JP2000116741A - マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化され、低エネルギーで低出力消費で、
静寂でスムーズな作動をし、マッサージ椅子等の背もた
れに挿入されるマッサージ装置を提供すること。 【解決手段】 マッサージ椅子等の背もたれに挿入され
るマッサージ装置は、平行で実質的に水平な複数の軸線
および偏心部を有する上シャフトおよび下シャフトがそ
れぞれの軸線廻りに回転するように、上シャフトおよび
下シャフトを支持するフレームを有する。また、その略
水平な軸線の廻りに回転する少なくとも一つのマッサー
ジホィールを支持する２つのアームを有する。マッサー
ジホィールを略水平方向および略鉛直方向に交互に動か
すように、シャフトをそれぞれの軸線の廻りに回転する
作動ユニットが設けられ、この作動ユニットは、上シャ
フトを駆動する上ギヤモータと、下シャフトを駆動する
下ギヤモータとを備え、これらのギヤモータは、上およ
び下シャフトにそれぞれ直接連結されている。
静寂でスムーズな作動をし、マッサージ椅子等の背もた
れに挿入されるマッサージ装置を提供すること。 【解決手段】 マッサージ椅子等の背もたれに挿入され
るマッサージ装置は、平行で実質的に水平な複数の軸線
および偏心部を有する上シャフトおよび下シャフトがそ
れぞれの軸線廻りに回転するように、上シャフトおよび
下シャフトを支持するフレームを有する。また、その略
水平な軸線の廻りに回転する少なくとも一つのマッサー
ジホィールを支持する２つのアームを有する。マッサー
ジホィールを略水平方向および略鉛直方向に交互に動か
すように、シャフトをそれぞれの軸線の廻りに回転する
作動ユニットが設けられ、この作動ユニットは、上シャ
フトを駆動する上ギヤモータと、下シャフトを駆動する
下ギヤモータとを備え、これらのギヤモータは、上およ
び下シャフトにそれぞれ直接連結されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ椅子等
の背もたれに挿入される、利用者の背筋のためのマッサ
ージ装置に関する。
の背もたれに挿入される、利用者の背筋のためのマッサ
ージ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】マッサージ椅子等の背もたれに挿入され
る公知のマッサージ装置は、椅子の背もたれの内側に収
納されたフレームを備えており、このフレームは、着座
した利用者の背もたれに突出したマッサージホィール
と、ニィーデイングまたはストレッチングおよび／また
はタッピングまたはパメリングのマッサージ動作を行う
ときに駆動されるモータとを有している。
る公知のマッサージ装置は、椅子の背もたれの内側に収
納されたフレームを備えており、このフレームは、着座
した利用者の背もたれに突出したマッサージホィール
と、ニィーデイングまたはストレッチングおよび／また
はタッピングまたはパメリングのマッサージ動作を行う
ときに駆動されるモータとを有している。
【０００３】フレームには、１個またはそれ以上の個数
の平行で水平な上および下シャフトがそれぞれの軸線廻
りに回転するように取り付けられている。このような上
および下シャフトは、それぞれの両端に、シャフトの回
転時にクランクのように動く円形断面を有する偏心部を
有している。このような各偏心部は、マッサージホィー
ルを端部で支持するアームに回転自在に係合している。
このマッサージホィールは、上および下シャフトの軸線
に平行な水平方向に対して僅かに傾斜された軸線の廻り
に自由に回転できる。
の平行で水平な上および下シャフトがそれぞれの軸線廻
りに回転するように取り付けられている。このような上
および下シャフトは、それぞれの両端に、シャフトの回
転時にクランクのように動く円形断面を有する偏心部を
有している。このような各偏心部は、マッサージホィー
ルを端部で支持するアームに回転自在に係合している。
このマッサージホィールは、上および下シャフトの軸線
に平行な水平方向に対して僅かに傾斜された軸線の廻り
に自由に回転できる。
【０００４】アームのそれぞれは、中間部に近い箇所
で、クランクにリンクされた下シャフトの偏心部に枢支
されている。
で、クランクにリンクされた下シャフトの偏心部に枢支
されている。
【０００５】アームのそれぞれは、リンクにより下シャ
フトの偏心部に連結されている。リンクは、その有効長
さを変化することを許容するように、中間点で関節接合
されているとともに、螺旋ジョイントにより下シャフト
の偏心部に連結されている。
フトの偏心部に連結されている。リンクは、その有効長
さを変化することを許容するように、中間点で関節接合
されているとともに、螺旋ジョイントにより下シャフト
の偏心部に連結されている。
【０００６】アームに係合する上シャフトの偏心部の軸
線は、上シャフトの軸線に対して僅かに傾斜されてい
る。偏心部の結合構造の結果として、上および下シャフ
トの回転動作は、上シャフトの偏心部の軸線が上シャフ
トの軸線に交差する点を通る各軸線の廻りに、利用者の
背中に作用するマッサージ装置の部品を構成するマッサ
ージホィールを揺動させる。すなわち、水平方向の動き
は、「ストレッチング」または「ニィーデイング」のマ
ッサージ動作を生じさせ、鉛直方向の動きは、「タッピ
ング」または「パメリング」として知られるのマッサー
ジ動作を生じさせるようになっている。
線は、上シャフトの軸線に対して僅かに傾斜されてい
る。偏心部の結合構造の結果として、上および下シャフ
トの回転動作は、上シャフトの偏心部の軸線が上シャフ
トの軸線に交差する点を通る各軸線の廻りに、利用者の
背中に作用するマッサージ装置の部品を構成するマッサ
ージホィールを揺動させる。すなわち、水平方向の動き
は、「ストレッチング」または「ニィーデイング」のマ
ッサージ動作を生じさせ、鉛直方向の動きは、「タッピ
ング」または「パメリング」として知られるのマッサー
