JPH05249276A - 低位置の炉心冷却材取入口を有する原子炉 - Google Patents
低位置の炉心冷却材取入口を有する原子炉Info
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- JPH05249276A JPH05249276A JP4309866A JP30986692A JPH05249276A JP H05249276 A JPH05249276 A JP H05249276A JP 4309866 A JP4309866 A JP 4309866A JP 30986692 A JP30986692 A JP 30986692A JP H05249276 A JPH05249276 A JP H05249276A
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- Japan
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- control rod
- reactor
- water
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C5/00—Moderator or core structure; Selection of materials for use as moderator
- G21C5/02—Details
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C15/00—Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
- G21C15/02—Arrangements or disposition of passages in which heat is transferred to the coolant; Coolant flow control devices
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自然循環式の沸騰水型原子炉において、冷た
い水が原子炉容器の底部に停滞するのを防止して、停滞
した冷たい水が温かい水によって突然に置換される場合
に起こるような、底部に配置された原子炉構成要素に対
する熱衝撃を低減させる。 【構成】 制御棒案内管18から下方に伸びかつ原子炉
容器の底板116から25センチメートル以内に入口を
有するスカート120が設けられる。スカートは原子炉
容器の底板を貫通して伸びる制御棒駆動機構ハウジング
112の周囲に環状の流路を規定し、上記入口を通して
再循環水が流路内に導入されるのに伴い、底部の水が流
路内に吸入される。
い水が原子炉容器の底部に停滞するのを防止して、停滞
した冷たい水が温かい水によって突然に置換される場合
に起こるような、底部に配置された原子炉構成要素に対
する熱衝撃を低減させる。 【構成】 制御棒案内管18から下方に伸びかつ原子炉
容器の底板116から25センチメートル以内に入口を
有するスカート120が設けられる。スカートは原子炉
容器の底板を貫通して伸びる制御棒駆動機構ハウジング
112の周囲に環状の流路を規定し、上記入口を通して
再循環水が流路内に導入されるのに伴い、底部の水が流
路内に吸入される。
Description
【0001】
【発明の背景】本発明は原子炉に関するものであって、
更に詳しく言えば、改善された冷却材循環状態を示す原
子炉に関する。本発明の主たる目的は、底部に配置され
た原子炉構成要素に加わる熱応力を低減させることにあ
る。自然循環式の沸騰水型原子炉(NCBWR)におい
ては、炉心の上方に設けられたチムニーが生み出す駆動
水頭によって水の対流が促進され、それによって炉心か
ら熱が輸送される。通常のNCBWRにおいては、水は
炉心およびチムニーを通って上方に流れ、次いで外方に
向きを変えて環状のダウンカマ区域に入り、その後に半
径方向に沿って内方に向きを変え、それから上方に流れ
て再び炉心に入る。炉心への接近は制御棒案内管の頂部
付近に設けられた開口を通して行うことができ、かつ
(あるいは)下部プレナムから直接に炉心支持板を通し
て行うことができる。
更に詳しく言えば、改善された冷却材循環状態を示す原
