JP2000121438A - カラー画像測定装置 - Google Patents

カラー画像測定装置

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JP2000121438A
JP2000121438A JP28915298A JP28915298A JP2000121438A JP 2000121438 A JP2000121438 A JP 2000121438A JP 28915298 A JP28915298 A JP 28915298A JP 28915298 A JP28915298 A JP 28915298A JP 2000121438 A JP2000121438 A JP 2000121438A
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Shinji Sasahara
慎司 笹原
Toshihiko Inagaki
敏彦 稲垣
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象のカラー画像の微小領域ごとの色情
報を、2次元位置情報を含んで、精度よく安定して、し
かも測定対象画像の損傷をきたすことなく、測定できる
ようにする。 【解決手段】 分光フィルタ6を1回転させて、光源3
からの光を、380〜760nmの可視光域を20nm
間隔で19チャンネルに分割した波長帯域に分光して、
リング照明7に導き、測定対象画像1に照射する。測定
対象画像1の一辺が10μmの正方形の領域を測定対象
領域1aとして、その領域1aからの反射光のみを、ア
パチャ8を通して光電子増倍管9で検出する。A/Dコ
ンバータ12でデジタルデータに変換された、19チャ
ンネルの波長帯域の反射光検出信号を、制御用コンピュ
ータ20に取り込んで、19チャンネルの波長帯域の反
射率を検出し、さらにスプライン補間によって5nm間
隔の分光反射率を推定する。その推定した分光反射率か
ら、測定対象領域1aの色情報を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー複写機や
カラープリンタなどのカラー画像出力装置で出力された
カラー画像の画質を評価するために、出力されたカラー
画像を測定する場合などに用いるカラー画像測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機やカラープリンタなどのカ
ラー画像出力装置では、出力される画像の画質の向上が
最も重要な課題であり、そのため、これらカラー画像出
力装置で出力された画像を測定し、評価する各種の方法
が考えられている。
【0003】カラー画像の画質を評価する場合、カラー
画像の主観的な良さに相関のある画像の物理的特徴をい
かに捉えるかが重要となる。最近は、画像の高解像度化
に伴い、画像を構成する画素が微小化している。一例を
あげると、インクジェット方式では1ドットの大きさは
30〜40μm程度である。
【0004】このような微小画素のカラー画像から、画
像の物理的特徴量を抽出する装置としては、微小なアパ
チャで高解像度に、カラー画像が有する色情報を、2次
元的な位置情報を含んで、測定できるものが望ましい。
【0005】特開平5−284260号公報には、画像
の粒状性を評価するために、等色関数x(λ),y
(λ),z(λ)と同等の分光感度分布を有する2次元
走査型濃度計によってカラー画像を測定し、色情報を算
出することが示されている。
【0006】また、特開平9−163168号公報に
は、簡易型の測定機として、RGB信号として入力され
た画像情報を、明度、彩度、色相の情報に変換すること
によって、カラー画像の有する2次元的な色情報を算出
するものが示されている。
【0007】さらに、特開平5−322657号公報に
は、複数の光学フィルタを用いて測定対象画像を測定
し、その測定結果から測定対象画像の2次元的な位置情
報を含む分光反射率を推定することによって、測定対象
画像の色情報を算出することが示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−284260号公報に示された、等色関数x
(λ),y(λ),z(λ)と同等の分光感度分布を有
する2次元走査型濃度計を用いる方法では、光源および
センサの分光感度特性を考慮して光学フィルタを設計し
なければならない。しかし、任意の分光感度特性を有す
る光学フィルタを設計することは現実的に不可能であ
る。そのため、ある程度の近似的な分光感度特性を有す
る光学フィルタで妥協しなければならず、実際上、測定
対象画像の色情報を高精度に測定することはできない。
また、光源の経時変化などによっても分光特性が変化す
る可能性があり、安定性にも問題がある。
【0009】また、特開平9−163168号公報に示
された方法では、RGB信号と明度、彩度、色相の情報
とを対応づけるデータを採取する必要があり、精度を上
げるためには膨大なデータ量が必要となる。また、画像
を形成する色材が異なる場合には、新たにRGB信号と
