JP2000124929A - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP2000124929A
JP2000124929A JP29720098A JP29720098A JP2000124929A JP 2000124929 A JP2000124929 A JP 2000124929A JP 29720098 A JP29720098 A JP 29720098A JP 29720098 A JP29720098 A JP 29720098A JP 2000124929 A JP2000124929 A JP 2000124929A
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彰 鳥羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なった伝送レートでも同一伝送路で通信で
きるネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 ホストノード2が、データライン1にて
高速ビットレートノード4,5および低速ビットレート
ノード3,6に接続されている。データライン1は、高
速パケットおよび低速パケットが混在して伝送される。
各ノードはサイクルタイムTでパケットの送受信が可能
で、サイクルタイムTが高速パケット域と低速パケット
域とに分けられ、データライン1によって接続された高
速ビットレートノード4,5および低速ビットレートノ
ード3,6はそれぞれに割り当てられたパケット域での
み通信可能である。低速パケットが割当時間t以内、高
速パケットが時間(T−t)以内であれば、サイクルタ
イムT内で高速・低速パケットを混在して伝送可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なった伝送レー
トのノード間を単一の伝送路にて通信可能とするネット
ワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の家電機器をネットワークで
接続する場合、その伝送レートは、各家電機器の制御内
容や、必要とする情報量、通信所用時間、必要応答時間
によって決定される。
【0003】図15は、従来のネットワークシステムの
概略構成を示す。ホストノード13が、高速データライ
ン11にて高速ビットレートノード16,17と接続さ
れ、さらにゲートウェイ14を介して、低速データライ
ン12にて低速ビットレートノード15,18に接続さ
れている。
【0004】例えば、AV(Audio Visual)機器では、画
像、音声などの情報量の大きいデータをリアルタイムで
通信する必要があり、100Mbps、200Mbp
s、400Mbpsなどの高速伝送レートで送られ、さ
らに高速化の方向に進んでいる。
【0005】一方、エアコン、電子レンジ、照明などの
白物家電では、制御データが主で、数十Kバイト程度の
少ないデータの送受信のみであり、リアルタイムで通信
を行う必要もない。このため、伝送レートも、現在で
9.6Kbps、将来的にも100Kbps程度で十分
である。
【0006】このように扱うデータの異なる通信では、
プロトコルもそれぞれ異なり、伝送レートも大きく異な
るため、二つの系に分離して伝送し、最終的にゲートウ
ェイで接続する方法が用いられている。例えばAV系は
IEEE1394などの同期転送型(isochronous trans
fer)を含むプロトコルを用い、白物家電系はHBSやL
ONWORKSのような非同期データ転送型(asynchron
ous trnsfer)のプロトコルが選ばれ、その物理仕様も異
なるため、異なるトランシーバを持つ二つの伝送ライン
が併存している。伝送媒体が有線であれば、2系統の配
線が家庭内に敷設され、無線であれば、異なった二つの
周波数の電波が用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2系統
の配線を行うことによって設置工事がコスト高となり、
無線の場合は異なった二つの周波数の電波を用いること
によって貴重な周波数資源を消費することになる。いず
れにしても伝送レートの異なる二つの変復調器を持つト
ランシーバが必要であり、高速ネットワーク、低速ネッ
トワークそれぞれのノードでの標準化、コストダウンの
阻害要因となっている。
【0008】本発明は、上記課題を解決するため、異な
った伝送レートでも同一伝送路で通信できるネットワー
クシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のネットワークシステムは、異なるデータ通
信速度のノードを通信媒体で接続したネットワークシス
テムにおいて、前記各ノードが、パケット通信のサイク
ル時間をビットレートの異なる複数の時系列通信域に分
け、その中で自己に割り当てられたビットレートの通信
域に送信パケットを割り付ける通信域割付手段を具備す
ることを特徴とする。
【0010】以上の構成によって、異なった伝送レート
でも同一伝送路で通信できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0012】図1は、(a)に本発明のネットワークシ
ステムの概略構成を、(b)に本発明の通信方法による
パケット列を示す。
【0013】ホストノード2が、データライン1にて高
速ビットレートノード4,5および低速ビットレートノ
ード3,6に接続されている。データライン1は、有
線、電波、光などであり、高速パケットおよび低速パケ
ットが混在して伝送される。高速ビットレートノード4
はDVD(Digital Video Disc)、高速ビットレートノー
ド5はHDTV(High Density Television)であって、
共に100Mbpsでパケットの送受信を行う。また、
低速ビットレートノード3はエアコン、低速ビットレー
トノード6は電子レンジであって、共に100Kbps
でパケットの送受信を行う。
【0014】各ノードはサイクルタイムTでパケットの
送受信が可能で、サイクルタイムTが高速パケット域と
低速パケット域とに分けられ、データライン1によって
接続された高速ビットレートノード4,5および低速ビ
ットレートノード3,6はそれぞれに割り当てられたパ
ケット域でのみ通信可能である。低速パケットが割当時
間t以内、高速パケットが時間(T−t)以内であれ
ば、サイクルタイムT内で高速・低速パケットを混在し
て伝送可能である。なお、三つ以上の異なるビットレー
トのパケット通信域に分割することもできる。
【0015】図2は、本発明のネットワークシステムを
構成するノードの第1の構成例を示す。OSI(Open Sy
stems Interconnection)モデルの1〜7層101は、O
SI1層の一部102とベースバンドパケットの交換を
行い、さらにトランシーバ103を介して他のノードと
データパケットの交換を行う。メモリ104は、ビット
レート値、T値、t値、通信域割当値(通信可能域)を
記憶している。
【0016】OSI1層の一部102では、OSI1〜
7層101から受けたベースバンドパケットがパケット
バッファ102aにいったん記憶され、OSI1〜7層
101からのビットレート指定に従い、ビット周期発生
器102bからビット周期が発生され、パケットバッフ
ァ102aのデータがトランシーバ103に出力され、
変調器103aにて変調され、データライン1に送出さ
れる。
【0017】データライン1からのパケット信号は、復
調器103bにて復調されて、ビットレート判別器10
2dにてビットレートを判別され、メモリ104によっ
て自己に割り当てられたビットレート値のパケットが、
パケット透過判定器102dにて選択されてパケットバ
ッファ102cに記憶され、OSI1〜7層101に送
られる。
【0018】次に、各ノードの送信タイミングの決定方
法を説明する。送信ノードは、図3に示すようにT時間
キャリアを監視し、その間にキャリアを検出できなかっ
た場合、監視終了後、所定のビットレートでパケット送
信を開始する。このとき各ノードは、タイムスロット
(時間幅ts)を持っており、監視終了後にランダムな
値nを決定し、このn番目のタイムスロットnからパケ
ット送信を開始する。ただしn*ts(*は乗算を表
す。以降同様。)はTに対して充分小さく選ぶ。この送
信前のキャリア監視によって複数ノードの同時送信によ
るパケット衝突を回避できる。
【0019】T時間のキャリア監視時にキャリアを検出
した場合は、検出したパケットのプリアンブル時刻を判
定する。復調器103aにて受信信号をベースバンド信
号に復調した後、パケット先頭に付加されているプリア
ンブルパルスの周期をビットレート判別器102dにて
計測することによって、高速パケットか低速パケットか
を判別する。また、同時にプリアンブルパルスの最初の
出現時刻を検出する。高速または低速のパケットを複数
検出したときは、それぞれの最初のプリアンブルの検出
時刻をサイクルタイム内の高速パケット域または低速パ
ケット域の開始時刻と判定する。サイクルタイムTの間
に少なくとも一つのパケットが検出されれば、次のサイ
