JP2000122901A - ジャーナル取得解析装置 - Google Patents

ジャーナル取得解析装置

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JP2000122901A
JP2000122901A JP10289661A JP28966198A JP2000122901A JP 2000122901 A JP2000122901 A JP 2000122901A JP 10289661 A JP10289661 A JP 10289661A JP 28966198 A JP28966198 A JP 28966198A JP 2000122901 A JP2000122901 A JP 2000122901A
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program
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Masayuki Usami
政行 宇佐美
Toshihiko Nakano
利彦 中野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャーナル設定が容易で、取得したジャーナ
ル情報と設計データとの比較検討が容易に行えるジャー
ナル取得解析装置を実現する。 【解決手段】 プログラム中のどの処理単位のどの起動
要因をジャーナルポイントとするかを定義部201で定
義し、ジャーナル組み込み部203はそのジャーナルポ
イントをプログラムから検出してジャーナルを組み込
む。また設計データとしての動作条件はその定義部30
1で定義される。動作比較検証部305は、取得したジ
ャーナル情報と動作条件とを比較し、その結果を端末装
置401へ表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
おけるジャーナル取得とそれを解析するためのジャーナ
ル取得解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関等のオンラインシステム、鉄道
の運行管理システム等では、システム動作時にジャーナ
ル(システム履歴)情報を取得しておき、障害発生時の
システム回復作業にこの情報が参照・検証される。この
ようなジャーナル情報は、動作プログラムのデータを取
得したいところ(ジャーナルポイント)をプログラマが
決め、ここにジャーナル情報を取得するためのコマンド
(以下、このコマンドも混乱がない限りジャーナルとい
う)を入れる。そして、得られたジャーナル情報を基
に、動作ルートの確認、動作時間の確認等を設計データ
と黙視により比較検討し、問題点を見つけていた。この
ようなジャーナル情報取得方法の公知例としては、例え
ば、特開平4−133158号に開示された「オンライ
ン・ジャーナル取得方式」などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
はプログラムの動作過程を確認する方法として、プログ
ラムに対しジャーナルポイントを人手により決め、決ま
ったところにジャーナルを入れ、得られたジャーナル情
報を基に動作ルートの確認・動作時間の確認を別に作成
している設計データと黙視により確認していた。しかし
このような方法では、システムが大規模化すると、ジャ
ーナル情報も設計データも膨大なものになり、その中か
ら必要なジャーナル情報を探し出し、それを基に設計デ
ータと比較確認するには莫大な時間を必要とし、また熟
練者の感に頼らざるを得なくなる。このため、作業者の
負担が増大し、また特に経験の少ない作業者にとって
は、例えば「性能が十分に出ていない」原因や「故障」
原因の解析に、どのような情報を取得すべきかの決定が
難しかった。また、熟練者のジャーナル取得・検証のノ
ウハウの引き継ぎは難しく、引き継がれても不十分な結
果になっていることが多い。
【0004】本発明の目的は、プログラムが動作する計
算機アーキテクチャに合わせ自動的にジャーナルを埋め
込むことができ、また取得したジャーナル情報と設計デ
ータとの比較・検証が自動的に行え、さらに必要とする
詳細なジャーナル情報を容易に取り出すことのできるジ
ャーナル取得解析装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、解析対象プロ
グラムを構成する処理単位のうち、どの処理単位がどの
処理要因で起動されたときにその処理単位の始点あるい
は始点と終点とにジャーナルポイントを設定するかをユ
ーザが定義して格納しておくためのジャーナル定義格納
手段と、この手段により定義されたプログラムのジャー
ナルポイントを検出してその位置へジャーナルを組み込
