JPH10111379A - 加圧水型原子炉の内部構造 - Google Patents

加圧水型原子炉の内部構造

Info

Publication number
JPH10111379A
JPH10111379A JP8264781A JP26478196A JPH10111379A JP H10111379 A JPH10111379 A JP H10111379A JP 8264781 A JP8264781 A JP 8264781A JP 26478196 A JP26478196 A JP 26478196A JP H10111379 A JPH10111379 A JP H10111379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coolant
core
reactor
reactor vessel
pressurized water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8264781A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sawada
一由 澤田
Tomonari Takada
智成 高田
Kenji Umeda
賢治 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8264781A priority Critical patent/JPH10111379A/ja
Publication of JPH10111379A publication Critical patent/JPH10111379A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大出力の大型加圧水型原子炉において、原子
炉炉心内を流れる冷却材の流速分布のむらを無くして出
力分布を一様にする。 【解決手段】 上部側壁に冷却材入口ノズル35及び冷
却材出口ノズル37が一体的に形成された原子炉容器3
1、原子炉容器内31に垂下支持され原子炉容器31と
協働して冷却材32のダウンカマー45を形成する炉心
槽39、炉心槽39内の下部に支持された炉心51、及
び原子炉容器31内の底部にダウンカマー45に連通し
て形成され炉心51の下方に位置する下部プレナム59
を有する加圧水型原子炉30の内部構造は、ダウンカマ
ー45に開口する冷却材入口ノズル35同士の間を通っ
て鉛直方向に延びる仕切板69をダウンカマー45に配
設されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉の構造に関
し、特に加圧水型原子炉の内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧水型原子炉の原子炉容器内の基本的
構造を図3に示す。図3において相対的に低温の冷却材
1は、原子炉容器3に一体的に形成された冷却材入口ノ
ズル5から流入し、原子炉容器3と炉心槽7との間の環
状下降流路即ちダウンカマー9内を下向きに流れ、下部
プレナム11に至り反転する。しかる後冷却材1は、炉
心槽7内の複数の燃料集合体からなる炉心13を上向き
に貫流し、上部プレナム15に至る。炉心13内で加熱
されて相対的に高温になった冷却材1は、上部プレナム
15から冷却材出口ノズル17を通って図示しない蒸気
発生器に向かう。而して、最近の原子炉は出力増大のた
め大型化しており、冷却材の循環ループの数が増大して
いる。その循環ループは、冷却材出口ノズル17から蒸
気発生器及び冷却材ポンプを通って冷却材入口ノズル5
に戻る冷却材循環系として構成されるが、4循環ループ
を持つ原子炉では冷却材入口ノズル5及び冷却材出口ノ
ズル17の配置は図4に示すような配置になっている。
これらは、図示しない配管の効率的な配置を達成するた
め、2個の冷却材入口ノズル5及び冷却材出口ノズル1
7がそれぞれ組になって円周方向に順次配設された形に
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加圧水型原子炉におい
て、冷却材はかなりの高圧になるからその冷却材配管も
強度及び剛性が大であり、前述のような冷却材ノズルの
配置は構造上効率的なものであるが、反面次のような問
題も生ずる。相隣接した2個の冷却材入口ノズル5から
流入した冷却材1は、炉心槽7の外面に衝突して方向や
速度が時間的にランダムに変化する乱流となり、二つの
流れが衝突する境界で攻め合う。このため環状下降流路
9を通って下部プレナム11へ至る冷却材1の流れが持
っている時間的な変動がより大きくなる。このような流
れの変動は、炉心13内を流れる冷却材1の流速分布に
影響し、結果的に炉心の半径方向出力分布の変動を招来
するという問題が生ずる。このような冷却材1の炉心内
流速分布を一様にするため、下部プレナム11内に設け
られる計装案内管19,21や下部連接板23の配置、
形状寸法等を整流作用が生ずるように適切に設定して、
製作することも提案されているが、製作コストの大幅な
上昇をもたらすという別の問題も生ずる。従って、本発
明は、コスト増が最小限に抑制され、冷却材の配管配置
が適正に維持されると共に原子炉炉心内の冷却材流速分
布が一様に維持される大出力の加圧水型原子炉の内部構
造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、加圧水型原子炉は、上部側壁に冷
却材入口ノズル及び冷却材出口ノズルが一体的に形成さ
れた原子炉容器、この原子炉容器内に垂下支持され原子
