JP2000117158A - 混色スプレーシステム - Google Patents
混色スプレーシステムInfo
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- JP2000117158A JP2000117158A JP10289599A JP28959998A JP2000117158A JP 2000117158 A JP2000117158 A JP 2000117158A JP 10289599 A JP10289599 A JP 10289599A JP 28959998 A JP28959998 A JP 28959998A JP 2000117158 A JP2000117158 A JP 2000117158A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 噴射塗装でテクスチュア模様を作る混色スプ
レーシステムにおいて、従来の手持ち式の重さや取扱い
難さを解消し、ベース塗料を別置しポンプで安定供給す
る。また、混色スプレーガンのハンドルレバー操作のみ
で、吹付け空気の弁の開閉およびベース塗料と着色塗料
の供給・停止がスム−ズに行え、さらにベース塗料噴出
量と個々の着色塗料の添加量調節および吹付け空気・加
圧空気の調節が個々に行えるようにする。 【解決手段】 ベース塗料の供給には、骨材混入形塗料
の圧送可能なスクイズ式ポンプを使用し、混色スプレー
ガン内でベース塗料に添加する二種色以上の着色塗料
は、絞り出しチューブ式の塗料容器を加圧容器中に各々
封入して圧縮空気で加圧圧送する。混色スプレーガンは
ハンドルレバーのワンタッチ操作で、空気弁が開いて吹
付け空気が噴射し、同時にフロースイッチが働いてポン
プが作動し、続いてベース塗料と着色塗料が同時噴射す
る混色スプレーシステムの制御方法とした。
レーシステムにおいて、従来の手持ち式の重さや取扱い
難さを解消し、ベース塗料を別置しポンプで安定供給す
る。また、混色スプレーガンのハンドルレバー操作のみ
で、吹付け空気の弁の開閉およびベース塗料と着色塗料
の供給・停止がスム−ズに行え、さらにベース塗料噴出
量と個々の着色塗料の添加量調節および吹付け空気・加
圧空気の調節が個々に行えるようにする。 【解決手段】 ベース塗料の供給には、骨材混入形塗料
の圧送可能なスクイズ式ポンプを使用し、混色スプレー
ガン内でベース塗料に添加する二種色以上の着色塗料
は、絞り出しチューブ式の塗料容器を加圧容器中に各々
封入して圧縮空気で加圧圧送する。混色スプレーガンは
ハンドルレバーのワンタッチ操作で、空気弁が開いて吹
付け空気が噴射し、同時にフロースイッチが働いてポン
プが作動し、続いてベース塗料と着色塗料が同時噴射す
る混色スプレーシステムの制御方法とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベース塗料に多色
塗料を不完全混合状態にして噴射塗装するための混色ス
プレーシステムに関し、特に塗料の供給装置と該装置を
作動させる制御方法に係わるものである。
塗料を不完全混合状態にして噴射塗装するための混色ス
プレーシステムに関し、特に塗料の供給装置と該装置を
作動させる制御方法に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】複数の塗料を適度に混合させて噴射塗装
し、御影石等のような天然石に近いテクスチュア(凹凸
のある天然石風合い)をもった塗面を形成することので
きるスプレーガンが種々開発、あるいは改良されてき
た。例えば特開平3−21362号明細書に開示のもの
がある。混色スプレーガンを用いて、塗面を例えば凹凸
をもった御影石様テクスチュアに形成する方法として、
例えばケイ砂等の骨材を混合させたベース塗料と着色塗
料とを合流室に導き、噴射する方法が知られている。
し、御影石等のような天然石に近いテクスチュア(凹凸
のある天然石風合い)をもった塗面を形成することので
きるスプレーガンが種々開発、あるいは改良されてき
た。例えば特開平3−21362号明細書に開示のもの
がある。混色スプレーガンを用いて、塗面を例えば凹凸
をもった御影石様テクスチュアに形成する方法として、
例えばケイ砂等の骨材を混合させたベース塗料と着色塗
料とを合流室に導き、噴射する方法が知られている。
【0003】しかしながら、着色塗料および、ベース塗
料は高粘度で、且つ着色塗料の比率が少量であるので、
上記従来のガンでは、該着色塗料をベース塗料中に徐々
に均一に少量づつ散点状に分散させることは極めて困難
であり、凹凸をもった多色テクスチュア仕上げには不十
分であった。
料は高粘度で、且つ着色塗料の比率が少量であるので、
上記従来のガンでは、該着色塗料をベース塗料中に徐々
に均一に少量づつ散点状に分散させることは極めて困難
であり、凹凸をもった多色テクスチュア仕上げには不十
分であった。
【0004】この種の改良技術として、本出願人は特開
平10−94741号において、2色以上の液状塗料を
不完全混合状態で噴射塗装するための混色スプレーガン
および、そのような混色状態の模様塗膜を得る塗装方法
に関する出願をしている。この発明では、ベース塗料の
容器を搭載した手持ち式スプレーガンであることと、ま
た複数の着色塗料の供給停止を手動コックで行わなけれ
ばならないことから、実用面で改善すべき問題点が数多
く見出された。
平10−94741号において、2色以上の液状塗料を
不完全混合状態で噴射塗装するための混色スプレーガン
および、そのような混色状態の模様塗膜を得る塗装方法
に関する出願をしている。この発明では、ベース塗料の
容器を搭載した手持ち式スプレーガンであることと、ま
た複数の着色塗料の供給停止を手動コックで行わなけれ
ばならないことから、実用面で改善すべき問題点が数多
く見出された。
【0005】以下に問題点を列記する。 (1) ベース塗料の容器と着色塗料・着色塗料貯留用
の着色塗料容器を搭載した手持ち式スプレーガンである
ため重量が重く作業性が悪い。また、重量面の理由から
容器は2〜3リットル程度が限度であるため、一回の吹
付け作業面積が限定され、ベース塗料の補給の回数が多
くなると共に、吹付け作業の停止・再開による塗り合わ
せにも注意する度合いが増加してしまう。 (2) 容器内のベース塗料は吹付け作業に従い塗料液
面高さが変化するが、この種のベース塗料はケイ砂等の