ジ動作を生じさせるようになっている。
【０００７】軸線廻りの上シャフトの回転動作は、可能
ならば、下シャフトの回転動作も、単一のモータにより
達成される。変形例では、２つのモータによって達成さ
れ、この２つのモータは、ベルトまたは鉛直な伝動シャ
フトにより、直接または減速ギヤを介して、上および下
シャフトを回転させる。鉛直な伝動シャフトは、一対の
螺旋ギヤにより上／下シャフトに連結されている。伝動
シャフトに配置された螺旋ギヤは、単一方向ベアリング
により伝動シャフトに連結されている。この単一方向ベ
アリングは、一方向には、自由に回転でき、ギヤが伝動
シャフトに対して自由に回転することを許容する一方、
反対方向には、ロックして、伝動シャフトとギヤとを堅
固に連結して回転を伝達する。
ならば、下シャフトの回転動作も、単一のモータにより
達成される。変形例では、２つのモータによって達成さ
れ、この２つのモータは、ベルトまたは鉛直な伝動シャ
フトにより、直接または減速ギヤを介して、上および下
シャフトを回転させる。鉛直な伝動シャフトは、一対の
螺旋ギヤにより上／下シャフトに連結されている。伝動
シャフトに配置された螺旋ギヤは、単一方向ベアリング
により伝動シャフトに連結されている。この単一方向ベ
アリングは、一方向には、自由に回転でき、ギヤが伝動
シャフトに対して自由に回転することを許容する一方、
反対方向には、ロックして、伝動シャフトとギヤとを堅
固に連結して回転を伝達する。
【０００８】伝動シャフトに配置された一方のギヤのベ
アリングは、一方向に自由に回転する一方、伝動シャフ
トに配置された他方のギヤのベアリングは、反対方向に
自由に回転する。
アリングは、一方向に自由に回転する一方、伝動シャフ
トに配置された他方のギヤのベアリングは、反対方向に
自由に回転する。
【０００９】場合によって、伝動シャフトおよび／また
は水平シャフトの回転方向は、可逆モータまたはフレー
ムに取り付けられたギヤ減速ユニットにより直接的に逆
転される。
は水平シャフトの回転方向は、可逆モータまたはフレー
ムに取り付けられたギヤ減速ユニットにより直接的に逆
転される。
【００１０】このように、一旦一方向に回転されおよび
一旦反対方向に回転された単一のモータにより、上およ
び下シャフトは、交互に回転され、上シャフトは、マッ
サージホィールの揺動動作、すなわち、マッサージホィ
ールの実質的に水平方向の動作を生じさせ、下シャフト
はマッサージホィールを略鉛直方向に動かす。
一旦反対方向に回転された単一のモータにより、上およ
び下シャフトは、交互に回転され、上シャフトは、マッ
サージホィールの揺動動作、すなわち、マッサージホィ
ールの実質的に水平方向の動作を生じさせ、下シャフト
はマッサージホィールを略鉛直方向に動かす。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】上記のような公知のマ
ッサージ装置には、以下のような問題がある。マッサー
ジ装置は、一般的に、より出力が大きく、大型の伝動シ
ャフトおよびモータを必要とし、このモータは、室内の
床面に配されて椅子の配置や椅子の移動を制限する電気
ケーブルを介して電源に接続される必要がある。
ッサージ装置には、以下のような問題がある。マッサー
ジ装置は、一般的に、より出力が大きく、大型の伝動シ
ャフトおよびモータを必要とし、このモータは、室内の
床面に配されて椅子の配置や椅子の移動を制限する電気
ケーブルを介して電源に接続される必要がある。
【００１２】大きな伝動シャフトを有する大型のモータ
は、椅子の堅固な構造を必要とし、その結果、椅子が重
くなり、通常平坦な背面を有し、モータ、伝動シャフ
ト、およびマッサージホィールとともにフレームを収納
するに十分な背もたれの厚さを増大させる必要がある。
は、椅子の堅固な構造を必要とし、その結果、椅子が重
くなり、通常平坦な背面を有し、モータ、伝動シャフ
ト、およびマッサージホィールとともにフレームを収納
するに十分な背もたれの厚さを増大させる必要がある。
【００１３】このことは、室内で容易に移動可能であ
り、モダンなデザインおよびファッショナブルな形状を
有するコンパクトなマッサージ椅子の組立を制限する。
り、モダンなデザインおよびファッショナブルな形状を
有するコンパクトなマッサージ椅子の組立を制限する。
【００１４】もう一つの重要な点として、公知のマッサ
ージ装置は、作動中の騒音が大きく、椅子構造に振動を
伝達し、利用者がその影響を受ける可能性がある。
ージ装置は、作動中の騒音が大きく、椅子構造に振動を
伝達し、利用者がその影響を受ける可能性がある。
【００１５】さらに、上および下シャフトの交互の作動
の結果として、すなわち、２つのシャフトの非同時作動
の結果として、２つのストレッチングおよびタッピング
のマッサージ動作が別々になされるといったことがあ
る。
の結果として、すなわち、２つのシャフトの非同時作動
の結果として、２つのストレッチングおよびタッピング
のマッサージ動作が別々になされるといったことがあ
る。
【００１６】本発明の主目的は、上記問題を解決して、
小型化され、低エネルギーで低出力消費で、静寂でスム
ーズな作動をする、マッサージ椅子等の背もたれに挿入
されるマッサージ装置を提供することにある。
小型化され、低エネルギーで低出力消費で、静寂でスム
ーズな作動をする、マッサージ椅子等の背もたれに挿入
されるマッサージ装置を提供することにある。
【００１７】上記主目的の範囲内において、本発明の目
的は、動作の伝達を極めて効率的であり、小型の経済的
なモータを使用できるマッサージ装置を提供することに
ある。
的は、動作の伝達を極めて効率的であり、小型の経済的
なモータを使用できるマッサージ装置を提供することに
ある。
【００１８】本発明の他の目的は、椅子および肘かけ椅
子等に収納され、背もたれの形状および厚み、および椅
子全体の形状を最新のファッショナブルなデザインに適
