JP2000122767A - 同室感を持つ共有空間作成方法及び装置ならびに通信システム - Google Patents

同室感を持つ共有空間作成方法及び装置ならびに通信システム

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JP2000122767A
JP2000122767A JP29207798A JP29207798A JP2000122767A JP 2000122767 A JP2000122767 A JP 2000122767A JP 29207798 A JP29207798 A JP 29207798A JP 29207798 A JP29207798 A JP 29207798A JP 2000122767 A JP2000122767 A JP 2000122767A
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shared space
room
photographing
plate
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JP29207798A
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Yasunari Harada
康徳 原田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた部屋が同じ部屋であるかのような錯覚
を起こさせる同室感を持つ共有空間を作成する。 【解決手段】 第1の平板の文字、図形などが書かれた
表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮影
し、その撮影された映像を第2の平板の上に投影し、第
2の平板の文字、図形などが書かれた表面と、該第2の
平板の手前の人物、物体などを撮影し、その撮影された
映像を第1の平板の上に投影して前記第1の平板及び第
2の平板のそれぞれの表面ならびにその手前に共有空間
を作り出す同室感を持つ共有空間作成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同室感を持つ共有
空間作成方法及び装置ならびに通信システムに関し、特
に、離れた部屋が同じ部屋であるかのような錯覚を起こ
させる同室感を持つ共有空間作成に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔会議システムは、図14に示
すように、参加者の顔を撮影する顔撮影用カメラ111
1と、遠隔地から送られてきた画像を再生するテレビ1
112とで構成されている。さらに、図15に示すよう
に、手元の資料やそこでの手ぶりを撮影する書画撮影用
カメラ1113を付加的に使用する。この場合、顔を撮
影する顔撮影用カメラ1111と書画撮影用カメラ11
13とを切替スイッチ1114で切り替える。
【0003】このような遠隔会議システムの臨場感を高
めるために、図16に示すように、テレビ画面101
1,2011のサイズを大きく、高解像度にした高臨場
感通信システムがある。
【0004】また、図17に示すように、テレビ画面1
011,2011の上に文字を書くことができ、画像を
相手側に反転して表示させるようにすることで、相手の
顔、テレビ画面1011,2011上の文字、視線の一
致を実現した、クリアボード(clearboard)(文献1:C
ommun.ACM,Vol.37,No.8,August 1994,83-97 参
照)という装置を使用した遠隔会議システムがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の図14、図15、図16で示されるようなシステム
では、相手側の空間とこちら側の空間が壁によって仕切
られている。そのため、相手側の領域に、入り込むとい
った感覚を作り出せない。さらに、相手側にあるものは
間接的にしか参照することができない。
【0006】図17に示す遠隔会議システムでは、画面
に書かれた文字に関しては両者が直接参照することがで
きるが、相手側の物は左右反転しているため、本の表紙
を相手に見せるといった場合、表紙が左右反転して見え
てしまう。
【0007】図14、図15、図16による遠隔会議シ
ステムでは、臨場感を保ったまま、多地点への拡張が難
しく、3地点くらいが限界である。図17によるシステ
ムでは2地点の通信しかできない。
【0008】本発明の目的は、離れた部屋が同じ部屋で
あるかのような錯覚を起こさせる同室感を持つ共有空間
を作成することが可能な技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、手書の文字、物、表
情、視線、見振りといったような表現形態の継目のない
組合せが可能な技術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、様々な通信メディア
(コンピュータ画面、遠隔操作ロボットなど)との継目
のない組合せが可能な技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、動的に参加者が変化
する場合、画面の継目のない表現形態で表示することが
可能な技術を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、普段の生活とその表
現形態を通信で表示する場合、普段の生活と通信による
表現とのギャップを低減することが可能な技術を提供す
ることにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0015】(1)第1の平板の文字、図形などが書か
れた表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮
影し、その撮影された映像を第2の平板の上に投影し、
第2の平板の文字、図形などが書かれた表面と、該第2
の平板の手前の人物、物体などを撮影し、その撮影され
た映像を第1の平板の上に投影して前記第1の平板及び
第2の平板のそれぞれの表面ならびにその手前に共有空
間を作り出す同室感を持つ共有空間作成方法である。 (2)前記共有空間作成処理手順を複数組有する共有空
間作成方法である。
【0016】(3)第1の地点に設置されている第1の
平板の文字、図形などが書かれた表面と、該第1の平板
の手前の人物、物体などを撮影し、その撮影された映像
を通信線を介して第2の地点に送信して第2の地点に設
置されている第2の平板の上に投影し、第2の平板の文
字、図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の
人物、物体などを撮影し、その撮影された映像を通信線
を介して第1の地点に送信して第1の平板の上に投影
し、前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表面な
らびにその手前に共有空間を作り出す同室感を持つ共有
空間通信方法である。 (4)前記共有空間作成処理手順を複数組有する共有空
間通信方法である。
【0017】(5)第1の平板の文字、図形などが書か
れた表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮
影する第1の撮影手段と、その撮影された映像を第2の
平板の上に投影する第1の投影手段と、第2の平板の文
字、図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の
人物、物体などを撮影する第2の撮影手段と、その撮影
された映像を前記第1の平板の上に投影する第2の投影
手段と、前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表
面ならびにその手前に共有空間を作り出す手段を具備し
てなる同室感を持つ共有空間作成装置である。 (6)前記(5)の同室感を持つ共有空間作成装置にお
いて、前記共有空間作成手段を複数組設けてなる共有空
間作成装置である。
【0018】(7)第1の平板の文字、図形などが書か
れた表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮
影する第1の撮影手段と、その撮影された映像を通信線
を介して第2の地点に送信する第1の送信手段と、第2
の地点に設置されている前記第1の平板の映像を受信す
る第1の受信手段と、その受信された受信映像を第2の
平板の上に投影する第1の投影手段と、第2の平板の文
字、図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の
人物、物体などを撮影する第2の撮影手段と、その撮影
された映像を通信線を介して第1の地点に送信する第2
の送信手段と、この送信された映像を前記第1の平板の
上に投影する第2の投影手段と、前記第1の平板及び第
2の平板のそれぞれの表面ならびにその手前に共有空間
を作り出す手段を具備してなる同室感を持つ共有空間通
信システムである。 (8)前記共有空間作成手段を複数組具備してなる共有
空間通信システムである。
【0019】(9)第1の地点に設置されている第1の
平板の文字、図形などが書かれた表面と、該第1の平板
の手前の人物、物体などを撮影する第1の撮影手段と、
その撮影された映像を通信線を介して第2の地点に送信
する第1の送信手段と、第2の地点に設置されている前
記第1の平板の映像を受信する第1の受信手段と、その
受信された受信映像を第2の平板の上に投影する第1の
投影手段と、第2の平板の文字、図形などが書かれた表
面と、該第2の平板の手前の人物、物体などを撮影する
第2の撮影手段と、その撮影された映像を通信線を介し
て第1の地点に送信する第2の送信手段と、この送信さ
れた映像を前記第1の平板の上に投影する第2の投影手
段と、前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表面
ならびにその手前に共有空間を作り出す手段を具備して
なる同室感を持つ遠隔会議システムである。
【0020】(10)前記共有空間作成手段を複数組具
備してなる遠隔会議システムである。 (11)前記共有空間を作り出す手段は、前記第1及び
第2のそれぞれの平板上に偏光の向きを保存する反射面
が設けられ、その上に第1の偏光板が設けられ、前記第
1及び第2のそれぞれの撮影手段の前には前記第1の偏
光板とは直交した向きの第2の偏光板が設けられ、前記
第1及び第2のそれぞれの投影手段の前には前記第1の
偏光板と同じ向きの第3の偏光板が設けられてなる。
【0021】(12)前記投影手段は、背面投射型のデ
ィスプレイであって、その表面に偏光板が設けられてな
る。例えば、プラズマディスプレイなどの平面ディスプ
レイである。
【0022】(13)本発明の共有面は、前記平面の表
面に書かれた文字、図形、平面の手前にある人物、物体
などを相手の平面に映し出すことで、平面の表面及びそ
の手前に共有空間を作り出すものである。
【0023】(14)2組の共有面を直垂に向かい合せ
て設置する。 (15)3面の壁と机の上に前記共有面を設置する。 (16)2台のコンピュータの画面を前記共有面として
用いる。 (17)前記共有面を設置し同室感部屋の壁の一部に、
離れた人と自分とが1枚の鏡に写すことが可能なハイパ
ーミラーを用いる。 (18)大型ファインダ付きカメラを三脚の上に取り付
け、それぞれの部屋に設置する。 (19)共有面を移動可能なスクリーンで構成する。 (20)共有面とテレビ電話とを組み合せて使用する。
【0024】以下に、本発明の原理を説明する。前述し
た本発明の目的を達成するためには、離れた地点にいる
