JP2000125101A - ファクシミリ装置の伝送制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の伝送制御方法

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JP2000125101A
JP2000125101A JP10291885A JP29188598A JP2000125101A JP 2000125101 A JP2000125101 A JP 2000125101A JP 10291885 A JP10291885 A JP 10291885A JP 29188598 A JP29188598 A JP 29188598A JP 2000125101 A JP2000125101 A JP 2000125101A
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signal
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Shingo Nishizaki
伸吾 西崎
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページ間の伝送モード変更手順を短時間で行
うことができるファクシミリ装置の伝送制御方法を提供
すること。 【解決手段】 送信側は、1ページ分の画情報の送信後
に、伝送モードの異なる次ページ分の画情報がある場合
に受信側にメッセージ終了信号EOMの送出とほぼ同時
に所定のトーン信号を送出し、受信側から受信準備確認
信号CFRを受信すると、続いて非標準機能設定信号N
SSまたはディジタル送信命令信号DCSを受信側に送
出して伝送モードを再設定すると共にトレーニングチェ
ック信号TCFを送出してモデムの再トレーニングを行
い、受信側から受信準備確認信号CFRを受信した後に
前記次ページ分の画情報を受信側に送信することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
の伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ITU−T勧告T.30に基づいたG3
ファクシミリプロトコルにより画情報を送受信する従来
のファクシミリ装置においては、複数ページの画情報を
一度に送信することができる。そして、原稿読取時の原
稿サイズや読取線密度が各ページごとに異なるような場
合に対応して、1ページ分の画情報の送信後に、当該送
信済の画情報とは読取モードが異なる次ページ分の画情
報を送信するのに先だって、伝送モードを変更すること
ができる。
【0003】図11にページ間の伝送モード変更を伴う
ファクシミリ通信シーケンスを示す。
【0004】同図において、先ず、フェーズAの呼設定
手順を行う。つまり、受信側RXは、送信側TXから発
呼トーンCNGを受信するか回線閉結後数秒経過すると
被呼局識別信号CEDを送信側TXに送出することで呼
設定する。
【0005】次に、フェーズBの伝送前手順を行う。つ
まり、受信側RXは、非標準機能識別信号NSF及びデ
ィジタル識別信号DISを送信側TXに送出し、自装置
の非標準及び標準の伝送能力を送信側TXに通知する。
送信側TXは、受信側RXから通知された能力と自装置
の能力との共通範囲内でモデム速度等の伝送モードを設
定すると共に非標準機能設定信号NSSまたはディジタ
ル送信命令信号DCSにより受信側RXにも通知し、受
信側RXにも同一の伝送モードに設定させた上で、トレ
ーニングチェック信号TCFを送出してモデムトレーニ
ングを行い、受信側RXは、受信準備確認信号CFRを
送信側TXに送出して受信準備ができたことを通知す
る。
【0006】次に、フーズCのメッセージ伝送手順を行
う。つまり、送信側TXが1ページ分の画情報PIX
を、受信側RXに送信する。
【0007】次のフェーズDの伝送後手順では、次ペー
ジの画情報についての伝送モードが前ページ分の画情報
について先のフェーズBで設定したものと異なるため、
送信側TXは、メッセージ終了信号EOMを受信側RX
に送出して、伝送モードの変更が必要な旨を通知し、受
信側RXは、その通知に対してメッセージ確認信号MC
Fを送出することにより応答する。そして、メッセージ
確認信号MCFを送出した後、フェーズBに戻って、伝
送モードを再設定した上で、フェーズCのメッセージ伝
送手順で、次ページ分の画情報を伝送する。
【0008】しかし、その場合、G3ファクシミリプロ
トコルの規定では、メッセージ確認信号MCFを送出し
てから即座にフェーズBに戻るのではなく、メッセージ
確認信号MCFを送出してから約6秒間待機した後、フ
ェーズBに戻るよう規定されているため、フェーズBに
戻るまで約6秒間待たなければならない。そのため、ペ
ージ間で伝送モードを変更する度ごとに最低約6秒間
は、画情報が伝送されることなく通信時間が費やされて
しまう。
【0009】メッセージ伝送手順で用いられる高速モデ
ムの伝送速度は、V.27terの最高4800bp
s、V.29の最高9600bps、V.17の最高1
4400bps、V.34の最高28800ないし33
600bpsと年々向上し、それに応じて画情報の伝送
に要する正味の通信時間は大幅に短縮されるが、伝送モ
ード変更時の約6秒間の待機時間は固定のため、モデム
の伝送速度が向上する程、1件の交信における全通信時
間に占める画情報の伝送に使用されない時間の割合が増
す。そのため、モデムの伝送速度が向上しても通信時間
があまり短縮できないという問題点があった。
【0010】特開平2−53380号公報に見られる技
術のように、G3ファクシミリの拡張機能であるECM
(Error Correcting Mode)機能
を備えたファクシミリ装置において、ページ間で伝送モ
ードを変更する場合に、伝送モードを変更しない状態で
次ページを伝送することを通知した後に、次ページの画
情報の前にダミー画情報を付加することで、強制的にエ
ラーを発生させ、受信側装置が部分ページ要求信号PP
Rを送出して再送要求してきた際に伝送モードの変更を
訂正続行信号CTCで受信側装置に通知することで、メ
ッセージ終了信号の出力後の待ち時間を短縮できように
したものもあるが、この場合、送信側装置、受信側装置
双方がECM機能をを持つ場合にしか適用できないこと
と、再送要求を行うことで、待ち時間が生じるため短縮
効果が小さいという問題がある。
【0011】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、ページ間の伝送モード変更手順を短時間で行うこ
