JP2000121776A - 原子炉容器の炉心支持構造物 - Google Patents

原子炉容器の炉心支持構造物

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JP2000121776A JP10293919A JP29391998A JP2000121776A JP 2000121776 A JP2000121776 A JP 2000121776A JP 10293919 A JP10293919 A JP 10293919A JP 29391998 A JP29391998 A JP 29391998A JP 2000121776 A JP2000121776 A JP 2000121776A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉容器の構造は、1次冷却ループの構成
及び原子炉格納容器の内径を小さくする等の制約から、
2つの出口ノズルが隣接する構造となっている場合もあ
り、各出口ノズルへ向かう冷却材の流れは複雑で不安定
となる。このため、出口ノズル近傍における流れを安定
させることにより、出口配管内の冷却材の温度計測に支
障がないようにすることのできる形状及び配置の原子炉
容器の炉内構造を提供する。 【解決手段】 被加熱流体が流れる炉心上部に画成され
ると共に、原子炉容器の側部に備えられた複数の出口ノ
ズル(12)に流体連通する上部プレナムにおいて、隣
接する前記出口ノズル(12)間に流動安定部材(5
0)を配設する原子炉容器の炉内構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体と被加熱流
体とが熱交換を行う加圧水型原子炉の炉心支持構造物に
おける炉心支持構造材の形状及び配置に関し、特に、上
部プレナム部の出口ノズル近傍における流動安定部材の
形状及び配置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電用加圧水型軽水炉プラントは、核燃
料で構成される炉心で生成される核分裂時の熱により加
熱される冷却水である軽水を取り出し、この加熱された
軽水を蒸気発生器に導くことにより蒸気を発生させる。
そして、発生した蒸気を炉心冷却系統とは別の蒸気系統
に通し、蒸気タービンにて発電機の回転子を回転させて
発電するシステムである。
【0003】図7は、原子炉の代表的一例である加圧水
型原子炉の内部構造を示している。原子炉容器10の内
部には、炉内構造物、核燃料集合体、及び冷却材があ
る。これらを簡単に説明すると、軽水である原子炉冷却
材の入口ノズル11及び出口ノズル12が一体的に形成
された原子炉容器10の中に、炉心槽30が垂下支持さ
れている。入口ノズル11及び出口ノズル12の数は、
原子炉の出力に応じた冷却材循環ループの数と一致して
おり、通常それぞれ2乃至4個である。
【0004】例えば、発電容量の大きな発電用プラント
では、冷却設備のポンプ及び蒸気発生器の容量、また、
それらの格納容器内配置の制約等から複数の冷却設備の
ループを構成している。つまり、出力容量に応じてルー
プ数を設置するが、出力容量の大きいものは、4ループ
で構成されているため、入口ノズル11及び出口ノズル
12の数は、それぞれ4個となる。これら複数の入口ノ
ズル11及び出口ノズル12は、円周方向に間隔を置い
て配置されている。炉心槽30の内部下方には、水平方
向に広がる下部炉心支持板32及び下部炉心板31が設
けられ、それらの下方に下部プレナム41が形成されて
いる。
【0005】下部炉心板31の上には、多数の燃料集合
体33が相隣接して装荷され、炉心を形成している。燃
料集合体33の上部には、上部炉心板21が上部炉心支
持柱23を介して上部炉心支持板20により支持されて
おり、この上部炉心板21により燃料集合体33を押さ
えて、冷却材流による浮き上り等を防止している。上部
炉心板21の上面には、複数の制御棒クラスタ案内管2
2の下端が図示しない支持ピン等により固定され、この
制御棒クラスタ案内管22は、上部炉心支持板20を通
って上方に延出している。図示しない制御棒クラスタ
を、制御棒クラスタ案内管22の中に炉心から引き込
み、或いは、制御棒クラスタ案内管22の中から炉心の
燃料集合体33の中に挿入することにより、炉心の熱出
力が調整される。
【0006】上部炉心板21と上部炉心支持板20と
は、上部炉心支持柱23によって構造上、強度を保つよ
うに連結されていて、また、上部炉心支持板20を貫通
