JP2000122465A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000122465A
JP2000122465A JP10304751A JP30475198A JP2000122465A JP 2000122465 A JP2000122465 A JP 2000122465A JP 10304751 A JP10304751 A JP 10304751A JP 30475198 A JP30475198 A JP 30475198A JP 2000122465 A JP2000122465 A JP 2000122465A
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fixing
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Osamu Watanabe
督 渡辺
Yasushi Takeuchi
寧 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な電力消費を防止して省エネルギー化を
図った画像形成装置を提供する。 【解決手段】 ANDゲート60からはレーザ駆動パル
スのパルス幅に対応した数のクロックパルス、即ち、各
画素の濃度に対応した数のクロックパルスが出力され
て、このクロックパルス数は各画素毎にカウンタ62に
よって積算され、ビデオカウント数が算出され、各画素
のビデオカウント数はCPU63に供給され、また、R
OM64には各画素のビデオカウント数に応じた定着装
置10の発熱量が記憶されており、CPU63は、各画
素のビデオカウント数から、1原稿あたりの濃度の割合
を算出し、最適な発熱量を決定し、定着装置の制御装置
に対して最適な発熱量を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材上の未定着
トナー像を加圧、溶融(加熱)する事によって定着画像
を得る、電子写真装置等の画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式を用いた画像形
成装置は、通常、記録材(転写材)と静電的に該記録材
に担持された樹脂、磁性体、着色料等からなるトナーと
を、互いに圧接・回転している定着ローラと加圧ローラ
の圧接部(ニップ部)で挟持搬送しながら熱と圧力を加
えることなどで、溶融定着せしめる定着装置(以下熱ロ
ーラ定着方式と称す。)を有している。
【0003】しかし、この熱ローラ定着方式によると、
熱ローラ対の温度がトナー像を速やかに溶融し固着する
のに十分な所定の定着温度に達するまでの立ち上がり時
間が長く、この立ち上がり時間を短くしようとすると予
熱が必要となるという欠点がある。
【0004】この欠点は、画像形成装置においては、コ
ピー(画像形成)のスイッチをONしてからコピー可能
な状態になるまでのウォームアップ時間が長く、クイッ
クスタートが行えないという欠点になって現れる。
【0005】そこで、本出願人は、立ち上がり時間を短
縮すべく、特開昭63−313182号公報、特開平2
−157878号公報に、耐熱性フイルム(以下「定着
フイルム」という)を使用した定着方式(以下「サーフ
方式」という)を提案している。
【0006】サーフ方式では、アルミナ等の高熱伝導度
の材質で形成された基板上に、抵抗発熱層を設けて加熱
部材を校正紙、さらに加圧ローラによって耐熱性フイル
ムを加熱部材に押し付ける構成となっている。
【0007】サーフ方式の定着装置(以下「サーフ定着
器」という)では、定着時に、加熱部材が加熱され、加
圧ローラが回転され、表面に未定着トナー像を担持した
記録材が供給されると、加圧ローラと定着フイルムの間
で記録材を挟持搬送しながら、記録材上のトナー像を溶
融固着させる。
【0008】なお、基板上には、加熱部材の温度を検出
するためのサーミスタが接着されており、その出力を基
に加熱部材の温度制御がされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0010】上述のように、サーフ方式の定着装置で
は、加熱部材の温度を測定し、得られた測定値を所定の
値と比較して、加熱部材に電力を供給する電源への通電
をON/OFFする事によって所定の温度に維持され
る。
【0011】ところが、例えばモノカラー原稿とフルカ
ラー原稿の定着、または濃度の濃い画像と淡い画像の定
着において、定着に必要な熱量は異なるにもかかわら
ず、上記の温度制御方法では同様の熱量を与えてしまっ
ていた。
【0012】したがって、必要以上の電力を消費してし
まうことになっていた。
【0013】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、不要
な電力消費を防止して省エネルギー化を図った画像形成
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、記録材上に形成された未定着画像
を加熱かつ加圧して定着させる定着手段を備えた画像形