炉容器と協働して冷却材の環状下降流路を形成する炉心
槽、この炉心槽内の下部に支持された炉心及び前記原子
炉容器内の底部に前記環状下降空間に連通して形成され
前記炉心の下方に位置する下部プレナムを有し、前記環
状下降流路に開口する前記冷却材入口ノズル同士の間を
通って鉛直方向に延びる仕切板を該環状下降流路内に配
設していることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず図1を参照するに、半球殻
状の底部を持った原子炉容器31は、上部開口が上蓋3
3によって閉じられて圧力容器を形成する。原子炉容器
31の上側部には冷却材入口ノズル35及び出口ノズル
37が一体的に形成されていて、それらの水平面的な配
置は図2に示されている。これらの入口ノズル35及び
出口ノズル37は、図示しない配管を介して冷却材ポン
プ及び蒸気発生器にそれぞれ連絡している。原子炉容器
31の上部開口の部分から炉心槽39が垂下支持され、
その下方に下部炉心板41及び下部炉心支持板43が水
平方向に展延して支持されている。更に炉心槽39は、
原子炉容器31の内面と協働してダウンカマー45を画
成すると共に、出口ノズル37に整列し、運転状態では
外周面同士が殆ど隙間無く接する開口47を有してい
る。下部炉心板41は、一体のみ図示した燃料集合体4
9を複数支持し、これらは炉心51を形成している。燃
料集合体49の上部を押さえる上部炉心板53は、上部
炉心支持板55と一体的に連結されていて、間に上部プ
レナム57を画成する。一方原子炉容器31の底板と下
部炉心支持板43との間の下部プレナム59には、炉内
計装管を炉心51へ案内する計装案内管61,63が所
定の間隔で配置され、これらは下部連接板65,67に
より支持されている。そして、特に図2に配置関係が明
確に示されるように、隣接する入口ノズル35の間に位
置して仕切板69が炉心槽39の外面に添設され、更に
図1に明示されるようにダウンカマー45内を鉛直方向
に延びている。
【0006】以上のような構成の加圧水型原子炉30に
おいて、入口ノズル35から流入した冷却材32は、炉
心槽39の外面に衝突し、側方及び下方へ流れ方向を変
える。下方へ向いた冷却材32は、ダウンカマー45の
中を炉心槽39の外面に沿って流れ、下部プレナム59
に流入する。側方に向いて流れた一部の冷却材32は仕
切板69に衝突し、これに案内されて下方に向いてダウ
ンカマー45内を流れ、同様に下部プレナム59内に流
入する。冷却材32は下部プレナム59内で矢印に示す
ように流れ方向を反転し、下部炉心支持板43及び下部
炉心板41を順次通過し、炉心51内に流入する。更に
冷却材は炉心51内を燃料集合体49の燃料棒に沿って
流れ、核反応熱を吸収して昇温し、上部プレナム57に
流入し、流れ方向を横向きに変えて出口ノズル37から
蒸気発生器に向けて流出する。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば冷
却材入口ノズルを通って環状下降流路に流入した冷却材
は、炉心槽に衝突するが横方向に向いて流れた冷却材は
仕切板に妨げられて下向きに流れるから、隣接した冷却
材入口ノズルからの横向き流は衝突しない。従って、環
状下降流路を比較的一様な流速分布で流れるので、下部
プレナム内での流れも一様になり、結局冷却材は炉心内
を一様な流速分布で流れ、炉心内半径方向出力分布を一
様にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原子炉の立断面を示
す、図2のI−I線に沿う断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う平断面図である。
【図3】従来の原子炉の立断面図である。
【図4】図3のIV-IV 線に沿う平断面図である。
【符号の説明】
30 加圧水型原子炉 31 原子炉容器 32 冷却材 33 上蓋 35 入口ノズル 37 出口ノズル 39 炉心槽 41 下部炉心板 43 下部炉心支持板 45 ダウンカマー 47 開口 49 燃料集合体 51 炉心 53 上部炉心板 55 上部炉心支持板 57 上部プレナム 59 下部プレナム 61、63 計装案内管 65、67 下部連接板 69 仕切板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部側壁に冷却材入口ノズル及び冷却材
    出口ノズルが一体的に形成された原子炉容器、同原子炉
    容器内に垂下支持され該原子炉容器と協働して冷却材の
    環状下降流路を形成する炉心槽、同炉心槽内の下部に支
    持された炉心、及び前記原子炉容器内の底部に前記環状
    下降空間に連通して形成され前記炉心の下方に位置する
    下部プレナムを有する加圧水型原子炉において、前記環
    状下降流路に開口する前記冷却材入口ノズル同士の間を
    通って鉛直方向に延びる仕切板を該環状下降流路内に配
    設してなることを特徴とする加圧水型原子炉の内部構
    造。