とができるファクシミリ装置の伝送制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のファクシミリ装置の伝送制御方法
は、G3ファクシミリプロトコルに基づいた制御信号を
やりとりして画情報を送受信するファクシミリ装置の伝
送制御方法において、送信側は、1ページ分の画情報の
送信後に、伝送モードの異なる次ページ分の画情報があ
る場合は、メッセージ終了信号EOMの送出とほぼ同時
に所定のトーン信号を受信側に送出し、前記所定のトー
ン信号に呼応して受信側から受信準備確認信号CFRを
受信した場合は、続いて非標準機能設定信号NSSまた
はディジタル送信命令信号DCSを受信側に送出して伝
送モードを再設定すると共にトレーニングチェック信号
TCFを送出してモデムの再トレーニングを行い、当該
トレーニングチェック信号TCFに呼応して受信側から
受信準備確認信号CFRを受信した後に前記次ページ分
の画情報を受信側に送信する一方、受信側は、1ページ
分の画情報の受信後にメッセージ終了信号EOMの受信
とほぼ同時に前記所定のトーン信号を受信した場合は受
信準備確認信号CFRを送信側に送出し、続いて送信側
から受信される非標準機能設定信号NSSまたはディジ
タル送信命令信号DCSにより伝送モードを再設定する
と共にトレーニングチェック信号TCFを受信してモデ
ムの再トレーニングを行い、受信準備確認信号CFRを
送信側に送信した後に前記次ページ分の画情報を送信側
から受信することを特徴とする。
【0013】請求項2に記載のファクシミリ装置の伝送
制御方法は、G3ファクシミリプロトコルに基づいた制
御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミリ
装置の伝送制御方法において、送信側は、1ページ分の
画情報の送信後に、伝送モードの異なる次ページ分の画
情報がある場合は、メッセージ終了信号EOMの送出と
ほぼ同時に所定のトーン信号を受信側に送出し、前記所
定のトーン信号に呼応して受信側から受信準備確認信号
CFRを受信した場合は、続いて非標準機能設定信号N
SSまたはディジタル送信命令信号DCSを受信側に送
出して伝送モードを再設定した後に前記次ページ分の画
情報を受信側に送信する一方、受信側は、1ページ分の
画情報の受信後に、メッセージ終了信号EOMの受信と
ほぼ同時に前記所定のトーン信号を受信した場合は受信
準備確認信号CFRを送信側に送出し、続いて送信側か
ら受信される非標準機能設定信号NSSまたはディジタ
ル送信命令信号DCSにより伝送モードを再設定した後
に前記次ページ分の画情報を送信側から受信することを
特徴とする。
【0014】請求項3に記載のファクシミリ装置の伝送
制御方法は、G3ファクシミリプロトコルに基づいた制
御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミリ
装置の伝送制御方法において、送信側は、伝送前手順に
おいて非標準機能設定信号NSSによりページ間モード
変更短縮制御に対応している旨を予め受信側に通知し、
1ページ分の画情報の送信後に、伝送モードの異なる次
ページ分の画情報がある場合において、伝送前手順にお
いて受信側から非標準機能識別信号NSFによりページ
間モード変更短縮制御に対応している旨が予め通知され
ているときは、非標準機能設定信号NSSを受信側に送
出して伝送モードを再設定すると共にトレーニングチェ
ック信号TCFを送出してモデムの再トレーニングを行
い、当該トレーニングチェック信号TCFに呼応して受
信側から受信準備確認信号CFRを受信した後に前記次
ページ分の画情報を受信側に送信する一方、受信側は、
伝送前手順において非標準機能識別信号NSFによりペ
ージ間モード変更短縮制御に対応している旨を予め送信
側に通知し、伝送前手順において送信側から非標準機能
設定信号NSSによりページ間モード変更短縮制御に対
応している旨が予め通知されている場合における1ペー
ジ分の画情報の受信完了後に送信側から非標準機能設定
信号NSSを受信すると伝送モードを再設定すると共に
トレーニングチェック信号TCFを受信してモデムの再
トレーニングを行い、受信準備確認信号CFRを送信側
に送信した後に前記次ページ分の画情報を送信側から受
信することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載のファクシミリ装置の伝送
制御方法は、G3ファクシミリプロトコルに基づいた制
御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミリ
装置の伝送制御方法において、送信側は、伝送前手順に
おいて非標準機能設定信号NSSによりページ間モード
変更短縮制御に対応している旨を予め受信側に通知し、
1ページ分の画情報の送信後に、伝送モードの異なる次
ページ分の画情報がある場合において、伝送前手順にお
いて受信側から非標準機能識別信号NSFによりページ
間モード変更短縮制御に対応している旨が予め通知され
ているときは、非標準機能設定信号NSSを受信側に送
出して伝送モードを再設定し、当該非標準機能設定信号
NSSに呼応して受信側から受信準備確認信号CFRを
受信した後に前記次ページ分の画情報を受信側に送信す
る一方、受信側は、伝送前手順において非標準機能識別
信号NSFによりページ間モード変更短縮制御に対応し
ている旨を予め送信側に通知し、伝送前手順において送
信側から非標準機能設定信号NSSによりページ間モー
ド変更短縮制御に対応している旨が予め通知されている
場合における1ページ分の画情報の受信完了後に送信側
から非標準機能設定信号NSSを受信すると伝送モード
を再設定すると共に受信準備確認信号CFRを送信側に
送出した後に前記次ページ分の画情報を送信側から受信
することを特徴とする。
【0016】請求項5に記載のファクシミリ装置の伝送
制御方法は、G3ファクシミリプロトコルに基づいた制
御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミリ
装置の伝送制御方法において、送信側は、伝送前手順に
おいて非標準機能設定信号NSSによりページ間モード
変更短縮制御に対応している旨を予め受信側に通知し、
1ページ分の画情報の送信後に、伝送モードの異なる次
ページ分の画情報がある場合において、伝送前手順にお
いて受信側から非標準機能識別信号NSFによりページ
間モード変更短縮制御に対応している旨が予め通知され
ているときは、訂正続行信号CTCを受信側に送出して
伝送モードを再設定し、訂正続行信号CTCに呼応して
受信側から訂正続行応答信号CTRを受信した後に前記
次ページ分の画情報を受信側に送信する一方、受信側
