JP2000124048A - 電気接続部の構造及びその電気接続部の構造を適用した内燃機関用点火装置 - Google Patents

電気接続部の構造及びその電気接続部の構造を適用した内燃機関用点火装置

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JP2000124048A
JP2000124048A JP10293463A JP29346398A JP2000124048A JP 2000124048 A JP2000124048 A JP 2000124048A JP 10293463 A JP10293463 A JP 10293463A JP 29346398 A JP29346398 A JP 29346398A JP 2000124048 A JP2000124048 A JP 2000124048A
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Yoshiyuki Matsuo
義之 松尾
Mitsutoshi Kamakura
光寿 鎌倉
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の軸周りに任意の相対回転位置で電気的
接続が可能な電気接続部の構造を提供することを目的と
する。 【解決手段】 コイル部20aの上面の対向面21aに
互いに半径寸法が異なる第1の導電部22a,第2の導
電部23a,第3の導電部24aが所定の軸Xを中心と
して同心円上に配設される。対向面21aに対向する配
電部40aの被対向面50aには、前記各第1の導電部
22a,第2の導電部23a,第3の導電部24aと対
応する位置に第1の接触子44a,第2の接触子45
a,第3の接触子46aが垂設される。コイル部20a
と配電部40aとが任意の相対的な回転位置で接続され
た状態で第1の接触子44a,第2の接触子45a,第
3の接触子46aが第1の導電部22a,第2の導電部
23a,第3の導電部24aのいずれかの部分と接触
し、それら接触子44a,45a,46aと導電部22
a,23a,24a間に電気的接続がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気回路が内蔵
された第1及び第2の部材間の電気的接続を行うための
電気接続部の構造及びその電気接続部の構造を適用した
内燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の内燃機関用点火装置と
して、例えば、図14〜図17に示すようなものがあ
る。
【0003】この内燃機関用点火装置は、4気筒直列タ
イプの内燃機関に用いられるもので、シリンダヘッド上
に取付けられたシリンダヘッドカバー100の上面に点
火コイル収容部101が凹設されると共に、その点火コ
イル収容部101に内燃機関の各気筒毎に対応して点火
コイル部110a〜110dが収容されてなる。
【0004】各点火コイル部110a〜110dは、そ
のアダプタ部116a〜116dを点火コイル収容部1
01の取付孔117a〜117dに挿通した状態で、点
火コイル部111a〜110dの一側部に形成された取
付片111a〜111dにネジ112a〜112dを挿
通しコイル収容部101のネジ受穴118a〜118d
にネジ止め固定可能となっている。
【0005】このような構成の内燃機関装置では、それ
ぞれの点火コイル部110a〜110d毎に独立してコ
イル部への電源供給と制御信号の供給を行う必要があ
り、このための配線は図15〜図18に示すような構成
によって行われる。
【0006】すなわち、各点火コイル部110a〜11
0dの一側にはそれぞれ一方の接続コネクタ部113a
〜113dが形成されている。各接続コネクタ部113
a〜113dは、上方が開口したハウジング部114a
〜114d内にそれぞれ複数の接続端子115a〜11
5dが上向きに植設されてなり、各接続端子115a〜
115dは点火コイル部110a〜110d内の点火コ
イルの一次コイル巻線や一次コイル電流断続用のスイッ
チング素子等に電気的に接続されている。
【0007】一方、点火コイル収容部101の上面から
側面にかけての開口を閉塞するように設けられるカバー
配線体120には、細帯状の配線回路体121が所定の
配線パターンをなして埋設されており、各配線回路体1
21はカバー配線体120の一側に形成された外部接続
用コネクタ122を介して外部のバッテリやECU等に
電気的に接続される構成となっている。
【0008】また、カバー配線体120の下面には、上
記各接続コネクタ部113a〜113dと対応する各位
置にそれら接続コネクタ部113a〜113dと接続可
能な他方の接続コネクタ123a〜123dが形成され
ている。
【0009】各接続コネクタ123a〜123dは、前
記各ハウジング部114a〜114d内に挿入可能なブ
ロック状のハウジング124a〜124d内に前記各接
続端子115a〜115dを挿入可能な中継端子125
a〜125dが埋設されてなる。この各中継端子125
a〜125dはそれぞれカバー配線体120内で配線回
路体121に電気的に接続されている。
【0010】そして、各接続コネクタ123a〜123
dを各被接続コネクタ部113a〜113dに接続する
ようにして、カバー配線体120を点火コイル収容部1
01にネジ119により取付けると、コネクタ122か
