JP2000121444A - カラー画像読み取り装置 - Google Patents

カラー画像読み取り装置

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JP2000121444A
JP2000121444A JP10291713A JP29171398A JP2000121444A JP 2000121444 A JP2000121444 A JP 2000121444A JP 10291713 A JP10291713 A JP 10291713A JP 29171398 A JP29171398 A JP 29171398A JP 2000121444 A JP2000121444 A JP 2000121444A
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JP10291713A
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Shinji Sasahara
慎司 笹原
Toshihiko Inagaki
敏彦 稲垣
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り対象のカラー画像が有する色情報
を、機器に独立な色情報として、2次元位置情報を含ん
で、精度よく安定して、しかも被読み取り画像の損傷を
きたすことなく、得ることができるようにする。 【解決手段】 フィルタ保持筒13を1回転させて、フ
ィルタ保持筒13に取り付けた12枚の分光フィルタ1
4c…によって、蛍光灯11からの光を順次、380〜
740nmの可視光域を30nm間隔で12チャンネル
に分割した波長帯域に分光して、被読み取り画像の同一
ライン上に帯状に照射する。被読み取り画像からの、そ
れぞれの波長帯域ごとの反射光を順次、1次元アレイ状
のCCDセンサで検出し、その検出信号をデジタルデー
タに変換して、制御用コンピュータに取り込む。制御用
コンピュータでは、12チャンネルの波長帯域の反射率
を検出し、さらにスプライン補間によって5nm間隔の
分光反射率を推定する。その推定した分光反射率から、
被読み取り画像の機器に独立な色情報を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラースキャナ
や測色装置などとしてカラー画像を読み取るカラー画像
読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスにおいてもドキュメントのカラ
ー化が進み、カラードキュメントが一般的に使われるよ
うになってきた。それに伴い、複写機で原稿を複写した
ときの原稿と複製物との間、またはスキャナで原稿を読
み取ってディスプレイ表示したときの原稿とディスプレ
イ上の表示との間、さらにはディスプレイ表示された画
像をプリントアウトしたときの原稿とプリントサンプル
との間、またはディスプレイ上の表示とプリントサンプ
ルとの間で、色が異なることが問題となっている。
【0003】これらの色の違いを解消するには、原稿が
有する色情報をいかに正確に、スキャナやプリンタなど
の機器に独立な(依存しない)色情報信号に変換するこ
とができるかが鍵となる。
【0004】これに関連して、特開平9−163168
号公報には、簡易型の測色機として、RGB信号として
入力された画像情報を、機器に独立な明度、彩度、色相
の情報に変換することによって、カラー画像の有する2
次元的な色情報を得るものが示されている。
【0005】また、特開平5−322657号公報に
は、被読み取り画像からの反射光を、分光フィルタによ
って複数の波長帯域に分光した上で、受光素子によって
検出し、それぞれの波長帯域の反射光の検出信号から、
被読み取り画像の分光反射率を推定することによって、
被読み取り画像の機器に独立な色情報を得ることが示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−163168号公報に示された方法では、RGB信
号と明度、彩度、色相の情報とを対応づけるデータを採
取する必要があり、精度を上げるためには膨大なデータ
量が必要となる。また、画像を形成する色材が異なる場
合には、新たにRGB信号と明度、彩度、色相の情報と
を対応づけるデータを採取し直す必要があり、膨大な手
間を必要とする。
【0007】これに対して、特開平5−322657号
公報に示された方法によれば、被読み取り画像の分光反
射率を推定することによって、被読み取り画像の機器に
独立な色情報を精度よく安定して得ることができる。し
かしながら、分光フィルタの透過率や光源および受光素
子の特性は光の波長によって異なるため、フィルタごと