は、伝送前手順において非標準機能識別信号NSFによ
りページ間モード変更短縮制御に対応している旨を予め
送信側に通知し、伝送前手順において送信側から非標準
機能設定信号NSSによりページ間モード変更短縮制御
に対応している旨が予め通知されている場合における1
ページ分の画情報の受信完了後に送信側から訂正続行信
号CTCを受信すると伝送モードを再設定すると共に訂
正続行応答信号CTRを送信側に送出した後に前記次ペ
ージ分の画情報を送信側から受信することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】先ず、図1は、本発明に係る伝送制御方法
が適用されるファクシミリ装置1のブロック構成を示し
ている。
【0019】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示
部9、モデム10、網制御部11、及び、システムバス
12により構成されている。
【0020】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0021】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。RAM4
は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として
使用されるランダムアクセスメモリである。
【0022】スキャナ5は、操作表示部9を介して設定
された、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4
本/mm等の所定の読み取り線密度、及び、A4、A
3、B5等の所定のサイズで原稿画像を読み取って画情
報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画
情報を、その線密度及びサイズに応じて記録出力した
り、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度及び
サイズに応じて記録出力(コピー動作)するためのもの
である。
【0023】画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った
画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとし
て蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記
録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするため
のものである。
【0024】符号化復号化部8は、送信画情報を、G3
ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化
方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化
圧縮する一方、受信画情報ををMH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化
方式で復号伸長するものである。
【0025】操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号
を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタ
ッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される
一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせ
るべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するも
のである。
【0026】モデム10は、G3ファクシミリモデムで
あり、制御信号の伝送用のV.21低速モデム機能と、
画情報伝送用の高速モデム機能として、V.34の28
800ないし33600bpsまでの伝送速度に対応し
てして、送信データを変調する一方、受信データを復調
するものである。また、モデム10は、トーン発生器1
0aとトーン検出器10bとを備えている。
【0027】トーン発生器10aは、設定された、単一
周波数の信号、または、2つの異なる周波数の合成信号
(デュアルトーン信号)を網制御部11を介し電話回線
を経由して受信側に送出するものである。トーン発生器
10bは、電話回線を経由し網制御部11を介して、設
定された検出周波数のトーン信号が受信されるかを検出
するものである。また、トーン発生器10aは、ダイヤ
ル番号に対応したDTMF信号の送出も行う。
【0028】網制御部11は、電話回線に接続されて、
回線の直流ループの閉結・解放や、回線の極性反転の検
出、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン(話
し中音の)等の検出、呼出信号の検出等の回線との接続
制御や、ダイヤル番号に対応したダイヤルパルスの生成
を行うものである。システムバス12は、上記各部がデ
ータをやり取りするための信号ラインである。
【0029】以上の構成のファクシミリ装置1は、送信
側装置として、図2に示すファクシミリ通信処理手順を
行う一方、受信側装置として、図3に示すファクシミリ
通信処理手順を行う。
【0030】図2において、送信側装置としてのファク
シミリ装置1は、スキャナ5に原稿がセットされて、操
作表示部9を介して送信宛先が指定されると共に送信開
始が指示されると、操作表示部9から設定された読取り
線密度や原稿サイズに応じて、セットされた各ページの
原稿をスキャナ5により読み取り画像メモリ7にいった
ん蓄積してから送信宛先の受信側に発呼して回線が確立
されると、先ず、発呼トーンCNG(1100Hz)を
受信側送出し(処理101)、被呼局識別信号CEDを
受信側から受信して(処理102)、フェーズAの呼設
定を行う。
【0031】そして、フェーズBの伝送前手順として、
処理103ないし処理106を行う。つまり、受信側か
ら非標準機能識別信号NSF及びディジタル識別信号D
ISを受信し(処理103)、受信側の非標準機能及び
標準機能と、自装置の非標準機能及び標準機能の共通範
囲で伝送モードを設定した非標準機能設定信号NSSま
たはディジタル送信命令信号DCSを受信側に送出して
受信側に伝送モードを設定させた上で(処理104)、
トレーニングチェック信号TCFを送出してモデムトレ
ーニングを行い(処理105)、受信側から受信準備確
認信号CFRを受信して伝送前手順を完了する(処理1
