JP2000115972A - 地中埋設ボックスに対するケーブル用導管の防水装置 - Google Patents

地中埋設ボックスに対するケーブル用導管の防水装置

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JP2000115972A
JP2000115972A JP10275460A JP27546098A JP2000115972A JP 2000115972 A JP2000115972 A JP 2000115972A JP 10275460 A JP10275460 A JP 10275460A JP 27546098 A JP27546098 A JP 27546098A JP 2000115972 A JP2000115972 A JP 2000115972A
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Japan
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pipe
mounting
band
inner pipe
underground
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JP10275460A
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English (en)
Inventor
Katsuji Kitagawa
勝治 北川
Kazuhiro Iwasaki
和弘 岩崎
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DOI SEISAKUSHO KK
Doi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
DOI SEISAKUSHO KK
Doi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報ボックスと称される地中埋設ボックス内
へのケーブル類の引込部位を確実に固定し、遮断性、耐
震性、対熱伸縮性等を備え、取付け、取外しを容易に
し、しかも増管にも簡単に対応できるようにする。 【解決手段】 地中埋設ボックスBの接続口Hに、管路
材5を接続するダクトスリーブ1を固定する。接続口H
部位のダクトスリーブ1には、ケーブル類Fを収容通線
するインナーパイプPあるいはこのインナーパイプPを
スライド自在に挿通させたさや管Sを配管させ、接続口
HにはインナーパイプP等を貫挿する管口隔壁板10を
固定する。インナーパイプP等を囲繞して管口隔壁板1
0に固定する筒状の支持ベース21と、挿通したインナ
ーパイプP等を取付ベースバンド32,42への締付テ
ーパーバンド33,43のねじ込みで縮小する締付リン
グ35,45によって各別に締め付け固定して支持ベー
ス21に連繋支持する管材取付バンド手段31、管材狭
持手段41とから成る配管支持機構20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば自動運転道路
システム、自動料金収受システム、道路交通情報通信シ
ステム等の道路における自動車の運行をシステム的に管
理するに際し、その運行・道路状況等を遠隔地の交通セ
ンター等で把握する場合の通信用の光ファイバー等の各
種ケーブル類を、分岐、集約、中継等のために地中に設
置される情報ボックスと称される地中埋設ボックス内に
引き込み通線するとき、各種ケーブル類を保護挿通させ
るいわゆるさや管と称される伸縮されるポリエチレン樹
脂製インナーパイプの引込部位での防水、防鼠、防砂そ
の他のために設けられる地中埋設ボックスに対するケー
ブル用導管の防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、高速道路、一般道路を問わず道路
における混雑状況等を把握し、またその交通量の規制、
制御その他を行なうことで自動車の運行等を円滑にする
ようにしている。更には自動運転システム、自動料金収
受システム、道路交通情報通信システム等として構築す
ることで道路における自動車等の運行をシステム的に管
理する一層高度な管理体制となる各種の施策が立案さ
れ、またそれらが実現されつつある。
【0003】そのための道路管理情報等を地方建設局相
互間、地方建設局・事務所相互間、事務所相互間、事務
所・出張所相互間等で連絡・交換するための幹線ネット
ワークを構成する連結交換用ケーブルがあり、また例え
ば道路情報板、CCTV、ビーコン、各種センサー等の
端末の情報機器と出張所・事務所とを結ぶ収集・提供用
のローカルケーブル、更にはローカル分岐から端末の情
報機器等への引出し用のケーブル等が道路に沿って配設
されているのである。また自動運転道路システムでは前
・側方自動車との間隔センサー、路面における案内セン
サー等による状況チェックを行ないながらの自動運行制
御のため、自動料金収受システムでは通行する自動車と
