあり、後者の場合、確率向上期間中の最後
の特定遊技状態であることを意味し、この最後の特定遊
技状態の発生が「7(チャンス)」という特別大当り図
柄によって生起されたときのみに変動カウンタの値を初
期設定値に設定更新するようにしてもよい。従来の場合
には、この確率向上期間中における変動カウンタ「0」
の場合に更新できなかったが、これを更新可能とするこ
とにより、従来よりはるかに遊技者の満足感を得ること
ができ、遊技者の興趣を引き付けるものである。
【0035】また、上記した制御動作においては、更新
の態様として変動カウンタの値を初期設定値に更新設定
するものを示したが、変動カウンタの残存値に初期設定
値又は任意の数値(例えば、1)を加算する加算更新設
定態様でも良い。この場合に加算結果が所定値を越えな
いようにしても良いし、あるいはそのような所定値を設
定しなくても良い。また、上記した実施例においては、
特別大当り図柄として、所定の図柄を設定したが、通常
の大当り図柄が特別に定めた当りライン上に揃った場
合、通常の大当り図柄が複数の当りライン上で同時に揃
った場合、特別大当り図柄が特別に定めた当りライン上
に揃った場合、及び大当り後に変動する変動表示手段
(可変表示器や疑似テレビゲーム)の表示結果が予め定
めた表示結果となった場合、等を特別表示結果としても
良い。更に、上記した実施例では、普通図柄と特別図柄
とが同じ条件の成立によって同時に確率変動されるもの
を示したが、それぞれ異なる条件で確率変動されるもの
でも良い。
【0036】また、上記した実施例では、弾球遊技機と
して、パチンコ遊技機を示したが、いわゆるアレンジ式
パチンコ遊技機であっても良い。また、上記した実施例
では、普通図柄可変表示装置に対応する電動始動入賞口
6が特定遊技状態の発生に関連する機能を有するものと
したが、普通図柄可変表示装置に対応する可変入賞球装
置が特定遊技状態の発生に全く関連しないものとしたと
きに本実施例とほぼ同様の制御を行うことにより、高確
率が継続されている間、可変入賞球装置の開放が頻繁に
行われるので、より多くの出玉を得ることができ、本実
施例とは異なる意味で遊技者の興趣を引き付けることが
できる遊技内容とすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、確率向上期間中に可変表示装置
の表示結果が確率向上の起因となる特別表示結果を表示
したときには、確率向上期間を規制する値が更新される
ので、結果的に確率向上期間が延長されることになり、
遊技者に満足感を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機の遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】遊技盤に設けられる可変表示装置の回転ドラム
に貼付される図柄シールの展開図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】通過口への打玉の通過に基づく普通図柄用可変
表示器3動作を示すタイムチャートである。
【図6】打玉が通過口を通過したときに決定される当り
図柄の選択方法を説明する説明図である。
【図7】停止図柄が当りとなった場合の電動始動入賞口
の動作を示すタイムチャートである。
【図8】停止図柄が外れとなった場合の電動始動入賞口
の動作を示すタイムチャートである。
【図9】始動入賞口及び電動始動入賞口に打玉が入賞し
たときの回転ドラムの可変表示制御を示すタイムチャー
トである。
【図10】打玉が始動入賞口及び電動始動入賞口に入賞
したときに決定される大当り図柄の選択方法を説明する
説明図である。
【図11】可変入賞球装置の開放動作の終了後、始動記
憶がある場合の回転ドラムの変動を示すタイムチャート
である。
【図12】停止図柄が大当りとなった場合の可変入賞球
装置の動作を示すタイムチャートである。
【図13】停止図柄が外れとなった場合の可変入賞球装
置の動作を示すタイムチャートである。
【図14】普通図柄及び特別図柄に特定表示結果が表示
される確率の向上制御を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 6 電動始動入賞口(可変入賞球装置) 35 普通図柄用可変表示器(可変表示装置) 38a〜38c 回転ドラム 50 基本回路(確率向上手段と確率向上回数更新手段
とを含む)
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月28日(1999.12.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弾球遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技装置の動作により
所定の結果が得られたことを条件として遊技者に所定の
遊技価値を付与する特定遊技状態となり、その特定遊技
状態となったことに起因してその後の特定遊技状態の生
起確率を向上する生起確率向上遊技状態を出現すること
が可能な弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、遊技盤の中央に設けられ
た可変表示装置(これを一般的に特別図柄表示装置とい
う場合がある)が予め定めた大当り表示結果となったと
きに、遊技状態が予め定めた特定遊技状態を生起せしめ
る弾球遊技機が多数市場に提供されていたが、これらの
弾球遊技機の中には、遊技者の興趣を引くため、複数種
