JP2000117092A - 集塵装置、乾式処理装置および搬送装置 - Google Patents
集塵装置、乾式処理装置および搬送装置Info
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- JP2000117092A JP2000117092A JP29192298A JP29192298A JP2000117092A JP 2000117092 A JP2000117092 A JP 2000117092A JP 29192298 A JP29192298 A JP 29192298A JP 29192298 A JP29192298 A JP 29192298A JP 2000117092 A JP2000117092 A JP 2000117092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性を低下させることなく、ダストを除去
することができ、ダストによる不良の発生や信頼性の低
下を防止することができる集塵装置、乾式処理装置およ
び搬送装置を提供する。 【解決手段】 ダストを集塵する集塵用電極3、4を設
けた集塵室1と、N2ガスを供給するガス供給系19
と、集塵室1内を排気する排気系21とから集塵装置を
構成する。集塵用電極3、4によってユニット22内の
ダストを集塵した後、シャッターバルブ2を閉じる。集
塵用電極3、4を接地した後、集塵室1内にガス供給系
19によりN2 ガスを流し、排気系21により排気す
る。集塵室1内に生じたN2 ガスの流れに沿って、集塵
用電極3、4に集塵されたダストを外部に除去する。
することができ、ダストによる不良の発生や信頼性の低
下を防止することができる集塵装置、乾式処理装置およ
び搬送装置を提供する。 【解決手段】 ダストを集塵する集塵用電極3、4を設
けた集塵室1と、N2ガスを供給するガス供給系19
と、集塵室1内を排気する排気系21とから集塵装置を
構成する。集塵用電極3、4によってユニット22内の
ダストを集塵した後、シャッターバルブ2を閉じる。集
塵用電極3、4を接地した後、集塵室1内にガス供給系
19によりN2 ガスを流し、排気系21により排気す
る。集塵室1内に生じたN2 ガスの流れに沿って、集塵
用電極3、4に集塵されたダストを外部に除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集塵装置、乾式
処理装置および搬送装置に関し、特に、真空の処理室内
や搬送室内に生じるダストの除去に適用して好適なもの
である。
処理装置および搬送装置に関し、特に、真空の処理室内
や搬送室内に生じるダストの除去に適用して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体装置の製造プロセスに
おいては、ICなどの製品の微細化が進むのにともな
い、製造された半導体装置における微小の塵や埃(以
下、ダストと総称する)による不良や信頼性の低下が問
題になってきている。
おいては、ICなどの製品の微細化が進むのにともな
い、製造された半導体装置における微小の塵や埃(以
下、ダストと総称する)による不良や信頼性の低下が問
題になってきている。
【0003】そこで、半導体装置の製造の際に使用する
半導体製造装置や搬送装置などの装置に、内部のダスト
の発生を抑制するようにした装置が用いられるようにな
ってきた。
半導体製造装置や搬送装置などの装置に、内部のダスト
の発生を抑制するようにした装置が用いられるようにな
ってきた。
【0004】しかしながら、このような、ダストの発生
を抑制するようにした装置であっても、装置内部のダス
トの数を0個にすることは不可能であり、装置内におけ
るダストレベルが悪化すると、やはり人手によるクリー
ニングが必要となる。
を抑制するようにした装置であっても、装置内部のダス
トの数を0個にすることは不可能であり、装置内におけ
るダストレベルが悪化すると、やはり人手によるクリー
ニングが必要となる。
【0005】特に、内部を真空にして使用する装置にお
いては、搬送機構も真空中に設けられているものが多
い。このような搬送機構が真空中に設けられた装置にお
いてその内部をクリーニングするためには、装置内の圧
力を一旦大気圧にまで戻す必要がある。
いては、搬送機構も真空中に設けられているものが多
い。このような搬送機構が真空中に設けられた装置にお
いてその内部をクリーニングするためには、装置内の圧
力を一旦大気圧にまで戻す必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一旦大気圧
に戻された装置内を使用可能な程度の真空にするまでに
は数時間を要してしまう。そのため、このような装置で
は製造プロセスにおける生産性の低下を引き起こしてし
まう。
に戻された装置内を使用可能な程度の真空にするまでに
は数時間を要してしまう。そのため、このような装置で
は製造プロセスにおける生産性の低下を引き起こしてし
まう。
【0007】したがって、この発明の目的は、搬送装置
や乾式処理装置などの装置の生産性を低下させることな
く、それらの装置内のダストを除去することができ、製
品のダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止する
ことができる集塵装置を提供することにある。
や乾式処理装置などの装置の生産性を低下させることな
く、それらの装置内のダストを除去することができ、製
品のダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止する
ことができる集塵装置を提供することにある。
【0008】また、この発明の他の目的は、乾式処理装
置の処理効率を低下させることなく、その装置内のダス
トを除去することができ、乾式処理が行われる被処理物
のダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止し、歩
留まりの向上を図ることができる乾式処理装置を提供す
ることにある。
置の処理効率を低下させることなく、その装置内のダス
トを除去することができ、乾式処理が行われる被処理物
のダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止し、歩
