JP2000123477A - 記録再生システム、記録装置、再生装置 - Google Patents

記録再生システム、記録装置、再生装置

Info

Publication number
JP2000123477A
JP2000123477A JP10299636A JP29963698A JP2000123477A JP 2000123477 A JP2000123477 A JP 2000123477A JP 10299636 A JP10299636 A JP 10299636A JP 29963698 A JP29963698 A JP 29963698A JP 2000123477 A JP2000123477 A JP 2000123477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transfer
recording
reproduction
reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10299636A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10299636A priority Critical patent/JP2000123477A/ja
Publication of JP2000123477A publication Critical patent/JP2000123477A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダビング時のデータ欠落を防止する。 【解決手段】 再生装置部側が、記録装置部側での記録
用バッファメモリの蓄積量を監視して、そのデータ蓄積
量に応じて転送出力をコントロール(転送速度制御又は
停止制御)を行うことで(F115,F118,F12
0)、記録用バッファメモリにフル容量以上の転送デー
タが転送されることを回避する。即ち記録用バッファメ
モリにおいて格納しきれない転送データが発生しないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオーディオ
データのダビング動作など、記録媒体から記録媒体への
データの複写記録動作を行うことのできる記録再生シス
テム(記録再生装置)、及びその記録再生システムを構
成する記録装置、再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオデータが記録された記録媒体
に対応する機器として、CD(COMPACT DISC)プレーヤ
や、MD(MINI DISC)レコーダ/プレーヤなどが普及
している。これらのオーディオ機器の場合、データの複
写、例えばCDに収録された曲をMDにダビングするよ
うな動作が行われることが多い。
【0003】ところでミニディスクシステムの場合は、
ディスクから高速レートで間欠的に読み出した再生デー
タを一旦バッファメモリに格納し、バッファメモリから
通常レートで連続的に読み出して再生出力することで、
振動などの影響で一時的にディスクからのデータ読出動
作がとぎれても、再生出力される音声はとぎれないよう
にする方式(いわゆるショックプルーフ機能)が採用さ
れている。またこのようなバッファメモリは記録時にも
用いられる。即ち、記録のために連続的に供給されるデ
ータはバッファメモリに蓄積されていき、一方、蓄積さ
れたデータは間欠的に所定量単位で読み出されて記録の
ためのエンコード処理され、ディスクに記録されていく
ものとなる。またCDプレーヤにおいても、同様にバッ
ファメモリを配することで、再生時の音の途切れを防止
するショックプルーフ方式が採用されたものも多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、CDプレーヤ
でCDから再生されるオーディオデータをMDレコーダ
においてMDにダビング記録することを考えると、次の
ような各事情でダビングに失敗することが考えられる。
【0005】まずショックプルーフ機能のないCDプレ
ーヤからMDレコーダにダビングを行うことを考える。
MDレコーダ側では、CDプレーヤから転送されてくる
データをバッファメモリに蓄積していき、その一方でバ
ッファメモリに蓄積されたデータを間欠的に取り出して
MDに記録していくわけであるが、振動などの影響でM
Dへの記録が不能となっている間にCDプレーヤ側から
データが転送され続けると、或る時点でバッファメモリ
の容量がフル容量となり、その後の転送データを格納で
きないことになる。従ってバッファメモリに蓄積された
データのMDへの記録が再開されても、バッファメモリ
に格納できなかった部分のデータは欠落した状態でMD
への記録が行われることになる。また逆に、振動等の影
響でCDプレーヤ側で音飛び(データの欠落)が発生す
ることもある。このように欠落が生じたデータがそのま
まMDレコーダ側に転送され、バッファメモリに格納さ
れてしまうと、当然ながら欠落が生じたデータがMDへ
記録されてしまう。
【0006】次にショックプルーフ機能のあるCDプレ
ーヤからMDレコーダにダビングを行うことを考える。
CDプレーヤ側はバッファメモリを介してMDレコーダ
側にデータ転送を行なう。MDレコーダは転送されてく
るデータをバッファメモリに蓄積していきながら、蓄積
されたデータを間欠的に取り出してMDに記録してい
く。従って上記の場合と同様に、振動などの影響でMD
への記録が不能となっている間にCDプレーヤ側からデ
ータが転送され続けると、MDレコーダ側のバッファメ
モリで格納しきれないデータが発生し、つまり欠落が生
じたデータがMDへ記録されてしまう。また逆に、振動
等の影響でCDプレーヤ側でサーボはずれが生じ、CD
から読み出されるデータの欠落が発生することもある
が、通常はCD側のバッファメモリの機能により、転送
データには欠落は生じない。しかしながらサーボはずれ
等が頻繁に生じてバッファメモリの蓄積量がゼロになっ
てしまうと、転送出力は中断されてしまう。このときM
Dレコーダ側では、転送データが欠落しても転送データ
が存在するものとしてバッファメモリへの取り込みを続
けるため、いわゆる無音データを蓄積する状態となり、
つまりこの場合も欠落が生じたデータがMDへ記録され
てしまうことになる。
【0007】例えばこのように、特に振動などの影響で
データが正しくダビングできないことが生じ、これは、
例えば車載用のオーディオシステムなど、振動の多い環
境で使用する機器においては大きな問題となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、第1の記録媒体(例えばCD)から第2の
記録媒体(例えばMD)へデータの複写記録を行う際
に、上記のような各種状況にあっても正確なデータ複写
が実現できるようにし、オーディオシステムとしての信
頼性を向上させることを目的とする。
【0009】このために記録再生システムを構成する記
録装置部は、再生装置部で再生され転送されてきたデー
タを蓄積するとともに、蓄積されたデータを記録用のデ
ータとして読み出す記録用バッファメモリ手段と、記録
用バッファメモリ手段から読み出されたデータに対して
所定の処理を行い第2の記録媒体に対して記録を行うこ
とのできるデータ記録手段と、再生装置部から通知され
るデータ転送制御情報に応じて、転送されてくるデータ
の記録用バッファメモリ手段への蓄積動作を制御する記
録側制御手段とを備えるようにする。また記録再生シス
テムを構成する再生装置部は、第1の記録媒体からデー
タ再生動作を行うことのできるデータ再生手段と、デー
タ再生手段で再生されたデータを前記記録装置部へ転送
する転送手段と、記録装置部における記録用バッファメ
モリ手段のデータ蓄積量に応じて、転送手段からのデー
タ転送速度の可変設定もしくは転送停止の制御を行うと
ともに、記録側制御手段に設定されたデータ転送速度も
しくは転送停止を示すデータ転送制御情報を通知する再
生側制御手段とを備えるようにする。即ち再生装置部側
が、記録装置部側での記録用バッファメモリの蓄積量に
応じて転送出力をコントロール(転送速度制御又は停止
制御)を行うことで、記録用バッファメモリにフル容量
以上の転送データが転送されることを回避する。また再
生装置部側は、データ再生手段による再生データの連続
性がとぎれた場合、もしくは再生用バッファメモリ手段
が設けられている場合はその再生用バッファメモリ手段
のデータ蓄積量がゼロとなった場合、つまり連続したデ
ータ転送が不能となった場合は、記録側制御手段に転送
停止を示すデータ転送制御情報を通知することで、記録
側バッファメモリへの蓄積動作を停止させる。このよう
にして、記録側バッファメモリ上においてデータ欠落が
発生することを防止し、もって第2の記録媒体に欠落の
ないデータが記録されるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、C
Dの再生及びMDの記録再生が可能とされるCD/MD
複合機器としての記録再生装置の例で説明する。なお、
この例ではCDの再生装置部(CD部)とMDの記録再
生装置部(MD部)が一体化されて本発明の記録再生シ
ステムを実現する機器とするが、本発明としては記録装
置と再生装置が別体とされ、以下説明していくような本
例の動作が可能に接続されたものであってもよい。また
本発明の記録装置、再生装置としては、本例のCD/M
D複合機器におけるMD部、CD部がそれぞれ相当する
実施の形態となるとともに、記録装置と再生装置が別体
とされて接続される場合は、それぞれが本発明の記録装
置、再生装置としての実施の形態となる。また、実施の
形態としてはCD/MD複合機器としての第1、第2の
実施の形態をそれぞれ説明する。説明は次の順序で行
う。 1.第1の実施の形態の記録再生装置の構成 2.MDのセクター構造 3.MDのU−TOC 4.CDのサブコード及びTOC 5.第1の実施の形態のダビング時の動作 6.第2の実施の形態の記録再生装置の構成 7.第2の実施の形態のダビング時の動作
【0011】1.記録再生装置の構成 図1はCD/MD複合機器としての記録再生装置の要部
のブロック図を示している。図1において、MD90
(光磁気ディスク)は、MDに対する記録再生動作を行
うMD部に装填される。MD90は音声データを記録で
きるメディアとして用いられ、記録/再生時にはスピン
ドルモータ2により回転駆動される。光学ヘッド3は光
磁気ディスクとしてのMD90に対して記録/再生時に
レーザ光を照射することで、記録/再生時のヘッドとし
ての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックをキュ
リー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力をな
し、また再生時には磁気カー効果により反射光からデー
タを検出するための比較的低レベルのレーザ出力をな
す。
【0012】このため、光学ヘッド3はレーザ出力手段
としてのレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びMD90に接離
する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッ
ド3全体はスレッド機構5によりMD90の半径方向に
移動可能とされている。また、磁気ヘッド6aはMD9
0を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されてい
る。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変
調された磁界をMD90に印加する動作を行なう。磁気
ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
【0013】再生動作時に光学ヘッド3によりMD90
から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RF
アンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF
信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信
号、グルーブ情報(MD90にウォブリングプリグルー
ブとして記録されている絶対位置情報)等を抽出する。
そして、抽出された再生RF信号はエンコーダ/デコー
ダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号、
フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、グル
ーブ情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調され
る。グルーブ情報からデコードされたアドレス情報、及
びデータとして記録されエンコーダ/デコーダ部8でデ
コードされたアドレス情報、サブコード情報などは、マ
イクロコンピュータによって構成されるMDコントロー
ラ11に供給され、各種制御に用いられる。なお、MD
コントローラ11は、MD部における各種動作制御を実
行する部位として機能する。
【0014】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号や、MDコントローラ
11からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピ
ンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ
駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を
制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、ま
たスピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0015】再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8
でEFM復調、CIRC等のデコード処理された後、メ
モリコントローラ12によって一旦、例えばD−RAM
で形成されるバッファメモリ13に書き込まれる。光学
ヘッド3によるMD90からのデータの読み取り及び光
学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再
生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行な
われる。なお、MD部に設けられるバッファメモリ13
を、後述する第2の実施の形態におけるCD部側のバッ
ファメモリと区別する意味で、以下「MDバッファ」と
いうこととする。
【0016】MDバッファ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/secとなるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1KHz サン
