JP2000121397A - 歪計測装置 - Google Patents

歪計測装置

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JP2000121397A
JP2000121397A JP10287873A JP28787398A JP2000121397A JP 2000121397 A JP2000121397 A JP 2000121397A JP 10287873 A JP10287873 A JP 10287873A JP 28787398 A JP28787398 A JP 28787398A JP 2000121397 A JP2000121397 A JP 2000121397A
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Japan
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optical fiber
duct
fiber cable
peripheral surface
distortion
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JP10287873A
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Tsuyotoshi Yamaura
剛俊 山浦
Tokio Kai
登喜雄 開
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバの布設及び撤去を容易に行なえる歪
計測装置を提供すること。 【解決手段】光ファイバを測定対象(2)に設け、前記
光ファイバの歪量を計測することで前記測定対象(2)
に生じた歪を検出する歪計測装置であり、内部に光ファ
イバを有し、前記測定対象(2)に設けられたダクト3
内に挿通される光ファイバケーブル1と、前記光ファイ
バケーブル1の外周面及び前記ダクト3の内周面の一方
に、所定間隔毎に設けられた複数の電磁石と、前記光フ
ァイバケーブル1の外周面及び前記ダクト3の内周面の
他方に、前記所定間隔毎に設けられた複数の磁性を有す
る部材(4)と、を備え、前記光ファイバケーブル1を
前記ダクト3内に挿通した後、前記各電磁石を対向する
前記各磁性を有する部材(4)に吸着させることで前記
光ファイバを前記ダクト3内に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを使用
して構造物の歪(変形)量を測定する歪計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の歪計測装置では、光ファイバの
片端からパルス光を入射し、該光ファイバ内で生じるブ
リルアン散乱光の後方散乱光をコヒーレント検波方法に
より高感度に検出する。このとき、散乱光の光波と光フ
ァイバ中の音波との相互作用により入射したパルス光の
光周波数に対して上方及び下方にシフトしたブリルアン
散乱光が検出されることを利用し、そのブリルアン散乱
光の周波数シフト分布から光ファイバの歪み分布を測定
する。
【0003】光ファイバに引っ張りによる伸び歪みを加
えると、該光ファイバに入射した光の後方ブリルアン散
乱光では、そのシフト量fb(ε)が増加する。この関
係は、次式(1)で表されることが知られている。
【0004】 fb(ε)=fb(0)(1+Cε) …(1) ここでfb(0)は、歪み量ε(%)がゼロのときのブ
リルアン周波数シフト(入射光の周波数からブリルアン
散乱のスペクトルの中心周波数を引いた値)であり、C
は比例係数である。したがって、ブリルアン周波数シフ
トを測定することにより、光ファイバの歪みを求めるこ
とができる。
【0005】このブリルアン周波数シフトを計測するた
めには、微弱なブリルアン散乱光を受光する必要がある
が、この方法には、BOTDA(Brillouin Optical Fi
berDomain Analysis)やBOTDR(Brillouin Optical
Time Domain Reflectometry )等の方法が報告されて