留まりの向上を図ることができる乾式処理装置を提供す
ることにある。
【0009】また、この発明の他の目的は、搬送装置の
搬送効率を低下させることなく、その装置内のダストを
除去することができ、搬送される被搬送物のダストによ
る不良の発生や信頼性の低下を防止することができる搬
送装置を提供することにある。
搬送効率を低下させることなく、その装置内のダストを
除去することができ、搬送される被搬送物のダストによ
る不良の発生や信頼性の低下を防止することができる搬
送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、ダストを集塵する集塵手
段が設けられた集塵室と、集塵室内にガスを供給するガ
ス供給手段と、集塵室内を排気するガス排気手段とを有
し、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去するように構成
されていることを特徴とする集塵装置である。
に、この発明の第1の発明は、ダストを集塵する集塵手
段が設けられた集塵室と、集塵室内にガスを供給するガ
ス供給手段と、集塵室内を排気するガス排気手段とを有
し、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去するように構成
されていることを特徴とする集塵装置である。
【0011】この第1の発明において、典型的には、集
塵室の一面に開閉可能なシャッターが設けられており、
好適には、このシャッターの開閉は自動で行われる。ま
た、この第1の発明において、典型的には、集塵装置
は、乾式処理装置または搬送装置とこのシャッターを介
して接続可能に構成されており、好適には、これらの乾
式処理装置または搬送装置は、その内部を真空にするこ
とができるように構成されている。
塵室の一面に開閉可能なシャッターが設けられており、
好適には、このシャッターの開閉は自動で行われる。ま
た、この第1の発明において、典型的には、集塵装置
は、乾式処理装置または搬送装置とこのシャッターを介
して接続可能に構成されており、好適には、これらの乾
式処理装置または搬送装置は、その内部を真空にするこ
とができるように構成されている。
【0012】この発明の第2の発明は、被処理物に対し
て乾式処理を行う処理室を有する乾式処理装置におい
て、ダストを集塵する集塵手段を有する集塵室と、集塵
室内にガスを供給するガス供給手段と、集塵室内を排気
するガス排気手段とを有し、集塵室が、開閉可能なシャ
ッターを介して処理室に取り付けられていることを特徴
とするものである。
て乾式処理を行う処理室を有する乾式処理装置におい
て、ダストを集塵する集塵手段を有する集塵室と、集塵
室内にガスを供給するガス供給手段と、集塵室内を排気
するガス排気手段とを有し、集塵室が、開閉可能なシャ
ッターを介して処理室に取り付けられていることを特徴
とするものである。
【0013】この第2の発明において、典型的には、シ
ャッターを閉じることにより処理室と集塵室とを分離し
た後、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去することができ
るように構成されている。また、この第2の発明におい
て、好適には、集塵室内および処理室内を真空にするこ
とができるように構成されている。
ャッターを閉じることにより処理室と集塵室とを分離し
た後、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去することができ
るように構成されている。また、この第2の発明におい
て、好適には、集塵室内および処理室内を真空にするこ
とができるように構成されている。
【0014】この発明の第3の発明は、被搬送物の搬送
を行う搬送室を有する搬送装置において、ダストを集塵
する集塵手段を有する集塵室と、集塵室にガスを供給す
るガス供給手段と、集塵室内を排気するガス排気手段と
を有し、集塵室が、開閉可能なシャッターを介して搬送
室に取り付けられていることを特徴とするものである。
を行う搬送室を有する搬送装置において、ダストを集塵
する集塵手段を有する集塵室と、集塵室にガスを供給す
るガス供給手段と、集塵室内を排気するガス排気手段と
を有し、集塵室が、開閉可能なシャッターを介して搬送
室に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0015】この第3の発明において、典型的には、シ
ャッターを閉じることにより搬送室と集塵室とを分離し
た後、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去することができ
るように構成されている。また、この第3の発明におい
て、好適には、集塵室内および搬送室内を真空にするこ
とができるように構成されている。
ャッターを閉じることにより搬送室と集塵室とを分離し
た後、ガス供給手段により集塵室内にガスを流すととも
に、ガス排気手段により集塵室内を排気することによっ
て、集塵手段に集塵されたダストを除去することができ
るように構成されている。また、この第3の発明におい
て、好適には、集塵室内および搬送室内を真空にするこ
とができるように構成されている。
【0016】この発明において、典型的には、集塵手段
は電極から構成されており、この電極に正または負の直
流電圧を印加することによりダストを集塵することがで
き、この電極を接地することによりダストを電極から離
すことができるように構成されている。また、この発明
において、好適には、電極への直流電圧の印加と電極の
接地との切り換えを、自動で行うことができるように構
成されている。また、電圧を上げると集塵することがで
きる距離は長くなるが、電圧を上げすぎると放電が起こ
りやすくなり、絶縁に必要な距離が長くなってしまうた
め、この電極に印加する正または負の直流電圧の絶対値
は、典型的には、500〜5000Vであり、好適に
は、1000〜3000Vである。また、この発明にお
いて、電極を接地する代わりに、ダストの集塵の際に電
極に印加されていた電圧と極性が逆の電圧を印加するよ
うにしてもよい。
は電極から構成されており、この電極に正または負の直
流電圧を印加することによりダストを集塵することがで