する制御棒クラスタ案内管22も、上部炉心支持板20
に固定され横方向に支持されている。このように連結さ
れた上部炉心板21と上部炉心支持板20との間には、
冷却材の上部プレナム40が画成されている。
【0007】次に、上記のように構成された原子炉容器
10の内部の冷却材たる軽水の流れを説明する。入口ノ
ズル11から流入した低温の軽水は、図7の矢印で示す
ように流れる。即ち、炉心槽30と原子炉容器10の内
面との間の環状下降空間を流れ下り、下部プレナム41
で反転する。上向きに方向を変えた軽水は、下部炉心支
持板32及び下部炉心板31を通って炉心内に流入す
る。炉心内を上昇する軽水は、ほぼ平行な流れとなって
流れ、燃料集合体33の燃料棒から核反応熱を奪って温
度が上昇する。上部炉心板21を通った後横方向に転向
し、出口ノズル12から流出し、出口配管42を通って
図示しない蒸気発生器へ向かう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すよ
うに、上述した原子炉容器10の構造は、1次冷却ルー
プの構成及び原子炉格納容器の内径を小さくする等の制
約から、2つの出口ノズル12が隣接する構造となって
いる場合もあり、各ループの流量バランス及び上部プレ
ナム40の構造物配置などによる流れの特徴により、原
子炉容器10の各出口ノズル12へ向かう冷却材の流れ
は複雑で不安定となるため、出口ノズル12や出口配管
42内の温度変動の要因となることが、当該部分の流動
状況を可視できるモデル試験による流動状況の観察及び
温度計測から明らかになっている。また、隣接する出口
ノズル12近傍の構造物が無い領域S−Sには、渦V及
びV'ができ易いため、出口ノズル12へ向かう冷却材
の流動が不安定となる。ここで、渦V'は、図9に示す
ように、上部炉心支持板20から出口ノズル12へ向か
う流れにおいて発生する縦渦を表している。
【0009】従って、このような不安定な流れにより、
出口ノズル12に連接する出口配管42内部の冷却材に
温度ゆらぎが生じてしまい、出口ノズル12に連接する
出口配管42の内部温度計測に対して原子炉の平均温度
計測を行う場合の障害となり易い。その結果、この出口
配管42内の冷却材の計測温度信号により制御される炉
心出力制御及びタービンへの蒸気量制御の制御系が誤作
動する場合が懸念される。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために、出口ノズル近傍における流れを安定させること
により、出口配管内の冷却材の温度計測に支障がないよ
うにすることのできる炉心支持構造材の形状及び配置を
備える原子炉容器の炉心支持構造物を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明は、被加熱流体が流れる炉心
上部に画成されると共に、原子炉容器の側部に備えられ
た複数の出口ノズルに流体連通する上部プレナムにおい
て、出口ノズル近接位置又は隣接する前記出口ノズル間
に流動安定部材を配設する原子炉容器の炉心支持構造物
を提供する。
【0012】前記流動安定部材は、上部プレナムを画成
する上部炉心板と上部炉心支持板との間のほぼ全長に亙
って設けられるのが好ましい。また、前記流動安定部材
は、円筒状または矩形にすることもできる。なお、前記
流動安定部材に、多数の小孔を設けるのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、添付図面を参照しながら説明するが、図中、同一符
号は、同一又は対応部分を示すものとする。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る流動安
定部材を取り付けた4ループプラントの原子炉容器にお
ける上部プレナム内の構造物の配置を示す1/2平面構
成図である。この図において、流動安定部材たる多孔部
材50は、隣接する出口ノズル12間に配設されてい
る。詳述すると、多孔部材50が取り付けられた位置
は、炉心外周部に対応する上部プレナム40内の上部炉
心板21において、制御棒クラスタ案内管22、上部炉
心支持柱23あるいはその他の炉心支持構造材が何も存
在しない開放領域S−S(図7参照)内である。すなわ
ち、上部炉心板21を貫通する一次冷却材の流れが無い
場所である。
【0015】このように隣接する出口ノズル12間に、
且つ開放領域に、多孔部材50を配設することにより、
開放領域S'−S'が縮小し、隣接する出口ノズル12近
傍における流れが安定する。また、開放領域S'−S'が