チェックポイントとの無線による料金の自動決済のた
め、道路交通情報通信システムでは路面における渋滞情
報等を提供すべく設置されるビーコンからの通信のため
等に対応すべく通信用のケーブル等が同様に道路に沿っ
て配設されているのである。
【0004】このようにして道路における自動車の運行
・制御等を遠隔的に管理するためにも、ITV等の情報
機器を活用した道路管理の高度化、VICS等利用者に
対する情報提供の充実、ITS(高度道路交通システ
ム)の一層の推進のために一般国道、主要な都道府県道
等には原則として管理用光ファイバーを敷設することと
し、そのための収容空間としていわゆる情報ボックスと
称される地中埋設ボックスを整備するものとしているの
である。なおこの情報ボックス自体は、地中に設置され
る箱状のハンドホール本体の上部開口に鋼製蓋を施蓋す
ると共に側壁に開口したケーブル引込用の接続口に耐震
用ダクトスリーブを介して鉄筋コンクリート管、外周に
リブが形成されているリブパイプ(管路材)等を接続
し、この鉄筋コンクリート管、リブパイプ内に、内部に
光ファイバーの如き通信用ケーブル類を収容するインナ
ーパイプを配管するようにしたものである。
【0005】ただこうした情報ボックス自体は従来にな
い新しいシステムに基づくものであるために、これの設
置、使用等に際し種々な問題点が指摘され、特に地中に
埋設される関係上、上述した管路構成部材の接続部位に
おける土中の湿気分の浸入、鼠等の侵入、土砂分の侵入
等を確実に防止すべきこととされているのである。
【0006】こうした点を解消すべく、本発明者等は従
来、登録実用新案第3049157号として防水装置を
提案しているものである。この防水装置は、地中に埋設
する地中埋設ボックスの側壁に開穿した接続口に、管路
材を連結接続するダクトスリーブを固定し、接続口部位
のダクトスリーブ内には、ケーブル類を収容通線するイ
ンナーパイプを貫挿させた内外の管口隔壁板相互を締結
手段によって締結することで、相互間に配した防水パッ
キングを膨脹してダクトスリーブ内周面に圧接して固定
し、管口隔壁板の挿通孔に挿通したインナーパイプを継
手構造のインナーパイプ固定手段によって管口隔壁板に
密閉状に固定し、またインナーパイプ開口端では、イン
ナーパイプ内周面、ケーブル類外周面相互間をほぼ密閉
するケーブル密閉固定手段によってケーブル類を密閉固
定するとしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来提案の防水装置では、数百メートルの間隔で設置され
る地中埋設ボックス相互間に連結されるポリエチレン樹
脂製インナーパイプが夏季と冬季との間で伸縮する事態
に対処が困難であったこと、管口隔壁盤自体には予め複
数の挿通孔が開穿されているために現場におけるインナ
ーパイプの挿通数の変更等に迅速に対応できなかったこ
と、また予め多数の挿通孔を開穿用意しておくために不
要なものを閉塞する特別な閉塞部材が必要であったこ
と、更に挿通数・挿通孔径等に対応した構成部品として
組合せられるために現場での変更が困難であったこと等
の問題点があったものである。
【0008】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、挿通させるインナーパイ
プの挿通数の増減、その径・位置等の変更があっても現
場においてこれらに迅速に対応可能であり、また各構成
部品の現場における種々な組合せによって現場状況の変
更にも簡単に対応でき、更には夏季、冬季の間の温度の
相違によるインナーパイプの伸縮性に対応した密閉性を
十分に確保して防水、防鼠、防砂その他に優れたものと
する地中埋設ボックスに対するケーブル用導管の防水装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、地中に埋設される地中埋設ボ
ックスBの側壁に開穿されている接続口Hに光ファイバ
ーの如き各種ケーブル類Fを引込み通線する部位におけ
る地中埋設ボックスB内外を遮断するものにおいて、ケ
ーブル類Fを収容通線するインナーパイプPあるいはこ
のインナーパイプPにスライド自在に挿通されるさや管
Sを貫挿させた状態で接続口Hに固定される管口隔壁板
10と、この管口隔壁板10面に固定される筒状の支持
ベース21にインナーパイプPあるいはさや管Sを各別
に締め付け固定して連繋する管材取付バンド手段31ま
たは管材狭持手段41の少なくともいずれかを備えてい
る配管支持機構20とから成るものである。管口隔壁板
10はインナーパイプP、さや管Sの外径に対応する挿
通孔11が開穿される密閉性の素材によって形成されて
いるものとしてあり、例えば可撓性ある柔軟な素材、あ
るいはやや硬度が大きい素材によって形成されるもの
で、好ましくはスポンジゴム製のものとすることができ
る。配管支持機構20は、インナーパイプP、さや管S
を囲繞した状態で管口隔壁板10を介在させて接続口H
周縁部に固着される筒状の支持ベース21と、この支持
ベース21に係合保持されていて、インナーパイプP、
さや管Sが挿通された状態で締付固定する管材取付バン
