JP2000124805A - D/aコンバータの検査回路 - Google Patents

D/aコンバータの検査回路

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JP2000124805A
JP2000124805A JP10296793A JP29679398A JP2000124805A JP 2000124805 A JP2000124805 A JP 2000124805A JP 10296793 A JP10296793 A JP 10296793A JP 29679398 A JP29679398 A JP 29679398A JP 2000124805 A JP2000124805 A JP 2000124805A
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Takeshi Nakayama
健 中山
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 D/Aコンバータ側でD/Aコンバータのセ
トリングタイムの規格外れを検出できるようにしたD/
Aコンバータの検査回路を提供する。 【解決手段】 D/Aコンバータ2から出力されるアナ
ログ信号12を比較器13,15でリファレンス信号1
1,14と比較する。比較器13はリファレンス信号1
1より高い電圧値の検出に対して出力電圧を生成し、比
較器15はリファレンス信号14より低い電圧値の検出
に対して出力電圧を生成する。比較器13,15の各出
力信号は、ラッチ回路20に入力される。ラッチ回路2
0には、D/Aコンバータ用クロック22に対して所定
の遅延時間を持ったクロック信号24が入力され、この
クロック信号24の発生後の比較器出力の有無をもって
セトリングタイムの規格外れの有無が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、D/Aコンバータ
の検査回路に関し、特に、D/Aコンバータにおけるセ
トリングタイムの違反を検出するためのD/Aコンバー
タの検査回路に関する。
【0002】
【従来の技術】D/Aコンバータの規格の1つにセトリ
ングタイムがある。このセトリングタイムは、フルスケ
ールのディジタル入力変化に対して定義される。セトリ
ングタイムが短いほど、D/Aコンバータは高速動作が
可能になる。また、セトリングタイムにバラツキがある
と、均一なD/A変換特性が得られない。したがって、
D/Aコンバータがセトリングタイムが規格値内に入っ
ているか否かを検査する必要がある。従来、D/Aコン
バータのセトリングタイムの検査(測定)は、D/Aコ
ンバータにオシロスコープを接続し、D/Aコンバータ
から出力されるアナログ信号が、その発生時点から「定
常値(最終値)±規定誤差δ」になった時点までの時間
を観測することにより行っている。或いは、専用の測定
機器をD/Aコンバータに接続して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のD/A
コンバータにおける検査回路によると、セトリングタイ
ムの検査は、接続ケーブルや専用の測定機器を備える必
要があるほか、接続作業を必要とするため、検査時間が
長くなる。また、セトリングタイムの検査のみに専用の
測定機器と接続ケーブルを準備せねばならないため、コ
ストアップになる。
【0004】したがって、本発明の目的は、D/Aコン
バータ側でD/Aコンバータのセトリングタイムの規格
外れを検出できるようにしたD/Aコンバータの検査回
路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、所定の周期のクロッ
ク信号で動作するD/Aコンバータのセトリングタイム
の不良を検出するD/Aコンバータの検査回路におい
て、前記D/Aコンバータより出力されるアナログ信号
が所定のレベルの範囲を外れたとき、エラー信号を出力
するエラー信号発生手段と、前記セトリングタイムに応
じて前記所定の周期のクロック信号を遅延させた遅延ク
ロック信号を発生するクロック信号遅延手段と、前記遅
延クロック信号を入力してから前記エラー信号が出力さ
れたとき、前記D/Aコンバータのセトリングタイムの
不良と判定して不良検出信号を出力する不良検出手段を
備えたことを特徴とするD/Aコンバータの検査回路を
提供する。
【0006】この構成によれば、エラー信号発生手段に
よりD/Aコンバータのアナログ出力信号が所定のレベ