類ある大当り表示結果のうち、特別に定めた特別大当り
表示結果によって特定遊技状態となったときには、以後
の可変表示装置の変動において表示結果が大当り表示結
果となる確率を向上せしめ、比較的短い間隔で特定遊技
状態が発生するようにしたものが提案されている。ただ
し、確率が向上する期間は、特定遊技状態が所定回数
(例えば、2回又は3回)発生するまでである。また、
上記のような弾球遊技機においては、可変表示装置の可
変表示を起動するための始動入賞口に電動始動入賞口を
使用し、この電動始動入賞口を可変表示器(普通図柄用
可変表示器と言われている)の表示結果が当りとなった
ときに開放するように構成し、その開放中に始動入賞口
に多数の打玉を入賞させる機会を与えて、可変表示装置
の可変回数を増大させるものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した弾
球遊技機においては、確率向上期間中であっても確率向
上期間中でなくても普通図柄用可変表示器の変動時間が
相対的に長く設定された一定時間であるため、電動始動
入賞口を開放させる間隔が長くなり、確率が向上してい
ても多くの始動入賞を発生させることができず、遊技者
の興趣を引き付けることができないという問題があっ
た。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、確率向上期間中と確率向上期
間中でないときの普通図柄用可変表示器の変動時間を変
化させることにより遊技者に満足感を与えることが可能
な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技装置の動作により所定
の結果が得られたことを条件として遊技者に所定の遊技
価値を付与する特定遊技状態となり、その特定遊技状態
となったことに起因してその後の特定遊技状態の生起確
率を向上する生起確率向上遊技状態を出現することが可
能な弾球遊技機において、該弾球遊技機は、前記遊技装
置を起動するための電動始動入賞口と、その変動表示結
果が予め定めた当りであるときに前記電動始動入賞口を
開放するように定められた普通図柄用可変表示器と、を
備え、前記生起確率向上遊技状態期間中の方が生起確率
向上遊技状態期間中でないときよりも前記普通図柄用可
変表示器の変動時間を短くしたことを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】生起確率向上遊技状態期間中の方が生起確率向
上遊技状態期間中でないときよりも普通図柄用可変表示
器の変動時間を短くしたので、生起確率向上状態期間中
に短い時間間隔で電動始動入賞口を開放させる可能性が
高くなり、このため、遊技装置を起動する可能性が高く
なって特定遊技状態の生起確率を向上させることがで
き、遊技者に満足感を与えることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1の正面
図であり、図2は、遊技盤1の背面図である。図におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技
領域3のほぼ中央上部には、2つの可変表示部材35、
38a〜38cを有する可変表示装置30が配置されて
いる。
【0007】可変表示装置30の2つの可変表示部材3
5、38a〜38cのうち、上部に設けられる普通図柄
用可変表示器35は、1個の7セグメントLEDで構成
され、後述する通過口21a,21bに打玉が通過した
ことに基づいて可変表示し、その表示結果が予め定めた
特定表示結果となったときに、後述する電動始動入賞口
6を一定時間開放するものである。また、下部に設けら
れる可変表示部材38a〜38cは、複数(3つ)の識
別情報(図柄)を表示することが可能な回転ドラム38
a〜38cで構成され、後述する始動口装置4の始動入
賞口5又は電動始動入賞口6に打玉が入賞したことに基
づいて可変表示し、その表示結果が予め定めた大当り図
柄の組合せ(特定表示結果)となったときに、特定遊技
状態となって、後述する可変入賞球装置10の開閉板1
1を所定の態様で開放駆動する。なお、可変表示装置3
0の詳細な構成については、後に詳述する。
【0008】上記した可変表示装置30の下方には、始
動口装置4が配置されている。この始動口装置4は、遊
技領域3を落下する打玉を単に受け止める始動入賞口5
と該始動入賞口5の下方でソレノイド7により開閉制御
される電動始動入賞口6とが一体的に形成されている。
下方の電動始動入賞口6は、前記したように普通図柄用
可変表示器35の表示結果が予め定めた特定表示結果と
なったときに一定時間(例えば、3秒)が経過するまで
又は所定個数(例えば、3個)の入賞玉が発生するまで
開放するもので、開放したときには、打玉が入賞し易く
なっている。また、始動入賞口5及び電動始動入賞口6
のいずれに入賞した入賞玉も遊技盤1の裏面に導かれて
図2に示す始動入賞玉検出器8、9によって検出される
ようになっている。
【0009】上記始動口装置4の下方には、可変入賞球
装置10が配置されている。この可変入賞球装置10に
は、そのほぼ中央に長方形状の開口を横置きにした入賞
領域が形成され、該入賞領域の前面をソレノイド12に
よって開閉制御される開閉板11が閉塞している。しか
して、ソレノイド12がONされたときには、開閉板1
1が開放して遊技領域3を落下する打玉を受け止めて入
賞領域に誘導するが、該入賞領域の内部が3つに区画さ