骨材を混合させた塗料であって比重が約2程度あるた
め、塗料液面高さが変化するに従って、塗料噴出量が大
きく変化し、ベース塗料に多色塗料を不完全混合状態に
させて噴射塗装したときの混色模様にムラが発生してし
まう。 (3) 複数の着色塗料および、圧縮空気の供給停止を
各々の手動コックで行う構成としたことから、複数のコ
ック開閉を順次に操作しなければならず、吹付けの開始
時と停止時にベース塗料と着色塗料が同時に噴射開始・
噴射停止することができない。このため、吹付け開始時
にはベース塗料と着色塗料の両塗料による噴射状態にな
るまで、塗装面に噴射できず、他の場所に捨て吹きする
必要がある。同様に、吹付け停止時には塗面から他の場
所に捨て吹きしながら、複数のコックを順次閉じて噴射
停止状態にする必要がある。このため、作業能率が悪い
と同時に、塗料のムダ吹きおよび周囲の汚染が多くなっ
てしまう。 (4) 着色塗料は、絞り出しチューブ式の塗料容器に
充填した着色塗料を、加圧容器内に取付け、単純に空気
源から分岐した圧縮空気で加圧して押し出す方式で、ベ
―ス塗料に対する着色塗料の吐出量が調整できないた
め、細かな混合度合いの調節ができなかった。 (5) 密閉容器に収納した着色塗料の残量が判らない
ため、吹付け作業中に着色塗料の噴出量が減少してき
て、多彩色模様にバラツキが発生してしまう。 (6) 絞り出しチューブ式の塗料容器に収納された着
色塗料を加圧容器に収納して取付けるため、チューブの
キャップを取外し加圧容器にに取付ける際、不用意にチ
ューブを押し易く、完全に取り付けてしまう前に着色塗
料を押しだして周りを汚しやすい。
の着色塗料容器を搭載した手持ち式スプレーガンである
ため重量が重く作業性が悪い。また、重量面の理由から
容器は2〜3リットル程度が限度であるため、一回の吹
付け作業面積が限定され、ベース塗料の補給の回数が多
くなると共に、吹付け作業の停止・再開による塗り合わ
せにも注意する度合いが増加してしまう。 (2) 容器内のベース塗料は吹付け作業に従い塗料液
面高さが変化するが、この種のベース塗料はケイ砂等の
骨材を混合させた塗料であって比重が約2程度あるた
め、塗料液面高さが変化するに従って、塗料噴出量が大
きく変化し、ベース塗料に多色塗料を不完全混合状態に
させて噴射塗装したときの混色模様にムラが発生してし
まう。 (3) 複数の着色塗料および、圧縮空気の供給停止を
各々の手動コックで行う構成としたことから、複数のコ
ック開閉を順次に操作しなければならず、吹付けの開始
時と停止時にベース塗料と着色塗料が同時に噴射開始・
噴射停止することができない。このため、吹付け開始時
にはベース塗料と着色塗料の両塗料による噴射状態にな
るまで、塗装面に噴射できず、他の場所に捨て吹きする
必要がある。同様に、吹付け停止時には塗面から他の場
所に捨て吹きしながら、複数のコックを順次閉じて噴射
停止状態にする必要がある。このため、作業能率が悪い
と同時に、塗料のムダ吹きおよび周囲の汚染が多くなっ
てしまう。 (4) 着色塗料は、絞り出しチューブ式の塗料容器に
充填した着色塗料を、加圧容器内に取付け、単純に空気
源から分岐した圧縮空気で加圧して押し出す方式で、ベ
―ス塗料に対する着色塗料の吐出量が調整できないた
め、細かな混合度合いの調節ができなかった。 (5) 密閉容器に収納した着色塗料の残量が判らない
ため、吹付け作業中に着色塗料の噴出量が減少してき
て、多彩色模様にバラツキが発生してしまう。 (6) 絞り出しチューブ式の塗料容器に収納された着
色塗料を加圧容器に収納して取付けるため、チューブの
キャップを取外し加圧容器にに取付ける際、不用意にチ
ューブを押し易く、完全に取り付けてしまう前に着色塗
料を押しだして周りを汚しやすい。
【0006】更に、前記の問題点を改善するために、種
々の検討を行った状況の中で、本出願人は次のような供
給ポンプに関する問題点を見出した。2色以上の液状塗
料を不完全混合状態で噴射塗装し、天然石に近いテクス
チュアをもった塗面を形成するためには、ベース塗料と
着色塗料の吐出量の安定が非常に重要であり、特にベー
ス塗料をポンプで供給する場合に、吐出量が安定しない
ポンプでは、多彩模様にバラツキが発生してしまう。
々の検討を行った状況の中で、本出願人は次のような供
給ポンプに関する問題点を見出した。2色以上の液状塗
料を不完全混合状態で噴射塗装し、天然石に近いテクス
チュアをもった塗面を形成するためには、ベース塗料と
着色塗料の吐出量の安定が非常に重要であり、特にベー
ス塗料をポンプで供給する場合に、吐出量が安定しない
ポンプでは、多彩模様にバラツキが発生してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基材のベー
ス塗料と、該ベース塗料に添加される着色塗料を不完全
混合状態で混色スプレーガンから、圧縮空気による内部
混合スプレー方式で、噴射して塗装する混色スプレーシ
ステムにおいて、作業性および取扱性を向上させる目的
で、ベース塗料の供給を骨材混入形塗料の圧送可能なポ
ンプを用い、前記添加する複数の着色塗料を個々の加圧
容器に収納して加圧圧送して、両者を混色スプレーガン
に供給し、混色スプレーガンのベース塗料流路内に着色
塗料を注入添加する混色スプレーシステムの装置と、そ
の制御方法の具体的手段を提供するもので、次のような
課題を有する。
ス塗料と、該ベース塗料に添加される着色塗料を不完全
混合状態で混色スプレーガンから、圧縮空気による内部
混合スプレー方式で、噴射して塗装する混色スプレーシ
ステムにおいて、作業性および取扱性を向上させる目的
で、ベース塗料の供給を骨材混入形塗料の圧送可能なポ
ンプを用い、前記添加する複数の着色塗料を個々の加圧
容器に収納して加圧圧送して、両者を混色スプレーガン
に供給し、混色スプレーガンのベース塗料流路内に着色
塗料を注入添加する混色スプレーシステムの装置と、そ
の制御方法の具体的手段を提供するもので、次のような
課題を有する。
【0008】(1) 従来の手持ち式の重さや取扱い難
さを解消するため混色スプレーガンへの塗料容器搭載を
やめ、塗料容器を別置とすること。 (2) ベース塗料を安定供給するため、骨材混入形塗
料の圧送が可能で、スプレーガンからの噴出時に脈動が
少なく、吐出量が安定した供給方式とすること。 (3) 着色塗料を混色スプレーガンと別置した小型の
加圧容器内に収納して圧送供給すると共に、混色スプレ
ーガンのハンドルレバー操作に連動して供給・停止制御