減少することにより、この領域における渦Vの発生が抑
制されるので、上部プレナム40内の出口ノズル12近
傍における冷却材の流れがさらに安定化する。その結
果、出口ノズル12に連接する出口配管内の温度変化が
抑えられ、温度ゆらぎが緩和される。また、流動安定部
材たる多孔部材50には、多数の小孔が設けられている
ため、出口ノズル12に向かう冷却材の流れが多孔部材
50近傍を通過する際に、この多孔部材50を起点とし
た渦ができ難くなる。
【0016】多孔部材50は、上部プレナム40を画成
する上部炉心板20と上部炉心支持板21との間のほぼ
全長に亙って設けられている。また、多孔部材50は、
その構造全長に亙って、ほぼ同一の断面積を有するのが
好ましい。なぜならば、多孔部材50が配設される上部
プレナム40内の位置は、出口ノズル12へ向かう冷却
材を閉栓することにより、上部プレナム40内の炉心支
持構造材の流体荷重を増加させるような位置ではないの
で、出来るだけ構造物の無いスペースを小さくすること
により、流れを安定化させ、渦を抑制する方が効果的で
あるからである。なお、この実施形態では、多孔部材5
0は、2個並べて配設されている。
【0017】図2は、出口ノズル12に近接する上部炉
心支持柱23を、本発明に係る流動安定部材たる多孔部
材50に取り換えた場合を示している。上述したよう
に、多孔部材は、全長に亙って、ほぼ同一の断面積を有
しているので、既設の上部炉心支持柱23より多孔部材
50の方が、より多くのスペースを占有する。そのた
め、構造物の無いスペースS''−S''が減少し、上部炉
心支持板20から出口ノズル12へ向かう流れが小さく
なり、あるいは遮断されるため、縦渦V'(図9参照)
の発生が抑制される。その結果、出口ノズル12流入す
る冷却材の流れが安定し、出口ノズル12に連接する出
口配管内における冷却材の温度ゆらぎが緩和される。
【0018】次に、図3及び4と、図5及び6とは、隣
接する出口ノズル12の近傍における流れの安定化及び
渦抑制のため、より効果的な流動安定部材の配置及び形
状の実施形態を示している。図3及び4に示す他の実施
形態では、3個の円筒状の多孔管51を使用し、これら
の内の真中の1個をオフセットして、すなわち、上部プ
レナム40の中心からみて凸形にして、開放領域に配置
したものである。この多孔管51は、その全長に亙って
外径が同じ太さに形成されている。これは、上部炉心支
持板20から出口ノズル12へかけての出口ノズル12
の近接領域及び隣接する出口ノズル12近傍の開放領域
S'−S'を小さくするためには、外径が太い方が好まし
いからである。また、多孔管51には、出口ノズル12
の内径を確実に覆う幅に亙って、多数の小孔52が設け
られている。このような小孔52を設けることにより、
多孔管51において渦を遮断すると共に、多孔管51か
ら渦が生じ難くしたものである。なお、円筒状の多孔管
51を上部炉心板21と上部炉心支持柱20との間に配
設することにより、構造的に強度を強くすることもでき
る。
【0019】図5及び図6に示すさらに他の実施形態で
は、隣接する出口ノズル12間の領域に、3個の上部炉
心支持柱23を配設すると共に、中央の上部炉心支持柱
23を囲うようにして逆コの字型をした矩形の多孔板5
3を開放領域に取り付けたものである。すなわち、原子
炉容器10の中心側から見て、半径方向外側が開放され
た状態に多孔板53が取り付けられている。この多孔板
53には、原子炉容器10の円周方向側に、すなわち、
両側の上部炉心支持柱23に面する側面に、出口ノズル
12の内径を確実に覆う幅に亙って、多数の小孔54が
設けられている。この実施形態においても、他の実施形
態と同様の効果が得られる。なお、多孔板53は、一側
面が解放された矩形であるので、取付が容易である。
【0020】以上、本発明に係る流動安定部材たる多孔
部材50等を上部プレナム40内に配設する場合に、多
孔部材50は、上部炉心板21及び上部炉心支持板20
間に取り付けられるように構成した。しかし、隣接する
出口ノズル12間に炉心支持構造材を配置できる限りこ
の構成に限られず、例えば、炉心槽30の壁面に流動安
定部材を取り付けることもできる。これにより、構造物
が何も存在しない開放領域が減少するため、同様の効果
が得られるからである。
【0021】また、本実施形態においては、多孔部材を
円筒や矩形に構成したが、多孔部材の形状は、これらに
限定されるものではなく、例えば、三角形状に、一枚板
状に、あるいは、半径形状にすることもできる。なお、
上述した半径方向外側が開放された矩形の多孔板53を