ら配線回路体121、接続コネクタ123a〜123
d、接続コネクタ113a〜113dを介して各点火コ
イル部110a〜110dへの電源供給と制御信号の供
給が可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような内燃機関用点火装置では、互いに接続される一方
の接続コネクタ部113a〜113dと他方の接続コネ
クタ123a〜123dとの組合せのいずれかにおい
て、一方が他方に対して取付孔117a〜117dのセ
ンター軸周りに相対的に位置ずれしていると、それらの
接続を行うことができないという問題がある。
【0012】そのような事態が生じないようにするため
には、上述のように各点火コイル部110a〜110d
をネジ112a〜112d等を介してコイル収容部10
1に正確に位置決めした状態で固定する必要があるので
当該構成の複雑化を招くことになる。また、カバー配線
体120を取付けるにあたってその位置決めを正確に行
う必要があるので、上記内燃機関用点火装置の組立作業
性に劣ることになる。
【0013】また、その前提として、ハウジング124
a〜124dを形成したカバー配線体120等も高い寸
法精度で製造する必要があるので、それらの製造コスト
が著しく増大することになる。
【0014】そこで、この発明は上述したような問題を
解決すべくなされたもので、電気回路が内蔵された第1
及び第2の部材間を所定の軸周りに任意の相対回転位置
で電気的接続が可能な電気接続部の構造及びその電気接
続部の構造を適用した内燃機関用点火装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の電気接続部の構造は、そ
れぞれ電気回路が内蔵された第1及び第2の部材が所定
の軸周りに任意の相対的な回転位置でその軸方向に対向
配置された状態で結合されて前記第1及び第2の部材相
互間の電気的な接続がなされる電気接続部の構造であっ
て、前記第1の部材に内蔵された電気回路と電気的に接
続されたリング状の導電部が前記第1の部材の表面に前
記所定の軸を中心として配設されると共に、前記第2の
部材に内蔵された電気回路と電気的に接続された接触子
が前記第1の部材表面の前記導電部に対向する位置に突
設され、前記第1及び第2の部材が前記所定の軸周りに
任意の相対的な回転位置で対向配置して結合された状態
で前記接触子が前記導電部に圧接されている。
【0016】なお、請求項2記載のように、前記第1の
部材には前記所定の軸と直交した前記第2の部材と対向
する対向面が形成されると共に、この対向面上に複数の
前記導電部が互いに半径寸法を変えて同心円上に配設さ
れ、前記第2の部材には、前記各導電部に対向する位置
に前記接触子が複数設けられていてもよい。
【0017】さらに、請求項3記載のように、前記第1
の部材は前記所定の軸を中心軸とする円柱状の外周面を
有すると共に、その外周面に複数の前記導電部が前記所
定の軸方向に位置をずらせて配設され、前記第2の部材
には、前記各導電部に対向する位置に前記接触子が複数
設けられていてもよい。
【0018】また、請求項4記載の内燃機関用点火装置
は、上面にコイル収容部が凹設されてそのコイル収容部
の底面に取付孔が形成されてなり、内燃機関のシリンダ
ヘッド上部を覆うようにして取付けられるシリンダヘッ
ドカバーと、点火コイル及びその駆動回路を内蔵したコ
イル部とそのコイル部から垂設されたアダプタ部とを有
し、前記アダプタ部が前記取付孔のセンター軸周りに回
転自在に挿通されて前記コイル収容部底面上の前記取付
孔外周縁部に載置された高電圧発生部と、前記コイル部
への電源供給用と制御信号供給用の所定の配線パターン
を有する配線回路体が内蔵され、前記コイル収容部に着
脱自在に取付けられて前記コイル部の上面を押圧保持す
るカバー配線体とを備え、前記コイル部の上面に、前記
点火コイル及びその駆動回路にそれぞれ電気的に接続さ
れた複数の導電部が前記センター軸を中心として互いに
半径寸法を変えて同心円上に配設される一方、前記カバ
ー配線体の下面に、前記配線回路体とそれぞれ電気的に
接続された複数の接触子が前記各導電部に対向して垂設
され、前記カバー配線体を、前記コイル部を押圧保持す
るようにして前記コイル収容部に取付けた状態で、前記
各接触子がそれぞれ対応する前記各導電部に圧接されて
いる。
【0019】また、請求項5記載の内燃機関用点火装置
は、上面にコイル収容部が凹設されてそのコイル収容部
の底面に取付孔が形成されてなり、内燃機関のシリンダ
ヘッド上部を覆うようにして取付けられるシリンダヘッ
ドカバーと、点火コイル及びその駆動回路を内蔵した円
柱状のコイル部とそのコイル部から垂設されたアダプタ
部とを有し、前記アダプタ部が前記取付孔のセンター軸
周りに回転自在に挿通されて前記コイル収容部底面上の
前記取付孔外周縁部に載置された高電圧発生部と、前記
コイル部への電源供給用と制御信号用の所定の配線パタ
ーンを有する配線回路体が内蔵され、前記コイル収容部
に着脱自在に取付けられて前記コイル部の上面を押圧保
持するカバー配線体とを備え、前記コイル部の外周面
に、前記点火コイル及びその駆動回路にそれぞれ電気的
に接続された複数のリング状の導電部が前記センター軸
方向に位置をずらせて配設される一方、前記カバー配線
体の下面に、前記配線回路体とそれぞれ電気的に接続さ
れた複数の接触子が前記各導電部に対向して垂設され、
前記カバー配線体を、前記コイル部を押圧保持するよう
