JP2000115811A - 立体写真作成システム - Google Patents

立体写真作成システム

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JP2000115811A
JP2000115811A JP10291360A JP29136098A JP2000115811A JP 2000115811 A JP2000115811 A JP 2000115811A JP 10291360 A JP10291360 A JP 10291360A JP 29136098 A JP29136098 A JP 29136098A JP 2000115811 A JP2000115811 A JP 2000115811A
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Satoru Kuze
哲 久世
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Konica Minolta Inc
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で安価に立体写真を作成でき、鮮明な画
像であって奥行き感の優れた立体写真真作成システムを
提供する。 【解決手段】 この立体写真真作成システムは、疑似立
体視差画像情報Aを記憶するハードディスク11と、疑
似立体視差画像情報とは別の画像情報を疑似立体視差画
像情報と合成するCPU15と、この合成した画像情報
をハロゲン化銀カラー写真感光材料に出力するプリンタ
16とを具備し、ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現
像処理し、この現像処理後のハロゲン化銀カラー写真感
光材料にレンチキュラーシート21を重ね合わせること
により立体写真を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料を用いた立体写真作成システムに関し、より詳
しくは、簡単で安価に、また鮮明な画像でありながら奥
行き感のある立体写真を作成できる立体写真作成システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】立体画像については、従来からいろいろ
検討されており、倒えば「日本写真学会誌」57巻4号
262頁〜267頁(1994年)や「写真技術便覧」
第20章863頁〜881頁(コロナ社1987年1月
発刊)に記載されている。これら立体写真の中でも、レ
ンチキュラーシートを使った立体写真プリントは、特別
な鑑賞用具が必要なく、また比較的簡単に作成できるた
めに、有効な方法として知られてきている。レンチキュ
ラーシートを使った立体写真の作り方、撮影カメラ、貼
り合わせ方法等については、これまで数多くの技術が開
示されてきている。例えば、特開平4−56849号公
報、特開昭60−10239号公報、特開平8−158
35号公報、特開平5−232890号公報、特開平6
−148762号公報、特開平9−179220号公
報、特開平9−179221号公報、特開平5−188
499号公報等を挙げることが出来る。
【0003】しかしながら、従来からよく用いられてき
ている方法は、特開平4−56849号公報等に記載さ
れるが如きレンチキュラーシートの裏面にカラー画像を
形成する方法である。この方法によれば、同明細書にも
記載の如くレンチキュラーシートの裏面に所定の膜厚で
均一にカラー画像形成層を多層塗布することは、極めて
難しく、至難の技である。このため、立体写真において
安定した品質や鮮明な画像を得ることが難しく、さらに
は価格も高価になってしまう欠点があった。
【0004】また、特開平9−179220号公報や特
開平9−179221号公報等に記載されているよう
に、感光材料の感光面にレンチキュラーレンズを介して
画像露光を行い、現像後のシート状感光材料にレンチキ
ュラーレンズを密着させかつ前記画像露光の位置と同一
の位置となるように配置する方法がある。ところが、こ
の方法には種々の問題があり、例えば、感光材料の感光
面にレンチキュラーレンズを介して画像露光を行うと、
解像度の良いレンチキュラーレンズを得ることが困難で
あるため、鮮明で奥行き感の優れた3次元画像を得るこ
とが難しく、また素人では立体感のある画像撮影を行う
ことが難しく、後で出来上がった立体画像を見て期待は
ずれとなるケースも多々あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、第1に簡単で安価に立体写真を作成できる立体写真