06)。
【0032】そして、続くフェーズCのメッセージ伝送
手順で、1ページ分の画情報を送信する(処理10
7)。1ページ分の画情報を送信すると、送信すべき次
ページ分の画情報があるかを判断し(判断108)、次
ページ分の画情報がない場合には(判断108のN
o)、従来と同様に、手順終了信号EOPを受信側に送
出し(処理109)、メッセージ確認信号MCFを受信
側から受信し(処理110)、切断命令信号DCNを受
信側に送出するフェーズDの伝送後手順を行って(処理
111)、通信を終了する。
【0033】次ページ分の画情報がある場合には(判断
108のYes)、更に、次ページ分の画情報について
の伝送モードの、処理107における前ページ分の画情
報についての伝送モードからの変更があるかを判断する
(判断112)。そして、モード変更がない場合には
(判断113のNo)、従来と同様に、マルチページ信
号MPSを受信側に送出し(処理113)、メッセージ
確認信号MCFを受信側から受信するフェーズDの伝送
後手順を行った後に(処理114)、処理107のメッ
セージ伝送手順に戻る。
【0034】モード変更がある場合には(判断113の
Yes)、図11に示した、6秒間の待機が必要な従来
のフェーズDの伝送後手順ではなく、ページ間モード変
更処理を行う(処理115)。なお、処理115のペー
ジ間モード変更処理については、後述する。
【0035】一方、図3において、受信側装置としての
ファクシミリ装置1は、送信側からの着信に応答して回
線が確立されると、送信側からの発呼トーンCNG(1
100Hz)が検出されれば即座に、検出されない場合
でも回線確立後数秒経過すると被呼局識別信号CEDを
送信側に送出して(処理201)、フェーズAの呼設定
を行う。
【0036】そして、フェーズBの伝送前手順として、
処理202ないし処理205を行う。つまり、非標準機
能識別信号NSF及びディジタル識別信号DISを送信
側に送出して自装置の非標準機能及び標準機能を通知し
(処理202)、通知した自装置の非標準機能及び標準
機能と、送信側の機能との共通範囲で設定された伝送モ
ードを非標準機能設定信号NSSまたはディジタル送信
命令信号DCSとして受信して伝送モードを設定した上
で(処理203)、トレーニングチェック信号TCFを
送信側から受信してモデムトレーニングを行い(処理2
04)、送信側に受信準備確認信号CFRを送出して伝
送前手順を完了する(処理205)。
【0037】そして、続くフェーズCのメッセージ伝送
手順で、1ページ分の画情報を受信する(処理20
6)。1ページ分の画情報を受信すると、送信側から手
順終了信号EOPまたはマルチページ信号MPSを受信
したかを判断し(判断207)、手順終了信号EOPを
受信した場合には(判断207のYes(EOP))、
従来と同様に、メッセージ確認信号MCFを送信側に送
出し(処理208)、切断命令信号DCNを送信側から
受信するフェーズDの伝送後手順を行って(処理20
9)、通信を終了する。
【0038】マルチページ信号MPSを受信した場合に
は(判断207のYes(MPS))、従来と同様に、
メッセージ確認信号MCFを送信側に送信するフェーズ
Dの伝送後手順を行った後に(処理210)、処理20
6のメッセージ伝送手順に戻る。
【0039】手順終了信号EOPもマルチページ信号M
PSも受信しなかった場合には(判断207のNo)、
図11に示した、6秒間の待機が必要な従来のフェーズ
Dの伝送後手順ではなく、ページ間モード変更処理を行
う(処理211)。なお、処理211のページ間モード
変更処理については、後述する。
【0040】次に、図2の処理115の送信側における
ページ間モード変更処理手順及び、図3の処理211の
受信側におけるページ間モード変更処理手順について、
第1ないし第5実施形態に分けて説明する。
【0041】先ず、第1実施形態に係るページ間モード
変更処理手順について説明する。第1実施形態では、図
11に示した、従来のページ間モード変更を伴う通信シ
ーケンスにおいて、フェーズDの伝送後手順を行って、
フェーズBの伝送前手順に戻る手順に代えて、図4に示
すように、フェーズDB1のページ間モード変更処理を
行ってからフェーズCのメッセージ伝送手順に戻る手順
を行う。
【0042】図4のフェーズDB1においては、送信側
TXは、メッセージ終了信号EOMを送出するのとほぼ
同時にトーン信号TONEを、トーン発生器10aによ
り送出する。
【0043】その場合、トーン信号TONEは、電話回
線の帯域300〜3400Hzの範囲内で、かつ、メッ
セージ終了信号EOM等の制御信号の送出に使用される
V.17低速モデムで使用される、値1に対応する16
50Hzまたは値0に対応する1850Hzの周波数の
範囲外の所定の周波数の単一周波数信号、または、デュ
アルトーン信号であり、トーン発生器10aがトーン信
号TONEとして送出する周波数と、トーン検出器10
bが、トーン信号TONEとして検出すべき周波数は、
予め同一に設定しておく。
【0044】また、トーン信号TONEの送出タイミン
グは、ほぼ同時に送出されるメッセージ終了信号EOM
の制御信号のフレーム中の制御信号の種別を識別するた
めの情報であるファクシミリ制御フィールドが受信側に
到達して、受信側がメッセージ終了信号EOMを認識し
た後とするためと、できるだけページ間モード変更処理
を短縮するために、ファクシミリ制御フィールドを送出
した数10mS後から送出を開始し、数100mS間送
出を継続することが望ましい。
【0045】受信側RXは、送信側TXからメッセージ
終了信号EOMと共にトーン信号TONEを受信すると
受信準備確認信号CFRを送信側TXに送出し、続いて
送信側TXは、非標準機能設定信号NSSたまはディジ
タル送信命令信号DCSを受信側RXに送出して伝送モ
ードを再設定し、トレーニングチェック信号TCFを送
出してモデムの再トレーニングを行い、受信側RXが受
信準備確認信号CFRを送信側TXに送出することでフ
ェーズDB1のページ間モード変更処理を完了し、フェ
ーズCのメッセージ伝送手順に戻る。
【0046】第1実施形態に係るページ間モード変更処
理の詳細な処理手順について、図5を参照して説明す
る。なお同図においては、送信側及び受信側の双方が本
発明に係るファクシミリ装置1である場合と、送信側ま
たは受信側の一方のみが本発明に係るファクシミリ装置
1で、他方が図11に示したページ間モード変更手順に
のみ対応した従来のファクシミリ装置である場合とがあ
る。
【0047】同図において、送信側がメッセージ終了信
号EOMを受信側に送出すると(処理301)、受信側
により受信される(処理401)。なお、受信側は、こ
