JP2000116664A - 穿刺針ガイド器具 - Google Patents

穿刺針ガイド器具

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    • A61B2017/3405Needle locating or guiding means using mechanical guide means

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 検者または術者による被検者または患者への
ガイド器具の取り付けが容易で、目標部位への針穿刺が
正確にでき、穿刺針を残してガイド器具を体表より取り
外しできる。 【解決手段】 誘導針および穿刺針の挿通孔12を有す
るガイド筒11と、ガイド筒11と平行に直立している
脚部18を有する支柱17と、ガイド筒11と支柱17
を繋ぐビーム23を備えた穿刺針ガイド器具10を提供
する。また、支柱17または脚部18が軸方向に長さが
変化する機能を持ち、ガイド筒11と支柱17と両者を
繋ぐビーム23は、放射線を照射したときX線が透過す
る成形可能なプラスチック材料等により一体の成型品に
形成され、ガイド筒11は、挿通孔12に挿通した誘導
針と穿刺針からガイド器具の取り外しが可能なように、
挿通孔12に平行に開閉自在な保持部、または着脱自在
な保持部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを指標
とする被検者あるいは患者(以下、単に被検者という)
への針穿刺器具、特に、CT(コンピューター断層撮影
法)スキャナ等の画像データを指標として、被検者の胸
部あるいは腹部の目的部位に経皮的に行われる穿刺針
を、目標部位に正確に穿刺するためのガイド器具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】CTスキャナ等の画像データを指標とし
て、被検者の胸部あるいは腹部の目的部位に経皮的に針
穿刺を行う場合、検者あるいは術者(以下、単に検者と
いう)は、目的部位を確認し、穿刺針の刺入位置、深
度、方向(穿刺ルート)を決定し、画像下に穿刺針の針
先を確認しながら、表皮より目標部位に到達するように
し、しかもCT画像横断面に平行に保持しつつ穿刺する
ものである。特に、検者には、画像上で決定した穿刺ル
ートを再現し、穿刺することが要求されるもので、いか
に正確に穿刺するかが手技上重要なポイントとなる。
【0003】臨床上、針穿刺の手技をガイド器具を用い
ずに実施する場合は、被検者の刺入位置にマークを施
し、深度の指標として針管に目盛りを付し、方向の調整
のため、また正確に標的を穿刺する必要から、CT撮影
を繰り返し、穿刺針の針先を画像下にモニタで観察しな
がら行われる。この場合、目標部位を正確に捉えるこ
と、並びに画像横断面に一致させて平行に穿刺すること
が難しいときは、―度の穿刺で目標部位に到達しないこ
とも多くあり、その場合は穿刺をやり直す必要がある。
また、穿刺を行う際のモニタ観察では、穿刺針の位置を
確認するための撮影を繰り返す必要があり、被検者への
被曝量が多くならないための管理と、検査時間も極力短
くして被検者に大きな負担を課すことのない配慮が望ま
れる。
【0004】上記の不都合を解決するために、被検者の
胸部あるいは腹部への適用を目的とした穿刺ガイド器具
が提案されている。例えば、検査台に固定した角度計付
きの器具、または検査台に取り付けて使用する円弧状に
湾曲したアームに生検針を保持する器具(特開平7―2
36633号公報)、水準器、分度器、及び針穿刺用の
ガイド板を備え、水平面を基準として検査台から遊離さ
せて使用するガイド器具(特開昭62―127036号
公報)、あるいは、四角形筒状体にX線不透過な多数の
弦を2段に張り、かつ穿刺針保持部を有して、目標部位
と一緒に撮影し、可視部2点よりその延長上に目標部位
を決定することが可能な器具(特開平8―238248
号公報)等がある。これらの穿刺ガイド器具を使用し
て、各々のガイド機構に沿って穿刺針を進めると、ある
程度は、画像横断面に一致させて、針先を標的に到達さ
せることが可能となり、また、撮影の回数を減らすこと
が期待できる。
【0005】また近年では、CT装置の発展により、断
面を連続的にスキャンしながらリアルタイムで画像を観
察できる。これによりCT透視下に、常に針先を確認し
ながら手技を進めることができるため、比較的容易に精
度の高い穿刺が可能となる。しかし、一方、連続的なC
Tスキャナ装置のガントリー内は、継続的にX線が曝射
されているため、実際の手技では、放射性同位元素によ
る放射線障害の防止に関する法律及び関係法令によって
被曝量が著しく規制されている。また、手技中の検者へ
の直接被曝の管理が問題となる。この被曝の問題を解決
するための器具として、主検針をハンドルとなる棒に垂
直に接続した器具や、ニードル保持部およびこれと平行
に配置されたハンドルから構成し、ハンドルと保持部を
4〜7cm離したニードルホルダー(特開平9―140
716号公報)が提案されており、これらの器具を使用
することで検者の指先への直接の被曝を回避することが
可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の穿刺ガ
イド器具によると、検査台に固定する型式の器具におい
ては、穿刺の目標決定後にガイド器具を正確な位置に固
定しなければならず、その固定のため穿刺までに時間が
かかるという問題がある。特に、手技中に被検者の体動
があった場合、器具が検査台に固定されているため、穿
刺針が目標部位を逸れ、最悪の場合は穿刺針が曲がった
り折れたりする危険性を孕んでいる。また、検査台に取
り付ける円弧状の器具も、前記器具と同様な問題があ
り、しかも器具の部品点数も多く、構造が複雑であるい
う問題があった。また、水準器等を設けた器具において
は、検査台より遊離して用いられるため前記した器具の
固定に係わる問題は解消される反面、手技中は水準器に
より器具の水平を保ち続ける必要がある。実際の使用で
は、臨床上器具を載置する被検者の体表が水平である場
合は少ないため、補助者等により該器具を水平に保持す
ることになるが、手技中に水平状態を持続することは難
しいという問題がある。さらに、四角形筒状でX線不透
過な弦を設けた器具においては、被検者の体表に取り付
けて使用できるもので、手技中に器具を補助者等により
水平状態を持続するという問題は解消されるが、器具の
