JP2000119041A - 回路基板用結晶化ガラス組成物および結晶化ガラス焼結体 - Google Patents

回路基板用結晶化ガラス組成物および結晶化ガラス焼結体

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JP2000119041A JP10295101A JP29510198A JP2000119041A JP 2000119041 A JP2000119041 A JP 2000119041A JP 10295101 A JP10295101 A JP 10295101A JP 29510198 A JP29510198 A JP 29510198A JP 2000119041 A JP2000119041 A JP 2000119041A
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弘倫 川上
Hirobumi Sunahara
博文 砂原
Toshiki Tanaka
俊樹 田中
Shizuharu Watanabe
静晴 渡辺
Hiroshi Takagi
洋 鷹木
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C10/00Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
    • C03C10/0009Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition containing silica as main constituent

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1000℃以下の温度で焼結可能で、比誘電
率が10以下、熱膨張係数が10ppm/℃以上といっ
た、回路基板のための電気絶縁材料として好適な特性を
与え得る、回路基板用結晶化ガラス組成物を提供する。 【解決手段】 SiO2 とMgOとCaOとを主成分と
して含み、これらの組成比(重量%)が、添付の図1に
示す3元組成図において、点A(25,70,5)、点
B(25,0,75)、点C(44,0,56)、およ
び点D(44,51,5)で囲まれた領域内にあり、副
成分として、所定の含有量をもって、Al 2 3 、Ba
O、SrO、ZnO、Li2 O、Na2 O、K2 O、お
よび/またはB2 3 を含み、熱処理することにより、
メルウィナイト、モンティセライトおよびカルシウム珪
酸塩のうちの少なくとも1種の結晶相を析出するように
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多層基板等の回
路基板において電気絶縁材料として用いられる回路基板
用結晶化ガラス組成物、およびこのような結晶化ガラス
組成物を焼成して得られる結晶化ガラス焼結体に関する
もので、特に、結晶化ガラス組成物を低温焼結可能とす
るとともに、これを焼成して得られた結晶化ガラス焼結
体を高膨張率とするための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICおよびLSIのような半導体
集積回路素子の発展の成果として、各種の電子機器の小
型化および高密度化が急速に進められ、それに伴い、半
導体集積回路素子を搭載するための回路基板に対して
も、小型化および高密度化が要求され、回路基板におけ
る電気配線の微細化や多層化が進められている。
【0003】また、一般に、導体中を伝播する信号の速
度は、その周囲を形成する材料の誘電率が高いほど遅れ
ることが知られており、高速伝播用としての電気絶縁材
料は、低誘電率であることが求められている。
【0004】しかし、低誘電率の絶縁材料の熱膨張係数
は、電極等の導体材料の熱膨張係数と比較すると、一般
的に小さいため、各種材料を多層化していく場合におい
て、その熱膨張率の差による変形やクラックが問題とな
ってくる。
【0005】これに関連して、たとえば特開平3−45
94号公報では、熱膨張係数の大きい誘電体層を絶縁体
層で挟んだ状態で内蔵させた構造のコンデンサ内蔵複合
回路基板を実現するため、特定の割合で含有させたMg
O、SiO2 およびCaOを主成分として絶縁体層を構