に検出された信号に含まれるノイズの比率(SN比)が
異なる。しかも、波長分解能を上げるためには、分光フ
ィルタの透過波長帯域を狭くする必要がある。しかし、
そうすると、受光素子に到達する光量がかなり制限され
るため、受光感度を上げるためには、光源の光量を大き
くする必要がある。そのため、光源からの光が被読み取
り画像に照射されたとき、被読み取り画像の退色や変色
をきたし、最悪の場合には被読み取り画像を焦がすこと
もある。
【0008】そこで、この発明は、読み取り対象のカラ
ー画像が有する色情報を、機器に独立な色情報として、
2次元位置情報を含んで、精度よく安定して、しかも被
読み取り画像の損傷をきたすことなく、得ることができ
るようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のカラー
画像読み取り装置は、光源と、この光源からの光を順
次、複数の波長帯域に分光して被読み取り画像に照射す
る分光手段と、前記被読み取り画像に照射される光量
を、前記複数の波長帯域ごとに調整する光量調整手段
と、前記被読み取り画像からの前記複数の波長帯域ごと
の反射光を検出する反射光検出手段と、その検出結果か
ら前記被読み取り画像の分光反射率を推定し、その推定
結果から前記被読み取り画像の機器に独立な色情報を算
出するデータ処理手段と、を備えるものとする。
【0010】請求項2の発明のカラー画像読み取り装置
は、請求項1の発明のカラー画像読み取り装置におい
て、前記分光手段を、前記複数の波長帯域のうちの、互
いに異なる所定波長帯域のみを透過させ、それ以外の波
長帯域は遮光する複数の分光フィルタを切り替えること
によって分光するものとする。
【0011】請求項3の発明のカラー画像読み取り装置
は、請求項1の発明のカラー画像読み取り装置におい
て、前記光量調整手段を、これによって光量調整され、
前記分光手段によって分光された光で、白色基準板を照
明したときの、前記反射光検出手段の出力が、前記複数
の波長帯域の間で、ほぼ一定になるように光量調整する
ものとする。
【0012】請求項4の発明のカラー画像読み取り装置
は、請求項3の発明のカラー画像読み取り装置におい
て、前記光量調整手段を、前記光源の発光エネルギーを
制御することによって光量調整するものとする。
【0013】請求項5の発明のカラー画像読み取り装置
は、請求項3の発明のカラー画像読み取り装置におい
て、前記光量調整手段を、光量調整フィルタを切り替え
ることによって光量調整するものとする。
【0014】請求項6の発明のカラー画像読み取り装置
は、請求項1の発明のカラー画像読み取り装置におい
て、前記反射光検出手段を、複数の受光素子に分割し、
前記被読み取り画像の一部領域からの反射光を、その複
数の受光素子で同時に受光するものとする。
【0015】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明のカラー
画像読み取り装置では、被読み取り画像の分光反射率を
推定し、その推定結果から被読み取り画像の機器に独立
な色情報を算出するので、被読み取り画像の機器に独立
な明度、彩度、色相などの色情報を精度よく得ることが
できる。
【0016】また、波長帯域ごとの反射率を求めるの
で、経時変化などによって光源の分光特性が変化して
も、白色基準板を用いて校正することによって、常に安
定して被読み取り画像の分光反射率を求め、色情報を算
出することができる。
【0017】さらに、光源からの光を被読み取り画像に
到達する前に分光するので、被読み取り画像に照射され
る光量を必要最少限にすることができ、被読み取り画像
の損傷を防止することができる。
【0018】請求項2の発明のカラー画像読み取り装置
では、簡易な構成によって確実に、光源からの光を複数
の波長帯域に分光することができる。
【0019】請求項3の発明のカラー画像読み取り装置
では、分光フィルタなどの分光手段の透過率や、光源お
よび反射光検出手段の分光特性にかかわらず、反射光検
出手段からは、複数の波長帯域の間で、被読み取り画像
の反射率にほぼ比例する出力が得られるので、被読み取
り画像の機器に独立な色情報を、より高精度に算出する
ことができる。
【0020】請求項4の発明のカラー画像読み取り装置
では、分光手段の透過率や反射光検出手段の特性の経時
変化などに対して、容易かつ臨機応変に対応することが
できる。
【0021】請求項5の発明のカラー画像読み取り装置
では、請求項2の発明のように分光手段を分光フィルタ
によって構成した場合に、光量調整フィルタを分光フィ
ルタと重ねて配置することが可能になり、装置の小型化
が可能になる。
【0022】請求項6の発明のカラー画像読み取り装置