作成システムの提供にあり、第2に鮮明な画像の立体写
真作成システムの提供にあり、第3に奥行き感の優れた
立体写真作成システムの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討の結果、下記の構成により、上
記課題が解決できることを見出し、本発明に至ったもの
である。即ち、本発明の立体写真作成システムは、疑似
立体視差画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、前記
疑似立体視差画像情報とは別の画像情報を前記疑似立体
視差画像情報と合成する画像合成手段と、この合成した
画像情報をハロゲン化銀カラー写真感光材料に出力する
画像情報出力手段とを具備し、前記ハロゲン化銀カラー
写真感光材料を現像処理し、この現像処理後のハロゲン
化銀カラー写真感光材料にレンチキュラーシートを重ね
合わせることにより立体写真を作成することを特徴とす
る。
【0007】本発明によれば、現像処理されて合成画像
情報が形成されたハロゲン化銀カラー写真感光材料にレ
ンチキュラーシートを重ね合わせる構成であり、従来の
ように、レンチキュラーシートの裏面にカラー画像を形
成する必要がなく、更に感光材料の感光面にレンチキュ
ラーレンズを介して画像露光を行い、現像後のシート状
感光材料にレンチキュラーレンズを密着させかつ画像露
光の位置と同一の位置となるように配置する必要がない
から、簡単で安価に立体写真を作成でき、また鮮明な画
像の立体写真を作成できる。更に奥行き感の優れた立体
写真を作成できる。
【0008】また、前記疑似立体視差画像情報が、少な
くとも水平方向で視差のある複数の画像を画像変調手段
を通して垂直方向に長い複数本の線条画像に変換すると
ともに、この線条画像の組を水平方向に複数配列したも
のとすることができる。これによれば、かかる疑似立体
視差画像情報を含んで合成画像を形成するから、簡単で
安価に立体写真を作成でき、また鮮明で奥行き感の優れ
た画像の立体写真を作成できる。
【0009】また、前記別の画像情報が、画像情報の一
部から切り出された切り出し画像情報とすることができ
る。これにより、例えば写真撮影した写真の一部を疑似
立体視差画像情報と合成することにより、希望通りの構
図でかつ簡単で安価に立体写真を作成できる。この別の
画像情報または前記切り出し画像情報を人物画像情報と
することができる。これにより、例えば記念写真等を希
望の構図で簡単で安価に立体写真とすることができる。
【0010】また、前記疑似立体視差画像情報が、前記
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の周囲に額縁画像を形
成する額縁画像情報を含むようにできる。これにより、
額縁が存在するかのように視認することができるので、
額縁がなくても高級感のある立体写真を提供できる。
【0011】また、前記別の画像情報が前記疑似立体視
差画像情報に合成される位置が予め決められているよう
にできる。これによれば、画像合成手段における画像合
成操作が容易となるとともに、この所定位置を合成画像
全体においてバランスのよい位置とすることにより、違
和感のない立体写真を提供できる。
【0012】また、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料のハロゲン化銀感光層側に形成された全ての親水性層
に含まれるゼラチンの総量が7.6g/平方m以下であ
るようにすることにより、鮮明で奥行き感の優れた画像
の立体写真を作成できる。
【0013】また、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料は、紙パルプ含流量が170g/平方m以下である基
体とこの基体の両面に形成された樹脂コート層とを有す
る紙支持体を備えるようにすることにより、鮮明で奥行
き感の優れた画像の立体写真を作成できる。
【0014】また、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材
料の支持体の中心面平均粗さ(SRa)がハロゲン化銀
感光層が形成される側の表面において0.10μm以下
であるようにすることにより、鮮明で奥行き感の優れた
画像の立体写真を作成できる。
【0015】また、前記現像処理が、発色現像工程と、
漂白定着工程と、安定化工程とを含むようにすることに
より、より簡単で安価に立体写真を作成できる。
【0016】また、前記レンチキュラーシート上に形成
されるレンチクルのピッチが50〜650μmの範囲内
にあるようにすることにより、より奥行き感に優れた立
体写真を提供できる。
【0017】また、前記レンチキュラーシートの厚さが