成することにより、絶縁体層の熱膨張係数を大きくする
ことが提案されている。この公報に記載された絶縁体層
は、1000℃〜1300℃の温度で仮焼し、次いで1
240℃〜1340℃の温度で本焼することによって、
フォルステライト(Mg2 SiO4 )の主結晶相を析出
させ、それによって、その熱膨張係数を大きくすること
が行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の絶縁体層を構成する電気絶縁材料は、100
0℃以下の温度での焼結が不可能である。そのため、た
とえば銀を含む導体を表面または内部に形成した回路基
板のための電気絶縁材料としては用いることができな
い。
【0007】なお、フォルステライト(Mg2 Si
4 )よりも大きい熱膨張係数を有する結晶相として、
メルウィナイト(Ca3 MgSi2 8 )、モンティセ
ライト(CaMgSiO4 )ならびにカルシウム珪酸塩
(CaSiO3 、Ca3 Si2 7 、Ca2 SiO4
たはCa3 SiO5 )が知られているが、上記公報に記
載の絶縁体層のための電気絶縁材料は、これらの結晶相
の析出が比較的少ない組成領域となっている。
【0008】そこで、この発明の目的は、1000℃以
下の温度で焼結可能であるとともに、フォルステライト
(Mg2 SiO4 )よりも大きい熱膨張係数を有する、
メルウィナイト(Ca3 MgSi2 8 )、モンティセ
ライト(CaMgSiO4 )ならびにカルシウム珪酸塩
(CaSiO3 、Ca3 Si2 7 、Ca2 SiO4
よびCa3 SiO5 のうちの少なくとも1種)のうちの
少なくとも1種の結晶相を、上述のような1000℃以
下の低温で効率良く析出させることができ、したがっ
て、比誘電率が10以下、熱膨張係数が10ppm/℃
以上といった、低誘電率かつ高熱膨張係数の回路基板の
ための電気絶縁材料を与えることができる、回路基板用
結晶化ガラス組成物を提供しようとするとともに、この
結晶化ガラス組成物を焼成して得られた結晶化ガラス焼
結体を提供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路基板
用結晶化ガラス組成物は、上述した技術的課題を解決す
るため、主成分として、SiO2 、MgOおよびCaO
を含むとともに、副成分として、Al2 3 、Ba
OおよびSrOのうちの少なくとも1種のアルカリ土類
金属酸化物および/またはZnO、Li2 O、Na2
OおよびK2 Oのうちの少なくとも1種のアルカリ金属
酸化物、ならびにB2 3 のうちの少なくとも1種を
含み、上述の主成分のSiO2 とMgOとCaOとの重
量%による組成比(SiO2 ,MgO,CaO)が、添
付の図1に示す3元組成図において、点A(25,7
0,5)、点B(25,0,75)、点C(44,0,
56)、および点D(44,51,5)で囲まれた領域
内にあり、副成分は、主成分100重量部に対して、合
計で0.5〜50重量部含むとともに、Al2 3
含む場合には、これを0.5〜25重量部含み、Ba
OおよびSrOのうちの少なくとも1種のアルカリ土類
金属酸化物および/またはZnOを含む場合には、これ
を0.5〜10重量部含み、Li2 O、Na2 Oおよ
びK2 Oのうちの少なくとも1種のアルカリ金属酸化物
を含む場合には、これを0.5〜5重量部含み、B2
3 を含む場合には、これを0.5〜25重量部含み、
当該組成物を熱処理することにより、メルウィナイト
(Ca3 MgSi2 8 )、モンティセライト(CaM
gSiO4 )ならびにカルシウム珪酸塩(CaSi
3 、Ca3 Si2 7 、Ca2 SiO4 およびCa3
SiO5 のうちの少なくとも1種)のうちの少なくとも
1種の結晶相を析出するようにされているものであるこ
とを特徴としている。
【0010】この発明に係る回路基板用結晶化ガラス組
成物は、好ましくは、主成分のSiO2 とMgOとCa
Oとの重量%による組成比(SiO2 ,MgO,Ca
O)が、添付の図1に示す3元組成図において、点E
(25,45,30)、点B(25,0,75)、点C
(44,0,56)、点F(44,22,34)、点G
(40,19,41)、および点H(29,40,3
1)で囲まれた領域内にあるように選ばれる。