合できるマッサージ装置を提供することにある。
子等に収納され、背もたれの形状および厚み、および椅
子全体の形状を最新のファッショナブルなデザインに適
合できるマッサージ装置を提供することにある。
【００１９】さらに、本発明の他の目的は、必要なとき
には、マッサージホィールを実質的に水平方向および実
質的に鉛直方向に同時に動かすことを許容して、ストレ
ッチングとタッピングのマッサージ動作を同時に達成す
るマッサージ装置を提供することにある。
には、マッサージホィールを実質的に水平方向および実
質的に鉛直方向に同時に動かすことを許容して、ストレ
ッチングとタッピングのマッサージ動作を同時に達成す
るマッサージ装置を提供することにある。
【００２０】本発明のさらなる目的は、実用上メンテナ
ンスが不要であるマッサージ装置を提供することにあ
る。
ンスが不要であるマッサージ装置を提供することにあ
る。
【００２１】本発明のさらなる目的は、低コストで製造
できるマッサージ椅子を提供することにある。
できるマッサージ椅子を提供することにある。
【００２２】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、マッサ
ージ椅子等の背もたれに挿入されるマッサージ装置であ
って、平行で実質的に水平な複数の軸線および偏心部を
有する上シャフトおよび下シャフトがそれぞれの軸線廻
りに回転するように、上シャフトおよび下シャフトを支
持するフレームと、その略水平な軸線の廻りに回転する
少なくとも一つのマッサージホィールを支持する２つの
アームと、各アームは、その一端に近い箇所で、少なく
とも一つのマッサージホィールを支持し、その他端に近
い箇所で、前記上シャフトの偏心部に連結され、中間領
域で、前記下シャフトの偏心部に連結されることと、前
記マッサージホィールを実質的に水平方向および実質的
に鉛直方向に交互に動かすように、前記シャフトをそれ
ぞれの軸線の廻りに回転する手段と、を具備し、前記回
転手段は、前記上シャフトを駆動する上ギヤモータと、
前記下シャフトを駆動する下ギヤモータとを備え、これ
らのギヤモータは、前記アームに沿ってコンパクトな作
動ユニットを形成するように、前記上および下シャフト
にそれぞれ直接連結されているマッサージ装置により達
成される。
ージ椅子等の背もたれに挿入されるマッサージ装置であ
って、平行で実質的に水平な複数の軸線および偏心部を
有する上シャフトおよび下シャフトがそれぞれの軸線廻
りに回転するように、上シャフトおよび下シャフトを支
持するフレームと、その略水平な軸線の廻りに回転する
少なくとも一つのマッサージホィールを支持する２つの
アームと、各アームは、その一端に近い箇所で、少なく
とも一つのマッサージホィールを支持し、その他端に近
い箇所で、前記上シャフトの偏心部に連結され、中間領
域で、前記下シャフトの偏心部に連結されることと、前
記マッサージホィールを実質的に水平方向および実質的
に鉛直方向に交互に動かすように、前記シャフトをそれ
ぞれの軸線の廻りに回転する手段と、を具備し、前記回
転手段は、前記上シャフトを駆動する上ギヤモータと、
前記下シャフトを駆動する下ギヤモータとを備え、これ
らのギヤモータは、前記アームに沿ってコンパクトな作
動ユニットを形成するように、前記上および下シャフト
にそれぞれ直接連結されているマッサージ装置により達
成される。
【００２３】さらに、本発明の特徴および効果は、本発
明の好適な排他的でない２つの実施の形態に係るマッサ
ージ装置の詳細な記述により明らかである。
明の好適な排他的でない２つの実施の形態に係るマッサ
ージ装置の詳細な記述により明らかである。
【００２４】
【発明の実施の形態】図１ないし図５は、本発明の第１
実施の形態に係るマッサージ装置の図であり、より詳細
には、図１は、椅子の背もたれ内に取り付けられ、作動
位置でのマッサージ装置の断面を含む側面図であり、図
２は、椅子のフレームに取り付けられたマッサージ装置
の側面図であり、図３は、マッサージホィールの鉛直方
向への動きを示す作動位置でのマッサージ装置の側面図
であり、図４は、図３に示す作動位置に対応する作動位
置でのマッサージ装置の斜視図であり、図５は、主とし
て水平方向へのマッサージホィールの傾動を示す他の作
動位置でのマッサージ装置の正面図である。
実施の形態に係るマッサージ装置の図であり、より詳細
には、図１は、椅子の背もたれ内に取り付けられ、作動
位置でのマッサージ装置の断面を含む側面図であり、図
２は、椅子のフレームに取り付けられたマッサージ装置
の側面図であり、図３は、マッサージホィールの鉛直方
向への動きを示す作動位置でのマッサージ装置の側面図
であり、図４は、図３に示す作動位置に対応する作動位
置でのマッサージ装置の斜視図であり、図５は、主とし
て水平方向へのマッサージホィールの傾動を示す他の作
動位置でのマッサージ装置の正面図である。
【００２５】図６および図７は、本発明の第２実施の形
態に係るマッサージ装置の図であり、図６は、主として
鉛直方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置
でのマッサージ装置の側面図であり、図７は、主として
水平方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置
でのマッサージ装置の正面図である。
態に係るマッサージ装置の図であり、図６は、主として
鉛直方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置
でのマッサージ装置の側面図であり、図７は、主として
水平方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置
でのマッサージ装置の正面図である。
【００２６】２つの実施の形態において、符号１および
１ａで示すマッサージ装置は、椅子Ｃの背もたれＢの内