用いる場合は、既設の上部炉心支持柱23の回りを囲む
ように多孔板53を取り付け、側壁を半径方向に炉心槽
30側まで延設させることもできる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、被加熱流体
が流れる炉心上部に画成されると共に、原子炉容器の側
部に備えられた複数の出口ノズルに流体連通する上部プ
レナムにおいて、前記出口ノズル近接位置又は隣接する
前記出口ノズル間に流動安定部材を配設する原子炉容器
の炉内構造となっているので、出口ノズル近傍の構造物
の無い領域を減少させ、渦が発生し難くすることによ
り、出口ノズル近傍における流動の不安定を解消して、
出口ノズルに続く管内での原子炉の平均温度計測を確実
に行うことができるようにし、制御系の誤動作を防止す
ることができる。
【0023】請求項2に記載の本発明は、前記流動安定
部材が、上部プレナムを画成する上部炉心板と上部炉心
支持板との間のほぼ全長に亙って設けられているので、
構造物の無いスペースをより小さくすることがき、渦を
抑制と流れの安定化をさらに図ることができる。
【0024】請求項3に記載の本発明は、前記流動安定
部材が、円筒状であるので、周囲の流れが滑らかで渦が
より発生し難い。
【0025】請求項4に記載の本発明は、前記流動安定
部材が、一側面が開放された矩形であるので、取付が簡
単であり、また既設の構造物を利用することもできる。
【0026】請求項5に記載の本発明は、前記流動安定
部材に、多数の小孔を設けるので、流動安定部材におい
て渦を遮断すると共に、該流動安定部材を起点とした出
口ノズルへ向かう渦の発生を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る流動安定部材を取り
付けた4ループプラントの原子炉容器における上部プレ
ナム内の炉心支持構造材の配置を示す1/2平面構成図
である。
【図2】 既設の上部炉心支持柱を本発明の実施形態に
係る流動安定部材に取り換えた場合の、4ループプラン
トの原子炉容器における上部プレナム内の炉心支持構造
材の配置を示す1/2平面構成図である。
【図3】 流動安定部材の他の実施形態を示す部分縦断
面図である。
【図4】 図2のA−A線に沿った横断面図である。
【図5】 流動安定部材のさらに他の実施形態を示す部
分縦断面図である。
【図6】 図4のA−A線に沿った横断面図である。
【図7】 既設の一般的な加圧水型原子炉の要部を示す
縦断面図である。
【図8】 4ループプラントの原子炉容器における上部
プレナム内の構造物の配置を示す1/2平面構成図であ
る。
【図9】 既設の一般的な原子炉容器における上部プレ
ナムの出口ノズル近傍を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
10…原子炉容器、11…入口ノズル、12…出口ノズ
ル、20…上部炉心支持板、21…上部炉心板、22…
制御棒クラスタ案内管、23…上部炉心支持柱、30…
炉心槽、31…下部炉心板、32…下部炉心支持板、3
3…燃料集合体、40…上部プレナム、41…下部プレ
ナム、42…出口配管、50…多孔部材、51…多孔
管、52…小孔、53…多孔板、54…小孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月22日(1999.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明は、被加熱流体が流れる炉心
上部の上部炉心板及び上部炉心支持板間に画成されると
共に、原子炉容器の側部に備えられた複数の出口ノズル
に流体連通する上部プレナムにおいて、炉心領域の外側
領域であって且つ隣接する前記出口ノズル間に前記上部
炉心板及び前記上部炉心支持板間のほぼ全長に亙って
動安定部材を配設する原子炉容器の炉心支持構造物を提
供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記流動安定部材は、全長に亙って、ほぼ
同一の断面積を有しているのが好ましい。また、前記流
動安定部材は、円筒状または矩形にすることもできる。
なお、前記流動安定部材に、多数の小孔を設けるのが好
ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る流動安
定部材を取り付けた4ループプラントの原子炉容器にお
ける上部プレナム内の構造物の配置を示す1/2平面構
成図である。この図において、流動安定部材たる多孔部