【0011】より好ましくは、主成分のSiO2 とMg
OとCaOとの重量%による組成比(SiO2 ,Mg
O,CaO)は、添付の図1に示す3元組成図におい
て、点I(30,19,51)、点J(30,5,6
5)、点K(44,5,51)、および点L(44,1
9,37)で囲まれた領域内にあるように選ばれる。
【0012】上述のような結晶化ガラス組成物は、通
常、これを与える原料を溶融後急冷して得られるもので
ある。
【0013】なお、上述のような特定の結晶相は、熱処
理後に析出するのが通常であるが、熱処理前に既に一部
析出している場合もある。また、これら特定の結晶相以
外の結晶相が含まれることもあり、このような他の結晶
相についても、熱処理後に析出したり、熱処理前に既に
一部析出していたりすることがある。
【0014】また、この結晶化ガラス組成物から上述の
ような特定の結晶相を析出させるための熱処理は、通
常、その結晶化温度以上の温度で実施される。この結晶
化温度は、1000℃以下であり、したがって、比較的
低温で上述のような特定の結晶相を生成することができ
る。
【0015】なお、この明細書において、「結晶化ガラ
ス」の用語は、「結晶相を有しているガラス」および/
または「熱処理により結晶相を析出する能力を備えたガ
ラス」の意味で用いられる。
【0016】この発明は、また、上述したような回路基
板用結晶化ガラス組成物を焼成して得られた結晶化ガラ
ス焼結体にも向けられる。
【0017】この焼結体は、メルウィナイト(Ca3
gSi2 8 )、モンティセライト(CaMgSi
4 )ならびにカルシウム珪酸塩(CaSiO3 、Ca
3 Si27 、Ca2 SiO4 およびCa3 SiO5
うちの少なくとも1種)のうちの少なくとも1種の結晶
相を含んでいる。
【0018】特に、焼成されるべき結晶化ガラス組成物
の主成分が、前述したように、点I(30,19,5
1)、点J(30,5,65)、点K(44,5,5
1)、および点L(44,19,37)で囲まれた、よ
り限定的な領域内にある組成を有している場合には、こ
の焼結体は、メルウィナイト(Ca3 MgSi
2 8 )、モンティセライト(CaMgSiO4 )なら
びにカルシウム珪酸塩(CaSiO 3 、Ca3 Si2
7 、Ca2 SiO4 およびCa3 SiO5 のうちの少な
くとも1種)のいずれの結晶相をも含むようになる。
【0019】
【実施例】ガラス成分の出発原料として、SiO2 、M
gCO3 、CaCO3 、Al2 3 、ZnO、SrCO
3 、BaCO3 、Li2 CO3 、Na2 CO3 、K2
3 、およびB2 3 をそれぞれ準備し、これらを、表
1ないし表5に示すようなガラス組成(重量部)となる
ように混合した後、得られた混合物を、1500〜17
50℃の温度下で溶融させて溶融ガラスを作製した。そ
の後、この溶融ガラスを純水中へ投入して急冷した後、
粉砕してガラス粉末を得た。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】 表1ないし表5に示した各試料に係るガラス組成のう
ち、主成分である、SiO2 、MgOおよびCaOの組
成は、これら3者間では単位を重量%としても記載され
ており、図1の3元組成図においてプロットされてい
る。すなわち、表1ないし表5の「3元組成図中の対応
参照符号」の欄に、A〜Sの各符号が記載されている
が、これらの符号A〜Sは、各試料に係るガラス組成中
の主成分の組成を表わすものであり、図1に記入したA
〜Sの各符号に対応している。
【0025】次に、これらガラス粉末の各々に、有機バ
インダおよび溶媒としてのトルエンを添加しかつ混合
し、次いで、ボールミルで十分混練することによって、
ガラス粉末を均一に分散させたスラリーを調整した。次
いで、このスラリーを、減圧下で脱泡処理した。
【0026】次に、このようにして得られたスラリーか
ら、ドクターブレードを用いたキャスティング法によ
り、フィルム上に厚み0.2mmのグリーンシートをそ
れぞれ成形し、これらグリーンシートを、それぞれ、乾
燥させ、フィルムから剥がし、そして、打ち抜くことに
よって、所定の大きさのグリーンシートとした。
【0027】次いで、これらグリーンシートを複数枚積
層し、プレス成形することによって、成形体を得た。次
に、これらの成形体を、それぞれ、毎時200℃の速度