明度、彩度、色相の情報とを対応づけるデータを採取し
直す必要があり、膨大な手間を必要とする。
【0010】これに対して、特開平5−322657号
公報に示された方法によれば、複数の分光フィルタを用
いて分光反射率を推定することによって、測定対象画像
の色情報を精度よく安定して算出することができる。し
かしながら、フィルタの透過率や光源およびセンサの特
性は光の波長によって異なるため、フィルタごとに検出
された光信号に含まれるノイズの比率(SN比)が異な
る。しかも、波長分解能を上げるためには、光学フィル
タの透過波長帯域を狭くする必要がある。しかし、そう
すると、センサに到達する光量がかなり制限されるた
め、センサの感度を上げるためには、光源の光量を大き
くする必要がある。そのため、光源からの光が測定対象
画像に照射されたとき、測定対象画像の退色や変色をき
たし、最悪の場合には測定対象画像を焦がすこともあ
る。
【0011】そこで、この発明は、測定対象のカラー画
像の微小領域ごとの色情報を、2次元位置情報を含ん
で、精度よく安定して、しかも測定対象画像の損傷をき
たすことなく、測定することができるようにしたもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のカラー画像測
定装置は、光源と、この光源からの光を複数の波長帯域
に分光する分光手段と、その分光された光を測定対象画
像に照射する照明手段と、前記測定対象画像の微小領域
を測定対象領域とするように、前記測定対象画像からの
反射光を制限する反射光制限手段と、その制限された前
記測定対象領域からの反射光を、前記複数の波長帯域ご
とに検出する反射光検出手段と、前記測定対象画像にお
ける前記測定対象領域の位置を2次元的に制御する測定
位置制御手段と、前記反射光検出手段の検出結果から、
前記測定対象領域の反射率を前記複数の波長帯域ごとに
検出することによって、前記測定対象画像の分光反射率
を推定する分光反射率推定手段と、その推定結果から、
前記測定対象画像の色情報を算出する色情報算出手段
と、を備えるものとする。
【0013】この場合、前記測定対象画像に照射される
光量を、前記複数の波長帯域ごとに、前記反射光検出手
段の検出感度が一定となるように調整する光量調整手段
を設けることが望ましい。
【0014】その光量調整手段は、前記光源の発光エネ
ルギーを調節するもの、または前記光源からの光の光路
を遮光する面積を調節するもの、または前記光源からの
光の光路に設けられた光量調整フィルタを切り替えるも
の、とすることができる。
【0015】また、前記分光手段は、前記光源からの光
の所定波長帯域のみを透過させ、それ以外の波長帯域は
遮光する光学フィルタで、それぞれの透過波長帯域を可
視光域内で変えたものを複数用意して、それらを切り替
えることによって分光するものとすることができる。
【0016】あるいは、前記分光手段は、前記光源から
の光の光路に設けられた回折格子またはプリズムを機械
的に回転させることによって分光するものとすることが
できる。
【0017】さらに、前記分光手段は、前記測定位置制
御手段による前記測定対象領域の位置の制御とと同期さ
せて制御することが望ましい。
【0018】また、前記測定対象領域は、一辺が1μm
以上、50μm以下の正方形、または直径が1μm以
上、50μm以下の円形とすることが望ましい。
【0019】
【作用】上記のように構成した、この発明のカラー画像
測定装置では、測定対象画像の分光反射率を推定し、そ
の推定結果から測定対象画像の色情報を算出するので、
測定対象画像の微小領域ごとの色情報を精度よく測定す
ることができる。
【0020】また、波長帯域ごとの反射率を求めるの
で、経時変化などによって光源の分光特性が変化して
も、白色基準を用いて校正することによって、常に安定
して測定対象画像の分光反射率を求め、色情報を算出す
ることができる。
【0021】さらに、光源からの光を測定対象画像に到
達する前に分光するので、測定対象画像に照射される光
量を少なくすることができ、測定対象画像の損傷を防止
することができる。
【0022】光量調整手段によって、測定対象画像に照
射される光量を、分光手段による分光の波長帯域ごと
に、反射光検出手段の検出感度が一定となるように調整
する場合には、分光の波長帯域ごとに異なる反射光検出
手段の検出感度を、全ての波長帯域に渡って一定にする
ことができ、より高精度の測定が可能になる。
【0023】また、分光手段を測定対象領域の位置の制
御と同期させて制御する場合には、測定対象画像を停止
させることなく連続的に測定対象画像を測定することが
できる。
【0024】測定対象画像の測定対象領域の一辺または
直径が1μmより小さいと、反射光量自体が非常に少な
くなって測定結果のSN比が劣化し、測定対象領域の一
辺または直径が50μmより大きいと、画質評価の解像
度が低下して実用的でない。これに対して、測定対象領
域の一辺または直径を1μm以上、50μm以下とする