構造が複雑で、部品点数が多くなるという問題があっ
た。
【0007】また、リアルタイムCT装置によるCT透
視下で適用されるニードルホルダーのデバイスは、検者
の被曝は防げるが、把持部とニードルが直接繋がってお
らず、また、把持部を握っての穿刺となるため、針先が
被検者の組織を貫いて行くときの微妙な感覚が検者の指
先に伝わらない。更に、誘導針や穿刺ガイドを使用しな
いために、穿刺針を刺入する際に針が湾曲し、正確な穿
刺が困難になる場合がある。この針が湾曲する問題は、
細い針を使用したときに特に顕著となる。しかも、CT
画像下にリアルタイムで目標を捕捉はしているが、想定
した穿刺ルートに沿って針管を真っすぐに目標部位まで
到達させることは難しく、時として針がCT断面から外
れて、針先が確認できなくなるという問題があった。
【0008】一方、CTのガントリー内部は、大体60
0mm径程度であるため、前述した従来のガイド器具を
用いた場合、CT画像下に穿刺を実施する際に、ガント
リーの下縁部から被検者の穿刺部の表皮までの距離が短
かく、穿刺針、あるいはガイド器具の長さとの関係で、
ガントリー内の空間に、穿刺針が入り難いとか、手技の
ための空間が狭くなって手技が難しいことがしばしばあ
る。このような場合は、針を穿刺するため被検者を―旦
ガントリーの外に出す必要がある。しかも、穿刺の手技
中に何度かCT画像により針先の確認が必要となるた
め、その都度、被検者をガントリー内に入れたり出した
りするため、被検者にかなりの負担をかけるという問題
があった。
【0009】さらに、この種の穿刺ガイド器具は、穿刺
針を被検者の目標部位を正確に穿刺して手技を行なった
後、針管を穿刺したまま、引き続き、別の手技を行う場
合、臨床上、時として穿刺ガイド器具が邪魔になるた
め、穿刺針のみを残しガイド器具は取り外したいという
要望があるが、従来のガイド器具によると、これらの要
望に対応できないという問題があった。このため、針管
を穿刺したまま、ガイド器具が取り外しでき、検者によ
る手技が容易に行える穿刺ガイド器具が強く要望されて
いる。
【0010】従って、本発明の目的は、構造が簡単で部
品点数が少なく、検者による被検者の体表への器具の取
り付けが容易で確実であり、しかも、針穿刺の手技を行
う空間が十分に確保できる穿刺針ガイド器具を提供する
ことにある。
【0011】また、本発明の目的は、ガイド器具による
被検者の目標部位への経皮的針穿刺が正確にでき、しか
も、手技中に被検者をガントリーから外す必要のない穿
刺針ガイド器具を提供することにある。
【0012】さらに、本発明の目的は、CT透視下の穿
刺においても検者への被曝の惧れがなく、目的部位への
穿刺後、穿刺針のみを残して器具を体表より取り外し可
能な穿刺針ガイド器具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するため、CT(コンピューター断層撮影法)等の
画像データを指標とした針穿刺を、被検者の目標部位に
経皮的に行う際の穿刺針のガイド器具において、誘導針
および穿刺針の挿通孔を有するガイド筒と、前記ガイド
筒とほぼ平行に直立していると共にガイド器具を体表に
固定するための脚部を有する支柱と、前記ガイド筒と前
記支柱を繋ぐビームとを備えていることを特徴とする穿
刺針ガイド器具を提供する。また、本発明は、前記ビー
ムにより繋がれている前記ガイド筒と前記支柱は、前記
ガイド筒と前記支柱が同じ高さに構成されているか、も
しくは、前記ガイド筒の高さが前記支柱の高さより低く
構成されていることを特徴とし、前記支柱は、直立して
いる前記ガイド筒とほぼ平行する位置に1本、または前
記ガイド筒と等距離の位置に2本設置されていることを
特徴とし、前記支柱は、軸方向の長さが変化する機能を
持ち備えていることを特徴とし、前記支柱の前記脚部
は、ガイド器具を体表に載置したときに固定できる吸盤
機能を持つ吸盤脚を備えていることを特徴とする穿刺針
ガイド器具を提供する。
【0014】また、本発明は、上記の目的を実現するた
め、前記ガイド筒と前記支柱を繋ぐ前記ビームは、前記
ガイド筒と前記ビームの連結部、もしくは前記支柱と前
記ビームの連結部のいずれか一方の連結部において、前
記ガイド筒、もしくは前記支柱が回動できる機能の連結
部を備えていることを特徴とし、前記ガイド筒と前記ビ
ームの連結部、もしくは前記支柱と前記ビームの連結部
は、回動自在な連結部の動きを一時的に押さえてガイド
筒の位置を固定できる締め付け機能を備えていることを
特徴とし、前記ガイド筒と前記支柱と前記両者を繋ぐ前
記ビームは、成形可能なプラスチック材料等によって一
体の成型品に形成されていることを特徴とし、前記ガイ
ド筒と前記支柱と前記両者を繋ぐ前記ビームは、放射線
を照射したときX線を透過して画像中に陰影が生じない
プラスチック材料等の成型品により構成されていること
を特徴とする穿刺針ガイド器具を提供する。
【0015】さらに、本発明は、上記の目的を実現する
ため、前記挿通孔を有する前記ガイド筒は、前記挿通孔
に挿通した前記誘導針および前記穿刺針からのガイド器
具の取り外しが可能なように、開閉が自在な保持部、も
しくは着脱が自在な保持部からなる保持機構を、前記挿
通孔の長手方向に備えていることを特徴とし、前記挿通
孔を有する前記ガイド筒は、放射線を照射したときに画
像中に前記挿通孔の位置を写し出せる金属製の薄板また
は細線を備えていることを特徴とする穿刺針ガイド器具
を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1グループの実施の形態)図
1ないし図6(c)は、本発明の第1グループの実施の
形態による穿刺針ガイド器具を示している。
【0017】図1は、本発明の実施の形態による穿刺針
ガイド器具の斜視図であり、支柱に突出量を変えられる
脚部と脚を有する場合を示している。穿刺針ガイド器具
10は、針の挿通孔12を設けたガイド筒11と、ガイ
ド筒11とほぼ平行に直立していると共に突出量を変え
ることができる脚部18を有する支柱17と、ガイド筒
11と支柱17を繋ぐビーム23(横梁)とを備えてい
る。脚部18には、ガイド器具10を体表に固定すると
きの滑りを防止する脚、例えば、ゴム脚19(以下ゴム
脚とするが、脚はゴムに限定されない)を有する。広い
用途に対応可能とする場合は、挿通孔12を大きめに形
成し、後述する誘導針5の固定手段として、ガイド筒1
1の側面に誘導針固定ネジ25を数カ所設けて、固定ネ
ジ25の締め付けにより誘導針5を押圧し固定するよう
