JP2002130700A - ソーラーシステム - Google Patents
ソーラーシステムInfo
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- JP2002130700A JP2002130700A JP2000323916A JP2000323916A JP2002130700A JP 2002130700 A JP2002130700 A JP 2002130700A JP 2000323916 A JP2000323916 A JP 2000323916A JP 2000323916 A JP2000323916 A JP 2000323916A JP 2002130700 A JP2002130700 A JP 2002130700A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 床暖房側のシステムは表面温度センサー、循
環ポンプおよびコントローラー等をそのまま利用しなが
ら、太陽エネルギーを有効利用できる単純なシステム
で、配管も簡単で、床暖房側とソーラーシステム側の工
事責任範囲がはっきりとし、コストの安いソーラーシス
テムを提供することを目的とする。 【構成】 第１の温度センサーの検知する温度が、第４
の温度センサーの検知する温度より一定温度高いとき、
ソーラー循環ポンプを運転し、また一定温度低いとき、
ソーラー循環ポンプを停止し、さらに第３の温度センサ
ーする温度が、第２の温度センサーの検知する温度より
一定温度高いとき、３方弁を第２の熱交換器を介して床
暖房用給湯機へ熱媒体が流れる方向に切り替え、一定温
度低いとき、３方弁から直接床暖房用給湯機へ熱媒体が
流れる方向に切り替える。
環ポンプおよびコントローラー等をそのまま利用しなが
ら、太陽エネルギーを有効利用できる単純なシステム
で、配管も簡単で、床暖房側とソーラーシステム側の工
事責任範囲がはっきりとし、コストの安いソーラーシス
テムを提供することを目的とする。 【構成】 第１の温度センサーの検知する温度が、第４
の温度センサーの検知する温度より一定温度高いとき、
ソーラー循環ポンプを運転し、また一定温度低いとき、
ソーラー循環ポンプを停止し、さらに第３の温度センサ
ーする温度が、第２の温度センサーの検知する温度より
一定温度高いとき、３方弁を第２の熱交換器を介して床
暖房用給湯機へ熱媒体が流れる方向に切り替え、一定温
度低いとき、３方弁から直接床暖房用給湯機へ熱媒体が
流れる方向に切り替える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を利用して
給湯ならびに床暖房を行なうことが可能なソーラーシス
テムに関するものである。
給湯ならびに床暖房を行なうことが可能なソーラーシス
テムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、既設の建物の床暖房の熱源と
して、新たにソーラーシステムを導入する場合、図２に
示すように、太陽熱集熱器１０と貯湯タンク１１の下方
に内蔵された第１の熱交換器１２とをソーラー往き管１
３およびソーラー還り管１４で連結し、ソーラー往き管
１３にはリザーブタンク１５とソーラー循環ポンプ１６
が設けてあり、太陽熱集熱器１０の出口付近には熱媒体
温度を測定する第１の温度センサー１７を設け、貯湯タ
ンク１１の上部には第３の温度センサー１８を、下部に
は第４の温度センサー１９を設け、また床暖房する部屋
には室温または床暖房パネル２０の表面温度を計測する
表面温度センサー２１を設け、床暖房パネル２０の出口
入口と、貯湯タンク１１の上部に内蔵された第２の熱交
換器２２の入口出口を連結管２３、２４で接続し、か
つ、一方の連結管２４には床暖房循環ポンプ２５を設け
るとともに、３方弁２６で分岐して、床暖房用給湯機２
７へ接続し、床暖房運転時には、床暖房循環ポンプ２５
を運転し、第３の温度センサー１８の検知する温度が、
表面温度センサー２１の検知する温度より一定温度高く
なると、床暖房パネル２０側の熱媒体の流れは、床暖房