き、この電極を接地することによりダストを電極から離
すことができるように構成されている。また、この発明
において、好適には、電極への直流電圧の印加と電極の
接地との切り換えを、自動で行うことができるように構
成されている。また、電圧を上げると集塵することがで
きる距離は長くなるが、電圧を上げすぎると放電が起こ
りやすくなり、絶縁に必要な距離が長くなってしまうた
め、この電極に印加する正または負の直流電圧の絶対値
は、典型的には、500〜5000Vであり、好適に
は、1000〜3000Vである。また、この発明にお
いて、電極を接地する代わりに、ダストの集塵の際に電
極に印加されていた電圧と極性が逆の電圧を印加するよ
うにしてもよい。
【0017】この発明において、典型的には、集塵手段
は電極から構成されるが、必要に応じて、ペルチェ素子
冷却器などの冷却を制御することができる冷却手段が設
けられた耐腐食性および熱伝導率が高い板などから構成
することも可能である。
は電極から構成されるが、必要に応じて、ペルチェ素子
冷却器などの冷却を制御することができる冷却手段が設
けられた耐腐食性および熱伝導率が高い板などから構成
することも可能である。
【0018】この発明において、好適には、集塵手段は
複数の電極から構成され、複数の電極のうちの少なくと
も1つの電極に正の直流電圧を印加するとともに、複数
の電極のうちの他の電極に負の直流電圧を印加すること
ができるように構成されている。また、この発明におい
て、これらの複数の電極に印加する正または負の直流電
圧の絶対値は、典型的には、500〜5000Vであ
り、好適には、1000〜3000Vである。また、こ
の発明において、これらの複数の電極を接地する代わり
に、集塵の際にこれらの電極に印加されていた電圧と極
性が逆の電圧を印加するようにしてもよい。また、この
発明において、好適には、複数の電極を接地した後、ガ
ス供給手段により集塵室にガスを供給するとともに、ガ
ス排気手段により集塵室内を排気することができるよう
に構成されている。
複数の電極から構成され、複数の電極のうちの少なくと
も1つの電極に正の直流電圧を印加するとともに、複数
の電極のうちの他の電極に負の直流電圧を印加すること
ができるように構成されている。また、この発明におい
て、これらの複数の電極に印加する正または負の直流電
圧の絶対値は、典型的には、500〜5000Vであ
り、好適には、1000〜3000Vである。また、こ
の発明において、これらの複数の電極を接地する代わり
に、集塵の際にこれらの電極に印加されていた電圧と極
性が逆の電圧を印加するようにしてもよい。また、この
発明において、好適には、複数の電極を接地した後、ガ
ス供給手段により集塵室にガスを供給するとともに、ガ
ス排気手段により集塵室内を排気することができるよう
に構成されている。
【0019】この発明において、好適には、ガス供給手
段によるガスの集塵室内への供給の制御とガス排気手段
による集塵室内の排気の制御とは、自動で行うことがで
きるように構成されている。
段によるガスの集塵室内への供給の制御とガス排気手段
による集塵室内の排気の制御とは、自動で行うことがで
きるように構成されている。
【0020】この発明において、典型的には、電極を接
地した後、集塵室内の圧力が大気圧程度であった場合に
は、ガス供給手段により集塵室内にガスを供給するとと
もにガス排気手段により集塵室内を排気し、また、集塵
室内の圧力が真空あるいは減圧であった場合には、ガス
供給手段により集塵室内にガスを供給して集塵室内の圧
力を大気圧にした後、ガス供給手段により集塵室内にガ
スを供給しつつガス排気手段により集塵室内を排気す
る。また、必要に応じて、ガス供給手段により集塵室内
にガスを供給しつつガス排気手段により集塵室内を排気
して、集塵室内にガス流を生成した後、電極を接地して
ダストを電極から離すようにすることも可能である。
地した後、集塵室内の圧力が大気圧程度であった場合に
は、ガス供給手段により集塵室内にガスを供給するとと
もにガス排気手段により集塵室内を排気し、また、集塵
室内の圧力が真空あるいは減圧であった場合には、ガス
供給手段により集塵室内にガスを供給して集塵室内の圧
力を大気圧にした後、ガス供給手段により集塵室内にガ
スを供給しつつガス排気手段により集塵室内を排気す
る。また、必要に応じて、ガス供給手段により集塵室内
にガスを供給しつつガス排気手段により集塵室内を排気
して、集塵室内にガス流を生成した後、電極を接地して
ダストを電極から離すようにすることも可能である。
【0021】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、集塵手段に集塵されたダストを離し、集塵室内への
ガスの供給および集塵室内の排気を行うことにより、集
塵手段に集塵されたダストを除去することができるよう
に構成されていることにより、集塵手段によって集塵さ
れたダストを有効に除去することができる。そのため、
集塵装置を乾式処理装置の処理室や搬送装置の搬送室に
取り付けて用いることにより、これらの処理室や搬送室
の内部を大気に解放することなく、それらの内部で生じ
たダストを除去することができる。
ば、集塵手段に集塵されたダストを離し、集塵室内への
ガスの供給および集塵室内の排気を行うことにより、集
塵手段に集塵されたダストを除去することができるよう
に構成されていることにより、集塵手段によって集塵さ
れたダストを有効に除去することができる。そのため、
集塵装置を乾式処理装置の処理室や搬送装置の搬送室に
取り付けて用いることにより、これらの処理室や搬送室
の内部を大気に解放することなく、それらの内部で生じ
たダストを除去することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【0023】まず、この発明の第1の実施形態による集
塵装置について説明する。図1はこの第1の実施形態に
よる集塵装置を示す。
塵装置について説明する。図1はこの第1の実施形態に
よる集塵装置を示す。
【0024】図1に示すように、この第1の実施形態に
よる集塵装置は、ダストを集塵するための集塵室1を有
し、集塵室1の下部には開閉可能なシャッターバルブ2
が設けられている。集塵室1の内部には、例えばAlか
らなる2枚の集塵用電極3、4が設けられている。これ