にして前記コイル収容部に取付けた状態で、前記各接触
子がそれぞれ対応する前記各導電部に圧接されている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる電気接続
部の構造を適用した内燃機関用点火装置の一実施形態に
ついて説明する。なお、この電気接続部の構造は、内燃
機関用点火装置に適用する場合に限られず、その他の電
気回路が内蔵された部材間の電気的接続を行う場合にも
適用することができる。
【0021】この内燃機関用点火装置は、4気筒直列タ
イプの内燃機関に用いられるもので、図1〜図4に示す
ように、シリンダヘッドH上にシリンダヘッドカバー1
が備えられてなる。
【0022】このシリンダヘッドカバー1の上面には、
シリンダヘッドHに直列に並べて形成された4つのプラ
グホールの配置領域に対応して平面視略長方形状のコイ
ル収容部2が凹設される。
【0023】このコイル収容部2の底部には、各プラグ
ホールにそれぞれ連通する取付孔3a〜3dが形成され
ると共に、各取付孔3a〜3dに高電圧発生部10a〜
10dがそれぞれ配設される。なお、コイル収容部2の
対向する側壁のそれぞれ2箇所に後述するネジ36が螺
合可能なネジ孔4aを有する取付部4が形成されてい
る。
【0024】各高電圧発生部10a〜10dは、コイル
部20a〜20dと、そのコイル部20a〜20dより
下方に向けて一体的に垂設されたアダプタ部11a〜1
1dとを備える。
【0025】各コイル部20a〜20dは、絶縁性樹脂
によって形成されたケース内に一次コイル及び二次コイ
ルからなる点火コイルやこの点火コイルの駆動回路であ
る一次コイル電流を断続させるためのスイッチング素子
等が封入されて、二次高電圧発生用の所定の電気回路が
内蔵されている。また、その外形が取付孔3a〜3dの
内径寸法よりも大きな外径寸法の短円柱状に仕上げられ
ている。
【0026】また、各アダプタ部11a〜11dは、各
取付孔3a〜3dを通って各プラグホール内に挿入可能
な長柱状に形成されており、その上端部外周面には、周
方向に沿って所定間隔毎に上下方向に沿ったリブ部12
a〜12dが形成されている。そして、各アダプタ部1
1a〜11dを各取付孔3a〜3d内に挿入した際にそ
れらリブ部12a〜12dが各取付孔3a〜3dの内周
面に接触されてそれら各アダプタ部11a〜11dの中
心軸が各取付孔3a〜3dの中心軸Y(図5参照)に位
置合わせされるようになっている。
【0027】また、各アダプタ部11a〜11dの先端
部内側には、点火プラグとの接続用の高圧端子が収容さ
れており、各アダプタ部11a〜11dが取付孔3a〜
3d内に挿入された状態でこれら各高圧端子がそれぞれ
各取付孔3a〜3dの下方に位置する点火プラグと電気
的に接続され、これにより、各コイル部20a〜20d
で発生された二次コイル側の高電圧がそれぞれ各点火プ
ラグに印加される構成となっている。
【0028】そして、上記各アダプタ部11a〜11d
を各取付孔3a〜3d内に挿入するようにして各コイル
部20a〜20dをコイル収容部2底面上の各取付孔3
a〜3d外周縁部に載置すると、そのコイル部20a〜
20dが上記中心軸Yを中心に任意の回転位置で配置可
能となるように構成されている。
【0029】また、コイル収容部2の上面から一側面に
かけて延びる開口を閉塞するようにして、カバー配線体
30が取付けられる。
【0030】カバー配線体30は、コイル収容部2の上
部開口形状に対応する長板形状の本体部31とその本体
部31の一端に垂設された側板部32とからなる。
【0031】本体部31には、導電性材料によって形成
された複数の細帯状の配線回路体33が所定の配線パタ
ーンをなしてインサート成形等によって埋設されてい
る。なお、この配線回路体は、コイル部20a〜20d
への電源供給用と制御信号供給用のものである。
【0032】また、側板部32には外向きに外部接続用
コネクタ34が形成されており、上記各配線回路体33
の一端部分がこの外部接続用コネクタ34内に配設され
て他の外部コネクタとの接続用の端子とされている。そ
して、ワイヤーハーネス等の端部に取付けられた外部コ
ネクタをこの外部接続用コネクタ34に接続することに
よって、各配線回路体33が外部のバッテリやECU等
に電気的に接続されるように構成されている。
【0033】また、このカバー配線体30の周縁部の4
箇所にはネジ挿通孔30aが形成されており、各ネジ挿
通孔30aに挿通させたネジ36をそれぞれ取付部4の
ネジ孔4aに螺合させることによって、カバー配線体3
0がコイル収容部2の開口に着脱自在に取付けられる構
成となっている。
【0034】次に、カバー配線体30内に埋設された各
配線回路体33と各コイル部20a〜20dとの電気接
続部の構造について、図2〜図6を参照して説明する。
【0035】ここで、本発明にかかる電気接続部の構造
は、点火コイル20a〜20dとカバー配線体30の下
面に前記各コイル部20a〜20dに対応して設けられ
た配電部40a〜40d(後述する)とが電気的に接続
される構成であり、点火コイル20a〜20dが第1の
部材に、配電部40a〜40dを含むカバー配線体30
が第2の部材に相当する。
【0036】このうち、コイル部20aと配電部40a
との電気接続部の構造を中心に説明すると、すなわち、
図2〜図5に示すように、コイル部20aは所定の軸X
を中心軸とする短円柱形状に形成され、その上面が、ア