ド手段31、支持ベース21に対称的に配置されてイン
ナーパイプP、さや管Sを両側から狭持する管材狭持手
段41のいずれかとを備えて成るものである。管材取付
バンド手段31は、インナーパイプP、さや管Sを挿通
させる筒状の取付ベースバンド32と、この取付ベース
バンド32に進退自在にねじ込まれる筒状で、取付ベー
スバンド32側へのねじ込み側に反対する方向では開口
縁に至るに伴ない次第に小さくなるテーパー状の内径で
ある締付内側面34を有する締付テーパーバンド33
と、これらの取付ベースバンド32、締付テーパーバン
ド34相互間に介装されていて、両者32,33相互の
ねじ込みに伴なう締付内側面34によって内径が縮小さ
れる締付リング35と、取付ベースバンド32あるいは
締付テーパーバンド33を支持ベース21に取り付ける
取付ボルト36とを備えて成るものである。支持ベース
21には取付ボルト36を挿通させるスリット状の取付
部24を形成すると共に、取付ボルト36がナット止め
されて、支持ベース21の周壁に当接して跨がるセット
片37を付設して構成することができる。管材狭持手段
41は、インナーパイプP、さや管Sを挿通させる筒状
の取付ベースバンド42と、この取付ベースバンド42
に進退自在にねじ込まれる筒状で、取付ベースバンド4
2側へのねじ込み側に反対する方向では開口縁に至るに
伴ない次第に小さくなるテーパー状の内径である締付内
側面44を有する締付テーパーバンド43と、これらの
取付ベースバンド42、締付テーパーバンド44相互間
に介装されていて、両者42,43相互のねじ込みに伴
なう締付内側面44によって内径が縮小される締付リン
グ45と、取付ベースバンド42あるいは締付テーパー
バンド43を支持ベース21の取付部24に取り付ける
一対の取付ボルト46とを備えて成るものである。支持
ベース21には取付ボルト46を挿通させるスリット状
の取付部24を形成すると共に、取付ボルト46がナッ
ト止めされて、支持ベース21の周壁に固定される取付
セット片47を付設して構成することができる。更にダ
クトスリーブ1内には、インナーパイプP、さや管Sを
配管収納する管路材5を防水パッキング6を介装した状
態でスライド自在に連結することができる。
【0010】以上のように構成された本発明に係る地中
埋設ボックスに対するケーブル用導管の防水装置にあっ
て、ダクトスリーブ1を接続した接続口H部位に固定配
置した管口隔壁板10は、貫挿させたインナーパイプ
P、さや管S夫々を位置決めした状態で貫挿部位を密閉
し管口隔壁板10内外を遮断させる。この固定された管
口隔壁板10に固定の支持ベース21、この支持ベース
21に連繋する管材取付バンド手段31、管材狭持手段
41夫々は、インナーパイプP等をしっかりと支持ベー
ス21を介して接続口Hに関連して固定支持させる。こ
のとき例えば上流側に埋設配置の地中埋設ボックスBに
おいては、インナーパイプPを直接に固定支持してその
移動を阻止させるものとし、下流側の地中埋設ボックス
Bにおいては、インナーパイプPをスライド自在に挿通
するさや管Sを固定支持することでインナーパイプP自
体の伸縮スライドを阻止させない。また管材取付バンド
手段31は支持ベース21の周壁にナット止めされる締
付リング35によって管口隔壁板10の周縁部に配置
の、また管材狭持手段41は支持ベース21の周壁から
対状配置でナット止めされる取付ボルト46によって管
口隔壁板10の中心部側に配置のインナーパイプP等を
夫々保持させる。管材取付バンド手段31、管材狭持手
段41夫々における取付ベースバンド32,42に対し
て締付テーパーバンド33,43がねじ込まれるとき、
この締付テーパーバンド33,43内側面のテーパー状
の締付内側面34,44が締付リング35,45を次第
に縮小させる。この縮小作用は取付ベースバンド32,
42に挿通してあるインナーパイプP等の外側面に締付
リング35,45自体を食い込ませるように圧入させ、
インナーパイプPあるいはこのインナーパイプPを挿通
させているさや管Sをしっかりと固定する。またダクト
スリーブ1には、インナーパイプP、さや管Sを配管収
納する管路材5をスライド自在に連結させてあり、イン
ナーパイプPの一方端がさや管Sによってスライド自在
に挿通支持させてあることと相俟ち、地中配管埋設状態
となっていることでの地震その他による地殻変動、地熱
等による熱変動等の発生時では、インナーパイプPを地
中埋設ボックスBの側壁に対して自在に移動させ、その
変動を吸収してずれその他を生じさせない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号Bは交
通渋滞の有無その他の道路状況等を把握したり、交通信
号による交通管制等を実施したりするときの通信用の光
ファイバーである各種のケーブル類Fを集約、分岐、中
継するため等に使用される路側帯等の地中に埋設される
ハンドホールの如き地中埋設ボックスである。そしてこ
の地中埋設ボックスBの側壁に開口形成された接続口H
には、地中埋設ボックスBの内外をほぼ密閉状に遮蔽し
た状態でケーブル類Fを例えば各別に挿通させるものと