れ、その中央に特定入賞口(図示しない)が形成されて
いる。特定入賞口には、特定玉検出器13が臨み、該特
定玉検出器13の左右に開閉板11によって入賞領域に
入賞した入賞玉を検出する入賞玉検出器14a,14b
が設けられている。また、可変入賞球装置10には、開
閉板11の左右に通常の入賞口15a,15bが設けら
れると共に、開閉板11の内部及び入賞口15a,15
bの周囲には、特定遊技状態時に点灯又は点滅してその
旨を報知する飾りLED17〜19が設けられている。
更に、開閉板11の下方には、特定遊技状態となったと
きの開閉板11の開放回数と1回の開放中に受け入れら
れた入賞個数を兼用表示する数値表示器16が設けら
れ、該数値表示器16の周囲にも飾りLED20が設け
られている。
【0010】上記した可変表示装置30と始動口装置4
と可変入賞球装置10との関係について簡単に説明する
と、発射された打玉が始動入賞口5又は電動始動入賞口
6に入賞すると、可変表示装置30の回転ドラム38a
〜38cが可変表示を開始し、一定時間(例えば、6
秒)が経過すると順次停止する。そして、回転ドラム3
8a〜38cの停止時の識別情報の組合せが所定の大当
り図柄(例えば、7のゾロ目等)となったときに、特定
遊技状態となり、可変入賞球装置10の開閉板11を所
定期間(例えば、30秒経過するまで、あるいは10個
の入賞玉が発生するまで)開放するように設定され、そ
の開放している間遊技領域3を落下する打玉を入賞領域
内に受け入れるようになっている。そして、受け入れら
れた打玉が特定入賞口に設けられる特定玉検出器13を
ONさせると、継続権が成立して再度上記した開放状態
を繰り返し、開放状態中において特定玉検出器13がO
Nする毎に上記した開放状態を連続して最高16回繰り
返すことができるように設定されている。
【0011】遊技領域3には、上記した構成以外に、前
記可変表示装置30の左右に通過玉検出器22a,22
bを有する通過口21a,21bが配置されている。こ
の通過口21a,21bは、前記したように普通図柄用
可変表示器35の変動を許容するものである。また、可
変表示装置30の左右上部に風車ランプ23a,23b
が設けられ、可変入賞球装置10の左右上部に通常の入
賞口24a,24bが設けられている。この入賞口24
a,24bには、袖ランプ25a,25bが内蔵されて
いる。これらの風車ランプ23a,23b、袖ランプ2
5a,25bは、始動入賞時あるいは特定遊技状態時に
点灯あるいは点滅してその旨を遊技者に報知する。同様
の機能を有するものとして、遊技領域3の中央左右に設
けられるサイドランプ26a,26bと、誘導レール2
の外周に沿って設けられるレール飾りランプ27と、パ
チンコ遊技機の前面上部に設けられる遊技効果ランプ4
4(図示しない;ただし、図4のブロック図に表示)が
ある。更に、遊技領域3には、落下する打玉の流下速度
や方向を変化せしめる風車や多数の障害釘が設けられる
と共に、遊技領域3の最下方には、上記したいずれの入
賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の後方に導か
れるアウト口28が設けられている。
【0012】また、パチンコ遊技機1の裏面には、図2
に示すように、その前面に遊技盤1の後面に導かれた入
賞玉を所定の径路に沿って誘導する入賞径路が形成され
た入賞玉集合カバー体29が止着されている。しかし
て、上記した入賞径路のうち、前記始動口装置4の始動
入賞口5及び電動始動入賞口6に入賞した入賞玉、及び
前記入賞口15a,15bに入賞した入賞玉を導く入賞
径路の末端には、誘導口29a〜29cが開設され、入
賞玉集合カバー体29の後面側に導かれるようになって
いる。そして、誘導口29a〜29cから排出された入
賞玉は、パチンコ遊技機の裏面に配置される機構板(図
示しない)に形成された第2入賞玉集合樋に集合せしめ
られて、相対的に少ない景品玉数(例えば、7個)を払
い出すようになっている。なお、その他の入賞口や入賞
領域に入賞した入賞玉は、入賞玉集合カバー体29の前
面側をそのまま落下して機構板に形成された第1入賞玉
集合樋に集合せしめられ、相対的に多い景品玉数(例え
ば、15個)を払い出すようになっている。
【0013】次に、前記した可変表示装置30の詳細な
構造について説明する。可変表示装置30は、遊技盤1
の表面に取り付けられる取付基板31を有し、その取付
基板31の上部に突設された障害枠33の上端中央に入
賞口32が形成され、該入賞口32の下方左右に飾り図
柄34と普通図柄用可変表示器35とが設けられ、その
飾り図柄34と普通図柄用可変表示器35との間に通過
記憶表示LED36が設けられ、飾り図柄34と普通図
柄用可変表示器35の下方に始動記憶表示LED37が
設けられ、飾り図柄34と普通図柄用可変表示器35の
左右を囲むように飾りLED43がそれぞれ設けられて
いる。通過記憶表示LED36及び始動記憶表示LED
37は、それぞれ通過口21a,21b及び始動入賞口
5、電動始動入賞口6を通過又は入賞した打玉数であっ
て普通図柄用可変表示器35及び回転ドラム38a〜3
8cを可変表示せしめる権利の留保数を表示するもので
ある。また、飾りLED43は、普通図柄用可変表示器
35及び回転ドラム38a〜38cの可変表示中や特定
遊技状態中に点滅又は点灯してその旨を報知するもので
ある。また、飾り図柄34は、7セグメントLEDで構
成され、常時0〜5の数字が変動して、大当り図柄が表
示されたときに、その変動を停止していずれかの数字を