の時点ではまだ、送信側が本発明に係るファクシミリ装
置1であるか従来のファクシミリ装置であるかを特定で
きていない。
【0048】送信側は、処理301でメッセージ終了信
号EOMを送出するのとほぼ同時に、トーン信号TON
Eを受信側送出し、自装置がページ間モード変更の短縮
に対応している旨を通知する(処理302)。なお、送
信側は、この時点ではまだ、受信側が本発明に係るファ
クシミリ装置1であるか従来のファクシミリ装置である
かを特定できていない。
【0049】受信側は、処理401でメッセージ終了信
号EOMを受信後、トーン信号TONEをトーン検出器
10bにより受信したかを判断し(判断402)、受信
しない場合は(判断402のNo)、送信側が従来のフ
ァクシミリ装置であると判断して、図11の従来のペー
ジ間モード変更手順と同様に、メッセージ確認信号MC
Fを送信側に送出し(処理407)、6秒待ち(処理4
08)、フェーズBの伝送前手順を実行する(処理40
9)。これにより、受信側が本発明に係るファクシミリ
装置で、送信側が従来のファクシミリ装置である場合で
も、所要時間は長くなるものの、ページ間モード変更処
理を正しく行うことができる。
【0050】受信側は、判断402でトーン信号TON
Eを受信すると(処理402)、受信準備確認信号CF
Rを送信側に送出して、自装置がページ間モード変更の
短縮に対応している旨を通知する(処理403)。
【0051】送信側は、処理302でトーン信号TON
Eを送出後、受信準備確認信号CFRを受信側から受信
したかを判断し(判断303)、受信しない場合は(判
断303のNo)、受信側が従来のファクシミリ装置で
あると判断して、図11の従来のページ間モード変更手
順と同様に、メッセージ確認信号MCFを受信側から受
信し(処理307)、6秒待たされ(処理308)、フ
ェーズBの伝送前手順を実行する(処理309)。これ
により、送信側が本発明に係るファクシミリ装置で、送
信側が従来のファクシミリ装置である場合でも、所要時
間は長くなるものの、ページ間モード変更処理を正しく
行うことができる。
【0052】送信側は、判断303で受信準備確認信号
CFRを受信した場合は(判断303のYes)、最初
の伝送前手順で非標準機能設定信号NSSで交信してい
れば非標準機能設定信号NSSで、ディジタル送信命令
信号DCSで交信していればディジタル送信命令信号D
CSを受信側に送出して次ページ分の画情報について設
定した伝送モードを通知し(処理304)、受信側が受
信して(処理404)、伝送モードが再設定される。
【0053】そして、送信側は、設定したモデム速度で
トレーニングチェック信号TCFを送出し(処理30
5)、受信側が受信してモデムトレーニングを行う(処
理405)。受信側は、処理405のモデムトレーニン
グの結果が良好な場合、受信準備確認信号CFRを送信
側に送出し(処理406)、送信側が受信し(処理30
6)、次ページの画情報の伝送のためのフェーズCのメ
ッセージ伝送手順に移行するための受信準備を完了す
る。
【0054】これにより、図11に示した従来のページ
間モード変更手順のようにメッセージ確認信号MCFの
送出後に6秒間待つこともなく短時間でページ間モード
変更を行うことができる。
【0055】次に、第2実施形態に係るページ間モード
変更処理手順について説明する。
【0056】この第2実施形態は、第1実施形態の変形
例で、図4に示した第1実施形態に係る通信シーケンス
のフェーズDB1を、図6に示すフェーズDB2に置換
すると共に、図5に示した第1実施形態に係るページ間
モード変更処理手順において、処理305及び処理40
5のトレーニングチェック信号TCF送受信手順と、処
理406及び処理306の受信準備確認信号CFR送受
信手順とを、省いたものである。
【0057】これにより、トレーニングチェック信号T
CFの送受信と、受信準備確認信号CFRの送受信とを
省いた分、ページ間モード変更を更に短時間で行うこと
ができる。
【0058】次に、第3実施形態に係るページ間モード
変更処理手順につて説明する。第3実施形態では、受信
側は、図3に示したファクシミリ通信処理手順の処理2
03において、非標準機能識別信号NSFのファクシミ
リ情報フィールド中の所定のビットを立てることで、自
装置がページ間モード変更の短縮に対応している旨を送
信側に通知する一方、送信側は、図2に示したファクシ
ミリ通信処理手順の処理103で受信した非標準機能識
別信号NSFにより、受信側がページ間モード変更の短
縮に対応している旨が通知された場合に、処理104で
受信側に送出する非標準機能設定信号NSSのファクシ
ミリ情報フィールド中の所定のビットを立てることで、
自装置がページ間モード変更の短縮に対応している旨を
受信側に通知する。
【0059】そして、図4に示した第1実施形態に係る
通信シーケンスのフェーズDB1を、図7に示すフェー
ズDB3に置換すると共に、図8に示すページ間モード
変更処理手順を行う。なお、図8においては、送信側及
び受信側の双方が本発明に係るファクシミリ装置1であ
る場合と、送信側または受信側の一方のみが本発明に係
るファクシミリ装置1で、他方が図11に示したページ
間モード変更手順にのみ対応した従来のファクシミリ装
置である場合とがある。
【0060】同図において、送信側は、先ず、伝送前手
順において受信した非標準機能識別信号NSFにより、
ページ間モード変更の短縮に対応している旨り通知が受
信側からあったか否かを判断する(判断501)、一
方、受信側は、先ず、伝送前手順において受信した非標
準機能設定信号NSSにより、ページ間モード変更の短
縮に対応している旨の通知が送信側からあったか否かを
判断する(判断501)。
【0061】受信側は、判断601でページ間モード変
更の短縮に対応している旨の通知が送信側からなかった
場合は(判断601のNo)、送信側が従来のファクシ
ミリ装置であると判断して、図11の従来のページ間モ
ード変更手順と同様に、メッセージ確認信号MCFを送
信側に送出し(処理605)、6秒待ち(処理60
6)、フェーズBの伝送前手順を実行する(処理60
7)。これにより、受信側が本発明に係るファクシミリ
装置で、送信側が従来のファクシミリ装置である場合で
も、所要時間は長くなるものの、ページ間モード変更処
理を正しく行うことができる。
【0062】送信側は、判断501でページ間モード変
更の短縮に対応している旨の通知が受信側からなかった
場合は(判断501のNo)、受信側が従来のファクシ
ミリ装置であると判断して、図11の従来のページ間モ
ード変更手順と同様に、メッセージ確認信号MCFを受
信側から受信し(処理505)、6秒待たされ(処理5