らの集塵用電極3、4はそれぞれ絶縁ガラス5、6によ
って集塵室1に固定されている。
よる集塵装置は、ダストを集塵するための集塵室1を有
し、集塵室1の下部には開閉可能なシャッターバルブ2
が設けられている。集塵室1の内部には、例えばAlか
らなる2枚の集塵用電極3、4が設けられている。これ
らの集塵用電極3、4はそれぞれ絶縁ガラス5、6によ
って集塵室1に固定されている。
【0025】集塵用電極3は、ライン7を通じて直流電
源8の陽極に接続されている。また、直流電源8の陰極
はライン9を通じ、スイッチSW1を介して接地されて
いる。これによって、スイッチSW1を導通状態(ON
状態)にすることで、集塵用電極3に正の電圧を印加
し、正電荷を帯電させることができるようになってい
る。ここで、直流電源8の電源電圧は、500〜500
0Vの範囲内、好適には1000〜3000Vの範囲内
に選ばれ、この第1の実施形態においては例えば100
0Vに選ばれる。また、集塵用電極3は、ライン7、1
0を順次通じ、スイッチSW2を介して接地されてい
る。これによって、スイッチSW2をON状態にするこ
とで、集塵用電極3を接地させることができるようにな
っている。
源8の陽極に接続されている。また、直流電源8の陰極
はライン9を通じ、スイッチSW1を介して接地されて
いる。これによって、スイッチSW1を導通状態(ON
状態)にすることで、集塵用電極3に正の電圧を印加
し、正電荷を帯電させることができるようになってい
る。ここで、直流電源8の電源電圧は、500〜500
0Vの範囲内、好適には1000〜3000Vの範囲内
に選ばれ、この第1の実施形態においては例えば100
0Vに選ばれる。また、集塵用電極3は、ライン7、1
0を順次通じ、スイッチSW2を介して接地されてい
る。これによって、スイッチSW2をON状態にするこ
とで、集塵用電極3を接地させることができるようにな
っている。
【0026】集塵用電極4は、ライン11を通じて直流
電源12の陰極に接続されている。また、直流電源12
の陽極はライン13、9を順次通じ、スイッチSW1を
介して接地されている。これによって、スイッチSW1
をON状態にすることで、集塵用電極4に負の電圧を印
加し、負電荷を帯電させることができるようになってい
る。ここで、直流電源12の電源電圧は、500〜50
00Vの範囲内、好適には1000〜3000Vの範囲
内に選ばれ、この第1の実施形態においては例えば10
00Vに選ばれる。また、集塵用電極4は、ライン1
1、14を順次通じ、スイッチSW3を介して接地され
ている。これによって、スイッチSW3をON状態にす
ることで、集塵用電極4を接地させることができるよう
になっている。
電源12の陰極に接続されている。また、直流電源12
の陽極はライン13、9を順次通じ、スイッチSW1を
介して接地されている。これによって、スイッチSW1
をON状態にすることで、集塵用電極4に負の電圧を印
加し、負電荷を帯電させることができるようになってい
る。ここで、直流電源12の電源電圧は、500〜50
00Vの範囲内、好適には1000〜3000Vの範囲
内に選ばれ、この第1の実施形態においては例えば10
00Vに選ばれる。また、集塵用電極4は、ライン1
1、14を順次通じ、スイッチSW3を介して接地され
ている。これによって、スイッチSW3をON状態にす
ることで、集塵用電極4を接地させることができるよう
になっている。
【0027】また、集塵室1の両側の側面には、配管1
5、16が接続されて設けられている。
5、16が接続されて設けられている。
【0028】配管15には、バルブ17およびフィルタ
ー18が設けられている。また、配管15には、例えば
N2 ガスなどの不活性ガスを供給する不活性ガス供給系
19が接続されている。これによって、不活性ガス供給
系19から集塵室1に、フィルター18およびバルブ1
7を順次通じて例えばN2 ガスを供給することができる
ようになっている。ここで、バルブ17はN2 ガスの集
塵室1内への供給を制御するためのものであり、フィル
ター18は不活性ガス供給系19から供給されるN2 ガ
ス中のダストなどを集塵するためのものである。
ー18が設けられている。また、配管15には、例えば
N2 ガスなどの不活性ガスを供給する不活性ガス供給系
19が接続されている。これによって、不活性ガス供給
系19から集塵室1に、フィルター18およびバルブ1
7を順次通じて例えばN2 ガスを供給することができる
ようになっている。ここで、バルブ17はN2 ガスの集
塵室1内への供給を制御するためのものであり、フィル
ター18は不活性ガス供給系19から供給されるN2 ガ
ス中のダストなどを集塵するためのものである。
【0029】配管16には、バルブ20が設けられてい
る。また、配管16には例えば真空ポンプなどから構成
される排気系21が接続されている。これによって、集
塵室1の内部に供給されたN2 ガスを配管16を通じて
排気することができるようになっている。また、バルブ
20は、排気系21による集塵室1内の排気を制御する
ためのものである。
る。また、配管16には例えば真空ポンプなどから構成
される排気系21が接続されている。これによって、集
塵室1の内部に供給されたN2 ガスを配管16を通じて
排気することができるようになっている。また、バルブ
20は、排気系21による集塵室1内の排気を制御する
ためのものである。
【0030】以上のように構成された集塵装置は、イオ
ン注入装置、化学気相成長(CVD)装置、あるいはド
ライエッチング装置などの半導体製造装置における処理
室、あるいは、これらの半導体製造装置間やチャンバー
間などで半導体ウェーハなどの半導体製品を搬送するた
めの搬送室からなるユニット22に、シャッターバルブ
2を介して取り付けられている。
ン注入装置、化学気相成長(CVD)装置、あるいはド
ライエッチング装置などの半導体製造装置における処理
室、あるいは、これらの半導体製造装置間やチャンバー
間などで半導体ウェーハなどの半導体製品を搬送するた
めの搬送室からなるユニット22に、シャッターバルブ
2を介して取り付けられている。
【0031】次に、上述のように構成された集塵装置を
用いて、ユニット22の内部のダストの集塵方法につい