表示する。しかして、その数字が遊技場において予め定
めた数値と一致した場合には、遊技場で用意された予め
定めたサービス、例えば、その特定遊技状態で獲得した
景品玉を使用して当該パチンコ遊技機1での遊技の継続
を認めるサービスを受けることができるものである。更
に、普通図柄用可変表示器35も7セグメントLEDで
構成され、打玉が通過口21a,21bを通過したとき
に、3→F→7→3→・・・と変動を開始し、所定の時
間(後述するように、高確率時と低確率時とでは変動時
間が異なる)の経過後停止し、その停止時の表示結果が
特定表示結果(本実施例の場合には、7)となったとき
には、当りと判定されて前記電動始動入賞口6を開放す
る。
【0014】また、可変表示装置30の下方には、複数
の回転ドラム38a〜38cが設けられている。この回
転ドラム38a〜38cが特定遊技状態の発生に直接的
に関係する特別図柄表示装置を構成するものである。ま
た、回転ドラム38a〜38cは、ステッピングモータ
39a〜39c(図示しない;ただし図4のブロック図
に表示)によって回転駆動されると共に、その外周面に
描かれた図柄(識別情報)を判定するために、ドラム位
置センサ40a〜40c(図示しない;ただし図4のブ
ロック図に表示)が内蔵されている。また、回転ドラム
38a〜38cに描かれる識別情報を浮かび上がらせる
ために、回転ドラム38a〜38cの裏面にドラムラン
プ42が設けられている。なお、各回転ドラム38a〜
38cに表示される図柄のうち、3つの図柄を遊技者が
視認できるようになっており、このそれぞれ3つの図柄
合計9個の図柄のうち、中央横ライン及び斜め(対角
線)ラインの合計3つのライン上に並んだ図柄によって
当りか否かが決定される。
【0015】ところで、回転ドラム38a〜38cの外
周面に描かれる図柄は、図3に示す図柄シール41a〜
41cを貼付することによって形成されている。図3
は、図柄シール41a〜41cの展開図である。本実施
例における図柄シール41a〜41cには、「7(CH
ANSE)」「7(赤)」「7(緑)」「BIG」「B
AR・BAR(二段表示)」「JP」の6種類の文字情
報と「▽」の12個の図形情報とが形成され、このう
ち、同一の文字情報及び「7(赤)・7(緑)・7
(赤)」「7(緑)・7(赤)・7(緑)」の8通りの
組合せが中央横当りラインと斜め当りラインとに表示さ
れた場合に特定遊技状態となる。つまり、特定遊技状態
となる態様は、全部で24通りとなる。なお、この24
通りの特定遊技状態のうち、「7(CHANSE)」及
び「BIG」で特定遊技状態となった場合には、回転ド
ラム38a〜38c及び普通図柄用可変表示器35が特
定表示結果を表示する確率が向上するようになってい
る。したがって、「7(CHANSE)」及び「BI
G」は、特別大当り図柄を構成することになる。
【0016】以上、可変入賞球装置10及び可変表示装
置30を含む遊技盤1の構成について説明してきたが、
遊技盤1に設けられるそれらの遊技装置は、図4に示す
遊技制御回路によって制御される。図4は、遊技制御回
路をブロック構成で示す回路図であり、MPU、RO
M、RAM、入出力回路を含む基本回路50によって制
御される。しかして、基本回路50は、高確率に継続さ
れた期間を制御するためのカウンタ51を含んでおり、
また、基本回路50には、スイッチ入力回路58を介し
て入賞玉検出器14a,14b、特定玉検出器13、始
動入賞玉検出器8、9、及び通過玉検出器22a,22
bからの検出信号が入力され、アドレスデコード回路5
2から基本回路50にチップセレクト信号が与えられ
る。また、電源投入時に初期リセット回路53から基本
回路50にリセット信号が与えられ、所定時間毎にクロ
ック用リセットパルス発生回路54から基本回路50に
定期リセット信号が与えられる。なお、スイッチ入力回
路58には、特別図柄表示装置である回転ドラム38a
〜38cが大当り図柄を表示する確率を変更設定する設
定スイッチ64を必要に応じて接続しても良い。図示の
設定スイッチ64は、3段階に設定可能となっており、
例えば、設定スイッチ64の設定値が「1」の場合に
は、低確率時における大当り図柄の表示確率が「1/2
24」に設定され、以下同様に設定値が「2」の場合に
は、「1/248」に設定され、設定値が「3」の場合
には、「1/272」が設定される。もちろん、高確率
時における確率も設定スイッチ64の設定値によって変
更しても良いし、あるいは普通図柄用可変表示器35の
低確率時及び高確率時の確率も設定スイッチ64の設定
値によって変更しても良い。
【0017】一方、基本回路50からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路55を介
してスピーカに音声信号が与えらる。また、セグメント
・LED回路56を介して数値表示器16、飾り図柄3
4、普通図柄用可変表示器35、通過記憶表示LED3
6、始動記憶表示LED37、及び飾りLED43、1
7〜20に表示制御信号が与えられる。また、ランプ・
ソレノイド・大当り情報回路57を介して大当り情報が
外部に導出され、ソレノイド7、12が駆動され、ラン
プ類23a,23b、25a,25b、26a,26
b、27、44が点灯駆動される。また、前記した回転
ドラム38a〜38cは、専用の基本回路59によって
制御されるが、この基本回路59に基本回路51から制
御信号が与えられる。しかして、基本回路59からは、