いる。(信学論誌、B-I Vol.J73-B-I,No.2,pp.144-152,
1990;Technical Digest of International Quantum Ele
ctrinics Conference(IQEC'92),paper no. MoL.4,pp.42
-43,1992) 以下、構造物の歪(変形)量を測定するための従来の手
法を、トンネル内壁の歪量測定法を例に説明する。
【0006】図6は、光ファイバを使用してトンネルの
歪量を測定する従来の手法を示す図である。図6では、
トンネルの歪量を測定するために、光ファイバ51をト
ンネル内壁52に接着剤53などを使用して接着してい
る。光ファイバ51は、光コネクタ55を介して歪分布
計測器54に接続されている。
【0007】トンネル内壁52の歪にしたがって光ファ
イバ51も歪むので、この光ファイバ51の歪量を歪分
布計測器54を使用して上述した原理に基づき測定す
る。このように、上述した原理に基づき光ファイバ51
の歪量を測定することで、光ファイバ51が敷設された
トンネル内壁52の歪量を測定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような光ファイ
バのブリルアン散乱光を利用した歪量の測定において
は、光ファイバを対象となる構造物の壁等の表面に布設
し接着剤等で固定したり、あるいは構造物中に埋め込ん
で布設し固定する手法が考えられる。しかし、トンネ
ル、ダム、堤防等の構造物では、壁等の表面に光ファイ
バを布設した場合、ダメージを受け易く、また景観上好
ましくない。さらに、構造物中に光ファイバを埋め込む
手法は、その埋め込み作業が困難であるとともに、埋め
込んだ後、断線した場合に復旧、交換が困難であり、事
実上実施は不可能であるといえる。
【0009】本発明の目的は、光ファイバの布設及び撤
去を容易に行なえる歪計測装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の歪計測装置は以下の如く構成
されている。
【0011】(1)本発明の歪計測装置は、光ファイバ
を測定対象に設け、前記光ファイバの歪量を計測するこ
とで前記測定対象に生じた歪を検出する歪計測装置であ
り、内部に光ファイバを有し、前記測定対象に設けられ
たダクト内に挿通される光ファイバケーブルと、前記光
ファイバケーブルの外周面及び前記ダクトの内周面の一
方に、所定間隔毎に設けられた複数の電磁石と、前記光
ファイバケーブルの外周面及び前記ダクトの内周面の他
方に、前記所定間隔毎に設けられた複数の磁性を有する
部材と、を備え、前記光ファイバケーブルを前記ダクト
内に挿通した後、前記各電磁石を対向する前記各磁性を
有する部材に吸着させることで前記光ファイバを前記ダ
クト内に固定する。
【0012】(2)本発明の歪計測装置は、光ファイバ
を測定対象に設け、前記光ファイバの歪量を計測するこ
とで前記測定対象に生じた歪を検出する歪計測装置であ
り、内部に光ファイバと管を有し、前記測定対象に設け
られたダクト内に挿通される光ファイバケーブルを備
え、前記光ファイバケーブルを前記ダクト内に挿通した
後、前記管内に気体あるいは液体を供給し前記管を膨出
させることで前記光ファイバを前記ダクト内に固定す
る。
【0013】(3)本発明の歪計測装置は、光ファイバ
を測定対象に設け、前記光ファイバの歪量を計測するこ
とで前記測定対象に生じた歪を検出する歪計測装置であ
り、内部に光ファイバを有し、前記測定対象に設けられ
たダクト内に挿通される光ファイバケーブルと、前記光
ファイバケーブルの外周面及びダクトの内周面の一方
に、所定間隔毎に設けられた複数の形状記憶合金と、前
記各形状記憶合金の形状を変化させる複数の変形手段
と、を備え、前記光ファイバケーブルを前記ダクト内に
挿通した後、前記変形手段により前記各形状記憶合金の
形状を変化させることで前記光ファイバを前記ダクト内
に固定する。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る歪計測装置の構成を示す
図である。図1では、トンネルで発生する歪量を測定す
るために、光ファイバケーブル1をコンクリートからな
るトンネル内壁2中に埋設されたダクト3内に挿通して