て説明する。なお、この第1の実施形態において、ユニ
ット22の内部は例えば大気圧である。
用いて、ユニット22の内部のダストの集塵方法につい
て説明する。なお、この第1の実施形態において、ユニ
ット22の内部は例えば大気圧である。
【0032】すなわち、まず、シャッターバルブ2を開
けることにより、ユニット22と集塵室1とを開放す
る。一方でスイッチSW1をON状態にすることによ
り、集塵用電極3に正の電圧を印加するとともに、集塵
用電極4に負の電圧を印加する。これによって、集塵用
電極3、4にそれぞれ正電荷、負電荷を帯電させ、この
状態を所定時間維持することにより、ユニット22内の
ダストを集塵用電極3、4に引き寄せ、それらに付着さ
せ、ユニット22内のダストを集塵する。
けることにより、ユニット22と集塵室1とを開放す
る。一方でスイッチSW1をON状態にすることによ
り、集塵用電極3に正の電圧を印加するとともに、集塵
用電極4に負の電圧を印加する。これによって、集塵用
電極3、4にそれぞれ正電荷、負電荷を帯電させ、この
状態を所定時間維持することにより、ユニット22内の
ダストを集塵用電極3、4に引き寄せ、それらに付着さ
せ、ユニット22内のダストを集塵する。
【0033】次に、ユニット22内のほとんどのダスト
が集塵用電極3、4に集塵された後、シャッターバルブ
2を閉じることによって集塵室1とユニット22とを分
離する。これによって、集塵用電極3、4に集塵された
ダストはユニット22から隔離され、ユニット22に再
び入りこむことがない。
が集塵用電極3、4に集塵された後、シャッターバルブ
2を閉じることによって集塵室1とユニット22とを分
離する。これによって、集塵用電極3、4に集塵された
ダストはユニット22から隔離され、ユニット22に再
び入りこむことがない。
【0034】次に、スイッチSW1を絶縁状態(OFF
状態)にするとともに、スイッチSW2、SW3をON
状態にすることにより、集塵用電極3、4をともに接地
させ、その電位を0Vとする。これによって、ダストが
集塵用電極3、4から離れる。その後、バルブ17、2
0を開け、配管16を通じて排気系21による排気を行
いつつ不活性ガス供給系19から配管15を通じてN2
ガスを集塵室1に供給する。これによって、集塵室1内
にN2 ガスの流れ(図1中、右方向)が生じる。ここ
で、N2 ガスの供給における流量は、100〜5000
sccm、供給圧力は49〜147kPaの範囲内に選
ばれる。
状態)にするとともに、スイッチSW2、SW3をON
状態にすることにより、集塵用電極3、4をともに接地
させ、その電位を0Vとする。これによって、ダストが
集塵用電極3、4から離れる。その後、バルブ17、2
0を開け、配管16を通じて排気系21による排気を行
いつつ不活性ガス供給系19から配管15を通じてN2
ガスを集塵室1に供給する。これによって、集塵室1内
にN2 ガスの流れ(図1中、右方向)が生じる。ここ
で、N2 ガスの供給における流量は、100〜5000
sccm、供給圧力は49〜147kPaの範囲内に選
ばれる。
【0035】集塵用電極3、4から離れたダストは、N
2 ガスの流れに沿って流れ、いわゆるエアーブローされ
て、排気系21により配管16を通じて集塵室1外に除
去される。N2 ガスによるエアーブローは、集塵用電極
3、4に集塵されたダストがそれらの集塵用電極3、4
から十分に除去されるまで行う。
2 ガスの流れに沿って流れ、いわゆるエアーブローされ
て、排気系21により配管16を通じて集塵室1外に除
去される。N2 ガスによるエアーブローは、集塵用電極
3、4に集塵されたダストがそれらの集塵用電極3、4
から十分に除去されるまで行う。
【0036】以上のようにして、ユニット22の内部の
ダストが集塵用電極3、4に集塵され、排気系21によ
り配管16を通じて外部に除去される。
ダストが集塵用電極3、4に集塵され、排気系21によ
り配管16を通じて外部に除去される。
【0037】次に、集塵室1内の圧力をユニット22内
の圧力とほぼ同一にした後、シャッターノズル2を開
け、上述と同様にしてユニット22内のダストの除去を
行う。
の圧力とほぼ同一にした後、シャッターノズル2を開
け、上述と同様にしてユニット22内のダストの除去を
行う。
【0038】以上説明したように、この第1の実施形態
によれば、集塵装置に集塵用電極3、4、不活性ガス供
給系19および排気系21を設け、集塵用電極3、4に
それぞれ正、負の直流電圧を印加し、静電気を利用して
ユニット22内のダストを集塵し、シャッターバルブ2
を閉じた後、N2 ガスによるエアーブローを行って、集
塵されたダストを除去するようにしていることにより、
ユニット22内のダストを大幅に低減させることができ
る。そして、ユニット22内にある半導体ウェーハなど
の半導体製品へのダストの付着を防止することができる
ので、ユニット22内において搬送されたり製造された
りする半導体製品に関して、ダストによる不良の発生や
信頼性の悪化を未然に防止することができ、歩留まりの
向上を図ることができる。
によれば、集塵装置に集塵用電極3、4、不活性ガス供
給系19および排気系21を設け、集塵用電極3、4に
それぞれ正、負の直流電圧を印加し、静電気を利用して
ユニット22内のダストを集塵し、シャッターバルブ2
を閉じた後、N2 ガスによるエアーブローを行って、集
塵されたダストを除去するようにしていることにより、
ユニット22内のダストを大幅に低減させることができ
る。そして、ユニット22内にある半導体ウェーハなど
の半導体製品へのダストの付着を防止することができる
ので、ユニット22内において搬送されたり製造された
りする半導体製品に関して、ダストによる不良の発生や
信頼性の悪化を未然に防止することができ、歩留まりの
向上を図ることができる。
【0039】次に、この発明の第2の実施形態による集
塵装置および集塵方法について説明する。なお、この第
2の実施形態における集塵装置は、第1の実施形態にお
けると同様であるので説明を省略する。また、この第2
の実施形態におけるユニット22の内部は、第1の実施
形態と異なり、常に真空状態あるいは減圧状態(以下、
真空状態)に保たれている。
塵装置および集塵方法について説明する。なお、この第
2の実施形態における集塵装置は、第1の実施形態にお
