JP2000121171A - 太陽熱温水加熱システム - Google Patents
太陽熱温水加熱システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率が良く、配管を簡素化して、美観に優
れ、しかも設備コストの安価な太陽熱温水加熱システム
を提供する。 【構成】 集熱板２と開放式貯湯タンク４と、前記集熱
板２と前記貯湯タンク４とを連結するパイプライン１０
と、該パイプライン１０上に設けられた揚水ポンプ７ａ
と、同じくパイプライン１０上にあって揚水と落水を切
り替える切替手段１１とからなり、前記パイプライン１
０が揚水時と落水時に兼ねて使用されることを特徴とす
る。
れ、しかも設備コストの安価な太陽熱温水加熱システム
を提供する。 【構成】 集熱板２と開放式貯湯タンク４と、前記集熱
板２と前記貯湯タンク４とを連結するパイプライン１０
と、該パイプライン１０上に設けられた揚水ポンプ７ａ
と、同じくパイプライン１０上にあって揚水と落水を切
り替える切替手段１１とからなり、前記パイプライン１
０が揚水時と落水時に兼ねて使用されることを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱により風呂
や台所などに給湯する太陽熱温水加熱システムに関す
る。
や台所などに給湯する太陽熱温水加熱システムに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来からの太陽熱温水加熱システムとし
て図３、図４に示すものが公知である。図３の例（以下
イ号という）は、不凍液等の熱媒液を使用した間接加熱
方式の構成図で、３１は太陽熱温水加熱システム、２は
太陽熱を集熱する集熱板、５は水道からの給水管、６は
台所・風呂等への給湯管、３２は密閉式貯湯タンク、３
３は密閉式貯湯タンク３２に内蔵された熱交換器、３４
は熱媒液を貯める熱媒タンク、３５は熱媒タンクに貯め
られた熱媒液を往き管３６を通じて集熱板２に送り込む
循環ポンプ、３７は集熱板２で加熱された熱媒液を熱媒
タンク３４に戻す戻り管、３８は熱媒タンク内にあって
熱媒液の量を検知する熱媒水位センサ、３９は給水管５
の途中に設けられた減圧弁、４０は集熱板２に取り付け
られた高温センサ、４１は貯湯タンクに取り付けられた
低温センサ、４２は前記熱媒水位センサ３８・高温セン
サ４０・低温センサ４１等からの入力により揚水ポンプ
３５の制御を行う制御手段である。イ号の太陽熱温水加
熱システム３１では、集熱板２で不凍液等の熱媒液を温
めこれを戻り管３７を通じて熱媒タンク３４に集め、こ
の熱媒液を循環ポンプ３５で熱交換器３３に送り込み、
密閉式貯湯タンク３２の中の水を温めるようになってい
る。熱交換後の熱媒液は往き管３６を通じて再び集熱板
２に送られ集熱を繰り返す。通常高温センサ４０と低温
センサ４１の検出温度差が一定以上になると循環ポンプ
を運転し、温度差が小さくなれば循環ポンプ３５を停止
するよう制御する。台所・風呂等への給湯は水道の給水
圧を利用し行われる。
て図３、図４に示すものが公知である。図３の例（以下
イ号という）は、不凍液等の熱媒液を使用した間接加熱
方式の構成図で、３１は太陽熱温水加熱システム、２は
太陽熱を集熱する集熱板、５は水道からの給水管、６は
台所・風呂等への給湯管、３２は密閉式貯湯タンク、３
３は密閉式貯湯タンク３２に内蔵された熱交換器、３４
は熱媒液を貯める熱媒タンク、３５は熱媒タンクに貯め
られた熱媒液を往き管３６を通じて集熱板２に送り込む
循環ポンプ、３７は集熱板２で加熱された熱媒液を熱媒
タンク３４に戻す戻り管、３８は熱媒タンク内にあって
熱媒液の量を検知する熱媒水位センサ、３９は給水管５
の途中に設けられた減圧弁、４０は集熱板２に取り付け
られた高温センサ、４１は貯湯タンクに取り付けられた
低温センサ、４２は前記熱媒水位センサ３８・高温セン
サ４０・低温センサ４１等からの入力により揚水ポンプ
３５の制御を行う制御手段である。イ号の太陽熱温水加