してある。
【0012】そして接続口Hにおける外側方で接続固定
された耐震用のダクトスリーブ1の外周を防護コンクリ
ート4によって覆い、またダクトスリーブ1内には例え
ば筒長さ方向に沿ってのほぼリング状ないし螺旋状にな
っている補強リブが外周に形成されている地中埋設のケ
ーブル管路用の管路材5をスライドが可能な状態でほぼ
水密状に嵌め入れるものとされ、この管路材5内にケー
ブル類Fを例えば各別に収容する適数のインナーパイプ
Pを挿通させて収納配管するのである。なおダクトスリ
ーブ1は、接続口Hに装着されるに際し地中埋設ボック
スB内部で取り付け作業が行なわれてその内方から外方
に向けて配置されるものとされ、地中埋設ボックスBの
内側に位置するダクトスリーブ1の一端開口縁に一体状
に折曲形成あるいは溶接固定したドーナツ状、放射板状
の装着フランジ2が地中埋設ボックスBの側壁内側面に
必要があればネジ止め等によって当接固定されると共
に、接続口H内縁とダクトスリーブ1外周との間隙に充
填されるモルタル材3によって固定されるようになって
いる。なお図中符号6はダクトスリーブ1内周面と管路
材5外周面との間隙に強制装入される防水パッキングで
ある。
【0013】接続口H部位においてのダクトスリーブ1
内で、このダクトスリーブ1に挿通するインナーパイプ
Pとダクトスリーブ1との、あるいはインナーパイプP
を収納するさや管Sとダクトスリーブ1との夫々の空隙
を密閉し、地中埋設ボックスB内外、地中埋設ボックス
B内とダクトスリーブ1内とを遮断すべく本発明に係る
ケーブル用導管の防水装置が組立て設置される。このと
きインナーパイプP自体は例えばポリエチレン樹脂製の
ものとされているために夏季と冬季との間での温度差で
相当範囲で伸縮するために図7に示されるように、配線
される地中埋設ボックスB相互においての例えば上流側
ではスライド不能にしてしっかりとインナーパイプPを
固定し(図1、図2参照)、下流側ではインナーパイプ
Pがスライド可能となるように、このインナーパイプP
を外部とはほぼ密閉状にした状態にしてスライド自在に
収納するさや管Sをしっかりと固定する(図3、図4参
照)のである。そのため、その概略は、インナーパイプ
Pあるいはさや管Sを貫挿させた状態で接続口Hに固定
される管口隔壁板10と、この管口隔壁板10面に固定
される筒状の支持ベース21にインナーパイプPあるい
はさや管Sを各別に締め付け固定して連繋する管材取付
バンド手段31または管材狭持手段41の少なくともい
ずれかとを備えているものである。
【0014】管口隔壁板10は、接続口H部位における
ダクトスリーブ1の内径に比しやや大径にした外径を有
するほぼ円形状を呈し、挿通支持するインナーパイプP
あるいはさや管Sの数、その挿通位置に対応した適数の
挿通孔11が例えば作業現場において自在に開穿される
ようにして可撓性ある柔軟な素材例えば適宜肉厚の円盤
状のスポンジゴムにて形成されている。そしてこの管口
隔壁板10自体は、周縁に等間隔で配列した取付孔に挿
通した取付ネジ12をダクトスリーブ1の周縁あるいは
モルタル材3等に形成した雌ネジ、ナットにねじ込むこ
とで接続口Hに取り付けられるものとしてある。挿通孔
11は設置現場におけるインナーパイプPあるいはさや
管Sの数、挿通位置、径大きさに対応してカッターナイ
フ等によって、インナーパイプP等を挿通後で密閉する
ように好ましくはそれらの外径に比しやや小径にするこ
とで強制的に挿通されるような大きさで開穿される。ま
たその配列形態は例えば図示例にあっては周囲に6個、
中心に1個の計7個にして設けられているもこれに限定
されないことは勿論であり、また開穿位置、径大きさ等
の目印を予め表示しておくこともあり、不要である場合
には開穿されずに管口隔壁板10自体の素材によって閉
塞されたままとなるのである。
【0015】また配管支持機構20は管口隔壁板10に
挿通されたインナーパイプP、さや管Sを地中埋設ボッ
クスBの接続口H周縁部に支持するもので、管口隔壁板
10を介在させて接続口H周縁部に固着される筒状の支
持ベース21と、この支持ベース21に係合保持されて
いて、インナーパイプP、さや管Sが挿通された状態で
締付固定する管材取付バンド手段31と、更には、支持
ベース21に対称的に配置されてインナーパイプP、さ
や管Sを両側から狭持する管材狭持手段41とを備えて
いる。
【0016】支持ベース21は挿通支持する一群の複数
のインナーパイプP、さや管Sを囲繞するような、例え
ば接続口H径にほぼ対応した径を備えた筒状に形成され
ている。そしてこの支持ベース21の前後の一方の開口
縁辺には支持ベース21自体を管口隔壁板10面に、例
えば管口隔壁板10の挿通孔11を介してねじ止め23
固定させるための複数の固定片22を折曲して突設形成
してあり、また前後の他方の開口縁辺には適宜深さ・長
さにしたスリット状の複数の取付部24を縁辺から切欠
き形成してある。この取付部24は管材取付バンド手段
31、更には管材狭持手段夫々における取付ボルト3
6,46を挿通させるに足りる幅員を有するスリット状