けると同様であるので説明を省略する。また、この第2
の実施形態におけるユニット22の内部は、第1の実施
形態と異なり、常に真空状態あるいは減圧状態(以下、
真空状態)に保たれている。
【0040】まず、この第2の実施形態による集塵方法
においては、まず、バルブ17を閉じバルブ20を開け
た状態で、排気系21による集塵室1内の排気を行うこ
とにより、ユニット22内の真空状態とほぼ同じ状態に
した後、バルブ20を閉める。その後、第1の実施形態
と同様にして、シャッターバルブ2を開いた後、ユニッ
ト22内のダストを集塵用電極3、4に集塵させる。
においては、まず、バルブ17を閉じバルブ20を開け
た状態で、排気系21による集塵室1内の排気を行うこ
とにより、ユニット22内の真空状態とほぼ同じ状態に
した後、バルブ20を閉める。その後、第1の実施形態
と同様にして、シャッターバルブ2を開いた後、ユニッ
ト22内のダストを集塵用電極3、4に集塵させる。
【0041】次に、シャッターバルブ2を閉じ、集塵室
1とユニット22とを分離する。このとき、集塵室1内
は真空状態である。次に、第1の実施形態と同様にし
て、集塵用電極3、4を接地させて0Vとする。その
後、第1の実施形態と異なり、バルブ17を開け集塵室
1内にN2 ガスを供給し、集塵室1内の圧力をほぼ大気
圧にした後、バルブ20を開け、配管16を通じて集塵
室1内のN2 ガスの排気を行う。これによって、集塵室
1内にN2 ガスの流れが生じ、集塵用電極3、4から離
れたダストは、このN2 ガスの流れに沿って配管16に
向かい排気系21により外部に除去される。
1とユニット22とを分離する。このとき、集塵室1内
は真空状態である。次に、第1の実施形態と同様にし
て、集塵用電極3、4を接地させて0Vとする。その
後、第1の実施形態と異なり、バルブ17を開け集塵室
1内にN2 ガスを供給し、集塵室1内の圧力をほぼ大気
圧にした後、バルブ20を開け、配管16を通じて集塵
室1内のN2 ガスの排気を行う。これによって、集塵室
1内にN2 ガスの流れが生じ、集塵用電極3、4から離
れたダストは、このN2 ガスの流れに沿って配管16に
向かい排気系21により外部に除去される。
【0042】以上説明したように、この第2の実施形態
によれば、集塵室1内の集塵用電極3、4に静電気を利
用してダストを集塵させ、それらのダストを排気系21
により外部に除去するようにしていることにより、第1
の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、
集塵室1の内部をユニット22の内部と同様の真空状態
にした後、シャッターバルブ2を開け、ユニット22内
のダストを集塵用電極3、4に集塵するようにしている
ことにより、ユニット22内の真空を破ることなく、ユ
ニット22内のダストを有効に除去することができる。
によれば、集塵室1内の集塵用電極3、4に静電気を利
用してダストを集塵させ、それらのダストを排気系21
により外部に除去するようにしていることにより、第1
の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、
集塵室1の内部をユニット22の内部と同様の真空状態
にした後、シャッターバルブ2を開け、ユニット22内
のダストを集塵用電極3、4に集塵するようにしている
ことにより、ユニット22内の真空を破ることなく、ユ
ニット22内のダストを有効に除去することができる。
【0043】次に、この発明の第3の実施形態による集
塵装置について説明する。図2は、この第3の実施形態
による集塵装置を示す。
塵装置について説明する。図2は、この第3の実施形態
による集塵装置を示す。
【0044】この第3の実施形態による集塵装置におい
ては、図2に示すように、第1の実施形態とは異なり、
集塵室1の外部に例えばCPUなどからなる制御部31
が設けられている。そして、この制御部31により、シ
ャッターバルブ2、バルブ17、20およびスイッチS
W1、SW2、SW3を自動で制御することができるよ
うに構成されている。なお、不活性ガス供給系19およ
び排気系21の制御は、手動で行うようにしても、制御
部31により自動で行うようにしてもよい。その他の集
塵装置の構成は第1の実施形態と同様であるので、説明
を省略する。
ては、図2に示すように、第1の実施形態とは異なり、
集塵室1の外部に例えばCPUなどからなる制御部31
が設けられている。そして、この制御部31により、シ
ャッターバルブ2、バルブ17、20およびスイッチS
W1、SW2、SW3を自動で制御することができるよ
うに構成されている。なお、不活性ガス供給系19およ
び排気系21の制御は、手動で行うようにしても、制御
部31により自動で行うようにしてもよい。その他の集
塵装置の構成は第1の実施形態と同様であるので、説明
を省略する。
【0045】また、集塵方法においても、ユニット22
の内部が常に常圧程度の場合には、第1の実施形態にお
けると同様であり、ユニット22の内部が常に減圧状
態、あるいは真空状態である場合には、第2の実施形態
におけると同様であるので、説明を省略する。
の内部が常に常圧程度の場合には、第1の実施形態にお
けると同様であり、ユニット22の内部が常に減圧状
態、あるいは真空状態である場合には、第2の実施形態
におけると同様であるので、説明を省略する。
【0046】この第3の実施形態による集塵装置によれ
ば、第1の実施形態と同様の集塵用電極3、4を有して
いることにより、ユニット22の内部が常圧である場合
には、第1の実施形態と同様の効果を得ることができ、
ユニット22の内部が真空状態である場合には、第2の
実施形態と同様の効果を得ることができる。また、シャ
ッターバルブ2、バルブ17、20およびスイッチSW
1、SW2、SW3の制御を制御部31により自動で行
うようにしていることにより、ユニット22内のダスト
の集塵を自動で行うことができるとともに、ユニット2
2の内部のクリーニングを人手により行う必要がなくな
る。したがって、イオン注入装置、CVD装置、ドライ
エッチング装置などの半導体製造装置の処理室における
処理効率や搬送装置の搬送室における搬送効率といった
ユニット22の生産性の向上を図ることができる。
ば、第1の実施形態と同様の集塵用電極3、4を有して