0.5〜2.5mmの範囲内にあるようにすることによ
り、より奥行き感に優れた立体写真を提供できる。
【0018】また、前記レンチキュラーシートの屈折率
が1.4〜1.7の範囲内にあるようにすることによ
り、より奥行き感に優れた立体写真を提供できる。
【0019】また、前記画像情報出力手段は、アレイ状
に配列された結像光学系を通して前記ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料に前記合成した画像情報を結像すること
により前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料に露光を行
いカラー画像を形成する画像形成装置から構成すること
ができる。これによれば、より簡単で安価に立体写真を
作成でき、またより鮮明な画像の立体写真を作成でき
る。
【0020】また、前記結像光学系がセルフォックレン
ズアレイを備えることにより、ハロゲン化銀カラー写真
感光材料に露光を行う際に、写真感光材料に結像光学系
を接触させずに配置する必要がないから、感光材料に傷
を付けるおそれがなく、また光を直進させるから、効率
のよい露光が可能となる。これにより、より安価により
鮮明な立体写真を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による第1及び第2
の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態による立体写真作成システムの構成を示す
ブロック図、図2及び図3は図1の立体写真作成システ
ムによる合成画像の例を概略的に示す(レンチキュラー
シートを重ね合わせる前の)図である。
【0023】図1に示すように、この立体写真作成シス
テムは、疑似立体視差画像情報としての画像情報Aを記
憶する画像情報記憶手段としてのハードデスク11と、
人物画像を含む写真等の画像情報Bを読み込んでデジタ
ル情報に変換するスキャナ12と、この読み込んだデジ
タル情報を記憶する画像記憶部13と、この画像情報B
等を表示するモニタ部14と、画像情報Bをモニタ部1
4に表示しながらその画像情報Bから特定の人物画像を
切り出してモニタ部14に表示させ、かつ、この切り出
した画像情報を画像情報Aと合成させ、その合成画像を
モニタ部14に表示させるCPU(中央演算装置)15
と、この合成画像をハロゲン化銀写真感光材料に露光し
プリントする画像形成装置(画像情報出カ手段)として
のプリンタ16と、このハロゲン化銀写真感光材料を自
動的に現像処理する自動現像機17とを備える。
【0024】また、画像情報Bは、例えばデジタルカメ
ラによって撮影された画像情報であってよく、この場合
は例えばデジタルカメラの画像記憶部から画像情報Bを
CPU15に入力させるようにしてもよい。
【0025】図1における画像情報Aは疑似立体視差画
像情報であるが、この疑似立体視差画像情報は、多眼
式のカメラで撮影する、被写体に対して撮影カメラを
相対的にリニアに若しくはラジアルに連続して或いは断
続的に移動させて撮影する、電子画像処理装置によっ
て実際の立体画像撮影装置を用いず、通常の写真画像、
電子画像、それら合成画像などを基にして、立体視でき
る相関関係をもった複数の視差のある疑似立体視差画像
を作成する(例えば、特開平5−232890号公報、
特開平8−147495号公報、特開平2−29373
3号公報、特開平6−52291号公報等参照)等によ
る画像変調手段から作成され、画像情報記憶手段として
のハードディスク11に記憶される。
【0026】また、画像情報Bは通常の写真画像、電子
画像であってよく、スキャナ12として、カラーネガフ
ィルムやカラーリバーサルフィルムの画像情報をデジタ
ル画像情報に変換するフィルムスキャナ、カラープリン
トの場合のデジタル画像情報に変換するフラットべット
スキャナ等を用いて、JPEG等のデータ圧縮を行った
上(データ圧縮を行わないケースもある)で、例えばパ
ソコンのハードディスク等の画像情報記憶部13に記憶
させる。
【0027】また、画像情報Bがデジタルカメラで撮影
された画像情報の場合は、メモリカード、PCカード、
フロッピーディスク等の記録媒体を介して、例えばパソ
コンのハードディスク等の画像情報記憶手段に記憶させ
る。該画像情報Bから、CPU15において、合成した
い特定の人物画像情報や物体情報等を、濃淡画像情報等
から切り出す方法(例えば特開平7−282227号公
報等)や、背景と物体領域のエッジ値の投影波形等から
切り出す方法(倒えぼ特開平7−271989号公報
等)等により特定情報を切り出し、画像情報Aと合成さ
れ、疑似立体視差画像に人物画像等の特定画像が貼り付