では、被読み取り画像から反射光検出手段までの反射光
の光路長を短くすることができ、装置の小型化が可能に
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は、この
発明のカラー画像読み取り装置の第1の実施形態を示
す。
【0024】この実施形態では、用紙2上に形成された
被読み取り画像1を、ガラス基板などの透明基板3上に
下向きに置き、光学系5によって読み取る。透明基板3
の一端部上には、例えばセラミックタイルで作製した白
色基準板4を配置する。白色基準板4は、可視光域全域
で分光反射率がほぼ等しい分光感度特性を有するもので
ある。
【0025】光学系5は、分光光源10、ミラー6,
7、レンズ8、およびCCDセンサ9によって構成し、
分光光源10からの後述のように分光された光を、被読
み取り画像1に45度の方向で照射し、被読み取り画像
1で下方に垂直に反射(拡散)した光を、ミラー6,7
で反射させ、レンズ8で集光して、CCDセンサ9に入
射させる。
【0026】光学系5は、後述するように、分光光源1
0およびCCDセンサ9などの各構成要素を、図の紙面
に垂直な方向である主走査方向に延長したライン状ない
し1次元アレイ状のものとし、被読み取り画像1の主走
査方向の1ライン上の各画素を同時に照明し、同時に読
み取るようにする。
【0027】光学系5は、ボールネジ21に支持して、
ボールネジ21を図では省略したモータにより回転させ
ることによって、図の左右方向に移動させ、これによっ
て、被読み取り画像1の副走査方向の読み取りを行う。
【0028】図示するように、分光光源10は左右に一
対、線対称に設ける。それぞれの分光光源10は、図2
に示すように、線光源としての蛍光灯11、反射板1
2、フィルタ保持筒13、および遮光筒15によって構
成する。
【0029】反射板12は、蛍光灯11の後部側に設
け、蛍光灯11から後部側に投射された光を反射して、
前部側に投射するものである。フィルタ保持筒13は、
蛍光灯11を取り囲むように蛍光灯11と同軸に配置す
る。
【0030】図3に示すように、フィルタ保持筒13に
は、その周方向に、それぞれ長方形の12枚の分光フィ
ルタ14a,14b…を、30度の間隔で、それぞれフ
ィルタ保持筒13の軸に平行な方向に延長させて、取り
付ける。
【0031】分光フィルタ14a,14b…は、例え
ば、それぞれガラス基板上に薄膜を蒸着した干渉フィル
タとして構成し、分光フィルタ14aが380〜410
nmの波長帯域、分光フィルタ14bが410〜440
nmの波長帯域、というように、380〜740nmの
可視光域を30nm間隔で12チャンネルに分割した波
長帯域を透過スペクトル半値幅とする狭帯域フィルタと
する。図5に、分光フィルタ14a,14b…の分光透
過率の一例を示す。
【0032】図2に示すように、遮光筒15は、フィル
タ保持筒13と同軸の円筒の一部に、その軸に平行な方
向に延長する窓15aを形成して、蛍光灯11からの光
が窓15aの方向以外に漏れるのを防止する。
【0033】この遮光筒15内でフィルタ保持筒13
を、図では省略したモータによって一方向に一定速度で
回転させることによって、分光フィルタ14a,14b
…を順次、遮光筒15の窓15aの位置に回転させ、蛍
光灯11からの光を順次、上記の12チャンネルの波長
帯域に分光する。
【0034】このように分光された分光光源10からの
光は、上述した主走査方向に帯状の照明光として、被読
み取り画像1に照射する。左右一対の分光光源では、常
に同一波長帯域の照明光が得られるように、それぞれの
フィルタ保持筒13の回転を同期させ、その左右一対の
分光光源からの光を、被読み取り画像1の同一ライン上
に照射する。
【0035】1次元アレイ状のCCDセンサ9では、被
読み取り画像1からの1ライン分の反射光を、画素ごと
に検出して電気信号に変換する。フィルタ保持筒13の
回転によって、被読み取り画像1に照射される光は、分
光フィルタ14a,14b…の透過波長帯域ごとに順
次、分光されたものとなるので、CCDセンサ9では、
分光フィルタ14a,14b…の透過波長帯域ごとに順
次、反射光が検出される。
【0036】さらに、図では省略したが、CCDセンサ
9からの検出信号は、デジタルデータに変換して、制御
用コンピュータに取り込む。そして、制御用コンピュー
タでは、分光フィルタ14a,14b…の透過波長帯域
ごとの反射光検出データから、被読み取り画像1の、分
光フィルタ14a,14b…の透過波長帯域ごとの反射
率を検出する。
【0037】この分光フィルタ14a,14b…の透過
波長帯域ごとの反射率検出データは、一旦、制御用コン
ピュータのハードディスクに格納し、被読み取り画像1
の全領域の読み取りが終了した後、その反射率検出デー