いることにより、ユニット22の内部が常圧である場合
には、第1の実施形態と同様の効果を得ることができ、
ユニット22の内部が真空状態である場合には、第2の
実施形態と同様の効果を得ることができる。また、シャ
ッターバルブ2、バルブ17、20およびスイッチSW
1、SW2、SW3の制御を制御部31により自動で行
うようにしていることにより、ユニット22内のダスト
の集塵を自動で行うことができるとともに、ユニット2
2の内部のクリーニングを人手により行う必要がなくな
る。したがって、イオン注入装置、CVD装置、ドライ
エッチング装置などの半導体製造装置の処理室における
処理効率や搬送装置の搬送室における搬送効率といった
ユニット22の生産性の向上を図ることができる。
【0047】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
に説明したが、この発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
【0048】例えば、上述の実施形態において挙げた数
値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる
数値を用いてもよい。
値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる
数値を用いてもよい。
【0049】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、集塵用電極3、4に直流電圧を印加する際に、ス
イッチを用いて切り換えを行っているが、必要に応じて
リレー接点を用いるようにしてもよい。
ては、集塵用電極3、4に直流電圧を印加する際に、ス
イッチを用いて切り換えを行っているが、必要に応じて
リレー接点を用いるようにしてもよい。
【0050】また、例えば上述の第1、第2および第3
の実施形態においては、集塵用電極3、4をほぼ同じ高
さで水平に並べて設置しているが、必ずしも集塵用電極
3、4を水平に並べた設置状態に限定するものではな
く、集塵用電極3、4を対向させて平行に設置すること
も可能である。
の実施形態においては、集塵用電極3、4をほぼ同じ高
さで水平に並べて設置しているが、必ずしも集塵用電極
3、4を水平に並べた設置状態に限定するものではな
く、集塵用電極3、4を対向させて平行に設置すること
も可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、集塵手段により集塵し、ガス供給手段により集塵室
内にガスを流すとともに、ガス排気手段により集塵室内
を排気することによって、集塵されたダストを除去する
ようにしていることにより、搬送装置や乾式処理装置な
どの装置に接続して用いる場合において、それらの装置
の生産性を低下させることなくその内部のダストを除去
することができ、被処理物や被搬送物の製品に関して、
ダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止すること
ができる。
ば、集塵手段により集塵し、ガス供給手段により集塵室
内にガスを流すとともに、ガス排気手段により集塵室内
を排気することによって、集塵されたダストを除去する
ようにしていることにより、搬送装置や乾式処理装置な
どの装置に接続して用いる場合において、それらの装置
の生産性を低下させることなくその内部のダストを除去
することができ、被処理物や被搬送物の製品に関して、
ダストによる不良の発生や信頼性の低下を防止すること
ができる。
【図1】この発明の第1の実施形態による集塵装置を示
す略線図である。
す略線図である。
【図2】この発明の第3の実施形態による集塵装置を示
す略線図である。
す略線図である。
1・・・集塵室、2・・・シャッターバルブ、3、4・
・・集塵用電極、19・・・不活性ガス供給系、21・
・・排気系、31・・・制御部、SW1、SW2、SW
3・・・スイッチ
・・集塵用電極、19・・・不活性ガス供給系、21・
・・排気系、31・・・制御部、SW1、SW2、SW
3・・・スイッチ
Claims (21)
- 【請求項1】 ダストを集塵する集塵手段が設けられた
集塵室と、 上記集塵室内にガスを供給するガス供給手段と、 上記集塵室内を排気するガス排気手段とを有し、 上記ガス供給手段により上記集塵室内にガスを流すとと
もに、上記ガス排気手段により上記集塵室内を排気する
ことによって、上記集塵手段に集塵された上記ダストを
除去するように構成されていることを特徴とする集塵装
置。 - 【請求項2】 上記集塵室の一面に開閉可能なシャッタ
ーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の集
塵装置。 - 【請求項3】 乾式処理装置または搬送装置と、上記シ
ャッターを介して接続可能に構成されていることを特徴
とする請求項2記載の集塵装置。 - 【請求項4】 上記乾式処理装置または上記搬送装置
が、その内部を真空にすることができるように構成され
ていることを特徴とする請求項3記載の集塵装置。 - 【請求項5】 上記シャッターの開閉を自動で行うこと
ができるように構成されていることを特徴とする請求項
2記載の集塵装置。 - 【請求項6】 上記集塵手段が電極から構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の集塵装置。 - 【請求項7】 上記電極に正または負の直流電圧を印加
することにより、上記ダストを集塵することができるよ
うに構成されているとともに、上記電極を接地すること
により、上記ダストを上記電極から離すことができるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項6記載の集
塵装置。 - 【請求項8】 上記電極への上記直流電圧の印加と上記
電極の接地との切り換えを自動で行うことができるよう
に構成されていることを特徴とする請求項7記載の集塵
装置。 - 【請求項9】 上記集塵手段が複数の電極から構成さ
れ、上記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極に正
の直流電圧を印加するとともに、上記複数の電極のうち