パネル２０→第２の熱交換器２２の入口→第２の熱交換
器２２本体→第２の熱交換器２２の出口→床暖房循環ポ
ンプ２５→３方弁２６→床暖房パネル２０となり、一
方、第３の温度センサー１８の検知する温度が表面温度
センサー２１の検知する温度より一定温度低くなると、
床暖房パネル２０側の熱媒体の流れは、床暖房パネル２
０→第２の熱交換器２２の入口→第２の熱交換器２２本
体→第２の熱交換器２２の出口→床暖房循環ポンプ２５
→３方弁２６→床暖房用給湯機２７→床暖房パネル２０
となるようなシステム構成になっている。
して、新たにソーラーシステムを導入する場合、図２に
示すように、太陽熱集熱器１０と貯湯タンク１１の下方
に内蔵された第１の熱交換器１２とをソーラー往き管１
３およびソーラー還り管１４で連結し、ソーラー往き管
１３にはリザーブタンク１５とソーラー循環ポンプ１６
が設けてあり、太陽熱集熱器１０の出口付近には熱媒体
温度を測定する第１の温度センサー１７を設け、貯湯タ
ンク１１の上部には第３の温度センサー１８を、下部に
は第４の温度センサー１９を設け、また床暖房する部屋
には室温または床暖房パネル２０の表面温度を計測する
表面温度センサー２１を設け、床暖房パネル２０の出口
入口と、貯湯タンク１１の上部に内蔵された第２の熱交
換器２２の入口出口を連結管２３、２４で接続し、か
つ、一方の連結管２４には床暖房循環ポンプ２５を設け
るとともに、３方弁２６で分岐して、床暖房用給湯機２
７へ接続し、床暖房運転時には、床暖房循環ポンプ２５
を運転し、第３の温度センサー１８の検知する温度が、
表面温度センサー２１の検知する温度より一定温度高く
なると、床暖房パネル２０側の熱媒体の流れは、床暖房
パネル２０→第２の熱交換器２２の入口→第２の熱交換
器２２本体→第２の熱交換器２２の出口→床暖房循環ポ
ンプ２５→３方弁２６→床暖房パネル２０となり、一
方、第３の温度センサー１８の検知する温度が表面温度
センサー２１の検知する温度より一定温度低くなると、
床暖房パネル２０側の熱媒体の流れは、床暖房パネル２
０→第２の熱交換器２２の入口→第２の熱交換器２２本
体→第２の熱交換器２２の出口→床暖房循環ポンプ２５
→３方弁２６→床暖房用給湯機２７→床暖房パネル２０
となるようなシステム構成になっている。
【０００３】尚、図中の符号２８は、給水源から水を貯
湯タンク１１内に供給するための給水管、２９は、減圧
逆止弁、３０は、貯湯タンク内１１のお湯を外部に供給
するための給湯管、３１は逃し弁、３２は、空気抜き弁
を各々示している。
湯タンク１１内に供給するための給水管、２９は、減圧
逆止弁、３０は、貯湯タンク内１１のお湯を外部に供給
するための給湯管、３１は逃し弁、３２は、空気抜き弁
を各々示している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に床暖
房用給湯機２７には循環ポンプ３３が内蔵されている
が、上記のような従来のシステムでは、床暖房循環ポン
プ２５しか役に立たず、元々床暖房給湯機２７に内蔵さ
れていた循環ポンプ３３を作動させる必要がないため無
駄になる。さらに、既設の建物で、予め床暖房を利用さ
れていて、新たに太陽熱集熱器を導入する場合には、既
存の床暖房用センサーやコントローラーを使わずに、表
面温度センサー２１、床暖房循環ポンプ２５及び３方弁
２６等を制御する専用のコントローラー３４が必要とな
り、また、配管工事も大掛かりな改造を必要とし、手間
がかかる上に、費用が高くなった。その上、既存の床暖
房システムに太陽熱集熱器を導入する場合はもちろんの
こと、新規に床暖房と太陽熱集熱器の両方を導入する場
合にも、床暖房側の工事責任範囲とソーラーシステム側
の工事責任範囲がはっきりせず、両方のシステムが入り
組んだ複雑なものになった。
房用給湯機２７には循環ポンプ３３が内蔵されている
が、上記のような従来のシステムでは、床暖房循環ポン
プ２５しか役に立たず、元々床暖房給湯機２７に内蔵さ
れていた循環ポンプ３３を作動させる必要がないため無
駄になる。さらに、既設の建物で、予め床暖房を利用さ
れていて、新たに太陽熱集熱器を導入する場合には、既