熱システム３１では、集熱板２で不凍液等の熱媒液を温
めこれを戻り管３７を通じて熱媒タンク３４に集め、こ
の熱媒液を循環ポンプ３５で熱交換器３３に送り込み、
密閉式貯湯タンク３２の中の水を温めるようになってい
る。熱交換後の熱媒液は往き管３６を通じて再び集熱板
２に送られ集熱を繰り返す。通常高温センサ４０と低温
センサ４１の検出温度差が一定以上になると循環ポンプ
を運転し、温度差が小さくなれば循環ポンプ３５を停止
するよう制御する。台所・風呂等への給湯は水道の給水
圧を利用し行われる。
【０００３】図４の例（以下ロ号という）は、開放式貯
湯タンク内の水を集熱板で直接温める直接加熱方式の構
成図で、５１は太陽熱温水加熱システムで、開放式貯湯
タンク４の底部に循環水接続口４ａを設け、循環水接続
口４ａに揚水ポンプ７ａを接続し、揚水ポンプ７ａの出
口側は往き管５２を介して集熱板２に接続され、集熱板
２の出口側は前記開放式貯湯タンク４の上部に戻り管５
３で接続されている。給水配管５は開放式貯湯タンク４
上部のボールタップ等の水位制御手段１７に接続されて
いる。一方給湯側は開放式貯湯タンク４上部の出湯口４
ｂに接続された給湯用送水ポンプ７ｂから給湯配管６を
通じ台所・風呂等の蛇口へと接続される。８は圧力タン
クで給湯用送水ポンプ７ｂの吐出側に配設され内部に空
気槽を有しており空気が圧縮できる性質を利用して給湯
用送水ポンプ７ｂが頻繁にＯＮ・ＯＦＦすることを防止
する働きをする。９は圧力スイッチで圧力タンク８又は
その近傍に取り付けられ、圧力が上がればＯＦＦ、下が
ればＯＮとなる。１５は逆止弁で給湯用送水ポンプ７ｂ
と圧力タンク８の間に取り付けられるが、給湯用送水ポ
ンプ７ｂの吸い込み側に取り付けても良い。１９は給水
導水管で給水管５から給水された水がスムースに開放式
貯湯タンク４の下部に導かれるようになっている。２０
は戻り管５３から開放式貯湯タンク４に戻ってきた水が
開放式貯湯タンク内の水面をたたくことがないようにし
た戻り湯導水管である。ロ号の太陽熱温水加熱システム
５１では、集熱板２で水を温めこれを戻り管５３を通じ
て開放式貯湯タンク４に集め、この水を揚水ポンプ７ａ
で往き管５２を通じて再び集熱板２に送り集熱を繰り返
す。ロ号の場合もイ号の場合と同様通常高温センサ４０
と低温センサ３６の検出温度差が一定以上になると循環
ポンプ７ａを運転し、温度差が小さくなれば循環ポンプ
を停止するよう制御する。また給湯は給湯用送水ポンプ
７ｂを運転し台所・風呂等へ給湯するようになってい
る。
湯タンク内の水を集熱板で直接温める直接加熱方式の構
成図で、５１は太陽熱温水加熱システムで、開放式貯湯
タンク４の底部に循環水接続口４ａを設け、循環水接続
口４ａに揚水ポンプ７ａを接続し、揚水ポンプ７ａの出
口側は往き管５２を介して集熱板２に接続され、集熱板
２の出口側は前記開放式貯湯タンク４の上部に戻り管５
３で接続されている。給水配管５は開放式貯湯タンク４
上部のボールタップ等の水位制御手段１７に接続されて
いる。一方給湯側は開放式貯湯タンク４上部の出湯口４
ｂに接続された給湯用送水ポンプ７ｂから給湯配管６を
通じ台所・風呂等の蛇口へと接続される。８は圧力タン
クで給湯用送水ポンプ７ｂの吐出側に配設され内部に空
気槽を有しており空気が圧縮できる性質を利用して給湯
用送水ポンプ７ｂが頻繁にＯＮ・ＯＦＦすることを防止
する働きをする。９は圧力スイッチで圧力タンク８又は
その近傍に取り付けられ、圧力が上がればＯＦＦ、下が
ればＯＮとなる。１５は逆止弁で給湯用送水ポンプ７ｂ
と圧力タンク８の間に取り付けられるが、給湯用送水ポ
ンプ７ｂの吸い込み側に取り付けても良い。１９は給水
導水管で給水管５から給水された水がスムースに開放式
貯湯タンク４の下部に導かれるようになっている。２０
は戻り管５３から開放式貯湯タンク４に戻ってきた水が
開放式貯湯タンク内の水面をたたくことがないようにし
た戻り湯導水管である。ロ号の太陽熱温水加熱システム
