JP2000122599A - マトリクス型表示装置の駆動回路 - Google Patents

マトリクス型表示装置の駆動回路

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JP2000122599A
JP2000122599A JP10291783A JP29178398A JP2000122599A JP 2000122599 A JP2000122599 A JP 2000122599A JP 10291783 A JP10291783 A JP 10291783A JP 29178398 A JP29178398 A JP 29178398A JP 2000122599 A JP2000122599 A JP 2000122599A
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Hideki Aiba
英樹 相羽
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックの周波数を高くすることなく、蛍光
体の飽和による輝度低下を防止することができるマトリ
クス型表示装置の駆動回路を提供する。 【解決手段】 データ多相化回路500とスキャン多相
化回路60とによって、表示パネル10におけるセルの
それぞれの行を、1フィールドでn回の表示期間に分散
させて走査し、n回の表示期間の間の非表示期間に、他
の行を走査するようにする。n回の表示期間で表示する
データの階調数を、量子化回路54〜57によってそれ
ぞれ低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極電子放出素
子等の電子放出源を用いた表示装置(いわゆるフィール
ドエミッション表示装置)やエレクトロルミネセンス
(以下、ELと略記する)表示装置等のマトリクス型表
示装置の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】マトリクス型表示装置としては、冷陰極
電子放出素子を用いたフィールドエミッション表示装置
やEL表示装置等の1行同時表示型の表示装置が知られ
ている。1行同時表示型の表示装置では、1行単位で同
時に表示が行われ、一般的には上から下へ線順次走査さ
れ、各行の表示は走査期間中において全列同時に行われ
る。
【0003】さらに詳細には、1行同時表示型とは、あ
る任意の行の表示が行われている際には、他行の表示が
行われない表示装置のことである。例えば、プラズマデ
ィスプレイパネルやTFT液晶表示装置等は線順次駆動
を行っているが、セル毎にメモリ機能を有し、複数行の
表示が同時に行われるので、この範疇ではない。但し、
表示装置が複数の配線ブロックに完全に分割されている
場合は、各ブロック内で複数行の同時表示期間がなけれ
ば1行同時表示型の表示装置である。
【0004】図5は従来の1行同時表示型であるマトリ
クス型表示装置の駆動回路を示すブロック図である。図
5において、表示パネル10は例えば冷陰極電子放出素
子を用いた表示パネルであり、一例として図6に示すよ
うに、走査電極L1〜LMに接続された複数の行配線
と、データ電極D1〜DNに接続された複数の列配線と
によって、画素を構成するセル10sがマトリクス状に
配置されている。なお、セル10sは、電子放出源であ
る電子放出素子と、この電子放出素子からの電子照射を
受ける蛍光体とで構成される。
【0005】端子1に入力された映像信号は、シフトレ
ジスタ2に書き込まれる。シフトレジスタ2において1
行分のデータが書き込まれた後、ラッチ回路3によって
ラッチされ、パルス幅変調(PWM)回路4にデータが
入力される。PWM回路は、データの大小に応じたパル
スを表示パネル10のデータ電極D1〜DNに入力す
る。
【0006】また、端子7に入力された同期信号は、タ
イミング制御回路8に入力される。タイミング制御回路
8はシフトレジスタ2にシフトクロックを供給し、ラッ
チ回路3にラッチクロックを供給する。タイミング制御
回路8は、また、シフトレジスタ9に1ライン幅のパル
スを供給する。シフトレジスタ9はそのパルスを表示パ
ネル10の走査電極L1〜LMにスキャンパルスとして
1行目から順次入力する。
【0007】さらに、図5に示すマトリクス型表示装置
を駆動する場合の動作について詳細に説明する。上記の
ように、表示パネル10の走査電極L1〜LMには、順
次、シフトレジスタ9によってスキャンパルスが印加さ
れる。また、表示パネル10のデータ電極D1〜DNに
は、PWM回路によって、選択されたラインに対応した
データに応じてパルス幅(PWM)変調されたパルスが
印加される。
【0008】即ち、i行j列のデータに対しては、走査
電極Liが選択されている期間にデータ電極Djに電圧
を印加する。階調は、データ電極D1〜DNに印加する
パルスの印加時間(パルス幅)で表現される。
【0009】ここで、PWM回路4は例えば図7に示す
ように構成される。PWM回路4は、ダウンカウンタ4
1とORゲート42とよりなる。ラッチ回路3より出力
された被変調データはダウンカウンタ41のデータ端子
P7(MSB)〜P0(LSB)に入力される。このデ
ータは、1走査期間の始めにLD端子に入力されるロー
ド信号によってダウンカウンタ41にロードされる。E