けられた合成画像情報となる。
【0028】このようにして作成された合成画像情報
は、画像情報出力手段としてのプリンタ16に送られ、
カラーペーパ等のハロゲン化銀写真感光材料に出カされ
る。出力時の光源としては、レーザ、LED、VFP
H、PLZTやDMD等を用いることができる。これら
画像出力手段は、アレイ状に配列された結像光学系を含
んだものが好ましく用いられる。更に、該結像光学系が
セルホックレンズアレイから構成されると、本発明の効
果をより良好に奏する。このような光源により露光され
たハロゲン化銀写真感光材料は自動現像機等の現像処理
手段によって現像処理が行われ、疑似立体視差画像に人
物画像等の特定画像が貼り付けられた状態の合成画像が
プリントされて作成される。
【0029】図2に示すように、上述のようにして得ら
れた合成画像30は、矩形状の全体写真の中の特定位置
に人物画像31が位置し、その周囲に画像情報Aとして
の疑似立体視差画像が形成されている。この疑似立体視
差画像は、水平方向に一定間隔33を開けて垂直方向に
長い複数本の線条画像34から構成され、この線条画像
34の組が水平方向に複数配列されている。また、合成
写真30の外周縁には額縁画像情報32が位置してい
る。
【0030】図1に示すように、上述のようにして合成
画像が作成されたシート状のハロゲン化銀写真感光材料
20の上に、その表面にレンチクル21aの繰り返し構
造を有するレンチクルシート21を重ね合わせることに
よって、切り出された人物画像等の特定画像が貼り付け
られた状態の立体写真ができあがる。
【0031】図3に上述のようにして得られた合成画像
の変形例を示す。図3の合成画像30’は、矩形状の全
体写真の中の特定位置に位置する人物画像31’が図2
のように矩形状の枠に囲まれていなく、人物画像のみを
切り抜いて合成したものである。また、図2と同様に、
その周囲に画像情報Aとしての疑似立体視差画像が形成
されており、この疑似立体視差画像は、水平方向に一定
間隔33を開けて垂直方向に長い複数本の線条画像34
から構成され、この線条画像34の組が水平方向に複数
配列されている。図1に示すように、合成画像が作成さ
れたシート状のハロゲン化銀写真感光材料20の上に、
レンチクルシート21を重ね合わせることによって、切
り出された人物画像等の特定画像が貼り付けられた状態
の立体写真ができあがる。
【0032】上述のレンチキュラーシート21の材質
は、ポリカーボネート、アクリル樹脂、メタアクリル樹
脂、塩化ビニル樹脂、高密度ポリエチレン、塩化ビニリ
デン等のものが用いられる。
【0033】また、レンチキュラーシート21の表面に
形成されたレンチクル21aのピッチは、60μm〜6
50μmの範囲のものが本発明の効果の点から好まし
く、より好ましくは75μm〜500μmの範囲のもの
である。また、レンチキュラーシート21の厚みは、
0.5〜2.5mmのものが本発明の効果の点から好ま
しく、より好ましくは0.8〜2.0mmの範囲のもの
である。
【0034】また、レンチキュラーシート21の屈折率
は1.4〜1.7のものが本発明の効果の点からが好ま
しく、より好ましくは1.5〜1.63の範囲のもので
ある。また、レンチキュラーシート21は、熱可塑性樹
脂により、成形またはカレンダ加工等の通常の製法によ
り作成することができる。また、(株)クラレ、凸版印
刷(株)、三菱レイヨン(株)等で製造し販売している
ものを用いてもよい。
【0035】次に、ハロゲン化銀写真感光材料について
説明する。このハロゲン化銀カラー写真感光材料のハロ
ゲン化銀感光層側に形成された全ての親水性層に含まれ
るゼラチンの総量は、7.6g/平方m以下であり、好
ましくは6.4g/平方m以下であり、より好ましくは
6.0g/平方m以下である。下限値としては、3.0
0g/平方m以上が好ましく、4.5g/平方m以上が
より好ましい。ゼラチンとしては公知の種々のものを使
用してよく、修飾されたゼラチンであってもよい。
【0036】また、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
支持体は、紙パルプ含流量が170g/平方m以下、好
ましくは160g/平方m以下である基体と、この基体
の両面に形成された樹脂コート層とを有する紙支持体か
ら構成してよい。樹脂コート層は、例えばポリオレフィ
ン樹脂から形成することができるが、他の樹脂であって
もよい。
【0037】また、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
支持体の中心面平均粗さ(SRa)がハロゲン化銀感光
層が形成される側の表面において0.10μm以下であ