存の床暖房用センサーやコントローラーを使わずに、表
面温度センサー２１、床暖房循環ポンプ２５及び３方弁
２６等を制御する専用のコントローラー３４が必要とな
り、また、配管工事も大掛かりな改造を必要とし、手間
がかかる上に、費用が高くなった。その上、既存の床暖
房システムに太陽熱集熱器を導入する場合はもちろんの
こと、新規に床暖房と太陽熱集熱器の両方を導入する場
合にも、床暖房側の工事責任範囲とソーラーシステム側
の工事責任範囲がはっきりせず、両方のシステムが入り
組んだ複雑なものになった。
【０００５】本発明は、上記のような数々の問題点を解
決するためになされたものであり、床暖房側のシステム
は表面温度センサー、循環ポンプおよびコントローラー
等をそのまま利用しながら、太陽エネルギーを有効利用
できる単純なシステムで、配管も簡単で、床暖房側とソ
ーラーシステム側の工事責任範囲がはっきりとし、コス
トの安いソーラーシステムを提供することを目的とする
ものである。
決するためになされたものであり、床暖房側のシステム
は表面温度センサー、循環ポンプおよびコントローラー
等をそのまま利用しながら、太陽エネルギーを有効利用
できる単純なシステムで、配管も簡単で、床暖房側とソ
ーラーシステム側の工事責任範囲がはっきりとし、コス
トの安いソーラーシステムを提供することを目的とする
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のソーラーシステ
ムは、太陽熱集熱器と、内部の下方に第１の熱交換器を
内蔵し、内部の上方に第２の熱交換器を内蔵した貯湯タ
ンクと、第１の熱交換器の入口と太陽熱集熱器の出口と
を連結するソーラー還り管と、第１の熱交換器の出口と
太陽熱集熱器の入口とを連結するソーラー往き管と、ソ
ーラー往き管に設けたソーラー循環ポンプと、太陽熱集
熱器内の熱媒体温度を測定する第１の温度センサーと、
床暖房パネルと、床暖房用循環ポンプを内蔵した床暖房
用給湯機と、床暖房用給湯機から床暖房パネルへ熱媒体
を供給する床暖房往き管と、床暖房パネルから床暖房用
給湯機へ熱媒体を戻す床暖房還り管と、床暖房用循環ポ
ンプと床暖房用給湯機を制御するためのコントローラー
と、床暖房還り管の途中に設けられた第２の温度センサ
ー及び３方弁と、３方弁の一方の口と第２の熱交換器の
入口とを連結する第１の連結管と、第１の熱交換器の出
口と３方弁から床暖房用給湯機へ通じる床暖房還り管と
を連結する第２の連結管と、貯湯タンクの上部の湯温を
計測する第３の温度センサーと、貯湯タンクの下部の湯
温を計測する第４の温度センサーとを備えてなり、第１
の温度センサーの検知する温度が、第４の温度センサー
の検知する温度より一定温度高いとき、ソーラー循環ポ
ンプを運転し、また一定温度低いとき、ソーラー循環ポ
ンプを停止し、さらに第３の温度センサーの検知する温
度が、第２の温度センサーの検知する温度より一定温度
高いとき、３方弁を第２の熱交換器を介して床暖房用給
湯機へ熱媒体が流れる方向に切り替え、一定温度低いと
き、３方弁から直接床暖房用給湯機へ熱媒体が流れる方
向に切り替えることを特徴とする。
ムは、太陽熱集熱器と、内部の下方に第１の熱交換器を
内蔵し、内部の上方に第２の熱交換器を内蔵した貯湯タ
ンクと、第１の熱交換器の入口と太陽熱集熱器の出口と
を連結するソーラー還り管と、第１の熱交換器の出口と
太陽熱集熱器の入口とを連結するソーラー往き管と、ソ
ーラー往き管に設けたソーラー循環ポンプと、太陽熱集
熱器内の熱媒体温度を測定する第１の温度センサーと、
床暖房パネルと、床暖房用循環ポンプを内蔵した床暖房
用給湯機と、床暖房用給湯機から床暖房パネルへ熱媒体
を供給する床暖房往き管と、床暖房パネルから床暖房用
給湯機へ熱媒体を戻す床暖房還り管と、床暖房用循環ポ
ンプと床暖房用給湯機を制御するためのコントローラー
と、床暖房還り管の途中に設けられた第２の温度センサ
ー及び３方弁と、３方弁の一方の口と第２の熱交換器の
入口とを連結する第１の連結管と、第１の熱交換器の出
口と３方弁から床暖房用給湯機へ通じる床暖房還り管と
を連結する第２の連結管と、貯湯タンクの上部の湯温を