プリングの音声データとされる。そしてD/A変換器1
5によってアナログ信号とされた後、切換回路50の端
子TMDに供給される。MD90の再生動作時には、装置
全体の動作を制御するシステムコントローラ21により
切換回路50が端子TMDに接続させるように制御されて
おり、従ってエンコーダ/デコーダ部14から出力され
D/A変換器15によってアナログ信号とされた再生音
声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワ
ーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声
として出力される。
【0017】なお、図示していないがMD90からの再
生信号をデジタルオーディオデータとして外部機器に出
力できるデジタルインターフェース部や、D/A変換器
15の出力であるアナログオーディオ信号を出力するア
ナログライン出力部などが設けられてもよい。
【0018】上記MDバッファ13へのデータの書込/
読出は、メモリコントローラ12によって書込ポインタ
と読出ポインタの制御によりアドレス指定されて行なわ
れるが、MD90の再生動作時には、書込ポインタ(書
込アドレス)が1.41Mbit/secのタイミング
でインクリメントされ、一方、読出ポインタ(読出アド
レス)は0.3Mbit/sec のタイミングでイン
クリメントされていくことになる。この書込と読出のビ
ットレートの差異により、MDバッファ13内には或る
程度データが蓄積されていく状態となる。そしてMDバ
ッファ13内にフル容量のデータが蓄積された時点で書
込ポインタのインクリメントは停止され、光学ヘッド3
によるMD90からのデータ読出動作も停止される。た
だし読出ポインタのインクリメントは継続して実行され
ているため、再生音声出力はとぎれないことになる。そ
の後、MDバッファ13から読出動作のみが継続されて
いき、或る時点でMDバッファ13内のデータ蓄積量が
所定量以下となったとすると、再び光学ヘッド3による
データ読出動作及び書込ポインタのインクリメントが再
開され、再びMDバッファ13へのデータ蓄積がなされ
ていく。
【0019】このようにMDバッファ13を介して再生
音声信号を出力することにより、例えば外乱等でトラッ
キングが外れた場合などでも、再生音声出力が中断して
しまうことはなく、データ蓄積が残っているうちに例え
ば正しいトラッキング位置までにアクセスしてデータ読
出を再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を
続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させることが
できる。
【0020】MD90に対して記録動作が実行される際
には、アナログ入力端子17に供給された記録信号(ア
ナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によって
16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデ
ータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給さ
れ、データ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード
処理が施される。さらにMD90に対しては、後述する
CD部でCD91から再生された音声データを記録する
こともできる。いわゆるCD−MDダビング記録であ
る。この場合、CD91から再生された音声データ(1
6ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタルデー
タ)が、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、デー
タ量を約1/5に圧縮する音声圧縮エンコード処理が施
される。なお、デジタルインターフェース部が設けられ
る場合は、外部機器からデジタルオーディオデータが供
給され、同じくエンコーダ/デコーダ部14に供給され
て、MD90への記録に供されることもある。
【0021】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦MDバッファ13に書き込まれ、また所定タイミング
で読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。
そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコー
ド、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッ
ド駆動回路6に供給される。
【0022】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、MD90に対して磁気ヘ
ッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。ま
た、このときMDコントローラ11は光学ヘッドに対し
て、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を
供給する。
【0023】なお、このMD90への記録動作の場合、
MDバッファ13に対する制御としては、再生時とは逆
に書込ポインタ(書込アドレス)が0.3Mbit/sec のタイ
ミングでインクリメントされていくことで、入力された
音声データが随時MDバッファ13に書き込まれていく
ことになる。そして、MDバッファ13内に或る程度の
データ(例えば後述するクラスタ単位のデータ)が蓄積
された状態となったら、読出ポインタが1.41Mbit/secの
タイミングでインクリメントされていく。すなわち蓄積
されていたデータが読み出されてエンコーダ/デコーダ
部8に送られる。従って、磁気ヘッド6aによるMD9
0への書込動作は、MDバッファ13の蓄積量に応じて
間欠的に行なわれることになる。
【0024】但し、記録時において書込ポインタのイン
クリメントタイミングが0.3Mbit/sec とされて継続的に
書き込みが行われるのは、アナログ入力端子17からの
音声信号を記録する場合である。CD部からの再生デー
タをMD90にダビング記録する場合は、CD部からの
データ転送速度(転送レート)に合わせて、MDバッフ
ァ13への書込速度(書込ポインタのインクリメントタ
イミング)が可変制御されたり、或いは一時的に停止さ
れることになる。即ちCD部のCDコントローラ31か
らの通信に応じてMDコントローラ11がメモリコント
ローラ12による書込動作を制御する。このような動作
についてはダビング時の動作として後述する。
【0025】ところで、MD90に対して記録/再生動
作を行なう際には、MD90に記録されている管理情
報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。MDコ
ントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上
の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアの
アドレスを判別することとなる。この管理情報はMDバ
ッファ13に保持される。このためMDバッファ13に
は、上記した記録データ/再生データのバッファエリア
と、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されて
いる。そして、MDコントローラ11はこれらの管理情
報を、MD90が装填された際に管理情報の記録された
ディスクの最内周側の再生動作を実行させることによっ
て読み出し、MDバッファ13に記憶しておき、以後そ
のMD90に対する記録/再生動作の際に参照できるよ
うにしている。
【0026】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集されて書き換えられるものであるが、MDコ
ントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理
をMDバッファ13に記憶されたU−TOC情報に対し
て行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでM
D90のU−TOCエリアについても書き換えるように
している。
【0027】この記録再生装置では、さらにCDに対応
する再生系が形成されている。再生専用の光ディスクで
あるCD91はCD再生動作を行うCD部に装填され
る。
【0028】CD91はCD再生動作時においてスピン
ドルモータ39によって一定線速度(CLV)で回転駆
動される。そして光学ヘッド32によってCD91にピ
ット形態で記録されているデータを読み出され、RFア
ンプ35に供給される。光学ヘッド32において対物レ
ンズ32aは2軸機構33によって保持され、トラッキ
ング及びフォーカス方向に変位可能とされる。また光学
ヘッド32はスレッド機構34によってCD91の半径
方向に移動可能とされる。
【0029】RFアンプ35では再生RF信号のほか、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成
し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給され
る。サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキ
ングエラー信号から、フォーカス駆動信号、トラッキン
グ駆動信号、スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の
各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構3
4、及びスピンドルモータ39の動作を制御する。
【0030】再生RF信号はデコーダ37に供給され
る。デコーダ37ではEFM復調,CIRCデコード等
を行なってCD91から読み取られた情報を16ビット
量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声データ形
態にデコードする。またデコーダ37ではTOCやサブ
コード等の制御データも抽出されるが、それらはCD部
の制御を行うCDコントローラ31に供給され、各種動
作制御に用いられる。
【0031】デコーダ37から出力されるデジタル音声
データは、D/A変換器38によってアナログ信号とさ
れ、切換回路50に端子TCDに供給される。CD再生動
作時にはシステムコントローラ21は切換回路50に端
子TCDを選択させており、従ってCD91から再生され
D/A変換器38によってアナログ信号とされた再生音
声信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワ
ーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生音声
として出力される。もちろんアナログライン出力端子を
設けて外部機器に出力可能としてもよい。またデジタル
インターフェース部を設ければ、CD再生データもデジ
タルデータとして外部機器に出力できる。
【0032】また上記のようにCD再生データをMD9
0にダビング記録することができるが、その場合は、デ
コーダ37から出力されるデジタル音声データがそのま
まエンコード/デコード部14に供給されることにな
る。
【0033】CD91の再生時には、CD91に記録さ
れている管理情報、即ちTOCを読み出す必要がある。
CDコントローラ31はこの管理情報に応じてCD91
に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを
判別し、再生動作制御を行うことになる。このためCD
コントローラ31はCD91が装填された際にTOCが
記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させる
ことによって読み出し、例えば内部RAMに記憶してお
き、以後そのCD91に対する再生動作の際に参照でき
るようにしている。
【0034】システムコントローラ21は装置全体を制
御するマイクロコンピュータとされるが、MD部に対す
る記録再生動作制御をMDコントローラ11に実行させ
るためにMDコントローラ11に各種指示を与える。同
様にCD部に対する再生動作制御をCDコントローラ3
1に実行させるためにCDコントローラ31に各種指示
を与える。またMD90の記録再生時には、MDコント
ローラ11からサブコード等の管理情報を受け取り、C
D91の再生時にはCDコントローラ31からサブコー
ド等の管理情報を受け取ることになる。このようにシス
テムコントローラ21、MDコントローラ11、CDコ
ントローラ31はそれぞれ互いにコマンドや各種データ
を通信することで連係動作を行なうことになり、このた
め各コントローラは通信ラインで相互通信可能に接続さ
れている。
【0035】なお、このような制御系の形態は一例であ
り、例えばシステムコントローラ21、MDコントロー
ラ11、CDコントローラ31を一体化するような構成
を採ってもよい。
【0036】操作部19には、録音キー、再生キー、停
止キー、AMSキー、サーチキー、ダビングキー等がユ
ーザー操作に供されるように設けられ、MD90及びC
D91に関する再生/記録操作を行なうことができるよ
うにされている。操作部19からの操作情報はシステム
コントローラ21に供給され、システムコントローラ2
1はその操作情報と動作プログラムに基づいてMDコン
トローラ11、CDコントローラ31に指示を出し、各
部に対する所要の動作を実行させる。なお図示していな
いが、操作部19としては、例えば赤外線リモートコマ
ンダーによる遠隔操作機能を付加してもよい。
【0037】また表示部20ではMD90,CD91の
再生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例
えば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情
報や、トラックナンバ、動作状態、動作モードなどの各
種の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて
行なわれる。
【0038】このように構成される本例の記録再生装置
では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、C
D−MDダビング動作が実行できる。
【0039】2.MDのセクター構造 ここでMDのセクター構造について説明する。ミニディ
スクシステムでは記録データとして1クラスタという単
位毎のデータストリームが形成されるが、この記録動作
の単位となるクラスタのフォーマットは図7に示され
る。ミニディスクシステムでの記録トラックとしては図
7のようにクラスタCLが連続して形成されており、1
クラスタが記録時の最小単位とされる。1クラスタは2
〜3周回トラック分に相当し、実再生時間としては2.