５１では、集熱板２で水を温めこれを戻り管５３を通じ
て開放式貯湯タンク４に集め、この水を揚水ポンプ７ａ
で往き管５２を通じて再び集熱板２に送り集熱を繰り返
す。ロ号の場合もイ号の場合と同様通常高温センサ４０
と低温センサ３６の検出温度差が一定以上になると循環
ポンプ７ａを運転し、温度差が小さくなれば循環ポンプ
を停止するよう制御する。また給湯は給湯用送水ポンプ
７ｂを運転し台所・風呂等へ給湯するようになってい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の太陽熱温水加熱システムは以下の課題を有してい
た。ａ．イ号に記載の従来の太陽熱温水加熱システムで
は、間接加熱のため熱効率が悪い。また貯湯タンクと集
熱板をつなぐ配管が往き管と戻り管の２本必要となり、
配管が複雑で美観を損なうという問題点を有していた。
来の太陽熱温水加熱システムは以下の課題を有してい
た。ａ．イ号に記載の従来の太陽熱温水加熱システムで
は、間接加熱のため熱効率が悪い。また貯湯タンクと集
熱板をつなぐ配管が往き管と戻り管の２本必要となり、
配管が複雑で美観を損なうという問題点を有していた。
【０００５】ｂ．ロ号に記載の従来の太陽熱温水加熱シ
ステムでは、貯湯タンクと集熱板をつなぐ配管が往き管
と戻り管の２本必要となり、配管が複雑で美観を損な
い、その上揚水ポンプと給湯用送水ポンプの２つのポン
プを要するため設備費が高くなるという問題点を有して
いた。
ステムでは、貯湯タンクと集熱板をつなぐ配管が往き管
と戻り管の２本必要となり、配管が複雑で美観を損な
い、その上揚水ポンプと給湯用送水ポンプの２つのポン
プを要するため設備費が高くなるという問題点を有して
いた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明における太陽熱温水加熱システムは、以
下の構成を有している。
るために本発明における太陽熱温水加熱システムは、以
下の構成を有している。
【０００７】本発明の請求項１に記載の太陽熱温水加熱
システムは、太陽熱エネルギーを集熱して水を加熱する
集熱板と、該集熱板の上部に設けた空気抜き装置と、開
放式貯湯タンクと、前記集熱板と前記開放式貯湯タンク
とを連結するパイプラインと、該パイプライン上に設け
られた揚水ポンプと、同じくパイプライン上にあって揚
水と落水を切り換える切替手段と、該切替手段と開放式
貯湯タンクの上部をつなぐ戻り管とから構成されてい
る。これにより、前記パイプラインの一部が揚水時と落
水時に兼ねて使用されるようになるという作用を有す
る。
システムは、太陽熱エネルギーを集熱して水を加熱する
集熱板と、該集熱板の上部に設けた空気抜き装置と、開
放式貯湯タンクと、前記集熱板と前記開放式貯湯タンク
とを連結するパイプラインと、該パイプライン上に設け
られた揚水ポンプと、同じくパイプライン上にあって揚
水と落水を切り換える切替手段と、該切替手段と開放式
貯湯タンクの上部をつなぐ戻り管とから構成されてい
る。これにより、前記パイプラインの一部が揚水時と落
水時に兼ねて使用されるようになるという作用を有す
る。
【０００８】本発明の請求項２に記載の太陽熱温水加熱
システムは、開放式貯湯タンクに少なくとも循環水接続
口と出湯口を設け、前記循環水接続口と前記出湯口と前
記揚水ポンプの吸い込み口を連結し、前記揚水ポンプの
吸い込み側に前記循環水接続口と前記出湯口のどちらか
ら出水するかを切り替える第２の切替手段を設けた構成
となっている。これにより、揚水ポンプは、給湯用送水
ポンプを兼ねることが可能になるという作用を有する。
システムは、開放式貯湯タンクに少なくとも循環水接続
口と出湯口を設け、前記循環水接続口と前記出湯口と前
記揚水ポンプの吸い込み口を連結し、前記揚水ポンプの
吸い込み側に前記循環水接続口と前記出湯口のどちらか
ら出水するかを切り替える第２の切替手段を設けた構成
となっている。これにより、揚水ポンプは、給湯用送水
ポンプを兼ねることが可能になるという作用を有する。