計測する第３の温度センサーと、貯湯タンクの下部の湯
温を計測する第４の温度センサーとを備えてなり、第１
の温度センサーの検知する温度が、第４の温度センサー
の検知する温度より一定温度高いとき、ソーラー循環ポ
ンプを運転し、また一定温度低いとき、ソーラー循環ポ
ンプを停止し、さらに第３の温度センサーの検知する温
度が、第２の温度センサーの検知する温度より一定温度
高いとき、３方弁を第２の熱交換器を介して床暖房用給
湯機へ熱媒体が流れる方向に切り替え、一定温度低いと
き、３方弁から直接床暖房用給湯機へ熱媒体が流れる方
向に切り替えることを特徴とする。
【０００７】また、本発明で使用する太陽熱集熱器のタ
イプは特に限定されないが、集熱効率が高く、また冬期
に熱媒体が凍結しにくいという理由から、内部を真空に
保持した透明なガラス容器の内部に、選択吸収膜を被覆
形成した集熱体を収納してなる真空式太陽熱集熱器が最
も適している。またコントローラーは、床温度センサー
又は室温センサーにて、床暖房用循環ポンプと床暖房用
給湯器を制御するようにすれば良い。貯湯タンクの底部
には、水を貯湯タンク内に供給するための給水配管を設
け、貯湯タンクの上部には、お湯を外部に供給するため
の給湯配管を設け、給水配管の途中には減圧逆止弁を取
り付け、給湯配管の途中には、逃し弁と空気抜き弁を取
り付けるのが好ましい。３方弁は、電動弁または、熱動
弁であることが好ましい。
イプは特に限定されないが、集熱効率が高く、また冬期
に熱媒体が凍結しにくいという理由から、内部を真空に
保持した透明なガラス容器の内部に、選択吸収膜を被覆
形成した集熱体を収納してなる真空式太陽熱集熱器が最
も適している。またコントローラーは、床温度センサー
又は室温センサーにて、床暖房用循環ポンプと床暖房用
給湯器を制御するようにすれば良い。貯湯タンクの底部
には、水を貯湯タンク内に供給するための給水配管を設
け、貯湯タンクの上部には、お湯を外部に供給するため
の給湯配管を設け、給水配管の途中には減圧逆止弁を取
り付け、給湯配管の途中には、逃し弁と空気抜き弁を取
り付けるのが好ましい。３方弁は、電動弁または、熱動
弁であることが好ましい。
【０００８】
【作用】本発明のソーラーシステムにおいては、床暖房
回路の一部に３方弁で第２の熱交換器を付与するため、
床暖房側の制御機器（センサー、コントローラー等）が
そのまま使用でき、システムが単純であり、工事も簡単
で、コストも安い。また、床暖房用給湯機に内蔵の循環
ポンプも利用でき、別途に床暖房専用の循環ポンプを必
要としない。床暖房側とソーラー側の工事責任範囲がは
っきりと区分でき、メンテナンスもやりやすい。床暖房
運転制御と、ソーラー循環ポンプの制御とは全く独立し
て行うことができるので、既設の床暖房システムに太陽
熱集熱器を導入する場合のみならず、逆に、既設のソー
ラーシステムに床暖房を導入する場合でも、簡単にシス
テム構築できる。
回路の一部に３方弁で第２の熱交換器を付与するため、
床暖房側の制御機器（センサー、コントローラー等）が
そのまま使用でき、システムが単純であり、工事も簡単
で、コストも安い。また、床暖房用給湯機に内蔵の循環
ポンプも利用でき、別途に床暖房専用の循環ポンプを必
要としない。床暖房側とソーラー側の工事責任範囲がは
っきりと区分でき、メンテナンスもやりやすい。床暖房
運転制御と、ソーラー循環ポンプの制御とは全く独立し
て行うことができるので、既設の床暖房システムに太陽
熱集熱器を導入する場合のみならず、逆に、既設のソー
ラーシステムに床暖房を導入する場合でも、簡単にシス
テム構築できる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明のソーラーシ
ステムを詳細に説明する。
ステムを詳細に説明する。
【００１０】図１に示すように、有効集熱面積が３．６
４ｍ2の真空式太陽熱集熱器１０と、貯湯量が０．３５
ｍ3で、内部下方に伝熱面積０．６５ｍ2の第１の熱交換
器１２を有し、内部上方に伝熱面積０．５ｍ2の第２の
熱交換器２２を有するステンレス製の貯湯タンク１１
と、真空式太陽熱集熱器１０の出口と第１の熱交換器１
