JP2017211266A - 地盤・岩盤歪み計測装置及び地盤・岩盤歪み計測方法 - Google Patents

地盤・岩盤歪み計測装置及び地盤・岩盤歪み計測方法 Download PDF

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秀明 川▲崎▼
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Abstract

【課題】ボーリング孔を小径にすることができる地盤・岩盤歪み計測技術を提供する。【解決手段】図(a)に示すように、地盤50にボーリングマシーンでボーリング孔51を開ける。図(b)に示すように、ボーリング孔51に線状鋼材11、歪み計20及び電気配線14を挿入する。図(d)に示すように、張力を付与したままで、ボーリング孔51へグラウト55を充填する。そして、電気配線14の基部を演算部15に接続する。【効果】1本の線状鋼材に複数の歪み計を設けるが、電気配線は1本で済むため、電気配線でボーリング孔が塞がる心配はない。本発明により、ボーリング孔を小径にすることができる地盤・岩盤歪み計測装置が提供される。【選択図】図6

Description

本発明は、地盤や岩盤の内部に発生する歪みを計測する技術に関する。
防災の観点から、地盤や岩盤の異常を監視することは意義がある。監視装置として光ファイバーセンサが知られている(例えば、特許文献1(図4)参照)。
特許文献1の技術は、1本の光ファイバーで複数箇所の歪みを検出するものである。
しかし、光ファイバーセンサは、極めて高価である。その上、ファイバー内を進む光波の歪みを検出するため、検出精度は、100μm程度に留まる。岩盤の僅かな歪みを検出するためには10μm以下、好ましくは数μmの検出が求められる。
加えて、光ファイバーは石英ガラスで構成されるため、僅かな表面傷でも光ファイバーの破断に繋がる。そして、表面にコンタミ(汚れ)が付着すると、光がコンタミに吸収され、通信損失が発生する。したがって、光ファイバーは、クリーンな環境では使用可能であるが、地盤内や岩盤内のような汚れ易い箇所には不向きである。
そこで、光ファイバーに代わる計測装置が各種提案されてきた(例えば、特許文献2(図1、図2)参照)。
特許文献2の図2に示されるように、測点(S1)(括弧付き数字は、特許文献2に記載された符号を示す。以下同様)に配置されるセンサ(1)から電気配線(5)が計測器(102)まで延ばされる。測点(S2)〜(S5)についても同様であり、この例では5本の電気配線(5)が計測器(102)まで延ばされる。
特許文献2の図1に示されるように、地盤層(51)内に1本のガイド管(31)を設け、このガイド管(31)に測点(S1)〜(S5)を設定し、測点(S1)〜(S5)に各々センサを設ける。すると、合計5本の電気配線(5)がガイド管(31)の内又は外に沿って延ばされる。
地盤によっては、計測対象深さが50mに達し、0.5m毎に20個以上の測点を設けることが要求される。すると、20本もの電気配線(5)をガイド管(31)に沿って設ける必要がある。
仮に、電気配線(5)をガイド管(31)に収納すると、ガイド管(31)内が電気配線(5)で一杯になるため、ガイド管(31)を極端に大径化する必要がある。
又は、電気配線(5)をガイド管(31)の外に配置すると、ガイド管(31)は小径で済むが、ガイド管(31)を挿入するボーリング孔が電気配線(5)で一杯になるため、ボーリング孔を極端に大径化する必要がある。
何れにおいても、特許文献2の技術は、測点が多数になる場合は、採用が難しい。
防災対策が急がれる中、光ファイバーセンサに代わる歪み計を用いつつボーリング孔を小径にすることができる地盤・岩盤歪み計測装置が望まれる。
特開2000−046528号公報 特開2002−365048号公報
本発明は、光ファイバーセンサに代わる歪み計を用いつつボーリング孔を小径にすることができる地盤・岩盤歪み計測技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、地盤又は岩盤内部の歪みを計測する地盤・岩盤歪み計測装置であって、