成装置において、前記記録材上に形成する画像の濃度情
報を検知する検知手段を設けて、該検知手段による検知
結果に基づいて前記定着手段による加熱量を制御するこ
とを特徴とする。
【0015】したがって、画像濃度に応じた加熱量によ
る定着が可能となる。
【0016】前記定着手段は、通電により発熱する発熱
体を具備した加熱体を有し、前記発熱体による発熱量に
よって加熱量を制御するとよい。
【0017】前記定着手段は、前記加熱体と接触して配
置されるフィルムと、該フィルムを介して加熱体と反対
側に配置される加圧部材と、を備え、前記フィルムと加
圧部材との間に記録材を挟持搬送することで加熱かつ加
圧するとよい。
【0018】画像情報に基づいた光を像担持体上に照射
して潜像を形成する光照射手段と、前記像担持体上に形
成された潜像を現像化する現像手段と、現像化された像
を記録材上に転写して、未定着画像を形成する転写手段
と、を備えるとよい。
【0019】前記検知手段は、前記画像情報から記録材
上に形成する画像の濃度情報を検知するとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0021】図1〜図4を参照して、本発明の実施の形
態に係る画像形成装置について説明する。
【0022】なお、以下の説明では、画像形成装置の一
例として、デジタル方式の4色フルカラーの画像形成装
置に適用する場合を例に説明する。
【0023】まず、図1を参照して画像形成装置全体の
構成等について説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態に係る画像形成
装置の概略構成断面図である。
【0025】同図に示す画像形成装置は、下部のデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下単に「プリンタ部」とい
う。)Iと、上記のデジタルカラー画像リーダ部(以下
単に「リーダ部」という。)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、
プリンタ部Iによって記録材Pに画像を形成する。
【0026】以下、プリンタ部Iの構成、続いてリーダ
部IIの構成を簡単に説明する。
【0027】プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動
される像担持体としての感光ドラム1を有する。
【0028】感光ドラム1の周囲には、その回転方向に
沿って順に、一次帯電器(帯電手段)2,露光手段(光
照射手段)3,現像装置(現像手段)4,転写装置(転
写手段)5,クリーニング器6,前露光ランプ7等が配
置されている。
【0029】転写装置5の下方、すなわちプリンタ部I
の下半部には、記録材Pの給紙搬送部8が配置され、さ
らに転写装置5の上部には分離手段9が、また分離手段
9の下流側(記録材Pの搬送方向についての下流側)に
は定着手段としての定着装置(定着器)10,排紙部1
1が配置されている。
【0030】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
上の基体1aと、その裏側を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(不図示)によっ
て矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で
回転駆動されるように構成されている。
【0031】なお、感光ドラム1については後に詳述す
る。
【0032】一次帯電器2は、感光ドラム1に対向する
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光体ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2
bと、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規
制するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。
【0033】一次帯電器2は、電源(不図示)によって
帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム1表
面を所定の極性、所定の電位に均一に帯電するようにな
っている。
【0034】露光手段3は、後述のリーダ部IIからの
画像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部
(不図示)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3a
と、レンズ3bと、ミラー3cとを有する。
【0035】露光手段3は、このレーザ光が感光ドラム
1表面を照射することによって感光ドラム1を露光し、
露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成するように構
成されている。