いる。また、ダクト3の内周面には長手方向に沿って所
定間隔(例えば2m以上の間隔)毎に、金属または磁石
等の磁性を有する部材からなる固定部材4が固着されて
いる。
【0015】図2は、光ファイバケーブル1の構成を示
す図であり、長尺な光ファイバケーブル1の一部を示す
図である。光ファイバケーブル1内には、光ファイバ5
と電線6が個別に挿通されており、光ファイバケーブル
1の外周面には長手方向に沿って上記所定間隔毎に、電
磁石7が固着されている。光ファイバケーブル1内の電
線6は、各電磁石7のコイルに接続されている。光ファ
イバ1の終端には光コネクタ(不図示)を介して、当該
トンネルの入口付近に設置された歪分布計測器(不図
示)が接続されている。
【0016】以下、上述したような構成をなす光ファイ
バケーブル1の布設過程を説明する。まず、光ファイバ
ケーブル1の電線6に電流を供給しない状態で、光ファ
イバケーブル1をダクト3内に挿通し、各電磁石7を対
応する固定部材4と対向させる。次に、各電磁石7と対
応する各固定部材4との間に吸引力を発生させる磁界が
各電磁石7で生じるよう、電線6に電流を供給する。す
ると、各固定部材4にそれらと対向する各電磁石7が吸
着するため、光ファイバケーブル1がダクト3の内周面
に固定される。これにより、光ファイバ5がトンネル内
壁2中に固定される。
【0017】この状態で、トンネル内壁2に歪が生じた
場合、光ファイバ5も歪むので、この光ファイバ5の歪
量(0.2mm以上)を上記歪分布計測器を使用して上
述した原理に基づき測定することで、光ファイバ1が敷
設されたトンネル内壁2の歪量を測定することができ
る。
【0018】上述した構成では、光ファイバケーブル1
内に光ファイバ5と電線6を挿通し、光ファイバケーブ
ル1の外周面には所定間隔毎に電磁石7を固着し、ダク
ト3の内周面には上記所定間隔毎に固定部材4を固着し
た。しかしこの構成に限らず、光ファイバケーブル1内
に光ファイバ5のみを挿通し、光ファイバケーブル1の
外周面には所定間隔毎に固定部材4を固着し、ダクト3
の内周面には上記所定間隔毎に電磁石7を固着するよう
構成することもできる。この場合、電線6をダクト3の
内周面に布設し各電磁石7のコイルに接続する。
【0019】このような構成によれば、光ファイバケー
ブル1の外周面における各固定部材が、ダクト3の内周
面における対向する各電磁石に吸着するため、光ファイ
バケーブル1がダクト3の内周面に固定され、光ファイ
バ5がトンネル内壁2中に固定される。
【0020】また、光ファイバケーブル1をダクト3内
から撤去する作業は、各電磁石7と各固定部材4に反発
力を生じさせることにより離すことで容易に行なえる。
【0021】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る歪計測装置では、上記第1の実施の形態に
て図2に示したように光ファイバケーブル1の外周面に
電磁石7を固着する代わりに、電磁石7に永久磁石(不
図示)を一体化させて固着する。
【0022】以下、上述したような構成をなす光ファイ
バケーブル1の布設過程を説明する。まず、光ファイバ
ケーブル1の電線6に、各電磁石7と対応する各固定部
材4との間に反発力を発生させる磁界が各電磁石7で生
じるよう、電流を供給する。この状態で光ファイバケー
ブル1をダクト3内に挿通し、各電磁石7を対応する固
定部材4と対向させる。
【0023】次に、電線6への電流の供給を止める。す
ると、ダクト3の内周面の各固定部材4にそれらと対向
する各永久磁石が吸着するため、光ファイバケーブル1
がダクト3の内周面に固定される。これにより、光ファ
イバ5がトンネル内壁2中に固定される。
【0024】この構成に限らず、光ファイバケーブル1
内に光ファイバ5のみを挿通し、光ファイバケーブル1
の外周面には所定間隔毎に固定部材4を固着し、ダクト
3の内周面に上記所定間隔毎に電磁石7と永久磁石を固
着するよう構成することもできる。この場合、電線6を
ダクト3の内周面に布設し各電磁石7のコイルに接続す
る。
【0025】このような構成によれば、光ファイバケー
ブル1の外周面における各固定部材4が、ダクト3の内
周面における対向する永久磁石に吸着するため、光ファ