【０００９】
【発明の実施の形態】（実施の形態１）本発明における
太陽熱温水加熱システムの実施の形態について、以下図
面を用いて説明する。図１は実施の形態１における太陽
熱温水加熱システムの構成図である。尚、図３、図４と
同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。図
中、１は実施の形態における太陽熱温水加熱システム、
３は集熱板２の上部に設けられた空気抜き装置、８は給
湯用送水ポンプの吐出側に設けられた圧力タンク、９は
圧力タンク８に設けられた圧力スイッチ、１０、１０
ａ、１０ｂは揚水ポンプ７ａを介して開放式貯湯タンク
４と集熱板２を接続するパイプライン、１１はパイプラ
イン１０、１０ｂの途中に配設され全ての回路の閉止機
能を持つ電動三方弁等の切替手段、１２は切替手段１１
と貯湯タンク４の上部をつないだ戻り管、１４は集熱板
２の上部に設けられた水位検知手段、１５は給湯用送水
ポンプ７ｂと圧力タンク８の間に配設される逆止弁、１
６は集熱板２に取り付けられた温度検知器である。１８
は前記圧力スイッチ９・水位検知手段１４・温度検知手
段１６等からの入力により揚水ポンプ７ａ・切替手段１
１等の制御を行う制御手段である。
太陽熱温水加熱システムの実施の形態について、以下図
面を用いて説明する。図１は実施の形態１における太陽
熱温水加熱システムの構成図である。尚、図３、図４と
同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。図
中、１は実施の形態における太陽熱温水加熱システム、
３は集熱板２の上部に設けられた空気抜き装置、８は給
湯用送水ポンプの吐出側に設けられた圧力タンク、９は
圧力タンク８に設けられた圧力スイッチ、１０、１０
ａ、１０ｂは揚水ポンプ７ａを介して開放式貯湯タンク
４と集熱板２を接続するパイプライン、１１はパイプラ
イン１０、１０ｂの途中に配設され全ての回路の閉止機
能を持つ電動三方弁等の切替手段、１２は切替手段１１
と貯湯タンク４の上部をつないだ戻り管、１４は集熱板
２の上部に設けられた水位検知手段、１５は給湯用送水
ポンプ７ｂと圧力タンク８の間に配設される逆止弁、１
６は集熱板２に取り付けられた温度検知器である。１８
は前記圧力スイッチ９・水位検知手段１４・温度検知手
段１６等からの入力により揚水ポンプ７ａ・切替手段１
１等の制御を行う制御手段である。
【００１０】以上のように構成された太陽熱温水加熱シ
ステム１において、以下その動きについて説明する。ま
ず集熱動作について説明すると、給水バルブ（図示せ
ず）を開いて貯湯タンク４に水を満たし、水位が設定値
に達すると水位制御手段１７により給水が停止する。ポ
ンプスイッチ（図示せず）をＯＮすると揚水ポンプ７ａ
が起動し、開放式貯湯タンク下部に設けられた循環水接
続口４ａ、パイプライン１０ａ、揚水ポンプ７ａ、パイ
プライン１０ｂ、切替手段１１、パイプライン１０を通
して集熱板２に水を送り込む。このとき切替手段１１は
パイプライン１０ｂとパイプライン１０が連通するよう
に制御される。集熱板２の上部には空気抜き装置３が設
けられているので、パイプライン１０、１０ｂ、集熱板
２内の空気は空気抜き装置３から排出され、集熱板２内
は水で満たされる。集熱板２の上部に設けられた水位検
知手段１４が水位を検知すると切替手段１１は回路全て
が閉止の状態に維持され、揚水ポンプ７ａは運転を停止
する。
ステム１において、以下その動きについて説明する。ま
ず集熱動作について説明すると、給水バルブ（図示せ
ず）を開いて貯湯タンク４に水を満たし、水位が設定値
に達すると水位制御手段１７により給水が停止する。ポ
ンプスイッチ（図示せず）をＯＮすると揚水ポンプ７ａ
が起動し、開放式貯湯タンク下部に設けられた循環水接
続口４ａ、パイプライン１０ａ、揚水ポンプ７ａ、パイ
プライン１０ｂ、切替手段１１、パイプライン１０を通
して集熱板２に水を送り込む。このとき切替手段１１は