クルで各ノードの送信タイミングはビットレート判定結
果、プリアンブル開始時刻、t値によって一義的に決定
される。
【0020】例えば図4に示されるように最初に高速パ
ケットのみを検出した場合、この先頭プリアンブルより
時間T経過後に高速ビットレートノードが送信権を持
つ。また低速ビットレートノードは、(2T−t)経過
後に送信権を持つ。高速パケット域または低速パケット
域のタイミング情報取得後は各ノードがキャリアセンス
によって送信開始時刻をそれぞれ判断する。なお、ビッ
トレートの判定は、あらかじめ各ノードのメモリに記憶
されている自己またはその他ノードのビットレート値と
照合して行われる。
【0021】各ノードの通信処理部の物理層(OSI1
層)にはビットレート周期信号発生器(図1のビット周
期発生器102b)が設けられており、この周期は各ノ
ードに割り当てられたパケット通信域のビットレート周
期に対応する。通常各ノードはビットレート周期が固定
であるがホストノード2(集中制御装置)は、高速・低
速それぞれのビットレート周期に対応して切り替え可能
なビットレート周期信号発生器を有し、送信先に応じて
切り替える。
【0022】受信したパケットは、ビットレート値に対
応してパケットバッファメモリに貯えられ、OSI上位
層に渡される。
【0023】各ノードは、ビットレート値に1:1で対
応するプロトコルを持ち、ビットレート値、T値、t
値、通信域割当値を記憶する。ここで通信域割当値と
は、1サイクルタイムをビットレートごとのパケット域
に分割したとき、例えば図5(a)に示すように順番に
0、1などの値を領域に割り付けた値であり、図5
(b)に一例としてノード1のメモリデータを示す。本
例ではノード1が、送信ビットレート100Kbps
で、通信域割当値1なので、サイクルタイムの後半に送
信権を持つ。
【0024】特に各パケット域で複数パケットが交換さ
れる場合、それぞれの指定領域をはみ出さないように管
理する必要がある。まず、一つの最大パケット長は、高
速用が(T−t)、低速用は時間t以内である。特に高
速用は扱うデータ量が多く、一回のパケットで全てのデ
ータを送ることが不可能なことが多く、複数サイクルタ
イムにわたって送信される場合が多い。ここで、アプリ
ケーション層(OSI7層)で生成される電文は、OS
I上位層からOSI下位層に渡され、順次データが付加
され、最終的に送信パケットバッファ102aに蓄えら
れる。送信パケットバッファ102aに蓄えられたパケ
ットを構成する全ビット数を、その占有メモリサイズに
よって割り出す。これをmバイトとすると、パケット送
信時間Tp=(8*m/送信ビットレート(bps))
秒となる。
【0025】図6は、時間tの低速パケット域で複数の
低速ノードがパケットを送信する例を示す。Bノード
は、Aノードのパケット送信終了時刻から残された許容
時間tremain=t−(A終了時刻−A開始時刻)として
得ることができる。
【0026】図7のフローチャートを参照して、2回目
以降のサイクルタイムのパケット送信アルゴリズムを説
明する。まず、n=2として(ST1)、送信したいパ
ケット長Tpを計算する(ST2)。そしてキャリアセ
ンスを行い(ST3)、終了したら(ST4)、t
remainを計算する(ST5)。ここでα=タイムスロッ
ト幅ts*最大スロット数の時間分とすると、tremain
≧Tp+2*αならば(ST6)、Bノードが送信し
(ST7)、n=n+1として、すなわち三回目のパケ
ットでは3*αを加算し(ST8)、ステップST2に
戻る。そうでなければ送信せず、次のサイクルタイムま
で待つ(ST9)。
【0027】次に異なるビットレートのノードに送信す
る場合を説明する。図8は、ノード3のメモリデータを
示し、自己送信ビットレート値および自己通信域割当値
を二つ持ち、異なったビットレートのノードと通信でき
る。例えば、ノード5にパケットを送信する場合、メモ
りテーブルから100Mbpsで通信域割当値0で送信
しなければならい。
【0028】図9に本発明のネットワークシステムを構
成するノードの第2の構成例を示す。アプリケーション
層201は、OSI1〜6高速用レイヤ202またはO
SI1〜6低速用レイヤ203とデータ交換を行い、O
SI1層の一部204とベースバンドパケットの交換を
行い、さらにトランシーバ205を介して他のノードと
変調後のデータパケットの交換を行う。メモリ206
は、ビットレート値、T値、t値、通信域割当値を記憶
している。
【0029】OSI1層の一部204では、OSI1〜
6高速用レイヤ202またはOSI1〜6低速用レイヤ