ル範囲を外れるとエラー信号を出力する。クロック信号
遅延手段は、セトリングタイムに応じて前記所定の周期
のクロック信号を遅延させた遅延クロック信号を出力す
る。この遅延クロック信号の発生以後に前記エラー信号
が出力されると、不良検出手段はセトリングタイムの不
良を判定し、不良検出信号を出力する。したがって、外
部に設けた測定機器を用いることなく、D/Aコンバー
タのセトリングタイム違反をD/Aコンバータ側で検出
することが可能になる。
【0007】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第2の特徴として、D/Aコンバータからのアナロ
グ信号と第1のリファレンス信号とを比較する第1の比
較手段と、前記D/Aコンバータからのアナログ信号と
第2のリファレンス信号とを比較する第2の比較手段
と、前記第1の比較手段の出力信号と前記第2の比較手
段の出力信号との論理和をとるオア回路と、前記D/A
コンバータのセトリングタイムが規格外れを示す前記ア
ナログ信号の部分に立ち上がり部を持つクロック信号を
生成する遅延信号生成部と、前記遅延信号生成部からの
前記クロック信号と前記オア回路の出力信号とが共にア
クティブなときに検出信号を発生するラッチ回路と、を
備えたことを特徴とするD/Aコンバータの検査回路を
提供する。
【0008】この構成によれば、D/Aコンバータ側に
セトリングタイムの規格外れを検出する手段を備え、リ
ファレンス信号とD/Aコンバータからのアナログ信号
とを比較してエラー信号が生成され、この信号がセトリ
ングタイムの規格外れの時間帯で生じた時でも、ラッチ
回路に印加された遅延クロックを用いてセトリングタイ
ムの規格外れのエラー信号をラッチする。したがって、
外部に設けた測定機器を用いることなく、D/Aコンバ
ータのセトリングタイム違反をD/Aコンバータ側で検
出することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面をもとに説明する。図1は本発明のD/Aコンバ
ータの検査回路の第1の実施の形態を示す。D/Aコン
バータ2に接続される検査回路1は、リファレンス信号
11とD/Aコンバータ2からのアナログ信号12とを
入力信号とする比較器13(第1の比較手段)、リファ
レンス信号14とアナログ信号12とを入力信号とする
比較器15(第2の比較手段)、比較器13のエラー信
号16と比較器15のエラー信号17のオア(OR)論
理をとるオア回路18、このオア回路18の出力信号1
9を入力信号として不良検出信号26を出力端子Qから
出力するラッチ回路20、遅延時間設定信号21および
デジタル−アナログ変換(DAC)用クロック信号22
に基づいて動作する遅延信号生成部23を備えて構成さ
れる。
【0010】リファレンス信号11,14は固定値であ
り、リファレンス信号11は、この信号レベルよりアナ
ログ信号12が高い電圧値が有るか否かを検出するため
に用いる。また、リファレンス信号14は、この信号レ
ベルよりアナログ信号12が低い電圧値が有るか否かを
検出するために用いる。ラッチ回路20は、Dフリップ
フロップ回路であり、C端子にはクロックが入力され、
R端子にはリセット信号25が印加される。遅延信号生
成部23は、遅延時間設定信号21として外部よりセト
リングタイム規格時間値を入力し、この遅延時間設定信
号21に遅延を施してクロック信号24を生成し、ラッ
チ回路20の端子Cに印加する。リセット信号25は、
ラッチ回路20のR端子に印加される。
【0011】比較器13,15、オア回路18、遅延信
号生成部23、およびラッチ回路20は、前記D/Aコ
ンバータと同一の半導体チップまたは同一の基板上に設
けることにより、検査時の接続作業を不要にすることが
できる。
【0012】図2は図1の検査回路の各部の動作波形を
示す。以下、図1および図2を参照して本発明による検
査回路の動作について説明する。ここで、図2に示すよ
うに、最初に鋸歯状波が発生し、所定時間後に一定値に
なる信号がD/Aコンバータ2からアナログ信号12と
して出力されたとする。このアナログ信号12は、DA
C用クロック22がアクティブにあるときに出力され、
比較器13および15に入力される。比較器13から
は、アナログ信号12がリファレンス信号11の電圧値
を越えたときにエラー信号16(“H”レベル)が発生
する。また、差動式アンプ15からは、アナログ信号1
2がリファレンス信号14を越えたときにエラー信号1
7(“H”レベル)が発生する。エラー信号16,17
は、オア回路18を通してラッチ回路20の入力端子D