人物が、あたかも同じ場所にいるかのような鎖覚を生じ
させることが必要である。その一例がSF映画に見られ
るようなホログラムによる通信であろう。離れた人や物
体が立体的に空間に浮かび、あたかもその位置に居るか
のような鎖覚を起こさせる。
【0025】仮に、将来このようなホログラム技術が実
現されたとしても、通信の対象性という問題は存在す
る。AとBの2つの部屋に、他方の部屋にいる人物の像
が立体的に映されているとしよう。ここで、部屋Aにい
る人物が部屋Aにある物体(例えばテーブル、壁のポス
タなど)を介した行動をしたとき、それは部屋Bにいる
人にとってどのように見えるべきであろうか。当然、そ
の行動の対象となる物体も映されなければならないだろ
う。同じことを部屋Bにある物体に対して考えると、最
終的には、「2つの部屋は同じ大きさで、物体が同じ位
置に設置されている」必要があることになる。
【0026】ここで、考えておかなければならないの
は.人物の像を立体的に投影することよりも、2つの離
れた部屋が重なって感じるという鎖覚をいかに作り出す
かいう問題なのである。その一部として人物の像の投影
の技術が必要なのである。
【0027】離れた部屋が同じ部屋であるかのような感
覚をここでは同室感と呼ぶことにする。ある部屋に入る
ことで、離れた地点の部屋(複数の場合も可)にいる人
物や物などと、距離や空間の仕切壁を感じることなく、
一つの部屋であるかのように扱いうえるということであ
る。
【0028】このような共有空間を実現する研究の一つ
の流れは、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)
を用いた仮想空間によるものであろう。しかし、我々は
HMDとは異なるアプローチをとりたい。その理由は、
普段の生活とのギャップを少なくさせたいからである。
本発明は、人体には何も装着させずに、部屋の仕掛けだ
けで、同室感を作り出すことを目標とし、同室感を与え
る通信(同室感通信)の概念を提案するものである。
【0029】現在、映像を結像させる技術の中で、我々
が簡単に使用することができるものは、平面に映し出す
ことである。そこで、平面を組み合わせることで、同室
感部屋を作る。
【0030】すなわち、本発明の基体的な概念は、例え
ば、図1に示すように、部屋(Room)Aでホワイトボ
ード101をカメラ102で撮影し、その撮影した映像
情報を部屋A10に設置されている送信手段でネットワ
ーク(通信線)200を介して部屋B20に設置されて
いる受信手段に送信し、その受信された映像情報を部屋
Bのホワイトボード201にプロジェクタ203で映し
出す。同様に部屋B20でホワイトボード201をカメ
ラ202で撮影し、その映像情報を部屋B20に設置さ
れている送信手段でネットワーク(通信線)200を介
して部屋A10に設置されている受信手段に送信し、そ
の受信された映像情報を部屋Aのホワイトボード101
にプロジェクタ103で映し出す。
【0031】これにより、双方のホワイトボード10
1、201に書かれた文字W、ホワイトボード101、
201の前に立った人物A、Bは他方に映し出される。
これで、ホワイトボード101、201の手前の空間が
遠隔地との共有空間となる。図1では、部屋Aに人物B
が、部屋B20に人物Aがそれぞれいるが、互のホワイ
トボード101、201に映し出される。本来、空間に
結像されなければならない像も、面に近似して映してい
るので、像は面から離れるほど誤差が大きくなる(相手
には巨大に映る)。
【0032】このホワイトボード101、201、カメ
ラ102、202、プロジェクタ102、202に上り
作られる壁(映像壁)を共有面と呼ぶ。すなわち、本発
明の共有面は、平面の表面に書かれた文字、図形、平面
の手前にある人物、物体などを相手の平面に映し出すこ
とで、平面の表面及びその手前に共有空間を作り出すも
のである。このように、簡単な画像合成をすることによ
り、3地点以上を結ぶ共有も可能となる。
【0033】従来のテレビ電話が提供してきた機能を一
言で述べると、遠隔地を覗くことができる窓を作り出し
たと言える。特に、前記文献1に記載される遠隔会議シ
ステムでは、窓の上に書かれた文字、置かれた物体を共
有させるために、窓の向う側の像を鏡像にしている。
【0034】本発明の「共有面」と前記従来の「覗き
窓」との違いを以下に比較する。
【0035】(1)「覗き窓」では、空間を面で仕切
り、各空間を地点に結び付ける。また、多地点による通
信は、空間の仕切りる形状が重要になってくる。そのた
め、実用的には、3地点くらいが限界である。これに対
して、本発明の「共有面」では、空間を重ねる考えであ
るので、理論上は地点数の限界はない。
【0036】(2)「覗き窓」では、相手との自分の空
間を意識しなければならない(相手の空間にあるものは
「それ」、自分の空間にあるものは「これ」と指示して
しまう)。これに対して、本発明の「共有面」では、空
間の違いは意識しない(どちらの空間でも「これ」又は
「それ」で指示する)。
【0037】(3)「覗き窓」では、相手の空間との境
界上にしか設置できず、他の面上の「覗き窓」との組合
せは難しい。これに対して、本発明の「共有面」は別の
面上の「共有面」との組合せで、共有空間として臨場感
を高めることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態(実施例)を詳細に説明する。
【0039】本実施形態を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0040】(実施形態1)図2は本発明の実施形態
(実施例)1の共有空間作成装置の概略構成を説明する
ための模式図である。
【0041】本実施形態(実施例)1の共有空間作成装
置は、図2に示すように、部屋A10に設置されている