ドラムランプ回路60を介してドラムランプ42が駆動
信号が与えられ、モータドライブ回路62を介してステ
ッピングモータに駆動信号が送られる。また、回転ドラ
ム38a〜38cに内蔵されるドラム位置センサ40a
〜40cからは、センサ入力回路62を介して基本回路
59及び基本回路51に入力信号が送られる。なお、上
記した装置や回路には、電源回路63から各種の電圧を
有する電力が供給されている。
【0018】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図5乃至図15に示すタイムチャート及び説
明図を参照して説明する。まず、図5乃至図8を参照し
て、普通図柄用可変表示器35の動作について説明す
る。図5は、通過口21a,21bへの打玉の通過に基
づく普通図柄用可変表示器35の動作を示すタイムチャ
ートであり、図6は、打玉が通過口21a,21bを通
過したときに決定される当り図柄の選択方法を説明する
説明図である。図において、通過口21a,21bに打
玉が通過して通過玉検出器22a,22bをONさせ、
通過信号T1が導出されると、その通過信号T1の立ち
上がり時にランダム4から1つの値が抽出される。ラン
ダム4は、図6に示すように、当り図柄か否かを決定す
るためのランダム数であり、電源投入後「0〜14」の
15通りの数値が刻々と変動している。また、通過信号
T1導出後、0.002秒経過したときに格納したラン
ダム4の値を読み出すと共にランダム4の読み出した値
が当りでない時にランダム5から1つの値が抽出され
る。このランダム5は、図6に示すように、0と1とを
刻々とが変化するものであり、0が抽出されたときに
は、停止時の普通図柄用可変表示器35に「3」が表示
され、1が抽出されたときには、「F」が表示されるよ
うになっている。
【0019】しかして、ランダム4から抽出された数値
が例えば、「1」であるときには、当りと判断され、特
定表示結果である「7」が普通図柄用可変表示器35に
表示される。一方、ランダム4から抽出された数値が上
記以外のときには、外れと判断され、その時抽出された
ランダム5の値に対応する上記した図柄が普通図柄用可
変表示器35に表示される。上記した当り外れの決定
は、通常の確率時(以下、低確率時という)であって、
後述するように、確率の変更が行われたとき(以下、高
確率時という)には、ランダム4から抽出された値が
「1〜10」のいずれかの値であるときに、当りと判断
されるようになっている。したがって、低確率時におけ
る当りとなる確率は、1/15であるのに対し、高確率
時における当りとなる確率は、10/15となって、1
0倍に変更されたことになる。なお、高確率時における
倍数を前記した設定スイッチ64等(別のスイッチを設
けても良い)で任意の値に調節できるようにしても良
い。
【0020】上記したように、通過信号T1の導出時
に、普通図柄用可変表示器35に表示される図柄が当り
か否かが決定されると共に、停止時に表示される図柄も
決定され、それらの決定が終了した後(本実施例におい
ては、通過信号T1導出後0.002秒経過後)、普通
図柄用可変表示器35の変動が開始される。しかして、
低確率時における変動時間は、相対的に長く設定され
(25.000秒)、高確率時における変動時間は、相
対的に短く設定(7.000秒)されている。これは、
高確率時に当りを早めに出して、電動始動入賞口6を開
放して始動入賞玉を多く発生させ、もって回転ドラム3
8a〜38cの回転を連続的に行わせるようにしたもの
であり、高確率時における遊技者の興味を引き付けるた
めである。
【0021】上記のようにして普通図柄用可変表示器3
5が変動表示を停止した以降の遊技が図7及び図8に示
される。図7は、停止図柄が当りとなった場合の電動始
動入賞口6の動作を示すタイムチャートであり、図8
は、停止図柄が外れとなった場合の電動始動入賞口6の
動作を示すタイムチャートである。そこで、先に図8を
参照して、外れの場合について説明すると、普通図柄用
可変表示器35の変動表示が停止した後、一定時間
(1.000秒)が経過した時点から微少時間(0.0
02秒)が経過すると、通過記憶がある場合には、再
度、普通図柄用可変表示器35が変動を開始する。
【0022】次に図7を参照して、当りの場合について
説明すると、普通図柄用可変表示器35の変動表示が停
止した後、一定時間(0.500秒)が経過すると、電
動始動入賞口6が一定時間(3.000秒)が経過する
まで開放される。ただし、この開放中に3個の入賞玉が
受け入れられたときには、その一定時間が経過する前で
あっても開放を中止する。そして、電動始動入賞口6の
開放を終了した後、微少時間(0.002秒)が経過す
ると、通過記憶がある場合には、再度、普通図柄用可変
表示器35が変動を開始する。
【0023】上記のようにして開放された電動始動入賞
口6に打玉が入賞すると、回転ドラム38a〜38cが
回転開始するが、その動作を図9及び図10を参照して
説明する。図9は、始動入賞口5及び電動始動入賞口6
に打玉が入賞したときの回転ドラム38a〜38cの可
変表示制御を示すタイムチャートである。図10は、打
玉が始動入賞口5及び電動始動入賞口6に入賞したとき
に決定される大当り図柄の選択方法を説明する説明図で
ある。ただし、この図10は、前記設定スイッチ64が
設けられている場合には、その設定値が「2」である場
合を示している。図において、始動入賞口5及び電動始
動入賞口6に打玉が入賞して始動入賞玉検出器8、9を