ダプタ部11aの中心軸でもある所定の軸Xを中心とし
てその軸Xと直交する方向に延びる円形状の対向面21
aとされている。従って、アダプタ部11aを取付孔3
a内に収容すると、上記所定の軸Xは、取付孔3aの中
心軸Yと一致することになる。
【0037】対向面21aには、その中央位置に小円形
状の第1の導電部22aが形成されると共に、その第1
の導電部22aを囲むようにして小径リング状の第2の
導電部23a及び大径リング状の第3の導電部24aが
同心円上に形成される。これらは、導電性材料によって
形成され、いずれも所定の軸Xを中心とする位置に設け
られている。
【0038】これら第1の導電部22a,第2の導電部
23a,第3の導電部24aは、コイル部20a内でそ
の内部の高電圧発生用の所定の電気回路、すなわち、一
次コイル巻線の両端やスイッチング素子に電気的に接続
されている。
【0039】なお、他のコイル部20c〜20dについ
ても同様構成となっている。
【0040】一方、図4〜図6に示すように、カバー配
線体30の下面には、各コイル部20a〜20dと対向
する各位置にそれぞれ配電部40a〜40dが設けられ
ている。
【0041】配電部40aは、対向面21aの周縁部に
対向するように形成された環状凸部41aと、その環状
凸部41a内のカバー配線体30下面である被対向面5
0aに垂設された第1の接触子44a,第2の接触子4
5a及び第3の接触子46aを備える。
【0042】上記環状凸部41aの下端面には、その周
方向に沿って環状溝42aが形成されると共に、その環
状溝42aにゴム等の弾性材料によって形成されたOリ
ング43aが取付けられる。そして、コイル収容部2内
にコイル部20aを取付けた状態でカバー配線体30を
取付けると、Oリング43aが対向面21aの外周縁部
に圧接されてそのコイル部20aを下方に押圧保持する
と共に配電部40a内の防水を図るように構成されてい
る。なお、このときコイル部20a側の対向面21aと
配電部40aの被対向面50aとは所定間隔をあけて対
向して配置されている。
【0043】また、第1の接触子44a,第2の接触子
45a及び第3の接触子46aは、バネ性を有する導電
性材料よりなる細帯状の部材の下端部を略「レ」字状に
折り返して形成したもので、カバー配線体30の各配線
回路体33に電気的に接続した状態で被対向面50aに
垂設されている。
【0044】これらのうち第1の接触子44aは、ほぼ
前記所定の軸X上に設けられており、コイル部20aと
配電部40aとが接続された状態で、その下端部が第1
の導電部22aに圧接可能なように構成されている。
【0045】また、第2の接触子45aは、前記所定の
軸Xから第2の導電部23aの半径分の距離離れた位置
に設けられており、コイル部20aと配電部40aとが
接続された状態で、その下端部が第2の導電部23aに
その周方向のいずれかの位置で圧接可能なように構成さ
れている。
【0046】また、第3の接触子46aは、前記所定の
軸Xから第3の導電部24aの半径分の距離離れた位置
に設けられており、コイル部20aと配電部40aとが
接続された状態で、その下端部が第3の導電部24aに
その周方向のいずれかの位置で圧接可能なように構成さ
れている。
【0047】なお、他の配電部40b〜40dも同様の
構成となっている。
【0048】そして、高電圧発生部10aをコイル収容
部2に取付けた状態で、そのコイル収容部2にカバー配
線体30と取付けると、コイル部20aと配電部40a
との電気的接続がなされ、すなわち、第1の導電部22
aと第1の接触子44a、第2の導電部23aと第2の
接触子45a、第3の導電部24aと第3の接触子46
aとのそれぞれの電気的接続がなされ、これにより外部
接続用コネクタ34から配線回路体33、各接触子44
a〜46a及び各導電部22a〜24aを介してコイル
部20a内の電源供給やスイッチング素子への制御信号
の伝達等が可能となる。
【0049】なお、このとき、他のコイル部20b〜2
0dと配電部40b〜40d間の接続も同様に行われ
る。
【0050】なお、シリンダヘッドカバー1の片隅に設
けられているのは、エンジンオイル注入用の開口を閉塞
するキャップ1aである。
【0051】以上のように構成された電気接続部の構造
によると、例えば、コイル部20aの対向面21aに所
定の軸Xを中心とする第1〜第3の導電部22a,23
a,24aが同心円上に配設されると共に、配電部40
aに各第1〜第3の導電部22a,23a,24aと対
向して第1〜第3の接触子44a,45a,46aがそ
れぞれ配設されているため、高電圧発生部10aが取付
孔3a,3b,3c,3dの中心軸Y周りの任意の回転
位置で取付けられても第1〜第3の接触子44a,44
b,44cを第1〜第3の導電部22a,23a,24
aに確実に接続することが可能となり、すなわち、コイ
ル部20a,20b,20c,20dを所定の軸X周り
に任意の相対的な回転位置で配電部40aに電気的接続
することが可能となる。
【0052】また、他のコイル部20c〜20dと配電
部40c〜40dについても同様のことがいえるので、
結果的に、シリンダヘッドカバー1や各コイル部20a
〜20d及びカバー配線体30等の製造にあたって、高
い寸法精度が要求されなくなり、それらの製造コストが
低下する。
【0053】また、カバー配線体30を取付けるにあた
って図14〜図18に示す従来例の場合程その位置決め
を正確に行う必要がなくなるので、内燃機関用点火装置