にして、その取付ボルト36,46を開口部から直接に
挿入できるものとしてある。なおこの取付部24は図示
のようにスリット状に形成される場合に限らず、取付ボ
ルト36,46を挿通できる孔状にして支持ベース21
自体の周壁に開穿形成されるものとすることもできる。
【0017】管材取付バンド手段31は主として管口隔
壁板10の周縁部に配管されるインナーパイプP、さや
管Sを取り付けるものとされる。そのため、インナーパ
イプP、さや管Sを挿通させる筒状の取付ベースバンド
32と、この取付ベースバンド32に進退自在にねじ込
まれる筒状で、取付ベースバンド32側へのねじ込み側
に反対する方向では開口縁に至るに伴ない次第に小さく
なるテーパー状の内径である締付内側面34を有する締
付テーパーバンド33と、これらの取付ベースバンド3
2、締付テーパーバンド34相互間に介装されていて、
締付内側面34によって内径が縮小される締付リング3
5と、取付ベースバンド32あるいは締付テーパーバン
ド33を支持ベース21の取付部24に取り付ける取付
ボルト36とを備えて成るものである。
【0018】取付ベースバンド32、締付テーパーバン
ド33は挿通させるインナーパイプP、さや管Sの外径
に比し小さくはなく、図示例にあっては小径な取付ベー
スバンド32に対して大径な締付テーパーバンド33が
ねじ込まれるものしてあるも、両者32,33相互がね
じ止め可能に結合され、ねじ込み長さの大小によって両
者32,33間に介装の締付リング35の径が伸縮され
るものとされれば大小が逆になっていてもよいものであ
る。
【0019】締付リング35は図示のように断面におい
て内周面が山形状に膨出しているリングの一部が切除さ
れているC字状に形成されており、図7に示すように締
付テーパーバンド33がねじ込まれる取付ベースバンド
32の開口縁に位置されて締付テーパーバンド33内周
面に外接している。この締付リング35自体は、取付ベ
ースバンド32に対する締付テーパーバンド33のねじ
込み長さが大きくなることで締付テーパーバンド33自
体の締付内側面34における内径が次第に小さくなるの
に伴ない縮小され、取付ベースバンド32、締付テーパ
ーバンド33内に挿通されるインナーパイプP、さや管
S外周面に食い込み状に圧入するものとなっているので
ある。なおこの締付リング35は図示のように切欠きリ
ング状に形成せずに、例えば螺旋状に形成することも可
能である。
【0020】取付ボルト36は管材取付バンド手段31
自体を支持ベース21に取り付けるものである。すなわ
ち取付ベースバンド32に固着されている取付ボルト3
6をスリット状の取付部24に取り付けるために、図示
のように支持ベース21の前後の開口縁に跨がる扁平コ
字状のセット片37に挿通すると共にこのセット片37
の表裏でナットによって仮止めした状態で取付部24に
直接に挿入した後、ナットを締め付けることで取付ボル
ト36を支持ベース21の周壁に取り付けるのである。
【0021】管材狭持手段41は管口隔壁板10の中心
部側に配管されるインナーパイプP、さや管Sを主とし
て支持取り付けるものとなっている。すなわち中心部に
配管されるインナーパイプP、さや管Sを挿通させる筒
状の取付ベースバンド42と、この取付ベースバンド4
2に進退自在にねじ込まれる筒状で、取付ベースバンド
42側へのねじ込み側に反対する方向では開口縁に至る
に伴ない次第に小さくなるテーパー状の内径である締付
内側面44を有する締付テーパーバンド43と、これら
の取付ベースバンド42、締付テーパーバンド44相互
間に介装されていて、締付内側面44によって内径が縮
小される締付リング45と、取付ベースバンド42ある
いは締付テーパーバンド43を支持ベース21の取付部
24に取り付ける一対の取付ボルト46とを備えて成る
ものである。
【0022】この管材狭持手段41における取付ベース
バンド42、締付テーパーバンド43、締付リング45
等は管材取付バンド手段31における取付ベースバンド
32、締付テーパーバンド33、締付リング35等と全
く同様であるから、その詳細な説明は省略される。取付
ボルト46は、例えば取付ベースバンド42、締付テー
パーバンド43のいずれかに対称的にして固着連結され
ており、管口隔壁板10の周縁部に配管されるインナー
パイプP等を取り付け支持する管材取付バンド手段31
相互の間隙に配置されて支持ベース21に連繋されるも
のとしてある。その連繋構造は図示のように、取付ボル
ト46を挿入させるスリット状の取付部48を有する取
付セット片47を支持ベース21の周壁にねじ止め等に
よって固定するものである。すなわちインナーパイプP
等を挿通した取付ベースバンド42に固着してある例え
ば対状配置の取付ボルト46夫々を、支持ベース21に
おける対称位置に予めねじ止めした取付セット片47の
取付部48夫々に挿入し、その後に取付ボルト46をナ
ットによって締め付け固定するものである。なおこの管
材狭持手段41において、管口隔壁板10の中心部に位
置するインナーパイプP等を固定するものとして取付ボ
ルト46は対称的に構成されているも、図示を省略した