パイプライン１０ｂとパイプライン１０が連通するよう
に制御される。集熱板２の上部には空気抜き装置３が設
けられているので、パイプライン１０、１０ｂ、集熱板
２内の空気は空気抜き装置３から排出され、集熱板２内
は水で満たされる。集熱板２の上部に設けられた水位検
知手段１４が水位を検知すると切替手段１１は回路全て
が閉止の状態に維持され、揚水ポンプ７ａは運転を停止
する。
【００１１】次に、日射により集熱板２の温度が上がっ
たことを温度検知器１６が検知すると、切替手段１１が
パイプライン１０と戻り管１２が連通するように切り替
わり集熱板２内の水は開放式貯湯タンク４に戻される。
このとき集熱板２の上部に設けられた空気抜き装置３は
空気の供給装置として作用する。切替手段１１が切り替
わってほとんどの水が落水し終えるまでの時間は１〜２
回試運転を行えばおよその見当が付くので、その時間よ
りわずか長い時間経過後に切替手段１１をパイプライン
１０ｂとパイプライン１０が連通する状態に切り替え
る。以上の動作を１日に複数回繰り返すことにより、貯
湯タンクの水をお湯にすることができる。
たことを温度検知器１６が検知すると、切替手段１１が
パイプライン１０と戻り管１２が連通するように切り替
わり集熱板２内の水は開放式貯湯タンク４に戻される。
このとき集熱板２の上部に設けられた空気抜き装置３は
空気の供給装置として作用する。切替手段１１が切り替
わってほとんどの水が落水し終えるまでの時間は１〜２
回試運転を行えばおよその見当が付くので、その時間よ
りわずか長い時間経過後に切替手段１１をパイプライン
１０ｂとパイプライン１０が連通する状態に切り替え
る。以上の動作を１日に複数回繰り返すことにより、貯
湯タンクの水をお湯にすることができる。
【００１２】尚、前記説明において、集熱板に２に設け
る水位検知手段１４としてはフロートスイッチや電極式
水位検知装置が用いられる。開放式貯湯タンク４内に設
ける水位制御手段１７としてはボールタップや、フロー
トスイッチ・電極式水位制御装置等と電動弁の組合せが
用いられ、水位は一定の範囲に維持される。また、前記
説明では集熱板２に設けた温度検知手段１６で温度が上
がったことを検知すると切替手段１１を切り替えるよう
説明したが、上昇温度に関わらず例えば３０分置きとい
うように、一定時間置きに落水するようにしても良い。
る水位検知手段１４としてはフロートスイッチや電極式
水位検知装置が用いられる。開放式貯湯タンク４内に設
ける水位制御手段１７としてはボールタップや、フロー
トスイッチ・電極式水位制御装置等と電動弁の組合せが
用いられ、水位は一定の範囲に維持される。また、前記
説明では集熱板２に設けた温度検知手段１６で温度が上
がったことを検知すると切替手段１１を切り替えるよう
説明したが、上昇温度に関わらず例えば３０分置きとい
うように、一定時間置きに落水するようにしても良い。
【００１３】次に、給湯動作について説明する。台所・
風呂等に設けた蛇口（図示せず）を開くと圧力スイッチ
９で圧力低下を検知し、給湯用送水ポンプ７ｂが起動し
開放式貯湯タンク４内のお湯を台所・風呂等に給湯する
ことが出来る。蛇口を閉じると圧力スイッチ９で圧力上
昇を検知し給湯用送水ポンプ７ｂは停止する。
風呂等に設けた蛇口（図示せず）を開くと圧力スイッチ
９で圧力低下を検知し、給湯用送水ポンプ７ｂが起動し
開放式貯湯タンク４内のお湯を台所・風呂等に給湯する
ことが出来る。蛇口を閉じると圧力スイッチ９で圧力上
昇を検知し給湯用送水ポンプ７ｂは停止する。
【００１４】（実施の形態２）図２は実施の形態２にお
ける太陽熱温水加熱システムの構成図である。尚、図
１、図３、図４と同様のものには同一の符号を付して説
明を省略する。図中、２１は実施の形態における太陽熱
温水加熱システム、７は集熱板２に水を送る揚水ポンプ
と給湯用送水ポンプを兼ねた揚水ポンプ、１３は貯湯タ
ンクの下部に設けられた循環水接続口４ａと貯湯タンク
の上部に設けられた出湯口４ｂと揚水ポンプ７の吸い込
