JP2000125914A - 折り畳み傘 - Google Patents

折り畳み傘

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JP2000125914A
JP2000125914A JP10300251A JP30025198A JP2000125914A JP 2000125914 A JP2000125914 A JP 2000125914A JP 10300251 A JP10300251 A JP 10300251A JP 30025198 A JP30025198 A JP 30025198A JP 2000125914 A JP2000125914 A JP 2000125914A
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JP
Japan
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bone
folding
rib
auxiliary
driving
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JP10300251A
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English (en)
Inventor
Eiji Hiraiwa
榮次 平岩
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Abstract

(57)【要約】 【目的】傘の開閉操作等に連動して折畳み骨の展開、折
畳み操作が容易にできる簡単かつ堅牢な折畳み機構の提
供。 【構成】摺動ろくろ9の操作により支骨3を介して親骨
1を開閉する構造において、親骨に連結部Aを介して補
助骨4を回動自在に設け、支骨3と補助骨とを連結部F
及びDを介して親骨1に略平行な駆動骨7により連結す
る。補助骨4は連結部Qを介して補助骨5と連結され、
連結部Bを介して駆動骨の往復動を折畳み骨2に伝達し
て折畳み骨を回動させる。補助骨の屈曲可能な構造によ
り補助骨の回動に伴う折畳み骨を駆動する方向及び作用
点の変化に追従可能とし、補助骨の回動に対する折畳み
骨の回動角度を拡大して伝達できるため、補助骨の回動
範囲を駆動操作に適した範囲に設定して円滑かつ容易に
折畳み操作ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り畳み傘の折り畳み
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】折畳み傘は、携行や収納の便のため窄め
た状態から更に傘骨を折り畳み、傘軸を短縮する機構を
有するが、その傘骨の折り畳み機構には簡単かつ堅牢さ
が要求されるため、これまで各種のものが開発されてき
た。例えば、傘の中心軸のまわりに放射状に配置して傘
布を張り広げた骨組みを親骨から反転させて二つ折りに
折り畳むものや、更に三つ折りに折り畳むもの等が用い
られている。図4に示すものはその前者の基本的な構造
で、固定ろくろ8の連結部15を介して傘軸のまわりに
放射状に配置された親骨1と摺動ろくろ9とを連結部
E、16を介して支骨3で連結し、摺動ろくろ9の操作
によって傘の開閉を行うほか、親骨に連結部Pを介して
連結した折畳み骨2を手で折り曲げて折り畳むもので、
構造が単純でかつ傘布20が反転して折り畳まれるため
衣服等に触れても濡れないという利点があるが、手動操
作が面倒で特に濡れた傘布を扱うため手が濡れるなどの
不便がある。
【0003】また、折り畳み機構にリンク機構を用いて
傘骨を三つ折りとしてよりコンパクトにし、携行の便を
図るものも用いられている。これらの折り畳み傘では、
このような手動操作の不便を解消するため、傘の開閉操
作と折畳み骨の折畳み操作を連動させたものも用いられ
ている。しかしながら、このような折畳み傘においては
コンパクトに折畳むことができる反面、三つ折りとする
ことにより、折畳まれた傘布が表側となるため、衣服や
手などに触れると濡れることとなり、通勤時などの車両
やバスなどの交通機関の乗降の際の操作や携行には却っ
て不自由である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、図4に示す
ような簡単な基本構造によって折畳まれた傘布が反転し
た状態となる折畳み傘において、傘の開閉操作等に連動
して折畳み骨の展開、折畳み操作が容易にでき、簡単か
つ堅牢な折畳み機構を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】親骨の先端部に回動可能
に連結した折畳み骨を反転して折畳む折畳み傘におい
て、該折畳み骨を反転して回動駆動せしめる補助骨を該
親骨に回動可能に設け、該補助骨を親骨に略平行に配置
された駆動骨と連結することによりその親骨に略平行な
駆動操作によって上記回動操作可能とすると共に、上記
補助骨の駆動骨と折畳み骨との連結点の間において、連
結部によって屈曲可能、或いは湾曲せしめると共に折畳