むためのジャーナル組み込み手段と、前記処理単位毎
に、その起動要因と起動要因対応の予想動作時間及び次
に起動する起動処理単位とその起動要因をユーザが定義
し格納するための動作条件定義格納手段と、解析対象プ
ログラム実行時に前記ジャーナル組み込み手段により組
み込まれたジャーナルにより出力されたジャーナル情報
を取得し格納するためのジャーナル情報取得格納手段
と、この手段により取得格納されたジャーナル情報と前
記動作条件定義格納手段に格納された動作条件とをそれ
ぞれ解析編集して比較し、その比較結果をユーザに表示
するための比較表示手段と、を備えたことを特徴とする
ジャーナル取得解析装置を開示する。
【0006】更に本発明は、解析対象プログラムを構成
する処理単位の始点と終点をジャーナルポイントとして
検出し、その位置へジャーナルを組み込むためのジャー
ナル組み込み手段と、前記処理単位毎に、その起動要因
と起動要因対応の予想動作時間及び次に起動する起動処
理単位とその起動要因をユーザが定義し格納するための
動作条件定義格納手段と、解析対象プログラム実行時に
前記ジャーナル組み込み手段により組み込まれたジャー
ナルにより出力されたジャーナル情報を取得し格納する
ためのジャーナル情報取得格納手段と、この手段により
取得格納されたジャーナル情報と前記動作条件定義格納
手段に格納された動作条件とをそれぞれ解析編集して比
較し、その比較結果をユーザに表示するための比較手段
と、を備えたことを特徴とするジャーナル取得解析装置
を開示する。
【0007】更に本発明は、解析対象プログラムを構成
する処理単位毎に、その起動要因と起動要因対応の予想
動作時間及び次に起動する起動処理単位とその起動要因
をユーザが定義し格納するための動作条件定義格納手段
と、この手段により定義された動作条件からジャーナル
ポイントを自動生成してその位置へジャーナルを組み込
むためのジャーナル組み込み手段と、解析対象プログラ
ム実行時に前記ジャーナル組み込み手段により組み込ま
れたジャーナルにより出力されたジャーナル情報を取得
し格納するためのジャーナル情報取得格納手段と、この
手段により取得格納されたジャーナル情報と前記動作条
件定義格納手段に格納された動作条件とをそれぞれ解析
編集して比較し、その比較結果をユーザに表示するため
の比較表示手段と、を備えたことを特徴とするジャーナ
ル取得解析装置を開示する。
【0008】更に本発明は、前記比較表示手段が、前記
取得されたジャーナル情報と前記定義された動作条件と
が一致しない処理単位と一致する処理単位とを区別して
図示する機能と、処理単位を示す図形を指示手段で指示
したときに当該処理単位に関する前記ジャーナル情報を
表示する機能とを備えたことを特徴とするジャーナル取
得解析装置を開示する。
【0009】更に本発明は、前記ジャーナル情報取得格
納手段が、解析対象プログラムが複数台の計算機にネッ
トワークを介して分割して搭載されている場合に、前記
ジャーナル情報をネットワークを介して1つの計算機に
集約して格納する集約手段を有していることを特徴とす
るジャーナル取得解析装置を開示する。
【0010】更に本発明は、解析対象プログラムに組み
込むジャーナルを複数のグループに分割するとともに、
前記ジャーナル情報取得手段が、前記ジャーナルのグル
ープ毎に当該ジャーナルにより得られたジャーナル情報
を分類して格納することを特徴とするジャーナル取得解
析装置を開示する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明になる
ジャーナル取得解析装置の構成例を示すブロック図で、
ジャーナル情報取得対象の計算機100、ジャーナル定
義組み込み装置200、及びジャーナル取得解析装置3
00から成っている。計算機100には、ジャーナル情
報取得対象の動作プログラム101、102、103、
104、105、各プログラムの動作状況をジャーナル
として取得するジャーナル取得部106、取得したジャ
ーナルを格納するジャーナル情報格納装置107が設け
られている。ジャーナル定義組み込み装置200は、ジ
ャーナル定義部201、計算機システムアーキテクチャ
に対応したジャーナル定義を格納するジャーナル定義格
納装置202、計算機システムアーキテクチャに合わせ
て各プログラムにジャーナルを組み込むジャーナル組み
込み部203からなっている。
【0012】ジャーナル取得解析装置300では、動作
条件定義部301で自プログラムの起動要因、自プログ
ラムの予想動作時間とその範囲、起動プログラム、起動
プログラムの要因のプログラム予定動作条件を入力し、
動作条件格納装置302に登録する。ジャーナル編集部
306は、計算機100のジャーナル情報格納装置10
7からジャーナル情報を収集し、使用目的や種別毎に編
集、分類をし、編集結果ジャーナル格納装置308に登