06)、フェーズBの伝送前手順を実行する(処理50
7)。これにより、送信側が本発明に係るファクシミリ
装置で、送信側が従来のファクシミリ装置である場合で
も、所要時間は長くなるものの、ページ間モード変更処
理を正しく行うことができる。
【0063】送信側は、判断501でページ間モード変
更の短縮に対応している旨の通知が受信側からあった場
合は(判断501のYes)、伝送前手順で非標準機能
設定信号NSSを受信側に送出して次ページ分の画情報
について設定した伝送モードを通知し(処理502)、
受信側が受信して(処理602)、伝送モードが再設定
される。
【0064】そして、送信側は、設定したモデム速度で
トレーニングチェック信号TCFを送出し(処理50
3)、受信側が受信してモデムトレーニングを行う(処
理603)。受信側は、処理603のモデムトレーニン
グの結果が良好な場合、受信準備確認信号CFRを送信
側に送出し(処理604)、送信側が受信し(処理50
4)、次ページの画情報の伝送のためのフェーズCのメ
ッセージ伝送手順に移行するための受信準備を完了す
る。
【0065】これにより、図11に示した従来のページ
間モード変更手順のようにメッセージ確認信号MCFの
送出後に6秒間待つこともなく短時間でページ間モード
変更を行うことができる。また、送信側及び受信側間で
のページ間モード変更の短縮に対応しているか否かの確
認は、伝送前手順で予め行っているため、ページ間モー
ド変更処理時に確認する必要がなく、その分更に時間の
短縮が可能となる。
【0066】次に、第4実施形態に係るページ間モード
変更処理手順について説明する。
【0067】この第4実施形態は、第3実施形態の変形
例で、図4に示した第1実施形態に係る通信シーケンス
のフェーズDB1を、図9に示すフェーズDB4に置換
すると共に、図8に示した第3実施形態に係るページ間
モード変更処理手順において、処理503及び処理60
3のトレーニングチェック信号TCF送受信手順を省い
たものである。
【0068】これにより、トレーニングチェック信号T
CFの送受信を省いた分、ページ間モード変更を更に短
時間で行うことができる。
【0069】次に、第5実施形態に係るページ間モード
変更処理手順について説明する。
【0070】この第5実施形態は、第4実施形態の変形
例で、図4に示した第1実施形態に係る通信シーケンス
のフェーズDB1を、図10に示すフェーズDB4に置
換すると共に、図8に示した第3実施形態に係るページ
間モード変更処理手順において、処理503及び処理6
03のトレーニングチェック信号TCFの送受信手順を
省き、処理502及び処理602の非標準機能設定信号
NSSの送受信に代えて、訂正続行信号CTCの送受信
により伝送モードを設定し、処理604及び処理504
の受信準備確認信号CFRによる応答に代えて、訂正続
行応答信号CTRにより応答する。
【0071】これにより、ページ間モード変更時の伝送
モードの変更を非標準機能設定信号NSSよりも短い訂
正続行信号CTCにより行う分、ページ間モード変更を
更に短時間で行うことができる。
【0072】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、従来の伝送制御手順では必要であった、ページ間モ
ード変更時の6秒間の待ち時間を省きつつ、ページ間の
伝送モード変更を正しく行うことができ、全体の通信時
間を大幅に短縮することができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、送信側か
ら受信側への1ページ分の画情報の伝送後に、伝送モー
ドの異なる次ページ分の画情報がある場合は、送信側は
メッセージ終了信号EOMの送出とほぼ同時に、自装置
がページ間の伝送モード変更の短縮に対応している旨を
示す所定のトーン信号を受信側に送出する一方、送信側
からの前記所定のトーン信号を受信した、ページ間の伝
送モード変更の短縮に対応している受信側は、受信準備
確認信号CFRを送出することでその旨を通知し、その
通知を受けた送信側は、受信側が伝送後手順でメッセー
ジ確認信号MCFを送出後に伝送前手順に戻る前に約6
秒待つ必要のある従来の手順ではなく、非標準機能設定
信号NSSまたはディジタル送信命令信号DCSを即座
に受信側に送出して伝送モードを再設定すると共にトレ
ーニングチェック信号TCFを送出してモデムの再トレ
ーニングを行い、受信側から受信準備確認信号CFRを
受信すると、前記次ページ分の画情報の送信を開始する
ページ間伝送モード変更を短縮する手順を行うため、ペ
ージ間の伝送モード変更手順に要する時間を大幅に短縮
することが可能となる。これにより、全通信時間にしめ
る画情報を伝送しないむだな時間が短縮できて、通信時
間の大幅な短縮が可能となる効果が得られる。また、送
信側から受信側にメッセージ終了信号EOMとほぼ同時
に前記所定のトーン信号を送出し、受信側から受信準備
確認信号CFRが返ってきた後の、非標準機能設定信号
NSSの送出以降の手順は、通常手順と同じ制御を使用
することで、ECMを使用することなく、通常伝送手順
より伝送モードを変更するごとに伝送時間を6秒以上短
縮することができる。更に、送信側が本発明に係る機能
を備えたファクシミリ装置で、受信側が本発明に係る機
能を備えないファクシミリ装置である場合には、送信側
からメッセージ終了信号EOMとほぼ同時に送出した前
記所定のトーン信号は受信側で無視され、メッセージ終
了信号EOMのみが認識される一方、送信側は、前記所
定のトーン信号に対して受信側が受信準備確認信号CF
Rで応答してこないことで、受信側が本発明に係る機能
を備えないファクシミリ装置であることを認識でき、ま
た、送信側が本発明に係る機能を備えないファクシミリ
装置で、受信側が本発明に係る機能を備えたファクシミ
リ装置である場合には、受信側は、送信側からメッセー
ジ終了信号EOMとほぼ同時に送出されるはずの前記所
定のトーン信号が検出されないことで、送信側が本発明
に係る機能を備えないファクシミリ装置であることを認
識でき、以後は、受信側がメッセージ確認信号MCFの
送出後に伝送前手順に戻るまでに約6秒待つ必要はある
が、従来通りの手順で交信することができるため、送信
側及び受信側のいずれか一方が本発明に係るファクシミ
リ装置でない場合でも、ページ間モード変更手順に不具
合が発生することはない。
【0074】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果に加えて、請求項1に係る発明の
手順のうち、ページ間伝送モード変更時に送信側から受
信側へトレーニングチェック信号TCFの送出してモデ