の組立作業性に優れることになる。
【0054】さらに、上述のようにコイル部20a〜2
0dと配電部40a〜40dとは所定の軸X周りに任意
の相対回転位置で電気的接続が可能なので、各コイル部
20a〜20dをその軸周りに正確な位置で固定する必
要がないことになる。従って、図14〜図18に示す従
来例では、予め点火コイル部110a〜110dをネジ
112a〜112d等を介してコイル収容部101に確
実に所定位置で固定しておく必要があったが、本接続構
造を適用した内燃機関用点火装置では、そのような必要
がなく、単に高電圧発生部10a〜10dをコイル収容
部2の各取付孔3a〜3dに挿入して各コイル部20a
〜20dをカバー配線体30によって下方に押さえ付け
るようにするだけでよいという簡易な構成が実現されそ
の取付作業も容易となる。
【0055】なお、各接触子44a,45a,46aを
図7に示す第1の変形例の如く構成してもよい。
【0056】すなわち、この接触子50は、カバー配線
体30の本体部31に筒状部51が植設されると共に、
その筒状部51に可動接触部52が上下動自在に設けら
れてなる。
【0057】上記筒状部51は、導電性材料によって形
成された中空の筒状に形成され、その先端部が先細りに
形成されている。
【0058】また、可動接触部52は、導電性材料によ
って砲弾形状に形成され、その基端部がやや径大の膨出
部52aに仕上げられている。
【0059】この可動接触部52は筒状部51内に収容
されてその筒状部51の先端部から進退自在とされてい
る。
【0060】また、筒状部51内のカバー配線体30の
下面と可動接触部52の基端部間に導電性材料によって
形成されたコイルバネ54が圧縮した状態で介装されて
おり、可動接触部52が前記筒状部51の先端部から突
出する方向に付勢された状態となっている。
【0061】なお、この接触子50では、上記筒状部5
1又はコイルバネ54がカバー配線体30の配線回路体
33に電気的に接続された構成となっている。
【0062】そして、コイル部20aと配電部40aと
を接続した状態にあっては、可動接触部52の先端部が
導電部22a(23a,24a)に当接してその可動接
触部52が筒状部51内に押し込まれている。このと
き、可動接触部52はコイルバネ54の弾性復元力によ
り突出付勢されて導電部22a(23a,24a)に圧
接されて、より確実な電気的接触が図られるようになっ
ている。
【0063】また、各接触子44a,45a,46aを
図8に示す第2の変形例の如く構成してもよい。
【0064】この接触子60は、砲弾形状に形成された
導電性ゴム製の弾性接触部61内に端子部62が埋設さ
れてなる。
【0065】上記端子部62の先端部は弾性接触部61
内で略直角に屈曲されており、これにより弾性接触部6
1の端子部62からの抜けを防止するように構成されて
いる。
【0066】そして、この端子部62がカバー配線体3
0の配線回路体33に電気的に接続されると共に、その
端子部62を内部に埋設するようにして上記弾性接触部
61がカバー配線体30の下面から垂設されている。
【0067】コイル部20aと配電部40aとを接続し
た状態にあっては、弾性接触部61の先端部が導電部2
2a(23a,24a)に圧接されて弾性変形した状態
となっており、この弾性接触部61の弾性復元力によっ
て弾性接触部61と導電部22a(23a,24a)と
の間に、より確実な電気的接触が図られるようになって
いる。
【0068】また、上記各電気接続部の構造を図9及び
図10に示す第2の実施形態のように構成してもよい。
【0069】この電気接続部の構造では、所定の軸Xを
中心軸とする短円柱状に形成されたコイル部70(コイ
ル部20aに相当する)の周縁部にリング状周壁部71
が形成されている。そして、このリング状周壁部71に
囲まれる底面が後述する配電部80と対向する対向面7
2とされている。
【0070】また、この対向面72には、それぞれ所定
厚み寸法及び所定高さ寸法のリング壁状に形成された第
1の導電壁部73,第2の導電壁部74,第3の導電壁
部75(それぞれ第1の導電部22a,第2の導電部2
3a,第3の導電部24aに相当する)が、順次半径寸
法を大きくして前記所定の軸Xを中心とする同心円上に
立設される。
【0071】さらに、このコイル部70の外周面にはそ
の周方向に沿ってOリング76が取付られており、コイ
ル部70を後述する収容部81内に挿入すると、Oリン
グ76が収容部81の内周面に圧接されて収容部76内
の防水を図るように構成されている。
【0072】一方、このコイル部70に対向する配電部
80(配電部40aに相当する)は、図10に示すよう
にカバー配線体30の下面に凹設された平面視円形状の
収容部81内に第1の接触子84,第2の接触子85,
第3の接触子86が垂設されてなる。
【0073】上記収容部81は、前記コイル部70の上
半部が嵌合する形状に形成されると共に、その周縁部が
下方に向かって外向きに広がるテーパ部83に仕上げら
れている。そして、この下方より上記コイル部70を挿
入すると、コイル部70はテーパ部83によって案内さ
れながら収容部81内に収容されるように構成されてい
る。これによって、コイル部70の中心軸を収容部81
の中心(上記所定の軸Xに相当する)に位置合わせする
構成となっている。
【0074】また、この場合、収容部81の上面が前記
対向面72と対向し合う被対向面82となっており、こ