を行うこと。 (4) 混色スプレーガンのハンドルレバー操作のみ
で、吹付け空気の弁の開閉および、ベース塗料と着色塗
料の供給・停止がスム−ズに行えるようにすること。 (5) ベース塗料噴出量と個々の着色塗料の添加量調
節および、吹付け空気、加圧空気の調節が個々に行える
ようにすること。
さを解消するため混色スプレーガンへの塗料容器搭載を
やめ、塗料容器を別置とすること。 (2) ベース塗料を安定供給するため、骨材混入形塗
料の圧送が可能で、スプレーガンからの噴出時に脈動が
少なく、吐出量が安定した供給方式とすること。 (3) 着色塗料を混色スプレーガンと別置した小型の
加圧容器内に収納して圧送供給すると共に、混色スプレ
ーガンのハンドルレバー操作に連動して供給・停止制御
を行うこと。 (4) 混色スプレーガンのハンドルレバー操作のみ
で、吹付け空気の弁の開閉および、ベース塗料と着色塗
料の供給・停止がスム−ズに行えるようにすること。 (5) ベース塗料噴出量と個々の着色塗料の添加量調
節および、吹付け空気、加圧空気の調節が個々に行える
ようにすること。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材であるベ
ース塗料と該ベース塗料に添加される着色塗料とを不完
全混合状態で混色スプレーガンから噴射して塗装する混
色スプレーシステムにおいて、基材のベース塗料は、ベ
ース塗料容器から骨材混入形塗料の圧送可能なモータ駆
動式のスクイズ式ポンプまたは、スネーク式ポンプか
ら、可撓性の塗料ホースを介して、前記混色スプレーガ
ンに圧送供給する。一方、混色スプレーガン内でベース
塗料に添加する二種色以上の着色塗料は、絞り出しチュ
―ブ式の塗料容器に個々に充填され、該絞り出しチュー
ブ式の塗料容器を独立した二個以上の加圧容器中に各々
封入して圧縮空気で加圧圧送し、着色塗料ホースと混色
スプレーガンに二セット以上付設される圧縮空気ピスト
ン式のニードル弁機構を介して、前記混色スプレーガン
内の吹付けノズル近傍に添加するようにした混色スプレ
ーシステムである。
ース塗料と該ベース塗料に添加される着色塗料とを不完
全混合状態で混色スプレーガンから噴射して塗装する混
色スプレーシステムにおいて、基材のベース塗料は、ベ
ース塗料容器から骨材混入形塗料の圧送可能なモータ駆
動式のスクイズ式ポンプまたは、スネーク式ポンプか
ら、可撓性の塗料ホースを介して、前記混色スプレーガ
ンに圧送供給する。一方、混色スプレーガン内でベース
塗料に添加する二種色以上の着色塗料は、絞り出しチュ
―ブ式の塗料容器に個々に充填され、該絞り出しチュー
ブ式の塗料容器を独立した二個以上の加圧容器中に各々
封入して圧縮空気で加圧圧送し、着色塗料ホースと混色
スプレーガンに二セット以上付設される圧縮空気ピスト
ン式のニードル弁機構を介して、前記混色スプレーガン
内の吹付けノズル近傍に添加するようにした混色スプレ
ーシステムである。
【0010】また本発明は、ベース塗料がポンプ圧送さ
れ、添加される着色塗料が加圧空気で圧送されて混色ス
プレーガンに供給される混色スプレーシステムにおい
て、混色スプレーガンはハンドルレバーのワンタッチ操
作で、ベース塗料の吐出と吹付け空気の開閉が作動する
弁機構であると共に、該弁機構の開閉に連動して、ポン
プ駆動を制御するためのフロースイッチの配設、および
添加する着色塗料の吐出開閉を行う圧縮空気ピストン式
のニードル弁機構に供給するパイロット圧縮空気回路を
構成している。この制御では、噴射開始時に混色スレー
ガンのハンドルの開操作に連動して、先ず空気弁が開い
て吹付け空気が噴射し、同時にフロースイッチが働いて
ポンプが作動し、続いて僅かな時間差でベース塗料と着
色塗料が同時噴射する。噴射停止時はハンドルの閉操作
でベース塗料噴射停止し、僅かな時間差をもって噴射圧
縮空気と着色塗料が停止、続いて僅かな時間差でポンプ
駆動停止の順に制御される混色スプレーシステムの制御
方法である。
れ、添加される着色塗料が加圧空気で圧送されて混色ス
プレーガンに供給される混色スプレーシステムにおい
て、混色スプレーガンはハンドルレバーのワンタッチ操
作で、ベース塗料の吐出と吹付け空気の開閉が作動する
弁機構であると共に、該弁機構の開閉に連動して、ポン
プ駆動を制御するためのフロースイッチの配設、および
添加する着色塗料の吐出開閉を行う圧縮空気ピストン式
のニードル弁機構に供給するパイロット圧縮空気回路を
構成している。この制御では、噴射開始時に混色スレー
ガンのハンドルの開操作に連動して、先ず空気弁が開い
て吹付け空気が噴射し、同時にフロースイッチが働いて
ポンプが作動し、続いて僅かな時間差でベース塗料と着
色塗料が同時噴射する。噴射停止時はハンドルの閉操作
でベース塗料噴射停止し、僅かな時間差をもって噴射圧
縮空気と着色塗料が停止、続いて僅かな時間差でポンプ
駆動停止の順に制御される混色スプレーシステムの制御
方法である。
【0011】また、上記に関連して、混色スプレーガン
内の空気ノズル近傍から添加する着色塗料の添加口は、
添加ノズルによって、ベース塗料流路の中心部にある空
気ノズル口に近接し、かつ、空気ノズルパイプにほぼ平
行に、前記添加ノズル口を配設して不完全混合状態が維
持されるようにしている。
内の空気ノズル近傍から添加する着色塗料の添加口は、
添加ノズルによって、ベース塗料流路の中心部にある空
気ノズル口に近接し、かつ、空気ノズルパイプにほぼ平
行に、前記添加ノズル口を配設して不完全混合状態が維
持されるようにしている。
【0012】また、着色塗料を供給する2セット以上の
加圧容器は、一括して載置台等の治具に取り付けられ、
容易に持ち運び可能になっていて混色スプレーガンの近
傍等作業のし易い場所に置くことができる。
加圧容器は、一括して載置台等の治具に取り付けられ、
容易に持ち運び可能になっていて混色スプレーガンの近
傍等作業のし易い場所に置くことができる。
【0013】また、混色スプレーシステムのベース塗料
用ポンプの回転速度、着色塗料供給用加圧容器の加圧圧
力、混色スプレーガンに付設される着色塗料用圧縮空気
ピストン式のニードル弁機構のニードル弁開度は、それ
ぞれ調節機構が具備されていて吹き付け模様の調節、混
合比の調節が容易にできる混色スプレーシステムであ
る。
用ポンプの回転速度、着色塗料供給用加圧容器の加圧圧
力、混色スプレーガンに付設される着色塗料用圧縮空気