イバケーブル1がダクト3の内周面に固定され、光ファ
イバ5がトンネル内壁2中に固定される。
【0026】また、光ファイバケーブル1をダクト3内
から撤去する作業は、各永久磁石と各固定部材4を離脱
させることで容易に行なえる。
【0027】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係る歪計測装置を構成する光ファイバ
ケーブルの構成を示す図であり、長尺な光ファイバケー
ブルの一部を示す図である。光ファイバケーブル11は
ゴム等の弾性を有する部材からなり、その内部には光フ
ァイバ5と空気配管8が個別に挿通されている。空気配
管8には、長手方向に沿って上記所定間隔毎に、空気に
より膨出する部分が設けられている。光ファイバ5の終
端には光コネクタ(不図示)を介して、当該トンネルの
入口付近に設置された歪分布計測器(不図示)が接続さ
れている。
【0028】以下、上述したような構成をなす光ファイ
バケーブル11の布設過程を説明する。まず、空気配管
8内に空気を注入しない状態で、光ファイバケーブル1
1をダクト3内に挿通し、次に空気配管8内に圧縮空気
を注入する。すると、その圧縮空気の圧力で膨出する空
気配管8の各部分に対応する光ファイバケーブル11の
部分が膨らみ、やがてダクト3の内周面に押し付けられ
る。これにより、光ファイバ5がトンネル内壁2中に固
定される。
【0029】また、光ファイバケーブル11をダクト3
内から撤去する作業は、空気配管8内の空気を抜くこと
で容易に行なえる。
【0030】(第4の実施の形態)図4は、本発明の第
4の実施の形態に係る歪計測装置を構成する光ファイバ
ケーブルの構成を示す図であり、長尺な光ファイバケー
ブルの一部を示す図である。光ファイバケーブル12内
には、光ファイバ5と電線6が個別に挿通されており、
光ファイバケーブル12の外周面には長手方向に沿って
上記所定間隔毎に、加熱装置9が固着されている。光フ
ァイバケーブル12内の電線6は、各加熱装置9に接続
されている。また、各加熱装置9の表面には形状記憶合
金が取り付けられている。光ファイバ5の終端には光コ
ネクタ(不図示)を介して、当該トンネルの入口付近に
設置された歪分布計測器(不図示)が接続されている。
【0031】以下、上述したような構成をなす光ファイ
バケーブル12の布設過程を説明する。まず、布設前に
光ファイバケーブル12の電線6に電流を供給し、元々
突出した形状をなす各形状記憶合金10を各加熱装置で
加熱して平状にする。そして、光ファイバケーブル12
をダクト3内にスムーズに挿通した後、電流の供給を止
める。これにより、各形状記憶合金10が元の突出した
形状に戻るため、各形状記憶合金10がダクト3の内周
面に引っ掛かる状態になる。よって、光ファイバケーブ
ル12がダクト3の内周面に固定され、光ファイバ5が
トンネル内壁2中に固定される。
【0032】上述した構成では、布設前に光ファイバケ
ーブル12の電線6に電流を供給し、元々突出した形状
をなす各形状記憶合金10を各加熱装置で加熱して平状
にし、布設後電流の供給を止め、各形状記憶合金10を
元の突出した形状に戻すことで光ファイバケーブル12
をダクト3の内周面に固定した。しかしこの構成に限ら
ず、各形状記憶合金10に元々平状をなすものを用い、
電線6に電流を供給しない状態で光ファイバケーブル1
2をダクト3内にスムーズに挿通した後、電流を供給
し、各形状記憶合金10を各加熱装置で加熱して突出し
た形状にすることもできる。このような構成でも、各形
状記憶合金10がダクト3の内周面に引っ掛かる状態に
なるため、光ファイバケーブル12がダクト3の内周面
に固定され、光ファイバ5がトンネル内壁2中に固定さ
れる。
【0033】また、各加熱装置9と元々平状である各形
状記憶合金10を、ダクト3の内周面に長手方向に沿っ
て上記所定間隔毎に固着するよう構成することもでき
る。この場合、電線6をダクト3の内周面に布設し各加
熱装置9に接続する。そして電線6に電流を供給しない
状態で光ファイバケーブル12をダクト3内にスムーズ
に挿通した後、電流を供給し、各形状記憶合金10を各
加熱装置9で加熱して突出した形状にする。このような
構成でも、各形状記憶合金10が光ファイバケーブル1