に構成することができる。この実施の形態の場合、ガイ
ド筒11と支柱17と両者を繋ぐビーム23は、例え
ば、X線を透過して画像中にガイド器具10をできるだ
け写し出さないように、無色透明なアクリル樹脂のプラ
スチック材料を用いて一体の成型品に形成することがで
きる。
【0018】図2は、本発明の他の実施の形態による穿
刺針ガイド器具の斜視図であり、支柱に円錐状の滑り防
止脚を有する場合を示している。穿刺針ガイド器具10
は、針の挿通孔12を設けたガイド筒11と、ガイド筒
11とほぼ平行に直立していると共に、ガイド器具10
を体表に固定するときの載置面積を広く確保できる大き
な脚底の円錐状滑り防止脚20を有する支柱17と、ガ
イド筒11と支柱17を繋ぐビーム23とを備えてい
る。支柱17は支持角度が調整自在な支持点21によっ
てビーム23に固定されている。この実施の形態では、
ガイド筒11とビーム23とは、例えば、無色透明なア
クリル樹脂のプラスチック材料を用いて一体の成型品に
形成することができる。
【0019】図3は、本発明の他の実施の形態による穿
刺針ガイド器具の斜視図であり、2本の支柱を有する場
合を示している。穿刺針ガイド器具10は、針の挿通孔
12を設けたガイド筒11と、ガイド筒11とほぼ平行
に直立していると共に、ガイド筒11を体表に固定する
ための突出量を変えることができる脚部18を有する2
本の支柱17と、2本の支柱17とガイド筒11とを三
角形状に配置して―体に繋ぐ2本のビーム23とを備え
ている。脚部18には体表へのガイド器具10の固定機
能として吸着機能を備えたゴムまたはプラスチック製の
吸盤脚22を装着してある。この実施の形態では、ガイ
ド筒11と三角形状に配置された2本の支柱17とは、
2本のビーム23によって一体に繋がれており、これ
ら、ガイド筒11と2本の支柱17と2本のビーム23
は、例えば、無色透明なアクリル樹脂のプラスチック材
料を用いて一体の成型品として形成することができる。
【0020】図4は、本発明の他の実施の形態による穿
刺針ガイド器具の斜視図であり、ガイド筒に有する開閉
が自在な蝶番の保持部を開放状態で示している。穿刺針
ガイド器具10は、針の挿通孔12を設けたガイド筒1
1と、ガイド筒11とほぼ平行に直立していると共に体
表に固定するための突出量を変えることができる脚部1
8を有する支柱17と、ガイド筒11と支柱17とを繋
ぐビーム23とを備えている。この場合、支柱17とビ
ーム23とのビーム連結部24は、必要に応じて、脚部
18を軸として、支柱17(およびビーム23)が回動
できるように構成することができる。ガイド筒11は、
挿通孔12の長手方向において誘導針および穿刺針から
ガイド器具10が着脱できるように、挿通孔12と平行
に開けられる開閉自在な蝶番の保持部13を保持機構と
して有している。挿通孔12を閉じるときは、蝶番を閉
じてロック機構(図示省略)などにより蝶番の保持部1
3をガイド筒11に固着する。ガイド筒11から蝶番の
保持部13を開くと挿通孔12が開放されるので、挿通
孔12に挿通されている誘導針および穿刺針の着脱が容
易に行えることになる。この実施の形態では、ガイド筒
11と支柱17と両者を繋ぐビーム23は、例えば、無
色透明なアクリル樹脂のプラスチック材料を用いて一体
の成型品として形成することができる。蝶番の保持部1
3は別に成型して準備する。脚部18には、体表への固
定機能として滑りを防止するためのゴム材よりなるゴム
脚19を有している。ゴム脚19の脚底には、ガイド器
具10を体表に載せたとき、体表に浅く窪みをつくる程
度の突起を設けることができる。
【0021】図1ないし図4に示した実施の形態の穿刺
針ガイド器具において、ガイド筒の高さは、ガイド筒と
平行して直立している支柱(脚部を含む)の高さと同じ
高さに構成されている。ガイド筒と支柱が同じ高さにな
っていると、ガイド器具を用いたときに、挿通孔への誘
導針および穿刺針の挿入と着脱が容易である。また、検
者による被検者への体表からの手技が行ない易くなる。
【0022】図5は、本発明の穿刺針ガイド器具を被検
者に用いるときの状況を示している。CTの断層面(ス
ライス面、スキャナ面)の画像データを得るために、被
検者1は、CT装置のテーブル7に載せられる。被検者
1の胸部あるいは腹部の表皮2から、検者(図示省略)
によって目標部位3に向けて経皮的に針穿刺が行われ
る。穿刺針ガイド器具10は、この穿刺針を目標部位3
に正確に経皮的に行うために使用される。穿刺針ガイド
器具10(図1〜図4に示した第1グループの形態の穿
刺針ガイド器具)は、ガントリー8のX線放射部4に位
置する被検者1の胸部あるいは腹部の表皮2に載せられ
る。検者は、目標部位を確認し、穿刺針の刺入位置、深
度、方向(穿刺ルート)を決定し、穿刺針ガイド器具1
0を穿刺ラインに合わせて固定する。直ちに、画像下に
穿刺針の針先を確認しながら、表皮2より目標部位3に
正確に到達するように刺入し、しかも、CT画像横断面
に平行に保持しつつ穿刺する。針穿刺は、穿刺針ガイド
器具10を用いて、最初に誘導針5を表皮2の上に位置
させる場合と、表皮2に浅く穿刺する場合がある。つぎ
に誘導針5を通して穿刺針6を目標部位3に向けて刺入
する。検者は、刺入した穿刺針6を用いて、所定の手
技、例えば、薬剤注入、生検等を実施する。この場合、
特に検者には、画像上で決定した穿刺ルートを再現する
ことが要求されるが、本発明の実施の形態の穿刺針ガイ
ド器具を使用することにより、目標部位に正確に穿刺す
ることができる。
【0023】図6(a)、図6(b)、図6(c)は、
本発明の実施の形態の穿刺針ガイド器具を被検者に用い
るときの手順1〜手順5を示す説明図である。なお、C
T画像は、リアルタイムのCT透視下画像における針穿
刺手技を指標としている。
【0024】図6(a)は、ガイド筒11の挿通孔12
に誘導針5を装着し、誘導針5の刃先52を表皮2の刺
入点に設定した状況を示す。 手順1.リアルタイムのCT透視下において、検者が目
標部位3を確認し、刺入点および穿刺ルートを決定す
る。 手順2.予め誘導針5をガイド筒11にセットしてお
き、刺入点に誘導針5の刃先52を合わせる。CT断層
面に平行に、しかも穿刺ルートに適合するように、支柱
17の脚部18の突出量可変機能を用いて支柱17の高
さを調整する。(図2の場合は、支持点21を中心とし
た回動機能を利用して方向調整をする。図4の場合は、
被検者1の体表に脚部18の吸盤脚22の機能によりガ
