JP2000123281A - 音響式視覚障害者用交通信号付加装置 - Google Patents

音響式視覚障害者用交通信号付加装置

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JP2000123281A JP10290944A JP29094498A JP2000123281A JP 2000123281 A JP2000123281 A JP 2000123281A JP 10290944 A JP10290944 A JP 10290944A JP 29094498 A JP29094498 A JP 29094498A JP 2000123281 A JP2000123281 A JP 2000123281A
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sounds
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Masaki Tauchi
雅規 田内
Hajime Sawai
元 澤井
Niro Takato
仁郎 高戸
Takashi Yoshiura
敬 吉浦
Shinichi Takahara
伸一 高原
Toru Suzuki
亨 鈴木
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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    • A61H3/00Appliances for aiding patients or disabled persons to walk about
    • A61H3/06Walking aids for blind persons
    • A61H3/061Walking aids for blind persons with electronic detecting or guiding means
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    • G08G1/005Traffic control systems for road vehicles including pedestrian guidance indicator

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者が横断歩道をスムーズに横断でき
るようにする。 【解決手段】 横断歩道1の両端に設けられた2つのス
ピーカ1A,1Bを用いて、横断歩道1を横断する視覚
障害者に対し横断歩道の両端から異なる音響を交互に鳴
き交わすように出力する。また、横断歩道1の両端に2
つずつ配置された4つのスピーカ1A,1A’,1B,
1B’のうち、任意の2つから構成された組を単位とし
て制御することにより、横断歩道1を横断する視覚障害
者に対し横断歩道1の両端から所定の音響を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響式視覚障害者
用交通信号付加装置に関し、特に横断歩道を横断する視
覚障害者に対して、横断可能な期間に所定の音響を出力
することにより、その視覚障害者を誘導する音響式視覚
障害者用交通信号付加装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、視覚障害者が横断歩道を横断す
る場合、図10に示すようなタスクを行うことが、現在
までに解析されている。図10は横断歩道の横断時のタ
スクを示すフローチャートである。なお、図10は音響
式視覚障害者用交通信号付加装置が配設されていない場
合を示している。
【0003】視覚障害者は、まず、横断歩道の存在を確
認し(ステップ101)、横断歩道の渡口の確認(ステ
ップ102)、および渡るべき方向の確認(ステップ1
03)を行う。次に、横断歩道の距離を推定し(ステッ
プ104)、周囲の状況より横断可を判断し、横断歩道
の横断を開始する(ステップ105)。
【0004】そして、横断歩道を横断中、横断進路を修
正し(ステップ106)、対岸への到着を確認した場合
は(ステップ107)、自己の存在位置を修正するとと
もに行き先を確認し(ステップ108)、その行き先に
対して歩行を開始することによりその交差点から離脱す
る(ステップ109)。
【0005】また、視覚障害者が横断歩道を横断する際
に行われる上記タスクを支援するため、歩行者用交通信
号機の青信号に同期した期間すなわち横断可能な期間
に、横断歩道を横断する視覚障害者に対し所定の音響を
出力し、視覚障害者の横断歩行を支援する音響式視覚障
害者用交通信号付加装置が配設されている場合がある。
図11は音響式視覚障害者用交通信号付加装置が配設さ
れている場合の横断歩道の横断時のタスクを示すフロー
チャートである。なお、ここでは、図10と同じステッ