録する。
【0013】動作比較検証部305は、動作条件格納装
置302の登録情報を元に動作予想条件を解析する動作
条件解析部304から予想動作情報を取得し、編集結果
ジャーナル格納装置308からはプログラム実行結果の
ジャーナル情報を取得し、合致した条件のジャーナル情
報を比較検証し、エラー情報を含めてプログラム動作表
示部307に結果情報を渡す。プログラム動作表示部3
07は、その結果を元にプログラム動作の図式化を行
い、端末401に表示する。図式化されたプログラムの
うちエラーと情報を含んだものに関しては、色の変化・
ブリンク・強調表示を行い、視覚的にエラーを目立たせ
る。また、端末400に表示されている図の一部を指定
することにより、プログラム動作表示部307は、編集
結果ジャーナル格納装置308から関連詳細ジャーナル
を取り出し再び端末400に表示する。
【0014】動作条件作成部303は、編集結果ジャー
ナル格納装置308から前回の編集結果を取得し、これ
を別の動作条件の定義情報として動作条件格納装置30
2に登録する。動作条件定義部301は、動作条件格納
装置302から動作条件を取り出し、端末400に表示
し、確認後修正がある場合には再度新しい条件に編集し
直し、動作条件格納装置302に登録する。これはエラ
ーとなったプログラムを修正した場合に利用される。即
ちその修正したプログラムを動作させて得たジャーナル
情報をジャーナル情報格納装置107に登録し、これを
ジャーナル編集部306で編集して編集結果ジャーナル
格納装置308に登録する。そして、この修正プログラ
ムに関して取得したジャーナル情報と、前回の動作結果
に基づいて生成し動作条件格納装置302に登録した動
作条件とを比較すれば、プログラム修正の結果を確かめ
られる。むろん設計データに基づく動作条件との比較も
可能で、どの動作条件と比較するかは、作業者が端末か
ら指示を与え、動作条件解析部304がその指示に従っ
て対応する動作条件を用いることで決まる。ジャーナル
定義変更部309は、動作条件格納装置302に定義し
てある動作条件を元にジャーナル定義情報をジャーナル
定義格納装置202に登録する。
【0015】以上、発明のジャーナル取得解析装置の構
成と大まかな動作の概要を説明したが、ジャーナル定義
組み込み装置200及びジャーナル取得解析装置300
は、計算機100内に設けてもよく、また別の計算機で
実現してもよい。後者の場合はネットワークを経由して
計算機100と接続してもよい。また、端末400、4
01は1つの端末であってもよいことは云うまでもな
い。更に、計算機100としては、リアルタイムOS、
UNIX、WINDOWS等のどのアーキテクチャであ
ってもよい。
【0016】次に、図1のジャーナル取得解析装置の動
作を「従業員データベースから30歳の男性を探す」と
いう具体例で説明する。図2は、リアルタイムOSにお
けるプログラムA,B,C,D,E,Fの6プログラム
の流れを示したものである。プログラムAはシステムに
より自動的に起動され、図3(A)の画面を表示する。
そしてプログラムAは、図3(A)の画面に表示された
画面ボタンの「新規入力」・「検索」・「終了」を判断
し、「新規入力」・「検索」のときはプログラムBを起
動し、「終了」のときは後処理をして終了する。プログ
ラムBは、画面に入力された入力項目に対し不正をチェ
ックし、不正が無い場合は入力データを内容とするデー
タテーブルTGを作成し、そして「新規入力」の場合は
プログラムCを、「検索」の場合はプログラムEを起動
する。プログラムCは、データテーブルTGとデータベ
ースDBHとの整合性をチェックして、データベースア
クセスプログラムDを起動する。プログラムDは、デー
タテーブルTGを基にデータベースDBHにデータを格
納する。プログラムEは、データテーブルTGの内容が
データベースDBHにあるデータの範囲にあるかをチェ
ックし、問題無しの場合プログラムDを起動する。プロ
グラムDは、検索条件に従いデータベースDBHを検索
して表示テーブルTIを作成する。プログラムFは、プ
ログラムD終了後にプログラムEより起動され、検索結
果として図3(B)のような画面を表示する。この例で
は、年齢30歳の男性が検索されており、この検索結果
の表示にいたるまでのプログラム動作について、プログ
ラム設計時のデータと実行結果との検証を行うものとす
る。
【0017】図4は、検証対象のリアルタイムOS対応
のジャーナル定義格納装置202に格納されたジャーナ
ル定義情報の例で、リアルタイムOSにおける起動と終
了のイベントに関わるマクロ“queue”、“Stop”等と
その組み込み条件が定義されており、各プログラムに対
し、この定義されたマクロがあると、対応する組み込み
条件に従ってジャーナル組み込み部203がジャーナル