ピストン式のニードル弁機構のニードル弁開度は、それ
ぞれ調節機構が具備されていて吹き付け模様の調節、混
合比の調節が容易にできる混色スプレーシステムであ
る。
【0014】
【発明の実施形態】本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、混色スプレーシステムの構
成を示すフロー図である。図2・図3は混色スプレーガ
ンの本体(材料弁)部分の断面図で、弁の開閉状態を示
す図である。図4は混色スプレ―ガンの先端ノズル部の
断面と本体15の外形図と圧縮空気ピストン式のニード
ル弁機構22a・22bの外形図である。図5はニード
ル弁機構の断面図を示す。尚、図は実施の一例であっ
て、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、機構、配置等
設計変更要素をもつものである。
て詳細に説明する。図1は、混色スプレーシステムの構
成を示すフロー図である。図2・図3は混色スプレーガ
ンの本体(材料弁)部分の断面図で、弁の開閉状態を示
す図である。図4は混色スプレ―ガンの先端ノズル部の
断面と本体15の外形図と圧縮空気ピストン式のニード
ル弁機構22a・22bの外形図である。図5はニード
ル弁機構の断面図を示す。尚、図は実施の一例であっ
て、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、機構、配置等
設計変更要素をもつものである。
【0015】図1において、基材となるベース塗料1a
は貯留するベース塗料容器1から吸い込みホース8で圧
送ポンプ2により吸引供給される。圧送ポンプ2の一つ
はスクイズ式ポンプでポンピングチューブを回転ローラ
で押しつぶしながら送り出す方式で、ポンピングチュー
ブが肉厚の厚いゴム製であるので押しつぶす際、つぶさ
れた間に塗料の骨材が挟まってもシール性を損なうこな
く、骨材混入形塗料を支障なく圧送することができる。
スクイズ式ポンプは本出願人が実開昭62−19778
4で関連技術を開示した方式のポンプである。
は貯留するベース塗料容器1から吸い込みホース8で圧
送ポンプ2により吸引供給される。圧送ポンプ2の一つ
はスクイズ式ポンプでポンピングチューブを回転ローラ
で押しつぶしながら送り出す方式で、ポンピングチュー
ブが肉厚の厚いゴム製であるので押しつぶす際、つぶさ
れた間に塗料の骨材が挟まってもシール性を損なうこな
く、骨材混入形塗料を支障なく圧送することができる。
スクイズ式ポンプは本出願人が実開昭62−19778
4で関連技術を開示した方式のポンプである。
【0016】また、スクイズ式ポンプと同様に機能する
もう一つのポンプとして、スネーク式ポンプが挙げられ
る。スネーク式ポンプは、ゴム製のスネーク状溝が形成
されたインナーに、スネーク状に加工された金属ロータ
ーが挿入され、該ローターの回転によってインナーとロ
ーターの間にできる密閉空間が順次吐出側に移動し、該
空間に充満する塗料が送り出されるポンプである。イン
ナーがゴム製であるので、骨材混入形塗料でも圧送可能
である。また、スクイズ式ポンプ、スネーク式ポンプ共
に弁機構をもたずに塗料を高圧で圧送することができ
る。パッキンが摺動するポンプ、例えばエアレス塗装用
ポンプなどで広く使用されるプランジャーポンプでは、
骨材混入形塗料は摺動部の摩耗と弁部のシールが不完全
となり使用できない。
もう一つのポンプとして、スネーク式ポンプが挙げられ
る。スネーク式ポンプは、ゴム製のスネーク状溝が形成
されたインナーに、スネーク状に加工された金属ロータ
ーが挿入され、該ローターの回転によってインナーとロ
ーターの間にできる密閉空間が順次吐出側に移動し、該
空間に充満する塗料が送り出されるポンプである。イン
ナーがゴム製であるので、骨材混入形塗料でも圧送可能
である。また、スクイズ式ポンプ、スネーク式ポンプ共
に弁機構をもたずに塗料を高圧で圧送することができ
る。パッキンが摺動するポンプ、例えばエアレス塗装用
ポンプなどで広く使用されるプランジャーポンプでは、
骨材混入形塗料は摺動部の摩耗と弁部のシールが不完全
となり使用できない。
【0017】ポンプ2はモータ駆動またはエンジン駆動
で、原動機駆動軸から可変減速機を介して毎分数十回転
の比較的遅い速度でゆっくり回転する。また回転速度
は、可変減速機の回転調整で作業速度に合わせて適正な
吐出量が得られるように回転調整する。そして、その運
転のON/OFF制御は、混色スプレーガンのハンドル
レバー7aの操作による吹付け空気の流れを検知するフ
ロースッチ2cの作動で行われる。ポンプ2から吐出さ
れたベース塗料は、可撓性の塗料ホース3を介して混色
スプレーガン5に接続される。可撓性の塗料ホース3に
よって、ポンプ2で発生する脈動は吸収され安定した吐
出量が得られる。
で、原動機駆動軸から可変減速機を介して毎分数十回転
の比較的遅い速度でゆっくり回転する。また回転速度
は、可変減速機の回転調整で作業速度に合わせて適正な
吐出量が得られるように回転調整する。そして、その運
転のON/OFF制御は、混色スプレーガンのハンドル
レバー7aの操作による吹付け空気の流れを検知するフ
ロースッチ2cの作動で行われる。ポンプ2から吐出さ
れたベース塗料は、可撓性の塗料ホース3を介して混色
スプレーガン5に接続される。可撓性の塗料ホース3に
よって、ポンプ2で発生する脈動は吸収され安定した吐
出量が得られる。
【0018】一方、ベース塗料に添加する着色塗料は、
着色塗料供給装置4から着色塗料ホース6b・06bを
介して、混色スプレーガン5に付設される圧縮空気ピス
トン式のニードル弁機構6a・06aに接続される。着
色塗料供給装置4は、同じ形態の2ヶの加圧容器4a・
04aを示しているが、1ヶあるいは3ヶ以上セットす
る場合もある。加圧容器4a・04aは透明樹脂製の容
器に加圧密閉蓋4b・04bを取付けた形となってい
て、加圧密閉蓋4b・04bには着色塗料を充填した塗
料容器である絞り出しチューブ式の塗料容器4d・04
dの吐出口が気密で、かつ着脱可能に取付けられてい
る。加圧容器4a・04aには個々に空気圧力調整器4
c・04cが付設され、空気源9から圧縮空気ホース9
a・9b・9c・09cを介して圧縮空気が供給され、
加圧空気の調整が行われる。
着色塗料供給装置4から着色塗料ホース6b・06bを
介して、混色スプレーガン5に付設される圧縮空気ピス
トン式のニードル弁機構6a・06aに接続される。着