イド器具10を固定する。)なお、支柱17は、必ずX
線放射部4から外れるように設置する。 手順3.穿刺ルートを確認して、誘導針5の刃先52を
浅く穿刺する(穿刺する場合)。
【0025】図6(b)は、誘導針5に穿刺針6を挿入
して目標部位3に向けたときの状況を示している。手順
4.穿刺針6の針基61を保持して、X線放射部4を避
けた位置より穿刺針6の弾性を利用して湾曲させた状態
で、穿刺針6を、誘導針5の針基51より挿入する。
【0026】図6(c)は、穿刺針6を目標部位3に向
けて刺入したときの状況を示している。 手順5.CT透視下画像を観察しながら、穿刺針6を目
標部位3まで刺入する。穿刺針6の針先62が目標部位
3にあることが確認できたら、所定の手技、例えば、薬
剤注入、生検等を実施する。もし、このときにガイド器
具10を体表1より取り去る必要がある場合は、ガイド
筒11(図4に示したガイド器具)に設けてある開閉が
自在な蝶番の保持部13を開いて、誘導針5と穿刺針6
を穿刺状態のまま残して、ガイド筒11の挿通孔12か
ら、誘導針5と穿刺針6を外し、ガイド器具10を体表
より取り去ることができる。
【0027】(第2グループの実施の形態)図7ないし
図12(c)は、本発明の第2グループの実施の形態に
よる穿刺針ガイド器具を示している。
【0028】図7は、本発明の実施の形態による穿刺針
ガイド器具の斜視図であり、支柱に突出量を変えられる
脚部と脚を有する場合を示している。穿刺針ガイド器具
10は、針の挿通孔12を設けた短いガイド筒11と、
ガイド筒11とほぼ平行に直立していると共に突出量を
変えることができる脚部18を有する支柱17と、ガイ
ド筒11と支柱17を―体に繋ぐビーム23とを備えて
いる。ガイド筒11は、ビーム23との結合部より下へ
伸びている。脚部18には、ガイド器具10を体表に固
定するときの滑りを防止するゴム脚19(以下、ゴム脚
とするが、脚はゴムに限定されない)を有する。広い用
途に対応可能とする場合は、挿通孔12を大きめに形成
し、後述する誘導針5の固定手段として、ガイド筒11
の側面に誘導針固定ネジ25を数カ所設けて、固定ネジ
25の締め付けにより誘導針5を押圧し固定するように
構成することができる。この実施の形態の場合、短いガ
イド筒11と支柱17と両者を繋ぐビーム23は、X線
を透過して画像中にガイド器具10をできるだけ写し出
さないように、例えば、無色透明なアクリル樹脂のプラ
スチック材料を用いて一体の成型品に形成することがで
きる。
【0029】図8は、本発明の他の実施の形態による穿
刺針ガイド器具の斜視図であり、支柱に円錐状の滑り防
止脚を有する場合を示している。穿刺針ガイド器具10
は、針の挿通孔12を設けた短いガイド筒11と、ガイ
ド筒11とほぼ平行に直立していると共に、ガイド器具
10を体表に固定するときの載置面積を広く確保できる
大きな脚底の円錐状滑り防止脚20を有する支柱17
と、ガイド筒11と支柱17を繋ぐビーム23とを備え
ている。支柱17は支持角度が調整自在な支持点21に
よってビーム23に固定されている。この実施の形態で
は、短いガイド筒11とビーム23は、例えば、無色透
明なアクリル樹脂のプラスチック材料を用いて一体の成
型品に形成することができる。
【0030】図9は、本発明の他の実施の形態による穿
刺針ガイド器具の斜視図であり、2本の支柱を有する場
合を示している。穿刺針ガイド器具10は、針の挿通孔
12を設けた短いガイド筒11と、ガイド筒11とほぼ
平行に直立していると共に、ガイド筒11を体表に固定
するための突出量を変えることができる脚部18を有す
る2本の支柱17と、2本の支柱17とガイド筒11と
を三角形状に配置して―体に繋ぐ2本のビーム23とを
備えている。脚部18には体表へのガイド器具10の固
定機能として吸着機能を備えたゴムまたはプラスチック
製の吸盤脚22を装着してある。この実施の形態では、
短いガイド筒11と三角形状に配置された2本の支柱1
7とは、2本のビーム23によって一体に繋がれてお
り、これら、ガイド筒11と2本の支柱17と2本のビ
ーム23は、例えば、無色透明なアクリル樹脂のプラス
チック材料を用いて一体の成型品として形成することが
できる。
【0031】図10は、本発明の他の実施の形態による
穿刺針ガイド器具の斜視図であり、ガイド筒に有する着
脱自在な保持部を開放状態で示している。穿刺針ガイド
器具10は、針の挿通孔12を設けた短いガイド筒11
と、ガイド筒11とほぼ平行に直立していると共に体表
に固定するための突出量を変えることができる脚部18
を有する支柱17と、ガイド筒11と支柱17を―体に
繋ぐビーム23とを備えている。この場合、支柱17と
ビーム23とのビーム連結部24は、必要に応じて、脚
部18を軸として、支柱17(およびビーム23)が回
動できるように構成することができる。ガイド筒11
は、挿通孔12の長手方向において誘導針および穿刺針
の着脱が可能なように、挿通孔12を平行に開けられる
着脱自在な保持部14を保持機構として有している。挿
通孔12を閉じるときは、止めネジ15により保持部1
4をガイド筒11に固着する。ガイド筒11から保持部
14を取り外すと挿通孔12が開くので、挿通孔12か
ら、誘導針および穿刺針を解除することができる。この
実施の形態では、ガイド筒11と支柱17と両者を繋ぐ
ビーム23は、例えば、無色透明なアクリル樹脂のプラ
スチック材料を用いて一体の成型品として形成すること
ができる。着脱自在な保持部14は別に成型して準備す
る。脚部18には、体表への固定機能として滑りを防止
するためのゴム材よりなるゴム脚19を有している。ゴ
ム脚19の脚底には、ガイド器具を体表に載せたとき、
体表に浅く窪みをつくる程度の突起を設けることができ
る。
【0032】図10に示した実施の形態のガイド筒11
には、画像中にガイド筒の位置を写し出せる金属製の薄
板16(または金属製の細線)が取り付けてある。例え
ば、厚さ0.1mm程度の金属製の薄板16をガイド筒
11に取り付けると、X線を当てたときに金属製の薄板
16の部分が黒い線として画像中に写し出されるため、
穿刺ラインのスライス面に、ガイド器具が正しく設置さ
れたか否かの確認ができる。この場合、厚い金属板、あ
るいは太い金属線は、余分なアーチファクトが画像中に
生じてCT断層面の画像データを得るための妨げになる
から、金属製の薄板16(または金属製の細線)は、
0.1mm程度の検者が認識できる黒い線が画像中に写
し出されるものが望まれる。金属製の薄板16は、出来