側で移動自在に支持された公知のフレームＦを備えてお
り、このフレームＦは、実質的に平行にかつ水平方向に
配置された上シャフト２および下シャフト３がそれぞれ
の軸線２ａ，３ａの廻りに回動できるように、これら上
シャフト２および下シャフト３を支持している。
１ａで示すマッサージ装置は、椅子Ｃの背もたれＢの内
側で移動自在に支持された公知のフレームＦを備えてお
り、このフレームＦは、実質的に平行にかつ水平方向に
配置された上シャフト２および下シャフト３がそれぞれ
の軸線２ａ，３ａの廻りに回動できるように、これら上
シャフト２および下シャフト３を支持している。
【００２７】上シャフト２は、その両端部に、円形横断
面を有しかつ実際上クランクにリンク可能な２つの偏心
部４，５を有している。
面を有しかつ実際上クランクにリンク可能な２つの偏心
部４，５を有している。
【００２８】さらに、偏心部４，５の軸線４ａ，５ａ
は、上シャフト２の軸線２ａに対して傾斜されている。
は、上シャフト２の軸線２ａに対して傾斜されている。
【００２９】偏心部４，５の偏心は、上シャフト２の軸
線２ａの同じ側に規定されている。すなわち、２つの偏
心部４，５は、互いに調和している。
線２ａの同じ側に規定されている。すなわち、２つの偏
心部４，５は、互いに調和している。
【００３０】第１実施の形態では、下シャフト３も、そ
の両端部に、２つのクランクにリンクされかつ実質的に
円形の２つの偏心部６，７を有している。
の両端部に、２つのクランクにリンクされかつ実質的に
円形の２つの偏心部６，７を有している。
【００３１】偏心部６の偏心は、偏心部７の偏心の反対
側である。すなわち、２つの偏心部６，７は、下シャフ
ト３の軸線３ａの廻りに互いに１８０°だけ角度的にオ
フセットされている。
側である。すなわち、２つの偏心部６，７は、下シャフ
ト３の軸線３ａの廻りに互いに１８０°だけ角度的にオ
フセットされている。
【００３２】第２実施の形態では、下シャフトの２つの
偏心部は、参照符号１０６，１０７で示され、下シャフ
トの両端に近い箇所に固定された２つのカムから構成さ
れている。
偏心部は、参照符号１０６，１０７で示され、下シャフ
トの両端に近い箇所に固定された２つのカムから構成さ
れている。
【００３３】各カム１０６，１０７は、その横断面が実
質的に長円形であり、２つのカムは、軸線３ａの廻りに
約９０°の角度だけ角度的にオフセットされて、下シャ
フトに取り付けられている。
質的に長円形であり、２つのカムは、軸線３ａの廻りに
約９０°の角度だけ角度的にオフセットされて、下シャ
フトに取り付けられている。
【００３４】２つの実施の形態において、マッサージ装
置は、２つのアーム８，９を備えており、これらの両端
部には、ロッカーアーム８´，９´が、アーム８，９の
面内で揺動するように枢支されている。ロッカーアーム
８´，９´のそれぞれは、それぞれの軸線１０ａ，１１
ａの廻りに回転自在にマッサージホィール１０，１１を
支持している。あるいは、一つのマッサージホィールの
みがアーム８，９のそれぞれの端部に直接支持されてい
てもよい。
置は、２つのアーム８，９を備えており、これらの両端
部には、ロッカーアーム８´，９´が、アーム８，９の
面内で揺動するように枢支されている。ロッカーアーム
８´，９´のそれぞれは、それぞれの軸線１０ａ，１１
ａの廻りに回転自在にマッサージホィール１０，１１を
支持している。あるいは、一つのマッサージホィールの
みがアーム８，９のそれぞれの端部に直接支持されてい
てもよい。
【００３５】図示された２つの実施の形態において、ア
ーム８，９は、ロッカーアーム８´，９´を支持してお
り、これらのロッカーアーム８´，９´のそれぞれは、
複数個のマッサージホィール１０，１１を回転自在に支
持しており、好適な例としては、利用者の背骨の両側を
対称にマッサージできるように、４個のマッサージホィ
ールを支持するのが好ましい。アーム８，９は、ロッカ
ーアーム８´，９´およびマッサージホィール１０，１
１が支持されている端部の反対側の端部で、上シャフト
２の偏心部４，５にそれぞれ枢支されている。
ーム８，９は、ロッカーアーム８´，９´を支持してお
り、これらのロッカーアーム８´，９´のそれぞれは、
複数個のマッサージホィール１０，１１を回転自在に支
持しており、好適な例としては、利用者の背骨の両側を
対称にマッサージできるように、４個のマッサージホィ
ールを支持するのが好ましい。アーム８，９は、ロッカ
ーアーム８´，９´およびマッサージホィール１０，１
１が支持されている端部の反対側の端部で、上シャフト
２の偏心部４，５にそれぞれ枢支されている。
【００３６】さらに、各アーム８，９は、その延在部の
中間領域において、下シャフト３の偏心部６，７，１０
６，１０７の一つに連結されている。
中間領域において、下シャフト３の偏心部６，７，１０
６，１０７の一つに連結されている。
【００３７】２つの実施の形態において、アーム８，９
のそれぞれは、アームが連結された上シャフト２の偏心
部４，５の軸線４ａ，５ａに略直角である仮想面に配置
されている。
のそれぞれは、アームが連結された上シャフト２の偏心
部４，５の軸線４ａ，５ａに略直角である仮想面に配置
されている。
【００３８】第１実施の形態では、下シャフト３の偏心
部６，７に対する各アーム８，９の中間部の連結は、リ
ンク１２，１３によってなされている。このリンク１
２，１３は、それぞれの一端で、マッサージホィール１
０，１１の軸線１０ａ，１１ａに略平行である軸線１
４，１５の廻りに回動するように、アーム８，９の中間
部に枢支されている。このリンク１２，１３は、それぞ
れの他端で、球状ジョイント１６，１７を介して下シャ
フト３の偏心部６，７に連結されている。
部６，７に対する各アーム８，９の中間部の連結は、リ
ンク１２，１３によってなされている。このリンク１
２，１３は、それぞれの一端で、マッサージホィール１
０，１１の軸線１０ａ，１１ａに略平行である軸線１