【0036】本実施の形態では、感光ドラム1表面に形
成される静電潜像は、原稿の画像に基づいて、イエロ
ー,シアン,マゼンタ,ブラックの4色に色分解され、
それぞれの色に対応した静電潜像が順次形成されるよう
になっている。
【0037】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1方向)に沿って上流側から順に4個の現像
器、すなわち、それぞれ樹脂を基体としたイエロー,マ
ゼンタ,シアン,ブラックの各色のトナー(現像剤)を
収納した現像器4Y,4C,4M,4Bkを備えてい
る。
【0038】各現像器4Y,4C,4M,4Bkは、そ
れぞれ感光ドラム1表面に形成された静電潜像にトナー
を付着させる現像スリーブ4aを有し、静電潜像の現像
に供せられる所定の色の現像器が偏心カム4bによっ
て、択一的に感光ドラム1表面に近接する現像位置に配
置され、現像スリーブ4aを介して静電潜像にトナーを
付着させ、顕像としてのトナー像(可視画像)を形成す
るように構成されている。
【0039】なお、現像に供せられる現像器以外の他の
3色の現像器は、現像位置から退避するようになってい
る。
【0040】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持対)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器5b、記録材P
を転写ドラム5aに吸着させるための吸着帯電器5cと
これに対向する吸着ローラ5d,内側帯電器5e,外側
帯電器5fを有し、矢印R5方向に回転駆動されるよう
に軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体か
らなる記録材担持シート5gが円筒状に一体的に張設さ
れている。
【0041】記録材担持シート5gは、ポリカーボネー
トフイルム等の誘電体シートを使用している。
【0042】転写装置5は、転写ドラム5a表面に記録
材Pを吸着して担持するように構成されている。
【0043】クリーニング器6は、記録材Pに転写され
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、および掻き落としたトナー
を回収するクリーニング容器6bを備えている。
【0044】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
【0045】給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材P
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの記録材Pを転写ドラム5aに供給する。
【0046】分離手段9は、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、
分離爪9b、そして分離押し上げころ9c等を有する。
【0047】定着装置(定着器)10については、後に
詳述する。
【0048】排紙部11は、定着装置10の下流に配置
された、搬送パス切り換えガイド11a、排出ローラ1
1b、排紙トレイ11c等を有する。
【0049】また、搬送パス切り換えガイド11aの下
方には、1枚の記録材Pに対してその両面に画像形成を
行うための搬送縦パス11d,反転パス11e,積載部
材11f,中間トレイ11g,さらに搬送ローラ11
h,11i,反転ローラ11j等が配置されている。
【0050】また、感光ドラム1周囲における、一次帯
電器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電
電位を検出する電位センサS1が、また現像装置4と転
写ドラム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の
濃度を検出する濃度センサS2が、それぞれ配置されて
いる。
【0051】つづいて、リーダ部IIについて説明す
る。
【0052】プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部
IIは、原稿Dを載置する原稿台ガラス12a、移動し
ながら原稿Dの画像面を露光走査する露光ランプ12
b、原稿Dからの反射光をさらに反射させる複数のミラ
ー12c、反射光を集光するレンズ12d、そして、レ
ンズ12dからの光に基づいてカラー色分解画像信号を
形成するフルカラーセンサ12e等を有する。
【0053】カラー色分解画像信号は、増幅回路(不図
示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図示)によって処
理を施され、上述のプリンタ部Iに送出されるようにな
っている。
【0054】次に、上述構成の画像形成装置の動作を、
若干の構成を加えながら、簡単に説明する。
【0055】なお、以下の説明においては、イエロー,
シアン,マゼンタ,プラックの順に4色フルカラーの画
像を形成するものとする。
【0056】リーダ部IIの原稿台ガラス12aに載置