に入力される。
【0013】ラッチ回路20の入力端子Cには、遅延信
号生成部23から出力されたクロック信号24(DAC
用クロック22を遅延時間設定信号21に従って遅延し
た信号)がクロックとして入力されている。ラッチ回路
20は、クロック信号24が“H”レベルになっている
ときに入力端子Dに信号の入力があれば、出力端子Qに
不良検出信号26を出力する。図2の(a)はセトリン
グタイム違反になっていない場合であり、クロック信号
24の発生以後にはエラー信号16,17が生じていな
い。
【0014】しかし、図2の(b)に示すように、アナ
ログ信号12が安定化せず、クロック信号24の発生以
後にもエラー信号16,17が生じている状態、すなわ
ち、セトリングタイム違反が生じている場合には、入力
端子Dと端子Cに同時に信号が印加されるためにラッチ
回路20が動作し、出力端子Qに不良検出信号26
(“H”レベル)を発生する。この不良検出信号26を
用いて表示や点灯の処理を行えば、その結果から不良検
出信号26の有無からD/Aコンバータの不良を判定す
ることができる。不良検出信号26は、不図示のデジタ
ルLSlテスターに取り込まれ、所定の測定が行われ
る。以上のように、専用の測定装置や接続ケーブルを必
要とせず、D/Aコンバータのセトリングタイム違反を
検出することができる。
【0015】図3は本発明の検査回路の第2の実施の形
態を示す。図3においては、図1に示したと同一である
ものには同一引用数字を用いたので、重複する説明は省
略する。
【0016】図3の検査回路においては、D/Aコンバ
ータ2および遅延信号生成部の図示を省略している。図
1の構成では、D/Aコンバータ2のアナログ信号12
がリファレンス信号11とリファレンス信号14の間を
通過中のとき、遅延信号生成部23からクロック信号2
4が出力された場合、実際のエラーを検出できない。エ
ラー検出信号16,17はリファレンス信号11,13
の値を越えた外側で検出しているため、その内側のリフ
ァレンス信号11とリファレンス信号14の間のレベル
は検出できない。例えば、リファレンス信号11を越え
るアナログ信号12があった場合、ピーク点以後の波形
がリファレンス信号14の値を越えなかったとしても、
アナログ信号12が定常値になっていない限り不安定状
態にあることに変わりはなく、リファレンス信号11と
リファレンス信号14の間でも不良検出信号26を検出
できるようにするのが好ましい。この問題を解決できる
ようにしたのが第2の実施の形態である。
【0017】図3の検査回路は、アナログ信号12の不
安定期間を複数の区間に分け、それぞれの区間において
セトリングタイム違反の有無を検出できるようにしてい
る。オア回路18には、ラッチ回路20a,20b,2
0cの入力端子Dが並列接続されている。ラッチ回路2
0a,20b,20cの端子Cには、遅延信号生成部か
ら異なる遅延時間で出力されたクロック信号28,2
9,30が印加されている。このクロック信号28,2
9,30を生成するために遅延信号生成部27が設けら
れている。この遅延信号生成部27は、遅延時間設定信
号21およびDAC用クロック22により動作する。ラ
ッチ回路20a,20b,20cの端子Rは共通接続さ
れ、リセット信号25が印加される。ラッチ回路20
a,20b,20cの端子Qには3端子のオア回路31
が接続され、その出力端子から不良検出信号26が出力
される。
【0018】図4は図3の検査回路の動作を示す。クロ
ック信号28,29,30は、遅延時間が異なるように
設定され、かつ、D/Aコンバータ2のアナログ信号1
2の最上点と最下点の間にそれぞれの傾斜部が位置する
ように設定される。具体的には、クロック信号29の立
ち上がりがリファレンス信号11とリファレンス信号1
3の間にくるように設定する。そして、クロック信号2
8の傾斜部がアナログ信号12の最上位、クロック信号
30の傾斜部がアナログ信号12の最下位にくるように
設定する。ラッチ回路20a,20b,20cは、クロ
ック信号28,29,30のそれぞれの立ち上がり以後
において、D/Aコンバータ28とオア回路18の出力
信号19とが、共にアクティブになったときに出力信号
を発生する。このようにエラー検出箇所を増やすことに
より、エラー検出の精度が上がり、D/Aコンバータの
品質を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上より明らかな如く、本発明によれ
ば、セトリングタイムを検査する回路をD/Aコンバー
