JP2000118120A - 連続階調模様の表現印刷方法 - Google Patents

連続階調模様の表現印刷方法

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JP2000118120A
JP2000118120A JP10304775A JP30477598A JP2000118120A JP 2000118120 A JP2000118120 A JP 2000118120A JP 10304775 A JP10304775 A JP 10304775A JP 30477598 A JP30477598 A JP 30477598A JP 2000118120 A JP2000118120 A JP 2000118120A
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JP
Japan
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density
printing
pattern
color
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP10304775A
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English (en)
Inventor
Yuji Kanemoto
雄二 金本
Yoshiki Kosakai
芳樹 小堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Dental Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シルクスクリーン印刷において、網点の目詰
りに起因する「色とび」、「色調変化」、「色抜け」等
があっても支障とならぬようにし、またFMスクリーニ
ング法で濃度の低い部分で生ずるざらつき感が目立たぬ
連続階調模様の表現印刷方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 連続階調模様を有する階調原稿データより模
様を任意の濃度域で分離選択するとともに、濃度をFM
スクリーニング法により配置された網点で表した刷版
と、各刷版に対応してそれぞれ調色されたインクとを用
い、シルクスクリーン印刷する。また刷版に少くとも一
版のベタ版を用いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シルクスクリーン印刷
による木目等の連続階調模様の表現印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シルクスクリーン印刷にあっては版が柔
軟な上、少ない印圧で印刷でき、またインクの種類も豊
富であることから多くの素材への印刷に使われてきた。
【0003】しかし、シルクスクリーン印刷は、成形時
に起こる網点部の伸び、版合わせのずれ、網点の一部へ
のインクの目詰まり等により色材の3原色の掛け合わせ
に変化が生じるなどして「色とび」、「色調変化」、
「色抜け」等頻繁に発生し、歩留りの低下を招いてい
た。
【0004】また、AMスクリーニング法で網点を配置
された場合、網点が整然と並ぶよう配置されていること
から連続階調を表現するには多少無理を伴う。また5版
以上の刷り重ねを行った場合にはモアレが生ずるといっ
た不具合があり、FMスクリーニング法で網点を形成さ
れた場合、連続階調に近づくが濃度の低い部分でざらつ
きが目立つといった不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では頻繁に発
生していた「色とび」、「色調変化」、「色抜け」等が
あっても歩留り低下の原因となっていた。またFMスク
リーニング法で濃度の低い部分でのざらつき感が目立っ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は連続階調の模様
から、濃度域を基に分版された刷版を、FMスクリーニ
ング法で網点を配置するとともに、刷版に応じた独自の
調色インクを用いてシルクスクリーン印刷を行うもので
ある。
【0007】即ち、木目等の連続階調模様を有する階調
原稿データより模様を任意の濃度域で分離選択するとと
もに、濃度をFMスクリーニング法により配置された網
点で表した複数からなる刷版と、複数の刷版に対応して
それぞれ調色されたインクとを用い、シルクスクリーン
印刷するものである。
【0008】さらに、木目等の連続階調模様を有する階
調原稿データより模様を任意の濃度域で選択するととも
に濃度をFMスクリーニング法により作られた網点の配
置で表した複数の刷版および少なくとも一版のベタ版
と、複数の刷版およびベタ版に用いられるべくそれぞれ
独自に調色されたインクとによりシルクスクリーン印刷
するものである。
【0009】また、少なくとも一版を有するベタ版に用
いられる独自に調色されたインクが、最も淡い色に調色
されたインクを用いるものである。
【0010】
【作用】FMスクリーニング方式による網点は、ランダ
ムに配置された同じ大きさのドットの密度により階調を
表すもので4版以上の多色印刷を行った時にもモアレを
生じさせない。
【0011】一方FMスクリーニング方式にあっては濃
度の低い明るい部分はドットの密度が低くなりざらつき
が目立つことがある。そこでベタ版を用い最小の濃度域
を印刷する刷版に用いられる最も淡いインク色よりさら
に淡く、さらに最小の濃度域を印刷する刷版と同色相に
調合されたインクを全面に刷ることにより地色の白をな
くし、視覚上ざらつきをなくせる。
【0012】連続階調模様の原像は図1に示される画像
の任意の点AB間の濃度と面積の関係で示される濃度域
1a、1b、1cで分版され、さらに各刷版は色材の3
原色以外の独自に調色したインクを用いられることによ
り掛け合わせによる色変化がなくなる。そこで、網点部
の伸び、版合わせのずれ、網点の一部へのインクの目詰
まり等が生じても「色とび」、「色抜け」、「色調変
化」等は目立つことなく歩留りを向上させる。
【0013】
【実施例】まず、図2で示される木目の連続階調模様を
例にDTPを用いた分版保存手段の一例を説明する。C
PU上で加工できる画像のデジタルデータとしてデジタ