が、多数のインナーパイプP等を固定支持する場合にイ
ンナーパイプP等が二重、三重状に配置される場合に
は、取付ボルト46自体の長さ、取付ベースバンド32
あるいは締付テーパーバンド33に対する取付位置等が
非対称のものとして構成されることもある。
【0023】なお図中符号39,49は、管材取付バン
ド手段31、管材狭持手段41自体夫々に挿通したイン
ナーパイプP等を締め付けるために夫々の締付テーパー
バンド33,43を回転させる治具用連繋孔である。
【0024】また図8に示すように所定の配管距離が設
定されて埋設される上流側、下流側の地中埋設ボックス
Bにおいて、前記のように例えば上流側のそれにおいて
はインナーパイプPが固定されるものとされるから、配
管支持機構20における管材取付バンド手段31、管材
狭持手段41夫々における取付ベースバンド32,4
2、締付テーパーバンド33,43、締付リング35,
45夫々はインナーパイプPの外径に対応している。ま
た下流側のそれにおいてはインナーパイプPをスライド
自在に挿入させる大径なさや管Sが固定されるものとさ
れるから、配管支持機構20における管材取付バンド手
段31、管材狭持手段41夫々における取付ベースバン
ド32,42、締付テーパーバンド33,43、締付リ
ング35,45夫々はさや管Sの外径に対応している。
すなわち上流側、下流側夫々においての配管支持機構2
0は、構成部品夫々の径が相違するのみで実質的には異
ならないものである。
【0025】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての使用の一例を説明するに、ケーブル類Fの配線
状況に対応して相互に所定の配線距離間隔を設定して地
中に埋設される地中埋設ボックスBにおける側壁に開穿
された接続口Hに、地中埋設ボックスB相互間で配管接
続されるように自由開口端側に管路材5が挿入接続され
ているダクトスリーブ1を防護コンクリート4にて覆
い、またネジ止めすること等で固定接続しておく。そし
て例えば上流側に埋設される地中埋設ボックスBにおい
ては、管路材5内に挿通配管されるインナーパイプPの
端部を接続口H内に挿通配置し、そのインナーパイプP
の配置形態、数、径大きさ等に対応させて挿通孔11を
開穿した管口隔壁板10を用意し、その挿通孔11夫々
にインナーパイプPが挿入されるようにして管口隔壁板
10を接続口Hに固定する。次いで配管支持機構20に
よって夫々のインナーパイプPを固定するのであり、先
ず一群のインナーパイプPを囲繞するように支持ベース
21を管口隔壁板10を介在させて接続口Hに固定する
と共に、インナーパイプP夫々を管材取付バンド手段3
1、管材狭持手段41を介して固定する。すなわち管口
隔壁板10の周縁部に位置するインナーパイプP夫々に
おいては管材取付バンド手段31の締付リング35を内
装した状態で締付テーパーバンド33を結合した取付ベ
ースバンド32を装着し、取付ボルト36を支持ベース
21の取付部24に挿通し、またセット片37を支持ベ
ース21に嵌め合わせて取付ボルト36を支持ベース2
1にナット止めする。然る後締付テーパーバンド33を
回転することで取付ベースバンド32に強くねじ込み、
そのテーパー状の締付内側面34によって締付リング3
5を縮小してインナーパイプP外側面に圧入状に食い込
ませることで管材取付バンド手段31にインナーパイプ
Pを固定する。また管口隔壁板10の中心に位置するイ
ンナーパイプPにおいては管材狭持手段41を装着して
同様に作業を進めるのであり、ただその対称的な取付ボ
ルト46を取付セット片47を介してナット止めして支
持ベース21の左右位置等から狭持するようにして固定
支持するのである。
【0026】一方、下流側に埋設される地中埋設ボック
スBにおいては、管路材5内に挿通配管されるインナー
パイプPの端部をさや管S内にスライド自在にして挿入
すると共にそのさや管Sの端部を接続口H内に挿通配置
するのであり、そのさや管Sの配置形態、数、径大きさ
等に対応させて挿通孔11を開穿した管口隔壁板10を
用意し、その挿通孔11夫々にさや管Sが挿入されるよ
うにして管口隔壁板10を接続口Hに固定する。次いで
配管支持機構20によって夫々のさや管Sを固定するの
であり、その固定作業は、上流側におけるインナーパイ
プPの固定作業と実質的に異なるものではないので、そ
の詳細な説明は省略される。
【0027】なお管口隔壁板10が許容するインナーパ
イプP等の挿通数に満たないインナーパイプP等を挿通
させる場合には挿通孔11が開穿されずに管口隔壁板1
0自体によってそのまま閉塞されたものとなっており、
また後日にインナーパイプP等が増加される場合には挿
通孔11を改めて開穿することでこれに対処するのであ
る。更にまた所定の距離を隔てて埋設される地中埋設ボ
ックスB相互において、便宜上、その一方の上流側で固
定するものとし、他方の下流側でスライド自在としてい
るもこれに限定されないことも勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、挿通させるインナーパイプP、さや管S等の挿通