の被対向面82に所定の軸Xから第1の導電壁部73,
第2の導電壁部74及び第3の導電壁部75のそれぞれ
の半径分の距離離れた各位置に第1の接触子84,第2
の接触子85及び第3の接触子86(それぞれ第1の接
触子44,第2の接触子45及び第3の接触子46に相
当する)がそれぞれ配設される。
【0075】各接触子84,85,86は、それぞれ各
導電壁部73,74,75の接線方向に幅広な長板状に
形成されると共に、その下端部の垂直片84b,85
b,86bの幅方向中間部分が曲げ起こされて略L字状
の屈曲片84a,85a,86aが形成されている。そ
して、これら垂直片84b,85b,86bと屈曲片8
4a,85a,86a間に上記各導電壁部73,74,
75を挟み込み可能なように構成されている。
【0076】これらコイル部70と配電部80とを接続
するに際しては、そのコイル部70を配電部80の下方
から収容部81内に挿入する。すると、各接触子84,
85,86の垂直片84b,85b,86bと屈曲片8
4a,85a,86a間に上記各導電壁部73,74,
75がそれぞれ挟み込まれて、接触子84,85,86
と各導電壁部73,74,75間の電気的接続がなされ
るように構成されている。
【0077】なお、このとき収容部81の被対向面82
がコイル部70のリング状周壁部71上面に当接して、
そのコイル部70が下方に押さえ付けられてコイル収容
部2に固定されるようになる。
【0078】また、このとき、コイル部70の外周面の
Oリング76が収容部81の内周面に圧接されて収容部
76内の防水が図られる。
【0079】この第2実施形態の電気接続部の構造によ
っても、コイル部70と配電部80とを所定の軸X周り
に任意の相対回転位置で電気的に接続することが可能で
あり、上記第1実施形態の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0080】さらに、上記各電気接続部の構造を図11
〜図13に示す第3の実施形態のように構成してもよ
い。
【0081】この電気接続部の構造では、所定の軸X
(取付孔3aの中心軸Yに一致する)を中心軸とする短
円柱状に形成されたコイル部90(コイル部20aに相
当する)の周面に、帯状の第1の導電部91,第2の導
電部92,第3の導電部93(それぞれ第1の導電部2
2a,第2の導電部23a,第3の導電部24aに相当
する)が、前記所定の軸Xに沿って位置をずらせてリン
グ状に配設される。
【0082】一方、このコイル部90に対向する配電部
95(配電部40aに相当する)は、カバー配線体30
の下面のうちのコイル部90の上面が当接する領域95
aの一側に接触ブロック部96が形成されると共に、当
該領域95aの他側に保持部94が形成されてなる。
【0083】接触ブロック部96は、その内側に端子収
容部96aが凹設されると共に、その端子収容部96a
内に第1の接触子97,第2の接触子98及び第3の接
触子99(それぞれ第1の接触子44,第2の接触子4
5及び第3の接触子46に相当する)が植設される。
【0084】各第1の接触子97,第2の接触子98及
び第3の接触子99は、前記各第1の導電部91,第2
の導電部92,第3の導電部93に対応して所定の軸X
に沿って位置をずらせて配置されている。また、これら
接触子97,98,99は、それぞれ上記第1実施形態
又はその第1若しくは第2の変形例に示されるような構
成によって後述するように各導電部91,92,93に
圧接可能なように構成されている。
【0085】また、保持部94は、前記接触ブロック部
96とコイル部90を間に挟んで対向する位置に形成さ
れている。
【0086】そして、上記領域95aにコイル部90の
上面を当接させるようにして、カバー配線体30をシリ
ンダヘッドカバー1のコイル収容部2に取付けると、コ
イル部90がその両側から接触ブロック部96と保持部
94によって挟み込まれて一定位置に保持されると共
に、第1の接触子97,第2の接触子98及び第3の接
触子99がそれぞれ各第1の導電部91,第2の導電部
92,第3の導電部93に接触して、それぞれの間に電
気的接続が得られるように構成されている。このとき、
コイル部90がその両側から接触ブロック部96と保持
部94によって挟み込まれて一定位置に保持されている
ので、横方向のがたつきに対する各第1の接触子97,
第2の接触子98及び第3の接触子99と各第1の導電
部91,第2の導電部92,第3の導電部93との各間
の電気的接触信頼性が確保されるようになっている。
【0087】なお、この第3の実施形態では、アダプタ
部11aが取付孔3aに挿通されてコイル部90の下面
がコイル収容部2底面上の取付孔3a周縁部に載置され
た状態で、カバー配線体30の下面の所定領域95aが
コイル部90の上面に当接しそのコイル部90が下方に
押さえ付けられることによって、コイル部90がコイル
収容部2に固定されるようになる。
【0088】この第3実施形態の電気接続部の構造によ
っても、コイル部90と配電部95とを所定の軸X周り
に任意の相対回転位置で電気的に接続することが可能で
あり、上記第1実施形態の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0089】なお、この第3の実施形態においても、コ
イル部90の中心軸をより正確に所定の軸Xにセンター
合わせするためには、第1実施形態の如くアダプタ部に
形成したリブ部12aによってセンター合わせをするよ