プについては説明を省略する。
【0006】まず、横断準備として、前述と同じステッ
プ101〜104が実行され、音響式視覚障害者用交通
信号付加装置からの横断可を示す音響出力に応じて横断
を開始する(ステップ105)。そして、ステップ10
6では、横断歩道を横断中に進路を修正する場合、横断
歩道の両端から出力される所定の音響の音圧(大きさ)
や、交互に出力される両音響の順序性により、前後の音
源を弁別し(ステップ111)、横断進路方向に位置す
る目的の音源を定位して進路を決定する(ステップ11
2)という2つのタスクを繰り返し行うものとなってい
る。
【0007】このような音響式視覚障害者用交通信号付
加装置は、従来、図12に示すような方法で音響を出力
するものとなっていた。図12は従来の音響式視覚障害
者用交通信号付加装置の動作を示すタイミングチャート
である。この場合、横断歩道の両端(起点および終点)
に対向配置された2つのスピーカ(音響出力手段)50
A,50Bから、同一音響、ここでは「♪カッコー」と
いう音響51,52が、交互に出力されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音響式視覚障害者用交通信号付加装置では、
横断歩道の両端に対向配置された2つのスピーカから、
同一音響を交互に出力するものとなっているため、横断
歩道の中央付近では両者の音圧に差がなくなり、弁別し
にくいという問題点があった。図13は、横断距離と音
圧差との関係を示す説明図である。スピーカ50A,5
0Bから出力される音響の音圧は、横断距離の増加に応
じて減衰する。
【0009】したがって、横断歩道の中央付近では、両
者の音圧がほぼ等しくなり、音圧差がなくなる。視覚障
害者は、前述したように(図11参照)、横断中、両者
の音圧の違いにより目的の音響を弁別する。より詳細に
は、まず横断開始時には、音圧の小さい方を終点側の音
源(すなわち目的の音源)と判断するとともに、この音
響と交互に出力される音圧の大きい起点側の音源の音響
との順序性を記憶する。
【0010】そして、横断中は、両音響の音圧差や記憶
した順序性に基づいて目的の音源を弁別し、目的の音源
に向けて進路をとる。したがって、両者の音圧差がほぼ
等しい位置で、アクシデントや周囲騒音などにより、音
響出力の順序性が分からなくなった場合は、目的の音源
を定位しにくくなり、スムーズな横断が妨げられるとい
う問題点があった。
【0011】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、視覚障害者が横断歩道をスムーズに横断で
きる音響式視覚障害者用交通信号付加装置を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による音響式視覚障害者用交通信号付
加装置は、横断歩道を横断する視覚障害者に対して、横
断可能な期間に所定の音響を出力することにより、その
視覚障害者を誘導する音響式視覚障害者用交通信号付加
装置において、横断歩道の両端に設けられた2つの音響
出力手段と、これら音響出力手段を用いて横断歩道を横
断する視覚障害者に対し横断歩道の両端から異なる音響
を交互に鳴き交わすように出力する制御手段とを備える
ものである。したがって、横断歩道を横断する視覚障害
者に対し横断歩道の両端から異なる音響を交互に鳴き交
わすように出力され、横断中の視覚障害者により容易に
目的音源が弁別される。
【0013】また、横断歩道を横断する視覚障害者に対
して、横断可能な期間に所定の音響を出力することによ
り、その視覚障害者を誘導する音響式視覚障害者用交通
信号付加装置において、横断歩道の両端に2つずつ配置
された4つの音響出力手段のうち、任意の2つからそれ
ぞれ構成された2つの組と、これら組を単位として制御
することにより、横断歩道を横断する視覚障害者に対し
横断歩道の両端から所定の音響を出力する制御手段とを
備えるものである。したがって、音源が点音源ではなく
拡がりを持つ音源となるため、視覚障害者が音源角度方
向を把握しやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態である音響
式視覚障害者用交通信号付加装置が配置される交差点の
概略図、図2は音響式視覚障害者用交通信号付加装置の
ブロック図である。図1では、道路5,6が交叉する交
差点に横断歩道1〜4が設けられており、そのうち横断
歩道1,2は道路5を横断する方向に設けられ、また横
断歩道3,4は道路6を横断する方向に設けられてい
る。
【0015】各横断歩道1〜4の両端(起点および終
点)の歩道上には、歩行者用交通信号機11A〜14A
および歩行者用交通信号機11B〜14Bが、それぞれ
対向配置されている。また、各横断歩道1〜4付近の車
道上には、車両用交通信号機11S〜14Sが配置され
ている。これら歩行者用交通信号機11A〜14A,1