ホワイトボード(また、スクリーンでもよい)101
と、このホワイトボード101の表面に書かれた文字、
図形、及びホワイトボード101の手前にある人物、物
体などを撮影するためのカメラ102と、そのカメラ1
02で撮影された映像情報を通信線300を介して部屋
B20に設置されている受信手段205に送信するため
の部屋A10に設置されている送信手段104と、前記
受信手段205で受信された映像情報を部屋B20のホ
ワイトボード(また、スクリーンでもよい)201に映
し出すためのプロジェクタ(投影手段)203と、同様
に、部屋B20に設置されているホワイトボード201
と、このホワイトボード201の表面に書かれた文字、
図形、及びホワイトボード201の手前にある人物、物
体などを撮影するためのカメラ202と、そのカメラ2
02で撮影された映像情報を通信線300を介して部屋
A10に設置されている受信手段105に送信するため
の部屋B20に設置されている送信手段204とを具備
している。
【0042】本実施形態(実施例)1の共有空間作成装
置の動作は、前記部屋A10に設置されているホワイト
ボード101の表面に書かれた文字、図形、及びホワイ
トボード101の手前にある人物、物体などをカメラ1
02で撮影し、その撮影された映像情報を送信手段10
4で通信線300を介して部屋B20の受信手段205
に送信し、受信手段205で受信された映像情報を部屋
B20のホワイトボード201にプロジェクタ203で
映し出す。
【0043】同様に、部屋B20でホワイトボード20
1の表面に書かれた文字、図形、及びホワイトボード1
01の手前にある人物、物体などをカメラ202で撮影
し、そのカメラ202で撮影された映像情報を部屋B2
0に設置されている送信手段204で通信線300を介
して部屋A10の受信手段105に送信し、受信手段1
05で受信された映像情報を部屋A10のホワイトボー
ド101にプロジェクタ103で映し出す。
【0044】これにより、双方のホワイトボード10
1、201の表面に書かれた文字、図形、及びホワイト
ボード101の手前にある人物、物体などが映し出され
る。これで、ホワイトボード101、201の手前の空
間が両部屋の共有空間となる。前記ホワイトボード10
1、201、カメラ102、202、プロジェクタ10
2、202上に作られる共有空間(共有壁)を共有面と
呼ぶ。すなわち、本発明の共有面は、平面の表面に書か
れた文字、図形、及び該平面の手前にある人物、物体な
どを相手の平面に映し出すことにより、当該平面の表面
及びその手前に共有空間を作り出すものである。このよ
うに、簡単な画像合成をすることにより、3地点以上を
結ぶ共有も可能となる。
【0045】前記プロジェクタ103、203を用いて
映像を高いコントラストで投影するためには、部屋A1
0、部屋B20を暗くする必要がある。一方、カメラ1
02、202の撮影を高いコントラストで行うために
は、部屋A10、部屋B20を明るくする必要がある。
投影される映像にとっての「黒」はホワイトボード(ス
クリーン)101、201の白である。つまり、ホワイ
トボード(スクリーン)101、201上のコントラス
トの半分をカメラ102、202の撮影に、残りの半分
を映像の投影に使用することになる。部屋A10、部屋
B20の照明を変化させることはその割合を変化させる
だけで、本質的な解決にはならない。これらの問題を解
決するために、本実施形態1では、偏光フィルタを用い
た特殊なホワイトボード(スクリーン)101、201
を作成した。
【0046】この特殊なホワイトボード(スクリーン)
101、201では、図3に示すように、ボードの反射
塗料(反射面)101A、201Aとして、金属系の塗
料を用いた。これは、反射した光の偏光の向きを保存さ
せるためである。高分子系の塗料(多くのホワイトボー
ドで使用されているビニール系のもの)では偏光は保存
されない。そして、ホワイトボード(スクリーン)10
1、201の表面は文字を書いたり、消したりすること
ができるようになっている。
【0047】このような構成することにより、プロジェ
クタ103、203からの光と偏光の向きが一致してい
るので、ホワイトボード(スクリーン)101、201
で光は全て反射させる。しかし、室内の環境光は様々な
向きの偏光が混ざっているために半分の光だけ反射され
る。つまり、人間の目からはスクリーンは灰色に見え
る。これにより、明るい室内でも高い映像のコントラス
トが得られる(市販されている偏光スクリーンの特
徴)。一方、カメラ102、202にとっては、ホワイ
トボード(スクリーン)101、201とは直交する光
だけを受け入れるので、ホワイトボード(スクリーン)
101、201は「黒」に見え、プロジェクタ103、
203が映した映像も撮影されない。一方、ホワイトボ
ード(スクリーン)101、201では、文字が白く書
かれ、人物は明るい部屋のため、高いコントラストでカ
メラ102、202に撮影される。
【0048】前記ホワイトボード101、201の上に
前記共有面を実装する方法は、図3に示すように、前記
ホワイトボード101には偏光の向きを保存する反射塗
料(反射面)101Aが塗られ、その上に第1の偏光板
101Bが貼られる。前記カメラ102の前にはホワイ
トボード101の第1の偏光板101Bとは直交した向
きの第2の偏光板102Cが設置され、前記プロジェク
タ103の前にはホワイトボード101の第1の偏光板
101Bと同じ向きの第3の偏光板103Dが設置され
る。
【0049】同様に、前記ホワイトボード201には偏
光の向きを保存する反射塗料(反射面)201Aが塗ら
れ、その上に第1の偏光板201Bが貼られる。前記カ
メラ202の前にはホワイトボード201の第1の偏光
板201Bとは直交した向きの第2の偏光板202Cが
設置され、前記プロジェクタ203の前にはホワイトボ
ード201の第1の偏光板201と同じ向きの第3の偏