ムの再トレーニングを行う手順を省略することで、ペー
ジ間の伝送時間を更に短縮することが可能となる効果が
得られる。
【0075】請求項3に係る発明によれば、送信側から
受信側への1ページ分の画情報の伝送後に、伝送モード
の異なる次ページ分の画情報がある場合において、伝送
前手順において受信側から非標準機能識別信号NSFに
よりページ間モード変更短縮制御に対応している旨が予
め通知されているときは、受信側が伝送後手順でメッセ
ージ確認信号MCFを送出後に伝送前手順に戻る前に約
6秒待つ必要のある従来の手順ではなく、非標準機能設
定信号NSSを即座に受信側に送出して伝送モードを再
設定すると共にトレーニングチェック信号TCFを送出
してモデムの再トレーニングを行い、受信側から受信準
備確認信号CFRを受信すると、前記次ページ分の画情
報の送信を開始するページ間伝送モード変更を短縮する
手順を行うばかりでなく、ページ間伝送モード変更の短
縮に対応しているか否かの確認のための信号をページ間
で送信側及び受信側がやりとりする必要もないため、ペ
ージ間の伝送モード変更手順に要する時間を大幅に短縮
することが可能となる。これにより、全通信時間にしめ
る画情報を伝送しないむだな時間が短縮できて、通信時
間の大幅な短縮が可能となる効果が得られる。また、ペ
ージ間における非標準機能設定信号NSSの送出以降の
手順は、通常手順と同じ制御を使用することで、ECM
を使用することなく、通常伝送手順より伝送モードを変
更するごとに伝送時間を6秒以上短縮することができ
る。更に、送信側が本発明に係る機能を備えたファクシ
ミリ装置で、受信側が本発明に係る機能を備えないファ
クシミリ装置である場合には、送信側は、伝送前手順に
おいて受信側から非標準機能識別信号NSFによりペー
ジ間モード変更短縮制御に対応している旨が通知されな
いことで、受信側が本発明に係る機能を備えないファク
シミリ装置であることを認識でき、また、送信側が本発
明に係る機能を備えないファクシミリ装置で、受信側が
本発明に係る機能を備えたファクシミリ装置である場合
には、受信側は、伝送前手順において送信側から非標準
機能設定信号NSSによりページ間モード変更短縮制御
に対応している旨が通知されないことで、送信側が本発
明に係る機能を備えないファクシミリ装置であることを
認識でき、そのような場合は、受信側がメッセージ確認
信号MCFの送出後に伝送前手順に戻るまでに約6秒待
つ必要はあるが、従来通りの手順で交信することができ
るため、送信側及び受信側のいずれか一方が本発明に係
るファクシミリ装置でない場合でも、ページ間モード変
更手順に不具合が発生することはない。
【0076】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
係る発明と同様の効果に加えて、請求項3に係る発明の
手順のうち、ページ間伝送モード変更時に送信側から受
信側へトレーニングチェック信号TCFの送出してモデ
ムの再トレーニングを行う手順を省略することで、ペー
ジ間の伝送時間を更に短縮することが可能となる効果が
得られる。
【0077】請求項5に係る発明によれば、請求項4に
係る発明と同様の効果に加えて、請求項4に係る発明の
手順のうち、ページ間伝送モード変更時に送信側から受
信側へ送出する非標準機能設定信号NSS信号に代え
て、非標準機能設定信号NSSより短い訂正続行信号C
TCを使用することで、ページ間の伝送時間を更に短縮
することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
ブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置が
送信側装置として行うファクシミリ通信処理手順につい
て示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置が
受信側装置として行うファクシミリ通信処理手順につい
て示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係る通信シーケンスについて示
す図である。
【図5】第1実施形態に係るページ間モード変更処理手
順について示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態に係る通信シーケンスについて示
す図である。
【図7】第3実施形態に係る通信シーケンスについて示
す図である。
【図8】第3実施形態に係るページ間モード変更処理手
順について示すフローチャートである。
【図9】第4実施形態に係る通信シーケンスについて示
す図である。
【図10】第5実施形態に係る通信シーケンスについて
示す図である。
【図11】従来のページ間モード変更を伴う通信シーケ
ンスについて示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 画像メモリ 8 符号化復号化部 9 操作表示部 10 モデム 10a トーン発生器 10b トーン検出器 11 網制御部 12 システムバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 G3ファクシミリプロトコルに基づいた
    制御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法において、 送信側は、1ページ分の画情報の送信後に、伝送モード
    の異なる次ページ分の画情報がある場合は、メッセージ
    終了信号EOMの送出とほぼ同時に所定のトーン信号を
    受信側に送出し、前記所定のトーン信号に呼応して受信
    側から受信準備確認信号CFRを受信した場合は、続い
    て非標準機能設定信号NSSまたはディジタル送信命令
    信号DCSを受信側に送出して伝送モードを再設定する
    と共にトレーニングチェック信号TCFを送出してモデ
    ムの再トレーニングを行い、当該トレーニングチェック
    信号TCFに呼応して受信側から受信準備確認信号CF
    Rを受信した後に前記次ページ分の画情報を受信側に送
    信する一方、 受信側は、1ページ分の画情報の受信後にメッセージ終
    了信号EOMの受信とほぼ同時に前記所定のトーン信号
    を受信した場合は受信準備確認信号CFRを送信側に送
    出し、続いて送信側から受信される非標準機能設定信号
    NSSまたはディジタル送信命令信号DCSにより伝送
    モードを再設定すると共にトレーニングチェック信号T
    CFを受信してモデムの再トレーニングを行い、受信準
    備確認信号CFRを送信側に送信した後に前記次ページ