場合には、高SN比かつ高解像度の測定を行うことがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は、この
発明のカラー画像測定装置の第1の実施形態を示す。
【0026】この実施形態のカラー画像測定装置は、測
定対象画像1を載置するXYステージ2、光源3、光フ
ァイバ4、光量調整手段を構成する絞り5、分光手段を
構成する分光フィルタ6、照明手段を構成するリング照
明7、反射光制限手段を構成するアパチャ8、反射光検
出手段を構成する光電子増倍管9、アンプ11、A/D
コンバータ12、および制御用コンピュータ20などに
よって構成する。制御用コンピュータ20は、図では省
略したが、処理部、ハードディスク、およびディスプレ
イなどを備え、測定位置制御手段21、分光反射率推定
手段22、および色情報算出手段23などを構成する。
【0027】光源3としては、例えば、150Wのキセ
ノンランプを用いる。この光源3からの光は、光ファイ
バ4に導き、絞り5によって後述のように光量を調整す
る。さらに、絞り5によって光量が調整された、光源3
からの光を、分光フィルタ6によって分光する。
【0028】分光フィルタ6は、円盤の周方向に19個
の光学フィルタ6a,6b…を等間隔で並べ、それぞれ
の光学フィルタ6a,6b…は、光学フィルタ6aが3
80〜400nmの波長帯域、光学フィルタ6bが40
0〜420nmの波長帯域、というように、380〜7
60nmの可視光域を20nm間隔で19チャンネルに
分割した波長帯域を、透過スペクトル半値幅とする狭帯
域フィルタとしたものとし、後述するように、その円
盤、すなわち分光フィルタ6を回転させることによっ
て、絞り5によって光量が調整された、光源3からの光
を分光する。図3に、分光フィルタ6の分光透過率の一
例を示す。
【0029】絞り5によって光量が調整され、かつ分光
フィルタ6によって分光された光は、さらに光ファイバ
4内に通してリング照明7に導き、リング照明7からX
Yステージ2上の測定対象画像1に、45度の方向で照
射する。
【0030】測定対象画像1は、XYステージ2上に固
定し、光源3、リング照明7、アパチャ8、および光電
子増倍管9も、固定した状態で、測定位置制御手段21
(制御用コンピュータ20)によって、XYステージ2
をXY方向に移動制御することによって、測定対象画像
1の測定位置を移動制御する。
【0031】アパチャ8は、測定対象画像1の微小な領
域、例えば一辺が10μmの正方形の領域を、測定対象
画像1の測定位置、すなわち測定対象領域1aとして、
この領域1aから測定対象画像1に対して垂直に反射
(拡散)した光のみを、光電子増倍管9に入射させる。
【0032】この測定対象領域1aからの反射光は、光
電子増倍管9で検出して、電気信号に変換する。分光フ
ィルタ6の回転によって、測定対象画像1に照射される
光は、光学フィルタ6a,6b…の透過波長帯域ごとに
分光されたものとなるので、光電子増倍管9では、光学
フィルタ6a,6b…の透過波長帯域ごとに反射光が検
出される。
【0033】この光電子増倍管9からの検出信号は、ア
ンプ11で増幅し、A/Dコンバータ12でデジタルデ
ータに変換して、制御用コンピュータ20に取り込む。
【0034】そして、制御用コンピュータ20の分光反
射率推定手段22では、光学フィルタ6a,6b…の透
過波長帯域ごとの反射光検出データから、測定対象領域
1aの、光学フィルタ6a,6b…の透過波長帯域ごと
の反射率を検出する。
【0035】この光学フィルタ6a,6b…の透過波長
帯域ごとの反射率検出データは、一旦、制御用コンピュ
ータ20のハードディスクに格納し、測定対象画像1の
全領域の測定の終了後、分光反射率推定手段22では、
その反射率検出データから、後述のように測定対象画像
1の各点の分光反射率を推定し、色情報算出手段23で
は、その推定結果から、後述のように測定対象画像1の
各点の色情報を算出する。
【0036】分光フィルタ6の回転は、後述するよう
に、制御用コンピュータ20の測定位置制御手段21に
よるXYステージ2の駆動制御、すなわち測定対象領域
1aの位置制御と同期させて制御する。
【0037】絞り5は、光源3からの光の光路を遮光す
る面積を調節するもので、分光フィルタ6の回転に同期
させて、光学フィルタ6a,6b…の透過波長帯域ごと
に、光電子増倍管9の反射光検出感度が一定となるよう
に、制御用コンピュータ20によって制御する。
【0038】具体的に、まず、測定対象画像1のx軸方
向およびy軸方向の始点位置を測定対象領域として、測
定対象画像1を固定した状態で、分光フィルタ6を1回
転させて、その全ての光学フィルタ6a,6b…で順
次、光源3からの光を上述した19チャンネルの波長帯
域に分光して、測定対象画像1のx軸方向およびy軸方
向の始点位置の測定を行う。
【0039】19チャンネルの波長帯域について測定を
終了したら、測定対象画像1をx軸方向に10μm移動
させて、次の測定対象領域の測定を、同様に19チャン
ネルの波長帯域について行う。このようにして、x軸方
向の1ライン分の測定を終了したら、x軸方向の始点位