タ側に設け、かつセトリングタイムの規格外れを検出で
きる構成にしたため、専用の測定機器の準備や接続作業
が不要になる。したがって、測定機器および接続ケーブ
ルを準備する時間、および接続作業に要する時間を要せ
ず、検査時間を短縮することができる。また、セトリン
グタイムを測定する目的だけのために測定機器や接続ケ
ーブルを準備する必要がないので、D/Aコンバータの
製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のD/Aコンバータの検査回路の第1の
実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の検査回路の各部の動作波形を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】本発明のD/Aコンバータの検査回路の第2の
実施の形態を示す回路図である。
【図4】図3の検査回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 検査回路 2 D/Aコンバータ 11,14 リファレンス信号 12 アナログ信号 13,15 比較器 16,17 エラー信号 18,31 オア回路 20,20a,20b,20c ラッチ回路 23,27 遅延信号生成部 24 クロック信号 26 不良検出信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月10日(1999.9.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 セトリングタイム検査回路を有す
るD/Aコンバータ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記第1のリファレンス信号は、変動し
ている前記アナログ信号の高電位側に設定され、前記第
2のリファレンス信号は、変動している前記アナログ信
号の低電位側に設定されていることを特徴とする請求項
3記載のセトリングタイム検査回路を有するD/Aコン
バータ。
【請求項】 前記ラッチ回路は、入力部を並列接続に
し、出力部をオア回路に接続した複数個のDフリップフ
ロップ回路を用いて構成され、 前記遅延信号生成部は、複数の前記Dフリップフロップ
回路のそれぞれのクロック端子へ異なる遅延時間のクロ
ック信号を出力することを特徴とする請求項3記載のセ
トリングタイム検査回路を有するD/Aコンバータ。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セトリングタイム
検査回路を有するD/Aコンバータに関し、特に、セ
リングタイムの違反を検出するためのセトリングタイム
検査回路を有するD/Aコンバータに関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】したがって、本発明の目的は、D/Aコン
バータ側でD/Aコンバータのセトリングタイムの規格
外れを検出できるようにしたセトリングタイム検査回路
を有するD/Aコンバータを提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1の特徴として、所定の周期のクロッ
ク信号で動作するセトリングタイム検査回路を有するD
/Aコンバータにおいて、前記D/Aコンバータより出
力されるアナログ信号のレベルが所定の範囲を外れた
時、エラー信号を出力するエラー信号発生手段と、前記
所定の周期のクロック信号をセトリングタイム分遅延さ
せた遅延クロック信号を発生するクロック信号遅延手段
と、前記遅延クロック信号の発生時に、前記エラー信号
の有無を検出して、セトリングタイムの不良の有無を検
出する不良検出手段を備えたことを特徴とするセトリン
グタイム検査回路を有するD/Aコンバータを提供す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、第2の特徴として、D/Aコンバータからのアナロ
グ信号と第1のリファレンス信号とを比較する第1の比
較手段と、前記D/Aコンバータからのアナログ信号と
第2のリファレンス信号とを比較する第2の比較手段
と、前記第1の比較手段の出力信号と前記第2の比較手
段の出力信号との論理和をとるオア回路と、前記D/A
コンバータを動作させる前記所定の周期のクロック信号
と同じクロック信号で動作し、遅延時間設定信号より
遅延を施してクロック信号を生成する遅延信号生成部
と、前記遅延信号生成部からの前記クロック信号と前記