043秒分のデータ量となる。
【0040】そして1クラスタCLは、セクターSCFC
〜SCFEとして示す3セクターのリンキングセクター
と、セクターSCFFとして示す1セクターのサブデータ
セクターと、セクターSC00〜SC1Fとして示す32セ
クターのメインセクターから形成されている。即ち1ク
ラスタは36セクターで構成される。1セクタは235
2バイトで形成されるデータ単位である。
【0041】リンキングセクターSCFC〜SCFEは、記
録動作の切れ目としての緩衝領域や各種動作調整その他
に用いられ、またサブデータセクターSCFFは、サブデ
ータとして設定された情報の記録に用いることができ
る。そして、TOCデータ、オーディオデータ等の記録
は32セクターのメインセクターSC00〜SC1Fに行な
われる。
【0042】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターSC00などの偶数セクターと、セクターSC01など
の奇数セクターの連続する2つのセクターに、サウンド
グループSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。
1つのサウンドグループは424バイトで形成されてお
り、11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。
1つのサウンドグループSG内にはデータがLチャンネ
ルとRチャンネルに分けられて記録される。例えばサウ
ンドグループSG00はLチャンネルデータL0とRチャ
ンネルデータR0で構成され、またサウンドグループS
G01はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR
1で構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネル
のデータ領域となる212バイトをサウンドフレームと
よんでいる。
【0043】3.MDのU−TOC 前述したように、MD90に対して記録/再生動作を行
なうためには、MDコントローラ11は、予めMD90
に記録されている管理情報としてのP−TOC、U−T
OCを読み出しておき、必要時にこれを参照することに
なる。ここで、MD90においてトラック(楽曲等)の
記録/再生動作などの管理を行なう管理情報として、U
−TOCセクターについて説明する。
【0044】なおP−TOCはディスク最内周側のピッ
トエリアに形成されるもので、読出専用の情報である。
そして、P−TOCによってディスクの記録可能エリア
(レコーダブルユーザーエリア)や、リードアウトエリ
ア、U−TOCエリアなどの位置の管理等が行なわれ
る。P−TOCについては詳細な説明を省略する。
【0045】図8はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター32まで設けることができる。
即ち上記した1クラスタ内のメインセクターSC00〜S
C1Fに相当して記録されるセクターとなる。その中で、
セクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音
日時を記録するエリアとされている。これらについては
説明を省略する。
【0046】U−TOCセクター0は、主にユーザーが
録音を行なった楽曲等のトラック(プログラム)や新た
にトラックが録音可能なフリーエリアについての管理情
報が記録されているデータ領域とされる。例えばMD9
0に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、MDコン
トローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上
のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録し
ていくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が
記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別
し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0047】図8のU−TOCセクター0のデータ領域
(4バイト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオ
ール0又はオール1の1バイトデータが並んで形成され
る同期パターンが記録される。続いてクラスタアドレス
(Cluster H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Secto
r)となるアドレスが3バイトにわたって記録され、さら
にモード情報(MODE)が1バイト付加され、以上でヘッダ
とされる。ここでの3バイトのアドレスは、そのセクタ
ー自体のアドレスである。同期パターンやアドレスが記
録されるヘッダ部分については、このU−TOCセクタ
ー0に限らず、P−TOCセクターや実際に音声データ
が記録されるプログラムエリアでのセクターでも同様で
あり、セクター単位にそのセクター自体のアドレス及び
同期パターンが記録されている。
【0048】続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0049】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述するテーブル部に対応させることによって識別する
ため、ポインタ部として各種のポインタ(P-DFA,P-EMPT
Y ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) が記録される領域が用
意されている。
【0050】そしてポインタ(P-DFA〜P-TNO255) に対応
させることになるテーブル部として(01h) 〜(FFh) まで
の255個のパーツテーブルが設けられ、それぞれのパ
ーツテーブルには、或るパーツについて起点となるスタ
ートアドレス、終端となるエンドアドレス、そのパーツ
のモード情報(トラックモード)が記録されている。さ
らに各パーツテーブルで示されるパーツが他のパーツへ
続いて連結される場合があるため、その連結されるパー
ツのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されて
いるパーツテーブルを示すリンク情報が記録できるよう
にされている。なおパーツとは1つのトラック内で時間
的に連続したデータが物理的に連続して記録されている
トラック部分のことをいう。また、本明細書において
「h」を付した数字は16進表記のものである。そして
スタートアドレス、エンドアドレスとして示されるアド
レスは、1つの楽曲(トラック)を構成する1又は複数
の各パーツを示すアドレスとなる。これらのアドレスは
短縮形で記録され、クラスタ、セクター、サウンドグル
ープを指定する。
【0051】MD90では、1つの楽曲(プログラム/
トラック)のデータを物理的に不連続に、即ち複数のパ
ーツにわたって記録されていてもパーツ間でアクセスし
ながら再生していくことにより再生動作に支障はないた
め、ユーザーが録音する楽曲等については、録音可能エ
リアの効率使用等の目的から、複数パーツにわけて記録
する場合もある。そのため、リンク情報が設けられ、例
えば各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FF
h) によって、連結すべきパーツテーブルを指定するこ
とによってパーツテーブルが連結できるようになされて
いる。つまりU−TOCセクター0におけるテーブル部
においては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表
現しており、例えば3つのパーツが連結されて構成され
る楽曲についてはリンク情報によって連結される3つの
パーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理が行わ
れる。
【0052】U−TOCセクター0のテーブル部におけ
る(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、ポインタ
部におけるポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1
〜P-TNO255) によって、以下のようにそのパーツの内容
が示される。
【0053】ポインタP-DFA はMD90上の欠陥領域に
ついて示しており、傷などによる欠陥領域となるトラッ
ク部分(=パーツ)が示された1つのパーツテーブル又
は複数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指
定している。つまり、欠陥パーツが存在する場合はポイ
ンタP-DFA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録さ
れており、それに相当するパーツテーブルには、欠陥パ
ーツがスタート及びエンドアドレスによって示されてい
る。また、他にも欠陥パーツが存在する場合は、そのパ
ーツテーブルにおけるリンク情報として他のパーツテー
ブルが指定され、そのパーツテーブルにも欠陥パーツが
示されている。そして、さらに他の欠陥パーツがない場
合はリンク情報は例えば『00h』とされ、以降リンク
なしとされる。
【0054】ポインタP-EMPTY はテーブル部における1
又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭のパーツテー
ブルを示すものであり、未使用のパーツテーブルが存在
する場合は、ポインタP-EMPTY として、(01h) 〜(FFh)
のうちのいづれかが記録される。未使用のパーツテーブ
ルが複数存在する場合は、ポインタP-EMPTY によって指
定されたパーツテーブルからリンク情報によって順次パ
ーツテーブルが指定されていき、全ての未使用のパーツ
テーブルがテーブル部上で連結される。
【0055】ポインタP-FRA はMD90上のデータの書
込可能なフリーエリアについて示しており、フリーエリ
アとなるトラック部分(=パーツ)が示された1又は複
数のパーツテーブル内の先頭のパーツテーブルを指定し
ている。つまり、フリーエリアが存在する場合はポイン
タP-FRA において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録され
ており、それに相当するパーツテーブルには、フリーエ
リアであるパーツがスタート及びエンドアドレスによっ
て示されている。また、このようなパーツが複数個有
り、つまりパーツテーブルが複数個有る場合はリンク情
報により、リンク情報が『00h』となるパーツテーブ
ルまで順次指定されている。
【0056】図9にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態がポインタP-FRA に引き続きパーツ
テーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) のリンクによって
表現されている状態を示している。なお上記した欠陥領
域や未使用パーツテーブルの管理形態もこれと同様とな
る。
【0057】ポインタP-TNO1〜P-TNO255は、MD90に
ユーザーが記録を行なった楽曲などのトラックについて
示しており、例えばポインタP-TNO1では第1トラックの
データが記録された1又は複数のパーツのうちの時間的
に先頭となるパーツが示されたパーツテーブルを指定し
ている。例えば第1トラック(第1プログラム)とされ
た楽曲がディスク上でトラックが分断されずに、つまり
1つのパーツで記録されている場合は、その第1トラッ
クの記録領域はポインタP-TNO1で示されるパーツテーブ
ルにおけるスタート及びエンドアドレスとして記録され
ている。
【0058】また、例えば第2トラック(第2プログラ
ム)とされた楽曲がディスク上で複数のパーツに離散的
に記録されている場合は、その第2トラックの記録位置
を示すため各パーツが時間的な順序に従って指定され
る。つまり、ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブ
ルから、さらにリンク情報によって他のパーツテーブル
が順次時間的な順序に従って指定されて、リンク情報が
『00h』となるパーツテーブルまで連結される(上
記、図9と同様の形態)。このように例えば2曲目を構
成するデータが記録された全パーツが順次指定されて記
録されていることにより、このU−TOCセクター0の
データを用いて、2曲目の再生時や、その2曲目の領域
への上書き記録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘ
ッド6aをアクセスさせ離散的なパーツから連続的な音
楽情報を取り出したり、記録エリアを効率使用した記録
が可能になる。
【0059】以上のように、MD90のディスク上に記
録された楽曲やフリーエリア等の管理はU−TOCセク
ター0により行なわれる。
【0060】4.CDのサブコード及びTOC 続いて、CD部で再生されるCD91においてリードイ
ンエリアに記録されるTOC、及びサブコードについて
説明する。CD方式のディスクにおいて記録されるデー
タの最小単位は1フレームとなる。そして98フレーム
で1ブロックが構成される。
【0061】1フレームの構造は図10のようになる。
1フレームは588ビットで構成され、先頭24ビット
が同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリ
アとされる。そして、その後にデータ及びパリティが配
される。
【0062】この構成のフレームが98フレームで1ブ
ロックが構成され、98個のフレームから取り出された
サブコードデータが集められて図11(a)のような1
ブロックのサブコードデータが形成される。98フレー
ムの先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+
1,フレーム98n+2)からのサブコードデータは同
期パターンとされている。そして、第3フレームから第
98フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+
98)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ち
P,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが
形成される。
【0063】このうち、アクセス等の管理のためにはP
チャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチ
ャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示し
ているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1
96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネル
データは図11(b)のように構成される。
【0064】まずQ1 〜Q4 の4ビットはコントロール
データとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシ
ス、CD−ROM、デジタルコピー可否の識別などに用
いられる。次にQ5 〜Q8 の4ビットはアドレスとさ
れ、これはサブQデータのコントロールビットの内容を
示すものとされている。そしてQ9 〜Q80で72ビット
のサブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとさ
れる。
【0065】リードインエリアにおいては、そこに記録
されているサブQデータが即ちTOC情報となる。つま
りリードインエリアから読み込まれたQチャンネルデー
タにおけるQ9 〜Q80の72ビットのサブQデータは、
図12(a)のような情報を有するものである。サブQ
データは各8ビットのデータを有している。
【0066】まずトラックナンバが記録される。リード
インエリアではトラックナンバは『00』に固定され
る。続いてPOINT(ポイント)が記され、さらにト
ラック内の経過時間としてMIN(分)、SEC
(秒)、FRAME(フレーム番号)が示される。さら
に、PMIN,PSEC,PFRAMEが記録される
が、このPMIN,PSEC,PFRAMEは、POI
NTの値によって意味が決定されている。
【0067】POINTの値が『01』〜『99』のと
きは、その値はトラックナンバを意味し、この場合PM
IN,PSEC,PFRAMEにおいては、そのトラッ
クナンバのトラックのスタートポイント(絶対時間アド
レス)が分(PMIN),秒(PSEC),フレーム番
号(PFRAME)として記録されている。
【0068】POINTの値が『A0』のときは、PM
INに最初のトラックのトラックナンバが記録される。
また、PSECの値によってCD−DA(デジタルオー
ディオ),CD−I,CD−ROM(XA仕様)などの
仕様の区別がなされる。POINTの値が『A1』のと
きは、PMINに最後のトラックのトラックナンバが記
録される。POINTの値が『A2』のときは、PMI
N,PSEC,PFRAMEにリードアウトエリアのス
タートポイントが絶対時間アドレスとして示される。
【0069】例えば6トラックが記録されたディスクの
場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図
13のようにデータが記録されていることになる。図1
3に示すようにトラックナンバTNOは全て『00』で
ある。ブロックNO.とは上記のように98フレームに
よるブロックデータとして読み込まれた1単位のサブQ
データのナンバを示している。各TOCデータはそれぞ
れ3ブロックにわたって同一内容が書かれている。図示
するようにPOINTが『01』〜『06』の場合、P
MIN,PSEC,PFRAMEとして第1トラック#
1〜第6トラック#6のスタートポイントが示されてい
る。
【0070】そしてPOINTが『A0』の場合、PM
INに最初のトラックナンバとして『01』が示され
る。またPSECの値によってディスクが識別され、通
常のオーディオ用のCDの場合は『00』となる。な
お、ディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合は、P
SEC=『20』、CD−Iの場合は『10』というよ
うに定義されている。
【0071】またPOINTの値が『A1』の位置にP
MINに最後のトラックのトラックナンバが記録され、
POINTの値が『A2』の位置に、PMIN,PSE
C,PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイ
ントが示される。ブロックn+27以降は、ブロックn
〜n+26の内容が再び繰り返して記録されている。
【0072】トラック#1〜トラック#nとして楽曲等
が記録されているプログラム領域及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
12(b)の情報を有する。まずトラックナンバが記録
される。即ち各トラック#1〜#nでは『01』〜『9
9』のいづれかの値となる。またリードアウトエリアで
はトラックナンバは『AA』とされる。続いてインデッ
クスとして各トラックをさらに細分化することができる
情報が記録される。
【0073】そして、トラック内の経過時間としてMI
N(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)
が示される。さらに、AMIN,ASEC,AFRAM
Eとして、絶対時間アドレスが分(AMIN),秒(A
SEC),フレーム番号(AFRAME)で記録されて
いる。
【0074】5.第1の実施の形態のダビング時の動作 以下、本例の特徴的な動作として、ダビング時の動作に
ついて説明していく。CD91からMD90へのダビン
グ時には、振動等の影響で、CD部の光学ヘッド32に
おけるトラッキングがはずれて一時的にデータ再生が不
能となることがある。即ちCD部からMD部への音声デ
ータの供給がとぎれることがある。また同様に振動等の
影響で、MD部における光学ヘッド3及び磁気ヘッド6
aによる記録動作が一時的に不能となる場合がある。M
D部ではMDバッファ13を介して間欠的にMD90へ
の記録を実行するため、一時的な記録不能状態が発生し
ても記録リトライを時間的な余裕があり、その点はさほ
ど問題ではないが、その様な状態が長く続いたままCD
部から音声データの転送が続けられると、MDバッファ
13のデータ蓄積がフル容量に達し、MDバッファ13
に格納しきれない音声データが発生することがある。上
述したように、これらのことが発生すると、MD90に
対してデータ欠落の生じたデータが記録されてしまう。
このようなことを回避するために本例では、CDコント
ローラ31及びMDコントローラ11が以下説明するよ
うに連係制御を行うものである。
【0075】ダビング時のCDコントローラ31の処理
を図2〜図3に、またMDコントローラ11の処理を図
5、図6に示す。
【0076】なお、ディスク(CD91、MD90)が
装填された際には、上述したようにまず管理情報として
CD91のTOCやMD90のU−TOCを読み込む必
要がある。この際の処理についてはフローチャートとし
て示していないが、ディスクが装填されていない時点で
は、システムコントローラ21はMD90又はCD91
の装填を監視しており、CD部にCD91が装填された
際には、CDコントローラ31に指示を出して装填され
たCD91を駆動させ、TOCデータを読み出させる。
このようにTOCデータを読み込むことで、以降、TO
Cデータに基づいてCD90の収録トラック数、各トラ
ックの演奏時間等が判別できるとともに、そのTOCデ
ータに応じて各トラックを再生させることができる。
【0077】またMD部にMD90が装填された場合
は、システムコントローラ21はMDコントローラ11
に指示を与えて、MD90からのU−TOCデータの読
込を実行させる。読み込まれたU−TOCデータはMD
バッファ13に格納される。これにより、以降、そのU
−TOCデータを参照してMD90に記録されたトラッ
クのアドレスや演奏時間、記録可能なフリーエリアのア
ドレスや記録可能容量を認識できるとともに、MD90
に対する記録/再生動作が可能となる。
【0078】以上のようにTOC、U−TOCが読み込
まれているものとして、ダビング操作が行われた際の処
理を図2以降で説明していく。CD91及びMD90が
装填されている状態では、ユーザーはCD91からMD
90へのダビング記録を指示することができる。即ちユ
ーザーが操作部19においてダビング操作(例えばCD
→MDシンクロダビングキーの押圧)を行うと、システ
ムコントローラ21は、CDコントローラ31及びMD
コントローラ11に、CD91からMD90へのダビン
グ動作のための処理を実行させる。
【0079】システムコントローラ21からのダビング
動作指示に応じて、CDコントローラ31は処理を図2
のステップF101からF102に進め、まずダビング
開始のための準備として、CD部側でCD91を再生ポ
ーズ状態とさせる。即ちサーボ回路36を制御してスピ
ンドルモータ39の起動/CLV整定、光学ヘッド32
からのレーザ出力、フォーカスサーチ/フォーカスサー
ボオン、トラッキングサーボオンなどの立上処理を実行
させる。そしてその状態で例えば第1トラックの先頭位
置での再生ポーズ(1トラックジャンプの繰り返し状
態)を実行させる。なお、本例ではダビング開始時に
は、スピンドルモータ39の回転は、通常の再生時のC
LV回転速度の2倍のCLV速度にとなるようにしてい
る。なお、説明上、通常の再生時のCLV速度を「標準
速度」といい、2倍のCLV速度を「2倍速度」という
こととする。また、CD装填直後にダビング操作がされ
た場合などで、まだTOCを読み込んでいない場合であ
ったら、立ち上げ完了時点でTOC読込を行い、その後
再生ポーズに移行することになる。再生ポーズ状態とな
ったら、ステップF103,F104のループでダビン
グ開始OKとなることを待機する。
【0080】MDコントローラ11では、システムコン
トローラ21からのダビング動作指示に応じて、処理を
図5のステップF201からF102に進め、まずU−
TOCデータからフリーエリアの位置及び残量の確認を
行う。そしてステップF203でダビング開始のための
準備として、MD部側でMD90を記録ポーズ状態とさ
せる。即ちサーボ回路9を制御してスピンドルモータ2
の起動/CLV整定、光学ヘッド3からのレーザ出力、
フォーカスサーチ/フォーカスサーボオン、トラッキン
グサーボオンなどの立上処理を実行させる。そしてフリ
ーエリアの先頭位置で記録ポーズとする。この状態で、
ステップF204,F205のループで、CDコントロ
ーラ31からのトラックアップ通知を待機する。なお処
理ステップとして図示していないが、ステップF202
でフリーエリアが残されていないことが判別された場合
は、システムコントローラ11に記録不能を伝え、処理
をエラー終了させることになる。
【0081】例えば不適切なディスクの装填や、故障そ
の他の何らかの事情で、CD部もしくはMD部で動作エ
ラーが発生した場合は、それぞれシステムコントローラ
21を介してエラーを伝え、ダビング処理を中止する。
即ちCDコントローラ31は図2のステップF104か
らF105に進み、またMDコントローラ11は図5の