で昇温しながら、1000℃で2時間焼成し、結晶化ガ
ラス焼結体を得た。
【0028】次に、これらの結晶化ガラス焼結体につい
て、比誘電率、絶縁抵抗、熱膨張係数、1000℃以下
での焼結可否、および結晶相を評価した。
【0029】より具体的には、比誘電率については、1
0mm×10mm×0.5mmの寸法の試料を用い、L
CRメータにて、周波数1MHz、電圧1Vrmsおよ
び温度25℃の各条件で、静電容量を測定し、この静電
容量から比誘電率を算出するようにした。
【0030】絶縁抵抗値については、比誘電率の場合と
同じ寸法の試料を用い、50V直流電圧を印加し、60
秒後にこれを測定した。
【0031】熱膨張係数については、2mm×2mm×
10mmの寸法の試料を用い、30℃〜400℃の温度
範囲における平均熱膨張係数を測定した。
【0032】結晶相については、X線回折分析を行な
い、評価試料表面のX線回折パターンにより同定した。
【0033】上述の評価結果が、表6ないし表10に示
されている。なお、表1ないし表10において、試料番
号の右欄に*を付したものは、この発明の範囲外のもの
である。
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【表10】 表1ないし表5、表6ないし表10ならびに図1を参照
しながら、この発明に係る回路基板用結晶化ガラス組成
物についての組成範囲の限定理由について説明する。
【0039】まず、この発明の範囲内にある回路基板用
結晶化ガラス組成物は、主成分として、SiO2 、Mg
OおよびCaOを含むとともに、副成分として、Al
2 3 、BaOおよびSrOのうちの少なくとも1種
のアルカリ土類金属酸化物および/またはZnO、L
2 O、Na2 OおよびK2 Oのうちの少なくとも1種
のアルカリ金属酸化物、ならびにB2 3 のうちの少
なくとも1種を含んでいる。
【0040】上述の点において、副成分を含まない表1
に示した試料1〜18は、この発明の範囲外のものであ
り、これら試料1〜18では、表6に示すように、10
00℃以下では十分な焼結が不可能である。
【0041】特に、試料1〜14では、主成分の組成に
限って言えば、後述するように、この発明の範囲内にあ
るが、所定の副成分を含まないため、焼結不可能となっ
ている。
【0042】表1ないし表5に示したガラス組成におけ
る主成分であるxSiO2 −yMgO−zCaO(ただ
し、x、yおよびzは重量%)の組成が、図1に示す3
元組成図において、点A(25,70,5)、点B(2
5,0,75)、点C(44,0,56)、および点D
(44,51,5)で囲まれた領域内にあるものが、こ
の発明の範囲内にある。すなわち、図1において、
「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、
「G」、「H」、「I」、「J」、「K」、「L」、
「M」および「N」の各組成が、この発明の範囲内に含
まれる。
【0043】このような主成分の組成に関して、この発
明の範囲外にある図1の領域Xには、「O」および
「P」の組成があり、これらの組成は、それぞれ、表1
の試料25および26、表2の試料65および66、表
3の試料105および106、ならびに表5の試料16
3および164が有している。これらの試料については
表6に示した試料25および26、表7に示した試料6
5および66、表8に示した試料105および106、
ならびに表10に示した試料163および164のそれ
ぞれの焼結性からわかるように、1000℃以下では焼
結不十分となっている。
【0044】同じく主成分の組成に関して、この発明の
範囲外にある図1の領域Yには、「S」の組成があり、
この組成は、表5の試料187が有している。この試料
については、表10に示した試料187の熱膨張係数お
よび析出結晶からわかるように、メルウィナイト(Ca
3 MgSi2 8 )、モンティセライト(CaMgSi
4 )ならびにカルシウム珪酸塩(CaSiO3 、Ca
3 Si2 7 、Ca2SiO4 およびCa3 SiO5
うちの少なくとも1種)のいずれもが析出せず、熱膨張
係数が10ppm/℃未満となってしまう。
【0045】また、同じく主成分の組成に関して、この
発明の範囲外にある図1の領域Zには、「Q」および