203から受けたベースバンドパケットがパケットバッ
ファ204aにいったん記憶され、OSI1〜6高速用
レイヤ202またはOSI1〜6低速用レイヤ203か
らのビットレート指定に従い、ビット周期発生器204
cからビット周期が発生され、パケットバッファ204
aのデータがトランシーバ205に出力され、変調器2
05aにて変調され、データライン1に送出される。
【0030】データライン1からのパケット信号は、復
調器205bにて復調されて、ビットレート判別器20
4fにてビットレートを判別され、メモリ206によっ
て自己に割り当てられたビットレート値のパケットが、
パケット透過判定器204eにて選択されてパケットバ
ッファ204dに記憶され、OSI1〜6高速用レイヤ
202またはOSI1〜6低速用レイヤ203に送られ
る。
【0031】復調器205bにて復調されたパケット
は、そのプリアンブル部の周期がビットレート判別器で
判別される。単一ビットレートノードでは、この判別内
容で自己宛パケットか否かが判定される。もし異なれ
ば、判別信号フラグでパケット通過判定器204e内部
のスイッチを開き、パケットバッファ204dには伝送
されないようにする。高速・低速ビットレートで通信可
能なノードの場合は、ビットレート判別器204fでビ
ットレートが判別された後、判別信号フラグによって高
速または低速レイヤが選択された後、選択された方の上
位層レイヤに渡され、パケット内の宛先アドレスと自己
アドレスとの比較後、パケットの取捨が行われる。
【0032】このノードに特有な機能が二つ有り、第1
に送信データ長を通信ビットレートごとに通信域に納め
る機能がある。すなわち送信相手のビットレート値、通
信域時間から送信データの許容長に収まるようにデータ
を分割し、パケット符号を付加し、次のサイクルタイム
に残りデータをパケット化して送信する。オーババッフ
ァメモリ204bは送信パケットバッファ204aとは
別に設けられていて、電文データの許容値を超えた部分
がストアされ、1サイクルタイム終了後にストア値が読
み出される。
【0033】図10のフローチャートを参照して、この
機能を説明する。オーババッファメモリ204bを初期
化して(ST11)、オーババッファメモリ204bか
らデータを読み出し(ST12)、イベント(入力装置
からの入力など)に基づき送信電文を生成する(ST1
3)。そして生成電文とオーババッファメモリ204b
からのデータと付加データ(アドレス、誤り訂正符号な
ど)との合計データビット長を計算する(ST14)。
ここでデータ通信域の許容ビット長=通信域時間*通信
レート(bps)として、データ通信域の許容ビット長
を読み出し(ST15)、送信パケット長<許容ビット
長か判定し(ST16)、否ならば許容オーバビットを
オーババッファメモリ204bにストアする(ST1
7)。そして送信パケットバッファ204aに許容デー
タ分をストアし(ST18)、パケット番号を付加する
(ST19)。ステップST16で、送信パケット長が
許容ビット長より短ければ送信パケットバッファ204
aにストアする(ST20)。そしてキャリアセンス後
送信し(ST21)、次のサイクルタイムまでウェイト
して(ST22)、ステップST12に戻る。
【0034】図11は、上記アルゴリズムでデータを複
数のパケットに分割して送信する例を示す。
【0035】プロトコル解釈機構は、高速ノード間の
み、低速ノード間のみの通信では、各々同じプロトコル
通信レイヤが用意されている。しかし高速ノードから低
速ノードに、あるいはその逆に送信する場合は相手にプ
ロトコルが正しく解釈されることが必要である。このた
め第2の機能として、高速用レイヤ202と低速用レイ
ヤ203とを用意し、送り先によって選択する。また、
前述の分割されたパケット番号の付加されたパケットを
受信したときはパケット番号を解釈して、順次再組立す
る機構がOSIレイヤの中に必要であり、公知の技術で
ある。通常は高速または低速レイヤのいずれか一方を持
っていればよい。
【0036】次に、T値、t値を可変して送信する場合
について説明する。アプリケーションにより、例えば低
速パケット側に多くのノードがアクセスしたい場合、低
速パケット域の占有時間帯を広げたい場合がある。ま
た、その逆に高速パケット域を広げたい場合もある。こ
のようなとき、高速・低速両方に含まれるホストノード
2が全ノードに対してT値、t値をsetコマンドと共
に同報し、他のノードのメモリテーブルを書き換える。
【0037】図12に示すようにT値、t値、setコ