ステップF205からF206に進んで、処理を中止
(エラー終了)させる。
【0082】CD部及びMD部の両方でダビング準備が
整ったことが、例えばシステムコントローラ21からの
通信で確認されたら、CDコントローラ31は処理をス
テップF103からF106に進め、まずMDコントロ
ーラ11に対してトラックアップ信号を通知するととも
に、ステップF107からCD91の再生動作を開始さ
せる。トラックアップ信号とは、CD91側での再生過
程でのトラック(曲)の変化を示す信号であり、即ちス
テップF106の処理は、最初のトラックの再生を開始
することの通知となる。このトラックアップ信号の通知
に応じてMDコントローラ11は処理をステップF20
4からF207に進み、まずトラックアップ信号及びそ
の信号に応じて記録が開始されるアドレスをダビング後
のU−TOC更新のためのデータとして保持する。そし
てステップF208で、実際にCD部からの転送データ
が入力されてくることを待機する。
【0083】CD部からの再生データの供給が確認され
たら、その時点からステップF209として記録処理を
開始する。即ちエンコーダ/デコーダ部14へCD再生
データが入力され、圧縮処理されたデータがメモリコン
トローラ12に供給されたら、メモリコントローラ12
はそのデータをMDバッファ13に格納していく処理を
開始する。またクラスタ単位で蓄積データを読み出して
記録データとしてエンコーダ/デコーダ部8に転送さ
せ、実際にMD90に記録を実行させる。なお、この時
点ではCD部ではスピンドルモータ39が2倍速度で回
転されており、従って再生データも2倍の転送速度でM
D部に転送されてくる。このためメモリコントローラ1
1は、ダビング開始時点では、MDバッファ13への書
込ポインタを通常の2倍のレートのタイミングで更新し
ていきながら、書込を実行させることになる。
【0084】以上のようにしてダビングが開始された
ら、CDコントローラ31の処理は図3のステップF1
08以降に、またMDコントローラ11の処理は図6の
ステップF210以降に進む。CDコントローラ31で
は、再生開始とともにステップF108でCD再生時に
抽出されるサブコードのチェックを開始する。サブコー
ドは再生時間情報としてシステムコントローラ21に供
給され、例えば表示動作に用いられるとともに、CDコ
ントローラ31はそのサブコードで読み取られる絶対ア
ドレス(AMIN、ASEC、AFRAME)の連続性
を監視することになる。
【0085】ステップF108以降、ダビング中に継続
して行われるサブコードチェックにより、ステップF1
09の再生終了判断及びステップF110での再生デー
タの音飛び発生判断が行われる。すなわちサブコードの
アドレスから全トラックの再生が終了しリードアウトに
達したことが確認されたら、再生終了と判断する。ま
た、抽出される絶対アドレスとしての連続性がとぎれた
ら、光学ヘッド32による読み取り動作中のトラッキン
グはずれなどで、一部のデータが欠落したと判断する。
【0086】一方MDコントローラ11では記録動作を
開始したら、記録動作制御を継続しながら、図6のステ
ップF210〜F215のループ処理を行う。即ちステ
ップF210、F212、F213、F214、F21
5でCDコントローラ31からの各種通知(再生終了通
知、転送中断通知、2倍速度転送通知、標準速度転送通
知、転送一時停止通知)を監視しているとともに、ステ
ップF210で、CDコントローラ31に対してMDバ
ッファ13でのデータ蓄積量の通知を行う。
【0087】CDコントローラ31は、再生データがと
ぎれなく正常に再生されている場合は、ステップF11
1でMDバッファ13のデータ蓄積量のチェックを行
う。つまり、MDコントローラ11のステップF211
の処理で通知されてくるデータ蓄積量を確認する。な
お、CDコントローラ31によるMDバッファ13の蓄
積量確認は、このようにMDコントローラ11からの通
信によって行われるが、この通信はMDコントローラ1
1がステップF211の処理として示すように定期的に
行うようにしてもよいし、CDコントローラ31が蓄積
量確認のリクエストを発した時点でMDコントローラ1
1が蓄積量を伝えるような処理形態としてもよい。
【0088】CDコントローラ31は、ステップF11
1でMDバッファ13の蓄積量を確認したら、ステップ
F112でMDバッファ13の蓄積量により区別される
モード(説明上、残量モードという)に変化が生じたか
否かを判別する。この残量モードとは、MDバッファ1
3のデータ蓄積量が50%以下である状態をモードM
1、蓄積量が50%以上100%未満である状態をモー
ドM2、蓄積量が100%、つまりそれ以上蓄積不能と
なった状態をモードM3とする。もちろんこのモードの
設定はこれに限られず、設計事情に応じて設定されれば
よい。
【0089】ここまでの説明のようにダビング中には、
CDコントローラ31はステップF109〜F112の
ループ処理を繰り返しながら、再生終了、データ欠落、
及び残量モードを監視することになる。
【0090】ダビング開始時点では、MDバッファ13
の蓄積量はゼロの状態であるため、当初は残量モードは
モードM1の状態である。従って残量モードの監視に関
しては、最初は、蓄積量が増加していってモードM2に
移行したか否かを判別することになる。またダビング中
には、MD部側での記録動作やCD部側での再生動作の
一時的なエラーなどの都合や、CD部からの転送速度等
に応じて、MDバッファ13での蓄積量は増加又は減少
するが、その過程において、残量モードの変化が生じ
る。そのような時点で、CDコントローラ31の処理は
ステップF112からF113に進み、変化した残量モ
ードに応じて処理が分岐されることになる。
【0091】例えばダビング当初はCD部から2倍転送
速度でデータがMD部に供給されることで、MDバッフ
ァ13の蓄積量は徐々に増加していく。ある時点で残量
モードがモードM2になったことが確認されたら、CD
コントローラ31は処理をステップF112→F113
→F117と進め、スピンドルモータ39の回転速度を
標準速度に切り換える制御を行う。またこれに応じてス
テップF118でデコード部37からのMD部へのデー
タ転送速度を標準速度に切り換えさせる。さらにステッ
プF119で、転送速度を標準速度としたことを、MD
コントローラ11に通知する。
【0092】MDコントローラ11では、このようなC
Dコントローラ11からの標準速度転送の通知が確認さ
れると、処理を図6のステップF214からF217に
進めることになり、メモリコントローラ12に指示を出
してMDバッファ13へのデータ取り込みのレートを標
準レートに変更させる。つまり書込ポインタのインクリ
メントタイミングを標準タイミングに変更させる。この
ようにすることで、MDバッファ13の蓄積量の増加速
度が緩和されるか、又はほぼ増加なしの状態となり、M
Dバッファ13での蓄積量が、50%を多少超えたよう
なある蓄積量範囲内で推移しながら、ダビング動作が継
続されることになる。
【0093】もちろん何らかの事情でMDバッファ13
の蓄積量が低下し、再び残量モードがモードM1になる
場合もある。その場合は、CDコントローラ31は処理
をステップF112→F113→F114と進め、スピ
ンドルモータ39の回転速度を2倍速度に切り換える制
御を行う。またこれに応じてステップF115でデコー
ド部37からのMD部へのデータ転送速度を2倍速度に
切り換えさせる。さらにステップF116で、転送速度
を2倍速度としたことを、MDコントローラ11に通知
する。
【0094】MDコントローラ11では、CDコントロ
ーラ11からの2倍速度転送の通知が確認されると、処
理をステップF213からF216に進めることにな
り、メモリコントローラ12に指示を出してMDバッフ
ァ13へのデータ取り込みのレートを2倍レートに変更
させる。つまり書込ポインタのインクリメントタイミン
グを2倍レートタイミングに変更させる。このようにM
Dバッファ13の蓄積量が減少傾向にあるときには、C
D部からの転送レートを上げることで、MDバッファ1
3の蓄積量を増加させることができ、従って、MDバッ
ファ13の蓄積量がゼロとなってしまうようなことを回
避する。なお、MD90への記録動作は1クラスタ分の
データ蓄積に応じて間欠的に実行されるため、ダビング
動作中のある時点でMDバッファ13の蓄積量がゼロと
なったとしても、その後、蓄積を待って記録を行うこと
になり、データ欠落という大きな問題は発生しない。し
かしながらこのような状態が生じるとダビング動作が非
効率となりダビングに要する時間も長くなってしまう。
このため、なるべくある程度以上の蓄積量が常に確保で
きるように、このような2倍転送速度による転送を実行
するものである。
【0095】ダビング中にMD部の記録系(光学ヘッド
3等)で何らかの動作エラーやトラッキングはずれなど
が生じた場合は、その間記録が実行できないことにな
り、一方、CD部からのデータ転送は継続して実行され
ているため、MDバッファ13の蓄積量が増加してい
き、場合によってはフル容量(モードM3)に達してし
まうこともある。このようにモードM3となったこと、
つまりそれ以上転送データを蓄積できない状態となった
ことが確認された場合は、CDコントローラ31は処理
をステップF112→F113→F120と進め、CD
91の再生動作を一時停止状態に制御する。これによっ
て再生データの転送も一時停止される。そしてステップ
F121で、転送を一時停止したことを、MDコントロ
ーラ11に通知する。
【0096】MDコントローラ11では、CDコントロ
ーラ11からの転送一時停止の通知を確認したら、処理
をステップF215からF218に進めることになり、
メモリコントローラ12に指示を出してMDバッファ1
3へのデータ取り込みを一時停止させる。つまり書込ポ
インタのインクリメントを停止させる。このようにMD
バッファ13の蓄積量がフルとなった時点で、CD部か
らの転送を停止させ、またMDバッファ13への書込も
停止させることで、MDバッファ13へ書込不能な転送
データが発生してしまうことが回避される。つまりダビ
ングされるデータとしてデータの欠落が生じてしまうこ
とが防止されることになる。なお、このときMDバッフ
ァ13からのデータ読出及びMD90への記録動作につ
いては継続されることはいうまでもない。
【0097】このように転送及びMDバッファ13への
書込が一時停止された後は、ダビング動作が進むにつれ
てMDバッファ13の蓄積量が減少していくことにな
る。すると残量モードはモードM2に復帰するため、C
Dコントローラ31のステップF117〜F119の処
理、MDコントローラ11のステップF214、F21
7の処理としてのデータ転送、MDバッファ13への書
込が再開されることになる。なおこの例ではモードM3
を蓄積量100%、モードM2を蓄積量51〜99%と
しているが、実際には、100%から99%に移行して
モードM2になったときに即座に転送及び書込を再開す
るのではなく、ある程度蓄積量の減少が確認されてから
(例えば60%程度にまで減少した時点で)モードM2
としての動作を再開するようにすることが好ましい。仮
にモードM2となって即座に転送を再開すると、再び蓄
積量100%に達してしまう可能性が高いためである。
もしくは、モード設定としてモードM2を蓄積量51〜
90%、モードM3を蓄積量91〜100%等のように
設定することも好適である。
【0098】以上のように、CDコントローラ31がM
Dバッファ13の蓄積量に応じてデータ転送速度を変化
させ、もしくは一時停止させることで、MDバッファ1
3には、適度なデータ蓄積量を保つことができ、効率的
なダビング動作が実現されるとともに、仮にMDバッフ
ァ13がフル容量となったとしても、その時点でデータ
転送が一時停止されるため、転送データがあふれる状態
となってデータ欠落が生じることはなくなる。従って振
動等の影響でMD部での記録動作の効率が落ちたとして
も、記録されるデータに欠落が生じることが回避され
る。
【0099】ところで上述のように、振動等によりCD
部側でトラックジャンプ、トラッキングはずれなどが生
じ、再生データが欠落することもある。CDコントロー
ラ31は再生データのサブコードチェックからデータ欠
落(音飛び)を検出した場合は、処理をステップF11
0から図4のステップF125に進めることになる。
【0100】まず、欠落のあるデータがそのままMD部
においてMDバッファ13に書き込まれてしまうと、そ
の欠落のあるデータがMD90に記録されてしまうこと
になるため、即座にステップF125でMDコントロー
ラ11に対して転送中断を通知する。この転送中断通知
に応じてMDコントローラ11では、処理をステップF
212からF219に進めることになり、メモリコント
ローラ12に指示を出してMDバッファ13へのデータ
取り込みを中断させる。つまり書込ポインタのインクリ