る限り挿通孔12に近い位置に設けると、挿通孔12と
穿刺ラインの位置合わせの精度を高く確保することが可
能となる。
【0033】図7ないし図10に示した実施の形態の穿
刺針ガイド器具において、ガイド筒の高さは、ガイド筒
と平行して直立している支柱(脚部を含む)の高さより
も、ガイド筒の方の高さが低くなるように構成されてい
る。ガイド筒の方の高さが低くなっていると、ガイド器
具を用いたときに、CTのガントリー下と被検者の体表
との空間の距離を大きく確保できるので、検者による視
野が広くなり、被検者への体表の観察と、手技が行い易
くなるという特徴がある。
【0034】図11は、本発明の穿刺針ガイド器具を被
検者に用いるときの状況を示している。CTの断層面
(スライス面、スキャナ面)の画像データを得るため
に、被検者1は、CT装置のテーブル7に載せられる。
被検者1の胸部あるいは腹部の表皮2から、検者(図示
省略)によって目標部位3に向けて経皮的に針穿刺が行
われる。穿刺針ガイド器具10は、この穿刺針を目標部
位3に正確に経皮的に行うために使用される。穿刺針ガ
イド器具10(図7〜図10に示した第2グループの形
態の穿刺針ガイド器具)は、ガントリー8のX線放射部
4に位置する被検者1の胸部あるいは腹部の表皮2に載
せられる。検者は、目標部位を確認し、穿刺針の刺入位
置、深度、方向(穿刺ルート)を決定し、穿刺針ガイド
器具10を穿刺ラインに合わせて固定する。直ちに、画
像下に穿刺針の針先を確認しながら、表皮2より目標部
位3に正確に到達するように刺入し、しかも、CT画像
横断面に平行に保持しつつ穿刺する。針穿刺は、穿刺針
ガイド器具10を用いて、最初に誘導針5を表皮2の刺
入れ位置に設定する場合と、表皮2に浅く穿刺する場合
がある。つぎに誘導針5を通して穿刺針6を目標部位3
に向けて刺入する。検者は、刺入した穿刺針6を用い
て、所定の手技、例えば、薬剤注入、生検等を実施す
る。この場合、特に検者には、画像上で決定した穿刺ル
ートを再現することが要求されるが、本発明の実施の形
態の穿刺針ガイド器具を使用することにより、目標部位
に正確に穿刺することができる。
【0035】図12(a)、図12(b)、図12
(c)は、本発明の実施の形態の穿刺針ガイド器具を被
検者に用いるときの手順1〜手順5を示す説明図であ
る。なお、CT画像は、リアルタイムのCT透視下画像
における針穿刺手技を指標としている。
【0036】図12(a)は、ガイド筒11の挿通孔1
2に誘導針5を装着し、誘導針5の刃先52を刺入点に
設定した。 手順1.リアルタイムのCT透視下において、検者が目
標部位3を確認し、刺入点および穿刺ルートを決定す
る。 手順2.予め誘導針5をガイド筒11にセットしてお
き、刺入点に誘導針5の刃先52を合わせる。CT断層
面に平行に、しかも穿刺ルートに適合するように、支柱
17の脚部18の突出量を適切にして支柱17の高さを
調整する。(図8の場合は、支持点21を中心とした回
動機能を利用して方向調整をする。図9の場合は、被検
者1の体表に脚部18の吸盤脚22の機能によりガイド
器具10を固定する。)なお、支柱17は、必ずX線放
射部4から外れるように設置する。 手順3.穿刺ルートを確認して誘導針誘導針5の刃先5
2を浅く穿刺する(穿刺する場合)。
【0037】図12(b)は、誘導針5に穿刺針6を挿
入して目標部位3に向けたときの状況を示している。 手順4.穿刺針6の針基61を保持して、X線放射部4
を避けた位置より穿刺針6の弾性を利用し湾曲させた状
態で、穿刺針6を、誘導針5の針基51より挿入する。
【0038】図12(c)は、穿刺針6を目標部位3に
向けて刺入したときの状況を示している。 手順5.CT透視下画像を観察しながら、穿刺針6を目
標部位3まで刺入する。穿刺針6の針先62が目標部位
3にあることが確認できたら、所定の手技、例えば、薬
剤注入、生検等を実施する。もし、このときにガイド器
具10を体表より取り去る必要がある場合は、ガイド筒
11(図10に示したガイド器具)に設けてある着脱が
自在な保持部14の止めネジ15を廻して保持部14を
外し(挿通孔12を開き)、誘導針5と穿刺針6を穿刺
状態のまま残して、ガイド筒11の挿通孔12から、誘
導針5と穿刺針6を外し、ガイド器具10を体表より取
り去ることができる。
【0039】本発明の実施の形態において、穿刺針ガイ
ド器具を使用する際は、最初、つぎのいずれかの操作、
または組み合わせの操作による調整が行われる。 1.CT透視画像により決めてある穿刺位置および穿刺
ルートに合わせて、ガイド筒に予めセットされた誘導針
の刃先を穿刺位置に整合させる。 2.CTの断層面(スライス面、スキャン面)に合わせ
るため、支柱から突出する脚部の突出量の調整、または
可動部の回動などの調整により整合させる。 3.予め想定した穿刺ルートに沿って目的位置に到達可
能な角度に合わせるため、断層面の範囲で、ガイド器具
全体を左右に傾けて整合させる。 以上の1〜3の位置合せにより非常に容易に正確な穿刺
ルートの設定ができる。
【0040】本発明の実施の形態において、ガイド筒の
挿通孔は、誘導針を挿入し、誘導針の中に穿刺針を挿入
したときに、誘導針と穿刺針を確実に保持することがで
きる内径を持ち、しかも、誘導針を挿入可能な孔径が選
択される。さらに広い用途に対応可能とするために、挿
通孔を大きめに設け、誘導針の固定手段として、ガイド
筒の側面にネジを数カ所設けて、そのネジの締め付けに
より誘導針を押圧して固定するように構成することもで
きる。
【0041】本発明の実施の形態のガイド器具による
と、穿刺針の挿入は、誘導針を利用しているので穿刺針
の穿刺方向が規制され、穿刺針も誘導針により保護され
ているから、目標部位への正確な穿刺を可能とし、細い
針管であっても穿刺中の曲がりを少なくすることが可能
となる。また、針管を湾曲して挿入しても、検者が穿刺
針の針基を直接保持しての手技となるため、針先の感触
が検者の指先によって直接感じ取ることができるという
特異な利点がある。なお、穿刺針は、誘導針への挿入前
は湾曲させても、誘導針への挿入後は、真直ぐな誘導針
により直進するため、穿刺針の針管の曲がりによる問題
は生じないから、穿刺精度を高く確保できる。
【0042】本発明の実施の形態において、誘導針を利
用した穿刺針を湾曲させての手技は、ガントリーのX線
放射部から外れた操作となるため、ガントリー下端部か
ら体表部までの間隔が短い場合であっても、被検者を撮
影の都度、ガントリーから出し入れする必要がなく、リ