色塗料供給装置4は、同じ形態の2ヶの加圧容器4a・
04aを示しているが、1ヶあるいは3ヶ以上セットす
る場合もある。加圧容器4a・04aは透明樹脂製の容
器に加圧密閉蓋4b・04bを取付けた形となってい
て、加圧密閉蓋4b・04bには着色塗料を充填した塗
料容器である絞り出しチューブ式の塗料容器4d・04
dの吐出口が気密で、かつ着脱可能に取付けられてい
る。加圧容器4a・04aには個々に空気圧力調整器4
c・04cが付設され、空気源9から圧縮空気ホース9
a・9b・9c・09cを介して圧縮空気が供給され、
加圧空気の調整が行われる。
【0019】一方、吹付け空気は上記空気源9から圧縮
空気ホース9a・フロースイッチ2c・圧縮空気ホース
9d・空気圧力調整器9e・空気弁7cを介して混色ス
プレーガン5に送られる。圧縮空気を入り切りする空気
弁7cとベース塗料を入り切りする材料弁7bとは、ハ
ンドルレバー7aの操作によって、連動して入り切りす
る機構となっている。また、空気圧力調整器4c・04
c・9eは必要によって、統合や省略しても良い。
空気ホース9a・フロースイッチ2c・圧縮空気ホース
9d・空気圧力調整器9e・空気弁7cを介して混色ス
プレーガン5に送られる。圧縮空気を入り切りする空気
弁7cとベース塗料を入り切りする材料弁7bとは、ハ
ンドルレバー7aの操作によって、連動して入り切りす
る機構となっている。また、空気圧力調整器4c・04
c・9eは必要によって、統合や省略しても良い。
【0020】加圧容器4a,04aに封入された絞り出
しチューブ式の塗料容器4d・04dからは、圧縮空気
の加圧で着色塗料が押し出され、前記した着色塗料ホー
ス6b・06bから圧縮空気ピストン式のニードル弁機
構6a・06aに圧送供給され、さらにニードル弁機構
6a・06aから塗料チューブ10a・10bにより混
色スプレーガン5へ供給される。絞り出しチューブ式の
塗料容器4d・04dは透明樹脂製の容器に封入されて
いるので、チューブ内の着色塗料の減量が加圧容器4a
・04aの外観から目視判別できるようになっている。
しチューブ式の塗料容器4d・04dからは、圧縮空気
の加圧で着色塗料が押し出され、前記した着色塗料ホー
ス6b・06bから圧縮空気ピストン式のニードル弁機
構6a・06aに圧送供給され、さらにニードル弁機構
6a・06aから塗料チューブ10a・10bにより混
色スプレーガン5へ供給される。絞り出しチューブ式の
塗料容器4d・04dは透明樹脂製の容器に封入されて
いるので、チューブ内の着色塗料の減量が加圧容器4a
・04aの外観から目視判別できるようになっている。
【0021】この結果、ハンドルレバー7aの操作のみ
で、ポンプ2の駆動停止・材料弁7bの開閉・空気弁7
cの開閉・ニードル弁機構6a・06aの作動停止が行
われ、吹き付け開始と吹き付け停止がスムーズに行われ
る。
で、ポンプ2の駆動停止・材料弁7bの開閉・空気弁7
cの開閉・ニードル弁機構6a・06aの作動停止が行
われ、吹き付け開始と吹き付け停止がスムーズに行われ
る。
【0022】図2の混色スプレーガンの本体部断面図
は、円筒形状の材料弁16と空気弁18が開いている状
態の図である。混色スプレーガンの本体15には、ベー
ス塗料用の材料弁16と吹付け空気用・ニードル弁機構
22a・22b(図4)用の空気弁18が設けられてい
る。圧送ポンプから可撓性の塗料ホースを介して圧送さ
れるベース塗料は、ベース塗料接続ジョイント12から
入口流路12・弁穴16c・ベース塗料流路13を経
て、ノズルキャップ14のキャップ穴14a(図4)か
ら噴射される。
は、円筒形状の材料弁16と空気弁18が開いている状
態の図である。混色スプレーガンの本体15には、ベー
ス塗料用の材料弁16と吹付け空気用・ニードル弁機構
22a・22b(図4)用の空気弁18が設けられてい
る。圧送ポンプから可撓性の塗料ホースを介して圧送さ
れるベース塗料は、ベース塗料接続ジョイント12から
入口流路12・弁穴16c・ベース塗料流路13を経
て、ノズルキャップ14のキャップ穴14a(図4)か
ら噴射される。
【0023】図3の断面図は円筒形状の材料弁16と空
気弁18が閉じている状態の図で、図2と関連して説明
する。基材であるベース塗料の開閉を行う材料弁16は
コック弁方式のもので、ハンドルレバー17の90°旋
回で開閉が行われる弁である。そして摺動部はテフロン
およびOリング等のシール材が環装され気密が維持され
ている。材料弁16の底部16aに接触して空気弁セッ
ト18が該底部16aに垂直に取付けられている。該底
部16aには部分的に凹み16bが凹設されていて、材
料弁16が90°旋回して弁穴16cとベ―ス塗料流路
13・入口流路12との流通が閉鎖されるとともに、図
3のようにバネ18fにより空気弁棒18aが前記凹み
16bの凹設部に落ち込み、シート18eに当接して圧
縮空気の流路が閉鎖される。
気弁18が閉じている状態の図で、図2と関連して説明
する。基材であるベース塗料の開閉を行う材料弁16は
コック弁方式のもので、ハンドルレバー17の90°旋
回で開閉が行われる弁である。そして摺動部はテフロン
およびOリング等のシール材が環装され気密が維持され
ている。材料弁16の底部16aに接触して空気弁セッ
ト18が該底部16aに垂直に取付けられている。該底
部16aには部分的に凹み16bが凹設されていて、材
料弁16が90°旋回して弁穴16cとベ―ス塗料流路
13・入口流路12との流通が閉鎖されるとともに、図
3のようにバネ18fにより空気弁棒18aが前記凹み
16bの凹設部に落ち込み、シート18eに当接して圧
縮空気の流路が閉鎖される。
【0024】この機構の詳細を説明すると、図3の状態
からハンドルレバー17によって材料弁16が旋回を始
めた段階で、空気弁棒18aが凹み16bから底部16
aに接する状態に押し出されて空気弁棒18aがシート
18eから離れ、吹付け空気およびニードル弁機構部2
2a・22b(図4)への作動空気が流れ、その後に弁
穴16cとベ―ス塗料流路13・入口流路12との流通
が開かれ導通状態になる。逆に、材料弁16の閉鎖時は
ベース塗料の流通閉鎖後に、空気弁棒18aが凹み16
bに落ち込んで空気弁18が閉じられる。この機構は、
吹付け空気が先に噴射され、その後に塗料が噴射される
ことで、噴射始めにベース塗料の粗粒子の噴出するのを
防ぐための機構で、噴射停止時も同様に空気が後から止