４，１５の廻りに回動するように、アーム８，９の中間
部に枢支されている。このリンク１２，１３は、それぞ
れの他端で、球状ジョイント１６，１７を介して下シャ
フト３の偏心部６，７に連結されている。
【００３９】リンク１２，１３は、それぞれ２つの部分
で構成されており、それぞれ符号１２ａ，１２ｂ，１３
ａ，１３ｂで示されている。これら２つの部分は、軸線
１４，１５に対して略垂直に設けられた軸線１８，１９
の廻りに回動するように、リンクの中間領域で互いに枢
支されている。これにより、リンクの有効長さを変化す
ることが許容されているとともに、上シャフト２の軸線
２ａに対する軸線４ａ，５ａの傾きにより生じるアーム
８，９の揺動が許容されている。
で構成されており、それぞれ符号１２ａ，１２ｂ，１３
ａ，１３ｂで示されている。これら２つの部分は、軸線
１４，１５に対して略垂直に設けられた軸線１８，１９
の廻りに回動するように、リンクの中間領域で互いに枢
支されている。これにより、リンクの有効長さを変化す
ることが許容されているとともに、上シャフト２の軸線
２ａに対する軸線４ａ，５ａの傾きにより生じるアーム
８，９の揺動が許容されている。
【００４０】第２の実施形態では、アーム８，９の下シ
ャフト３への連結は、カムフォロワーによりなされてい
る。これらカムフォロワーは、アーム８，９に取り付け
られ、カム１０６，１０７の輪郭に置かれている。すな
わち、２つのアーム８，９は、その延在部の中間領域に
おいて、対応するカム１０６，１０７に置かれたホィー
ル１１２，１１３により構成されたカムフォロワーを支
持している。
ャフト３への連結は、カムフォロワーによりなされてい
る。これらカムフォロワーは、アーム８，９に取り付け
られ、カム１０６，１０７の輪郭に置かれている。すな
わち、２つのアーム８，９は、その延在部の中間領域に
おいて、対応するカム１０６，１０７に置かれたホィー
ル１１２，１１３により構成されたカムフォロワーを支
持している。
【００４１】本発明では、上シャフト２および下シャフ
ト３を、それぞれの軸線２ａ，３ａの廻りに回転させる
ための手段が設けられ、この回転手段は、上シャフト２
を作動する上ギヤモータ２０と、下シャフト３を作動す
る下ギヤモータ２１とから構成されている。
ト３を、それぞれの軸線２ａ，３ａの廻りに回転させる
ための手段が設けられ、この回転手段は、上シャフト２
を作動する上ギヤモータ２０と、下シャフト３を作動す
る下ギヤモータ２１とから構成されている。
【００４２】詳しくは、各ギヤモータ２０，２１は、電
動モータ２２，２３と、ウォームねじ−螺旋ギヤタイプ
の減速ユニット２４，２５とから構成されており、ウォ
ームねじは、対応する電動モータ２２，２３の出力軸に
連結され、螺旋ギヤは、上シャフト２および下シャフト
３の中間部にそれぞれ固定されている。
動モータ２２，２３と、ウォームねじ−螺旋ギヤタイプ
の減速ユニット２４，２５とから構成されており、ウォ
ームねじは、対応する電動モータ２２，２３の出力軸に
連結され、螺旋ギヤは、上シャフト２および下シャフト
３の中間部にそれぞれ固定されている。
【００４３】このように、モータ２２，２３からシャフ
ト２，３に動きを伝達するための部品は、最小限に小型
化され、モータとシャフト２，３とを連結する伝達部材
に発生する振動およびノイズが無く、静寂な作動を達成
することができる。
ト２，３に動きを伝達するための部品は、最小限に小型
化され、モータとシャフト２，３とを連結する伝達部材
に発生する振動およびノイズが無く、静寂な作動を達成
することができる。
【００４４】さらに、機械要素が高速回転にさらされな
いため、利用者が被害を受ける危険性もない。
いため、利用者が被害を受ける危険性もない。
【００４５】２つのモータ２０，２１は、マッサージの
要望に応じて、同時にまたは交互に作動することができ
る。実際、ギヤモータ２０，２１は、アーム８，９とと
もに、好適にはフレームＦに支持されたコンパクトな作
動ユニットを形成している。フレームは、背もたれＢの
プロフィールに従って、つまり利用者の背中のプロフィ
ールに従って、ホィール２８により上下に昇降自在であ
り、このホィール２８は、椅子の背もたれ構造により支
持されたスロットレール２６内を案内されるようになっ
ている。フレームの昇降は、背もたれのその構造物に設
けられた簡易な駆動機構、例えばここで開示された垂直
ねじ２７により制御されるようになっており、例えば、
ここで開示された垂直ねじ２７により昇降されるように
なっている。この垂直ねじ２７はモータで回転される
か、または固定される。
要望に応じて、同時にまたは交互に作動することができ
る。実際、ギヤモータ２０，２１は、アーム８，９とと
もに、好適にはフレームＦに支持されたコンパクトな作
動ユニットを形成している。フレームは、背もたれＢの
プロフィールに従って、つまり利用者の背中のプロフィ
ールに従って、ホィール２８により上下に昇降自在であ
り、このホィール２８は、椅子の背もたれ構造により支
持されたスロットレール２６内を案内されるようになっ
ている。フレームの昇降は、背もたれのその構造物に設
けられた簡易な駆動機構、例えばここで開示された垂直
ねじ２７により制御されるようになっており、例えば、
ここで開示された垂直ねじ２７により昇降されるように
なっている。この垂直ねじ２７はモータで回転される
か、または固定される。
【００４６】スロットレール２６は、適切には、背もた
れＢのプロフィールに沿って僅かに曲線がつけられたプ
ロフィールを有していてもよい。
れＢのプロフィールに沿って僅かに曲線がつけられたプ
ロフィールを有していてもよい。
【００４７】記載の完全化のために、第２実施の形態の
マッサージ装置では、ホィール１１２，１１３とカム１
０６，１０７の接触は、アーム８，９とモータ２２の本
体または他の固定物との間に掛け渡されたスプリング１
１４により如何なる条件でも達成されることに注意すべ