「R」の組成があり、これらの組成は、それぞれ、表1
の試料27および28、表2の試料67および68、表
3の試料107および108、ならびに表5の試料16
5および166が有している。これらの試料について
は、表6に示した試料27および28、表7に示した試
料67および68、表8に示した試料107および10
8、ならびに表10に示した試料165および166の
各々の熱膨張係数からわかるように、熱膨張係数が10
ppm/℃未満となってしまう。これは、このような組
成領域では、フォルステライト、メルウィナイト、モン
ティセライト、あるいはカルシウム珪酸塩よりも熱膨張
係数の小さいディオプサイト(CaMgSi2 4 )や
エンスタタイト(MgSiO3 )が主結晶となってくる
ためである。
【0046】また、この発明に係る回路基板用結晶化ガ
ラス組成物は、前述したように、副成分として、Al
2 3 、BaOおよびSrOのうちの少なくとも1種
のアルカリ土類金属酸化物および/またはZnO、L
2 O、Na2 OおよびK2Oのうちの少なくとも1種
のアルカリ金属酸化物、ならびにB2 3 のうちの少
なくとも1種を含むが、これら副成分は、主成分100
重量部に対して、合計で0.5〜50重量%含むととも
に、Al2 3 を含む場合には、これを0.5〜25
重量部含み、BaOおよびSrOのうちの少なくとも
1種のアルカリ土類金属酸化物および/またはZnOを
含む場合には、これを0.5〜10重量部含み、Li
2 O、Na2 OおよびK2 Oのうちの少なくとも1種の
アルカリ金属酸化物を含む場合には、これを0.5〜5
重量%含み、B2 3 を含む場合には、これを0.5
〜25重量部含むものでなければならない。
【0047】上述した副成分の含有量の下限に関して言
えば、この副成分は、結晶化ガラス組成物の1000℃
以下での焼結性を向上させるものであるが、この効果を
実質的に発揮させるためには、上述のように、主成分1
00重量部に対して、合計で0.5重量部以上含んでい
なければならない。
【0048】他方、副成分の含有量の上限について、以
下に考察する。
【0049】主成分の組成に関しては、この発明の範囲
内にあるにもかかわらず、副成分の組成に関して、上述
のような含有量の範囲における上限を超える試料に注目
すると、まず、試料35〜40では、表1に示すよう
に、主成分100重量部に対して、Al2 3 の含有
量が25重量部を超えているので、表6に示すように、
1000℃以下の焼結が困難となっている。
【0050】また、試料53〜58、75〜80および
93〜98では、表2および表3に示すように、主成分
100重量部に対して、BaOおよびSrOのうちの
1種の含有量が10重量部を超えているので、表7およ
び表8に示すように、1000℃以下の焼結が困難とな
っている。同様に、試料186では、表5に示すよう
に、の副成分であるZnOおよびSrOの双方を含ん
でいるが、これらの合計含有量が、主成分100重量部
に対して10重量部を超えているので、表10に示すよ
うに、1000℃以下の焼結が困難となっている。
【0051】また、試料115〜120、133〜13
8および151〜156では、表3および表4に示すよ
うに、主成分100重量部に対して、Li2 O、Na
2 OおよびK2 Oのうちのいずれかのアルカリ金属酸化
物の含有量が5重量部を超えているので、表8および表
9に示すように、比誘電率が10を超えてしまう。同様
に、試料185では、表5に示すように、の副成分と
して、Li2 O、Na 2 OおよびK2 Oのすべてを含ん
でいるが、これらの合計含有量が主成分100重量部に
対して5重量部を超えているので、比誘電率が10を超
えてしまう。
【0052】また、試料173〜178では、表5に示
すように、主成分100重量部に対して、B2 3
含有量が25重量部を超えているので、表10に示すよ
うに、熱膨張係数が10ppm/℃を下回ってしまう。
【0053】また、試料184では、表5に示すよう
に、の副成分であるAl2 3 、の副成分であるZ
nOおよびの副成分であるB2 3 をともに含んでお
り、主成分100重量部に対する各副成分の個々の含有
量については、この発明の範囲内にあるが、合計での含
有量が50重量部を超えている。そのため、図10に示