N端子がハイ(H)レベルのとき、ダウンカウンタ41
が動作し、データ出力端子Q7(MSB)〜Q0(LS
B)がクロック単位でダウンする。
【0010】データ出力端子Q7〜Q0より出力された
データは、ORゲート42に入力される。端子Q7〜Q
0のいずれかのビットがHレベルのとき、ORゲート4
2はHレベルを出力し、ダウンカウンタ41のEN端子
がHレベルとなる。端子Q7〜Q0の全ビットがロー
(L)レベルLのとき、即ち、データが0のとき、OR
ゲート42はLレベルを出力し、ダウンカウンタ41の
EN端子はLレベルとなり、ダウンカウンタ41の動作
が止まる。
【0011】図8は、一例として、信号データとして1
28が入力された場合のタイミングを示している。LD
端子にHレベルが入力されて、信号データの128がロ
ードされる。その後、端子Q7〜Q0出力は127,1
26,…とクロック単位でダウンしていき、0になるま
でダウンカウントが続く。この場合、EN端子がHレベ
ルになっている期間は、128からスタートして0にな
る前までの128クロック周期である。即ち、このOR
ゲート42の出力そのものがPWM変調された出力信号
である。マトリクス型表示装置における階調表現は、P
WM変調された信号をデータ電極D1〜DNに印加する
ことによって行われる。
【0012】図9は、一例としてj列を表示する際の動
作を示す波形図であり、走査電極に印加するスキャンパ
ルスと、データ電極に印加するパルスとを示している。
ここでは、映像信号のビット数を8ビットとし、完全な
黒は0、完全な白は255として表現されており、i行
j列は黒(0)、i+1行j列はグレー(128)、i
+2行j列は白(255)である場合について示してい
る。1水平走査期間は255単位で構成されている。単
位時間はクロック周期であり、単位時間をTで表すこと
とする。階調表現は、データ電極D1〜DNに印加する
パルスのパルス幅を、0T〜255Tで変化させること
によって行われる。
【0013】図9に示すように、i行の水平走査期間H
0において、i行の走査電極Liには電圧−Vsがかか
っており、その他の走査電極には電圧がかかっていな
い。このとき、i行j列での表示が黒であるため、j列
のデータ電極Djは常に0電位である。
【0014】次に、i+1行の水平走査期間H1におい
ては、i+1行の走査電極L(i+1)には電圧−Vs
がかかっており、その他の走査電極には電圧がかかって
いない。このとき、i+1行j列での表示がグレーであ
るため、j列のデータ電極Djには水平走査期間H1
(255T)の約半分の期間(128T)だけ電圧+V
dがかかり、その後の約半分の期間は0電位となる。さ
らに、i+2行の水平走査期間H2においては、i+2
行の走査電極L(i+2)は電圧−Vsがかかってお
り、その他の走査電極には電圧がかかっていない。この
とき、i+2行j列での表示が白であるため、j列のデ
ータ電極Djには水平走査期間H2の全期間(255
T)において電圧+Vdがかかっている。
【0015】ところで、冷陰極電子放出素子を用いた表
示パネル10の場合は、電子放出素子が電子放出するた
めのしきい値を有している。そして、走査電極L1〜L
Mにかかる電圧とデータ電極D1〜DNにかかる電圧と
の差がしきい値以上で表示状態となり、それ以下では非
表示状態となる。この例では、電圧Vdと電圧Vsはい
ずれもしきい値Vthより小さく、電圧(Vd+Vs)
はしきい値Vthより大きく設定する。即ち、データ電
極D1〜DNと走査電極L1〜LMの内の一方のみの電
圧印加だけでは発光は起こらず、両方に印加された場合
にのみ発光する。
【0016】ここでは、i行からi+2行目までの表示
過程についてのみ説明したが、実際には、表示パネル1
0の走査電極L1〜LMには、1行からM行まで順次、
スキャンパルスが印加され、この走査タイミングに合わ
せて、データ電極D1〜DNにPWM変調されたパルス
が印加される。なお、有効画素が480行×640列の
表示の場合には、走査電極が480本、データ電極が6
40本存在し、RGBストライプ構造のカラー表示の場
合には1920本のデータ電極が存在する。
【0017】以上のような構成及び動作により、1フィ
ールド内での各行の表示タイミングは、図10に示すよ
うになる。なお、ここでは、走査電極が480行の場合
であり、太実線の部分が表示期間となっている。図10
に示すように、1フィールド内で1行目から480行目
まで順次に表示が行われる。
【0018】このような1行同時表示型のマトリクス型
表示装置においては、各行において1フィールド中で1
水平走査期間だけに表示が集中する。このため、連続電
子放出に起因して電子放出素子や蛍光体(即ち、セル1
0s)に経時変化(焼き付き)が起きる。また、蛍光体
の飽和現象によって、パルス幅(発光時間)と輝度(発
光強度)とが比例関係にならず、図11に示すように、
緩やかなガンマ特性を有することにより、輝度の効率低
下を生じる。なお、パルス幅をx、発光強度をyとする
と、図11に示す特性はy=xrと表すことができ、0
<r<1で、通常、0.7<r<0.9程度である。
【0019】蛍光体の発光は、蛍光体中に存在する電子
が、電子ビームの照射によってより高い準位に励起した
後、元の準位に戻る際に差のエネルギーが可視光として
放出するものである。蛍光体の励起状態が回復する前に
次々と電子が照射してくると、照射される電子量に対す