光板203Dが設置される。
【0050】前記共有面を有するホワイトボード(スク
リーン)101、201を複数組用意して、部屋の壁、
机の上などに設置する。前記ホワイトボード(スクリー
ン)101、201の上には、顔料型のペンで文字を書
くことができる。これらの文字は相手のホワイトボード
(スクリーン)101、201の上に映し出される。こ
れによって、プロジェクタ103、203によって映し
出された映像がカメラ102、202に撮影されるのを
防ぐとともに、ホワイトボード(スクリーン)101、
201上の映像のコントラストを向上させることができ
る。
【0051】プロジェクタ(投影手段)103、203
としては、例えば、背面投射型のディスプレイを用い、
その表面に偏光板を設ける。
【0052】(実施形態2)図4は本発明の実施形態
(実施例)2の共有空間作成装置の概略構成を説明する
ための模式図である。
【0053】本実施形態(実施例)2の共有空間作成装
置は、図4に示すように、一組の共有面301、401
(例えば、実施形態1のホワイトボードでもよい)を垂
直に設置して、その手前で会話をしている実施例であ
る。共有面301、401の上では、両者が共有面30
1、401の上に書かれた文字、その手前での手振り、
表情、物体などを見ながら自由に会話できる。
【0054】また、二組の垂直な共有面301、401
を向かい合せに設置して、それぞれの共有面301、4
01の前に人が座ることにより、対面型テレビ電話が実
現できる。また、それぞれの人の背後の共有面301、
401には文字を書くことが可能である。ここで重要な
ことは相手側の共有面に移動させることにより、相手が
書いた文字に情報を付け加えたり、それを直接指し示す
動作などが可能である。
【0055】(実施形態3)図5は本発明の実施形態
(実施例)3の共有空間作成装置の概略構成を説明する
ための模式図である。
【0056】本実施形態(実施例)3の共有空間作成装
置は、図5に示すように、複数組の共有面301〜30
4と共有面401〜404により、部屋の共有を行って
いる実施例である。ここでは、3組の共有面301〜3
03、401〜403は垂直な壁に設置され、1組の共
有面304と404は机の上に設置されている。どの共
有面の上でも、文字、人物、物などが共有される。離れ
た人物が向かいあった面の前で座ることで、対面型の会
議も可能となる。
【0057】また、机の上に設置している共有面304
及び404は、壁に設置されている共有面301〜30
3、401〜403よりも相対的に小さくなるので、そ
れだけ分解能を高くでき、小さな文字などの共有に適し
ている。共有面301〜303、401〜403上の像
に加えて共有面304及び404上の像(例えば、手の
像)は、より臨場感の高い同室感に役立つ。また、部屋
の中心は共有することができないから、机には人が入り
込むことができない空間を作り出すという意味もある。
【0058】(実施形態4)図6は本発明の実施形態
(実施例)4の共有空間作成装置を用いた同室感を持つ
共有空間通信システムの概略構成を説明するための模式
図である。
【0059】本実施形態(実施例)4の共有空間通信シ
ステムは、図6に示すように、離れた人が同じコンピュ
ータを操作しているような錯覚を与える実施例である。
2台のコンピュータ301A、401Aを通信線300
を介して接続し、コンピュータ301A、401Aの表
示装置及び入力装置301B、401Bをそれぞれの部
屋A10、部屋B20の同じ位置に設置する。さらに、
それぞれのコンピュータ301A、401Bが同じ画像
を表示装置に表示し、それぞれの入力装置301B、4
01Bが両方のコンピュータ301A、401Bを制御
するようなプログラムを走らせる。これによって、一台
のコンピュータを介して会話をしているような錯覚を得
ることができる。
【0060】すなわち、部屋A10に設置されたコンピ
ュータ301Aの表示装置の画面に書かれた文字、図形
などの映像を通信線300を介して部屋B20に設置さ
れたコンピュータ401Aに送信し、当該コンピュータ
401Aの表示装置に表示する。
【0061】同様に、部屋B20に設置されたコンピュ
ータ401Aの表示装置の画面に書かれた文字、図形な
どの映像を通信線300を介して部屋A10に設置され
たコンピュータ301Aに送信し、当該コンピュータ3
01Aの表示装置に表示する。 さらに、チーム・ワー
ク・ステーション(Team Work Station)のような画像
合成の技術を用いて、コンピュータの表示装置の画面上
の手の動きを相手のコンピュータの表示装置の画面上に
合成することができるので、より共有感を高めることが
できる。
【0062】(実施形態5)図7は本発明の実施形態
(実施例)5の遠隔会議システムの概略構成を説明する
ための模式図である。
【0063】本実施形態(実施例)7の遠隔会議システ
ムは、図7に示すように、多地点に共有面501、50
2、503、504がそれぞれ設置される。各地点のカ
メラ501A、502A、503A、504Aで撮影さ
れた画像は、通信線300で画像合成装置600(一箇
所)に集められて画像合成される。この合成された画像
は、通信線300を通して各地点に設置されているプロ
ジェクタ501B、502B、503B、504Bに送
信される。受信された合成画像は、各々のプロジェクタ
501B、502B、503B、504Bより多地点に
設置されている各々の共有面501、502、503、
504上に映し出される。画像合成は、RGBの明るさ
の加算でよい。これにより、全ての地点の人物が一箇所
の部屋の集まっているかのような錯覚を起こさせること
ができる。このように構成することにより、遠隔会議シ
ステムが実現できる。
【0064】(実施形態6)図8に示すように、本発明
の実施形態(実施例)6における、インタッチ(intouc