まるのでベース塗料の粗粒子の噴出防止ができる。
からハンドルレバー17によって材料弁16が旋回を始
めた段階で、空気弁棒18aが凹み16bから底部16
aに接する状態に押し出されて空気弁棒18aがシート
18eから離れ、吹付け空気およびニードル弁機構部2
2a・22b(図4)への作動空気が流れ、その後に弁
穴16cとベ―ス塗料流路13・入口流路12との流通
が開かれ導通状態になる。逆に、材料弁16の閉鎖時は
ベース塗料の流通閉鎖後に、空気弁棒18aが凹み16
bに落ち込んで空気弁18が閉じられる。この機構は、
吹付け空気が先に噴射され、その後に塗料が噴射される
ことで、噴射始めにベース塗料の粗粒子の噴出するのを
防ぐための機構で、噴射停止時も同様に空気が後から止
まるのでベース塗料の粗粒子の噴出防止ができる。
【0025】圧縮空気の流れを説明すると、空気源から
の圧縮空気は圧縮空気ジョイント20に接続されて、圧
縮空気流路20aから弁入口18bに接続されている。
弁棒18aが開くと、圧縮空気は弁出口18cへ流れ、
空気量調節弁21(図4に表示)用の調節弁穴18dを
経てジョイント出口A19a・ジョイント出口B19b
へ流れる。そして、吹き付け空気として空気ノズル24
へ供給するために、ジョイント出口A19aから空気接
続口19へチューブ配管される。また、ニードル弁機構
22a・22bのピストン作動空気として、ジョイント
出口B19bからさらに分岐されて空気接続口30a・
30b(図4)へチューブ配管される。
の圧縮空気は圧縮空気ジョイント20に接続されて、圧
縮空気流路20aから弁入口18bに接続されている。
弁棒18aが開くと、圧縮空気は弁出口18cへ流れ、
空気量調節弁21(図4に表示)用の調節弁穴18dを
経てジョイント出口A19a・ジョイント出口B19b
へ流れる。そして、吹き付け空気として空気ノズル24
へ供給するために、ジョイント出口A19aから空気接
続口19へチューブ配管される。また、ニードル弁機構
22a・22bのピストン作動空気として、ジョイント
出口B19bからさらに分岐されて空気接続口30a・
30b(図4)へチューブ配管される。
【0026】図4は混色スプレーガンの先端ノズル部の
断面と本体15の外形図とニードル弁機構22a・22
bの外形図である。圧縮空気ジョイント20から圧縮空
気流路20a・空気弁18を経て空気接続口19・空気
ノズル24へ供給される空気は、空気量調節つまみ21
を回すと前記の調節弁穴18dの図示しない調節弁機構
によって、吹付けの噴霧状態を見ながら空気量調節が可
能となっている。そして、ベース塗料流路13の両側に
は圧縮空気ピストン式のニードル弁機構22a・22b
が、取付けアーム22cによって取付けられている。
断面と本体15の外形図とニードル弁機構22a・22
bの外形図である。圧縮空気ジョイント20から圧縮空
気流路20a・空気弁18を経て空気接続口19・空気
ノズル24へ供給される空気は、空気量調節つまみ21
を回すと前記の調節弁穴18dの図示しない調節弁機構
によって、吹付けの噴霧状態を見ながら空気量調節が可
能となっている。そして、ベース塗料流路13の両側に
は圧縮空気ピストン式のニードル弁機構22a・22b
が、取付けアーム22cによって取付けられている。
【0027】空気接続口19は空気ノズルパイプ23に
取り付けられ、空気ノズルパイプ23の先端には空気ノ
ズル24がセットされる。吹付け空気ノズル24の先端
位置は噴霧粒子の微粒化または、塗料の混合状態を調節
するために、ノズルキャップ14に対して前後に位置調
節ができるようになっている。一方、図示しない加圧容
器から圧送され、ニードル弁機構22a・22bを経て
供給される着色塗料は、ジョイント33a・塗料チュー
ブ34a・ジョイント25aとジョイント33b・塗料
チューブ34b・ジョイント25bとから塗料混合部1
3aに導入される。添加ノズル26a・26bは空気ノ
ズル24に近接し、かつ、吹付け方向にほぼ平行に吐出
するように取り付けられいて、導入された着色塗料は添
加ノズル26a・26bから吐出される。。また、均一
な不完全混合状態とするために、ニードル弁機構22a
・22bから供給される着色塗料を各々二本に分岐し
て、各々二本の添加ノズルをお互いに、吹付け空気ノズ
ル24の対称位置に配置してもよい。
取り付けられ、空気ノズルパイプ23の先端には空気ノ
ズル24がセットされる。吹付け空気ノズル24の先端
位置は噴霧粒子の微粒化または、塗料の混合状態を調節
するために、ノズルキャップ14に対して前後に位置調
節ができるようになっている。一方、図示しない加圧容
器から圧送され、ニードル弁機構22a・22bを経て
供給される着色塗料は、ジョイント33a・塗料チュー
ブ34a・ジョイント25aとジョイント33b・塗料
チューブ34b・ジョイント25bとから塗料混合部1
3aに導入される。添加ノズル26a・26bは空気ノ
ズル24に近接し、かつ、吹付け方向にほぼ平行に吐出
するように取り付けられいて、導入された着色塗料は添
加ノズル26a・26bから吐出される。。また、均一
な不完全混合状態とするために、ニードル弁機構22a
・22bから供給される着色塗料を各々二本に分岐し
て、各々二本の添加ノズルをお互いに、吹付け空気ノズ
ル24の対称位置に配置してもよい。
【0028】図5は圧縮空気ピストン式のニードル弁機
構22の断面図であって、弁本体27に圧縮空気ピスト
ン28が気密に、かつ移動可能に配設され、該圧縮空気
ピストン28にニードル弁29が螺設されている。ニー
ドル弁29はバネ28aによってシート部27aへ押し
つけられて、着色塗料の供給が停止しているが、前記空
気弁18からの圧縮空気が圧縮空気ジョイント30aへ
送られてくると、圧縮空気ピストン28が作動してニー
ドル弁29がシート部27aから離れ、ニードル弁部が
開かれる。そしてニードル弁29の開度は、ニ―ドル弁
調節つまみ31aを回すことによって調節される。二種
類の着色塗料はニードル弁機構22a・22bでそれぞ
れの吐出量に調節でき、テクスチュア模様の調節が可能
となる。勿論、このニードル弁機構は着色塗料供給用の
加圧容器と共に1ケまたは3ヶ以上取り付けることも可
能である。着色塗料流路は着色塗料入口ジョイント32
aから導入されニードル弁29・シート部27aを経
て、出口ジョイント33aから塗料チューブ34aとジ
ョイント25aを経て、添加ジョイント26aを介して
塗料混合部13aに供給される。