る可視光の放出する割合が減少する。これを蛍光体の飽
和という。蛍光体の飽和現象によって図11に示すよう
なガンマ特性を有するということは、パルス幅が2倍に
なっても輝度が2倍にはならないということであり、従
来のマトリクス型表示装置では、この輝度低下が問題で
あった。
【0020】この問題点を解決するため、本出願人は、
特願平9−251297号及び特願平10−71307
号により、PWM変調されたパルス幅が複数の行にまた
がるように等分割することによって、表示パネル10に
おけるセル10sそれぞれの行を、1フィールドで複数
回の表示期間に分散させて走査する駆動方法を提案し
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】表示パネル10の行を
複数回の表示期間に分散させて走査する駆動方法を用い
ると、同じ階調数を保つためにはPWM変調の単位時間
を短くしなければならない。1行を2回の表示期間に分
散させると、PWM変調の単位時間を半分に、1行を4
回の表示期間に分散させると、PWM変調の単位時間を
1/4にしなければならない。即ち、分散させる数に応
じてクロックの周波数を高くする必要がある。クロック
の周波数を高くすると、回路の消費電力が増えるので、
クロックの周波数を高くすることはあまり好ましいこと
ではない。
【0022】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、クロックの周波数を高くすることなく、蛍
光体の飽和による輝度低下を防止することができ、ま
た、セルの経時変化を少なくすることができるマトリク
ス型表示装置の駆動回路を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、複数の行及び複数の列に
よってセルがマトリクス状に配置された表示パネルを有
し、前記セルを1行単位で走査して所定の階調数を有す
るデータを表示するようにし、かつ、複数の行における
表示期間が互いに重なり合わないように表示するマトリ
クス型表示装置の駆動回路において、前記セルのそれぞ
れの行を、1フィールドでn回(但し、nは2以上の整
数)の表示期間に分散させて走査する手段と、前記n回
の表示期間それぞれで走査する際のデータの階調数を、
m種類(但し、mは2以上n以下の整数)の量子化方法
によって前記所定の階調数よりも低減させる手段とを備
えて構成したことを特徴とするマトリクス型表示装置の
駆動回路を提供するものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマトリクス型表示
装置の駆動回路について、添付図面を参照して説明す
る。図1は本発明のマトリクス型表示装置の駆動回路の
一実施例を示すブロック図、図2は本発明のマトリクス
型表示装置の動作を説明するための波形図、図3は本発
明のマトリクス型表示装置の駆動回路による表示タイミ
ングを説明するための図、図4は図1中のデータ多相化
回路500の具体的構成例を示すブロック図である。な
お、図1において、図5と同一部分には同一符号が付し
てある。
【0025】図1において、表示パネル10は例えば冷
陰極電子放出素子を用いた表示パネルであり、その具体
的構成は図6を用いて説明した通りである。端子1に入
力された映像信号は、シフトレジスタ2に書き込まれ
る。シフトレジスタ2において1行分のデータが書き込
まれた後、ラッチ回路3によってラッチされる。ラッチ
回路3より出力されたデータは、データ多相化回路50
0に入力される。本実施例では、データ多相化回路50
0は、一例として、データを4相化する。
【0026】データ多相化回路500は、表示パネル1
0のデータ電極の数に応じて設けられた3段のDフリッ
プフロップ(以下、DFFと略記する)511,52
1,531〜51N,52N,53Nと、ラッチ回路3
の出力とDFF51i,52i,53i(i=1〜N)
の出力がそれぞれ入力される4つの量子化回路54〜5
7と、同じく表示パネル10のデータ電極の数に応じて
設けられた接点a〜dなる4接点のスイッチ581〜5
8Nとより構成される。
【0027】スイッチ581〜58Nには、それぞれ量
子化回路54〜57の出力が入力される。そして、スイ
ッチ581〜58Nは、これらを選択的に出力するよう
になっている。なお、量子化回路54〜57は、後に詳
述するように、入力されたデータを複数種類の量子化方
法によって量子化して出力する。データ多相化回路50
0より出力されたデータは、PWM回路4に入力され
る。PWM回路4は、データの大小に応じてPWM変調
されたパルスを表示パネル10のデータ電極D1〜DN
に入力する。ここでは、PWM回路4は、0〜64の6
5階調分のパルス幅のパルスを発生する。
【0028】また、端子7に入力された同期信号は、タ
イミング制御回路8に入力される。タイミング制御回路
8はシフトレジスタ2にシフトクロックを供給し、ラッ
チ回路3にラッチクロックを供給する。タイミング制御
回路8は、また、シフトレジスタ9に1ライン幅のパル
スを供給する。シフトレジスタ9はそのパルスを本発明
によりスキャン多相化回路60に入力する。スキャン多
相化回路60は後述するように入力されたパルスを多相
化し、そのパルスをスキャンパルスとして表示パネル1
0の走査電極L1〜LMに入力する。本実施例では、ス