メントを停止させる。これによって欠落のあるデータが
MDバッファ13へ書き込まれることが防止される。そ
してステップF220で転送再開通知を待機する。な
お、もちろんその時点でMDバッファ13に蓄積されて
いるデータのMD90への記録動作は継続される。
【0101】CDコントローラ31では、続いてデータ
欠落部分の再生リトライとしての処理を行うことにな
る。まずステップF126で、光学ヘッド32による読
出位置を欠落の発生した直前のアドレスへのアクセス、
及びその直前ポイントから再生再開を指示する。この制
御によって光学ヘッド32のアクセスが行われ、再生が
再開されると、処理をステップF127からF128に
進め、MDコントローラ11に対して転送再開を通知し
て図3のF109〜F112のループ処理に戻る。
【0102】この転送再開通知に応じてMDコントロー
ラ11では、処理をステップF220からF221に進
め、メモリコントローラ12に指示を出してMDバッフ
ァ13へのデータ取り込みを再開させる。なお、このよ
うな再開時には、CD部からMD部へのデータ転送は中
断直前の転送速度で実行されるようにしてもよいし、転
送中断によりある程度蓄積量が減少していることを考慮
して、2倍転送速度で転送及びMDバッファ13への書
込を実行するようにしてもよい。
【0103】CD側での再生データの欠落が発生した場
合は以上のような処理が行われることで、データ欠落が
生じた部分がMDバッファ13に格納されることはな
く、従ってMD90への記録データにはデータ欠落は生
じないことになる。
【0104】CDコントローラ31は、CD91からの
再生終了を検出したら、処理を図3のステップF109
からF123に進めて、CD91の再生動作を停止させ
るとともに、ステップF124でMDコントローラ11
に再生終了を通知してダビング時の処理を終える。一方
MDコントローラ11は、CDコントローラ31からの
再生終了通知があったら、処理を図6のステップF21
0からF222に進め、MD90に対する記録停止制御
を行う。但しこの記録停止は、MDバッファ13に蓄積
された有効データが全て記録し終えた時点である。従っ
て実際には再生終了通知があった時点でメモリコントロ
ーラ12による転送データの書込を終了させるととも
に、その最後の転送データの記録処理が終了した時点で
光学ヘッド3、磁気ヘッド6a、スピンドルモータ2等
による記録動作を終了させることになる。
【0105】そして記録動作が終了されたら、ステップ
F124で、今回のダビング記録に応じてMDバッファ
13上でU−TOCデータを更新し、さらにMD90上
でU−TOCの書き換えを行なうことで、一連のダビン
グ処理を終える。なおU−TOCセクター0に反映させ
る、記録されたデータのトラックの分割ポイントについ
ては、例えばCDコントローラ31がシステムコントロ
ーラ21に転送するサブコードをMDコントローラ11
も監視するようにして判別できる。即ちサブコードとし
てトラックナンバが変化したポイントに対応する転送デ
ータについてのMD91上でのアドレスをトラックアッ
プポイントとして記憶しておくことで、適正に各トラッ
クに分けられた状態となるようにU−TOCを更新する
ことができる。或いは、記録するデータについて無音部
分の検出などを行って、独自にトラック分割ポイントを
検出し、それをトラックアップポイントとして保持して
おいてU−TOC更新を行うようにしてもよい。
【0106】以上のような処理が行われることで、本例
ではCD→MDダビング時に、ダビングされるデータと
してはデータ欠落の生じないものとなり、例え振動の多
い環境下であっても、正確なダビング動作が可能とな
る。
【0107】6.第2の実施の形態の記録再生装置の構
成 続いて本発明の第2の実施の形態を、同じくCD/MD
複合機器の例で説明する。図14は第2の実施の形態の
記録再生装置(CD/MD複合機器)の構成を示すもの
であるが、上記図1と同一部分については同一符号を付
し、説明を省略する。この図14の構成において図1と
異なる部分は、CD部においてメモリコントローラ40
及びバッファメモリ41(以下、CDバッファ)が設け
られ、CD91の再生動作に関してもショックプルーフ
機能が備えられた点である。
【0108】即ち、CD再生時には、スピンドルモータ
39は例えば2倍速度で回転駆動され、2倍のレートで
デコード部37からメモリコントローラ40に転送され
る。メモリコントローラ40はその2倍レートのタイミ
ングで書込ポインタをインクリメントしていってCDバ
ッファ41に再生データを書き込んでいきながら、標準
レートのタイミングで読出ポインタをインクリメントし
ていくことで、標準転送速度で再生データを出力する。
これによりMDバッファ13の機能と同様に、再生時に
はCDバッファ41に常にある程度データ蓄積が行われ
るため、振動等でトラックジャンプ等が発生し、一時的
にCD91からのデータ読出が不能となっても、再生出
力音声としては音がとぎれることを防止できる。またC
Dバッファ41への書込、つまりCD91からのデータ
読出/デコード処理は、CDバッファ41の蓄積量に応
じて間欠的に、もしくはレートが可変されながら実行さ
れる。
【0109】なお、CDバッファ41の容量を有効利用
してなるべくオーディオデータの蓄積量を多くするため
に(蓄積量が多ければ対振効果も大きくなる)、本例で
は再生されデコードされるデータのうちでオーディオデ
ータのみをCDバッファ41に格納するようにしてい
る。つまりオーディオデータとともに読み出されるサブ
コードについてはCDバッファ41に転送しないものと
している。
【0110】ところで、このように通常の再生時には、
CDバッファ41からの読出レートは常に標準レートで
行われることになるが、MD90へのダビング動作時に
は、このCDバッファ41からの読出レート(即ちMD
部への転送速度)が変更されたり、一時的に停止された
りすることで、ダビングデータにおけるデータの欠落等
が生じないようにしている。以下、このようなダビング
時の処理について説明する。
【0111】7.第2の実施の形態のダビング時の動作 ダビング時のCDコントローラ31の処理を図15、図
16に、またMDコントローラ11の処理を図17に示
す。なお、ダビング開始時点の準備処理は上記第1の実
施の形態で説明した図2、図5と同様となるため説明は
省略する。そして、ダビング動作におけるCD再生が開
始された時点からのCDコントローラ31の処理が図1
5の処理となり(図2のステップF107→図15のス
テップF301)、またMD記録が開始された時点から
のMDコントローラ11の処理が図17の処理となる
(図5のステップF209→図17のステップF40
1)。
【0112】図15に示すようにダビング時の再生動作
が開始されるとCDコントローラ31はステップF30
1でCD再生時に抽出されるサブコードのチェックを開
始する。そしてダビング中に継続して行われるサブコー
ドチェックにより、ステップF302の再生終了判断を
行う。
【0113】またこの例ではCDバッファ41を介して
データ転送を行うものであるため、サブコードから判別
される再生データのトラックチェンジタイミングは、転
送データとしてのトラックチェンジタイミングとは一致
しないとともに、その時間差もCDバッファ41での蓄
積量に応じたものとなるため一定ではない。このためM
Dコントローラ11側では、単純にCD側のサブコード
を監視していても、転送データについてのトラック変化
のタイミングは判別できないものとなる。そこで、CD
コントローラ31は、サブコードチェックにおいてCD
91から読み出されたにデータのトラックチェンジが確
認されたら、そのトラックチェンジポイントとなるデー
タがCDバッファ41から読み出されるタイミングにな
った時点で、処理をステップF303からF304に進
め、MDコントローラ11に対してトラックアップ信号
を通知する。
【0114】またCDコントローラ31は、ステップF
305においてCDバッファ41の蓄積量を確認し、デ
ータ残量がゼロとなっているか否かをチェックする。
【0115】一方MDコントローラ11ではダビング動
作としての記録動作を開始したら、記録動作制御を継続
しながら、図17のステップF401〜F407のルー
プ処理を行う。即ちステップF401、F402、F4
04、F405、F406、F407でCDコントロー
ラ31からの各種通知(再生終了通知、トラックアップ
通知、転送中断通知、2倍速度転送通知、標準速度転送
通知、転送一時停止通知)を監視しているとともに、ス
テップF403で、CDコントローラ31に対してMD
バッファ13でのデータ蓄積量の通知を行う。
【0116】上記のようなCDコントローラ31からの
トラックアップ通知を受信した場合は、そのタイミング
で転送されてくるデータが、トラックチェンジポイント
であることになり、MDコントローラ11は処理をステ
ップF408に進め、そのデータポイント(MD90上
でのアドレスに相当する値)を、U−TOC更新のため
のデータとして保存することになる。このような処理に
より、MDコントローラ11は記録データについて正確
にトラックチェンジポイントを把握することができ、ダ
ビング後のU−TOC更新時に正確なトラック管理状態
を実現できる。
【0117】CDコントローラ31は、ステップF30
5のチェックにおいて、CDバッファ41がデータ蓄積
量ゼロとはなっておらず、つまり再生データがとぎれな
く正常にMD部に転送されていると判別した場合は、ス
テップF306でMDバッファ13のデータ蓄積量のチ
ェックを行う。つまり、MDコントローラ11のステッ
プF403の処理で通知されてくるデータ蓄積量を確認
する。
【0118】CDコントローラ31は、ステップF30
6でMDバッファ13の蓄積量を確認したら、ステップ
F307でMDバッファ13の蓄積量により区別される
残量モードに変化が生じたか否かを判別する。この残量
モードは、例えば上記第1の実施の形態の場合と同様に
モードM1、M2、M3を定義する。
【0119】ここまでの説明のようにダビング中には、
CDコントローラ31はステップF302〜F307の
ループ処理を繰り返しながら、再生終了、CDバッファ
41の残量、及びMDバッファ13の残量モードを監視
することになる。そしてMDバッファ13の残量モード
の変化が生じた時点で、ステップF307からF308
に進み、変化した残量モードに応じて処理を分岐する。
【0120】例えばダビング当初はCD部から2倍転送
速度でデータがMD部に供給されることで、MDバッフ
ァ13の蓄積量は徐々に増加していく。ある時点で残量
モードがモードM2になったことが確認されたら、CD
コントローラ31は処理をステップF307→F308
→F311と進め、CDバッファ41からの読出/MD
部への転送速度を、標準速度に切り換える制御を行う。
【0121】またこれに応じてステップF118でデコ
ード部37からのMD部へのデータ転送速度を標準速度
に切り換えさせる。さらにステップF119で、転送速
度を標準速度としたことを、MDコントローラ11に通
知する。
【0122】MDコントローラ11では、CDコントロ
ーラ11からの標準速度転送の通知に応じて、処理を図
17のステップF406からF410に進め、メモリコ
ントローラ12に指示を出してMDバッファ13へのデ
ータ取り込みのレートを標準レートに変更させる。
【0123】またMDバッファ13の蓄積量が低下し、
残量モードがモードM1になった場合は、CDコントロ
ーラ31は処理をステップF307→F308→F30
9と進め、CDバッファ41からの読出/MD部への転
送速度を2倍速度に切り換える制御を行う。そして、こ
れに応じてステップF310で、転送速度を2倍速度と
したことをMDコントローラ11に通知する。
【0124】MDコントローラ11では、CDコントロ
ーラ11からの2倍速度転送の通知が確認されると、処
理をステップF405からF409に進め、メモリコン
トローラ12に指示を出してMDバッファ13へのデー
タ取り込みのレートを2倍レートに変更させる。
【0125】さらに、ダビング中にMD部の記録系(光
学ヘッド3等)で何らかの動作エラーやトラッキングは
ずれなどが生じ、記録不能状態が続いた場合などでMD
バッファ13の蓄積量が増加して、フル容量(モードM
3)となってしまった場合、つまりそれ以上転送データ
を蓄積できない状態となったことが確認された場合は、
CDコントローラ31は処理をステップF307→F3
08→F313と進め、CDバッファ41からの読出/
MD部への転送を一時停止状態に制御する。そしてステ
ップF314で、転送を一時停止したことを、MDコン
トローラ11に通知する。
【0126】MDコントローラ11では、CDコントロ
ーラ11からの転送一時停止の通知を確認したら、処理
をステップF407からF411に進め、メモリコント
ローラ12に指示を出してMDバッファ13へのデータ