うにしてもよいし、また、第2実施形態の如く、カバー
配線体30の下面側に形成した収容部81内にコイル部
90の上部を収容させてセンター合わせをする構成を採
用してもよい。
【0090】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1〜3
記載の電気接続部の構造によると、第1の部材に内蔵さ
れた電気回路と電気的に接続されたリング状の導電部が
第1の部材の表面に前記所定の軸を中心として配設され
ると共に、第2の部材に内蔵された電気回路と電気的に
接続された接触子が第1の部材表面の導電部に対向する
位置に突設され、第1及び第2の部材が所定の軸周りに
任意の相対的な回転位置で対向配置して結合された状態
で接触子が導電部に圧接されているため、第1の部材と
第2の部材とを、所定の軸周りに任意の相対的な回転位
置で電気的接続が可能となる。
【0091】なお、この場合、請求項2記載のように、
第1の部材には前記所定の軸と直交した第2の部材と対
向する対向面が形成されると共に、この対向面上に複数
の導電部が互いに半径寸法を変えて同心円上に配設さ
れ、第2の部材には、各導電部に対向する位置に前記接
触子が複数設けられていても、また、請求項3記載のよ
うに、第1の部材は前記所定の軸を中心軸とする円柱状
の外周面を有すると共に、その外周面に複数の前記導電
部が前記所定の軸方向に位置をずらせて配設され、第2
の部材には、各導電部に対向する位置に接触子が複数設
けられていても、所定の軸周りに任意の相対的な回転位
置で電気的接続が可能となる。
【0092】また、請求項4記載の内燃機関用点火装置
によると、アダプタ部が取付孔のセンター軸周りに回転
自在に挿通されてコイル収容部底面上の取付孔外周縁部
に載置された高電圧発生部のコイル部の上面に、点火コ
イル及びその駆動回路にそれぞれ電気的に接続された複
数の導電部が前記センター軸を中心として互いに半径寸
法を変えて同心円上に配設される一方、カバー配線体の
下面に、配線回路体とそれぞれ電気的に接続された複数
の接触子が前記各導電部に対向して垂設され、カバー配
線体を、コイル部を押圧保持するようにしてコイル収容
部に取付けた状態で、各接触子がそれぞれ対応する各導
電部に圧接されているため、コイル部がコイル取付孔外
周縁部の任意の相対的な回転位置に配置されている場合
であっても、そのコイル部にカバー配線体の配線回路体
からの配電を行うことができる。従って、従来のよう
に、コイル部をネジ等で正確に固定しておく必要や、カ
バー配線体を取付けるにあたってその位置決めを正確に
行う必要がなくなり、取付作業が容易となる。しかも、
その前提として、各部を高い寸法精度で製造する必要が
なくなり、それらの製造コストが低下する。
【0093】また、この発明の請求項5記載の内燃機関
用点火装置によると、アダプタ部が取付孔のセンター軸
周りに回転自在に挿通されてコイル収容部底面上の取付
孔外周縁部に載置された高電圧発生部のコイル部の外周
面に、点火コイル及びその駆動回路にそれぞれ電気的に
接続された複数のリング状の導電部が前記センター軸方
向に位置をずらせて配設される一方、カバー配線体の下
面に、配線回路体とそれぞれ電気的に接続された複数の
接触子が各導電部に対向して垂設され、カバー配線体
を、コイル部を押圧保持するようにしてコイル収容部に
取付けた状態で、前記各接触子がそれぞれ対応する前記
各導電部に圧接されているため、コイル部がコイル取付
孔外周縁部の任意の相対的な回転位置に配設されている
場合であっても、そのコイル部にカバー配線体の配線回
路体からの配電を行うことができる。従って、従来のよ
うに、コイル部をネジ等で正確に固定しておく必要や、
カバー配線体を取付けるにあたってその位置決めを正確
に行う必要がなくなり、取付作業が容易となる。しか
も、その前提として、各部を高い寸法精度で製造する必
要がなくなり、それらの製造コストが低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1の実施形態の内燃機関用
点火装置を示す斜視図である。
【図2】同上の内燃機関用点火装置を示す分解斜視図で
ある。
【図3】同上の内燃機関用点火装置を示す他の分解斜視
図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】電気接続部の構造を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】配電部を示す斜視図である。
【図7】接触子の第1の変形例を示す断面図である。
【図8】接触子の第2の変形例を示す断面図である。
【図9】この発明にかかる第2の実施形態の電気接続部
の構造を示す斜視図である。
【図10】同上の電気接続部の構造を示す断面図であ
る。
【図11】この発明にかかる第3の実施形態の電気接続
部の構造の配電部を示す底面図である。
【図12】図12(a)はコイル部の平面図であり、図
12(b)はコイル部の側面図である。
【図13】電気接続部の構造を示す断面図である。
【図14】従来例の内燃機関用点火装置を示す斜視図で
ある。
【図15】同上の内燃機関用点火装置の分解斜視図であ
る。
【図16】同上の内燃機関用点火装置の他の分解斜視図
である。
【図17】図14のXVII−XVII線断面図であ
る。
【図18】従来の電気接続部の構造を示す要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