キャン多相化回路60は、一例として、スキャンパルス
を4相化する。従って、表示パネル10に供給されるス
キャンパルスは、シフトレジスタ9より出力される1ラ
イン幅のパルスを4分割したものとなる。
【0029】スキャン多相化回路60は、表示パネル1
0の走査電極の数に応じて設けられた接点a〜dなる4
接点のスイッチ601〜60Mより構成される。スイッ
チ601〜60Mにはそれぞれシフトレジスタ9の隣接
する4つの出力が入力され、これらを選択的に出力する
ようになっている。従って、シフトレジスタ9の出力端
子の段数は従来の図5より3段多くなる。即ち、M行で
あれば、M+3段となる。スイッチ601〜60Mより
出力されたスキャンパルスは、表示パネル10の走査電
極L1〜LMに入力される。タイミング制御回路8は、
さらに、データ多相化回路50のスイッチ581〜58
N及びスキャン多相化回路60のスイッチ601〜60
Mを切り替えるよう制御する。
【0030】ここで、図1に示す駆動回路の動作を図2
を用いて詳細に説明する。図2においても、一例として
j列を表示する際の動作を示しており、走査電極に印加
するスキャンパルスと、データ電極に印加するパルスと
を示している。ここでは、映像信号のデータが、i−3
行j列は64、i−2行j列は0、i−1行j列は25
5、i行j列は127、i+1行j列は0、i+2行j
列は128、i+3行j列は255である場合について
示している。
【0031】シフトレジスタ9がi番目の端子からスキ
ャンパルスを出力しているとき、ラッチ回路3からはi
行目の全データが同時に出力されている。このとき、タ
イミング制御回路8からの制御信号によって、データ多
相化回路500及びスキャン多相化回路60の各スイッ
チ581〜58N,601〜60Mは、水平走査期間H
0の最初の1/4の期間H0aでは接点aに接続し、次
の1/4の期間H0bでは接点bに接続し、さらにその
次の1/4の期間H0cでは接点cに接続し、最後の1
/4の期間H0dでは接点dに接続するよう制御され
る。
【0032】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点aに接続している水平走査期間H0の最初の1/
4の期間H0aでは、データ多相化回路500は量子化
回路54からのデータを出力するので、i行目のデータ
がPWM回路4に入力されることになる。また、シフト
レジスタ9のi番目の端子からのスキャンパルスが表示
パネル10のi行目の走査電極Liに印加されることに
なる。このとき、量子化回路54は、ラッチ回路3より
入力された8ビットのデータの下位2ビットを切り捨て
てPWM回路4に入力する。
【0033】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点bに接続している水平走査期間H0の次の1/4
の期間H0bでは、データ多相化回路500は量子化回
路55からのデータを出力するので、i−1行目のデー
タがPWM回路4に入力されることになる。また、シフ
トレジスタ9のi番目の端子からのスキャンパルスは表
示パネル10のi−1行目の走査電極L(i−1)に印
加されることになる。このとき、量子化回路55は、D
FF51i(i=1〜N)より入力された8ビットのデ
ータの内、下位2ビットが共に1(2進表現で{1
1})のとき下位2ビットを切り上げ、それ以外のとき
下位2ビットを切り捨ててPWM回路4に入力する。
【0034】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点cに接続している水平走査期間H0のさらに次の
1/4の期間H0cでは、データ多相化回路500は量
子化回路56からのデータを出力するので、i−2行目
のデータがPWM回路4に入力されることになる。ま
た、シフトレジスタ9のi番目の端子からのスキャンパ
ルスは表示パネル10のi−2行目の走査電極L(i−
2)に印加されることになる。このとき、量子化回路5
6は、DFF52i(i=1〜N)より入力された8ビ
ットのデータの内、下位2ビットが2進表現で{11}
もしくは{10}のとき下位2ビットを切り上げ、それ
以外のとき下位2ビットを切り捨ててPWM回路4に入
力する。
【0035】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点dに接続している水平走査期間H0の最後の1/
4の期間H0dでは、データ多相化回路500は量子化
回路57からのデータを出力するので、i−3行目のデ
ータがPWM回路4に入力されることになる。また、シ
フトレジスタ9のi番目の端子からのスキャンパルスは
表示パネル10のi−3行目の走査電極L(i−3)に
印加されることになる。このとき、量子化回路57は、
DFF52i(i=1〜N)より入力された8ビットの
データの内、下位2ビットが2進表現で{11},{1
0},{01}のとき下位2ビットを切り上げ、それ以
外のとき下位2ビットを切り捨ててPWM回路4に入力
する。
【0036】即ち、1水平走査期間H0の最初の1/4
の期間H0aでは、下位2ビットが切り捨てられたデー
タによって、表示パネル10のi行目のスキャンが行わ
れる。次の1/4の期間H0bでは、下位2ビットが
{11}のときだけ切り上げられ、それ以外では下位2