み骨との連結部を摺動可能にする等によって補助骨の回
動に伴う駆動方向及び作用点の変化に追従可能とするこ
とにより、補助骨の回動角度を拡大して折畳み骨に伝達
するようにしたことを特徴とする折り畳み傘。
【0006】
【作用】上記折畳み骨を駆動して回動せしめる補助骨を
屈曲可能な連結構造や湾曲した形状とすると共に折畳み
骨との連結部を摺動可能な構造等として補助骨の回動に
伴う折畳み骨を駆動する方向及び作用点の変化に追従可
能とすることにより、補助骨の回動角度に対する折畳み
骨の回動角度を拡大して伝達することができる。従っ
て、補助骨の回動角度範囲を折畳み骨の折畳み・展開操
作に必要な180度よりもはるかに小さく、90〜12
0度程度に設定することができる。このため、折畳み骨
を駆動する駆動骨の往復動も小さくすることができると
共に補助骨の回動する角度範囲をその駆動操作に適した
モーメントの大きな位置と範囲に設定できるためその折
畳み操作を円滑に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の態様】図1(a)及び(b)において、
傘軸10に固定された固定ろくろ8に親骨1を連結し、
摺動ろくろ9の操作により支骨3を介して親骨を開閉す
る構造は、図4と同じである。親骨の折畳み骨2の連結
部P近傍に連結部Aを介して補助骨4を回動自在に設
け、支骨3と補助骨4とを連結部F及びDを介して、親
骨1に略平行に配置した駆動骨7により連結する。この
場合、駆動骨は親骨と略平行に配置され、傘の開閉操作
と共に親骨に平行に往復動するが、支骨3と補助骨4と
は後述するように平行に配置する必要はなく、支骨の支
持強度および駆動モーメントを考慮して適宜の角度とす
る。補助骨4は、連結部Qを介して補助骨5と連結さ
れ、連結部Bを介して駆動骨の往復動を折畳み骨2に伝
達して折畳み骨を回動させる。
【0008】図1(a)、(b)に示すように折畳み骨
2は傘を開いた(a)の状態から(b)の折畳んだ状態
まで連結部Pを中心として略180度回動する必要があ
る。この支骨3の往復動操作が折畳み骨2の折畳み、展
開操作に至る関係を、図2に示すAQ、BQ、BP及び
PAをそれぞれ一定長さとする四辺形AQBPの関係に
より説明する。図において、幾何学的関係から∠APB
=∠A+∠Q+∠Bであって、∠Aの変化に対して∠A
PBの変化は拡大され、∠APBを180度変化すなわ
ち折畳み骨を開いた状態から折畳んだ状態まで回動させ
るための補助骨の回動角度範囲はそれよりもはるかに小
さくて済む。例えば、図の構造の場合、補助骨の回動角
度範囲は実用上略90度程度で良く、このため傘を開閉
する支骨及び駆動骨の駆動操作範囲が小さくできるた
め、その操作する角度や往復操作の範囲を適宜の範囲、
例えば補助骨の90度程度の回動操作によって折畳み骨
を180度回動させて折畳み、展開することができる。
【0009】また、上記の補助骨4の回動範囲が小さく
て済むことから、その回動範囲をその中心となる連結部
Aから下ろした垂線近傍の90度程度の範囲に設定する
ことができ、駆動骨3の往復動操作はそのモーメントの
最も大きい範囲で駆動力を補助骨に作用させることがで
きるから、これらの傘の開閉及び折畳み操作を円滑に行
うことができる。このように補助骨から折畳み骨に対す
る駆動力の方向は、補助骨と折畳み骨の回動操作につれ
て相対的に変化し、また、補助骨上の点Qも折畳み骨に
対して相対的に位置を変化するから、その駆動力を円滑
に伝達するには、これらの角度及び位置の相対的な変化
に追従して作用する必要がある。上記補助骨4と補助骨
5とを連結部Qを介して関節状連結した構造は、これら
の駆動力の作用点である折畳み骨上の連結部Bとの間の
これらの相対的な変化に追従することを可能とする。
【0010】なお、図においてB、P、Qが一直線上に
位置すると、その幾何学的な位置関係から明らかなよう
に、三角形BPQのBPおよびBQは一定であるから、
この位置においてPQ最小となり、Q点を経由する駆動
力はB点を廻るいずれの方向にも等しく作用する力学上
のいわゆる思案点となるためこの位置からの起動操作は
できなくなる。したがって、本発明の折畳み機構上この
ような位置関係になることは避けなければならない。図
においては、傘を閉じた状態でQ点が直線BPより下方
に位置すると、傘を開く過程でこの状態となるため、点
Qは傘を閉じた状態で直線BPより上になるように設定
する。
【0011】また、本発明においては、補助骨4及び5
は図1(b)に示すようにその回動する際に親骨1やそ
の連結部を回避するように屈曲した形状となるため、支
骨からの駆動力を円滑に折畳み骨に伝達することができ
る。また、その形状や配置関係を適宜選択することによ
り、前記したような幾何学的、力学的に適切な位置関係
を容易に定めることができる。本発明の折畳み機構は、
折畳み骨に対する補助骨の駆動力がその折畳みに伴う作
用方向および作用点の位置の変化に追従して伝達される
ため、補助骨の回動角度に対して折畳み骨の回動角度が
拡大されるという幾何学的、力学的な作用に基づくもの
であるから、このような関係が満たされれば補助骨を必
ずしも連結部Qで連結した関節構造とする必要はなく、