前記地盤又は岩盤に開けたボーリング孔の深さに対応する長さの線状鋼材と、この線状鋼材に所定のピッチで取り付けた複数の歪み計と、これらの歪み計に電気的に接続し前記線状鋼材に沿って延ばされる1本の電気配線と、この電気配線の末端に接続され前記歪み計からの情報に基づいて歪みを演算する演算部とからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、歪み計は、線状鋼材に沿って延びるケースと、このケースの一端を線状鋼材に機械的に連結する第1クランプと、ケースの他端を線状鋼材に機械的に連結する第2クランプと、ケース内に配置され且つ第1クランプの近傍位置に固定される第1弦ホルダーと、ケース内に配置され且つ第2クランプの近傍位置に固定される第2弦ホルダーと、第1弦ホルダーと第2弦ホルダーに掛け渡された弦と、ケース内に配置されると共に電気配線の枝配線に接続され弦を自由振動させると共に自由振動に基づく交流電圧の周波数を検知するコイルとを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、線状鋼材をボーリング孔の中心に保持するセンターリング部材を、線状鋼材に付設したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、地盤又は岩盤内部の歪みを計測する地盤・岩盤歪み計測方法であって、
請求項1〜3のいずれか1項記載の地盤・岩盤歪み計測装置を準備する工程と、
前記地盤又は前記岩盤にボーリング孔を開ける工程と、
前記ボーリング孔に前記線状鋼材及び前記歪み計を挿入する工程と、
前記線状鋼材の先端をグラウトで前記地盤又は前記岩盤に定着する工程と、
定着後に、撓みが無くなるように前記線状鋼材に張力を付与する工程と、
張力を付与したままで、前記ボーリング孔へグラウトを充填する工程と、
前記複数の歪み計の一つを作動させ当該歪み計に基づき歪みを演算し、演算後に次の歪み計を作動させて歪みを演算する要領で、複数箇所の歪みを順次求める工程と、からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、1本の線状鋼材に複数の歪み計を設けるが、電気配線は1本で済むため、電気配線でボーリング孔が塞がる心配はない。
よって、本発明により、光ファイバーセンサに代わる歪み計を用いつつボーリング孔を小径にすることができる地盤・岩盤歪み計測装置が提供される。
請求項2に係る発明では、歪み計の要部はケースに収められている。ケースで保護されるため、ケース内の歪み計の要部が汚れたり傷んだりする心配がない。
請求項3に係る発明では、線状鋼材にセンターリング部材を付設したので、深いボーリング孔の中心近傍に線状鋼材を埋設することができる。
請求項4に係る発明は、地盤・岩盤歪み計測方法であって、ボーリング孔に線状鋼材及び複数の歪み計を挿入し、グラウトで固めるだけで、計測が可能となり、施工費用を大幅に下げることができる。
本発明に係る地盤・岩盤歪み計測装置の基本構成図である。 図1の2部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 図1の4−4矢視図である。 1本の電気配線の基本構成図である。 本発明に係る地盤・岩盤歪み計測方法を説明する図である。 複数箇所の歪みを順次求める工程を説明するフロー図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、地盤・岩盤歪み計測装置10は、線状鋼材11と、この線状鋼材11に所定ピッチで取り付けられ歪みを検知する複数の歪み計20と、これらの歪み計20に接続される枝配線13を有し線状鋼材11に沿って配索される1本の電気配線14と、この電気配線14の末端に接続され歪み計20からの情報に基づいて歪みを演算する演算部15とからなる。好ましくは、歪み計20を挟むようにしてセンターリング部材40、40を線状鋼材11に付設する。