h)や力学的フィードバックを備えた装置(例えば、遠隔
操作ロボット)305、405のような触覚による通信
メディアは、同室感通信部屋の同じ位置に設置すること
で、より高い臨場感を得ることができる。重要なこと
は、それらのメディアの空間上の座標が一致しているこ
とである。「覗き窓」型の通信では、遠隔操作から抜け
出すのは難しい。
【0065】(実施形態7)図9に示すように、本発明
の実施形態(実施例)7における、ハイパーミラー(H
yper Mirror)306、406は、離れた人と自分とが
1枚の鏡に写すことができ、それにより相手との一体感
を高めようとするものである。この技術は、我々の共有
面の技術と相補的な役割を持つであろう。共有面を設置
した同室感部屋の壁の一部に鏡を設置したとすると、そ
れはハイパーミラーでなければならない。図9におい
て、A1、B1はそれぞれ鏡像である。
【0066】共有面だけでは、部屋の内側に死角が生じ
るところがあるが、鏡を利用することで、部屋の内側
が、鏡を通して見ることができる。これは映画の中で鏡
を使って臨場感を向上させるようとするカメラの技法に
も見ることができる。
【0067】(実施形態8)本発明の実施形態(実施
例)8は、図10に示すように、大型ファインダ付きカ
メラ307、407を三脚の上に取り付け、それぞれの
部屋に設置する。各部屋にある大型ファインダ付きカメ
ラ307、407は遠隔操作によって常に同じアング
ル、同じ倍率で捉えるようにする。カメラ307、40
7から捉えられた画像は、画像合成をして、それぞれの
ファインダに送られる。そのカメラ307、407のフ
ァインダを通して見ることで、部屋の死角を自由に見渡
すことができる。
【0068】(実施形態9)本発明の実施形態(実施
例)9は、本発明において、図11に示すように、投影
方法を特定したものである。例えば、ホロ壁(Holo W
all)及び床308、408にホロ壁のような影を投影
すると人物の位置をより正確に伝えることができる。
【0069】(実施形態10)本発明の実施形態(実施
例)10は、図12に示すように、本発明において、図
12に示すように、撮影される平板及び投影を行うため
の平板として、移動可能な吊りスクリーン110、21
0を用いたものである。部屋の中にいる人物を正確に投
影するためには、人物が立っている位置に吊りスクリー
ン110、210の形状を人物の外形に近付ける。これ
は、3D CGで、大まかな形状のポリゴンとその表面
のテクスチャーマッピングの技術と似ている。MIT
Media LabのTalking Headsは、顔の形状をしたディ
スプレイとそれに表示される表情とで、実際の人物がそ
こに存在するように見える。図12において、111、
211は位置センサである。
【0070】(実施形態11)本発明の実施形態(実施
例)11は、図13に示すように、本発明において、テ
レビ電話112、212とカメラ102、202をそれ
ぞれ各部屋に配置し、共有面101、201と組み合わ
せて用いる。このようにすることにより、より高い臨場
感を得ることができる。
【0071】以上、本発明を実施形態(実施例)に基づ
き具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態(実施
例)に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更し得ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0073】(1)離れた部屋が同じ部屋であるかのよ
うな錯覚を起こさせる同室感共有空間を作成することが
できる。
【0074】(2)離れた部屋が同じ部屋であるかのよ
うな錯覚を起こさせる画像通信ができる。
【0075】(3)手書の文字、物、表情、視線、見振
りといったような表現形態の継目のない組合せが可能な
同室感共有空間を作成することがことができる。
【0076】(4)様々な通信メディア(コンピュータ
画面、遠隔操作ロボットなど)との継目のない組合せが
可能な同室感共有空間を作成することができる。
【0077】(5)動的に参加者が変化する場合、画面
の継目のない表現形態で表示することができる。
【0078】(6)普段の生活とその表現形態を画像通
信で表示する場合、普段の生活と通信による表現とのギ
ャップを低減することができる。
【0079】(7)様々な装置を組み合わせることでよ
り高い臨場感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による共有空間(同室感を持つ空
間)作成方法の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態1の共有空間作成装置の概略
構成を説明するための模式図である。
【図3】本実施形態1の共有空間作成装置における共有
面の実装方法を説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態2の共有空間作成装置の概略
構成を説明するための模式図である。
【図5】本発明の実施形態3の共有空間作成装置の概略
構成を説明するための模式図である。
【図6】本発明の実施形態4の共有空間作成装置を用い
た同室感を持つ共有空間通信システムの概略構成を説明
するための模式図である。
【図7】本発明の実施形態5の遠隔会議システムの概略
構成を説明するための模式図である。
【図8】本発明の実施形態6を説明するための模式図で
ある。
【図9】本発明の実施形態7を説明するための模式図で
ある。
【図10】本発明の実施形態8を説明するための模式図
である。
【図11】本発明の実施形態9を説明するための模式図
である。
【図12】本発明の実施形態10を説明するための模式
図である。
【図13】本発明の実施形態11を説明するための模式
図である。