1B〜14Bおよび車両用交通信号機11S〜14S
は、信号制御機7からの各種点灯信号により制御されて
いる。
【0016】横断歩道1付近には、音響式視覚障害者用
交通信号付加装置(以下、付加装置という)8が配置さ
れている。また、これら横断歩道1〜4の両端(起点お
よび終点)の歩道上には、2つのスピーカ(音響出力手
段)1A〜4Aおよびスピーカ(音響出力手段)1B〜
4Bがそれぞれ対向配置されており、音響交通信号付加
装置8の制御により、それぞれの横断歩道が横断可能な
期間に、横断歩道を横断する視覚障害者に対し所定の音
響が出力される。
【0017】本発明の第1の実施の形態では、任意の横
断歩道の両端から異なる音響を交互に鳴き交わすように
出力するようにしたものである。例えば、横断歩道1で
は、付加装置8の制御により、横断歩道1の両端に対向
配置されたスピーカ1A,1Bから、それぞれ異なる音
響を出力するとともに、その出力タイミングをスピーカ
1A,1B間で交互に鳴き交わすように出力するように
したものである。
【0018】図2において、歩行者用交通信号機11A
(歩行者用交通信号機11B,12A,12Bも同
様),歩行者用交通信号機13A(歩行者用交通信号機
13B,14A,14Bも同様)に設けられた横断可能
を示す青色信号灯PGRNは、信号制御機7から配線1
1PG−7C,配線13PG−7Cを介して出力された
青色信号PG1,PG3により点灯および点滅表示され
る。なお、7Cは回帰配線(共通配線)である。また、
赤色信号についての説明は省略する。
【0019】また、車両用交通信号機11S(車両用交
通信号機12Sも同様),車両用交通信号機13S(車
両用交通信号機14Sも同様)に設けられた通行不可を
示す赤色信号灯REDは、信号制御機7から配線11R
−7C,配線13R−7Cを介して出力された赤色信号
R1,R3により点灯される。なお、青色信号および黄
色信号についての説明は省略する。
【0020】付加装置8には、各横断歩道の横断可能な
期間を検出する期間検出部21が設けられており、前述
した各横断歩道の歩行者用青色信号PGと、その横断歩
道と交叉する車道の車両用赤色信号Rとの論理積出力に
基づき、各横断歩道の横断可能な期間が検出される。例
えば、横断歩道1については、歩行者用の青色信号PG
1の点灯期間(点滅および消灯期間以外の期間)と、車
両用の赤色信号R1の点灯期間との論理積出力により、
横断可能な期間が検出され、この期間内でスピーカ1
A,1Bから所定の音響が出力される。
【0021】また、複数の音響信号を記憶する音源部2
3と、音源部23から出力された音響信号を切替接続
し、増幅器25を介してスピーカ1A〜4A,1B〜4
Bの所定の組に出力するスイッチ部24と、期間検出部
21の検出出力に応じて、音源部23およびスイッチ部
24を制御することにより、スピーカ1A〜4A,1B
〜4Bの所定の組から異なる音響を交互に鳴き交わすよ
うに出力する制御部22とが設けられている。
【0022】なお、本実施の形態では、付加装置8によ
り、すべての横断歩道に設けられたスピーカを集中制御
するものとなっているが、各横断歩道ごとに付加装置を
設けてそれぞれのスピーカを制御するようにしてもよ
い。また、付加装置の構成例として、音源を各スピーカ
ごとに設けて、その出力のオン/オフ制御のみを制御部
22で行うようにしてもよい。
【0023】次に、図3,4を参照して、第1の実施の
形態の動作について、横断歩道1を例として説明する。
図3,4は第1の実施の形態の動作を示すタイミングチ
ャートである。まず、図3では、一方の音響が他方の音
響の繰り返しからなる2つの音響を鳴き交わしに用いた
場合が示されている。ここでは、スピーカ1Aから「♪
ピヨ」という音響31が出力され、その後、スピーカ1
Bから「♪ピヨ」「♪ピヨ」という音響32が出力され
る。
【0024】音響32は、短い間隔(例えば、間隔T4
=90ms)で繰り返し出力される2つの音響31(例
えば、長さT3=130ms)から構成されている。特
に、音響32は、音響31の出力開始から所定間隔(例
えば、間隔T1=1300ms>T3)だけ経過した後
に出力され、音響32の出力開始から所定間隔(例え
ば、間隔T2=1500ms>T3+T4+T3)だけ
経過した後に出力され、これが所定周期(T1+T2)
で繰り返される。
【0025】また、図4では、両音響で1つの意味をな
す2つの音響を鳴き交わしに用いた場合が示されてい
る。ここでは、スピーカ1Aから「♪カッ」という音響
41が出力され、その後、スピーカ1Bから「♪コー」
という音響42が出力される。
【0026】音響41,42は、2つ合わせて意味のあ
る音響「♪カッコー」をなす。特に、音響41(例え
ば、長さT2=133〜159ms)の出力終了後から
所定間隔(例えば、間隔T3=390ms)だけ経過し
た後に、音響42(例えば、長さT4=201ms)が
出力され、これが所定周期(例えば、T1=2000m