線状鋼材11は、複数本の鋼線を撚って作製した鋼ケーブルが好適であるが、鋼棒又は同等品であってもよい。線状鋼材11の長さは、例えば45mで、取り付けられる歪み計20の総数は20であるが、説明を簡便にするために、本例では歪み計20の総数を5とした。
図2に示すように、歪み計20は、線状鋼材11に沿って延びるケース21と、このケース21の一端を線状鋼材11に機械的に連結する第1クランプ22と、ケース21の他端を線状鋼材11に機械的に連結する第2クランプ23と、ケース21内に配置され且つ第1クランプ22の近傍位置に固定される第1弦ホルダー24と、ケース21内に配置され且つ第2クランプ23の近傍位置に固定される第2弦ホルダー25と、第1弦ホルダー24と第2弦ホルダー25に掛け渡された弦26と、ケース21内に配置されると共に電気配線14の枝配線13に接続され弦26を自由振動させると共に自由振動に基づく交流電圧の周波数を検知するコイル27とを備えている。弦26及びコイル27はケース21で保護されているため、土砂などで汚れる心配はない。
弦26はピアノ線が好適である。第1クランプ22と第2クランプ23の間隔L1を広げて、弦26にテンションを掛けておく。コイル27は弦26の中央に配置する。コイル27にパルス電流を流して弦26を一度引きつける。その後、通電を止める。すると、弦26は自由振動を開始する。弦26とコイル27の間隔が広くなったり狭くなったりするため、コイル27に電磁誘導による交流電圧が発生する。この交流電圧の周波数と弦26の振動数が同じになる。
外力により、線状鋼材11が局部的に延ばされ、第1クランプ22と第2クランプ23の間隔L2が僅かに広がると、ケース21が長手方向に僅かに延ばされ、第1クランプ22と第2クランプ23の間隔L1が僅かに広がる。すると、弦26のテンションが高まる。この後に、弦26を自由振動させると、振動数が高まる。逆に、間隔L1が僅かに狭くなると、振動数が低くなる。振動数の変化から歪み量を演算することができる。歪みの計測精度は1.0μm程度である。
図3に示すように、第1クランプ22は、ケース21に固定した金属製のクランプ片31と、このクランプ片31にボルト32、32で締結されるキャップ33とからなる。クランプ片31に半円溝31aが形成されている。キャップ33にも半円溝33aが形成されている。半円溝31a、33aの半径は、線状鋼材11の半径に対応している。
なお、線状鋼材11は、エポキシ樹脂などによる被覆36を被せる。被覆36で線状鋼材11の発錆や腐食を防止することができる。その上、被覆36はグラウトとの接着性がよいので、グラウトに対して線状鋼材11が滑ることを防止する役割を果たす。
線状鋼材11にクランプ片31を当て、キャップ33を被せると、クランプ片31とキャップ33との間に隙間35が開くように、クランプ片31とキャップ33の形状が決定されている。
ボルト32、32を締めると、隙間35が小さくなり、半円溝31a、33aが線状鋼材11の外周面に強く当たる。接触面の摩擦係数μとボルト32、32の締め付け力Fとの積(μF)が摩擦力となる。図2において、摩擦力で線状鋼材11と第1クランプ22が一体的に移動する。
第2クランプ23についても同様である。
図4に示すように、センターリング部材40は、想像線で示すボーリング孔51より小径の第1半割円板41及び第2半割円板42と、これらを連結する締結ボルト43、43とからなる。
第1半割円板41及び第2半割円板42とボーリング孔51との間44からモルタル(グラウト)を流す込むことができる。このときに、モルタルの圧力で線状鋼材11がボーリング孔51の中心から大きくオフセットする心配があるが、センターリング部材40のセンターリング作用により、その心配は無くなり、線状鋼材11はほぼポーリング孔51の中心に保たれる。
好ましくは、第1半割円板41に電気配線14を嵌めるU溝45を設ける。
締結ボルト43、43を締めることで、線状鋼材11の任意の位置にセンターリング部材40を固定することができる。