を該当するプログラムに組み込む。このように、ジャー
ナル定義情報をアーキテクチャ対応で定義しておくこと
で、ジャーナル組み込みが自動化できる。
【0018】一方、プログラム設計時に、設計者は動作
条件定義部301を使用し、動作条件格納装置302に
動作条件を定義する。図5は、図2に示した従業員名簿
作成検索プログラムの動作条件の定義であり、プロセス
A〜Fの各々に対して、それを起動する要因(「新」は
「新規入力」の略)、起動されたときの予想動作時間、
当該プロセスが次に起動する起動プロセスとそれを起動
する要因が定められている。この内容は図2のプログラ
ムの流れから作成できる。動作条件解析部304は、こ
の格納装置302の定義を読み出して解析し、この結果
はプログラム動作表示部307へ送られ、端末401に
表示できるが、このときの表示画面は図6となる。
【0019】以上のように、対象プログラムにジャーナ
ルが組み込まれ、また設計時の動作条件が定義された状
態で、作業者が従業員データベースから30歳の男性を
探すための操作を行うと、先ずプログラムAが起動さ
れ、図3(A)が表示される。ここで年齢欄に30、性
別の男性を押し、検索ボタンを押すとプログラムが動作
して図3(B)の画面が表示される。この時各プログラ
ムに組み込まれているジャーナルをジャーナル取得部1
06が取得し、ジャーナル情報格納装置107に格納す
る。図7は、ジャーナル編集部306が、上記のように
してジャーナル情報格納装置107に格納されたジャー
ナル情報を取り出し、編集した編集結果格納装置308
のデータ例である。各プロセスのイベント発生時刻がジ
ャーナル時間として記録されており、このジャーナル時
間の差がそれぞれのイベントの動作に要した時間を表し
ている。従ってこの実際の動作時間と、動作条件格納装
置302に格納されている図5の定義データを動作条件
解析部304で解析した結果とを、動作比較検証部30
5で比較すると、実動作を検証できる。その結果をプロ
グラム動作表示部307で表示データとして表示したの
が図8である。図8では、ジャーナル情報を比較解析し
た部分のみの表示となっており、プログラムB,E,D
それぞれがエラーとして強調表示(図ではバッチ)され
ている。ここで“エラー”としたのは、図5のように定
義した予想動作時間が、プログラムB(検索)、E、D
(検索)に対してそれぞれ5000msec、4000mse
c、3500msecであったのに対し、取得した図7のジ
ャーナル情報から求めた動作時間がそれぞれ7000ms
ec、7200msec、6100msecといずれも大きくなっ
ているからで、所望の性能が出ていない結果であったか
らである。そこで詳細ジャーナル情報の表示として、例
えば図8のプログラムDをクリックすると、比較したジ
ャーナル情報の詳細が表示され、データベースへのアク
セスに予想外の時間がかかっているのがわかる。
【0020】図9は、図7のように得られ、編集結果ジ
ャーナル格納装置308に格納された実績データをプロ
グラム修正後の結果と比較するために、動作条件作成部
303で図7のデータを編集し、動作条件定義部301
を通して新しい動作条件として動作条件格納装置302
へ格納したものである。図9のプロセスBの予想動作時
間が検索時に7400msecとなっているのは、図7のプ
ロセスBの“Start”から同プロセスの“Stop”までの
時間、図9のプロセスE検索時の予想動作時間が720
0msecとなっているのは、図7のプロセスEの“Star
t”から“Stop”までの時間、図9のプロセスD検索時
の予想動作時間が6100msecとなっているのは、図7
のプロセスDの同じく“Start”から“Stop”までの時
間である。また各データベース読み出し(Dbread)や表
かき出し(Twrite)等の詳細な時間も付加されている。
このような新しい“動作条件”を登録しておけば、プロ
グラムを修正し再度動作させたときにその新しい動作条
件と比較することで、今度は細部にわたり、比較検証が
可能となる。
【0021】次に、図1のジャーナル取得解析装置の動
作を、「電車の運行状態を検証する」場合について具体
的に説明する。図10は、駅500から電車510がス
タートして信号機520、踏み切り530を通過し、駅
540に入るまでのジャーナル情報を示し、図11は、
電車510、信号機520、踏み切り530に対して、
動作条件定義部301を用いて、動作条件を定義し、動
作条件格納装置に格納されたものである。図12は、こ
の動作条件を元にプロセスの動作を図式化したプロセス
構成図で、先の例の図6に担当する。図13は、電車が
駅500からスタートして駅540に入るまでの間に、
各プロセスから取得したジャーナル情報を、ジャーナル
編集部306で編集した編集結果ジャーナル格納装置の