オア回路の出力信号とが共にアクティブなときに検出信
号を発生するラッチ回路とを備えたことを特徴とするセ
トリングタイム検査回路を有するD/Aコンバータを
供する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面をもとに説明する。図1は本発明のセトリングタ
イム検査回路を有するD/Aコンバータの第1の実施の
形態を示す。セトリングタイム検査回路1は、リファレ
ンス信号11とD/Aコンバータ2からのアナログ信号
12とを入力信号とする比較器13(第1の比較手
段)、リファレンス信号14とアナログ信号12とを入
力信号とする比較器15(第2の比較手段)、比較器1
3のエラー信号16と比較器15のエラー信号17のオ
ア(OR)論理をとるオア回路18、このオア回路18
の出力信号19を入力信号として不良検出信号26を出
力端子Qから出力するラッチ回路20、遅延時間設定信
号21およびデジタル−アナログ変換(DAC)用クロ
ック信号22に基づいて動作する遅延信号生成部23を
備えて構成される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図3は本発明のセトリングタイム検査回路
を有するD/Aコンバータの第2の実施の形態を示す。
図3においては、図1に示したと同一であるものには同
一引用数字を用いたので、重複する説明は省略する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図3のセトリングタイム検査回路を有する
D/Aコンバータにおいては、D/Aコンバータ2およ
び遅延信号生成部の図示を省略している。図1の構成で
は、D/Aコンバータ2のアナログ信号12がリファレ
ンス信号11とリファレンス信号14の間を通過中のと
き、遅延信号生成部23からクロック信号24が出力さ
れた場合、実際のエラーを検出できない。エラー検出信
号16,17はリファレンス信号11,13の値を越え
た外側で検出しているため、その内側のリファレンス信
号11とリファレンス信号14の間のレベルは検出でき
ない。例えば、リファレンス信号11を越えるアナログ
信号12があった場合、ピーク点以後の波形がリファレ
ンス信号14の値を越えなかったとしても、アナログ信
号12が定常値になっていない限り不安定状態にあるこ
とに変わりはなく、リファレンス信号11とリファレン
ス信号14の間でも不良検出信号26を検出できるよう
にするのが好ましい。この問題を解決できるようにした
のが第2の実施の形態である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図3のセトリングタイム検査回路を有する
D/Aコンバータは、アナログ信号12の不安定期間を
複数の区間に分け、それぞれの区間においてセトリング
タイム違反の有無を検出できるようにしている。オア回
路18には、ラッチ回路20a,20b,20cの入力
端子Dが並列接続されている。ラッチ回路20a,20
b,20cの端子Cには、遅延信号生成部から異なる遅
延時間で出力されたクロック信号28,29,30が印
加されている。このクロック信号28,29,30を生
成するために遅延信号生成部27が設けられている。こ
の遅延信号生成部27は、遅延時間設定信号21および
DAC用クロック22により動作する。ラッチ回路20
a,20b,20cの端子Rは共通接続され、リセット
信号25が印加される。ラッチ回路20a,20b,2
0cの端子Qには3端子のオア回路31が接続され、そ
の出力端子から不良検出信号26が出力される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図4は図3のセトリングタイム検査回路を
有するD/Aコンバータの動作を示す。クロック信号2
8,29,30は、遅延時間が異なるように設定され、
かつ、D/Aコンバータ2のアナログ信号12の最上点
と最下点の間にそれぞれの傾斜部が位置するように設定
される。具体的には、クロック信号29の立ち上がりが
リファレンス信号11とリファレンス信号13の間にく
るように設定する。そして、クロック信号28の傾斜部
がアナログ信号12の最上位、クロック信号30の傾斜
部がアナログ信号12の最下位にくるように設定する。
ラッチ回路20a,20b,20cは、クロック信号2
8,29,30のそれぞれの立ち上がり以後において、
D/Aコンバータ28とオア回路18の出力信号19と
が、共にアクティブになったときに出力信号を発生す
る。このようにエラー検出箇所を増やすことにより、エ