2の外周面に引っ掛かる状態になるため、光ファイバケ
ーブル12がダクト3の内周面に固定され、光ファイバ
5がトンネル内壁2中に固定される。
【0034】また、光ファイバケーブル12をダクト3
内から撤去する作業は、各形状記憶合金10を平状にす
ることで容易に行なえる。
【0035】(第5の実施の形態)上記第1〜第4の実
施の形態では光ファイバケーブルをトンネル内壁2中に
埋設されたダクト3内に挿通したが、本第5の実施の形
態では光ファイバケーブル内に光ファイバ5のみを挿通
し、光ファイバケーブルの外周面には長手方向に沿って
上記所定間隔毎に磁石を固着する。そして、トンネル内
壁2の表面に上記所定間隔毎に金属または磁石等の磁性
を有する部材からなる固定部材を固着する。
【0036】このような構成をなす光ファイバケーブル
の布設過程では、各固定部材に対応する磁石を吸着させ
ることで、光ファイバケーブルがトンネル内壁2の表面
に固定される。これにより、光ファイバ5がトンネル内
壁2の表面に固定される。
【0037】また、光ファイバケーブル1をダクト3内
から撤去する作業は、各磁石と各固定部材を離脱させる
ことで容易に行なえる。
【0038】(第6の実施の形態)図5の(a),
(b)は、本発明の第6の実施の形態に係る光ファイバ
ケーブルの構成を示す図である。図5では図2と同様、
光ファイバケーブル13に光ファイバ5と電線6が個別
に挿通されている。さらに、光ファイバケーブル13の
ほぼ中心に、ワイヤー14が挿通されている。このよう
に光ファイバケーブルのほぼ中心にワイヤー14を挿通
した構成は、図2乃至図4に示した各光ファイバケーブ
ルに適用できる。
【0039】図2乃至図4に示した各光ファイバケーブ
ルにワイヤー14等の硬い物質を挿通することで、電磁
石、空気配管、形状記憶物質等が吸着あるいは膨脹(収
縮)する際に、光ファイバの屈曲を防止できる。なおワ
イヤー14は、敷設経路に沿うよう、ある程度曲げやす
い物質からなり、かつ光ファイバに損失を与えるような
屈曲(例えばシングルモードファイバでは、r=30m
m未満の屈折)を防ぐことができる硬さとする。
【0040】また、光ファイバケーブルは、光ファイバ
の引張りあるいは縮みを検出するセンサとして用いられ
るので、ワイヤー14を引張りや縮みに作用されないケ
ーブル内部で軸方向に滑りやすい構造とする。また、ワ
イヤー14を電線等の固定物質と光ファイバとの間に入
れ、屈曲する力を分離するように配置する。
【0041】特に、空気や液体によって光ファイバケー
ブルを固定する方法では、図5の(b)に断面図で示す
ように、膨脹する部屋16の周囲を保護用プレート15
等の硬い物質で囲い、光ファイバ5が屈曲されないよう
にする。
【0042】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【0043】
【発明の効果】本発明の歪計測装置によれば、光ファイ
バケーブルを測定対象である構造物中のダクト内に挿通
した後、各電磁石を対向する各磁性を有する部材に吸着
させることで光ファイバを前記ダクト内に固定するの
で、光ファイバの布設を容易に行なえる。また、各電磁
石と各磁性を有する部材を反発力により離すことで光フ
ァイバの撤去を容易に行なえ、事故発生時の復旧、交換
が容易に行なえる。さらに、光ファイバケーブルを構造
物中に埋設できるため、ダメージを受けにくく、景観を
損なうこともない。
【0044】本発明の歪計測装置によれば、光ファイバ
ケーブルをダクト内に挿通した後、管内に気体あるいは
液体を供給し前記管を膨出させることで光ファイバを前
記ダクト内に固定するので、光ファイバの布設を容易に
行なえる。また、管内の空気を抜くことで光ファイバの
撤去を容易に行なえる。
【0045】本発明の歪計測装置によれば、光ファイバ
ケーブルをダクト内に挿通した後、変形手段により各形
状記憶合金の形状を変化させることで光ファイバを前記
ダクト内に固定するので、光ファイバの布設を容易に行
なえる。また、各形状記憶合金を平状にすることで光フ
ァイバの撤去を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る歪計測装置の