子炉に関する。本発明の主たる目的は、底部に配置され
た原子炉構成要素に加わる熱応力を低減させることにあ
る。自然循環式の沸騰水型原子炉(NCBWR)におい
ては、炉心の上方に設けられたチムニーが生み出す駆動
水頭によって水の対流が促進され、それによって炉心か
ら熱が輸送される。通常のNCBWRにおいては、水は
炉心およびチムニーを通って上方に流れ、次いで外方に
向きを変えて環状のダウンカマ区域に入り、その後に半
径方向に沿って内方に向きを変え、それから上方に流れ
て再び炉心に入る。炉心への接近は制御棒案内管の頂部
付近に設けられた開口を通して行うことができ、かつ
(あるいは)下部プレナムから直接に炉心支持板を通し
て行うことができる。
【0002】2つの運転状態においては、NCBWRの
炉心内における水の流量は非常に少ない。そのような運
転状態とは、起動時の状態、および主蒸気隔離弁が閉鎖
されて復水器への蒸気の流れが遮断された「ホットスタ
ンバイ」の状態である。水の流量が少ない場合には、相
対的に低温の水は密度が高いために原子炉容器の底部に
蓄積する。この場合、再循環水は底部を迂回して流れる
ことがあるため、底部に蓄積した水の混合はほとんど起
こらない。このような問題は、低温の水がパージ流とし
て制御棒駆動機構から原子炉容器の底部に導入されるこ
とによって特に顕著なものとなる。
炉心内における水の流量は非常に少ない。そのような運
転状態とは、起動時の状態、および主蒸気隔離弁が閉鎖
されて復水器への蒸気の流れが遮断された「ホットスタ
ンバイ」の状態である。水の流量が少ない場合には、相
対的に低温の水は密度が高いために原子炉容器の底部に
蓄積する。この場合、再循環水は底部を迂回して流れる
ことがあるため、底部に蓄積した水の混合はほとんど起
こらない。このような問題は、低温の水がパージ流とし
て制御棒駆動機構から原子炉容器の底部に導入されるこ
とによって特に顕著なものとなる。
【0003】原子炉の出力が増大する過程において、低
温の水が原子炉容器の底部から突然に移動することがあ
る。その結果、原子炉の底部に配置された構成要素は熱
応力を受け、そのために寿命が短くなることがある。こ
のような影響を受ける構成要素としては、制御棒駆動機
構ハウジング、原子炉容器の底板を貫通するスタブチュ
ーブ、スタブチューブに制御棒駆動機構ハウジングを固
定するための溶接部、および原子炉容器の底板にスタブ
チューブを固定するための溶接部が挙げられる。このよ
うなわけで、好ましくは原子炉容器の底部における冷却
材の停滞を抑制することによって熱応力を低減させるよ
うな原子炉が要望されているのである。
温の水が原子炉容器の底部から突然に移動することがあ
る。その結果、原子炉の底部に配置された構成要素は熱
応力を受け、そのために寿命が短くなることがある。こ
のような影響を受ける構成要素としては、制御棒駆動機
構ハウジング、原子炉容器の底板を貫通するスタブチュ
ーブ、スタブチューブに制御棒駆動機構ハウジングを固
定するための溶接部、および原子炉容器の底板にスタブ
チューブを固定するための溶接部が挙げられる。このよ
うなわけで、好ましくは原子炉容器の底部における冷却
材の停滞を抑制することによって熱応力を低減させるよ
うな原子炉が要望されているのである。
【0004】
【発明の概要】本発明に従えば、原子炉容器の底部から
炉心内に冷却材を吸入するための流路を具備した原子炉
が提供される。詳しく述べれば、制御棒案内管から下方
に伸びるスカートが制御棒駆動機構ハウジングの周囲に
配置される。その結果、スカートと制御棒駆動機構ハウ
ジングとの間には環状の横断面を有する冷却材流路が形
成される。かかる流路の入口は原子炉容器の底板から2
5センチメートル(好ましくは約10センチメートル)
以内に位置している。炉心に流入する冷却材(沸騰水型
原子炉の場合には水)の少なくとも80%はかかる流路
を通して導入される。
炉心内に冷却材を吸入するための流路を具備した原子炉
が提供される。詳しく述べれば、制御棒案内管から下方
に伸びるスカートが制御棒駆動機構ハウジングの周囲に
配置される。その結果、スカートと制御棒駆動機構ハウ
ジングとの間には環状の横断面を有する冷却材流路が形
成される。かかる流路の入口は原子炉容器の底板から2
5センチメートル(好ましくは約10センチメートル)
以内に位置している。炉心に流入する冷却材(沸騰水型