ONさせ、始動信号S1が導出されると、その始動信号
S1の立ち上がり時にランダム1及びランダム2又はラ
ンダム3からそれぞれ1つの値が抽出される。ランダム
1は、図10に示すように、大当り図柄か否かを決定す
るためのランダム数であり、電源投入後「0〜247」
の248通りの数値が刻々と変動しており、ランダム2
は、大当り図柄の配列パターンを決定するためのランダ
ム数であり、電源投入後「0〜23」の24通りの数値
が刻々と変動しており、ランダム3は、外れ図柄の表示
パターンを決定するためのランダム数であり、電源投入
後「0〜5831」の5832通りの数値が刻々と変動
している。また、始動信号S1導出後、0.130秒経
過したときにランダム1に格納された値を読み出し、更
に、0.132秒経過したときに格納したランダム2及
び3の値を読み出すと共にランダム6から1つの値が抽
出される。このランダム6は、前記飾り図柄34に表示
される図柄を決定するためのランダム数であり、直接遊
技内容に関係するものではない。
【0024】しかして、ランダム1から抽出された数値
が例えば、「128」であるときには、大当りと判断さ
れ、その時抽出されたランダム2の値に対応した図柄配
列パターンが回転ドラム38a〜38cに表示される。
一方、ランダム1から抽出された数値が上記以外のとき
には、外れと判断され、その時抽出されたランダム3の
値に対応する図柄配列パターンが回転ドラム38a〜3
8cに表示される。ただし、偶然大当り図柄と一致した
場合には、ランダム3に「1」を加算して、外れ図柄に
して表示するようになっている。上記した大当り外れの
決定は、通常の確率時(以下、低確率時という)であっ
て、後述するように、確率の変更が行われたとき(以
下、高確率時という)には、ランダム1から抽出された
値が「128〜137」のいずれかの値であるときに、
大当りと判断されるようになっている。したがって、低
確率時における大当りとなる確率は、1/248である
のに対し、高確率時における大当りとなる確率は、10
/248となって、10倍に変更されたことになる。な
お、高確率時における倍数を前記した設定スイッチ64
等(別のスイッチを設けても良い)で任意の値に変更調
節できるようにしても良い。
【0025】上記したように、始動信号S1の導出時
に、回転ドラム38a〜38cに表示される図柄が当り
か否かが決定されると共に、停止時に表示される図柄も
決定され、それらの決定が終了した後(本実施例におい
ては、始動信号S1導出後0.156秒〜0.164秒
経過後)、回転ドラム38a〜38cの変動が僅かな時
間差を置いて開始される。しかして、左回転ドラム38
aの変動表示においては、基本時間(5.100秒)の
間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時間が経
過すると、1図柄分の変動時間が経過したときに停止さ
れる。同様に右回転ドラム38cの変動表示において
は、上記と同じ基本時間(5.100秒)の間、所定の
変動速度に設定されて変動し、基本時間が経過すると、
6図柄分の変動時間が経過したときに停止される。
【0026】一方、中央回転ドラム38bの変動表示に
おいては、既に停止した回転ドラム38a,38cに表
示される当りライン上の停止図柄が大当り図柄でないと
き(リーチ状態でないとき)と、大当り図柄であるとき
(リーチ状態のとき)とでは、異なる態様で変動表示さ
れる。そこで、まずリーチ状態でないときの変動表示に
ついて説明すると、上記と同じ基本時間(5.100
秒)の間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時
間が経過すると、11図柄分の変動時間が経過したとき
に停止される。
【0027】次に、リーチ状態のときの変動表示につい
て説明する。上記と同じ基本時間(5.100秒)の
間、所定の変動速度に設定されて変動し、基本時間が経
過すると、49〜66図柄分の変動時間が経過したとき
に停止される。ただし、この49〜66図柄分の変動速
度は、ややゆっくりとした変動速度に設定されている。
【0028】上記のようにして回転ドラム38a〜38
cが変動表示を停止した以降の遊技が図11乃至図13
に示される。図11は、可変入賞球装置10の開放動作
の終了後、始動記憶がある場合の回転ドラム38a〜3
8cの変動を示すタイムチャートであり、図12は、停
止図柄が大当りとなった場合の可変入賞球装置10の動
作を示すタイムチャートであり、図13は、停止図柄が
外れとなった場合の可変入賞球装置10の動作を示すタ
イムチャートである。そこで、先に図13を参照して、
外れの場合について説明すると、3つの回転ドラム38
a〜38cのうち、最後に変動停止する回転ドラム38
bの変動表示が停止した後、一定時間(1.200秒)
が経過した時点でランダム1に格納された値を読み出
し、更に、1.202秒経過したときに格納したランダ
ム2及び3の値を読み出すと共にランダム6から1つの
値が抽出される。そして、その後、0.156秒又は
0.164秒経過した後に、まず左回転ドラム38aが
変動を開始し、僅かに遅れて中回転ドラム38bが変動
を開始し、更に図示しないが右回転ドラム38cも僅か
に遅れて変動を開始する。
【0029】次に図12を参照して、大当りの場合につ
いて説明すると、3つの回転ドラム38a〜38cの変
動表示が停止した後、一定時間(5.650秒)が経過
した後、可変入賞球装置10が比較的長い時間(29.