【図14】従来の遠隔会議システムの概略構成を説明す
るための模式図である。
【図15】従来の別の遠隔会議システムの概略構成を説
明するための模式図である。
【図16】従来の別の遠隔会議システムの概略構成を説
明するための模式図である。
【図17】従来の別の遠隔会議システムの概略構成を説
明するための模式図である。
【符号の説明】 10…部屋A、20…部屋B、101、201…ホワイ
トボード、102、202、501A、502A、50
3A、504A…カメラ、103、203、501B、
502B、503B、504B…プロジェクタ、10
4、204…送信手段、105、205…送信手段、2
00…ネットワーク、300…通信線、101A、20
1A…反射塗料(反射面)、101B、201B…第1
偏光板、102C、202C…第2偏光板、103D、
203D…第3偏光板、301A、401A…コンピュ
ータ、301B、401B…コンピュータの入力装置、
301〜304、401〜404、501〜504…共
有面、600…画像合成装置、305、405…装置
(遠隔操作ロボット)、306、406…ハイパーミラ
ー、307、407…大型ファインダ付きカメラ、30
8、408…ホロ壁及び床、110、210…移動可能
な吊りスクリーン、111、211…位置センサ、11
2、212…テレビ電話、1111…顔撮影用カメラ、
1112…テレビ、1113…書画撮影用カメラ、11
14…切換スイッチ、1011、2011…テレビ画
面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/15 630 G06F 15/62 380 5G435 Fターム(参考) 5B057 AA20 BA02 BA15 CA12 CB12 CE08 5C023 AA27 AA37 CA01 CA05 5C064 AA02 AC01 AC04 AC11 AC12 AC22 AD06 AD13 5C076 AA12 5E501 AA13 AB02 AB20 AC14 AC15 AC34 BA03 BA13 CA02 CB14 EA32 EB16 FA36 FA43 5G435 AA00 BB17 CC11 CC12 DD02 DD06 FF03 FF05 GG46 LL15

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の平板の文字、図形などが書かれた
    表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮影
    し、その撮影された映像を第2の平板の上に投影し、第
    2の平板の文字、図形などが書かれた表面と、該第2の
    平板の手前の人物、物体などを撮影し、その撮影された
    映像を第1の平板の上に投影して前記第1の平板及び第
    2の平板のそれぞれの表面ならびにその手前に共有空間
    を作り出すことを特徴とする同室感を持つ共有空間作成
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の共有空間作成方法にお
    いて、前記共有空間作成処理手順を複数組有することを
    特徴とする共有空間作成方法。
  3. 【請求項3】 第1の地点に設置されている第1の平板
    の文字、図形などが書かれた表面と、該第1の平板の手
    前の人物、物体などを撮影し、その撮影された映像を通
    信線を介して第2の地点に送信して第2の地点に設置さ
    れている第2の平板の上に投影し、第2の平板の文字、
    図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の人
    物、物体などを撮影し、その撮影された映像を通信線を
    介して第1の地点に送信して第1の平板の上に投影し、
    前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表面ならび
    にその手前に共有空間を作り出すことを特徴とする同室
    感を持つ共有空間通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の共有空間通信方法にお
    いて、前記共有空間作成処理手順を複数組有することを
    特徴とする共有空間通信方法。
  5. 【請求項5】 第1の平板の文字、図形などが書かれた
    表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮影す
    る第1の撮影手段と、その撮影された映像を第2の平板
    の上に投影する第1の投影手段と、第2の平板の文字、
    図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の人
    物、物体などを撮影する第2の撮影手段と、その撮影さ
    れた映像を前記第1の平板の上に投影する第2の投影手
    段と、前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表面
    ならびにその手前に共有空間を作り出す手段を具備して
    なることを特徴とする同室感を持つ共有空間作成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の同室感を持つ共有空間
    作成装置において、前記共有空間作成手段を複数組設け
    てなることを特徴とする共有空間作成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の同室感を持つ共
    有空間作成装置において、前記共有空間を作り出す手段
    は、前記第1及び第2のそれぞれの平板上に偏光の向き
    を保存する反射面が設けられ、その上に第1の偏光板が