ビットが切り捨てられたデータによって、表示パネル1
0のi−1行目のスキャンが行われる。さらに次の1/
4の期間H0cでは、下位2ビットが{11},{1
0}のとき切り上げられ、それ以外では下位2ビットが
切り捨てられたデータによって、表示パネル10のi−
2行目のスキャンが行われる。最後の1/4の期間H0
dでは、下位2ビットが{11},{10},{01}
のとき切り上げられ、それ以外では下位2ビットが切り
捨てられたデータによって、i−3行目のスキャンが行
われることになる。これらのデータは0〜64の65階
調であり、この階調数がPWM回路4が発生するパルス
によって表現される。
【0037】そして、次の水平走査期間H1では、シフ
トレジスタ9においてi+1番目の端子にスキャンが移
り、ラッチ回路3からはi+1行目のデータが出力され
る。ここでも、タイミング制御回路8からの制御信号に
よって、データ多相化回路500及びスキャン多相化回
路60の各スイッチ581〜58N,601〜60M
は、水平走査期間H1の最初の1/4の期間H1aでは
接点aに接続し、次の1/4の期間H1bでは接点bに
接続し、さらにその次の1/4の期間H1cでは接点c
に接続し、最後の1/4の期間H1dでは接点dに接続
するよう制御される。
【0038】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点aに接続している水平走査期間H1の最初の1/
4の期間H1aでは、データ多相化回路500は量子化
回路54からのデータを出力するので、上記のように量
子化されたi+1行目のデータがPWM回路4に入力さ
れることになる。また、シフトレジスタ9のi+1番目
の端子からのスキャンパルスが表示パネル10のi+1
行目の走査電極L(i+1)に印加されることになる。
【0039】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点bに接続している水平走査期間H1の次の1/4
の期間H1bでは、データ多相化回路500は量子化回
路55からのデータを出力するので、上記のように量子
化されたi行目のデータがPWM回路4に入力されるこ
とになる。また、シフトレジスタ9のi+1番目の端子
からのスキャンパルスは表示パネル10のi行目の走査
電極Liに印加されることになる。
【0040】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点cに接続している水平走査期間H1のさらに次の
1/4の期間H1cでは、データ多相化回路500は量
子化回路56からのデータを出力するので、上記のよう
に量子化されたi−1行目のデータがPWM回路4に入
力されることになる。また、シフトレジスタ9のi+1
番目の端子からのスキャンパルスは表示パネル10のi
−1行目の走査電極L(i−1)に印加されることにな
る。
【0041】スイッチ581〜58N,601〜60M
が接点dに接続している水平走査期間H1の最後の1/
4の期間H1dでは、データ多相化回路500は量子化
回路57からのデータを出力するので、上記のように量
子化されたi−2行目のデータがPWM回路4に入力さ
れることになる。また、シフトレジスタ9のi+1番目
の端子からのスキャンパルスは表示パネル10のi−2
行目の走査電極L(i−2)に印加されることになる。
【0042】即ち、1水平走査期間H1の最初の1/4
の期間H1aでは、下位2ビットが切り捨てられたデー
タによって、表示パネル10のi+1行目のスキャンが
行われる。次の1/4の期間H1bでは、下位2ビット
が{11}のときだけ切り上げられ、それ以外では下位
2ビットが切り捨てられたデータによって、表示パネル
10のi行目のスキャンが行われる。さらに次の1/4
の期間H1cでは、下位2ビットが{11},{10}
のとき切り上げられ、それ以外では下位2ビットが切り
捨てられたデータによって、表示パネル10のi−1行
目のスキャンが行われる。最後の1/4の期間H1dで
は、下位2ビットが{11},{10},{01}のと
き切り上げられ、それ以外では下位2ビットが切り捨て
られたデータによって、i−2行目のスキャンが行われ
ることになる。
【0043】以下、水平走査期間H2,H3…において
も順次の同様の処理が繰り返される。
【0044】このようにして、例えばi行目の表示につ
いては、シフトレジスタ9がi番目のスキャンを行って
いる水平走査期間H0の最初の1/4の期間H0aと、
シフトレジスタ9がi+1番目のスキャンを行っている
水平走査期間H1の2番目の1/4の期間H1bと、シ
フトレジスタ9がi+2番目のスキャンを行っている水
平走査期間H2の3番目の1/4の期間H2cと、シフ
トレジスタ9がi+3番目のスキャンを行っている水平
走査期間H3の最後の1/4の期間H3dとの4回で行
われることになる。これらの一連の処理は、全行におい
て同様に行われる。
【0045】以上のようにして、本発明の駆動回路によ
れば、表示パネル10の1つの行は、4回に分けて表示
される。1水平走査期間(1H)は等分割されないこと
もあるが、仮に、1Hを1/4ずつに等分割したとする
と、PWM回路4によるPWM変調の1回分のパルス幅
は、図7と比較して1/4であり、表示パネル10の走
査電極L1〜LMに印加するスキャンパルスのパルス幅
も、図7と比較して1/4となる。なお、100%白を