タから、後述のように被読み取り画像1の各点の分光反
射率を推定し、その推定結果から、後述のように被読み
取り画像1の各点の機器に独立な色情報を算出する。
【0038】さらに、この実施形態では、図4に示すよ
うに、フィルタ保持筒13上のそれぞれの分光フィルタ
14a…と重ねて、例えばゼラチンフィルタからなる光
量調整フィルタ(NDフィルタ)16a…を配置して、
分光フィルタ14a…の透過率や、蛍光灯11およびC
CDセンサ9の分光特性にかかわらず、CCDセンサ9
から、上記の12チャンネルの波長帯域の間で、被読み
取り画像1の反射率にほぼ比例する出力が得られるよう
にする。
【0039】そのため、あらかじめ、図1に示した白色
基準板4を被読み取り画像として上述した読み取りを行
い、全ての分光フィルタ14a,14b…でCCDセン
サ9の出力が等しくなるように、それぞれの光量調整フ
ィルタ16a…を取り換え、調整する。具体的には、い
ずれの波長帯域でもCCDセンサ9の出力信号が最大値
に近い値となるように調整する。例えば、CCDセンサ
9の出力信号を8ビット256階調のデジタルデータに
変換する場合、いずれの波長帯域でもCCDセンサ9の
出力データ値が250となるように調整する。
【0040】制御用コンピュータでの分光反射率の推定
は、分光フィルタ14a,14b…の透過波長帯域ごと
の反射率測定値(実測値)を、分光フィルタ14a,1
4b…の透過波長帯域の中心波長における反射率と仮定
して、実測値間はスプライン補間をすることによって、
5nm間隔の分光反射率を求める。図6に、実際に求め
た分光反射率の例を示す。黒の四角で示す点が実測値、
白の菱形で示す点がスプライン補間によって求められた
補間値である。
【0041】被読み取り画像1の機器に独立な色情報と
して、CIEL色空間で表された明度L
彩度Cおよび色相h°を算出するには、推定した分光
反射率(分光感度分布)に対して標準光源の分光特性お
よび等色関数x(λ),y(λ),z(λ)を掛け合わ
せて積分し、三刺激値XYZを求める。具体的に、標準
光源としてはD50、等色関数としては2度視野のもの
を用いる。等色関数の分光感度分布の一例を、図7に示
す。
【0042】さらに、得られた三刺激値XYZから、 L=116(Y/Yn)1/3−16 …(1) a=500[(X/Xn)1/3−(Y/Yn)1/3]…(2) b=200[(Y/Yn)1/3−(Z/Zn)1/3]…(3) によって、Lを求める。
【0043】また、彩度Cおよび色相h°は、 C=[(a+(b1/2 …(4) h°=tan−1(b/a) …(5) によって求める。
【0044】また、RGB色空間で表された色情報も同
時に算出し、制御用コンピュータのディスプレイ上にR
GBデータによる画像を表示する。
【0045】経時変化などによって蛍光灯11やCCD
センサ9の分光特性が変化した場合には、図1に示した
白色基準板4を用いて校正する。すなわち、当初の設定
の場合と同様に、白色基準板4を被読み取り画像として
上述した読み取りを行い、全ての光学フィルタ14a,
14b…でCCDセンサ9の出力が等しくなるように、
それぞれの光量調整フィルタ16a…を取り換え、調整
する。これによって、常に安定して被読み取り画像1の
分光反射率を求め、色情報を算出することができる。
【0046】〔第2の実施形態〕図8および図9は、こ
の発明のカラー画像読み取り装置の第2の実施形態を示
す。
【0047】この実施形態では、図8に示すように、被
読み取り画像1からの反射光をレンズ8で集光してCC
Dセンサ9で検出するようにし、しかも、図9に示すよ
うに、CCDセンサ9を2つのCCDセンサ9aおよび
9bに分割し、レンズ8も2つのレンズ8aおよび8a
に分けて、被読み取り画像1の一部領域1aからの反射
光が2つのCCDセンサ9aおよび9bで同時に検出さ
れるように、CCDセンサ9a,9bおよびレンズ8
a,8bを配置する。
【0048】この場合、重複した画像部分1aについて
は、CCDセンサ9aおよび9bからの2つの反射光検
出データの平均値を、その画像部分1aの反射光検出デ
ータとして取り出し、以後の、それぞれの波長帯域の反
射率の検出、その検出結果からの分光反射率の推定を行
う。その他は、第1の実施形態と同じである。
【0049】この実施形態では、被読み取り画像1から
CCDセンサ9(9a,9b)までの反射光の光路長を
短くすることができ、装置の小型化が可能になる。
【0050】CCDセンサ9を3つ以上に分割してもよ
く、より多くに分割することによって、より反射光の光
路長を短くすることができ、より装置を小型化すること
ができる。
【0051】〔他の実施例〕光源としては、蛍光灯11
以外に、キセノンランプやタングステンランプなどを用