なお、センターリング部材40は、円板の他、球体、十文字板など任意の形状にすることができる。
1本の電気配線14の基本構成を図5で説明する。
図5に示すように、電気配線14は、例えば3芯配線である。第1芯線46と第2芯線47から1番コイル27A(Aは1番を示す添え字である。)に枝配線13が延びている。この枝配線13に第1スイッチ部48Aが設けられる。
同様に、第1芯線46と第2芯線47から2番〜5番コイル27B〜27Eに枝配線13が延び、第2〜第5スイッチ部48B〜48Eが設けられる。
第3芯線49は、信号線であり、第1〜第5スイッチ部48B〜48Eのうちの一つを選択的に接続状態にする。
よって、電気配線14で、コイル27A〜27Eの一つにパルス電流を通電し、その後にコイル27に発生する交流電流を取り出すことができる。すなわち、20個ものコイル27を1本の電気配線14でカバーすることができる。
次に、本発明の地盤・岩盤歪み計測方法を説明する。
先ず、図1に示す地盤・岩盤歪み計測装置10を準備する。
次に、図6(a)に示すように、地盤50にボーリングマシーンでボーリング孔51を開ける。地盤50は、岩盤、ダム堤体、コンクリート駆体、コンクリート構造物の何れであってもよい。
図6(b)に示すように、ボーリング孔51に1本の線状鋼材11、複数の歪み計20及び1本の電気配線14を挿入する。ただし、線状鋼材11の基部及び電気配線14の基部は孔口53から外へ延ばしておく。なお、図面を簡単にするために、以下、センターリング部材(図1、符号40)は省略する。
挿入後に、線状鋼材11の先端をグラウト52で地盤50に定着する。
図6(c)に示すように、定着後に、撓みが無くなるように線状鋼材11に張力を付与する。例えば、孔口53に板53を被せ、線状鋼材11の基部にナット54をねじ込み、これを締める。線状鋼材11は先端がグラウト52で定着されているため、ナット54が締まるに連れて線状鋼材11のテンション(張力)は高まる。
図6(d)に示すように、張力を付与したままで、ボーリング孔51へグラウト55を充填する。そして、電気配線14の基部を演算部15に接続する。演算部15により、最初の弦長を測定する。
演算部15で実施する演算工程、すなわち、複数箇所の歪みを順次求める工程を図7に基づいて説明する。
図7のステップ(以下、STと記す。)01で、計測指令が発せられる。具体的には、1時間毎や1日毎などに演算部15内で計測指令が発せられる。
すると、ST02で、nに「1」が代入される。
ST03で、演算部は1番コイルに通電する。10ms程度通電すると、弦がコイルに引き寄せられる。この時点で通電を停止する(ST04)。この停止により弦が自由振動を開始する。
ST05で1番コイルに発生する交流電圧を計測する。演算部は交流電圧の周波数から弦長(図2、L1)を演算する(ST06)。
演算部は、(最初の弦長−計測した弦長)/最初の弦長の計算式により、歪みΔε1を計算する(ST07)。
演算部は、Δε1が正常値(許容値、管理値又はしきい値であってもよい。)を超えているか否かを判定する(ST08)。超えていれば異常(地盤内部の歪みが大きくなった)であるから、警報を発する(ST09)。
ST08で否であれば、正常と判断する。ST10でnがコイルの総数(この例では5個)と同じあるか否かを調べる。nが1であればST10は否となる。
ST11で、nにn+1を代入する。今はnが1であったので、nは(1+1)=2となり、2に代わる。ST03に戻り、2番コイルについてST03〜ST11を実施する。次に、3番コイルについてST03〜ST11を実施し、次に、4番コイルについてST03〜ST11を実施し、次に、5番コイルについてST03〜ST10を実施する。
5番コイルでの演算、評価が終わるとST10がyesとなり、このフローを終了する。
歪み計20の総数が5であれば、5×10msの2倍に当たる100ms(0.1秒)程度で一巡の演算が完了する。これを1時間1回又は1日1回実施する。