構成を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光ファイバケ
ーブルの構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る歪計測装置を
構成する光ファイバケーブルの構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る歪計測装置を
構成する光ファイバケーブルの構成を示す図。
【図5】本発明の第6の実施の形態に係る光ファイバケ
ーブルの構成を示す図
【図6】従来例に係る光ファイバを使用してトンネルの
歪量を測定する手法を示す図。
【符号の説明】
1…光ファイバケーブル 2…トンネル内壁 3…ダクト 4…固定部材 5…光ファイバ 6…電線 7…電磁石 8…空気配管 9…加熱装置 10…形状記憶合金 11…光ファイバケーブル 12…光ファイバケーブル 13…光ファイバケーブル 14…ワイヤー 15…保護用プレート 16…膨脹する部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 7/06 E21F 17/00 // E21F 17/00 G02B 6/00 B Fターム(参考) 2F065 AA06 AA65 AA69 CC40 FF12 FF42 PP01 PP22 QQ44 UU03 2F076 BA01 BB09 BD06 BD17 2H038 AA05 5E048 AB10 CB07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを測定対象に設け、前記光ファ
    イバの歪量を計測することで前記測定対象に生じた歪を
    検出する歪計測装置であり、 内部に光ファイバを有し、前記測定対象に設けられたダ
    クト内に挿通される光ファイバケーブルと、 前記光ファイバケーブルの外周面及び前記ダクトの内周
    面の一方に、所定間隔毎に設けられた複数の電磁石と、 前記光ファイバケーブルの外周面及び前記ダクトの内周
    面の他方に、前記所定間隔毎に設けられた複数の磁性を
    有する部材と、を備え、 前記光ファイバケーブルを前記ダクト内に挿通した後、
    前記各電磁石を対向する前記各磁性を有する部材に吸着
    させることで前記光ファイバを前記ダクト内に固定する
    ことを特徴とする歪計測装置。
  2. 【請求項2】光ファイバを測定対象に設け、前記光ファ
    イバの歪量を計測することで前記測定対象に生じた歪を
    検出する歪計測装置であり、 内部に光ファイバと管を有し、前記測定対象に設けられ
    たダクト内に挿通される光ファイバケーブルを備え、 前記光ファイバケーブルを前記ダクト内に挿通した後、
    前記管内に気体あるいは液体を供給し前記管を膨出させ
    ることで前記光ファイバを前記ダクト内に固定すること
    を特徴とする歪計測装置。
  3. 【請求項3】光ファイバを測定対象に設け、前記光ファ
    イバの歪量を計測することで前記測定対象に生じた歪を
    検出する歪計測装置であり、 内部に光ファイバを有し、前記測定対象に設けられたダ
    クト内に挿通される光ファイバケーブルと、 前記光ファイバケーブルの外周面及びダクトの内周面の
    一方に、所定間隔毎に設けられた複数の形状記憶合金
    と、 前記各形状記憶合金の形状を変化させる複数の変形手段
    と、を備え、 前記光ファイバケーブルを前記ダクト内に挿通した後、
    前記変形手段により前記各形状記憶合金の形状を変化さ
    せることで前記光ファイバを前記ダクト内に固定するこ
    とを特徴とする歪計測装置。
JP10287873A 1998-10-09 1998-10-09 歪計測装置 Withdrawn JP2000121397A (ja)

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JP10287873A JP2000121397A (ja) 1998-10-09 1998-10-09 歪計測装置

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