500秒)開放される。ただし、この一定時間が経過す
る前に入賞玉数が10個となったときには、その時点で
閉じられる。そして、この開放が終了した後、一定時間
(2.000秒)が役物連続作動装置作動有効時間とし
て設定され、可変入賞球装置10の開放が終了した後に
開閉板11に受け入れられた入賞玉が特定玉検出器13
をONさせたときもこれを有効と認め、継続権を発生さ
せるようにしている。しかして、継続権が発生している
ときには、役物連続作動装置作動有効時間が経過する
と、再度可変入賞球装置10が開放制御される。
【0030】ところで、回転ドラム38a〜38cの停
止時に表示される図柄が大当り図柄の組合せとなる態様
は、当りラインを考慮にいれた場合には前記したように
24通り(当りラインを考慮にいれない場合には、8通
り)あるが、そのうち、「7(CHANSE)」及び
「BIG」の特別大当り図柄で特定遊技状態となった場
合(どの当りラインでもよい)には、普通図柄用可変表
示器35及び回転ドラム38a〜38cが特定表示結果
を表示する確率が向上するよう制御される。この点につ
いて図14を参照して説明する。
【0031】図14は、普通図柄用可変表示器35及び
回転ドラム38a〜38cにおける確率向上制御におけ
るフロー図を示す。図において、ステップ10で始動入
賞口5,6に打玉が入賞して始動入賞玉検出器8,9が
ONしたか否かが判別され、ONしない場合には、元に
戻り、ONした場合には、ステップ20に進んで回転ド
ラム38a〜38cの変動・停止制御が行われる。続い
てステップ30で停止時の図柄の当りライン上の図柄の
組合せが大当り図柄の組合せであるか否かが判別され、
その組合せでない場合には、最初のステップに戻り、大
当り図柄の組合せであるときには、ステップ40に進
む。
【0032】ステップ40においては、大当り図柄の組
合せが特別の特別大当り図柄である「7(チャンス)」
であるか否かが判別され、「7(チャンス)」であれ
ば、ステップ50に進んで変動カウンタの値が「2」に
設定され、その後、後述するステップ80に進む。一
方、ステップ40で「7(チャンス)」でないと判別さ
れたときには、ステップ60において、大当り図柄の組
合せがもう1つの特別大当り図柄である「BIG」であ
るか否かが判別され、「BIG」であれば、ステップ7
0に進んで変動カウンタの値が「1」に設定され、その
後、後述するステップ80に進む。このステップ50、
及び70における変動カウンタは、確率向上期間を規制
する回数をカウントするものである。
【0033】上記した各処理が終了した後、ステップ8
0においては、普通図柄用及び特別図柄用の確率値を低
確率に設定し、その後、ステップ90で大当り処理が実
行され、その大当り処理が終了したか否かがステップ1
00で判別される。ステップ100で大当り処理が終了
したと判別されたときには、ステップ110で変動カウ
ンタの値が「0」か否かが判別される。変動カウンタの
値が「0」であるときには、確率向上期間ではないの
で、最初のステップに戻るが、変動カウンタの値が
「0」でないときには、確率向上期間であるため、まず
ステップ120で変動カウンタの値から1を減算し、次
にステップ130で普通図柄用及び特別図柄用の確率値
を高確率に設定して最初のステップに戻る。しかして、
高確率時における回転ドラム38a〜38cの変動の結
果、再度特別大当り図柄が表示された場合には、ステッ
プ50、70でそれまでの変動カウンタの値に関係な
く、変動カウンタの値が予め定められた初期設定値に設
定更新されるので、結果的に確率向上期間が延長される
ことになる。
【0034】なお、上記した制御動作においては、ステ
ップ40において「7(チャンス)」が表示されたとき
に無条件でステップ50の更新処理を行うものを示した
が、図14の破線で示すように、ステップ40とステッ
プ50の間にステップ45を設け、該ステップ45で変
動カウンタの値が「0」であると判別されたときのみに
更新処理を行うようにしても良い。即ち、変動カウンタ
の値が「0」というときは、確率向上していないときの
「0」である場合と、確率向上しているときの「0」で
ある場合とがあり、後者の場合、確率向上期間中の最後
の特定遊技状態であることを意味し、この最後の特定遊
技状態の発生が「7(チャンス)」という特別大当り図
柄によって生起されたときのみに変動カウンタの値を初
期設定値に設定更新するようにしてもよい。従来の場合
には、この確率向上期間中における変動カウンタ「0」
の場合に更新できなかったが、これを更新可能とするこ
とにより、従来よりはるかに遊技者の満足感を得ること
ができ、遊技者の興趣を引き付けるものである。
【0035】また、上記した制御動作においては、更新
の態様として変動カウンタの値を初期設定値に更新設定
するものを示したが、変動カウンタの残存値に初期設定