表示する(8ビット表現では255のデータ)場合に
は、PWM回路4からのPWM変調のパルス幅は、スキ
ャンパルス幅にほぼ等しい。
【0046】従って、100%(255)のデータが入
力されたとしても、表示を4回の期間に分散させ、1回
分のパルス幅を最大でも1Hの1/4とすることができ
るため、セル10sの焼き付き現象を減少させることが
できる。また、4回に分散することにより、4回の表示
の間に非表示期間が設けられることになる。従って、非
表示期間における休止によって蛍光体の励起状態が収ま
り、初期状態に回復するので、4回分のパルスで4倍の
輝度が得られることになり、蛍光体の飽和による輝度低
下を防止することができる。
【0047】本実施例では、表示パネル10の1つの行
を4回の表示期間に分散させて表示する例を示したが、
4回に限定されることなく、2回以上の複数回であれば
よい。なお、水平走査期間をn分割する場合、データ多
相化回路500におけるDFF51i,52i…の段数
をn−1とし、スイッチ581〜58Nをn接点とし、
さらに、スキャン多相化回路60スイッチ601〜60
Mをn接点とする。
【0048】n回に分散することによる蛍光体の飽和減
少の緩和は次のように説明することができる。発光強度
(y)がパルス幅(x)のr乗に比例するとき、y=x
r(これを(1)式と呼ぶ)である。しかし、本発明の
ように、パルスをn分割し、非表示期間(休止期間)中
に蛍光体が完全に回復するならば、その発光強度は、n
・(x/n)r(これを(2)式と呼ぶ)となる。従っ
て、(2)式を(1)式で割ったn分割による効果は、 n・(x/n)r/xr =n・(1/n)r …(3)
となる。
【0049】仮に、パルス幅xと発光強度yとの関係が
0.9乗に比例するようなガンマ特性を持っているなら
ば、4分割(n=4)の場合、約15%の輝度増加とな
る。32分割(n=32)の場合、約41%の輝度増加
となる。また、0.8乗に比例する場合には、4分割表
示で約32%の輝度増加となり、32分割表示で100
%の輝度増加となる。なお、表示パネル10のセル10
sに供給する電流は、従来と変わらないので、この輝度
増加分だけ輝度の効率が増加する。なお、以上の説明か
ら分かるように、パルスの分割はできる限り等分配であ
った方が効果的である。
【0050】さらに、本発明においては、量子化回路5
4〜57によって、8ビットのデータのビット数を削減
し、階調数を減少させている。量子化回路54〜57
は、入力されたデータの階調数を低減する低階調化回路
と称することもできる。量子化回路54〜57を用いる
ことによって、分散させた1つの表示期間では、階調数
が低減するので、クロックの周波数を高くする必要はな
い。
【0051】上記のように、i行目を表示するためのデ
ータが例えば127={01111111}であったと
き、PWM回路4に与えるデータは、期間H0aでは上
位6ビットであるから31={011111}となり、
期間H1b,H2c,H3dでは、下位2ビットが{1
1}であるため切り上げられ、32={100000}
となる。これらの4分割された表示を合計したパルス幅
は、31+32+32+32=127となり、量子化回
路54〜57による量子化(低階調化)前と同一であ
る。即ち、元の階調数は保たれている。127以外のデ
ータにおいても、4分割されたパルス幅の合計は量子化
される前のデータに一致する。
【0052】この実施例では、元々のデータが4の倍数
であるときは、4つの表示期間で等分割されるが、そう
でないときには、パルス幅が1だけ異なる期間がある。
データが127の場合では、上記のように、期間H0a
が31、それ以外が32である。蛍光体飽和の緩和を目
的とするならば、完全に等分割するのが理想的である
が、本実施例のようにパルス幅の差が小さければ問題に
ならない。上記(2)式では等分割の場合の発光強度を
示したが、等分割でない場合の一般式は次の数1に示す
(4)式となる。なお、P(i)は分割したときの各パ
ルス幅の割合であり、P(i)の総合計を1とする。
【0053】
【数1】
【0054】データが127であるとき、表示期間を4
つに等分割すると、上記(2)式より、 y=(127/4)r×4 となる。これに対し、本実施例の場合は、上記(4)式
より、 y=31r+32r+32r+32r となる。一方、全く分割しない従来方法では、上記
(1)式より、 y=127r である。
【0055】r=0.8としてそれぞれyを求めると、
4つに等分割の場合では63.5997、本実施例の場
合では63.5987、従来方法では48.1995と
なる。このように、本実施例では、従来方法と比較して
格段の改善を図ることができ、しかも、理想的な等分割
と比較しても、ほとんど遜色がなく、問題がないことが
分かる。
【0056】図3は、以上説明した図1の構成による1
フィールド内での各行の表示タイミングである。図3に
示すように、各行の表示は、1H幅の非表示期間を挟ん
で4分割され、この非表示期間において、この表示期間
において他の4行の1/4ずつの表示が行われている。
そして、分割された各期間はそれぞれ異なる量子化方法
によって階調数が低減されている。分割された期間の合
計では、元の階調数が保たれている。なお、図4中のQ
a,Qb,Qc,Qdによる量子化とは、それぞれ量子
化回路54〜57による量子化である。