尚、本発明の地盤・岩盤歪み計測技術は、地盤や岩盤は無論のこと、ダム堤体やその他のコンクリート構造物に広く適用できる。
すなわち、ダム堤体にボーリング孔を開け、このボーリング孔に線状鋼材と電気配線と歪み計を挿入し、グラウトで固めることで、ダム堤体の内部歪みを計測することができる。
コンクリート製の建築駆体にボーリング孔を開け、このボーリング孔に線状鋼材と電気配線と歪み計を挿入し、グラウトで固めることで、建築駆体の内部歪みを計測することができる。
従来の技術では100μm程度の検出精度であったものが、本発明の地盤・岩盤歪み計測技術によれば、1μmの歪み変位を計測できるため、従来の技術では検出できない、ごく初期の異常を検出することができる。
繰り返し地震を受けた地盤・岩盤・コンクリート駆体であれば、歪みの履歴、蓄積を詳細に計測することができ、地震後の対策がより効果的に打ち出すことができる。
尚、請求項1での歪み計は、振動弦方式に限定するものではない。すなわち、弦とコイルの代わりに、歪みに応じて電気信号を発生する圧電素子、歪みゲージ、その他の同等品であってもよい。
本発明は、地盤や岩盤の歪みを計測する計測装置に好適である。
10…地盤・岩盤歪み計測装置、11…線状鋼材、13…枝配線、14…電気配線、15…演算部、20…歪み計、21…ケース、22…第1クランプ、23…第2クランプ、24…第1弦ホルダー、25…第2弦ホルダー、26…弦、27…コイル、40…センターリング部材、50…地盤、51…ボーリング孔、52、55…グラウト。

Claims (4)

  1. 地盤又は岩盤内部の歪みを計測する地盤・岩盤歪み計測装置であって、
    前記地盤又は岩盤に開けたボーリング孔の深さに対応する長さの線状鋼材と、この線状鋼材に所定のピッチで取り付けた複数の歪み計と、これらの歪み計に電気的に接続し前記線状鋼材に沿って延ばされる1本の電気配線と、この電気配線の末端に接続され前記歪み計からの情報に基づいて歪みを演算する演算部とからなることを特徴とする地盤・岩盤歪み計測装置。
  2. 前記歪み計は、前記線状鋼材に沿って延びるケースと、このケースの一端を前記線状鋼材に機械的に連結する第1クランプと、ケースの他端を前記線状鋼材に機械的に連結する第2クランプと、前記ケース内に配置され且つ前記第1クランプの近傍位置に固定される第1弦ホルダーと、前記ケース内に配置され且つ前記第2クランプの近傍位置に固定される第2弦ホルダーと、前記第1弦ホルダーと前記第2弦ホルダーに掛け渡された弦と、前記ケース内に配置されると共に前記電気配線の枝配線に接続され前記弦を自由振動させると共に前記自由振動に基づく交流電圧の周波数を検知するコイルとを備えていることを特徴とする請求項1記載の地盤・岩盤歪み計測装置。
  3. 前記線状鋼材を前記ボーリング孔の中心に保持するセンターリング部材を、前記線状鋼材に付設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地盤・岩盤歪み計測装置。
  4. 地盤又は岩盤内部の歪みを計測する地盤・岩盤歪み計測方法であって、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の地盤・岩盤歪み計測装置を準備する工程と、
    前記地盤又は前記岩盤にボーリング孔を開ける工程と、
    前記ボーリング孔に前記線状鋼材及び前記歪み計を挿入する工程と、
    前記線状鋼材の先端をグラウトで前記地盤又は前記岩盤に定着する工程と、
    定着後に、撓みが無くなるように前記線状鋼材に張力を付与する工程と、
    張力を付与したままで、前記ボーリング孔へグラウトを充填する工程と、
    前記複数の歪み計の一つを作動させ当該歪み計に基づき歪みを演算し、演算後に次の歪み計を作動させて歪みを演算する要領で、複数箇所の歪みを順次求める工程と、からなることを特徴とする地盤・岩盤歪み計測方法。
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