値又は任意の数値(例えば、1)を加算する加算更新設
定態様でも良い。この場合に加算結果が所定値を越えな
いようにしても良いし、あるいはそのような所定値を設
定しなくても良い。また、上記した実施例においては、
特別大当り図柄として、所定の図柄を設定したが、通常
の大当り図柄が特別に定めた当りライン上に揃った場
合、通常の大当り図柄が複数の当りライン上で同時に揃
った場合、特別大当り図柄が特別に定めた当りライン上
に揃った場合、及び大当り後に変動する変動表示手段
(可変表示器や疑似テレビゲーム)の表示結果が予め定
めた表示結果となった場合、等を特別表示結果としても
良い。更に、上記した実施例では、普通図柄と特別図柄
とが同じ条件の成立によって同時に確率変動されるもの
を示したが、それぞれ異なる条件で確率変動されるもの
でも良い。
【0036】また、上記した実施例では、弾球遊技機と
して、パチンコ遊技機を示したが、いわゆるアレンジ式
パチンコ遊技機であっても良い。また、上記した実施例
では、普通図柄可変表示装置に対応する電動始動入賞口
6が特定遊技状態の発生に関連する機能を有するものと
したが、普通図柄可変表示装置に対応する可変入賞球装
置が特定遊技状態の発生に全く関連しないものとしたと
きに本実施例とほぼ同様の制御を行うことにより、高確
率が継続されている間、可変入賞球装置の開放が頻繁に
行われるので、より多くの出玉を得ることができ、本実
施例とは異なる意味で遊技者の興趣を引き付けることが
できる遊技内容とすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、生起確率向上遊技状態期間中の
方が生起確率向上遊技状態期間中でないときよりも普通
図柄用可変表示器の変動時間を短くしたので、生起確率
向上状態期間中に短い時間間隔で電動始動入賞口を開放
させる可能性が高くなり、このため、遊技装置を起動す
る可能性が高くなって特定遊技状態の生起確率を向上さ
せることができ、遊技者に満足感を与えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機の遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】遊技盤に設けられる可変表示装置の回転ドラム
に貼付される図柄シールの展開図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】通過口への打玉の通過に基づく普通図柄用可変
表示器3動作を示すタイムチャートである。
【図6】打玉が通過口を通過したときに決定される当り
図柄の選択方法を説明する説明図である。
【図7】停止図柄が当りとなった場合の電動始動入賞口
の動作を示すタイムチャートである。
【図8】停止図柄が外れとなった場合の電動始動入賞口
の動作を示すタイムチャートである。
【図9】始動入賞口及び電動始動入賞口に打玉が入賞し
たときの回転ドラムの可変表示制御を示すタイムチャー
トである。
【図10】打玉が始動入賞口及び電動始動入賞口に入賞
したときに決定される大当り図柄の選択方法を説明する
説明図である。
【図11】可変入賞球装置の開放動作の終了後、始動記
憶がある場合の回転ドラムの変動を示すタイムチャート
である。
【図12】停止図柄が大当りとなった場合の可変入賞球
装置の動作を示すタイムチャートである。
【図13】停止図柄が外れとなった場合の可変入賞球装
置の動作を示すタイムチャートである。
【図14】普通図柄及び特別図柄に特定表示結果が表示
される確率の向上制御を示すフロー図である。
【符号の説明】 1 遊技盤 6 電動始動入賞口(可変入賞球装置) 35 普通図柄用可変表示器(可変表示装置) 38a〜38c 回転ドラム 50 基本回路(確率向上手段と確率向上回数更新手段
とを含む)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置の表示結果が予め定めた特
    定表示結果となったときに特定遊技状態となって遊技者
    に所定の遊技価値を付与する弾球遊技機において、 前記特定表示結果のうちの予め定められた特別表示結果
    に基づいて前記特定遊技状態が生起されたことに起因し
    て前記可変表示装置の表示結果が前記特定表示結果を表
    示する確率を所定回数の特定遊技状態が生起されるまで
    向上する確率向上手段と、 該確率向上手段によって向上された確率向上期間中に前
    記可変表示装置の表示結果が特別表示結果を表示したと
    きに、確率向上期間を規制する前記所定回数の値を更新
    する確率向上回数更新手段と、をさらに備えたことを特
    徴とする弾球遊技機。
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