20a コイル部 22a 第1の導電部 23a 第2の導電部 24a 第3の導電部 40 配電部 44a 第1の接触子 45a 第2の接触子 46a 第3の接触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 義之 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 鎌倉 光寿 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3G019 AA05 EC02 KA23 KC07 KC08 KC10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ電気回路が内蔵された第1及び
    第2の部材が所定の軸周りに任意の相対的な回転位置で
    その軸方向に対向配置された状態で結合されて前記第1
    及び第2の部材相互間の電気的な接続がなされる電気接
    続部の構造であって、 前記第1の部材に内蔵された電気回路と電気的に接続さ
    れたリング状の導電部が前記第1の部材の表面に前記所
    定の軸を中心として配設されると共に、 前記第2の部材に内蔵された電気回路と電気的に接続さ
    れた接触子が前記第1の部材表面の前記導電部に対向す
    る位置に突設され、 前記第1及び第2の部材が前記所定の軸周りに任意の相
    対的な回転位置で対向配置して結合された状態で前記接
    触子が前記導電部に圧接された電気接続部の構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材には前記所定の軸と直交
    した前記第2の部材と対向する対向面が形成されると共
    に、この対向面上に複数の前記導電部が互いに半径寸法
    を変えて同心円上に配設され、 前記第2の部材には、前記各導電部に対向する位置に前
    記接触子が複数設けられた請求項1記載の電気接続部の
    構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の部材は前記所定の軸を中心軸
    とする円柱状の外周面を有すると共に、その外周面に複
    数の前記導電部が前記所定の軸方向に位置をずらせて配
    設され、 前記第2の部材には、前記各導電部に対向する位置に前
    記接触子が複数設けられた請求項1記載の電気接続部の
    構造。
  4. 【請求項4】 上面にコイル収容部が凹設されてそのコ
    イル収容部の底面に取付孔が形成されてなり、内燃機関
    のシリンダヘッド上部を覆うようにして取付けられるシ
    リンダヘッドカバーと、 点火コイル及びその駆動回路を内蔵したコイル部とその
    コイル部から垂設されたアダプタ部とを有し、前記アダ
    プタ部が前記取付孔のセンター軸周りに回転自在に挿通
    されて前記コイル収容部底面上の前記取付孔外周縁部に
    載置された高電圧発生部と、 前記コイル部への電源供給用と制御信号供給用の所定の
    配線パターンを有する配線回路体が内蔵され、前記コイ
    ル収容部に着脱自在に取付けられて前記コイル部の上面
    を押圧保持するカバー配線体とを備え、 前記コイル部の上面に、前記点火コイル及びその駆動回
    路にそれぞれ電気的に接続された複数の導電部が前記セ
    ンター軸を中心として互いに半径寸法を変えて同心円上
    に配設される一方、 前記カバー配線体の下面に、前記配線回路体とそれぞれ
    電気的に接続された複数の接触子が前記各導電部に対向
    して垂設され、 前記カバー配線体を、前記コイル部を押圧保持するよう
    にして前記コイル収容部に取付けた状態で、前記各接触
    子がそれぞれ対応する前記各導電部に圧接された内燃機
    関用点火装置。
  5. 【請求項5】 上面にコイル収容部が凹設されてそのコ
    イル収容部の底面に取付孔が形成されてなり、内燃機関
    のシリンダヘッド上部を覆うようにして取付けられるシ
    リンダヘッドカバーと、 点火コイル及びその駆動回路を内蔵した円柱状のコイル
    部とそのコイル部から垂設されたアダプタ部とを有し、
    前記アダプタ部が前記取付孔のセンター軸周りに回転自
    在に挿通されて前記コイル収容部底面上の前記取付孔外
    周縁部に載置された高電圧発生部と、 前記コイル部への電源供給用と制御信号用の所定の配線
    パターンを有する配線回路体が内蔵され、前記コイル収
    容部に着脱自在に取付けられて前記コイル部の上面を押
    圧保持するカバー配線体とを備え、 前記コイル部の外周面に、前記点火コイル及びその駆動
    回路にそれぞれ電気的に接続された複数のリング状の導
    電部が前記センター軸方向に位置をずらせて配設される
    一方、 前記カバー配線体の下面に、前記配線回路体とそれぞれ
    電気的に接続された複数の接触子が前記各導電部に対向
    して垂設され、 前記カバー配線体を、前記コイル部を押圧保持するよう
    にして前記コイル収容部に取付けた状態で、前記各接触
    子がそれぞれ対応する前記各導電部に圧接された内燃機
    関用点火装置。
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