きである。
マッサージ装置では、ホィール１１２，１１３とカム１
０６，１０７の接触は、アーム８，９とモータ２２の本
体または他の固定物との間に掛け渡されたスプリング１
１４により如何なる条件でも達成されることに注意すべ
きである。
【００４８】本発明に係るマッサージ装置の作用は、以
下の通りである。ギヤモータ２０を作動することによ
り、上シャフト２は、それ自身の軸線２ａの廻りに回転
される。この回転と部分４，５の偏心との結果として、
アーム８，９とマッサージホィール１０，１１は、主と
して、偏心部４，５の軸線４ａ，５ａと軸線２ａとの交
点を通る軸線の廻りに揺動され、マッサージホィール１
０，１１は、特に図３および図４に示すように、主とし
て水平な動きを生じさせ、「ストレッチング」として知
られるマッサージを達成する。
下の通りである。ギヤモータ２０を作動することによ
り、上シャフト２は、それ自身の軸線２ａの廻りに回転
される。この回転と部分４，５の偏心との結果として、
アーム８，９とマッサージホィール１０，１１は、主と
して、偏心部４，５の軸線４ａ，５ａと軸線２ａとの交
点を通る軸線の廻りに揺動され、マッサージホィール１
０，１１は、特に図３および図４に示すように、主とし
て水平な動きを生じさせ、「ストレッチング」として知
られるマッサージを達成する。
【００４９】マッサージホィール１０，１１の水平な揺
動は、第１実施の形態に係るマッサージ装置では、軸線
１８，１９の廻りのリンク１２，１３のリンク機構によ
り許容され、第２実施の形態に係るマッサージ装置で
は、アーム８，９とカム１０６，１０７との間に設けら
れた簡易な接触連結により許容されている。
動は、第１実施の形態に係るマッサージ装置では、軸線
１８，１９の廻りのリンク１２，１３のリンク機構によ
り許容され、第２実施の形態に係るマッサージ装置で
は、アーム８，９とカム１０６，１０７との間に設けら
れた簡易な接触連結により許容されている。
【００５０】下ギヤモータ２１の作動により、下シャフ
ト３がその軸線廻りに回転される。この回転の結果とし
て、リンク１２，１３またはカムフォロワー１１２，１
１３によりアーム８，９に連結された偏心部６，７およ
び１０６，１０７の存在の結果として、マッサージホィ
ール１０，１１が、特に図３および図６に示すように、
主として鉛直方向に移動し、いわゆる「タッピング」マ
ッサージが提供される。
ト３がその軸線廻りに回転される。この回転の結果とし
て、リンク１２，１３またはカムフォロワー１１２，１
１３によりアーム８，９に連結された偏心部６，７およ
び１０６，１０７の存在の結果として、マッサージホィ
ール１０，１１が、特に図３および図６に示すように、
主として鉛直方向に移動し、いわゆる「タッピング」マ
ッサージが提供される。
【００５１】偏心部６，７および１０６，１０７の角度
のオフセットにより、マッサージホィール１１は、マッ
サージホィール１０が上昇するときに下降され、および
その逆にマッサージホィール１０が下降するときに上昇
される。
のオフセットにより、マッサージホィール１１は、マッ
サージホィール１０が上昇するときに下降され、および
その逆にマッサージホィール１０が下降するときに上昇
される。
【００５２】さらに、第２実施の形態に係るマッサージ
装置のカム１０６，１０７の長円形状により、下シャフ
ト３の回転の度ごとに、マッサージホィール１０，１１
の主として鉛直方向の動きの２つのサイクルが許容さ
れ、これにより、モータ２３を低速で駆動することがで
きるという効果を得ることができる。
装置のカム１０６，１０７の長円形状により、下シャフ
ト３の回転の度ごとに、マッサージホィール１０，１１
の主として鉛直方向の動きの２つのサイクルが許容さ
れ、これにより、モータ２３を低速で駆動することがで
きるという効果を得ることができる。
【００５３】上述したように、モータ２２，２３は、ス
トレッチングおよびタッピングの２つのマッサージ動作
を効果的に達成するように、同時に作動することができ
る。
トレッチングおよびタッピングの２つのマッサージ動作
を効果的に達成するように、同時に作動することができ
る。
【００５４】好適には、ギヤモータ２０，２１には、主
電源からアダプターを介して電力が供給され、または、
適切な場所または椅子構造に近い場所に配置された充電
可能なアキュムレータから電力が供給される、低出力Ｄ
Ｃモータが設けられている。
電源からアダプターを介して電力が供給され、または、
適切な場所または椅子構造に近い場所に配置された充電
可能なアキュムレータから電力が供給される、低出力Ｄ
Ｃモータが設けられている。
【００５５】本発明に係るマッサージ装置は、ストレッ
チングおよびタッピングの２つのマッサージ動作を、静
寂な作動状態を確保しながら、行うことができるため、
上述した目的を達成することができる。
チングおよびタッピングの２つのマッサージ動作を、静
寂な作動状態を確保しながら、行うことができるため、
上述した目的を達成することができる。
【００５６】マッサージ装置は極めて簡単な構造である
ため、薄くかつ多様に曲線化されたプロフィールを有す
る背もたれの内側にマッサージユニット全体を収納する
ことができ、実用上椅子の全体デザインを制限すること
が殆どない。そのため、マッサージ装置は、例えば図１
に示すような移動自在のオフィスチェアー内に容易に設
けることができる。
ため、薄くかつ多様に曲線化されたプロフィールを有す
る背もたれの内側にマッサージユニット全体を収納する
ことができ、実用上椅子の全体デザインを制限すること
が殆どない。そのため、マッサージ装置は、例えば図１
に示すような移動自在のオフィスチェアー内に容易に設
けることができる。
【００５７】実際、低圧の直流を椅子の内部に供給しさ
えすればよく、外部に露出された部分や可動の伝達要素
もなく、実用上マッサージ装置を極めて安全にすること
ができると共に、厳しい安全基準をも満足することがで