データで(先例の図7に対応)、図14は、このデータ
と動作条件格納装置の動作条件とを動作比較検証部30
5で比較検証した結果を図式化した比較検証プロセス構
成図である。
【0022】図11の動作条件には、電車510、信号
機520、踏み切り530それぞれの起動要因、予想動
作時間、起動プロセス、起動プロセスの要因を定義して
ある。図13には、電車510発車時の電車スタートジ
ャーナル情報、速度に関する電車速度ジャーナル情報、
信号スイッチ動作の信号ジャーナル情報、信号機を電車
が通過したときの信号通過ジャーナル情報、踏み切りス
イッチの動作を示す踏み切りジャーナル情報、踏み切り
を電車が通過したときの踏み切り通過ジャーナル情報、
電車が駅に到達し停止したときの電車ストップジャーナ
ル情報等が示されている。これらのジャーナル情報と動
作条件とを比較検証した図14の比較検証プロセス構成
図では、赤信号に変更する時間が、動作条件格納テーブ
ルでは1secなのに対し3secかかっているため、エラー
として扱い強調表示(図ではハッチ)となっている。ま
た、それぞれのプロセスにおける詳細なジャーナルがみ
たい場合、プロセスをキーにジャーナル情報を格納装置
308から取り出し、即時に表示できる。ここでは電車
の詳細ジャーナルを表示し確認している。また、先例と
同様に、図13のジャーナル情報を動作条件として用い
れば、次に電車を起動させて出力したジャーナル情報と
詳細部まで比較検証できるため、より細かな動作チェッ
クが可能である。
【0023】次に、図1のジャーナル取得解析装置の動
作を、「電車の駅・運行時間帯に変動する乗客調査を行
う」場合について具体的に説明する。図15は、駅60
0から乗客をのせ駅640・駅650で停車し、最終駅
660に至るまでに取得するジャーナル情報を示してお
り、図16は、電車610、電車のドア620が、それ
ぞれの駅を経由して最終駅に至るまでの動作条件を定義
し、動作条件格納装置302に格納した動作条件であ
る。図17は、この動作条件を図式化して示したプロセ
ス構成図である。図18は、電車が駅600をスタート
してから各駅を経由して最終駅660に入るまでに、各
プロセスから取得したジャーナル情報を編集し、編集結
果ジャーナル格納装置へ格納したデータ、図19は、こ
のジャーナル情報と図16に定義した動作条件とを比較
検証して図式化した比較検証プロセス構成図である。
【0024】図16の動作条件には、図15における電
車610、ドア620及びドアセンサ630に対し、各
駅で起こりうるそれぞれの起動要因、予想動作時間、起
動プロセス、起動プロセスの要因を定義してある。図1
8には、電車の各駅での発車を示す電車スタートジャー
ナル情報、電車の到達停止を示す電車ストップジャーナ
ル情報、各駅でのドア開閉を示すドア開閉ジャーナル情
報、各ドアに取り付けられたドアセンサによる乗客感知
のドアセンサジャーナル情報等が示されている。これら
のジャーナル情報と動作条件とを比較検証した図19の
比較検証プロセス構成図では、駅650におけるドアの
開閉に1分30秒かかっており、図16に定義した予定
の1分±10秒からかけ離れているため、エラーとして
扱い強調表示(ハッチ)となっている。また、それぞれ
のプロセスにおける詳細なジャーナルがみたい場合、プ
ロセスをキーにジャーナル情報を格納装置308から取
り出し、即時に表示できる。ここではエラー表示となっ
ている駅3:電車プロセスと駅3電車ドアプロセスの詳
細ジャーナルを表示し確認している。この詳細ジャーナ
ルを見る限りにおいては、ドアセンサの反応が終了しな
いためドアを閉められなかったことが読み取れる。即ち
乗降客が多いための結果であると判断できる。また、先
例と同様に図18のジャーナル情報を動作条件として用
いれば、次に電車を起動させて出力したジャーナル情報
と詳細部まで比較検証できるため、より細かな動作チェ
ックが可能である。
【0025】以上に示したような本発明のジャーナル取
得解析装置を用いれば、例えば同じ曜日の同じ時間帯を
複数回検証することにより、時間帯による各駅の停車時
間の変更調査がスムーズに行えるようになり、刻々と変
化する乗客数に対する列車運行の時間制御をより正確に
行えるようになる。また、帰省シーズン・行楽シーズン
の過去の解析結果を元に、電車の運行状況が事前に予測
可能となり、スムーズな列車運行管理が行えるようにな
る。
【0026】なお、以上の説明では、ジャーナル定義組
み込み装置200において、ユーザがジャーナル定義部
201によりジャーナル定義を行ってこれを予めその格
納装置202に格納しておくものとしたが、部分的ある
いは全面的にユーザによるジャーナル定義を省く方法も
可能である。その1つは、プログラムの適当なまとま
り、例えばプロセス毎、ジョブ毎といったプログラム単