マンドなどの電文を、ホストノード2が同報モードで異
なる二つのビットレートのパケットにて送信する。図1
3は、この電文の一例を示し、同報コマンド、setコ
マンドの次に、T=20msec、t=8msecに指
定するコマンドを挿入する。このパケットを受け取った
ノードは、直ちにメモリのデータを書き換えた後、AC
K(アクノリッジ)を任意のタイミングで送信元のホス
トノード2に返す。ホストノード2は、ACKの戻らな
いノードに対してACKが戻るまで書換パケットを再送
する。このようにして全ノードのメモリデータが書き換
えられ、以降新しいT値、t値にて通信を開始する。
【0038】また、resetコマンドを同報すると、
予め各ノードに用意されているデフォルトのT値、t値
に設定される。この書換手順もsetコマンドの場合と
同様である。
【0039】次に、トランシーバ205の変調器205
a、復調器205bの機能について説明する。変調器2
05aにはパケットのビット列が入力され、変調されて
出力される。変調方式にはASK(Amplitude Shift Kei
ng)、FSK(Frequency Shift Keing)、PSK(Phase S
hift Keing)、SS(Spread Spectrum)などの変調方式が
選ばれるが、全てのノードは復調器も含め、同一の方式
に統一され、かつ出力レベル、変調周波数、変調度など
の物理的なパラメータも共通に設定されている。
【0040】復調器205bは、変調された信号を復調
するが、変調方式は全ノード間で統一されているため、
本ネットワークシステム内の全てのノードの出力である
変調信号は受信ノードでベースバンド信号に復調するこ
とができる。
【0041】ベースバンド信号にて周期を測定して、ビ
ットレートの判別を行うため、ベースバンド方式の符号
は論理1、0の両期間で必ずパルスの出る符号を用い
る。
【0042】図14は、ベースバンド方式の符号波形を
示し、(a)は符号Aの波形、(b)は符号Bの波形を
示す。符号A、符号B共に周期測定によるビットレート
の判別が行える。各ノードはこのビットレートの判定が
行えればよく、異なるプロトコルの解釈を行う必要がな
い。特に通信媒体を有線としてベースバンド伝送方式を
用いた場合、同一信号線上にパルスが出るため、信号レ
ベルを高速用、低速用の各ノード間で整合をとること
で、パルスの周期測定ができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のネットワー
クシステムは、パケット通信のサイクル時間をビットレ
ートの異なる複数の時系列通信域に分け、その中で自己
に割り当てられたビットレートの通信域に送信パケット
を割り付けるので、異なった伝送レートでも同一伝送路
で通信でき、ネットワークを構成するノードの標準化が
容易となり、またシステムのコストダウンを図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のネットワークシステムの概略
構成図、(b)は本発明の通信方法によるパケット列を
示す図である。
【図2】本発明のネットワークシステムを構成するノー
ドの第1の構成例を示す図である。
【図3】送信タイミングの決定方法の説明図である
【図4】高速・低速パケットの信号例を示す図である。
【図5】(a)は通信領域に割り付て値を付した例を示
し、(b)はノード1のメモリデータの一例を示す図で
ある。
【図6】低速パケット域で複数の低速ノードがパケット
を送信する例を示す。
【図7】パケット送信アルゴリズムを説明するフローチ
ャートである。
【図8】ノード3のメモリデータの一例を示す図であ
る。
【図9】本発明のネットワークシステムを構成するノー
ドの第2の構成例を示す図である。
【図10】送信データ長を通信ビットレートごとに通信
域に納める機能を説明するフローチャートである。
【図11】データを複数のパケットに分割して送信する
例を示す図である。
【図12】ホストノードの送信する電文の一例を示す図
である。
【図13】同報モードの電文の一例を示す図である。
【図14】ベースバンド方式の符号波形を示し、(a)
は符号Aの波形、(b)は符号Bの波形を示す図であ
る。
【図15】従来のネットワークシステムの概略構成を示
す図である。
【符号の説明】
1…データライン,2…ホストノード,3…低速ビット
レートノード,4…高速ビットレートノード,5…高速