された原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射
され、色分解されて、まずイエローの画像がフルカラー
センサ12eによって読み取られ、所定の処理を施され
て画像信号としてプリンタ部Iに送られる。
【0057】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。
【0058】上述のリーダ部IIから送られてきた画像
信号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレーザ
光が照射され、ポリゴンミラー3a等を介して帯電済み
の感光ドラム1表面を光像Eによって露光する。
【0059】感光ドラム1表面の露光を受けた部分は、
電荷が除去され、これによりイエローに対応した静電画
像が形成される。
【0060】現像装置4においては、イエローの現像器
4Yが所定の現像位置に配置され、その他の現像器4
C,4M,4Bkは現像位置から退避される。
【0061】感光ドラム1上の静電潜像は、現像器4Y
によってイエローのトナーが付着され、顕像化されてト
ナー像となる。
【0062】この感光ドラム1上のイエローのトナー像
は、転写ドラム5aに担持された記録材Pに転写され
る。
【0063】記録材Pは、原稿画像に適した大きさの所
定の給紙カセット8aから給紙ローラ8b、搬送ロー
ラ、そしてレジストローラ8c等を介して所定のタイミ
ングで転写ドラム5aに供給されたものである。
【0064】このようにして供給された記録材Pは、転
写ドラム5aの表面に巻つくように吸着されて矢印R5
方向に回転し、転写帯電器5bによって感光ドラム1上
のイエロートナー像が転写する。
【0065】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電器から始まる次の画像形成に供される。
【0066】以上の、リーダ部IIによる原稿画像の読
み取りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するトナ
ー像の転写、さらには感光ドラム1の清掃、除電に至る
各プロセスが、イエロー以外の他の色、すなわちシア
ン,マゼンタ,ブラックについても同様に行われ、転写
ドラム5a上の記録材Pには、4色のトナー像が重なる
ようにして転写される。
【0067】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離帯電器9a,分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着装置10に搬送される。
【0068】記録材Pは、定着装置10によって加熱か
つ加圧され、表面のトナー像が溶融固着されて定着され
る。
【0069】定着後の記録材Pは、排出ローラ11bに
よって排紙トレイ11c上に排出される。
【0070】なお、記録材Pの両面に画像を形成する場
合は、定着装置10は排出後の記録材Pを、すぐに搬送
パス切り換えガイド11aを駆動し、搬送縦パス11d
を経て、反転パス11eに一旦導いた後、反転ローラ1
1jの逆転により送り込まれた際の後端を先頭にして送
り込まれた方向と反対向きに退出され、中間トレイ11
gに収納する。
【0071】その後、再度上述の画像形成プロセスによ
ってもう一方の面に画像を形成した後、排紙トレイ11
c上に排出する。
【0072】記録材Pの分離後の転写ドラム5aにおい
ては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記
録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担
持シート5gを介して相互に対向する、ファーブラシ1
3aとバックアップブラシ13b、およびオイル除去ロ
ーラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃を
行う。
【0073】なお、このような清掃は、画像形成前、も
しくは画像形成後に行い、またジャム(紙づまり)発生
時には随時行う。
【0074】次に、図2を参照して定着手段としての定
着装置10について説明する。
【0075】同図において、112は装置に固定された
低熱容量の加熱体としてのヒータであって、例えば、厚
さ1.0mm、幅10mm、長手方向340mmのアル
ミナ等の高熱伝導基板113上に発熱体としての抵抗材
料114を幅1.0mmに塗工したもので、長手方向両
端から通電される。
【0076】通電は、例えば、電圧値100V、周期2
0msecのパルス状波形電圧により行われ、サーミス
タ115によりコントロールされた所望の温度とエネル
ギー放出量に応じたパルスを、そのパルス幅を変化させ
て与える。
【0077】パルス幅はほぼ0.5〜5msecとな
る。
【0078】このように温度とエネルギーの制御された
ヒータ112に当接して、図中、矢印方向に定着フイル
ム116は移動する。
【0079】この定着フイルム116の一例として、厚
さ20μmの耐熱フイルム、例えば、ポリイミド,ポリ