s)で繰り返される。
【0027】このように、横断歩道1の両端に対向配置
されたスピーカ1A,1Bから、異なる音響を交互に鳴
き交わすように出力するようにしたので、従来のよう
に、同一音響を両音源から出力する場合と比較して、両
音響の音圧差および順序性の記憶に依存することなく、
音響の種類さえ記憶しておけば横断歩道の起点および終
点に配置された音源からの音響をそれぞれ容易に弁別で
きる。したがって、両音響の音圧差がほぼ等しい位置
で、アクシデントや周囲騒音などにより音響出力の順序
性が分からなくなった場合でも、目的の音源を的確に弁
別できスムーズに横断できる。
【0028】なお、第1の実施の形態で用いる異なる音
響として、関連性を有する2つの音響あるいは一方から
他方を容易に連想しうる2つの音響を用いることによ
り、相互の対応関係から目的の音響を容易に記憶するこ
とができる。また、横断中のアクシデントや周囲雑音に
より一時的にいずれか一方の音響を聞き逃した場合で
も、両音響の連想性から他方の音響を有効に利用して一
方の音響を思い出すことができる。
【0029】これら関連性を有する2つの音響として
は、図5に示すように、一方の音響が他方の音響の繰り
返しからなる2つの音響、例えば「♪ピヨ」と「♪ピヨ
ピヨ」(図3参照)や、「♪ワン」と「♪ワンワン」な
どが考えられる。また、2つ合わせて意味のある音響、
例えば「♪カッコー」の「♪カッ」と「♪コー」や、
「♪横断」と「♪可能」などが考えられる。
【0030】この他、関連性を有する2つの音響として
は、一方の音響が他方の音響を変調した音響からなる2
つの音響を用いてもよい。この場合、変調方法として周
波数変調を用いた例としては、音色が同じもで周波数の
異なる「♪(高音)」と「♪(低音)」などが考えられ
る。また、波形変調を用いた例としては、周波数が同じ
もで音色が異なる「♪(正弦波)」と「♪(矩形波)」
などが考えられる。
【0031】また、音量包絡線変調を用いた例として
は、同一周波数でも長さが異なる「♪ピッ」と「♪ピー
ッ」などが考えられる。この場合、音量包絡線のうち減
衰特性が異なる2つの音響として認識でき、減衰特性に
限らず立ち上がり特性が異なる2つの音響を用いてもよ
い。さらに、音量包絡線ではなく周波数包絡線を適当に
変調して得られた関連性のある2つの音響を用いるよう
にしてもよい。
【0032】なお、これら2つの音響の出力レベルは、
基本として同じレベルで出力することが望ましく、これ
により、両者の音圧差に基づき横断歩道上での横断距離
位置を把握しやすい。ただし、用いる音響によっては、
視覚障害者が感じる音響の大きさに差が生じる場合があ
るため、横断歩道のほぼ中央で同じ大きさに聞こえるよ
うに両者の出力レベルを調整するようにしてもよい。
【0033】発明者らは、このような第1の実施の形態
の効果を確認するため、従来方式との比較実験を行っ
た。図6は、実験結果を示す説明図である。実験では、
起点から終点までの長さが20mの横断歩道で、複数の
視覚遮蔽した被験者による横断を試み、横断中に目的音
源の方向が分からなくなって弁別不能を感じた被験者数
とその弁別不能を感じた最初の位置(起点からの距離)
を測定した。
【0034】なお、実験に際し、従来方式としては、同
一音源を用いた鳴き交わし方式を適用した。また、本発
明の方式としては、図3に示したタイミングチャートに
基づき音響式視覚障害者用交通信号付加装置を動作させ
た。
【0035】図6(a)に示すように、従来方式を適用
した場合、10回試行中7回の試行で、横断中に目的音
源の弁別不能が認められた。これに対して、本発明の方
式を適用した場合、横断中に音源の弁別不能となった被
験者は存在せず、すべての被験者が一度も不安を感じる
ことなくスムーズに横断できていることがわかった。
【0036】また、図6(b)に示すように、横断中に
音源が弁別不能となった最初の地点の距離、ここでは横
断開始端からの距離を測定した。これらはすべて従来方
式を適用した場合であり、その平均値は4.5mであっ
た。したがって、従来方式によれば、約70%の割合
で、横断途中に目的音源の弁別不能を1回以上感じ、そ
の最初の弁別不能が横断開始から22%進んだ位置で発
生していることになり、本発明の効果が大きいことが確
認できる。
【0037】次に、図7を参照して、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図7は第2の実施の形態を
示す説明図であり、(a)はスピーカの配置例、(b)
〜(e)は音響出力のタイミングチャートを示してい
る。第2の実施の形態では、横断歩道の両端に2つずつ
スピーカ(音響出力手段)を配置するとともに、これら
4つのスピーカのうちの任意の2つで組を構成し、これ
ら組を単位として制御することにより、横断歩道を横断
する視覚障害者に対し横断歩道の両端から所定の音響を
出力するようにしたものである。
【0038】本実施の形態では、横断歩道1の一端にス