【0057】この図4より分かるように、本発明におい
ても、複数行の表示期間が互いに重なり合うことはな
く、1行単位で表示が行われている。なお、本実施例で
は、非表示期間を全て一定の時間としているが、一定時
間に限定されることはない。
【0058】本実施例では、量子化回路54〜57によ
って、元々のデータが0〜255の256階調であるの
に対し、PWM回路4に入力する時点では、0〜64の
65階調であり、階調数が約4分の1に減少している。
従って、表示期間が4分割されても、PWM回路4が発
生するパルスの単位時間(1ステップのパルス幅)はほ
とんど減少しない。即ち、クロックの周波数を上げる必
要はない。そして、PWM回路4は、0〜64までの6
5段階を制御範囲として切り替えればよいので、図7で
説明したような、PWM回路4に用いられるダウンカウ
ンタ41のビット数を減らすこともできる。
【0059】逆に、PWM回路4のクロックの周波数を
上げることができるのであれば、元々のデータを例えば
10ビットにして1024階調を表現することが可能と
なる。また、元々のデータを9ビットとし、クロックの
周波数を2倍にしてPWM回路4の制御範囲を0〜12
8にするような構成とすることもできる。このように、
本発明では、クロックの周波数を上げることなく分割表
示が可能となると共に、クロックの周波数を上げれば、
階調数を増加させることが可能となる。
【0060】図1においては、便宜上、4つの量子化回
路54〜57を設け、これらの出力をスイッチ58i
(i=1〜N)によって選択する構成を示したが、これ
らは、図4に示すような構成によって容易に実現するこ
とができる。図4において、ラッチ回路3とDFF51
i,52i,53iの出力は、スイッチ501の接点a
〜dに入力される。スイッチ502は、デジタル値で
0,1,2,3(2進表現で{00},{01},{1
0},{11})の4種類の信号をスイッチ501と同
期して選択する。
【0061】加算器503は、スイッチ501,502
の出力を加算し、1/4の除算器504に入力する。除
算器504は下位2ビットを切り捨てて(即ち、4で割
って)、PWM回路4に入力する。
【0062】一例としてデータが127のとき、期間H
0aでは、スイッチ501,502は共に接点aを選択
する。このとき、加算器503の出力は127+0=1
27となり、除算器504の出力である下位2ビットの
切り捨て後は31となる。また、期間H1bでは、スイ
ッチ501,502は共に接点bを選択し、加算器50
3の出力は127+1=128、除算器504の出力で
ある下位2ビットの切り捨て後は32となる。
【0063】期間H2cでは、スイッチ501,502
は共に接点cを選択し、加算器503の出力は127+
2=129、除算器504の出力である下位2ビットの
切り捨て後は32となる。期間H3dでは、スイッチ5
01,502は共に接点dを選択し、加算器503の出
力は127+3=130、除算器504の出力である下
位2ビットの切り捨て後は32となる。従って、図1に
よる実施例の場合と全く同じ動作をする。
【0064】なお、本実施例では、1行の分割数を4と
し、量子化回路54〜57による量子化方法の種類も4
として、分割数と量子化方法の種類の数を同一とした。
分割数と量子化方法の種類の数は、必ずしも一致してい
る必要はない。例えば、分割数を4とし、量子化回路を
2種類とした場合には、クロックの周波数は量子化回路
を4種類とした場合と比較して約2倍となってしまう
が、量子化(低階調化)を施さない従来と比較すれば約
1/2とすることができる。1行をn回(但し、nは2
以上の整数)に分割するとすれば、量子化回路54〜5
7による量子化方法は、m種類(但し、mは2以上n以
下の整数)であればよい。
【0065】以上のように、本発明は、表示パネル10
の走査電極L1〜LMを単純に上から下へスキャンする
のではなく、図3に示したように、各行毎にn回の位相
に分けて表示させ、分割したそれぞれの表示期間に表示
するデータの階調数を低減させることに特徴がある。な
お、n回の分散表示の分散方法は多様に考えられるが、
映像信号のデータを1行以上遅延させるための遅延手段
と、遅延前後のデータを切り替える切り替え手段と、こ
の切り替えに同期したタイミングで、表示パネル10の
走査電極L1〜LMをスキャンする行を切り替える切り
替え手段とを設けることが必要である。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
トリクス型表示装置の駆動回路は、セルのそれぞれの行
を、1フィールドでn回の表示期間に分散させて走査す
る手段と、そのn回の表示期間それぞれで走査する際の
データの階調数を、m種類(但し、mは2以上n以下の
整数)の量子化方法によって低減させる手段とを備えて
構成したので、クロックの周波数を高くすることなく、
蛍光体の飽和による輝度低下を防止することができ、発
光効率がよくなる。また、セルの経時変化を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するための波形図である。
【図3】本発明による表示タイミングを説明するための
図である。
【図4】図1中のデータ多相化回路500の具体的構成