エステルエーテルイミド,PES(ポリエーテルサルフ
ァイド),PFAに、少なくとも画像当接面側にPTF
E,PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加した離型層を
10μmコートしたエンドレスフイルムである。
【0080】一般的には総厚100μm未満、より好ま
しくは70μm未満にする。
【0081】この定着フイルム116の駆動は、駆動ロ
ーラ117と従動ローラ118による駆動とテンション
により、矢印方向に皺なく移動する。
【0082】119はシリコーンゴム等の離型性の良い
ゴム弾性層を有する加圧部材としての加圧ローラで、総
圧4〜15kgで定着フイルム116を介してヒータ1
12を加圧し、該フイルム116と圧接回転する。
【0083】記録紙P上の未定着トナー120は、入口
ガイド121により定着部に導かれ、上述の加熱により
定着像を得るものである。
【0084】次に、図3および図4を参照して本発明の
実施の形態に係る画像の濃度情報の検知手段について説
明する。
【0085】図3において、複写されるべき原稿51の
画像はレンズ52によってCCD等の撮像素子53に投
影される。
【0086】この撮像素子53は原稿画像を多数の画素
に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号(画像
情報)を発生する。
【0087】撮像素子53から出力されるアナログ画像
信号は画像信号処理回路54に送られ、ここで各画素毎
にその画素の濃度に対応した出力レベルを有する画素画
像信号に変換され、パルス幅変調回路55に送られる。
【0088】このパルス幅変調回路55は入力される画
素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)の
レーザ駆動パルスを形成して出力する。
【0089】即ち、図4の(a)に示すように、高濃度
の画素画像信号に対応してはより幅の広い駆動パルスW
を、低濃度の画素画像信号に対してはより幅の狭い駆動
パルスSを、中濃度の画素画像信号に対しては中間の幅
の駆動パルスIをそれぞれ形成する。
【0090】パルス幅変調回路55から出力されたレー
ザ駆動パルスは光照射手段としての半導体レーザ56に
供給され、半導体レーザ56をそのパルス幅に対応する
時間だけ発光させる。
【0091】従って、半導体レーザ56は高濃度画素に
対してはより長い時間駆動され、低濃度画素に対しては
より短い時間駆動される事になる。
【0092】それ故、像担持体としての感光体ドラム1
は、次述の光学系によって、高濃度画素に対しては主走
査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対して
は主走査方向により短い範囲が露光される。
【0093】つまり、画素の濃度に対応して静電潜像の
ドットサイズが異なる。
【0094】尚、図4の(d)に低,中,高温度画素の
静電潜像をそれぞれL,M,Hで示した。
【0095】半導体レーザ56から放射されたレーザ光
56aは回転多面鏡57によって掃引され、f/θレン
ズ等のレンズ58及びレーザ光56aを像担持体たる感
光体ドラム1方向に指向させる固定ミラー59によって
感光体ドラム1上にスポット結像される。
【0096】かくして、レーザ光56aは感光体ドラム
1の回転軸とほぼ平行な方向(主走査方向)にこのドラ
ム1を走査し、静電潜像を形成する事になる。
【0097】さて、静電潜像の形成により前記画像信号
処理回路54の出力信号のレベルが色毎にカウントされ
る。
【0098】このカウントは、図3の本実施の形態では
次のようにして行われる。
【0099】まず、前記パルス幅変調回路55の出力信
号がANDゲート60の一方の入力に供給され、このA
NDゲート60の他方の入力にはクロックパルス発振器
61からのクロックパルス(図4の(b)に示すパル
ス)が供給される。
【0100】従って、ANDゲート60からは図4の
(c)に示すようにレーザ駆動パルスS,I,Wの各々
のパルス幅に対応した数のクロックパルス、即ち、各画
素の濃度に対応した数のクロックパルスが出力される。
【0101】このクロックパルス数は各画素毎にカウン
タ62によって積算され、ビデオカウント数が算出され
る。
【0102】各画素のビデオカウント数はCPU63に
供給される。
【0103】また、ROM64には各画素のビデオカウ
ント数に応じた定着装置10の発熱量が記憶されてい
る。
【0104】CPU63は、各画素のビデオカウント数
から、1原稿あたりの濃度の割合を算出し、最適な発熱
量を決定し、不図示の定着器の制御装置に対して最適な
発熱量を出力する。
【0105】そして、制御装置は定着装置10に対して
発熱量の制御を行う。
【0106】サーフ方式の定着装置では加熱体は低熱容
量であるため、その発熱量は加熱体の温度により決定さ
れる。
【0107】このため、発熱量の制御は加熱体温度の制
御によって行われる。
【0108】本実施の形態においては、例えば1原稿あ
たりの画像濃度がモノカラー程度と判断されると、フル