置に戻って、測定対象画像1をy軸方向に10μm移動
させて、同様にx軸方向の次の1ライン分の測定を行
う。
【0040】このようにして、2次元の測定対象画像1
の全体に渡って、隙間なく測定を行うことによって、測
定対象画像1の2次元位置情報を含む測定対象画像1の
色情報の測定が可能になる。
【0041】分光反射率推定手段22での分光反射率の
推定は、光学フィルタ6a,6b…の透過波長帯域ごと
の反射率測定値(実測値)を、光学フィルタ6a,6b
…の透過波長帯域の中心波長における反射率と仮定し
て、実測値間はスプライン補間をすることによって、5
nm間隔の分光反射率を求める。図4に、実際に求めた
分光反射率の例を示す。黒の四角で示す点が実測値、白
の菱形で示す点がスプライン補間によって求められた補
間値である。
【0042】測定対象画像1の色情報として、CIEL
色空間で表された明度L、彩度Cおよび
色相h°を算出するには、推定した分光反射率(分光感
度分布)に対して標準光源の分光特性および等色関数x
(λ),y(λ),z(λ)を掛け合わせて積分し、三
刺激値XYZを求める。具体的に、標準光源としてはD
50、等色関数としては2度視野のものを用いる。等色
関数の分光感度分布の一例を、図5に示す。
【0043】さらに、得られた三刺激値XYZから、 L=116(Y/Yn)1/3−16 …(1) a=500[(X/Xn)1/3−(Y/Yn)1/3]…(2) b=200[(Y/Yn)1/3−(Z/Zn)1/3]…(3) によって、Lを求める。
【0044】また、彩度Cおよび色相h°は、 C=[(a+(b1/2 …(4) h°=tan−1(a/b) …(5) によって求める。
【0045】また、RGB色空間で表された色情報も同
時に算出し、制御用コンピュータ20のディスプレイ上
にRGBデータによる画像を表示する。
【0046】経時変化などによって光源3の分光特性が
変化した場合には、白色基準を用いて校正する。白色基
準としては、例えばセラミックタイルで作製された白色
基準板を用いる。この白色基準板は、可視光域全域で分
光反射率がほぼ等しい分光感度特性を有するもので、こ
の白色基準板を測定対象画像の測定対象領域として上述
した測定を行い、分光フィルタ6の全ての光学フィルタ
6a,6b…で光電子増倍管9の出力が等しくなるよう
に、絞り5の調整を行い、そのときの絞り5の絞り値を
制御用コンピュータ20に記憶しておく。そして、測定
対象画像1の測定時には、分光フィルタ6の回転に同期
させて、絞り5の絞り値を、その記憶している値とする
ように、絞り5を調整する。これによって、常に安定し
て測定対象画像1の分光反射率を求め、色情報を算出す
ることができる。
【0047】〔第2の実施形態〕図2は、この発明のカ
ラー画像測定装置の第2の実施形態を示す。
【0048】この実施形態では、光量調整手段として、
上述した第1の実施形態の絞り5の代わりに、光量調整
フィルタ(NDフィルタ)13を、分光フィルタ6に重
ねて配置する。光量調整フィルタ13は、それぞれ分光
フィルタ6の光学フィルタ6a,6b…に重ねられるフ
ィルタ部分を有するもので、分光フィルタ6と一体に回
転させる。この場合、光量調整フィルタ13の各フィル
タ部分で光電子増倍管9の出力が等しくなるように、あ
らかじめ、上述したように白色基準板を測定して、光量
調整フィルタ13の各フィルタ部分を取り替え、調整す
る。
【0049】〔他の実施形態〕光量調整手段としては、
上述した絞り5または光量調整フィルタ13以外に、光
源自体の発光エネルギーを調節するようにしてもよく、
この場合にも上述した例と同様の効果を得ることができ
る。
【0050】また、分光手段としては、回折格子やプリ
ズムを機械的に回転させることによって分光するものを
用いてもよい。
【0051】また、反射光検出手段としては、光電子増
倍管9以外に、フォトダイオードやCCDなどを用いる
ことができる。
【0052】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、測
定対象のカラー画像の微小領域ごとの色情報を、2次元
位置情報を含んで、精度よく安定して、しかも測定対象
画像の損傷をきたすことなく、測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカラー画像測定装置の第1の実施形
態を示す図である。
【図2】この発明のカラー画像測定装置の第2の実施形
態を示す図である。
【図3】分光フィルタの分光透過率の一例を示す図であ
る。
【図4】分光反射率の実測値およびスプライン補間によ
る補間値の一例を示す図である。
【図5】等色関数の分光感度分布の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】 1…測定対象画像 1a…測定対象領域 2…XYステージ 3…光源 5…絞り(光量調整手段) 6…分光フィルタ(分光手段) 7…リング照明(照明手段) 8…アパチャ(反射光制限手段) 9…光電子増倍管(反射光検出手段) 13…光量調整フィルタ(光量調整手段) 21…測定位置制御手段 22…分光反射率推定手段 23…色情報算出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、 この光源からの光を複数の波長帯域に分光する分光手段