原子炉の場合には水)の少なくとも80%はかかる流路
を通して導入される。
【0005】上記のごときスカートは制御棒案内管の下
端に溶接することができる。制御棒案内管の底板は、上
記の流路から冷却材を導入するための開口を有してい
る。制御棒案内管の内部に設けられた隔壁により、制御
棒案内管を通って流れる冷却材の少なくとも80%が制
御棒から隔離される。上記のごとき流路は原子炉容器の
底部から冷却材を吸入するが、その際には冷たい水が優
先的に吸入される。その結果、冷却材の流量が少ない場
合でも冷たい水の停滞は抑制される。それ故、出力が1
5%レベルにわたって上昇する場合に起こり得るような
出力サージに際しても、底部における熱衝撃は最少限に
抑えられる。本発明はまた、強制循環式の沸騰水型原子
炉の起動時においても同様な改善をもたらす。本発明の
上記およびその他の特徴および利点は、添付の図面を参
照しながら以下の説明を読むことによって自ずから明ら
かとなろう。
端に溶接することができる。制御棒案内管の底板は、上
記の流路から冷却材を導入するための開口を有してい
る。制御棒案内管の内部に設けられた隔壁により、制御
棒案内管を通って流れる冷却材の少なくとも80%が制
御棒から隔離される。上記のごとき流路は原子炉容器の
底部から冷却材を吸入するが、その際には冷たい水が優
先的に吸入される。その結果、冷却材の流量が少ない場
合でも冷たい水の停滞は抑制される。それ故、出力が1
5%レベルにわたって上昇する場合に起こり得るような
出力サージに際しても、底部における熱衝撃は最少限に
抑えられる。本発明はまた、強制循環式の沸騰水型原子
炉の起動時においても同様な改善をもたらす。本発明の
上記およびその他の特徴および利点は、添付の図面を参
照しながら以下の説明を読むことによって自ずから明ら
かとなろう。
【0006】
【好適な実施の態様の説明】先ず図1を見ると、本発明
に基づく沸騰水型原子炉100が示されている。かかる
原子炉100は原子炉容器102、炉心104、チムニ
ー106、気水分離器108および蒸気乾燥器110を
含んでいる。また、制御棒駆動機構(CRD)ハウジン
グ112が原子炉容器102の底板116に設置された
スタブチューブ114を貫通し、そして制御棒案内管
(CRGT)118を支持している。CRGT118は
炉心104の底部にまで伸びていて、CRGT118内
の制御棒を炉心104に対して挿入したり引抜いたりす
ることによってそれの出力を調節することができる。更
にまた、CRGT118から下方に伸びるスカート12
0が配置されていることにより、CRDハウジング11
2の外部に流路122が規定されている。
に基づく沸騰水型原子炉100が示されている。かかる
原子炉100は原子炉容器102、炉心104、チムニ
ー106、気水分離器108および蒸気乾燥器110を
含んでいる。また、制御棒駆動機構(CRD)ハウジン
グ112が原子炉容器102の底板116に設置された
スタブチューブ114を貫通し、そして制御棒案内管
(CRGT)118を支持している。CRGT118は
炉心104の底部にまで伸びていて、CRGT118内
の制御棒を炉心104に対して挿入したり引抜いたりす
ることによってそれの出力を調節することができる。更
にまた、CRGT118から下方に伸びるスカート12
0が配置されていることにより、CRDハウジング11
2の外部に流路122が規定されている。
【0007】炉心104の下端は炉心支持板124およ
びそれに付随した炉心支持金具126によって規定され
ており、またそれの上端は上部案内板128によって規
定されている。これらの構造物は炉心104内において
熱を発生するために使用されるなエネルギーを供給する
燃料バンドル130を支持すると共に、それらの設置を
容易にするために役立つ。4本ずつの群を成して配置さ
れた燃料バンドルの間には、十字形の横断面を有する制
御棒を挿入するための空隙132が設けられている。か
かる制御棒を鉛直方向に移動させることによって出力が
調節される。
びそれに付随した炉心支持金具126によって規定され
ており、またそれの上端は上部案内板128によって規
定されている。これらの構造物は炉心104内において
熱を発生するために使用されるなエネルギーを供給する
燃料バンドル130を支持すると共に、それらの設置を
容易にするために役立つ。4本ずつの群を成して配置さ