カラー原稿の定着時よりも発熱量を減らす、つまり加熱
体の温度を下げる事によって、定着器の低電力消費が可
能となる。
【0109】なお、これに限らず、複数段階に発熱量を
設定するようにしても良いことは言うまでもない。
【0110】本実施の形態の加熱体温度の制御方法につ
いては、前述したように、電圧値100V、周期20m
secのパルス状波形電圧により行われ、サーミスタ1
15によりコントロールされた所望の温度とエネルギー
放出量に応じたパルスを、そのパルス幅をほぼ0.5〜
5msecに変化させて与える方法のほか、パルスの波
数を変化させる方法があり、また発熱体に印加する電流
や電圧を変化させる事によっても達成される。
【0111】以上のように、形成する画像の濃度に応じ
て適切な熱量で加熱させて未定着画像を定着させるよう
にしたので、必要以上に加熱することを防止することが
でき、不要な電力消費を防止して省エネルギー化を図る
ことが可能となる。
【0112】特にサーフ方式に適用した場合には、入力
電力に対して温度制御に対するレスポンスが早いため、
この効果を最大に発揮することが可能となる。
【0113】なお、以上の説明では、濃度を検知する方
法として、レーザ光を照射すべき画像情報から濃度を検
知する場合を例に説明したが、その他の適当な方法、例
えば、感光ドラム上の潜像や現像、あるいは、シート上
の未定着画像の濃度を検知するようにして、この検知結
果に基づいて発熱量を制御するようにしても良い。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、記録材
上に形成する画像の濃度情報を検知する検知手段の検知
結果に基づいて定着手段による加熱量を制御するように
したので、画像濃度に応じた加熱量による定着が可能と
なり、必要以上の加熱を防止することができ、不要な電
力消費を防止して省エネルギー化を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の定着器の概略構成を示し
た図である。
【図3】図1の画像形成装置のブロック図である。
【図4】図3における画像情報信号の濃度情報をカウン
トする方法を示す波形図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 露光装置 4 現像装置 5 転写装置 6 クリーニング装置 7 前露光ランプ 8 給紙搬送部 9 分離手段 10 定着装置(定着器) 11 排紙部 51 原稿 52 レンズ 53 撮像素子 54 画像信号処理回路 55 パルス幅変調回路 56 半導体レーザー 57 回転多面鏡 58 レンズ 59 固定ミラー 60 AND回路 61 クロックパルス発振器 62 カウンタ 63 CPU 64 ROM 112 加熱体 113 基板 114 発熱体 115 サーミスタ 116 定着フイルム 117 駆動ローラ 118 テンションローラ 119 加圧ローラ 120 未定着のトナー画像 121 入口ガイド P 記録材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録材上に形成された未定着画像を加熱か
    つ加圧して定着させる定着手段を備えた画像形成装置に
    おいて、 前記記録材上に形成する画像の濃度情報を検知する検知
    手段を設けて、該検知手段による検知結果に基づいて前
    記定着手段による加熱量を制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】前記定着手段は、通電により発熱する発熱
    体を具備した加熱体を有し、前記発熱体による発熱量に
    よって加熱量を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記定着手段は、前記加熱体と接触して配
    置されるフィルムと、該フィルムを介して加熱体と反対
    側に配置される加圧部材と、を備え、 前記フィルムと加圧部材との間に記録材を挟持搬送する
    ことで加熱かつ加圧することを特徴とする請求項2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】画像情報に基づいた光を像担持体上に照射
    して潜像を形成する光照射手段と、前記像担持体上に形
    成された潜像を現像化する現像手段と、 現像化された像を記録材上に転写して、未定着画像を形
    成する転写手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    1,2または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記検知手段は、前記画像情報から記録材
    上に形成する画像の濃度情報を検知することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像形成装置。
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