アルタイムのCT透視下の手技であっても、検者の手を
被曝から回避することが可能となる。
【0043】本発明の実施の形態の穿刺針ガイド器具を
用いると、CT画像を指標として、目標部位に方向性を
定めてガイド筒の挿通孔に、穿刺針の挿入ルートとなる
誘導針を挿入し、体表に浅く穿刺したのちに穿刺針を挿
入するので、穿刺針の挿入が容易である。すなわち、ガ
ントリー内の誘導針の針基から穿刺針を挿入する場合、
ガントリーのX線放射部から外れた位置より、検者が放
射線に曝されることなくガントリー内の誘導針の針基の
挿入口へ、針管の弾性を利用して湾曲させた状態で穿刺
針を挿入し、そのまま針を進めて目標部位まで穿刺する
という穿刺方法が可能となる。
【0044】図13は脚部18にねじを付して突出量を
可変にした構成を示している。他の構成は図10と共通
する。
【0045】本発明の実施の形態において、ガイド筒に
平行して直立している支柱は、軸方向の長さを変えるた
めに、支柱自身または脚部自身に、例えば、同心状のス
ライド筒による構成、あるいはヘリカルネジによる構成
をもたせることが考えられる。また、上下にスライドで
きる脚部をネジの締め付けにより止められる構成を支柱
に取り付けることが考えられる。他の形態としては、例
えば、ハンドルにより上下にスライドできる脚部を支柱
に取り付けて上下に長さが変化する構成を採ることもで
きる。これらによって、支柱の長さを変えて、穿刺方向
(角度)の調整手段としてガイド筒に傾きを与えること
ができる。
【0046】本発明の実施の形態において、ガイド筒の
角度を調整し設定する他の手段としては、支柱の支持点
の支持角度をネジ機構により調整自在にビームに取り付
ける構成の外に、例えば、支柱の上端部分をボール状に
形成してビームに回動自在に取り付け、ネジで締め付け
る構成も考えられる。また、ガイド筒をある角度の範囲
に可動できるように構成して、ガイド筒自体により角度
を調整できる構成も考えられる。この場合、ガイド筒の
長手方向の長さは、支柱を体表に載置したときの可動を
考慮して体表に触れない長さとなるように設定する。
【0047】本発明の実施の形態において、目的部位へ
の穿刺方向(穿刺角度調整)を調整する手段として、ガ
イド器具の支柱自身または脚部自身に設けてある突出量
可変機能により支柱または脚部を軸方向に可動させて支
柱の長さを変えることにより、目的部位への穿刺方向を
変更することができることを示した。この他に、目的部
位への穿刺方向を変更する構成が考えられる。例えば、
支柱とビーム連結部を支点として回動させ角度を自在に
変更する構成、ガイド筒とビーム連結部を支点として回
動させて角度を自在に変更する構成などにより対応する
ことが考えられる。ビーム連結部は、ビーム両端の双方
に存在するから、ビーム端の軸を支点として、支柱、ま
たはガイド筒が、ある角度の範囲で回動できるように構
成すれば、目的部位への穿刺方向を変更することが可能
である。例えば、本発明の実施の形態においては、ガイ
ド筒と支柱とその両者を―体に繋ぐビームとの連結部
は、少なくともガイド筒、もしくは支柱のいずれか一方
において、または双方において回動できるように構成す
ることが考えられる。穿刺方向を決定した後は、ガイド
筒とビームの回動自在な連結部の動きは締め付けなどに
より、動かないように固定される。これによって、検者
がガイド器具を被検者の体表に載せたとき、ガイド筒を
中心軸とし、ビームの長さを半径とする範囲で、支柱を
体表の任意の位置に移動させることが可能となる。同様
に、支柱を支点軸とし、ビームの長さを半径とする範囲
で、ガイド筒を体表の任意の位置に移動させることが可
能となる。このように、ガイド筒と支柱とその両者を―
体に繋ぐビームとの連結部を回動自在に構成すると、被
検者の体表においてガイド器具を用いた穿刺を行う際
に、ガイド器具を任意の位置に移動することが可能とな
り、検者にとって、手技の操作性を高め、正確な目標部
位への針穿刺が実現されることになる。
【0048】本発明の実施の形態の穿刺針ガイド器具に
よると、ガイド筒を平行に直立させて保持するための支
柱の脚底には、被検者の体表上に、ガイド器具を固定さ
せる機能を有するので、ガイド器具を体表上に確実に保
持することが可能となる。しかも、支柱の脚部は、上下
方向に長さを変えることができるように構成されている
ので、CT横断画像面に―致させて自在に穿刺方向が設
定可能となるため、穿刺方向の決定、その決定後の器具
の保持が容易であり確実となる。穿刺針ガイド器具は、
体表上への固定が容易であるため、手技中の被検者の体
動による影響が少なくなる。
【0049】本発明の実施の形態において、ガイド筒に
平行して直立している支柱の脚部は、ゴム製またはプラ
スチック製の吸盤機能を持つ吸盤脚を設けることによ
り、穿刺針ガイド器具を被検者の体表上に載置したとき
の固定が簡単に行なうことが可能となる。
【0050】本発明の実施の形態において、平行して直
立しているガイド筒と支柱と繋ぐビーム(横梁)として
は、断面が円形、楕円、角形など、形状が板状、アーチ
状、トラス状などが考えられる。これにより所望の強度
を確保でき、しかもプラスチック材料による―体の成型
品の成形が容易な形状にすることが可能となる。
【0051】本発明の実施の形態において、目的部位
(穿刺位置)にガイド筒を合わせる調整手段として、ガ
イド筒と支柱とその両者を―体に繋ぐビームとの回動自
在な連結部の他の構成としては、例えば、ビームの両端
に筒状リングを形成し、この筒状リングにガイド筒と支
柱を嵌合させることにより、それぞれ、ガイド筒とビー
ムの筒状リングとの同心円状の回動自在な連結部、なら
びに支柱とビームの筒状リングとの同心円状の回動自在
な連結部を形成することが考えられる。この同心円状の
回動自在な連結部は、少なくともガイド筒、もしくは支
柱のいずれか一方に設置するか、またはガイド筒と支柱
の双方に設置することが可能である。
【0052】また、2本の支柱を有する場合の回動自在
な連結部の構成としては、ガイド筒と2本の支柱を、ス
ター型(Y字状)のビームで―体に繋ぐことで実現でき
る。例えば、スター型(Y字状)のビームの3つの端部
に、それぞれ筒状リングを形成し、この3つの筒状リン
グに、2本の支柱と、支柱より高さが低いガイド筒を、
それぞれ嵌合させることが考えられる。これにより、そ
れぞれ、ガイド筒とビームの筒状リングとの同心円状の
回動自在な連結部、ならびに2本の支柱とビームの筒状
リングとの同心円状の回動自在な連結部を形成が可能と