材50は、隣接する出口ノズル12間に配設されてい
る。詳述すると、多孔部材50が取り付けられた位置
は、炉心外周部に対応する上部プレナム40内の上部炉
心板21において、制御棒クラスタ案内管22、上部炉
心支持柱23あるいはその他の炉心支持構造材が何も存
在しない開放領域S−S(図7参照)内である。すなわ
ち、上部炉心板21を貫通する一次冷却材の流れが無い
場所(炉心領域の外側領域)である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、被加熱流体
が流れる炉心上部の上部炉心板及び上部炉心支持板間
画成されると共に、原子炉容器の側部に備えられた複数
の出口ノズルに流体連通する上部プレナムにおいて、
心領域の外側領域であって且つ隣接する前記出口ノズル
間に前記上部炉心板及び前記上部炉心支持板間のほぼ全
長に亙って流動安定部材を配設する原子炉容器の炉内構
造となっているので、出口ノズル近傍の炉心領域の外側
領域における構造物の無い領域を減少させ、渦が発生し
難くすることにより、出口ノズル近傍における流動の不
安定を解消して、出口ノズルに続く管内での原子炉の平
均温度計測を確実に行うことができるようにし、制御系
の誤動作を防止することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項2に記載の本発明は、前記流動安定
部材が、全長に亙ってほぼ同一の断面積を有している
で、構造物の無いスペースをより小さくすることがき、
渦を抑制と流れの安定化をさらに図ることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る流動安定部材を取り
付けた4ループプラントの原子炉容器における上部プレ
ナム内の炉心支持構造材の配置を示す1/2平面構成図
である。
【図2】 流動安定部材の他の実施形態を示す部分縦断
面図である。
【図3】 図2のA−A線に沿った横断面図である。
【図4】 流動安定部材のさらに他の実施形態を示す部
分縦断面図である。
【図5】 図4のA−A線に沿った横断面図である。
【図6】 既設の一般的な加圧水型原子炉の要部を示す
縦断面図である。
【図7】 4ループプラントの原子炉容器における上部
プレナム内の構造物の配置を示す1/2平面構成図であ
る。
【図8】 既設の一般的な原子炉容器における上部プレ
ナムの出口ノズル近傍を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】 10…原子炉容器、11…入口ノズル、12…出口ノズ
ル、20…上部炉心支持板、21…上部炉心板、22…
制御棒クラスタ案内管、23…上部炉心支持柱、30…
炉心槽、31…下部炉心板、32…下部炉心支持板、3
3…燃料集合体、40…上部プレナム、41…下部プレ
ナム、42…出口配管、50…多孔部材、51…多孔
管、52…小孔、53…多孔板、54…小孔。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
フロントページの続き (72)発明者 久保 登 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 中島 誠 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 泉 元 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱流体が流れる炉心上部に画成され
    ると共に、原子炉容器の側部に備えられた複数の出口ノ
    ズルに流体連通する上部プレナムにおいて、出口ノズル
    近接位置又は隣接する前記出口ノズル間に流動安定部材
    を配設する原子炉容器の炉心支持構造物。
  2. 【請求項2】 前記流動安定部材は、上部プレナムを画
    成する上部炉心板と上部炉心支持板との間のほぼ全長に
    亙って設けられている請求項1に記載の原子炉容器の炉
    心支持構造物。
  3. 【請求項3】 前記流動安定部材は、円筒状である請求
    項2に記載の原子炉容器の炉心支持構造物。
  4. 【請求項4】 前記流動安定部材は、矩形である請求項
    2に記載の原子炉容器の炉心支持構造物。
  5. 【請求項5】 前記流動安定部材には、多数の小孔が設
    けられている請求項3または4に記載の原子炉容器の炉
    心支持構造物。
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