れた燃料バンドルの間には、十字形の横断面を有する制
御棒を挿入するための空隙132が設けられている。か
かる制御棒を鉛直方向に移動させることによって出力が
調節される。
【0008】矢印134によって示されるごとく、水が
下方から流路122内に流入する。このようなサブクー
ルされた水はスカート120とCRDハウジング112
との間を上昇してCRGT118内に流入し、次いで炉
心104内に流入する。炉心104内の水が沸騰するこ
とによって生じた水・蒸気混合物は、矢印136によっ
て示されるごとく、炉心104およびチムニー106を
通って上昇する。気水分離器108によって蒸気が水か
ら分離され、そして分離された蒸気は原子炉容器102
の上蓋138付近に設けられた蒸気出口137を通って
流出する。流出に先立ち、蒸気中に含まれる水が蒸気乾
燥器110によって除去される。
下方から流路122内に流入する。このようなサブクー
ルされた水はスカート120とCRDハウジング112
との間を上昇してCRGT118内に流入し、次いで炉
心104内に流入する。炉心104内の水が沸騰するこ
とによって生じた水・蒸気混合物は、矢印136によっ
て示されるごとく、炉心104およびチムニー106を
通って上昇する。気水分離器108によって蒸気が水か
ら分離され、そして分離された蒸気は原子炉容器102
の上蓋138付近に設けられた蒸気出口137を通って
流出する。流出に先立ち、蒸気中に含まれる水が蒸気乾
燥器110によって除去される。
【0009】チムニー106によって生み出される駆動
用の蒸気圧力により、水は周囲のダウンカマ区域140
を通って下方に戻される。ダウンカマ区域140は、外
側に位置する原子炉容器102の側壁と、内側に位置す
る炉心104およびチムニー106との間に規定されて
いる。また、給水入口ノズル144および給水スパージ
ャ146を通って給水が原子炉容器102内に流入する
ことにより、ダウンカマ区域140を通って再循環する
水が補給されると共に、それがサブクールされる。ダウ
ンカマ区域140内の水が下部プレナム141内に入
り、そして原子炉容器102の底板116に向かって流
れることにより、底板116付近において停滞すること
のある水を流路122内に移行させることができる。炉
心支持板124は底板116の内面の最下部よりも約3
メートルだけ上方に位置しているのに対し、スカート1
20の下端は底板116の同じ最下部より約10センチ
メートルだけ上方に位置している。
用の蒸気圧力により、水は周囲のダウンカマ区域140
を通って下方に戻される。ダウンカマ区域140は、外
側に位置する原子炉容器102の側壁と、内側に位置す
る炉心104およびチムニー106との間に規定されて
いる。また、給水入口ノズル144および給水スパージ
ャ146を通って給水が原子炉容器102内に流入する
ことにより、ダウンカマ区域140を通って再循環する
水が補給されると共に、それがサブクールされる。ダウ
ンカマ区域140内の水が下部プレナム141内に入
り、そして原子炉容器102の底板116に向かって流
れることにより、底板116付近において停滞すること
のある水を流路122内に移行させることができる。炉
心支持板124は底板116の内面の最下部よりも約3
メートルだけ上方に位置しているのに対し、スカート1
20の下端は底板116の同じ最下部より約10センチ
メートルだけ上方に位置している。
【0010】次の図2には、CRDハウジング112、
CRGT118およびスカート120から成るアセンブ
リ200が一層詳細に示されている。CRGT118の
底板250はCRDハウジング112の頂部に取付けら
れている。スカート120は底板250から下方に向か
って伸びている。隔壁252により、制御棒に沿った水
流は隔壁252の外側かつCRGT118の内側を流れ
る水流から隔離される。CRGT118の上端には炉心
支持金具126が配置され、そして燃料バンドル130
の下部タイプレート254を支持している。
CRGT118およびスカート120から成るアセンブ
リ200が一層詳細に示されている。CRGT118の
底板250はCRDハウジング112の頂部に取付けら
れている。スカート120は底板250から下方に向か
って伸びている。隔壁252により、制御棒に沿った水
流は隔壁252の外側かつCRGT118の内側を流れ