ビットレートノード,6…低速ビットレートノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA04 HB01 HB02 HB15 HB21 JL00 JL01 JL03 KA21 LD02 MB00 MB11 5K032 AA04 BA01 BA16 CA09 CC10 CC13 CD01 DA00 DA01 DA21 DA22 DB19 9A001 CC02 CC06 CC07 CZ05 JZ75 KZ37

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なるデータ通信速度のノードを通信媒
    体で接続したネットワークシステムにおいて、 前記各ノードが、パケット通信のサイクル時間をビット
    レートの異なる複数の時系列通信域に分け、その中で自
    己に割り当てられたビットレートの通信域に送信パケッ
    トを割り付ける通信域割付手段を具備することを特徴と
    するネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記ノードは、通信に先立ち、キャリア
    センスを行うキャリア検出手段を備え、 あらかじめ設定された時間内にキャリアを検出しない場
    合、パケット送信を開始し、 あらかじめ設定された時間内にキャリアを検出した場
    合、ベースバンド信号のプリアンブルビット周期によっ
    て、高速データパケットと低速データパケットとを判別
    し、パケット先頭からの時間を計測して、送信タイミン
    グを決定することを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークシステム。
  3. 【請求項3】 前記通信域割付手段が、前記パケット域
    に対応するビットレート発生器、およびビットレート
    値、1サイクル時間、通信域割当時間、通信可能域を記
    憶するメモリにて構成され、 ビットレートの等しい任意のノード群が同一プロトコル
    によって通信することを特徴とする請求項1記載のネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】 送信側の前記ノードは、自己の許容され
    た通信域にて、自己通信許容時間が設定され、送信パケ
    ットの通信所要時間が前記自己通信許容時間を超えない
    ときのみ送信可能とすることを特徴とする請求項1記載
    のネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 送信側の前記ノードは、自己および通信
    相手のアドレスと対応するビットレートを記憶したマッ
    ピングテーブルを備え、 送信データ長が通信許容域内に収まるか否か判定して、
    送信データ長が通信許容域超える場合はパケットに分け
    て送信し、 前記マッピングテーブルからの送信先のアドレスに応じ
    たビットレートに切り替えて送信することを特徴とする
    請求項1記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 受信側の前記ノードは、物理層にてパケ
    ットの先頭に付加されるプリアンブルビット周期を計測
    し、その計測結果が自己宛ビットレートを示すものであ
    れば、上位層ソフトウェアに渡し、異なるビットレート
    を示すものであれば、上位層ソフトウェアに渡さないこ
    とを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記ノードは、ビットレートごとにグル
    ープ分けされ、 全グループ共通のホストノードが、他の全ノード宛に各
    グループ別の1サイクル時間と通信域割当時間とを通知
    する同報パケットを送信する同報送信手段を備え、 それぞれの値を任意に設定可能なことを特徴とする請求
    項1記載のネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 高速ビットレート、低速ビットレートノ
    ードが、それぞれ同一変調方式によってベースバンド信
    号の変復調をするトランシーバを有し、 各ノードのトランシーバにて送受信される信号の物理的
    パラメータが、各ノード間で整合がとれ、 それぞれのノードのベースバンド信号は、論理状態が0
    および1の区間共にパルスを出力する符号にて符号化さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    システム。
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