なる。
【0053】このような同心円状の回動自在な連結部が
存在すると、検者が、ガイド器具を被検者の体表に載せ
たときに、ガイド筒を中心軸とし、ビームの長さを半径
とする範囲で、支柱を体表の任意の位置に移動させてガ
イド器具を安定させることが可能となる。同様に、支柱
を支点軸とし、ビームの長さを半径とする範囲で、ガイ
ド筒を目標部位の位置に向けて移動させることが可能と
なる。回動自在な連結部の構成は、この他にもいろいろ
な形式の機構を採用することができる。また、目標部位
へのガイド筒の位置が決まったときに備えて、例えば、
筒状リングの内径を縮めるバンドを予め設けて置くこと
が考えれる。これは、筒状リングの上方または下方に、
軸方向のスリットを設け、スリットの周囲をバンドで締
め付ける形式である。これにより、回動自在な連結部の
動きを一時的に押さえてガイド筒の位置を固定すること
が可能となる。
【0054】本発明の実施の形態において、穿刺針ガイ
ド器具を構成するガイド筒と、支柱と、ガイド筒と支柱
を連結するビーム(横梁)は、CT断層面(スライス
面、スキャナ面)の画像が、それらガイド器具によって
遮られるのを防止するために、X線を透過する材料によ
り構成する必要がある。例えば、ガイド筒と支柱とその
両者を繋ぐビームは、放射線を照射したときX線を透過
し画像中に陰影が生じない透明なアクリル樹脂のような
プラスチック材料等の成型品により構成することができ
る。透明なプラスチック材料のガイド器具を用いると、
画像中に余分な陰影が生じないので、検者による手技中
の観察が容易となる。
【0055】本発明の実施の形態において、ガイド筒と
支柱とその両者を繋ぐビームは、可能な範囲で一体の成
型品としての成形が望まれる。例えば、無色透明なアク
リル樹脂のような成形可能なプラスチック材料等によっ
て一体の成型品として成形することができる。成形可能
なプラスチック材料等を用いると、ガイド筒と支柱と両
者を繋ぐビームとの一体成型品の成形が容易である。ま
た、無色透明なプラスチック材料の一体成型品のガイド
器具を用いると、視界を広く感じさせる機能があり、検
者の視野が広く確保されて、手技中に被検者の体表を観
察するときの視野の確保が容易になる。
【0056】本発明の実施の形態において、ガイド器具
を用いて、誘導針と穿刺針を目標部位に穿刺した後、針
管を穿刺したまま引き続き別の手技を行う場合は、針管
は残して、ガイド器具を取り外す必要がある。本発明の
ガイド器具は、この要望に応えることができる。実施の
形態においては、穿刺針ガイド器具のガイド筒に、穿刺
針を穿刺状態のまま体表から取り外し可能なように、挿
通孔を開閉できる機能を持たせることにより長手方向の
平行な分割を可能にしている。実施の形態のガイド筒
は、挿通孔に平行して開閉が自在な保持部、または着脱
が自在な保持部からなる保持機構を設けてあるから、ガ
イド器具を取り外したいときは、ガイド筒の保持部を開
いて挿通孔の中の誘導針と穿刺針を穿刺状態のまま残
し、ガイド器具のみを体表より取り去ることが実現され
る。
【0057】
【発明の効果】本発明の穿刺針ガイド器具によると、ガ
イド筒の高さを低く構成できるため、CTのガントリー
下の針穿刺の手技を行う空間を広く確保することがで
き、ガイド器具による針穿刺の手技が容易になって被検
者の目標部位への正確な穿刺が可能となり、手技の時間
を短縮できるという効果がある。
【0058】また、本発明の穿刺針ガイド器具による
と、最初に誘導針をガイド筒に挿通して置き、その後は
放射線が出るCTのガントリー下より離れた位置から誘
導針を利用して穿刺針を挿入できるから、CT透視下の
穿刺中においても検者への被曝の惧れがなくなるという
利点がある。しかも、穿刺針を挿通させるガイド筒は挿
通孔が開閉が自在、または着脱が自在な保持部からなる
保持機構を有しているから、目的部位への穿刺後、穿刺
針を残してガイド器具を体表より取り外しができるとい
う効果がある。
【0059】さらに、本発明の穿刺針ガイド器具は、ガ
イド筒に設けた金属製薄板がCT透視下のX線照射時に
黒い線の影像になって現われるため、穿刺ラインへのガ
イド筒の位置合わせが正確に行なうことができるから、
検者による被検者の体表への器具の設置が容易で確実で
あり、被検者の体動にも対応可能であるという効果があ
る。しかも、穿刺針ガイド器具は、ガイド筒と支柱と両
者を平行に直立させて繋ぐビームを基本構成としている
から、一体の成形品による形成が容易であり、構造が簡
単で部品点数が少ないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による穿刺針ガイド器具の
斜視図であり、支柱に突出量を変えられる脚部とゴム脚
を有する場合を示している。
【図2】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド器
具の斜視図であり、支柱に円錐状の滑り防止脚を有する
場合を示している。
【図3】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド器
具の斜視図であり、2本の支柱を有する場合を示してい
る。
【図4】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド器
具の斜視図であり、ガイド筒に有する蝶番保持部を開い
た状態で示している。
【図5】本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いると
きの状況を示す説明図である。
【図6】(a)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用
いるときの手順を示す説明図であり、ガイド部の挿通孔
に誘導針を装着し表皮に浅く穿刺した状況を示してい
る。 (b)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いるとき
の手順を示す説明図であり、誘導針に穿刺針を挿入して
目標部位に向けたときの状況を示している。 (c)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いるとき
の手順を示す説明図であり、穿刺針を目標部位に向けて
刺入したときの状況を示している。
【図7】本発明の実施の形態による穿刺針ガイド器具の
斜視図であり、支柱に突出量を変えられる脚部とゴム脚
を有する場合を示している。