位毎に、その始めと終わりはOSにより認識されている
から、OSがそうした始まりと終わりを取り出しそこへ
該当するジャーナルを自動的に設定するものである。
【0027】また、別の方法は、定義されて動作条件格
納装置302に格納された動作条件から自動的にジャー
ナルポイントを決めるものである。この具体的な方法と
しては、動作条件格納装置302に格納された動作条件
の内容をジャーナル定義変更部309で解析し、ジャー
ナル定義格納装置202に格納することである。図5に
示してある従業員名簿作成プログラムの場合には、その
動作条件を元に、ジャーナル定義変更部309では、プ
ログラムAからプログラムBは「新・検索」という条件
で起動され、プログラムBからプログラムCは「新」・
プログラムDは「検索」という条件でそれぞれ起動され
ることを認識する。そしてこの認識に基づいて起動の条
件で“queue”が自動作成され、起動するからには停止
することをふまえ、停止条件である“stop”、“abor
t”が自動生成される。組み込み条件には無条件に「動
作前」が定義され、図4のようなジャーナル定義格納テ
ーブルがジャーナル定義格納装置202に作成される。
これを元にジャーナル定義部203が各プログラムにジ
ャーナルを組み込む。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、予めプログラムの起動
要因・動作順序・動作時間を定義しておき、これと取得
したジャーナル情報とを自動的に比較・解析してビジュ
アルに表示できる。従って種々のプログラム動作・性能
に関わるトラブル情報の確認が容易となり、トラブル対
策が効率的に行える。また、どのようなジャーナル情報
を取得するかの設定も容易になる。さらに、取得したジ
ャーナル情報を動作条件とみなしてプログラム変更後等
に取得したジャーナル情報と比較することで、プログラ
ム変更等の変化の影響を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるジャーナル取得解析装置の構成例
を示すブロック図である。
【図2】従業員名簿作成・検索プログラムの例を示す流
れ図である。
【図3】図2のプログラム動作時に表示される画面の例
である。
【図4】リアルタイムOSでの計算機システムアーキテ
クチャに対応したジャーナル定義定義格納テーブルの説
明図である。
【図5】従業員名簿作成検索プログラムの動作条件を定
義した図である。
【図6】図5の定義を表示したプログラム構成図であ
る。
【図7】図2のプログラム実行時に取得したジャーナル
情報の例である。
【図8】図7の結果と動作条件を比較検証した結果を示
す図である。
【図9】図7の結果を動作条件としての定義した図であ
る。
【図10】電車運行状態を示す図である。
【図11】図10の運行に関する動作条件を定義した図
である。
【図12】図11の定義を表示したプロセス構成図であ
る。
【図13】図10の運行時に取得したジャーナル情報の
例である。
【図14】図13の結果と動作条件を比較検証した結果
を示す図である。
【図15】電車運行状態の別の例を示す図である。
【図16】図15の運行に関する動作条件を定義した図
である。
【図17】図16の定義を表示したプロセス構成図であ
る。
【図18】図15の運行時に取得したジャーナル情報の
例である。
【図19】図18の結果と動作条件を比較検証した結果
を示す図である。
【符号の説明】
100 計算機 101〜105 プログラム 106 ジャーナル取得部 107 ジャーナル情報格納装置 200 ジャーナル定義組み込み装置 201 ジャーナル定義部 202 ジャーナル定義格納装置 203 ジャーナル組み込み部 300 ジャーナル取得解析装置 301 動作条件定義部 302 動作条件格納装置 303 動作条件作成部 304 動作条件解析部 305 動作比較検証部 306 ジャーナル編集部 307 プログラム動作表示部 308 編集結果ジャーナル格納装置 309 ジャーナル定義変更部 400、401 端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解析対象プログラムを構成する処理単位
    のうち、どの処理単位がどの処理要因で起動されたとき
    にその処理単位の始点あるいは始点と終点とにジャーナ
    ルポイントを設定するかをユーザが定義して格納してお
    くためのジャーナル定義格納手段と、 この手段により定義されたプログラムのジャーナルポイ
    ントを検出してその位置へジャーナルを組み込むための
    ジャーナル組み込み手段と、 前記処理単位毎に、その起動要因と起動要因対応の予想
    動作時間及び次に起動する起動処理単位とその起動要因