る水流から隔離される。CRGT118の上端には炉心
支持金具126が配置され、そして燃料バンドル130
の下部タイプレート254を支持している。
【0011】図3Aに示されるごとく、各々の流路12
2は環状の横断面を有していて、それの内径は対応する
CRDハウジング112によって規定され、またそれの
外径は対応するスカート120によって規定される。C
RDハウジング112は、制御棒駆動機構を収容するた
めの円形の通路356を規定している。図3Bに示され
るごとく、各々のCRGT118の底板250は中心開
口358を有しており、それを通して制御棒駆動機構を
制御棒と連結することができる。底板250はまた、流
路122内の水をCRGT118内に流入させるために
役立つ4つの外部開口360をも規定している。
2は環状の横断面を有していて、それの内径は対応する
CRDハウジング112によって規定され、またそれの
外径は対応するスカート120によって規定される。C
RDハウジング112は、制御棒駆動機構を収容するた
めの円形の通路356を規定している。図3Bに示され
るごとく、各々のCRGT118の底板250は中心開
口358を有しており、それを通して制御棒駆動機構を
制御棒と連結することができる。底板250はまた、流
路122内の水をCRGT118内に流入させるために
役立つ4つの外部開口360をも規定している。
【0012】図3Cに示されるごとく、CRGT118
の高さの少なくとも大部分にわたって鉛直方向に伸びる
隔壁252は十字形の横断面を有している。かかる隔壁
252は4つのCRGT流路364を規定していて、底
板250によって規定された4つの外部開口360(図
3B)がそれらのCRGT流路364に対する入口を構
成している。隔壁252は、CRGT118の中心部に
おいて鉛直方向に伸びる制御棒366(図3C)を効果
的に隔離している。隔壁252の十字形の横断面は制御
棒366の羽根368を収容するために役立つ。隔壁2
52および燃料バンドル130に対する制御棒366の
鉛直方向運動を容易にするため、羽根368はローラ3
70を具備している。各々のCRGT流路364内の水
は、対応する燃料バンドル130(図1)に導かれる。
当業界において公知のごとく、CRGT流路364と隔
壁252の内部との間における流通を可能にするような
構造を設けることもできる。
の高さの少なくとも大部分にわたって鉛直方向に伸びる
隔壁252は十字形の横断面を有している。かかる隔壁
252は4つのCRGT流路364を規定していて、底
板250によって規定された4つの外部開口360(図
3B)がそれらのCRGT流路364に対する入口を構
成している。隔壁252は、CRGT118の中心部に
おいて鉛直方向に伸びる制御棒366(図3C)を効果
的に隔離している。隔壁252の十字形の横断面は制御
棒366の羽根368を収容するために役立つ。隔壁2
52および燃料バンドル130に対する制御棒366の
鉛直方向運動を容易にするため、羽根368はローラ3
70を具備している。各々のCRGT流路364内の水
は、対応する燃料バンドル130(図1)に導かれる。
当業界において公知のごとく、CRGT流路364と隔
壁252の内部との間における流通を可能にするような
構造を設けることもできる。
【0013】本発明はまた、上記のものとは異なる変更
態様に従って実施することもできる。たとえば、底板1
16に十分に近い位置であれば、流路122内に水を導
入するための側方入口を設けることも可能である。ま
た、炉心水流の少なくとも80%が底板116から25
センチメートル以内において流路122内に流入する限
りは、炉心104に対する追加の流路を設けることもで
きる。本発明は、自然循環式および強制循環式の沸騰水
型原子炉のいずれにも適用することができる。このよう
に、上記のごとき好適な実施の態様以外にも様々な変更
態様が可能であり、従って本発明の範囲はもっぱら前記
特許請求の範囲によって規定されるものと解すべきであ
る。
態様に従って実施することもできる。たとえば、底板1
16に十分に近い位置であれば、流路122内に水を導
入するための側方入口を設けることも可能である。ま
た、炉心水流の少なくとも80%が底板116から25
センチメートル以内において流路122内に流入する限
りは、炉心104に対する追加の流路を設けることもで