構22の断面図であって、弁本体27に圧縮空気ピスト
ン28が気密に、かつ移動可能に配設され、該圧縮空気
ピストン28にニードル弁29が螺設されている。ニー
ドル弁29はバネ28aによってシート部27aへ押し
つけられて、着色塗料の供給が停止しているが、前記空
気弁18からの圧縮空気が圧縮空気ジョイント30aへ
送られてくると、圧縮空気ピストン28が作動してニー
ドル弁29がシート部27aから離れ、ニードル弁部が
開かれる。そしてニードル弁29の開度は、ニ―ドル弁
調節つまみ31aを回すことによって調節される。二種
類の着色塗料はニードル弁機構22a・22bでそれぞ
れの吐出量に調節でき、テクスチュア模様の調節が可能
となる。勿論、このニードル弁機構は着色塗料供給用の
加圧容器と共に1ケまたは3ヶ以上取り付けることも可
能である。着色塗料流路は着色塗料入口ジョイント32
aから導入されニードル弁29・シート部27aを経
て、出口ジョイント33aから塗料チューブ34aとジ
ョイント25aを経て、添加ジョイント26aを介して
塗料混合部13aに供給される。
【0029】図1のフロー図において、配管経路におけ
る本発明の混色スプレーシステムの制御は、混色スプレ
ーガン5手前のハンドルレバー7aを旋回すると、まず
空気弁7cが開き流路5aを通じて、吹付け空気が空気
ノズル5bから噴射される。そして、圧縮空気回路9a
・9dに圧縮空気が流れると、フロースイッチ2cが作
動しコントローラ3のマグネットスイッチが働いてモー
タ2を回転させる。ポンプ2が可変減速機を介して回転
し、ポンプ2の回転によってベース塗料が圧送される。
コントローラ3にはマグネットスイッチの他、ポンプ停
止時に塗料ホース3に残る残圧を除くための逆転制御回
路も含まれている。そして、ハンドルレバー7aの旋回
によって、ベース塗料の材料弁7bも開くので、ポンプ
2からのベース塗料が混色スプレーガン5に送られる。
る本発明の混色スプレーシステムの制御は、混色スプレ
ーガン5手前のハンドルレバー7aを旋回すると、まず
空気弁7cが開き流路5aを通じて、吹付け空気が空気
ノズル5bから噴射される。そして、圧縮空気回路9a
・9dに圧縮空気が流れると、フロースイッチ2cが作
動しコントローラ3のマグネットスイッチが働いてモー
タ2を回転させる。ポンプ2が可変減速機を介して回転
し、ポンプ2の回転によってベース塗料が圧送される。
コントローラ3にはマグネットスイッチの他、ポンプ停
止時に塗料ホース3に残る残圧を除くための逆転制御回
路も含まれている。そして、ハンドルレバー7aの旋回
によって、ベース塗料の材料弁7bも開くので、ポンプ
2からのベース塗料が混色スプレーガン5に送られる。
【0030】一方、ハンドルレバー7aの旋回で空気弁
7cが開かれると同時に、圧縮空気回路9f・09fに
も圧縮空気が流れニードル弁機構6a・06aのニード
ル弁が開かれ、それぞれの着色塗料が塗料チューブ10
a・10bから混色スプレーガン5に供給される。
7cが開かれると同時に、圧縮空気回路9f・09fに
も圧縮空気が流れニードル弁機構6a・06aのニード
ル弁が開かれ、それぞれの着色塗料が塗料チューブ10
a・10bから混色スプレーガン5に供給される。
【0031】さらに、圧縮空気源9から分岐された圧縮
空気回路9bは加圧容器の近傍で9c・09cに分岐さ
れそれぞれの空気調圧弁4c,04cを介して加圧容器
4a・04aに供給される。それぞれに空気調圧弁を設
けるのは、着色塗料の種類により調圧圧力を変える必要
があるためである。そして、ニードル弁機構6a・06
aでの噴出量調節つまみ31a・31b(図5)による
調節は、噴霧混合状態を確認しながら微調整を行う場合
に使用される。また、吹付け空気圧力の調圧弁9eは、
噴霧される塗料の微粒化、着色塗料の混合状態が適正と
なる吹付け空気圧力に調節される。
空気回路9bは加圧容器の近傍で9c・09cに分岐さ
れそれぞれの空気調圧弁4c,04cを介して加圧容器
4a・04aに供給される。それぞれに空気調圧弁を設
けるのは、着色塗料の種類により調圧圧力を変える必要
があるためである。そして、ニードル弁機構6a・06
aでの噴出量調節つまみ31a・31b(図5)による
調節は、噴霧混合状態を確認しながら微調整を行う場合
に使用される。また、吹付け空気圧力の調圧弁9eは、
噴霧される塗料の微粒化、着色塗料の混合状態が適正と
なる吹付け空気圧力に調節される。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】ベース塗料の供給を骨材混入形塗料の圧送
可能なスクイズポンプ、またはスネ―クポンプで圧送す
ることによって、安定したベース塗料の供給と、作業性
に合わせた吐出量の調整ができると共に、着色塗料を別
置の加圧容器から行うことで、混色スプレーガンの重量
が軽くなり作業性がよくなり、安定した模様塗装ができ
るようになる。
可能なスクイズポンプ、またはスネ―クポンプで圧送す
ることによって、安定したベース塗料の供給と、作業性
に合わせた吐出量の調整ができると共に、着色塗料を別
置の加圧容器から行うことで、混色スプレーガンの重量
が軽くなり作業性がよくなり、安定した模様塗装ができ
るようになる。
【0034】ベース塗料供給に圧送ポンプを用い、その
運転制御をフロースイッチの作動を介しておこない、複
数の着色塗料を加圧容器による加圧圧送とし、その制御
を混色スプレーガンのハンドルレバーのワンタッチ操作
で吹付け作業のON/OFFがすべて行えるようにした
ことで、混色スプレーシステムの取扱性が格段に向上す
る。
運転制御をフロースイッチの作動を介しておこない、複
数の着色塗料を加圧容器による加圧圧送とし、その制御
を混色スプレーガンのハンドルレバーのワンタッチ操作
で吹付け作業のON/OFFがすべて行えるようにした
ことで、混色スプレーシステムの取扱性が格段に向上す
る。
【0035】また、加圧容器から圧送される着色塗料を
一旦圧縮空気ピストン式のニードル弁機構を介して添加
するようにし、該ニードル弁機構を混色スプレーガンに
付設したことで、混色スプレーガン操作時に各塗料の吐
出量の微調整ができ、適正で安定したテクスチュア模様
塗装の作業ができる。
一旦圧縮空気ピストン式のニードル弁機構を介して添加
するようにし、該ニードル弁機構を混色スプレーガンに
付設したことで、混色スプレーガン操作時に各塗料の吐