すように、試料184では、1000℃以下の焼結が困
難となっている。
【0054】これらに対して、この発明の範囲内にある
表1および表6に示す試料19〜24および29〜3
4、表2および表7に示す試料41〜52、59〜64
および69〜74、表3および表8に示す試料81〜9
2、99〜104および109〜114、表4および表
9に示す試料121〜132および139〜150、な
らびに、表5および表10に示す試料157〜162、
167〜172、179〜183および188〜195
によれば、フォルステライト(Mg2 SiO4 )よりも
大きい熱膨張係数を有する、メルウィナイト(Ca3
gSi2 8 )、モンティセライト(CaMgSi
4 )ならびにカルシウム珪酸塩(CaSiO 3 、Ca
3 Si2 7 、Ca2 SiO4 およびCa3 SiO5
うちの少なくとも1種)のうちの少なくとも1種の結晶
相が析出しており、1000℃以下の温度で良好な焼結
が可能であり、また、比誘電率が10以下、熱膨張係数
が10ppm/℃以上、絶縁抵抗(logIR)が9を
超えるといった、回路基板のための電気絶縁材料として
好ましい特性を与えている。
【0055】特に、主成分についてのこの発明の範囲を
規定するA、B、CおよびDの各点で囲まれた領域内の
より限定された領域、すなわち、図1に示す3元組成図
において、点E(25,45,30)、点B(25,
0,75)、点C(44,0,56)、点F(44,2
2,34)、点G(40,19,41)、および点H
(29,40,31)で囲まれた領域内にある、表1お
よび表6に示す試料20、21、23、30、31およ
び33、表2および表7に示す試料42、43、45、
48、49、51、60、61、63、70、71およ
び73、表3および表8に示す試料82、83、85、
88、89、91、100、101、103、110、
111および113、表4および表9に示す試料12
2、123、125、128、129、131、14
0、141、143、146、147および149、な
らびに、表5および表10に示す試料158、159、
161、168、169、171、179〜183およ
び188〜195によれば、より大きな熱膨張係数、す
なわち12ppm/℃以上の熱膨張係数が得られてい
る。
【0056】さらに、上述した、E、B、C、F、Gお
よびHの各点で囲まれた領域内のさらに限定された領
域、すなわち、図1に示す3元組成図において、点I
(30,19,51)、点J(30,5,65)、点K
(44,5,51)、および点L(44,19,37)
で囲まれた領域内にある、表1および表6に示す試料2
3および33、表2および表7に示す試料45、51、
63および73、表3および表8に示す試料85、9
1、103および113、表4および表9に示す試料1
25、131、143および149、ならびに、表5お
よび表10に示す試料161、171、179〜183
および192〜195によれば、前述したメルウィナイ
ト、モンティセライトならびにカルシウム珪酸塩のいず
れもが析出しており、12ppm/℃以上の(ほとんど
のものが12ppm/℃を超える)高熱膨張係数が得ら
れるばかりでなく、絶縁抵抗(logIR)が11を超
え、より高い絶縁性が得られるようになる。
【0057】なお、図1におけるA、B、CおよびDの
各点を結ぶ領域内の組成の主成分を有するとともに、副
成分についても、この発明の範囲内にある組成を有して
いても、前述したガラス化のための急冷によって得られ
た固化物中に、上述のような特定の好ましい結晶相以外
の結晶化物しか析出していないことがある。たとえば、
表1の試料24に係るガラス組成物を金属板上で冷却し
た場合、フォルステライトが急冷固化物中に析出してし
まい、それを熱処理した場合、フォルステライトやディ
オプサイトやアケルマナイトが主結晶となり、所望の結
晶相が析出せず、その結果、熱膨張係数が12ppm/
℃未満となることが確認されている。このように、同一
ガラス組成の場合であっても、所望の結晶相を有する結
晶化ガラスが得られるかどうかは、その製造方法に依存
している。
【0058】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、この発明に係る回路基板用結晶化ガラス組成物によ