み側を連結し、揚水ポンプ７の吸い込み側と循環水接続
口４ａと出湯口４ｂのどちらを接続するかを切り替える
電動三方弁等の第２の切替手段である。
ける太陽熱温水加熱システムの構成図である。尚、図
１、図３、図４と同様のものには同一の符号を付して説
明を省略する。図中、２１は実施の形態における太陽熱
温水加熱システム、７は集熱板２に水を送る揚水ポンプ
と給湯用送水ポンプを兼ねた揚水ポンプ、１３は貯湯タ
ンクの下部に設けられた循環水接続口４ａと貯湯タンク
の上部に設けられた出湯口４ｂと揚水ポンプ７の吸い込
み側を連結し、揚水ポンプ７の吸い込み側と循環水接続
口４ａと出湯口４ｂのどちらを接続するかを切り替える
電動三方弁等の第２の切替手段である。
【００１５】以上のように構成された太陽熱温水加熱シ
ステム２１において、以下その動きについて説明する。
まず集熱動作について説明すると、給水バルブ（図示せ
ず）を開いて貯湯タンク４に水を満たし、水位が設定値
に達すると水位制御手段１７により給水が停止する。ポ
ンプスイッチ（図示せず）をＯＮすると揚水ポンプ７が
起動し、貯湯タンク下部に設けられた循環水接続口４
ａ、パイプライン１０ａ、第２の切替手段１３、揚水ポ
ンプ７、パイプライン１０ｂ、切替手段１１、パイプラ
イン１０を通して集熱板２に水を送り込む。集熱板２の
上部には空気抜き装置３が設けられているので、パイプ
ライン１０ａ、１０ｂ、１０、集熱板２内の空気は空気
抜き装置３から排出され、集熱板２内は水で満たされ
る。集熱板２の上部に設けられた水位検知手段１４が水
を検知すると切替手段１１は回路全てが閉止の状態に維
持され、第２の切替手段１３は貯湯タンク４の上部に設
けられた出湯口４ｂと揚水ポンプ７が連通するように切
り替わり、揚水ポンプ７は圧力スイッチ９が圧力の上昇
を検知することにより運転を停止する。
ステム２１において、以下その動きについて説明する。
まず集熱動作について説明すると、給水バルブ（図示せ
ず）を開いて貯湯タンク４に水を満たし、水位が設定値
に達すると水位制御手段１７により給水が停止する。ポ
ンプスイッチ（図示せず）をＯＮすると揚水ポンプ７が
起動し、貯湯タンク下部に設けられた循環水接続口４
ａ、パイプライン１０ａ、第２の切替手段１３、揚水ポ
ンプ７、パイプライン１０ｂ、切替手段１１、パイプラ
イン１０を通して集熱板２に水を送り込む。集熱板２の
上部には空気抜き装置３が設けられているので、パイプ
ライン１０ａ、１０ｂ、１０、集熱板２内の空気は空気
抜き装置３から排出され、集熱板２内は水で満たされ
る。集熱板２の上部に設けられた水位検知手段１４が水
を検知すると切替手段１１は回路全てが閉止の状態に維
持され、第２の切替手段１３は貯湯タンク４の上部に設
けられた出湯口４ｂと揚水ポンプ７が連通するように切
り替わり、揚水ポンプ７は圧力スイッチ９が圧力の上昇
を検知することにより運転を停止する。
【００１６】集熱動作については実施の形態１と同様な
ので省略する。次に、給湯動作について説明する。台所
・風呂等に設けた蛇口（図示せず）を開くと圧力スイッ
チ９で圧力低下を検知し、揚水ポンプ７が起動し開放式
貯湯タンク４の上部に設けた出湯口４ｂから開放式貯湯
タンク４内のお湯を台所・風呂等に給湯することが出来
る。蛇口を閉じると圧力スイッチ９で圧力上昇を検知し
送水ポンプ７は停止する。圧力タンク８の働きは実施の
形態１と同様である。
ので省略する。次に、給湯動作について説明する。台所
・風呂等に設けた蛇口（図示せず）を開くと圧力スイッ
チ９で圧力低下を検知し、揚水ポンプ７が起動し開放式
貯湯タンク４の上部に設けた出湯口４ｂから開放式貯湯
タンク４内のお湯を台所・風呂等に給湯することが出来
る。蛇口を閉じると圧力スイッチ９で圧力上昇を検知し
送水ポンプ７は停止する。圧力タンク８の働きは実施の
形態１と同様である。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明における太陽熱温水