いることができる。分光フィルタ14a,14b…とし
ては、蒸着膜干渉フィルタ以外に、色ガラスフィルタな
どを用いることができる。さらに、分光手段としては、
分光フィルタ以外に、回折格子やプリズムなどを用いる
ことができる。また、光量調整手段としては、光量調整
フィルタ16a…以外に、光源自体の発光エネルギーを
制御するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、読
み取り対象のカラー画像が有する色情報を、機器に独立
な色情報として、2次元位置情報を含んで、精度よく安
定して、しかも被読み取り画像の損傷をきたすことな
く、得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカラー画像読み取り装置の第1の実
施形態を示す図である。
【図2】図1の装置の分光光源の一例を示す図である。
【図3】図2の分光光源のフィルタ保持筒を示す図であ
る。
【図4】光量調整手段の一例を示す図である。
【図5】分光フィルタの分光透過率の一例を示す図であ
る。
【図6】分光反射率の実測値およびスプライン補間によ
る補間値の一例を示す図である。
【図7】等色関数の分光感度分布の一例を示す図であ
る。
【図8】この発明のカラー画像読み取り装置の第2の実
施形態を示す図である。
【図9】図8の装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
1…被読み取り画像 2…用紙 3…透明基板 4…白色基準板 5…光学系 9,9a,9b…CCDセンサ(反射光検出手段) 10…分光光源 11…蛍光灯 12…反射板 13…フィルタ保持筒 14a〜14e…分光フィルタ(分光手段) 15…遮光筒 16a…光量調整フィルタ(光量調整手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、 この光源からの光を順次、複数の波長帯域に分光して被
    読み取り画像に照射する分光手段と、 前記被読み取り画像に照射される光量を、前記複数の波
    長帯域ごとに調整する光量調整手段と、 前記被読み取り画像からの前記複数の波長帯域ごとの反
    射光を検出する反射光検出手段と、 その検出結果から前記被読み取り画像の分光反射率を推
    定し、その推定結果から前記被読み取り画像の機器に独
    立な色情報を算出するデータ処理手段と、 を備えることを特徴とするカラー画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1のカラー画像読み取り装置におい
    て、 前記分光手段は、前記複数の波長帯域のうちの、互いに
    異なる所定波長帯域のみを透過させ、それ以外の波長帯
    域は遮光する複数の分光フィルタを切り替えることによ
    って分光するものであることを特徴とするカラー画像読
    み取り装置。
  3. 【請求項3】請求項1のカラー画像読み取り装置におい
    て、 前記光量調整手段は、これによって光量調整され、前記
    分光手段によって分光された光で、白色基準板を照明し
    たときの、前記反射光検出手段の出力が、前記複数の波
    長帯域の間で、ほぼ一定になるように光量調整すること
    を特徴とするカラー画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】請求項3のカラー画像読み取り装置におい
    て、 前記光量調整手段は、前記光源の発光エネルギーを制御
    することによって光量調整することを特徴とするカラー
    画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】請求項3のカラー画像読み取り装置におい
    て、 前記光量調整手段は、光量調整フィルタを切り替えるこ
    とによって光量調整することを特徴とするカラー画像読
    み取り装置。
  6. 【請求項6】請求項1のカラー画像読み取り装置におい
    て、 前記反射光検出手段は、複数の受光素子に分割し、前記
    被読み取り画像の一部領域からの反射光を、その複数の
    受光素子で同時に受光することを特徴とするカラー画像
    読み取り装置。
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JP2018201496A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 志勇無限創意有限公司 豆焙煎装置
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