れば、主成分である、SiO2 とMgOとCaOとの組
成比が、図1に示す3元組成図において、点A(25,
70,5)、点B(25,0,75)、点C(44,
0,56)、および点D(44,51,5)で囲まれた
領域内にあり、副成分として、Al2 3 、BaO
およびSrOのうちの少なくとも1種のアルカリ土類金
属酸化物および/またはZnO、Li2 O、Na2
およびK2 Oのうちの少なくとも1種のアルカリ金属酸
化物、ならびにB23 のうちの少なくとも1種を含
み、この副成分は、主成分100重量部に対して、合計
で0.5〜50重量部含むとともに、前記を含む場合
には、これを0.5〜25重量部含み、前記を含む場
合には、これを0.5〜10重量部含み、前記を含む
場合には、これを0.5〜5重量%含み、前記を含む
場合には、これを0.5〜25重量部含むようにされ、
また、熱処理することにより、メルウィナイト(Ca3
MgSi2 8 )、モンティセライト(CaMgSiO
4)ならびにカルシウム珪酸塩(CaSiO3 、Ca3
Si2 7 、Ca2 SiO 4 およびCa3 SiO5 のう
ちの少なくとも1種)のうちの少なくとも1種の結晶相
を析出するようにされているので、1000℃以下の温
度で焼結可能であるとともに、比誘電率が10以下、熱
膨張係数が10ppm/℃以上といった、低誘電率かつ
高熱膨張係数の回路基板のための電気絶縁材料として好
適な特性を与えることができる。
【0059】特に、この発明に係る回路基板用結晶化ガ
ラス組成物に含まれる主成分であるSiO2 とMgOと
CaOとの組成比が、図1に示す3元組成図において、
点E(25,45,30)、点B(25,0,75)、
点C(44,0,56)、点F(44,22,34)、
点G(40,19,41)、および点H(29,40,
31)で囲まれた範囲内にある場合には、より大きな熱
膨張係数、すなわち12ppm/℃以上の熱膨張係数を
得ることができる。
【0060】さらに、この発明に係る回路基板用結晶化
ガラス組成物に含まれる主成分であるSiO2 とMgO
とCaOとの組成比が、図1に示す3元組成図におい
て、点I(30,19,51)、点J(30,5,6
5)、点K(44,5,51)、および点L(44,1
9,37)で囲まれた領域内にある場合には、熱処理す
ることにより、メルウィナイト、モンティセライトなら
びにカルシウム珪酸塩の結晶相のいずれをも析出し得る
ので、より大きな熱膨張係数がより確実に得られるとと
もに、絶縁抵抗のより高い電気絶縁材料を与えることが
できる。
【0061】したがって、この発明に係る回路基板用結
晶化ガラス組成物を焼成して得られた結晶化ガラス焼結
体は、小型化かつ高密度化され、信号の高速伝播が要求
される多層基板等の回路基板のための電気絶縁材料とし
て有利に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回路基板用結晶化ガラス組成物
に主成分として含まれるSiO 2 とMgOとCaOとの
組成範囲を示す3元組成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊樹 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 渡辺 静晴 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 鷹木 洋 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 4G030 AA02 AA03 AA04 AA07 AA08 AA09 AA10 AA32 AA35 AA36 AA37 BA12 GA14 GA17 GA22 GA25 PA21 4G062 AA09 AA11 AA15 DA04 DA05 DB01 DB02 DB03 DB04 DC01 DC02 DC03 DC04 DD01 DE01 DE02 DE03 DF01 EA01 EA02 EA03 EB01 EB02 EB03 EC01 EC02 EC03 ED01 ED02 ED03 ED04 ED05 ED06 EE03 EE04 EE05 EE06 EE07 EF01 EF02 EF03 EG01 EG02 EG03 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM28 NN26 NN30 PP13 PP14 QQ07 QQ08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成分として、SiO2 、MgOおよび