加熱システムによれば、以下の優れた効果を実現できる
ものである。請求項１に記載の発明によれば、 （１）切替手段から集熱板までの配管（パイプライン）
が１本で済むので配管がすっきりとまとまり、美観を損
なわない。 （２）貯湯タンク内の水を集熱板内で直接加熱するので
集熱効率が高い。
加熱システムによれば、以下の優れた効果を実現できる
ものである。請求項１に記載の発明によれば、 （１）切替手段から集熱板までの配管（パイプライン）
が１本で済むので配管がすっきりとまとまり、美観を損
なわない。 （２）貯湯タンク内の水を集熱板内で直接加熱するので
集熱効率が高い。
【００１８】請求項２に記載の発明によれば、 （３）請求項１に記載の発明の効果に加え、揚水ポンプ
と給湯用送水ポンプを兼用することが出来るので揚水ポ
ンプが１つで済み、設備費が節約できる。
と給湯用送水ポンプを兼用することが出来るので揚水ポ
ンプが１つで済み、設備費が節約できる。
【図１】実施の形態１における太陽熱温水加熱システム
である。
である。
【図２】実施の形態２における太陽熱温水加熱システム
である。
である。
【図３】従来の太陽熱温水加熱システムである。
【図４】従来の太陽熱温水加熱システムである。
１，２１ 太陽熱温水加熱システム ２ 集熱板 ３ 空気抜き装置 ４ 開放式貯湯タンク ４ａ 循環水接続口 ４ｂ 出湯口 ５ 給水管 ６ 給湯管 ７、７ａ 揚水ポンプ ７ｂ 給湯用送水ポンプ ８ 圧力タンク ９ 圧力スイッチ １０、１０ａ、１０ｂ パイプライン １１ 切替手段 １２ 戻り管 １３ 第２の切替手段 １４ 水位検知手段 １５ 逆止弁 １６ 温度検知器 １７ 水位制御手段 １８ 制御手段 １９ 給水導水管 ２０ 戻り湯導水管
Claims (2)
- 【請求項１】 太陽熱エネルギーを集熱して水を加熱す
る集熱板と、該集熱板の上部に設けた空気抜き装置と、
開放式貯湯タンクと、前記集熱板と前記開放式貯湯タン
クを連結するパイプラインと、該パイプライン上に設け
られた揚水ポンプと、同じくパイプライン上にあって揚
水と落水を切り換える切替手段と、該切替手段と開放式
貯湯タンクの上部をつなぐ戻り管とからなり、前記パイ
プラインの一部が揚水時と落水時に兼ねて使用されるこ
とを特徴とした、太陽熱温水加熱システム。 - 【請求項２】 開放式貯湯タンクに少なくとも循環水
接続口と出湯口を設け、前記循環水接続口と前記出湯口
と前記揚水ポンプの吸い込み口を連結し、前記揚水ポン
プの吸い込み側に前記循環水接続口と前記出湯口のどち
らから出水するかを切り替える第２の切替手段を設け、
前記揚水ポンプが、給湯用送水ポンプを兼ねることを特
徴とする請求項１に記載の太陽熱温水加熱システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295828A JP2000121171A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 太陽熱温水加熱システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295828A JP2000121171A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 太陽熱温水加熱システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000121171A true JP2000121171A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17825713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10295828A Pending JP2000121171A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 太陽熱温水加熱システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000121171A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106016422A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-12 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 幕墙式太阳能室内供暖系统 |
| CN106016423A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-12 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 高效太阳能室内供暖系统 |
| CN106016417A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-12 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 节能型太阳能室内供暖系统 |
| CN106052148A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-26 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 高效太阳能供水系统 |
| CN106052146A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-26 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 具有分层水箱的太阳能供水系统 |
| CN106052155A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-10-26 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 节能型太阳能供水系统 |
| CN106091407A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-11-09 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 幕墙式太阳能供水系统 |
| CN106091406A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-11-09 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 新型太阳能供水系统 |
| CN106091408A (zh) * | 2016-06-08 | 2016-11-09 | 芜湖贝斯特新能源开发有限公司 | 具有分层水箱的太阳能室内供暖系统 |
| CN109579328A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-04-05 | 矢崎能源系统公司 | 热水贮存槽和供热水系统 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10295828A patent/JP2000121171A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| CN109579328A (zh) * | 2017-09-15 | 2019-04-05 | 矢崎能源系统公司 | 热水贮存槽和供热水系统 |
| CN109579328B (zh) * | 2017-09-15 | 2020-10-13 | 矢崎能源系统公司 | 热水贮存槽和供热水系统 |
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