    をユーザが定義し格納するための動作条件定義格納手段
    と、 解析対象プログラム実行時に前記ジャーナル組み込み手
    段により組み込まれたジャーナルにより出力されたジャ
    ーナル情報を取得し格納するためのジャーナル情報取得
    格納手段と、 この手段により取得格納されたジャーナル情報と前記動
    作条件定義格納手段に格納された動作条件とをそれぞれ
    解析編集して比較し、その比較結果をユーザに表示する
    ための比較表示手段と、 を備えたことを特徴とするジャーナル取得解析装置。
  2. 【請求項2】 解析対象プログラムを構成する処理単位
    の始点と終点をジャーナルポイントとして検出し、その
    位置へジャーナルを組み込むためのジャーナル組み込み
    手段と、 前記処理単位毎に、その起動要因と起動要因対応の予想
    動作時間及び次に起動する起動処理単位とその起動要因
    をユーザが定義し格納するための動作条件定義格納手段
    と、 解析対象プログラム実行時に前記ジャーナル組み込み手
    段により組み込まれたジャーナルにより出力されたジャ
    ーナル情報を取得し格納するためのジャーナル情報取得
    格納手段と、 この手段により取得格納されたジャーナル情報と前記動
    作条件定義格納手段に格納された動作条件とをそれぞれ
    解析編集して比較し、その比較結果をユーザに表示する
    ための比較手段と、 を備えたことを特徴とするジャーナル取得解析装置。
  3. 【請求項3】 解析対象プログラムを構成する処理単位
    毎に、その起動要因と起動要因対応の予想動作時間及び
    次に起動する起動処理単位とその起動要因をユーザが定
    義し格納するための動作条件定義格納手段と、 この手段により定義された動作条件からジャーナルポイ
    ントを自動生成してその位置へジャーナルを組み込むた
    めのジャーナル組み込み手段と、 解析対象プログラム実行時に前記ジャーナル組み込み手
    段により組み込まれたジャーナルにより出力されたジャ
    ーナル情報を取得し格納するためのジャーナル情報取得
    格納手段と、 この手段により取得格納されたジャーナル情報と前記動
    作条件定義格納手段に格納された動作条件とをそれぞれ
    解析編集して比較し、その比較結果をユーザに表示する
    ための比較表示手段と、 を備えたことを特徴とするジャーナル取得解析装置。
  4. 【請求項4】 前記比較表示手段は、前記取得されたジ
    ャーナル情報と前記定義された動作条件とが一致しない
    処理単位と一致する処理単位とを区別して図示する機能
    と、処理単位を示す図形を指示手段で指示したときに当
    該処理単位に関する前記ジャーナル情報を表示する機能
    とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の内の1つに
    記載のジャーナル取得解析装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャーナル情報取得格納手段は、解
    析対象プログラムが複数台の計算機にネットワークを介
    して分割して搭載されている場合に、前記ジャーナル情
    報をネットワークを介して1つの計算機に集約して格納
    する集約手段を有していることを特徴とする請求項1〜
    3の内の1つに記載のジャーナル取得解析装置。
  6. 【請求項6】 解析対象プログラムに組み込むジャーナ
    ルを複数のグループに分割するとともに、前記ジャーナ
    ル情報取得手段は、前記ジャーナルのグループ毎に当該
    ジャーナルにより得られたジャーナル情報を分類して格
    納することを特徴とする請求項1〜3の内の1つに記載
    のジャーナル取得解析装置。
JP10289661A 1998-10-12 1998-10-12 ジャーナル取得解析装置 Pending JP2000122901A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075061A1 (ja) * 2003-02-24 2004-09-02 Intellasset, Inc. システム性能測定分析装置
US6983268B2 (en) 2001-01-12 2006-01-03 Hitachi, Ltd. Log analyzing method, execution apparatus for the same, and recording medium for recording process program thereof

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