ラー検出の精度が上がり、D/Aコンバータの品質を向
上させることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセトリングタイム検査回路を有するD
/Aコンバータの第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】図1のセトリングタイム検査回路を有するD/
Aコンバータの各部の動作波形を示すタイミングチャー
トである。
【図3】本発明のセトリングタイム検査回路を有するD
/Aコンバータの第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】図3のセトリングタイム検査回路を有するD/
Aコンバータの動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】 1 検査回路 2 D/Aコンバータ 11,14 リファレンス信号 12 アナログ信号 13,15 比較器 16,17 エラー信号 18,31 オア回路 20,20a,20b,20c ラッチ回路 23,27 遅延信号生成部 24 クロック信号 26 不良検出信号
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周期のクロック信号で動作するD
    /Aコンバータのセトリングタイムの不良を検出するD
    /Aコンバータの検査回路において、 前記D/Aコンバータより出力されるアナログ信号が所
    定のレベルの範囲を外れたとき、エラー信号を出力する
    エラー信号発生手段と、 前記セトリングタイムに応じて前記所定の周期のクロッ
    ク信号を遅延させた遅延クロック信号を発生するクロッ
    ク信号遅延手段と、 前記遅延クロック信号を入力してから前記エラー信号が
    出力されたとき、前記D/Aコンバータのセトリングタ
    イムの不良と判定して不良検出信号を出力する不良検出
    手段を備えたことを特徴とするD/Aコンバータの検査
    回路。
  2. 【請求項2】 前記不良検出手段は、C端子に前記遅延
    クロック信号を入力しているとき、D端子に前記エラー
    信号を入力してQ端子より前記不良検出信号を出力する
    フリップフロップによって構成されることを特徴とする
    請求項1記載のD/Aコンバータの検査回路。
  3. 【請求項3】 D/Aコンバータからのアナログ信号と
    第1のリファレンス信号とを比較する第1の比較手段
    と、 前記D/Aコンバータからのアナログ信号と第2のリフ
    ァレンス信号とを比較する第2の比較手段と、 前記第1の比較手段の出力信号と前記第2の比較手段の
    出力信号との論理和をとるオア回路と、 前記D/Aコンバータのセトリングタイムが規格外れを
    示す前記アナログ信号の部分に立ち上がり部を持つクロ
    ック信号を生成する遅延信号生成部と、 前記遅延信号生成部からの前記クロック信号と前記オア
    回路の出力信号とが共にアクティブなときに検出信号を
    発生するラッチ回路とを備えたことを特徴とするD/A
    コンバータの検査回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のリファレンス信号は、変動し
    ている前記アナログ信号の高電位側に設定され、前記第
    2のリファレンス信号は、変動している前記アナログ信
    号の低電位側に設定されていることを特徴とする請求項
    3記載のD/Aコンバータの検査回路。
  5. 【請求項5】 前記ラッチ回路は、入力部を並列接続に
    し、出力部をオア回路に接続した複数個のDフリップフ
    ロップ回路を用いて構成され、 前記遅延信号生成部は、複数の前記Dフリップフロップ
    回路のそれぞれのクロック端子へ異なる遅延時間のクロ
    ック信号を出力することを特徴とする請求項3記載のD
    /Aコンバータの検査回路。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の比較手段、前記オ
    ア回路、前記遅延信号生成部、および前記ラッチ回路
    は、前記D/Aコンバータと同一の半導体チップまたは
    同一の基板上に設けられていることを特徴とする請求項
    3記載のD/Aコンバータの検査回路。
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