ピーカ1A,1A’を離間配置するとともに、他端にス
ピーカ1B,1B’を離間配置し、これらスピーカを横
断歩道1を挟んでほぼ並行に配置している。図7(a)
には、ほぼ正対するスピーカ1A,1Bを第1の組と
し、またほぼ正対するスピーカ1A’1B’を第2の組
として制御する場合が示されており、各組を構成する2
つのスピーカの対向位置関係が、組間で並行している。
【0039】まず、図7(b)には、同一組のスピーカ
間で同一音響を用いて鳴き交わしを行うとともに、各組
の鳴き交わしを同期させた場合が示されている。すなわ
ち、第1の組では、スピーカ1Aから「♪ピヨ」を出力
してから所定期間後に、対岸のスピーカ1Bから「♪ピ
ヨ」を出力している。また、第2組では、第1組のスピ
ーカ1Aに同期してスピーカ1A’から「♪ピヨ」を出
力し、第1組のスピーカ1Bに同期して対岸のスピーカ
1B’から「♪ピヨ」を出力している。
【0040】これにより、音源が点音源ではなく拡がり
を持つ音源となるため、従来のような点音源を用いる場
合と比較して、視覚障害者が音源角度方向を把握しやす
くなり、スムーズに横断できる。なお、図7(c)に示
すように、同一組のスピーカ間で用いる音響として、異
なる音響を用いて鳴き交わしを行うようにしてもよい。
これにより、図7(b)で説明した作用効果に加えて、
前述した第1の実施の形態の作用効果も得られる。
【0041】また、図7(d)には、同一組のスピーカ
間で同一音響を用いて鳴き交わしを行うとともに、各組
の鳴き交わしを交互に行う場合が示されている。すなわ
ち、第1の組では、スピーカ1Aから「♪ピヨ」を出力
してから所定期間後に、対岸のスピーカ1Bから「♪ピ
ヨ」を出力している。また、第2組では、第1組の鳴き
交わし後から半周期ずらして、スピーカ1A’から「♪
ピヨ」を出力し、対岸のスピーカ1B’から「♪ピヨ」
を出力している。
【0042】これにより、2つの組による交互の鳴き交
わしにより、視覚障害者が横断歩道の幅方向を容易に認
識でき、横断軌跡において幅方向の振れを低減できる。
なお、図7(e)に示すように、同一組のスピーカ間で
用いる音響として、異なる音響を用いて鳴き交わしを行
うようにしてもよい。これにより、図7(d)で説明し
た作用効果に加えて、前述した第1の実施の形態の作用
効果も得られる。さらに、第2組において、スピーカ1
B’から先に音響を出力するようにしてもよい。
【0043】この他、スピーカの組構成方法として、図
8に示すような方法が考えられる。図8は、第2の実施
の形態による他の例を示す説明図であり、特に、図8で
は、横断歩道1の一端にスピーカ1A,1A’を配置す
るとともに、他端にスピーカ1B,1B’を配置し、こ
のうち斜め前方に対向するスピーカ1A,1B’を第1
の組とし、またスピーカ1A’,1Bを第2の組として
制御するようにした場合が示されている。
【0044】この場合、各組を構成する2つのスピーカ
の対向位置関係が、組間で交叉している。なお、各スピ
ーカによる音響出力のタイミングとしては、図7(b)
〜(e)のタイミングチャートと同様に、同一組のスピ
ーカ間で同一または異なる音響を用いて鳴き交わしを行
うとともに、各組の鳴き交わしを同期させる方法を適用
できる。
【0045】また、同一組のスピーカ間で同一または異
なる音響を用いて鳴き交わしを行うとともに、各組の鳴
き交わしを交互に行う方法も適用できる。これにより、
図7と同様に、音源が点音源ではなく拡がりを持つ音源
となるため、従来のような点音源を用いる場合と比較し
て、視覚障害者が音源角度方向を把握しやすくなり、ス
ムーズに横断できる。なお、第2組において、スピーカ
1Bから先に音響を出力するようにしてもよい。
【0046】また、スピーカの組構成方法として、横断
歩道の両端に対向配置されたスピーカ同士で組を構成す
るのではなく、同一端に並列配置されたスピーカ同士で
組を構成してもよい。図9は、第2の実施の形態による
他の例を示す説明図であり、(a)はスピーカの配置
例、(b),(c)は音響出力のタイミングチャートを
示している。
【0047】特に、図9(a)では、横断歩道1の一端
にスピーカ1A,1A’を配置するとともに、他端にス
ピーカ1B,1B’を配置し、このうち同一端に並列配
置されたスピーカ1A,1A’を第1の組とし、またス
ピーカ1B,1B’を第2の組として制御するようにし
た場合が示されている。
【0048】まず、図9(b)には、同一組のスピーカ
間で異なる音響を用いて鳴き交わしを行うとともに、各
組の鳴き交わしを同期させた場合が示されている。すな
わち、第1の組では、スピーカ1Aから「♪カッ」を出
力してから所定期間後に、並列配置されたスピーカ1
A’から「♪コー」を出力している。また、第2組で
は、第1組のスピーカ1Aに同期してスピーカ1Bから
「♪カッ」を出力し、第1組のスピーカ1A’に同期し
て対岸のスピーカ1B’から「♪コー」を出力してい