    分の画情報を送信側から受信することを特徴とするファ
    クシミリ装置の伝送制御方法。
  2. 【請求項2】 G3ファクシミリプロトコルに基づいた
    制御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法において、 送信側は、1ページ分の画情報の送信後に、伝送モード
    の異なる次ページ分の画情報がある場合は、メッセージ
    終了信号EOMの送出とほぼ同時に所定のトーン信号を
    受信側に送出し、前記所定のトーン信号に呼応して受信
    側から受信準備確認信号CFRを受信した場合は、続い
    て非標準機能設定信号NSSまたはディジタル送信命令
    信号DCSを受信側に送出して伝送モードを再設定した
    後に前記次ページ分の画情報を受信側に送信する一方、 受信側は、1ページ分の画情報の受信後に、メッセージ
    終了信号EOMの受信とほぼ同時に前記所定のトーン信
    号を受信した場合は受信準備確認信号CFRを送信側に
    送出し、続いて送信側から受信される非標準機能設定信
    号NSSまたはディジタル送信命令信号DCSにより伝
    送モードを再設定した後に前記次ページ分の画情報を送
    信側から受信することを特徴とするファクシミリ装置の
    伝送制御方法。
  3. 【請求項3】 G3ファクシミリプロトコルに基づいた
    制御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法において、 送信側は、伝送前手順において非標準機能設定信号NS
    Sによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め受信側に通知し、1ページ分の画情報の送信後
    に、伝送モードの異なる次ページ分の画情報がある場合
    において、伝送前手順において受信側から非標準機能識
    別信号NSFによりページ間モード変更短縮制御に対応
    している旨が予め通知されているときは、非標準機能設
    定信号NSSを受信側に送出して伝送モードを再設定す
    ると共にトレーニングチェック信号TCFを送出してモ
    デムの再トレーニングを行い、当該トレーニングチェッ
    ク信号TCFに呼応して受信側から受信準備確認信号C
    FRを受信した後に前記次ページ分の画情報を受信側に
    送信する一方、 受信側は、伝送前手順において非標準機能識別信号NS
    Fによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め送信側に通知し、伝送前手順において送信側から
    非標準機能設定信号NSSによりページ間モード変更短
    縮制御に対応している旨が予め通知されている場合にお
    ける1ページ分の画情報の受信完了後に送信側から非標
    準機能設定信号NSSを受信すると伝送モードを再設定
    すると共にトレーニングチェック信号TCFを受信して
    モデムの再トレーニングを行い、受信準備確認信号CF
    Rを送信側に送信した後に前記次ページ分の画情報を送
    信側から受信することを特徴とするファクシミリ装置の
    伝送制御方法。
  4. 【請求項4】 G3ファクシミリプロトコルに基づいた
    制御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法において、 送信側は、伝送前手順において非標準機能設定信号NS
    Sによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め受信側に通知し、1ページ分の画情報の送信後
    に、伝送モードの異なる次ページ分の画情報がある場合
    において、伝送前手順において受信側から非標準機能識
    別信号NSFによりページ間モード変更短縮制御に対応
    している旨が予め通知されているときは、非標準機能設
    定信号NSSを受信側に送出して伝送モードを再設定
    し、当該非標準機能設定信号NSSに呼応して受信側か
    ら受信準備確認信号CFRを受信した後に前記次ページ
    分の画情報を受信側に送信する一方、 受信側は、伝送前手順において非標準機能識別信号NS
    Fによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め送信側に通知し、伝送前手順において送信側から
    非標準機能設定信号NSSによりページ間モード変更短
    縮制御に対応している旨が予め通知されている場合にお
    ける1ページ分の画情報の受信完了後に送信側から非標
    準機能設定信号NSSを受信すると伝送モードを再設定
    すると共に受信準備確認信号CFRを送信側に送出した
    後に前記次ページ分の画情報を送信側から受信すること
    を特徴とするファクシミリ装置の伝送制御方法。
  5. 【請求項5】 G3ファクシミリプロトコルに基づいた
    制御信号をやりとりして画情報を送受信するファクシミ
    リ装置の伝送制御方法において、 送信側は、伝送前手順において非標準機能設定信号NS
    Sによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め受信側に通知し、1ページ分の画情報の送信後
    に、伝送モードの異なる次ページ分の画情報がある場合
    において、伝送前手順において受信側から非標準機能識
    別信号NSFによりページ間モード変更短縮制御に対応
    している旨が予め通知されているときは、訂正続行信号
    CTCを受信側に送出して伝送モードを再設定し、訂正
    続行信号CTCに呼応して受信側から訂正続行応答信号
    CTRを受信した後に前記次ページ分の画情報を受信側
    に送信する一方、 受信側は、伝送前手順において非標準機能識別信号NS
    Fによりページ間モード変更短縮制御に対応している旨
    を予め送信側に通知し、伝送前手順において送信側から
    非標準機能設定信号NSSによりページ間モード変更短
    縮制御に対応している旨が予め通知されている場合にお
    ける1ページ分の画情報の受信完了後に送信側から訂正
    続行信号CTCを受信すると伝送モードを再設定すると
    共に訂正続行応答信号CTRを送信側に送出した後に前
    記次ページ分の画情報を送信側から受信することを特徴
    とするファクシミリ装置の伝送制御方法。
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