数の増減、その径・位置等が現場において種々に異なる
ことになってもそれらの相違に迅速に対応可能であり、
また各構成部品の現場における種々な組合せによってイ
ンナーパイプP、さや管S等の夫々で異なる現場状況の
変更にも簡単に対応できるものである。更には夏季、冬
季の間の温度の相違によってインナーパイプPが相当に
長い範囲で伸縮してもその歪形等を阻止して内部に収容
するケーブル類Fを確実に保護でき、また伸縮すること
があってもこれに対応した密閉性を十分に確保して防
水、防鼠、防砂その他に優れたものとすることができ
る。
【0029】すなわちこれは本発明において、インナー
パイプP、さや管Sを貫挿させた状態で地中埋設ボック
スBの接続口Hに固定される管口隔壁板10と、この管
口隔壁板10面に固定される筒状の支持ベース21にイ
ンナーパイプP等を各別に締め付け固定して連繋する管
材取付バンド手段31または管材狭持手段41の少なく
ともいずれかとを備えている配管支持機構20とから成
るものとしたからであり、これによって、インナーパイ
プPの伸縮許容性、管材取付バンド手段31あるいは管
材狭持手段41における構成部材である取付ベースバン
ド32等の選択による組合せの自在性、挿通締め付け作
業の共通性、地中埋設ボックスB内外の遮断性等を得る
ことができる。
【0030】また管口隔壁板10はインナーパイプP等
の外径に対応する挿通孔11が開穿される密閉性ある素
材にて形成されているから、挿通孔11部位における地
中埋設ボックスB内外を確実に遮断できる。そればかり
でなく挿通孔11の開穿数、位置、径大きさ等は挿通さ
せるインナーパイプP等の数、位置、径大きさ等に対応
して現場において簡単に開穿でき、また挿通の必要がな
い部位では開穿しなくて済むから、従来のように予め開
穿しておいたがために現場では不要となった挿通孔を閉
塞する特別な閉塞部材は不要であり、後日の増管等にも
簡単に対処できるものである。
【0031】配管支持機構20は、管口隔壁板10の周
縁部に配置されるインナーパイプP等を固定支持するに
好適な管材取付バンド手段31、また中心部側に配置さ
れるインナーパイプP等を固定支持するに好適な管材狭
持手段41のいずれかを備えているから、管口隔壁板1
0面で効率的に配置挿通されるインナーパイプP等に対
して夫々を確実に支持できるものである。
【0032】取付ベースバンド32,42、締付テーパ
ーバンド33,43、締付リング35,45を備えた管
材取付バンド手段31、管材狭持手段41夫々は、イン
ナーパイプP等を挿通させた取付ベースバンド32,4
2に対して締付テーパーバンド33,43をねじ込むこ
とで取付ベースバンド32,42、締付テーパーバンド
33,43相互間に介装の締付リング35,45を締付
内側面34,44のテーパー面で次第に縮小するものと
してあるから、インナーパイプP等の外表面に食い込み
状に圧入してしっかりと固定支持するのである。
【0033】またこれらの管材取付バンド手段31、管
材狭持手段41はインナーパイプP等を囲繞して配置さ
れる筒状の支持ベース21の周壁に形成の取付部24に
取付ボルト36,46を介して連繋されるから、支持ベ
ース21が接続口Hに固定されていることと相俟ち、支
持ベース21内に挿通配置のインナーパイプP等のいず
れをもそれらの選択によってインナーパイプP等の挿通
位置にかかわらず確実に固定保持するのである。そして
取付部24がスリット状で、管材取付バンド手段31自
体は支持ベース21の周壁を跨ぐセット片37によっ
て、管材狭持手段41自体は支持ベース21の周壁に当
接固定する取付セット片47によって迅速な支持ベース
21との連繋接続作業を行なうことができる。
【0034】またダクトスリーブ1にはインナーパイプ
P等Sを配管収納する管路材5をスライド自在に連結さ
せ、インナーパイプPの一方端がさや管Sによってスラ
イド自在に挿通支持させてあるから、ケーブル類Fが地
中配管埋設状態となっていても、地震その他による地殻
変動、地熱等による熱変動等の発生時では、インナーパ
イプPを地中埋設ボックスBの側壁に対して自在に移動
させ、その変動を吸収するものとなってずれその他を生
じさせないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す上流側の地中埋設
ボックスにおける要部断面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】同じく下流側の地中埋設ボックスにおける要部
断面図である。
【図4】同じくその正面図である。
【図5】同じく要部の分解斜視図である。
【図6】同じく要部の斜視図である。
【図7】同じく管材取付バンド手段の断面図である。
【図8】同じく埋設状況を表わす一部省略の概略側面図
である。
【符号の説明】 B…地中埋設ボックス F…ケーブル類 H…接続口 P…インナーパ
イプ S…さや管 1…ダクトスリーブ 2…装着フラン
ジ 3…モルタル材 4…防護コンク
リート 5…管路材 6…防水パッキ