る。
【0049】これにより、音源が点音源ではなく拡がり
を持つ音源となるため、従来のような点音源を用いる場
合と比較して、視覚障害者が音源角度方向を把握しやす
くなり、スムーズに横断できる。なお、図9(b)にお
いて、同一組のスピーカ間で同一音響を用いて鳴き交わ
しを行うにしてもよい。
【0050】また、図9(c)には、同一組のスピーカ
間で異なる音響を用いて鳴き交わしを行うとともに、各
組の鳴き交わしを交互に行う場合が示されている。すな
わち、第1の組では、スピーカ1Aから「♪カッ」を出
力してから所定期間後に、並列配置されたスピーカ1
A’から「♪コー」を出力している。また、第2組で
は、第1組の鳴き交わし後から半周期ずらして、スピー
カ1Bから「♪カッ」を出力してから所定期間後に、並
列配置されたスピーカ1B’から「♪コー」を出力して
いる。
【0051】これにより、2つの組による交互の鳴き交
わしにより、視覚障害者が横断歩道の幅方向を容易に認
識でき、横断軌跡において幅方向の振れを低減できる。
なお、図9(c)において、同一組のスピーカ間で同一
音響を用いて鳴き交わしを行うにしてもよい。さらに、
第2組において、スピーカ1B’から先に音響を出力す
るようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、横断歩
道の両端に設けられた2つの音響出力手段を用いて、横
断歩道を横断する視覚障害者に対し横断歩道の両端から
異なる音響を交互に鳴き交わすように出力するようにし
たので、音源を的確に弁別可能となって、視覚障害者の
横断行動に対する安全性、および快適性を向上でき、ス
ムーズに横断できる。
【0053】また、横断歩道の両端に2つずつ配置され
た4つの音響出力手段のうち、任意の2つからそれぞれ
構成された2つの組と、これら組を単位として制御する
ことにより、横断歩道を横断する視覚障害者に対し横断
歩道の両端から所定の音響を出力するようにしたので、
音源が点音源ではなく拡がりを持つ音源となるため、従
来のような点音源を用いる場合と比較して、視覚障害者
が音源角度方向を把握しやすくなり、スムーズに横断で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である音響式視覚障害
者用交通信号付加装置が配置される交差点の概略図であ
る。
【図2】 音響式視覚障害者用交通信号付加装置のブロ
ック図である。
【図3】 第1の実施の形態の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】 第1の実施の形態の他の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図5】 関連性を有する2つの音響を示す説明図であ
る。
【図6】 実験結果を示す説明図である。
【図7】 第2の実施の形態を示す説明図である。
【図8】 第2の実施の形態による他の例を示す説明図
である。
【図9】 第2の実施の形態による他の例を示す説明図
である。
【図10】 横断歩道の横断時のタスクを示すフローチ
ャートである。
【図11】 音響式視覚障害者用交通信号付加装置が配
設されている場合の横断歩道の横断時のタスクを示すフ
ローチャートである。
【図12】 従来の音響式視覚障害者用交通信号付加装
置の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 横断距離と音圧差との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1〜4…横断歩道、1A〜4A,1B〜4C,1A’,
1B’…スピーカ(音響出力手段)、5,6…道路、7
…信号制御機、8…音響式視覚障害者用交通信号付加装
置、11A〜14A,11B〜14B…歩行者用交通信
号機、11S〜14S…車両用交通信号機、7C,11
PG,13PG,11R,13R…配線、PGRN…青
色信号灯(歩行者用)、RED…赤色信号灯(車両
用)、PG1,PG3…青色信号(歩行者用)、R1,
R3…赤色信号(車両用)、21…期間検出部、22…
制御部、23…音源部、24…スイッチ部、25…増幅
器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉浦 敬 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 高原 伸一 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 亨 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA23 GG09 JJ07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断歩道を横断する視覚障害者に対し
    て、横断可能な期間に所定の音響を出力することによ