きる。
えすればよく、外部に露出された部分や可動の伝達要素
もなく、実用上マッサージ装置を極めて安全にすること
ができると共に、厳しい安全基準をも満足することがで
きる。
【００５８】このように構成されたマッサージ装置は、
本発明の範囲内において、様々に改変することができ、
全ての要素は、技術的に均等な要素に置換することがで
きる。
本発明の範囲内において、様々に改変することができ、
全ての要素は、技術的に均等な要素に置換することがで
きる。
【００５９】さらに、用いられる材料および寸法は、如
何なる要求および技術水準にも応えることができる。
何なる要求および技術水準にも応えることができる。
【図１】本発明の第１実施の形態に係り、椅子の背もた
れ内に取り付けられ、作動位置でのマッサージ装置の断
面を含む側面図。
れ内に取り付けられ、作動位置でのマッサージ装置の断
面を含む側面図。
【図２】椅本発明の第１実施の形態に係り、子のフレー
ムに取り付けられたマッサージ装置の側面図。
ムに取り付けられたマッサージ装置の側面図。
【図３】本発明の第１実施の形態に係り、マッサージホ
ィールの鉛直方向への動きを示す作動位置でのマッサー
ジ装置の側面図。
ィールの鉛直方向への動きを示す作動位置でのマッサー
ジ装置の側面図。
【図４】本発明の第１実施の形態に係り、図３に示す作
動位置に対応する作動位置でのマッサージ装置の斜視
図。
動位置に対応する作動位置でのマッサージ装置の斜視
図。
【図５】本発明の第１実施の形態に係り、主として水平
方向へのマッサージホィールの傾動を示す他の作動位置
でのマッサージ装置の正面図。
方向へのマッサージホィールの傾動を示す他の作動位置
でのマッサージ装置の正面図。
【図６】本発明の第２実施の形態に係り、主として鉛直
方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置での
マッサージ装置の側面図。
方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置での
マッサージ装置の側面図。
【図７】本発明の第２実施の形態に係り、主として水平
方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置での
マッサージ装置の正面図。
方向へのマッサージホィールの動きを示す作動位置での
マッサージ装置の正面図。
１，１ａ；マッサージ装置 ２；上シャフト ３；下シャフト ４，５；偏心部 ６，７；偏心部 ８，９；アーム １０，１１；マッサージわ １２，１３；リンク ２０；上ギヤモータ ２１；下ギヤモータ ２２，２３；電動モータ ２４，２５；減速ユニット ２６；スロットレール ２８；ホイール １０６，１０７；カム １１２，１１３；ホィール １１４；スプリング
フロントページの続き (71)出願人 598143619 Ｖｉａ Ｂｒｉｇａｔａ Ｇ．Ａ．Ｐ．, 17 Ｆｒａｚｉｏｎｅ Ｖｉｌｌａ Ｆ ａｓｔｉｇｇｉ 61100 ＰＥＳＡＲＯ ＩＴＡＬＹ Ｆターム(参考） 4C100 AE01 AE11 AF02 AF03 BB03 BB04 BC02 BC08 CA03 DA04 DA05
Claims (17)
- 【請求項１】 マッサージ椅子等の背もたれに挿入され
るマッサージ装置であって、 平行で実質的に水平な複数の軸線および偏心部を有する
上シャフトおよび下シャフトがそれぞれの軸線廻りに回
転するように、上シャフトおよび下シャフトを支持する
フレームと、 その略水平な軸線の廻りに回転する少なくとも一つのマ
ッサージホィールを支持する２つのアームと、 各アームは、その一端に近い箇所で、少なくとも一つの
マッサージホィールを支持し、その他端に近い箇所で、
前記上シャフトの偏心部に連結され、中間領域で、前記
下シャフトの偏心部に連結されることと、 前記マッサージホィールを実質的に水平方向および実質
的に鉛直方向に交互に動かすように、前記シャフトをそ
れぞれの軸線の廻りに回転する手段と、を具備し、 前記回転手段は、前記上シャフトを駆動する上ギヤモー
タと、前記下シャフトを駆動する下ギヤモータとを備
え、これらのギヤモータは、前記アームに沿ってコンパ
クトな作動ユニットを形成するように、前記上および下
シャフトにそれぞれ直接連結されているマッサージ装
置。 - 【請求項２】 前記上および下ギヤモータは、それぞ
れ、 電動モータと、 この電動モータの出力軸に連結されたウォームねじ、お
よびこのウォームねじに螺合して、前記上シャフトの中
間部と前記下シャフトの中間部とにそれぞれ連結された
螺旋ギヤを有する減速ユニットと、から構成されている
請求項１に記載のマッサージ装置。 - 【請求項３】 上シャフトの前記偏心部は、横断面にお
いて、その中心が上シャフトの軸線に対して離間された
円形状を有している請求項１に記載のマッサージ装置。 - 【請求項４】 上シャフトの前記偏心部は、上シャフト
の軸線から離間されかつ上シャフトの軸線に対して傾斜
された軸線を有している請求項１または請求項３に記載
のマッサージ装置。 - 【請求項５】 上シャフトの前記偏心部の軸線は、前記
上シャフトの軸線と同じ側で離間されている請求項１な
いし請求項４のいずれか１項に記載のマッサージ装置。 - 【請求項６】 下シャフトの偏心部は、横断面におい
て、その中心が上シャフトの軸線に対して離間された円
形状を有している請求項１ないし請求項５のいずれか１
項に記載のマッサージ装置。 - 【請求項７】 下シャフトの偏心部の軸線は、前記下シ
ャフトの軸線に関して反対側に離間され、前記上シャフ
トの軸線の廻りに約１８０°の相互の角度的オフセット
を有している請求項１ないし請求項６のいずれか１項に
記載のマッサージ装置。 - 【請求項８】 前記アームのそれぞれは、対応するマッ
サージホィールの軸線に実質的に平行である軸線の廻り
に旋回され、対応するアームへその一端で枢支されたリ
ンクにより前記下シャフトの偏心部に連結され、前記リ