２の入口を連結するソーラー還り管１４および真空式太
陽熱集熱器１０の入口と第１の熱交換器１２の出口を連
結するソーラー往き管１３とをそれぞれＥＰＤＭゴムホ
ースで配管し、ソーラー往き管１３にはポリプロピレン
製のリザーブタンク１５（容量０．０３ｍ3）と、１０
０Ｖ−１５０Ｗのソーラー循環ポンプ１６を設けた。真
空式太陽熱集熱器１０の出口には、熱媒体の温度を計測
するための第１の温度センサー１７を取り付けた。貯湯
タンク１１の底部に給水源から水を供給する給水管２８
を接続し、途中に７８ｋＰａの減圧逆止弁２９を設け、ま
た、貯湯タンク１１の最上部にお湯を外部に供給するた
めの給湯管３０を接続し、途中に９３ｋＰａの逃し弁３
１と空気抜き弁３２を設けた。また、貯湯タンク１１の
上部に第３の温度センサー１８を取り付け、貯湯タンク
１１の下部に第４の温度センサー１９を取り付けた。床
面積が８畳の部屋に床暖房パネル２０を配設し、床暖房
パネル２０の中央部に表面温度センサー２１を貼り付
け、床暖房コントローラー３４と結線した。１００Ｖ−
１３０Ｗの循環ポンプ３３を内蔵した床暖房用ガス給湯
機２７を設置し、この給湯機２７の出口と床暖房パネル
２０の入口とをポリブデン管で配管した。また床暖房パ
ネル２０の出口と床暖房用給湯機２７の入口とをポリブ
デン管で配管し、途中に循環液温を計測するための第２
の温度センサー３５と電動３方弁３６を設けた。電動３
方弁３６の一方の口は第１の連結管（ポリブデン管）３
７によって第２の熱交換器２２の入口に接続し、この第
２の熱交換器２２の出口は、電動３方弁３６と床暖房用
給湯機２７とを連結する配管の途中に第２の連結管（ポ
リブデン管）３８によって接続した。床暖房給湯機２７
には、プロピレングリコールから成る不凍液を０．０３
７ｍ3注入して内蔵の循環ポンプ３３で床暖房パネル２
０および配管に流した。床暖房用給湯機２７と床暖房コ
ントローラー３４とを結線し、床暖房の運転は、前記表
面温度センサー２１で３０℃に設定し、給湯機２７の燃
焼と循環ポンプ３３の発停を自動運転させた。第３の温
度センサー１８の検知する温度が、第２の温度センサー
３５の検知する温度より５℃高いとき、電動３方弁３６
を第２の熱交換器２２を経由して給湯機２７へ熱媒体が
流れる方向に切り替え、一方、前記の温度差が２℃より
低いとき、ソーラー循環ポンプ１６を停止するととも
に、電動３方弁３６を第２の熱交換器２２を通らず直接
給湯機２７へ熱媒体が流れる方向に切り替えた。第１の
温度センサー１７の検知する温度から第４の温度センサ
ー１９の検知する温度を引いた差温が７℃以上のときソ
ーラー循環ポンプ１６を運転し、３℃以下のときソーラ
ー循環ポンプ１６を停止した。
４ｍ2の真空式太陽熱集熱器１０と、貯湯量が０．３５
ｍ3で、内部下方に伝熱面積０．６５ｍ2の第１の熱交換
器１２を有し、内部上方に伝熱面積０．５ｍ2の第２の
熱交換器２２を有するステンレス製の貯湯タンク１１
と、真空式太陽熱集熱器１０の出口と第１の熱交換器１
２の入口を連結するソーラー還り管１４および真空式太
陽熱集熱器１０の入口と第１の熱交換器１２の出口を連
結するソーラー往き管１３とをそれぞれＥＰＤＭゴムホ
ースで配管し、ソーラー往き管１３にはポリプロピレン
製のリザーブタンク１５（容量０．０３ｍ3）と、１０
０Ｖ−１５０Ｗのソーラー循環ポンプ１６を設けた。真
空式太陽熱集熱器１０の出口には、熱媒体の温度を計測
するための第１の温度センサー１７を取り付けた。貯湯
タンク１１の底部に給水源から水を供給する給水管２８
を接続し、途中に７８ｋＰａの減圧逆止弁２９を設け、ま
た、貯湯タンク１１の最上部にお湯を外部に供給するた
めの給湯管３０を接続し、途中に９３ｋＰａの逃し弁３
１と空気抜き弁３２を設けた。また、貯湯タンク１１の
上部に第３の温度センサー１８を取り付け、貯湯タンク
１１の下部に第４の温度センサー１９を取り付けた。床
面積が８畳の部屋に床暖房パネル２０を配設し、床暖房
パネル２０の中央部に表面温度センサー２１を貼り付
け、床暖房コントローラー３４と結線した。１００Ｖ−
１３０Ｗの循環ポンプ３３を内蔵した床暖房用ガス給湯