きる。本発明は、自然循環式および強制循環式の沸騰水
型原子炉のいずれにも適用することができる。このよう
に、上記のごとき好適な実施の態様以外にも様々な変更
態様が可能であり、従って本発明の範囲はもっぱら前記
特許請求の範囲によって規定されるものと解すべきであ
る。
【図1】本発明に基づく原子炉の概略断面図である。
【図2】図1の原子炉に含まれる制御棒関連部品のアセ
ンブリを示す概略断面図である。
ンブリを示す概略断面図である。
【図3】A、BおよびCは図2に示された制御棒駆動機
構ハウジング、制御棒案内管の底板、および制御棒案内
管のそれぞれに関する断面図である。
構ハウジング、制御棒案内管の底板、および制御棒案内
管のそれぞれに関する断面図である。
100 沸騰水型原子炉 102 原子炉容器 104 炉心 106 チムニー 108 気水分離器 110 蒸気乾燥器 112 制御棒駆動機構ハウジング 114 スタブチューブ 116 原子炉容器の底板 118 制御棒案内管 120 スカート 122 流路 124 炉心支持板 126 炉心支持金具 128 上部案内板 130 燃料バンドル 132 空隙 137 蒸気出口 138 原子炉容器の上蓋 140 ダウンカマ区域 141 下部プレナム 142 原子炉容器の側壁 144 給水入口ノズル 146 給水スパージャ 250 制御棒案内管の底板 252 隔壁 360 外部開口 364 CRGT流路 366 制御棒
Claims (5)
- 【請求項1】 (a) 底板、側壁および上蓋を有する原子
炉容器、(b) 前記原子炉容器内に配置された炉心、(c)
前記炉心に対する制御棒の鉛直方向運動を案内するため
の制御棒案内管、(d) 前記原子炉容器の前記底板とそれ
ぞれの前記制御棒案内管との間に位置する制御棒駆動機
構ハウジング、並びに(e) 前記制御棒駆動機構ハウジン
グの周囲に形成され、前記原子炉容器の前記底板から2
5センチメートル以内に入口を有し、かつ前記制御棒案
内管に連通した出口を有する環状の流路を規定するため
の流路形成手段の諸要素を含むことを特徴とする原子
炉。 - 【請求項2】 前記流路形成手段が前記制御棒案内管に
溶接された管から成る請求項1記載の原子炉。 - 【請求項3】 前記入口が前記原子炉容器の前記底板か
ら10センチメートル以内に位置する請求項1記載の原
子炉。 - 【請求項4】 前記炉心内に流入する冷却材の少なくと
も80%が前記入口を通過する請求項1記載の原子炉。 - 【請求項5】 前記制御棒案内管が隔壁を有することに
より、前記制御棒案内管を通って流入する冷却材の少な
くとも80%が前記制御棒から隔離される請求項1記載
の原子炉。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/798,789 US5183627A (en) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Nuclear reactor with low-level core coolant intake |
US798789 | 1991-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05249276A true JPH05249276A (ja) | 1993-09-28 |
JPH0746156B2 JPH0746156B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=25174280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4309866A Expired - Lifetime JPH0746156B2 (ja) | 1991-11-27 | 1992-11-19 | 低位置の炉心冷却材取入口を有する原子炉 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5183627A (ja) |
EP (1) | EP0544506A1 (ja) |
JP (1) | JPH0746156B2 (ja) |
TW (1) | TW198759B (ja) |
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