ンクは、螺旋ジョイントにより下シャフトの前記偏心部
に連結されているとともに、前記リンクの延在部の中間
領域において、前記リンクの旋回軸に対し実質的に直角
である軸線に関して、互いに関節接合された２つの部分
からなり、 その結果、リンクの有効長さが変化するとともに、上シ
ャフトの偏心部の軸線と前記上シャフトの軸線の偏心部
との交点を通る軸線に関して、対応する前記アームおよ
びマッサージホィールの横方向の揺動を許容する請求項
１に記載のマッサージ装置。 - 【請求項９】 前記下シャフトの前記偏心部は、前記下
シャフトに連結されたカムにより構成され、前記一対の
アームの一方に連結されたカムフォロワーに係合されて
いる請求項１に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１０】 前記カムは、横断面において実質的に
長円である請求項９に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１１】 前記カムは、前記下シャフトの軸線の
廻りに約９０°だけ相互に角度的にオフセットされてい
る請求項９に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１２】 前記カムフォロワーは、前記一対のア
ームの一方のアームにより支持されたホィールにより構
成され、前記下シャフトのカムに従属するようになって
いる請求項９に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１３】 上および下シャフトの前記偏心部は、
前記上および下シャフトの長手方向の両端に形成されて
いる請求項１に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１４】 前記アームの各自由端において、それ
ぞれ、ロッカーアームが枢支され、このロッカーアーム
のそれぞれは、回転自在の多数のマッサージホィールを
支持している請求項１、請求項８または請求項９に記載
のマッサージ装置。 - 【請求項１５】 前記ロッカーアームのそれぞれは、４
個のマッサージホィールを支持し、その２個は上部で、
他の２個は下部で支持している請求項１４に記載のマッ
サージ装置。 - 【請求項１６】 前記作動ユニットを形成する前記ギヤ
モータおよび前記シャフトは、椅子の背もたれのプロフ
ィールに沿って設けられた案内路に沿って移動自在であ
る前記フレームに支持されている請求項１ないし請求項
１５のいずれか１項に記載のマッサージ装置。 - 【請求項１７】 前記ギヤモータは、主電源接続により
または充電可能なアキュムレータにより駆動される低出
力ＤＣモータを備えている請求項１６に記載のマッサー
ジ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29675198A JP2000116741A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | マッサージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29675198A JP2000116741A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | マッサージ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000116741A true JP2000116741A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17837653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29675198A Pending JP2000116741A (ja) | 1998-10-19 | 1998-10-19 | マッサージ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000116741A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1362571A2 (en) | 2002-05-14 | 2003-11-19 | Omron Corporation | Massaging machine |
| EP1362570A2 (en) * | 2002-05-14 | 2003-11-19 | Omron Corporation | Massaging machine |
| JP2012055722A (ja) * | 2011-12-16 | 2012-03-22 | Fuji Iryoki:Kk | マッサージ機 |
| KR200474090Y1 (ko) * | 2012-03-22 | 2014-09-19 | 동-헐 우 | 등 마사지 부재구조. |
| CN109330851A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-02-15 | 艾的平方健康科技（上海）有限公司 | 按摩机构及其按摩控制装置、按摩机及其工作方法 |
| CN109984933A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-09 | 奥佳华智能健康科技集团股份有限公司 | 一种按摩机芯的伸缩机构及按摩机芯 |
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-
1998
- 1998-10-19 JP JP29675198A patent/JP2000116741A/ja active Pending
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