取り込みを一時停止させる。
【0127】このように転送及びMDバッファ13への
書込が一時停止された後は、ダビング動作が進むにつれ
てMDバッファ13の蓄積量が減少していくことにな
る。すると残量モードはモードM2に復帰するため、C
Dコントローラ31のステップF311〜F312の処
理、MDコントローラ11のステップF406、F41
0の処理としてのデータ転送、MDバッファ13への書
込が再開されることになる。なお、第1の実施の形態で
説明した場合と同様に、データ転送及びMDバッファ1
3への書込の再開は、ある程度MDバッファ13の蓄積
量が減少した後において行うようにすることが好まし
い。
【0128】以上のように、CDコントローラ31がM
Dバッファ13の蓄積量に応じてデータ転送速度を変化
させ、もしくは一時停止させることで、上記第1の実施
の形態と同様に、MDバッファ13には適度なデータ蓄
積量を保ち、効率的なダビング動作が実現されるととも
に、仮にMDバッファ13がフル容量となったとして
も、その時点でデータ転送が一時停止されるため、転送
データがあふれる状態となってデータ欠落が生じること
はなくなる。従って振動等の影響でMD部での記録動作
の効率が落ちた場合に記録されるデータに欠落が生じる
ことが回避される。
【0129】なお、このようにCDバッファ41からの
読出レートは変更されたり、或いは一時的に停止された
りするが、CD91からの読出/CDバッファ41への
書込は、常に通常の再生時の動作として行われていれば
よい。即ち常にスピンドルモータ39を2倍速度で回転
させて2倍速度のレートで、かつCDバッファの蓄積量
に応じて間欠的にCDバッファ41への書込を行なう
か、もしくはCDバッファ41の蓄積量の変化に応じて
スピンドルモータ39の回転速度を変化させて、それに
応じたレートでCDバッファ41への書込を行なう等の
動作である。スピンドルモータ39の回転速度が可変さ
れても、デコードのための再生クロックが良好に得られ
る限りはデータ読出は可能である。従って再生クロック
抽出のためのPLL回路が、いわゆるワイドキャプチャ
ー機能を有していれば、スピンドルモータ39の回転速
度をほぼ無段階的に変化させてもよく、また、それによ
ってデータ読出レートを可変できる。
【0130】ところで上述のように、振動等によりCD
部側でトラックジャンプ、トラッキングはずれなどが生
じ、CD91からの読出データの一部が欠落することも
ある。しかしながらCDバッファ41によるショックプ
ルーフ機能により、そのようなデータの欠落があって
も、その部分のデータ再生のリトライを行う時間的余裕
があり、直接的には転送データの欠落にはつながらな
い。しかしながら、CDバッファ41のデータ蓄積量が
ゼロになるようなことが発生すると、MD部への転送デ
ータにデータ欠落(実際にはない無音データの転送)が
行われてしまうことになる。
【0131】そこでCDコントローラ31はCDバッフ
ァ41の蓄積量がゼロとなった場合は、処理をステップ
F305から図16のステップF317に進めることに
なる。
【0132】まず、欠落のあるデータがそのままMD部
においてMDバッファ13に書き込まれてしまうと、そ
の欠落のあるデータがMD90に記録されてしまうこと
になるため、即座にステップF317でMDコントロー
ラ11に対して転送中断を通知する。この転送中断通知
に応じてMDコントローラ11では、処理をステップF
404からF412に進め、メモリコントローラ12に
指示を出してMDバッファ13へのデータ取り込みを中
断させる。これによって欠落のあるデータがMDバッフ
ァ13へ書き込まれることが防止される。そしてステッ
プF413で転送再開通知を待機する。
【0133】CDコントローラ31では、ステップF3
18ではCDバッファ41からの読出を中断したままで
書込を継続することになり、ステップF319でデータ
量が所定量以上蓄積されることを待機する。なお、この
ときスピンドルモータ39の回転速度及びCDバッファ
41への書込レートを上げて、データ書込が迅速に行わ
れ、蓄積量が迅速に回復するようにしてもよい。そして
CDバッファ41にある程度の蓄積量が回復されたら処
理をステップF320に進め、MDコントローラ11に
対して転送再開を通知するとともに、ステップF321
でCDバッファ41からの読出/MD部への転送を再開
させて図15のF302〜F307のループ処理に戻
る。
【0134】MDコントローラ11では転送再開通知に
応じて、処理をステップF413からF414に進め、
メモリコントローラ12に指示を出してMDバッファ1
3へのデータ取り込みを再開させる。なお、この再開時
には、CD部からMD部へのデータ転送は中断直前の転
送速度で実行されるようにしてもよいし、転送中断によ
りある程度MDバッファ13の蓄積量が減少しているこ
とを考慮して、2倍転送速度で転送及びMDバッファ1
3への書込を実行するようにしてもよい。
【0135】CDバッファ41で蓄積量ゼロという事態
が発生した場合は以上のような処理が行われることで、
データ欠落が生じた部分がMDバッファ13に格納され
ることはなく、従ってMD90への記録データにはデー
タ欠落は生じないことになる。なお、ステップF305
の判断は、CDバッファ41の蓄積量がゼロに近い所定
値以下となったか否かの判断としてもよい。
【0136】CDコントローラ31は、CD91からの
再生終了を検出したら、処理を図15のステップF30
2からF315に進めて、CD91の再生動作を停止さ
せる。但し、MD部への転送動作に関しては、CDバッ
ファ41から有効データを全て読み出して転送し終えた
時点で終了させることになる。そして転送終了時点で、
ステップF316の処理としてMDコントローラ11に
再生終了を通知してダビング時の処理を終える。
【0137】一方MDコントローラ11は、CDコント
ローラ31からの再生終了通知があったら、処理を図1
7のステップF401からF415に進め、MD90に
対する記録停止制御を行う。但しこの記録停止は、MD
バッファ13に蓄積された有効データが全て記録し終え
た時点である。従って実際には再生終了通知があった時
点でメモリコントローラ12による転送データの書込を
終了させるとともに、その最後の転送データの記録処理
が終了した時点で光学ヘッド3、磁気ヘッド6a、スピ
ンドルモータ2等による記録動作を終了させることにな
る。
【0138】そして記録動作が終了されたら、ステップ
F416で、今回のダビング記録に応じてMDバッファ
13上でU−TOCデータを更新し、さらにMD90上
でU−TOCの書き換えを行なうことで、一連のダビン
グ処理を終える。なおU−TOCセクター0に反映させ
る、記録されたデータのトラックの分割ポイントについ
ては、上記のようにトラックアップ信号の通信により保
存されていたデータポイントとする。
【0139】以上のような処理が行われることで、本例
でも上記第1の実施の形態の場合と同様に、CD→MD
ダビング時に、ダビングされるデータとしてはデータ欠
落の生じないものとなり、例え振動の多い環境下であっ
ても、正確かつ効率的なダビング動作が可能となる。ま
たCDバッファ41を介して転送する場合であっても、
MD部側でトラック分割ポイントを正しく把握でき、M
D90に記録したデータを正確にトラック分割した状態
で管理できる。
【0140】ところで、上述してきた第1、第2の実施
の形態の例はあくまでも一例であり、装置構成や処理方
式については多様な変形例が考えられる。
【0141】またダビング動作例としてCD91の全ト
ラックをMD90にダビング記録する例を述べたが、一
部のトラックをダビングするような動作に際しても、上
記例のような動作は当然実行できるものである。
【0142】またCD/MD複合機器としての例をあげ
たが、本発明はMDからMDへのダビングが可能な複合
機器や、或いはDVDなどの他のディスクメディアや、
さらにはテープメディアを用いた機器などにも適用可能
である。また複合機器でなくとも、例えばMDレコー
ダ、DVDレコーダなどの1つのメディアに対して記録
可能な記録装置や、MDプレーヤ、CDプレーヤ、DV
Dプレーヤなどの再生装置として本発明を実現できる。
記録装置と再生装置が別体とされる場合は、少なくとも
ダビング対象のデータの転送ラインと、両機器のコント
ローラ間の通信ラインが設けられればよい。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、再生装
置部側が、記録装置部側での記録用バッファメモリの蓄
積量を監視して、そのデータ蓄積量に応じて転送出力を
コントロール(転送速度制御又は停止制御)を行うこと
で、記録用バッファメモリにフル容量以上の転送データ
が転送されることが回避される。従って例えば記録装置
側で振動等の影響で第2の記録媒体への記録動作が一時
的に不能となったような場合でも、記録用バッファメモ
リにおいて格納しきれない転送データが発生することは
なく、データの欠落は生じない。つまり複写記録される
データにおけるデータ欠落を防止できる。
【0144】再生側制御手段によるデータ転送速度の変
化又は転送停止は、データ再生手段によるデータ再生動
作を制御することで容易に実現できる。またデータ再生
手段で再生されたデータを蓄積するとともに蓄積された
データを転送用のデータとして読み出す再生用バッファ
メモリ手段が設けられている場合は、データ転送速度の
変化又は転送停止は、再生用バッファメモリ手段からの
データ読出動作を制御することで容易に実現できる。
【0145】また再生装置部側は、データ再生手段によ
る再生データの連続性がとぎれた場合、もしくは再生用
バッファメモリ手段が設けられている場合はその再生用
バッファメモリ手段のデータ蓄積量がゼロとなった場
合、つまり連続したデータ転送が不能となった場合は、
記録装置部側の記録側制御手段に転送停止を示すデータ
転送制御情報を通知する。これにより記録装置部側で
は、データ転送停止を認識して記録側バッファメモリへ
の蓄積動作を停止させることができ、つまり記録側バッ
ファメモリに格納されるデータとして、データ欠落や、
実際には存在しない無音データの発生が防止され、第2
の記録媒体に対する不正確なデータの複写記録を防止で
きる。
【0146】記録装置部側の記録側制御手段は、再生側
制御手段からのデータ転送制御情報の内容に基づいて、
転送速度に合わせた速度での記録用バッファメモリ手段
への蓄積動作、又は記録用バッファメモリ手段への蓄積
動作の停止の制御を行うことで、再生装置部側との正確
な連係動作を実現し、上記のような記録用バッファメモ
リへの不正確なデータ格納を確実に防止できる。
【0147】そして以上のことから、外部からの振動等
が生じても正確なデータ複写記録を実現でき、装置の信
頼性を大きく向上させるとともに、例えば車載用のオー
ディオシステムなど振動の多い環境で使用する機器とし
ても非常に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の記録再生装置のブ
ロック図である。
【図2】第1の実施の形態のダビング動作時のCDコン
トローラの処理のフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態のダビング動作時のCDコン
トローラの処理のフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態のダビング動作時のCDコン
トローラの処理のフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態のダビング動作時のMDコン
トローラの処理のフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態のダビング動作時のMDコン
トローラの処理のフローチャートである。
【図7】MDのセクターフォーマットの説明図である。
【図8】MDのU−TOCセクター0の説明図である。
【図9】MDのU−TOCセクター0のリンク形態の説
明図である。
【図10】CDのフレーム構造の説明図である。
【図11】CDのサブコードの説明図である。
【図12】CDのTOC及びサブコードの説明図であ
る。
【図13】CDのTOCデータの説明図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の記録再生装置の
ブロック図である。
【図15】第2の実施の形態のダビング動作時のCDコ
ントローラの処理のフローチャートである。
【図16】第2の実施の形態のダビング動作時のCDコ
ントローラの処理のフローチャートである。
【図17】第2の実施の形態のダビング動作時のMDコ
ントローラの処理のフローチャートである。
【符号の説明】
2,39 スピンドルモータ、3,33 光学ヘッド、
8 エンコード/デコード部、9,36 サーボ回路、
11 MDコントローラ、12 メモリコントローラ、