出量の微調整ができ、適正で安定したテクスチュア模様
塗装の作業ができる。
【図1】本発明の混色スプレーシステムの構成を示すフ
ロー図である。
ロー図である。
【図2】混色スプレーガンの本体部断面図で、ハンドル
レバー操作による弁開放時を示す図である。
レバー操作による弁開放時を示す図である。
【図3】混色スプレーガンの本体部断面図で、ハンドル
レバー操作による弁閉鎖時を示す図である。
レバー操作による弁閉鎖時を示す図である。
【図4】混色スプレーガンの先端ノズル部の断面と本体
部の外形図とニードル弁機構22a・22bの外形図で
ある。
部の外形図とニードル弁機構22a・22bの外形図で
ある。
【図5】圧縮空気ピストン式のニードル弁機構の断面図
である。
である。
1 ベース塗料容器 2 ポンプ 2 モータ 2cフロースイッチ 3 塗料ホース 4a・04a 加圧容器 4d・04d 塗料容器 5 混色スプレーガン 5b 空気ノズル 6a・06a ニードルベン機構 7a ハンドルレバー 7b 材料弁 7c 空気弁
フロントページの続き (72)発明者 菊田 眞人 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 (72)発明者 佐藤史郎 横浜市港南区大久保3丁目20番17号 Fターム(参考) 4D075 AA02 AA15 CB38 DA07 EA02 4F033 QA01 QB02Y QB05 QB18 QD03 QD15 QD16 QE06 QE21 QE23 QF02X QF02Y QF12X
Claims (7)
- 【請求項1】 基材であるベース塗料と該ベース塗料に
添加される着色塗料とを不完全混合状態で混色スプレー
ガンから噴射して塗装する混色スプレーシステムにおい
て、基材のベース塗料をベース塗料容器から可撓性の塗
料ホースを介して、前記混色スプレーガンに圧送供給す
るベース塗料用の骨材混入形塗料を圧送可能なポンプ
と、該ベース塗料に混色スプレーガン内で添加する着色
塗料が、絞り出しチューブ式の塗料容器に充填され、該
塗料容器を収納して圧縮空気で着色塗料を加圧圧送する
加圧容器と、該着色塗料を、着色塗料ホースと混色スプ
レーガンに付設される圧縮空気ピストン式ニードル弁を
介して、前記混色スプレーガンのベース塗料流路内の空
気ノズル口近傍に添加するようにした混色スプレーガン
から構成される混色スプレーシステム。 - 【請求項2】 ベース塗料がポンプ圧送され、添加され
る着色塗料が圧縮空気で加圧圧送されて混色スプレーガ
ンに供給される混色スプレーシステムにおいて、混色ス
プレーガンのハンドルレバー操作によるベース塗料の材
料弁の開閉に連動して、空気弁を開閉させ、該空気弁か
らの圧縮空気を混色スプレーガンの吹付け空気とすると
共に、該空気弁からの圧縮空気を前記圧縮空気ピストン
式のニードル弁機構のニードル弁開閉用の作動空気と
し、さらに該空気弁への圧縮空気供給流路に配設されて
作動するフロースイッチにより、ベース塗料の圧送ポン
プを入り切りさせる混色スプレーシステムの制御方法。 - 【請求項3】 混色スプレーガンのハンドルレバー操作
に連動した圧縮空気の流れによってフロースイッチが作
動して運転制御される骨材混入形塗料を圧送可能なポン
プは、モータ駆動のスクイズ式ポンプまたは、スネーク
式ポンプである請求項1,2記載の混色スプレーシステ
ム。 - 【請求項4】 混色スプレーガン内に添加する着色塗料
を圧送する加圧容器と付随する着色塗料の供給回路機構
は、少なくとも2セット以上具備していることを特徴と
する請求項1,2記載の混色スプレーシステム。 - 【請求項5】 ベース塗料に添加される着色塗料は、混
色スプレーガンに付設される圧縮空気ピストン式のニー
ドル弁機構を介して、混色スプレーガンの空気ノズル近
傍から供給される請求項1,2および4記載の混色スプ
レーシステム。 - 【請求項6】 混色スプレーガン内の空気ノズル口近傍
から添加する添加口は、添加ノズルによって、ベース塗
料流路の中心部にある空気ノズル口に近接し、かつ、空
気ノズルパイプにほぼ平行に、前記添加ノズル口を配設
した請求項1,2および5記載の混色スプレーシステ
ム。 - 【請求項7】 混色スプレーシステムのベース塗料用ポ
ンプの回転速度、着色塗料供給用加圧容器の加圧空気圧
力、混色スプレーガンに付設される着色塗料用圧縮空気
ピストン式のニードル弁機構のニードル弁開度には、そ
れぞれ調節機構が具備されている請求項1,2記載の混
色スプレーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10289599A JP2000117158A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 混色スプレーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10289599A JP2000117158A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 混色スプレーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000117158A true JP2000117158A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17745331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10289599A Pending JP2000117158A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 混色スプレーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000117158A (ja) |
-
1998
- 1998-10-12 JP JP10289599A patent/JP2000117158A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051003 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080528 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090407 |