ルカメラで撮影された画像データ、既に撮影された画像
にあってはスキャナとパソコンを使いデジタル化した画
像データ、あるいはCD−ROMに収められた画像デー
タ等が用いられる。コンピューターに入力された画像デ
ータは黒白のグレースケールに変換され、これを基に印
刷に表せる範囲に原稿濃度を印刷濃度に変換するべく圧
縮し階調補正される。階調補正された画像データは、モ
ニターを見ながらの操作でレイアウトし、画像サイズを
決定される。ここで画像の下部に設けられる空白部にグ
ラデーションツールで濃度チャート(黒100〜0%)
を作り第1の画像加工データを「全体」と名付けてファ
イルされる。画像データの保存形式についてはDTP用
に作る場合にはEPS形式が有効である。
【0014】次に第1の画像加工データを基に濃度域別
に分版する。先に第1の画像加工データより図3に示さ
れる濃度域100〜30%が選択され「柄」と名付け新
規にファイルされる。また濃度域100〜30%で選択
された画像データは、コピー出力されウィンドウに貼ら
れて編集される。
【0015】さらに第1の画像加工データは図4、図5
に示される濃度域100〜80%。80〜50%を選択
しそれぞれを「焦げ茶」、「茶」と名付け新規ファイル
する。またこれら画像データもコピー出力されウィンド
ウに貼られて編集される。
【0016】さらに、先に「全体」と名付けファイルさ
れた第1の画像加工データは濃度城50%〜0%を選択
し、これを「うす茶」と名付け新規ファイルし、濃度域
別に分解された「柄」、「焦げ茶」、「茶」、「うす
茶」と名付けられファイルの画像を開き全ての画像のコ
ントテストを上げるべく補正しファイルする。
【0017】このようにコントラストを上げるべく補正
された「柄」、「焦げ茶」「茶」、「うす茶」と「全
体」の画像データはFMスクリーニング方式により網点
を配置されて、それぞれ刷版である「柄」版、「焦げ
茶」版、「茶」版、「うす茶」版、「全体」版として製
版され、印刷には「柄」版、「焦げ茶」版、「茶」版、
「うす茶」版、「全体」版に加えベタ版が用いられる。
これら刷版は濃度域が重複する部分があるが、画像によ
っては、濃度域を重複しないようにすることも良い。
【0018】インクは印刷用素材に応じて選ぶことは当
然であるが、調色は木目の連続階調模様を基にされ刷版
に合わせ行われる。そこで便宜上濃い順に一番茶〜四番
茶と名付けられ調色された茶色が用いられる。また色の
深みを出すためには透過色が用いられる。この場合C.
M.Yのような色材の三原色それぞれに合う刷版が用い
られていないことから、色合わせ等はインクの調色によ
って決まる。
【0019】次に印刷の手順について説明する。第1色
目は「柄」版が用いられ二番茶で全体の印象が印刷され
る。次に第2色目に「ベタ」版が用いられ四番茶で印刷
され全体の色が決められ下地色が作られる。またより輪
郭を出し深みを与えるべく第3色目「全体」版を使い三
番茶が印刷される。
【0020】木目の濃い部分は第4色目として「焦げ
茶」版が用いられ最も濃い一番茶で印刷される。次に第
5色目として中間濃度の色を決めるべく「茶」版を用い
三番茶が印刷される。また第6色目として淡い部分の色
を決めるべく「うす茶」版が用いられ四番茶で印刷され
る。さらに押え色として第7色目に「ベタ」版を用い白
を印刷し仕上げる。
【0021】以上説明では木目模様を例として説明した
が同色相をもつ大理石等の石材でも良いものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明のとうり、本発明連続階調模様
の表現方法にあっては、下地色に白い部分はなくなり成
形時の伸びが目立つといった問題は生じない。また、版
ずれによる色調の変化については、濃度域で分版したも
のは色の部分での掛け合わせをしないため全く起り得な
いことになる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1 画像の任意の点AB間の濃度と面積の関係説明図
である。 図2 木目の連続階調模様の一例図である。 図3 木目の連続階調模様のうち濃度域100〜30%
選択図である。 図4 木目の連続階調模様のうち濃度域100〜80%
選択図である。 図5 木目の連続階調模様のうち濃度域80〜50%選
択図である。
【符号の説明】
1〜濃度域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木目等の連続階調模様を有する階調原稿
    データより模様を任意の濃度域で選択するとともに、濃
    度をFMスクリーニング法により作られた網点の配置で
    表わした複数の刷版と、該複数の刷版に用いられるべく
    それぞれ独自に調色されたインクとを用い、シルクスク
    リーン印刷することを特徴とする連続階調模様の表現印
    刷方法。
  2. 【請求項2】 木目等の連続階調模様を有する階調原稿
    データより模様を任意の濃度域で選択するとともに濃度
    をFMスクリーニング法により作られた網点を有する複
    数の刷版および少なくとも一版のベタ版と、該複数の刷
    版およびベタ版に用いられるべくそれぞれ独自に調色さ
    れたインクとによりシルクスクリーン印刷することを特
    徴とする連続階調模様の表現印刷方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインクにおいて、少なく
    とも一版を有するベタ版に用いられる独自に調色された
    インクに、最も淡い色に調色されたインクを用いたこと
    を特徴とする連続階調模様の表現印刷方法。
JP10304775A 1998-10-12 1998-10-12 連続階調模様の表現印刷方法 Pending JP2000118120A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064334A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Trinity Ind Corp 自動車用加飾部品の表面加飾システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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