【図8】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド器
具の斜視図であり、支柱に円錐状の滑り防止脚を有する
場合を示している。
【図9】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド器
具の斜視図であり、2本の支柱を有する場合を示してい
る。
【図10】本発明の他の実施の形態による穿刺針ガイド
器具の斜視図であり、ガイド筒に有する着脱自在な保持
部を開放状態で示している。
【図11】本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いる
ときの状況を示す説明図である。
【図12】(a)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に
用いるときの手順を示す説明図であり、ガイド部の挿通
孔に誘導針を装着し表皮に浅く穿刺した状況を示してい
る。 (b)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いるとき
の手順を示す説明図であり、誘導針に穿刺針を挿入して
目標部位に向けたときの状況を示している。 (c)本発明の穿刺針ガイド器具を被検者に用いるとき
の手順を示す説明図であり、穿刺針を目標部位に向けて
刺入したときの状況を示している。
【図13】図10の実施の形態において、脚部にねじを
付した構成を示している。
【符号の説明】
1 被検者(患者) 2 表皮(体表) 3 目標部位 4 X線放射部 5 誘導針 51 針基(誘導針) 52 刃先(誘導針) 6 穿刺針 61 針基(穿刺針) 62 針先(穿刺針) 7 テーブル 8 ガントリー 10 穿刺ガイド器具 11 ガイド筒 12 挿通孔 13 保持部(開閉自在保持機構) 14 保持部(着脱自在保持機構) l5 止めネジ 16 金属製薄板 17 支柱 18 脚部(突出量可変機能) 19 ゴム脚 20 滑り防止脚(円錐状) 21 支持点(調整自在) 22 吸盤脚(ゴム・プラスチック) 23 ビーム(横梁) 24 ビーム連結部 25 誘導針固定ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板井 悠二 東京都文京区本郷5−16−6 (72)発明者 丸山 勝 長野県埴科郡戸倉町大字磯部1490番地 株 式会社八光電機製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CT(コンピューター断層撮影法)等の画
    像データを指標とした針穿刺を、被検者の目標部位に経
    皮的に行う際の穿刺針のガイド器具において、 誘導針および穿刺針の挿通孔を有するガイド筒と、前記
    ガイド筒とほぼ平行に直立していると共にガイド器具を
    体表に固定するための脚部を有する支柱と、前記ガイド
    筒と前記支柱を繋ぐビームとを備えていることを特徴と
    する穿刺針ガイド器具。
  2. 【請求項2】前記ビームにより繋がれている前記ガイド
    筒と前記支柱は、前記ガイド筒と前記支柱が同じ高さに
    構成されているか、もしくは、前記ガイド筒の高さが前
    記支柱の高さより低く構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の穿刺針ガイド器具。
  3. 【請求項3】前記支柱は、直立している前記ガイド筒と
    ほぼ平行する位置に1本、または前記ガイド筒と等距離
    の位置に2本設置されていることを特徴とする請求項1
    記載の穿刺針ガイド器具。
  4. 【請求項4】前記支柱は、軸方向の長さが変化する機能
    を持ち備えていることを特徴とする請求項1記載の穿刺
    針ガイド器具。
  5. 【請求項5】前記支柱の前記脚部は、ガイド器具を体表
    に載置したときに固定できる吸盤機能を持つ吸盤脚を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の穿刺針ガイド
    器具。
  6. 【請求項6】前記ガイド筒と前記支柱を繋ぐ前記ビーム
    は、前記ガイド筒と前記ビームの連結部、もしくは前記
    支柱と前記ビームの連結部のいずれか一方の連結部にお
    いて、前記ガイド筒、もしくは前記支柱が回動できる機
    能の連結部を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の穿刺針ガイド器具。
  7. 【請求項7】前記ガイド筒と前記ビームの連結部、もし
    くは前記支柱と前記ビームの連結部は、回動自在な連結
    部の動きを一時的に押さえてガイド筒の位置を固定でき
    る締め付け機能を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の穿刺針ガイド器具。
  8. 【請求項8】前記ガイド筒と前記支柱と前記両者を繋ぐ
    前記ビームは、成形可能なプラスチック材料等によって
    一体の成型品により形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の穿刺針ガイド器具。
  9. 【請求項9】前記ガイド筒と前記支柱と前記両者を繋ぐ
    前記ビームは、放射線を照射したときX線を透過して画
    像中に陰影が生じないプラスチック材料等の成型品によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1記載の穿刺
    針ガイド器具。
  10. 【請求項10】前記挿通孔を有する前記ガイド筒は、前
    記挿通孔に挿通した前記誘導針および前記穿刺針からの
    ガイド器具の取り外しが可能なように、開閉が自在な保
    持部、もしくは着脱が自在な保持部からなる保持機構
    を、前記挿通孔の長手方向に備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の穿刺針ガイド器具。
  11. 【請求項11】前記挿通孔を有する前記ガイド筒は、放
    射線を照射したときに画像中に前記挿通孔の位置を写し
    出せる金属製の薄板または細線を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の穿刺針ガイド器具。
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