機２７を設置し、この給湯機２７の出口と床暖房パネル
２０の入口とをポリブデン管で配管した。また床暖房パ
ネル２０の出口と床暖房用給湯機２７の入口とをポリブ
デン管で配管し、途中に循環液温を計測するための第２
の温度センサー３５と電動３方弁３６を設けた。電動３
方弁３６の一方の口は第１の連結管（ポリブデン管）３
７によって第２の熱交換器２２の入口に接続し、この第
２の熱交換器２２の出口は、電動３方弁３６と床暖房用
給湯機２７とを連結する配管の途中に第２の連結管（ポ
リブデン管）３８によって接続した。床暖房給湯機２７
には、プロピレングリコールから成る不凍液を０．０３
７ｍ3注入して内蔵の循環ポンプ３３で床暖房パネル２
０および配管に流した。床暖房用給湯機２７と床暖房コ
ントローラー３４とを結線し、床暖房の運転は、前記表
面温度センサー２１で３０℃に設定し、給湯機２７の燃
焼と循環ポンプ３３の発停を自動運転させた。第３の温
度センサー１８の検知する温度が、第２の温度センサー
３５の検知する温度より５℃高いとき、電動３方弁３６
を第２の熱交換器２２を経由して給湯機２７へ熱媒体が
流れる方向に切り替え、一方、前記の温度差が２℃より
低いとき、ソーラー循環ポンプ１６を停止するととも
に、電動３方弁３６を第２の熱交換器２２を通らず直接
給湯機２７へ熱媒体が流れる方向に切り替えた。第１の
温度センサー１７の検知する温度から第４の温度センサ
ー１９の検知する温度を引いた差温が７℃以上のときソ
ーラー循環ポンプ１６を運転し、３℃以下のときソーラ
ー循環ポンプ１６を停止した。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、本発明のソーラーシステ
ムを使用すれば、床暖房回路の一部に３方弁で熱交換器
を付与できるため、床暖房側の制御機器（センサー、コ
ントローラー等）がそのまま使用でき、システムが単純
であり、工事も簡単で、コストも安い。また、床暖房用
給湯機に内蔵の循環ポンプも利用でき、別途に床暖房専
用の循環ポンプを必要としない。床暖房側とソーラー側
の工事責任範囲がはっきりと区分でき、メンテナンスも
やりやすい。床暖房運転制御と、ソーラー循環ポンプの
制御とは全く独立して行うことができるので、既設の床
暖房システムに太陽熱集熱器を導入する場合のみなら
ず、逆に、既設のソーラーシステムに床暖房を導入する
場合でも、簡単にシステム構築できる。
ムを使用すれば、床暖房回路の一部に３方弁で熱交換器
を付与できるため、床暖房側の制御機器（センサー、コ
ントローラー等）がそのまま使用でき、システムが単純
であり、工事も簡単で、コストも安い。また、床暖房用
給湯機に内蔵の循環ポンプも利用でき、別途に床暖房専
用の循環ポンプを必要としない。床暖房側とソーラー側
の工事責任範囲がはっきりと区分でき、メンテナンスも
やりやすい。床暖房運転制御と、ソーラー循環ポンプの
制御とは全く独立して行うことができるので、既設の床
暖房システムに太陽熱集熱器を導入する場合のみなら
ず、逆に、既設のソーラーシステムに床暖房を導入する
場合でも、簡単にシステム構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のソーラーシステムを示す説明図であ
る。
る。
【図２】従来のソーラーシステムを示す説明図である。
１０ 太陽熱集熱器 １１ 貯湯タンク １２ 第１の熱交換器 １３ ソーラー往き管 １４ ソーラー還り管 １６ ソーラー循環ポンプ １７ 第１の温度センサー １８ 第３の温度センサー １９ 第４の温度センサー ２０ 床暖房パネル ２１ 表面温度センサー ２２ 第２の熱交換器 ２５ 床暖房循環ポンプ ２６ ３方弁 ２７ 床暖房用給湯器 ３３ 循環ポンプ ３４ 床暖房コントローラー ３５ 第２の温度センサー ３６ 電動３方弁 ３７ 第１の連結管 ３８ 第２の連結管
Claims (1)
- 【請求項１】 太陽熱集熱器と、内部の下方に第１の熱
交換器を内蔵し、内部の上方に第２の熱交換器を内蔵し
た貯湯タンクと、第１の熱交換器の入口と太陽集熱器の
出口とを連結するソーラー還り管と、第１の熱交換器の