12,40 メモリコントローラ、13 MDバッフ
ァ、14 エンコード/デコード部、19 操作部、2
0 表示部、21 システムコントローラ、31 CD
コントローラ、37 デコーダ、41 CDバッファ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録媒体に対する再生動作を実行
    できる再生装置部と、第2の記録媒体に対する記録動作
    を実行できる記録装置部とから成る記録再生システムで
    あって、 前記記録装置部は、 前記再生装置部で再生され転送されてきたデータを蓄積
    するとともに、蓄積されたデータを記録用のデータとし
    て読み出す記録用バッファメモリ手段と、 前記記録用バッファメモリ手段から読み出されたデータ
    に対して所定の処理を行い、前記第2の記録媒体に対し
    て記録を行うことのできるデータ記録手段と、 前記再生装置部から通知されるデータ転送制御情報に応
    じて、転送されてくるデータの前記記録用バッファメモ
    リ手段への蓄積動作を制御する記録側制御手段と、 を備え、 前記再生装置部は、 前記第1の記録媒体からデータ再生動作を行うことので
    きるデータ再生手段と、 前記データ再生手段で再生されたデータを前記記録装置
    部へ転送する転送手段と、 前記記録用バッファメモリ手段のデータ蓄積量に応じ
    て、前記転送手段からのデータ転送速度の可変設定もし
    くは転送停止の制御を行うとともに、前記記録側制御手
    段に設定されたデータ転送速度もしくは転送停止を示す
    データ転送制御情報を通知する再生側制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録再生システム。
  2. 【請求項2】 前記再生側制御手段は、前記記録用バッ
    ファメモリ手段のデータ蓄積量に応じて、前記データ再
    生手段によるデータ再生動作を制御して、前記転送手段
    からのデータ転送速度の変化又は転送停止を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生システム。
  3. 【請求項3】 前記再生側制御手段は、前記データ再生
    手段による再生データの連続性を監視し、再生データの
    連続性がとぎれたら、前記転送手段からのデータ転送を
    停止させるとともに、前記記録側制御手段に転送停止を
    示すデータ転送制御情報を通知する請求項1に記載の記
    録再生システム。
  4. 【請求項4】 前記転送手段には、前記データ再生手段
    で再生されたデータを蓄積するとともに蓄積されたデー
    タを転送用のデータとして読み出す再生用バッファメモ
    リ手段が設けられ、 前記再生側制御手段は、前記記録用バッファメモリ手段
    のデータ蓄積量に応じて、前記再生用バッファメモリ手
    段からのデータ読出動作を制御することで、前記転送手
    段からのデータ転送速度の変化又は転送停止を実行させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の記録再生システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記再生側制御手段は、前記再生用バッ
    ファメモリ手段のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積量
    が所定値以下になったら、前記転送手段からのデータ転
    送を停止させるとともに、前記記録側制御手段に転送停
    止を示すデータ転送制御情報を通知する請求項4に記載
    の記録再生システム。
  6. 【請求項6】 前記記録側制御手段は、前記再生側制御
    手段からのデータ転送制御情報の内容に基づいて、前記
    転送手段からの転送速度に合わせた速度での前記記録用
    バッファメモリ手段への蓄積動作、又は前記記録用バッ
    ファメモリ手段への蓄積動作の停止の制御を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の記録再生システム。
  7. 【請求項7】 データ転送可能に接続された再生装置に
    おいて第1の記録媒体から再生され転送されてきたデー
    タを蓄積するとともに、蓄積されたデータを記録用のデ
    ータとして読み出す記録用バッファメモリ手段と、 前記記録用バッファメモリ手段から読み出されたデータ
    に対して所定の処理を行い、第2の記録媒体に対して記
    録を行うことのできるデータ記録手段と、 前記再生装置から通知されるデータ転送制御情報に応じ
    て、転送されてくるデータの前記記録用バッファメモリ
    手段への蓄積動作を制御する記録側制御手段とを備えた
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 前記データ転送制御情報はデータ転送速
    度もしくは転送停止を示す情報とされるとともに、 前記記録側制御手段は、前記データ転送制御情報の内容
    に基づいて、転送速度に合わせた速度での前記記録用バ
    ッファメモリ手段への蓄積動作、又は前記記録用バッフ
    ァメモリ手段への蓄積動作の停止の制御を行うことを特
    徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 第1の記録媒体からデータ再生動作を行
    うことのできるデータ再生手段と、 前記データ再生手段で再生されたデータを、データ転送
    可能に接続された記録装置へ転送することのできる転送
    手段と、 前記記録装置における転送データの蓄積量を判別し、判
    別したデータ蓄積量に応じて、前記転送手段からのデー
    タ転送速度の可変設定もしくは転送停止の制御を行うと
    ともに、前記記録装置部に、設定されたデータ転送速度
    もしくは転送停止を示すデータ転送制御情報を通知する
    再生側制御手段と、 を備えたことを特徴とする再生装置。
  10. 【請求項10】 前記再生側制御手段は、前記記録装置
    における転送データの蓄積量に応じて、前記データ再生
    手段によるデータ再生動作を制御して、前記転送手段か
    らのデータ転送速度の変化又は転送停止を実行させるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 前記再生側制御手段は、前記データ再
    生手段による再生データの連続性を監視し、再生データ
    の連続性がとぎれたら、前記転送手段からのデータ転送
    を停止させるとともに、前記記録装置に転送停止を示す
    データ転送制御情報を通知する請求項9に記載の再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記転送手段には、前記データ再生手
    段で再生されたデータを蓄積するとともに蓄積されたデ
    ータを転送用のデータとして読み出す再生用バッファメ
    モリ手段が設けられ、 前記再生側制御手段は、前記記録装置における転送デー
    タの蓄積量に応じて、、前記再生用バッファメモリ手段
    からのデータ読出動作を制御することで、前記転送手段
    からのデータ転送速度の変化又は転送停止を実行させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 前記再生側制御手段は、前記再生用バ
    ッファメモリ手段のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積
    量が所定値以下になったら、前記転送手段からのデータ
    転送を停止させるとともに、前記記録装置に転送停止を
    示すデータ転送制御情報を通知する請求項12に記載の
    再生装置。
JP10299636A 1998-10-21 1998-10-21 記録再生システム、記録装置、再生装置 Withdrawn JP2000123477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299636A JP2000123477A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 記録再生システム、記録装置、再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10299636A JP2000123477A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 記録再生システム、記録装置、再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000123477A true JP2000123477A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17875163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10299636A Withdrawn JP2000123477A (ja) 1998-10-21 1998-10-21 記録再生システム、記録装置、再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000123477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198293A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Kenwood Corp データ記録装置
WO2010001561A1 (ja) * 2008-07-01 2010-01-07 パナソニック株式会社 記録再生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198293A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Kenwood Corp データ記録装置
WO2010001561A1 (ja) * 2008-07-01 2010-01-07 パナソニック株式会社 記録再生装置
US20110085429A1 (en) * 2008-07-01 2011-04-14 Panasonic Corporation Recording and reproduction device
CN102077285A (zh) * 2008-07-01 2011-05-25 松下电器产业株式会社 记录再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3557721B2 (ja) 記録装置
JP3932810B2 (ja) 記録装置
JPH11339447A (ja) 記録再生装置
KR100278191B1 (ko) 기록 가능한 영역을 목록으로 관리하는 방법과 이 목록 정보에 기초하여 기록 동작을 행하는 기록 또는 기록 재생 장치
KR100718713B1 (ko) 더빙장치 및 더빙방법
JP3541535B2 (ja) 記録装置、記録再生装置
JP2001184785A (ja) ダビング装置
JP3750278B2 (ja) 記録装置、記録システム、及びダビング方法
JP2000339845A (ja) ダビング装置
JP2000123477A (ja) 記録再生システム、記録装置、再生装置
JP2001076429A (ja) 記録装置
JP3235231B2 (ja) 記録再生装置
JP3550769B2 (ja) 記録装置、及び再生装置
JP3171395B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP3797362B2 (ja) 記録装置、及び記録再生装置
JP3518593B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP3452205B2 (ja) 記録装置
JP3933184B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP3991474B2 (ja) 記録装置
JP3141259B2 (ja) 記録装置
JP2002237032A (ja) 再生装置、記録再生装置、データ読出方法
JP2002237172A (ja) 再生装置、再生方法
JP2003091929A (ja) 記録装置、記録方法
JP2006302501A (ja) 記録装置及び記録方法
JPH0963191A (ja) 記録再生システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110