の他の電極に負の直流電圧を印加することができるよう
に構成されていることを特徴とする請求項1記載の集塵
装置。 - 【請求項10】 上記複数の電極を接地した後、上記ガ
ス供給手段により上記集塵室に上記ガスを供給するとと
もに、上記ガス排気手段により上記集塵室内を排気する
ことができるように構成されていることを特徴とする請
求項9記載の集塵装置。 - 【請求項11】 上記ガス供給手段による上記ガスの上
記集塵室内への供給の制御と、上記ガス排気手段による
上記集塵室内の排気の制御とを自動で行うことができる
ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
集塵装置。 - 【請求項12】 被処理物に対して乾式処理を行う処理
室を有する乾式処理装置において、 ダストを集塵する集塵手段を有する集塵室と、 上記集塵室内にガスを供給するガス供給手段と、 上記集塵室内を排気するガス排気手段とを有し、 上記集塵室が、開閉可能なシャッターを介して上記処理
室に取り付けられていることを特徴とする乾式処理装
置。 - 【請求項13】 上記シャッターを閉じることにより上
記処理室と上記集塵室とを分離した後、上記ガス供給手
段により上記集塵室内に上記ガスを流すとともに、上記
ガス排気手段により上記集塵室内を排気することによっ
て、上記集塵手段に集塵された上記ダストを除去するこ
とができるように構成されていることを特徴とする請求
項12記載の乾式処理装置。 - 【請求項14】 上記集塵室内および上記処理室内を真
空にすることができるように構成されていることを特徴
とする請求項12記載の乾式処理装置。 - 【請求項15】 上記集塵手段が電極から構成されてい
ることを特徴とする請求項12記載の乾式処理装置。 - 【請求項16】 上記集塵手段が複数の電極から構成さ
れ、上記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極に正
の直流電圧を印加するとともに、上記複数の電極のうち
の他の電極に負の直流電圧を印加することができるよう
に構成されていることを特徴とする請求項12記載の乾
式処理装置。 - 【請求項17】 被搬送物の搬送を行う搬送室を有する
搬送装置において、 ダストを集塵する集塵手段を有する集塵室と、 上記集塵室にガスを供給するガス供給手段と、 上記集塵室内を排気するガス排気手段とを有し、 上記集塵室が、開閉可能なシャッターを介して上記搬送
室に取り付けられていることを特徴とする搬送装置。 - 【請求項18】 上記シャッターを閉じることにより上
記搬送室と上記集塵室とを分離した後、上記ガス供給手
段により上記集塵室内に上記ガスを流すとともに、上記
ガス排気手段により上記集塵室内を排気することによっ
て、上記集塵手段に集塵された上記ダストを除去するこ
とができるように構成されていることを特徴とする請求
項17記載の搬送装置。 - 【請求項19】 上記集塵室内および上記搬送室内を真
空にすることができるように構成されていることを特徴
とする請求項17記載の搬送装置。 - 【請求項20】 上記集塵手段が電極から構成されてい
ることを特徴とする請求項17記載の搬送装置。 - 【請求項21】 上記集塵手段が複数の電極から構成さ
れ、上記複数の電極のうちの少なくとも1つの電極に正
の直流電圧を印加するとともに、上記複数の電極のうち
の他の電極に負の直流電圧を印加することができるよう
に構成されていることを特徴とする請求項17記載の搬
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29192298A JP2000117092A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 集塵装置、乾式処理装置および搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29192298A JP2000117092A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 集塵装置、乾式処理装置および搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000117092A true JP2000117092A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17775212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29192298A Pending JP2000117092A (ja) | 1998-10-14 | 1998-10-14 | 集塵装置、乾式処理装置および搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000117092A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010044042A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-02-25 | Nikon Corp | 保管装置及び同保管装置を備えた計測装置 |
JP2013146676A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Panasonic Corp | 電気集塵デバイス |
-
1998
- 1998-10-14 JP JP29192298A patent/JP2000117092A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010044042A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-02-25 | Nikon Corp | 保管装置及び同保管装置を備えた計測装置 |
JP2013146676A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Panasonic Corp | 電気集塵デバイス |
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