    と、 その分光された光を測定対象画像に照射する照明手段
    と、 前記測定対象画像の微小領域を測定対象領域とするよう
    に、前記測定対象画像からの反射光を制限する反射光制
    限手段と、 その制限された前記測定対象領域からの反射光を、前記
    複数の波長帯域ごとに検出する反射光検出手段と、 前記測定対象画像における前記測定対象領域の位置を2
    次元的に制御する測定位置制御手段と、 前記反射光検出手段の検出結果から、前記測定対象領域
    の反射率を前記複数の波長帯域ごとに検出することによ
    って、前記測定対象画像の分光反射率を推定する分光反
    射率推定手段と、 その推定結果から、前記測定対象画像の色情報を算出す
    る色情報算出手段と、 を備えることを特徴とするカラー画像測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1のカラー画像測定装置において、 前記測定対象画像に照射される光量を、前記複数の波長
    帯域ごとに、前記反射光検出手段の検出感度が一定とな
    るように調整する光量調整手段を備えることを特徴とす
    るカラー画像測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2のカラー画像測定装置において、 前記光量調整手段は、前記光源の発光エネルギーを調節
    することを特徴とするカラー画像測定装置。
  4. 【請求項4】請求項2のカラー画像測定装置において、 前記光量調整手段は、前記光源からの光の光路を遮光す
    る面積を調節することを特徴とするカラー画像測定装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2のカラー画像測定装置において、 前記光量調整手段は、前記光源からの光の光路に設けら
    れた光量調整フィルタを切り替えることを特徴とするカ
    ラー画像測定装置。
  6. 【請求項6】請求項1のカラー画像測定装置において、 前記分光手段は、前記光源からの光の所定波長帯域のみ
    を透過させ、それ以外の波長帯域は遮光する光学フィル
    タで、それぞれの透過波長帯域を可視光域内で変えたも
    のを複数用意して、それらを切り替えることによって分
    光するものであることを特徴とするカラー画像測定装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1のカラー画像測定装置において、 前記分光手段は、前記光源からの光の光路に設けられた
    回折格子を機械的に回転させることによって分光するも
    のであることを特徴とするカラー画像測定装置。
  8. 【請求項8】請求項1のカラー画像測定装置において、 前記分光手段は、前記光源からの光の光路に設けられた
    プリズムを機械的に回転させることによって分光するも
    のであることを特徴とするカラー画像測定装置。
  9. 【請求項9】請求項1のカラー画像測定装置において、 前記分光手段は、前記測定位置制御手段による前記測定
    対象領域の位置の制御と同期させて制御することを特徴
    とするカラー画像測定装置。
  10. 【請求項10】請求項1のカラー画像測定装置におい
    て、 前記測定対象領域は、一辺が1μm以上、50μm以下
    の正方形としたことを特徴とするカラー画像測定装置。
  11. 【請求項11】請求項1のカラー画像測定装置におい
    て、 前記測定対象領域は、直径が1μm以上、50μm以下
    の円形としたことを特徴とするカラー画像測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275955A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 National Institute Of Information & Communication Technology 光学特性測定装置及び画像処理システム
JP2008292495A (ja) * 2002-07-26 2008-12-04 Olympus Corp 画像処理システム
JP2014132257A (ja) * 2012-12-03 2014-07-17 Ricoh Co Ltd 類似度判定システム及び類似度判定方法
JP2014146287A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Secom Co Ltd 撮影システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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