    り、その視覚障害者を誘導する音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 横断歩道の両端に設けられた2つの音響出力手段と、 これら音響出力手段を用いて横断歩道を横断する視覚障
    害者に対し横断歩道の両端から異なる音響を交互に鳴き
    交わすように出力する制御手段とを備えることを特徴と
    する音響式視覚障害者用交通信号付加装置。
  2. 【請求項2】 横断歩道を横断する視覚障害者に対し
    て、横断可能な期間に所定の音響を出力することによ
    り、その視覚障害者を誘導する音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 横断歩道の両端に2つずつ配置された4つの音響出力手
    段のうち、任意の2つからそれぞれ構成された2つの組
    と、 これら組を単位として制御することにより、横断歩道を
    横断する視覚障害者に対し横断歩道の両端から所定の音
    響を出力する制御手段とを備えることを特徴とする音響
    式視覚障害者用交通信号付加装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 制御手段は、各組ごとに組を構成する2つの音響出力手
    段の間で、同一音響を交互に鳴き交わすように出力する
    ことを特徴とする音響式視覚障害者用交通信号付加装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 制御手段は、各組ごとに組を構成する2つの音響出力手
    段の間で、異なる音響を交互に鳴き交わすように出力す
    ることを特徴とする音響式視覚障害者用交通信号付加装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載の音響式視覚障害
    者用交通信号付加装置において、 異なる音響として、互いに関連性を有する音響を用いる
    ことを特徴とする音響式視覚障害者用交通信号付加装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 関連性を有する音響として、所定音響とその繰り返し音
    響を用いることを特徴とする音響式視覚障害者用交通信
    号付加装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 関連性を有する音響として、両者により1つの意味を形
    成する音響を用いることを特徴とする音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置において、 関連性を有する音響として、所定音響とこれを変調した
    音響を用いることを特徴とする音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜4記載の音響式視覚障害者用
    交通信号付加装置において、 各組は、横断歩道の両端に配置された2つの音響出力手
    段からなり、 各組を構成する2つの音響出力手段の対向位置関係が、
    組間で並行していることを特徴とする音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜4記載の音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置において、 各組は、横断歩道の両端に配置された2つの音響出力手
    段からなり、 各組を構成する2つの音響出力手段の対向位置関係が、
    組間で交叉していることを特徴とする音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置。
  11. 【請求項11】 請求項2〜4記載の音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置において、 各組は、横断歩道の同一端に配置された2つの音響出力
    手段からなることを特徴とする音響式視覚障害者用交通
    信号付加装置。
  12. 【請求項12】 請求項2〜4記載の音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置において、 制御手段は、各組での鳴き交わしを両組間で同期して行
    うことを特徴とする音響式視覚障害者用交通信号付加装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項2〜4記載の音響式視覚障害者
    用交通信号付加装置において、 制御手段は、各組での鳴き交わしを両組間で交互に行う
    ことを特徴とする音響式視覚障害者用交通信号付加装
    置。
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