図3に示すように、補助骨4及び5を一体の湾曲した補
助骨6で構成して、折畳み骨2に対する連結部Cを折畳
み骨に沿ってスライド可能な摺動部30に設けることに
より、その作用点の変移に対応して駆動力を折畳み骨に
伝達しても良い。この場合、AC間は一定となるため補
助骨の回動に伴いその連結部CはPを中心として回動す
る折畳み骨に沿ってスライドすることにより、その位置
を常にCの描く円弧上にあるようにすることが出来る。
【0012】更に、このような関係を保つためには、図
において補助骨6と折畳み骨とを弾力性のある部材で連
結して固定し、この弾力性部材の撓みによってC点の位
置の変化を吸収しても良い。また、これらの例におい
て、各連結部にばね材を介挿してその反発力により傘及
び折畳み機構が折畳まれる方向に付勢し、駆動骨に係る
力を引張り力のみとすることにより、駆動骨の剛性を不
要として細いワイヤや紐などの部材で駆動骨に替えるこ
とが出来る。このような構造とすることにより、傘を折
畳む動作をより円滑かつ容易とすると共に風圧等により
生じ易い駆動骨の座屈による破損を防止することができ
る。またこれらの例において図3に示すように親骨1を
厚みのあるものとしてその断面を凹形として、支骨や駆
動骨などの骨組を収容してコンパクトな折畳み状態とす
ることができる。
【0013】また、以上の例では駆動骨は支骨と連結し
ているが、折畳み操作に関してはこの駆動骨は親骨に略
平行な方向に往復動作すればよいから、支骨と独立して
傘軸に新たなろくろなどを介して連結しても同様に作動
させることができる。すなわち、この新たなろくろを介
して連結された駆動骨は傘の開閉につれて親骨に略平行
に往復動して補助骨を回動することができる。この場
合、駆動骨の往復動作は傘を開閉する支骨の動作とは独
立しているから、この新たなろくろを固定しておけば傘
の開閉操作と連動して折畳み操作することができると共
に、このろくろを傘軸に沿って摺動可能とすれば傘を窄
める際、ろくろは傘軸に沿って上方に移動することがで
きるため折畳み機構は作動しないから傘を折畳まずに窄
めることができる。従って、駆動骨を連結したろくろを
折畳み位置にロックして固定可能とすると共にこのロッ
クを解除して摺動可能とすれば、必要に応じて傘を窄め
たまま折畳まずに傘立て等に収納することができて便利
である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、折畳み機構を簡単かつ
堅牢な構造とすることができる。しかも、その折畳み状
態で濡れた傘布の表面に触れることがなく、折畳み操作
を円滑に行えるため、交通機関への乗降の際や室内への
出入りなどの実用面で取り扱いに便利であり、また製造
も容易であるため安価で普及を図ることが出来、産業上
貢献し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み傘:(a)傘を展開した状
態、(b)折畳み状態
【図2】折畳み機構の原理説明図
【図3】他の実施例:(a)傘を展開した状態、(b)
折畳み状態
【図4】傘の開閉機構説明図
【符号の説明】 1:親骨 2:折畳み骨 3:支骨 4、5,6:補助
骨 7:駆動骨 8:固定ろくろ 9:摺動ろくろ 1
0:傘軸 15,16:ろくろ連結部 20:傘布 3
0:摺動部 A:補助骨親骨連結部 B:折畳み骨補助
骨連結部 C:折畳み骨摺動部連結部 D:補助骨駆動
骨連結部 E:親骨支骨連結部 F:支骨駆動骨連結部
P:折畳み骨親骨連結部 Q:補助骨4,5連結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親骨の先端部に回動可能に連結した折畳み
    骨を反転して折畳む折畳み傘において、 該折畳み骨を反転して回動駆動せしめる補助骨を該親骨
    に回動可能に設け、該補助骨を親骨に略平行に配置され
    た駆動骨と連結することによりその親骨に略平行な駆動
    操作によって上記回動操作可能とすると共に、 上記補助骨の駆動骨と折畳み骨との連結点の間におい
    て、連結部によって屈曲可能、或いは湾曲せしめると共
    に折畳み骨との連結部を摺動可能にする等によって補助
    骨の回動に伴う駆動方向及び作用点の変化に追従可能と
    することにより、補助骨の回動角度を拡大して折畳み骨
    に伝達するようにしたことを特徴とする折り畳み傘。
JP10300251A 1998-10-22 1998-10-22 折り畳み傘 Pending JP2000125914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3338587A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-27 Wu, Chyi-Fong Anti-turning umbrella frame

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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