出口と太陽熱集熱器の入口とを連結するソーラー往き管
と、ソーラー往き管に設けたソーラー循環ポンプと、太
陽熱集熱器内の熱媒体温度を測定する第１の温度センサ
ーと、床暖房パネルと、床暖房用循環ポンプを内蔵した
床暖房用給湯機と、床暖房用給湯機から床暖房パネルへ
熱媒体を供給する床暖房往き管と、床暖房パネルから床
暖房用給湯機へ熱媒体を戻す床暖房還り管と、床暖房用
循環ポンプと床暖房用給湯機を制御するためのコントロ
ーラーと、床暖房還り管の途中に設けられた第２の温度
センサー及び３方弁と、３方弁の一方の口と第２の熱交
換器の入口とを連結する第１の連結管と、第１の熱交換
器の出口と３方弁から床暖房用給湯機へ通じる床暖房還
り管とを連結する第２の連結管と、貯湯タンクの上部の
湯温を計測する第３の温度センサーと、貯湯タンクの下
部の湯温を計測する第４の温度センサーとを備えてな
り、第１の温度センサーの検知する温度が、第４の温度
センサーの検知する温度より一定温度高いとき、ソーラ
ー循環ポンプを運転し、また一定温度低いとき、ソーラ
ー循環ポンプを停止し、さらに第３の温度センサーの検
知する温度が、第２の温度センサーの検知する温度より
一定温度高いとき、３方弁を第２の熱交換器を介して床
暖房用給湯機へ熱媒体が流れる方向に切り替え、一定温
度低いとき、３方弁から直接床暖房用給湯機へ熱媒体が
流れる方向に切り替えることを特徴とするソーラーシス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323916A JP2002130700A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ソーラーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323916A JP2002130700A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ソーラーシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002130700A true JP2002130700A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18801524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000323916A Withdrawn JP2002130700A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ソーラーシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002130700A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100684125B1 (ko) | 2004-10-14 | 2007-02-16 | 전석영 | 태양열을 이용한 보일러 시스템의 운영 제어방법 |
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| KR100734562B1 (ko) | 2006-10-24 | 2007-07-03 | 주식회사 윤익물산 | 태양열 보일러 직렬 연결 시스템 |
| KR100765260B1 (ko) | 2006-07-21 | 2007-10-10 | 준에너지테크(주) | 보일러를 보조용으로 사용하는 온수 및 난방 겸용 태양열집열장치 |
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-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000323916A patent/JP2002130700A/ja not_active Withdrawn
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