    CaOを含むとともに、 副成分として、Al2 3 、BaOおよびSrOの
    うちの少なくとも1種のアルカリ土類金属酸化物および
    /またはZnO、Li2 O、Na2 OおよびK2 Oの
    うちの少なくとも1種のアルカリ金属酸化物、ならびに
    2 3 のうちの少なくとも1種を含み、 前記主成分のSiO2 とMgOとCaOとの重量%によ
    る組成比(SiO2 ,MgO,CaO)が、添付の図1
    に示す3元組成図において、点A(25,70,5)、
    点B(25,0,75)、点C(44,0,56)、お
    よび点D(44,51,5)で囲まれた領域内にあり、 前記副成分は、前記主成分100重量部に対して、合計
    で0.5〜50重量部含むとともに、前記Al2 3
    を含む場合には、これを0.5〜25重量部含み、前記
    BaOおよびSrOのうちの少なくとも1種のアルカ
    リ土類金属酸化物および/またはZnOを含む場合に
    は、これを0.5〜10重量部含み、前記Li2 O、
    Na2 OおよびK2 Oのうちの少なくとも1種のアルカ
    リ金属酸化物を含む場合には、これを0.5〜5重量部
    含み、前記B2 3 を含む場合には、これを0.5〜
    25重量部含み、 当該組成物を熱処理することにより、メルウィナイト
    (Ca3 MgSi2 8)、モンティセライト(CaM
    gSiO4 )ならびにカルシウム珪酸塩(CaSi
    3 、Ca3 Si2 7 、Ca2 SiO4 およびCa3
    SiO5 のうちの少なくとも1種)のうちの少なくとも
    1種の結晶相を析出するようにされている、回路基板用
    結晶化ガラス組成物。
  2. 【請求項2】 前記主成分のSiO2 とMgOとCaO
    との重量%による組成比(SiO2 ,MgO,CaO)
    が、添付の図1に示す3元組成図において、点E(2
    5,45,30)、点B(25,0,75)、点C(4
    4,0,56)、点F(44,22,34)、点G(4
    0,19,41)、および点H(29,40,31)で
    囲まれた領域内にある、請求項1に記載の回路基板用結
    晶化ガラス組成物。
  3. 【請求項3】 前記主成分のSiO2 とMgOとCaO
    との重量%による組成比(SiO2 ,MgO,CaO)
    が、添付の図1に示す3元組成図において、点I(3
    0,19,51)、点J(30,5,65)、点K(4
    4,5,51)、および点L(44,19,37)で囲
    まれた領域内にある、請求項1に記載の回路基板用結晶
    化ガラス組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の回路基板用結
    晶化ガラス組成物を焼成して得られた結晶化ガラス焼結
    体であって、メルウィナイト(Ca3 MgSi
    2 8 )、モンティセライト(CaMgSiO4 )なら
    びにカルシウム珪酸塩(CaSiO3 、Ca3 Si2
    7 、Ca2 SiO4 およびCa3 SiO5 のうちの少な
    くとも1種)のうちの少なくとも1種の結晶相を含む、
    結晶化ガラス焼結体。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の回路基板用結晶化ガラ
    ス組成物を焼成して得られた結晶化ガラス焼結体であっ
    て、メルウィナイト(Ca3 MgSi2 8)、モンテ
    ィセライト(CaMgSiO4 )ならびにカルシウム珪
    酸塩(CaSiO3 、Ca3 Si2 7 、Ca2 SiO
    4 およびCa3 SiO5 のうちの少なくとも1種)の結
    晶相を含む、結晶化ガラス焼結体。
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