ング 10…管口隔壁板 11…挿通孔 12…取付ネジ 20…配管支持機構 21…支持ベー
ス 22…固定片 23…ねじ止め 24…取付部 31…管材取付バンド手段 32…取付ベー
スバンド 33…締付テーパーバンド 34…締付内側
面 35…締付リング 36…取付ボル
ト 37…セット片 39…治具用連
繋孔 41…管材狭持手段 42…取付ベー
スバンド 43…締付テーパーバンド 44…締付内側
面 45…締付リング 46…取付ボル
ト 47…取付セット片 48…取付部 49…治具用連繋孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設される地中埋設ボックスの側
    壁に開穿されている接続口に光ファイバーの如き各種ケ
    ーブル類を引込み通線する部位における地中埋設ボック
    ス内外を遮断する地中埋設ボックスに対するケーブル用
    導管の防水装置において、ケーブル類を収容通線するイ
    ンナーパイプあるいはこのインナーパイプにスライド自
    在に挿通されるさや管を貫挿させた状態で接続口に固定
    される管口隔壁板と、この管口隔壁板面に固定される筒
    状の支持ベースにインナーパイプあるいはさや管を各別
    に締め付け固定して連繋する管材取付バンド手段または
    管材狭持手段の少なくともいずれかを備えている配管支
    持機構とから成ることを特徴とする地中埋設ボックスに
    対するケーブル用導管の防水装置。
  2. 【請求項2】 管口隔壁板はインナーパイプ、さや管の
    外径に対応する挿通孔が開穿される密閉性の素材によっ
    て形成されている請求項1記載の地中埋設ボックスに対
    するケーブル用導管の防水装置。
  3. 【請求項3】 配管支持機構は、インナーパイプ、さや
    管を囲繞した状態で管口隔壁板を介在させて接続口周縁
    部に固着される筒状の支持ベースと、この支持ベースに
    係合保持されていて、インナーパイプ、さや管が挿通さ
    れた状態で締付固定する管材取付バンド手段、支持ベー
    スに対称的に配置されてインナーパイプ、さや管を両側
    から狭持する管材狭持手段のいずれかとを備えて成る請
    求項1または2記載の地中埋設ボックスに対するケーブ
    ル用導管の防水装置。
  4. 【請求項4】 管材取付バンド手段は、インナーパイ
    プ、さや管を挿通させる筒状の取付ベースバンドと、こ
    の取付ベースバンドに進退自在にねじ込まれる筒状で、
    取付ベースバンド側へのねじ込み側に反対する方向では
    開口縁に至るに伴ない次第に小さくなるテーパー状の内
    径である締付内側面を有する締付テーパーバンドと、こ
    れらの取付ベースバンド、締付テーパーバンド相互間に
    介装されていて、両者相互のねじ込みに伴なう締付内側
    面によって内径が縮小される締付リングと、取付ベース
    バンドあるいは締付テーパーバンドを支持ベースに取り
    付ける取付ボルトとを備えて成る請求項1乃至4のいず
    れか記載の地中埋設ボックスに対するケーブル用導管の
    防水装置。
  5. 【請求項5】 支持ベースには取付ボルトを挿通させる
    スリット状の取付部を形成すると共に、取付ボルトがナ
    ット止めされて、支持ベースの周壁に当接して跨がるセ
    ット片を付設してある請求項4記載の地中埋設ボックス
    に対するケーブル用導管の防水装置。
  6. 【請求項6】 管材狭持手段は、インナーパイプ、さや
    管を挿通させる筒状の取付ベースバンドと、この取付ベ
    ースバンドに進退自在にねじ込まれる筒状で、取付ベー
    スバンド側へのねじ込み側に反対する方向では開口縁に
    至るに伴ない次第に小さくなるテーパー状の内径である
    締付内側面を有する締付テーパーバンドと、これらの取
    付ベースバンド、締付テーパーバンド相互間に介装され
    ていて、両者相互のねじ込みに伴なう締付内側面によっ
    て内径が縮小される締付リングと、取付ベースバンドあ
    るいは締付テーパーバンドを支持ベースの取付部に取り
    付ける一対の取付ボルトとを備えて成る請求項1乃至5
    のいずれか記載の地中埋設ボックスに対するケーブル用
    導管の防水装置。
  7. 【請求項7】 支持ベースには取付ボルトを挿通させる
    スリット状の取付部を形成すると共に、取付ボルトがナ
    ット止めされて、支持ベースの周壁に固定される取付セ
    ット片を付設してある請求項6記載の地中埋設ボックス
    に対するケーブル用導管の防水装置。
  8. 【請求項8】 ダクトスリーブ内には、インナーパイ
    プ、さや管を配管収納する管路材を防水パッキングを介
    装した状態でスライド自在に連結してある請求項1乃至
    7のいずれか記載の地中埋設ボックスに対するケーブル
    用導管の防水装置。
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