JP8264781A 1996-10-04 1996-10-04 加圧水型原子炉の内部構造 Withdrawn JPH10111379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264781A JPH10111379A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 加圧水型原子炉の内部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8264781A JPH10111379A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 加圧水型原子炉の内部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10111379A true JPH10111379A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17408110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8264781A Withdrawn JPH10111379A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 加圧水型原子炉の内部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10111379A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0994488A1 (en) * 1998-10-15 2000-04-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Upper core supporting structure for nuclear reactor with coolant flow stabilizing facility
WO2013159438A1 (zh) * 2012-04-27 2013-10-31 上海核工程研究设计院 一种反应堆下部堆内构件
US9842663B2 (en) 2011-01-12 2017-12-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Core monitoring system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0994488A1 (en) * 1998-10-15 2000-04-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Upper core supporting structure for nuclear reactor with coolant flow stabilizing facility
US9842663B2 (en) 2011-01-12 2017-12-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Core monitoring system
WO2013159438A1 (zh) * 2012-04-27 2013-10-31 上海核工程研究设计院 一种反应堆下部堆内构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2677647C (en) Pressurized water reactor flow skirt apparatus
KR101129735B1 (ko) 원자로
KR102109504B1 (ko) 일체형 가압수로형 원자로를 위한 가압기 서지선 분리기
US20090007530A1 (en) Steam-water separator
US3623948A (en) Pressurized-water nuclear reactor
US7867309B2 (en) Steam-water separator
US3425907A (en) Nuclear energy reactor plant having one or more heat exchangers
KR970004351B1 (ko) 비등수형 원자로의 연료집합체
SU499845A3 (ru) Ядерный реактор
JPH10111379A (ja) 加圧水型原子炉の内部構造
US6445758B1 (en) Internal structure of nuclear reactor with coolant flow stabilizing facility
JP2009075001A (ja) 原子炉
JPH0815476A (ja) 加圧水型原子炉の炉内下部構造物
US3895674A (en) Inlet flow distributor for a heat exchanger
US5857006A (en) Chimney for enhancing flow of coolant water in natural circulation boiling water reactor
JP2002257971A (ja) 原子炉容器
US5329886A (en) Steam generator
JPH0972985A (ja) 竪型熱交換器の被加熱流体混合促進構造
CN112185600B (zh) 一种核反应堆下腔室阶梯式流量分配装置及分配结构
JP4220845B2 (ja) 原子炉の炉内構造
JPS58217192A (ja) 熱交換器
CN111256510A (zh) 丙烷脱氢油气一体化设备装置
JPH05249276A (ja) 低位置の炉心冷却材取入口を有する原子炉
JPH01197696A (ja) 自然循環型原子炉
JPH04299299A (ja) 高速炉用中間熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106