    設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの撮影手段の前
    には前記第1の偏光板とは直交した向きの第2の偏光板
    が設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの投影手段の
    前には前記第1の偏光板と同じ向きの第3の偏光板が設
    けられてなることを特徴とする共有空間作成装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のうちいずれか1項に記
    載の同室感を持つ共有空間作成装置において、前記投影
    手段は背面投射型のディスプレイであって、その表面に
    偏光板が設けられてなることを特徴とする共有空間作成
    装置。
  9. 【請求項9】 第1の平板の文字、図形などが書かれた
    表面と、該第1の平板の手前の人物、物体などを撮影す
    る第1の撮影手段と、その撮影された映像を通信線を介
    して第2の地点に送信する第1の送信手段と、第2の地
    点に設置されている前記第1の平板の映像を受信する第
    1の受信手段と、その受信された受信映像を第2の平板
    の上に投影する第1の投影手段と、第2の平板の文字、
    図形などが書かれた表面と、該第2の平板の手前の人
    物、物体などを撮影する第2の撮影手段と、その撮影さ
    れた映像を通信線を介して第1の地点に送信する第2の
    送信手段と、この送信された映像を前記第1の平板の上
    に投影する第2の投影手段と、前記第1の平板及び第2
    の平板のそれぞれの表面ならびにその手前に共有空間を
    作り出す手段を具備してなることを特徴とする同室感を
    持つ共有空間通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の同室感を持つ共有空
    間通信システムにおいて、前記共有空間作成手段を複数
    組具備してなることを特徴とする共有空間通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の同室感を持
    つ共有空間通信システムにおいて、前記共有空間を作り
    出す手段は、前記第1及び第2のそれぞれの平板上に偏
    光の向きを保存する反射面が設けられ、その上に第1の
    偏光板が設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの撮影
    手段の前には前記第1の偏光板とは直交した向きの第2
    の偏光板が設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの投
    影手段の前には前記第1の偏光板と同じ向きの第3の偏
    光板が設けられてなることを特徴とする共有空間通信シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のうちいずれか1項
    に記載の同室感を持つ共有空間通信システムにおいて、
    前記投影手段は背面投射型のディスプレイであって、そ
    の表面に偏光板が設けられてなることを特徴とする共有
    空間通信システム。
  13. 【請求項13】 第1の地点に設置されている第1の平
    板の文字、図形などが書かれた表面と、該第1の平板の
    手前の人物、物体などを撮影する第1の撮影手段と、そ
    の撮影された映像を通信線を介して第2の地点に送信す
    る第1の送信手段と、第2の地点に設置されている前記
    第1の平板の映像を受信する第1の受信手段と、その受
    信された受信映像を第2の平板の上に投影する第1の投
    影手段と、第2の平板の文字、図形などが書かれた表面
    と、該第2の平板の手前の人物、物体などを撮影する第
    2の撮影手段と、その撮影された映像を通信線を介して
    第1の地点に送信する第2の送信手段と、この送信され
    た映像を前記第1の平板の上に投影する第2の投影手段
    と、前記第1の平板及び第2の平板のそれぞれの表面な
    らびにその手前に共有空間を作り出す手段を具備してな
    ることを特徴とする同室感を持つ遠隔会議システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の同室感を持つ遠隔
    会議システムにおいて、前記共有空間作成手段を複数組
    具備してなることを特徴とする遠隔会議システム。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載の同室感を
    持つ遠隔会議システムにおいて、前記共有空間を作り出
    す手段は、前記第1及び第2のそれぞれの平板上に偏光
    の向きを保存する反射面が設けられ、その上に第1の偏
    光板が設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの撮影手
    段の前には前記第1の偏光板とは直交した向きの第2の
    偏光板が設けられ、前記第1及び第2のそれぞれの投影
    手段の前にはの第1の偏光板と同じ向きの第3の偏光板
    が設けられてなることを特徴とする遠隔会議システム。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至15のうちいずれか1
    項に記載の同室感を持つ遠隔会議システムにおいて、前
    記投影手段は背面投射型のディスプレイであって、その
    表面に偏光板が設けられてなることを特徴とする遠隔会
    議システム。
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