例を示すブロック図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】マトリクス型表示装置の表示パネルの構成を示
す図である。
【図7】図1,図5中のPWM回路4の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7の動作を説明するための波形図である。
【図9】従来例の動作を説明するための波形図である。
【図10】従来例による表示タイミングを説明するため
の図である。
【図11】従来例によるパルス幅と発光強度との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1,7 端子 2 シフトレジスタ 3 ラッチ回路 4 パルス幅変調回路 8 タイミング制御回路 9 シフトレジスタ 10 表示パネル 54〜57 量子化回路 60 スキャン多相化回路 500 データ多相化回路 511,521,531〜51N,52N,53N D
フリップフロップ(遅延手段) 581〜58N,601〜60M スイッチ(切り替え
手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の行及び複数の列によってセルがマト
    リクス状に配置された表示パネルを有し、前記セルを1
    行単位で走査して所定の階調数を有するデータを表示す
    るようにし、かつ、複数の行における表示期間が互いに
    重なり合わないように表示するマトリクス型表示装置の
    駆動回路において、 前記セルのそれぞれの行を、1フィールドでn回(但
    し、nは2以上の整数)の表示期間に分散させて走査す
    る手段と、 前記n回の表示期間に分散させて走査する際のそれぞれ
    の表示期間におけるデータの階調数を、m種類(但し、
    mは2以上n以下の整数)の量子化方法によって前記所
    定の階調数よりも低減させる手段とを備えて構成したこ
    とを特徴とするマトリクス型表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】前記それぞれの表示期間で表示するデータ
    の階調の合計を、前記セルの1行で表示するデータの階
    調に一致させたことを特徴とする請求項1記載のマトリ
    クス型表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】前記n回の表示期間の間の非表示期間に、
    1行以上の他の行を走査する手段を備えて構成したこと
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のマト
    リクス型表示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】前記n回の表示期間に分散させて走査する
    手段は、 映像信号を1行以上遅延させる遅延手段と、 前記映像信号と前記遅延手段による遅延後の映像信号と
    を1フィールド内に切り替える切り替え手段とよりなる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    マトリクス型表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】前記1行以上の他の行を走査する手段は、 前記表示パネルを走査する行を切り替える切り替え手段
    であることを特徴とする請求項3に記載のマトリクス型
    表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】前記表示期間の階調表現を、パルス幅変調
    によって行うことを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載のマトリクス型表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】前記セルの1行における表示期間は、ほぼ
    等分割されて前記n回の表示期間とされていることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のマトリク
    ス型表示装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】前記マトリクス型表示装置は、フィールド
    エミッション表示装置もしくはエレクトロルミネセンス
    表示装置であることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれかに記載のマトリクス型表示装置の駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7307606B1 (en) 1999-04-05 2007-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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US7307606B1 (en) 1999-04-05 2007-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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