り、好ましくは0.08μm以下であり、0.07μm
以下がより好ましい。この中心面平均粗さ(SRa)
は、次の数1で示される数式による数値から表されるも
のである。
【0038】
【数1】 ここで、式中、SRaは中心面平均粗さ、Lxは測定面
域のX軸方向の長さ、Lyは測定面域のX軸方向の長
さ、SAは測定面域の面積、をそれぞれ表し、SA=L
x×Lyであり、このとき、Lx=7.5mm、Ly=
21mmとし、f(x、y)は表面凹凸面を表し、x、
yはそれぞれ測定点のx方向及びy方向の位置座標を表
す。
【0039】上述の紙支持体がポリオレフィン樹脂層を
有し、このうちハロゲン化銀感光層が塗布される側の樹
脂層の表面の中心面平均粗さを0.10μm以下にする
ためには、ポリオレフィン樹脂組成物の紙支持体上の溶
融塗布量を40g/平方mとする必要があり、好ましく
は40〜100g/平方mである。樹脂組成物層の単位
面積当たりの樹脂量を100g/平方m以上とすると、
コスト等の面から好ましくない。
【0040】更に、上述の樹脂層の表面の中心面平均粗
さを0.10μm以下にするためには、ポリオレフィン
樹脂組成物の紙支持体上の溶融塗布量を40g/平方m
とする方法以外に、重合性モノマ等を塗布した後に、そ
の層に電子線を照射して硬化させる方法といった、いわ
ゆる電子線硬化型樹脂を使用しで支持体を作成方法があ
る。この方法によれば、より簡単に中心面平均粗さを小
さくすることができ、より好ましい支持体を得ることが
できる。
【0041】また、自動現像機17における現像処理
は、いかなるものでも良いが、とりわけ発色現像工程−
漂白定着工程−安定化工程による工程が、簡単で安価に
立体画像を作成することができることから好ましく用い
られる。
【0042】〈第2の実施の形態〉本発明の立体写真作
成システムのより具体的な例を第2の実施の形態として
説明する。図4は第2の実施の形態の立体写真作成装置
の斜視図、図5は図4の立体写真作成装置の概略構成を
示すブロック図である。ここでは、立体写真作成装置を
立体写真作成システムとして、ハロゲン化銀カラー写真
感光材料に露光して現像し、立体写真プリントを作成す
る装置が例示されている。
【0043】この第2の実施の形態の立体写真作成装置
1は、装置本体2の左側面にマガジン装填部3を備え、
装置本体2内には、記録媒体であるハロゲン化銀カラー
写真感光材料に露光する露光処理部4と、露光されたハ
ロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処理して乾燥し、
プリントを作成する現像処理部5が備えられている。作
成されたプリントは装置本体2の右側面に設けられたト
レー6に排出される。さらに、装置本体2の内部には、
露光処理部4の上方位置に制御部7が備えられている。
【0044】また、装置本体2の上部には、モニタ部8
が配置されている。モニタ部8の左側に透過原稿読み込
み装置であるところのフィルムスキャナ部9が配置さ
れ、右側に反射原稿入力装置10が配置されている。モ
ニタ部8の前側に操作部11’が配置され、この操作部
11’に情報入力手段12’が設けられ、情報入力手段
12’は、例えばタッチパネル等で構成される。
【0045】また、装置本体2の制御部7の位置には、
PCカード13’を差し込み可能なPCカードセット部
14’が設けられており、PCカード13’はデジタル
カメラで撮像して複数の駒画像データが記憶されたメモ
リを有する。
【0046】なお、駒画像データが記憶されたメモリを
有するPCカード13’とは、例えばフラッシュATA
カードや、PCカードアダプタに接続されたコンパクト
フラッシュカードやスマートメディア等を示す。
【0047】図5に示すように、立体写真作成装置1の
制御部7は、情報入力手段12’からの指令情報に基づ
き、フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置10から
の原稿情報の読み込みを行い、人物画像等の特定画像と
しての画像データを得てモニタ部8に表示する。フィル
ムスキャナ部9や反射原稿入力装置10から読み込まれ
る原稿として写真感光材料があり、この写真感光材料と
しては、カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィル
ムが挙げられる。フィルムスキャナ部9のフィルムスキ
ャナーでデジタル情報に交換し、駒画像情報とすること
ができる。また、写真感光材料がカラーペーパーの場
合、反射原稿入力装置10のフラットベッドスキャナー
で駒画像情報にすることができる。
【0048】また、立体写真作成装置1は、データ蓄積
手段71を備え、データ蓄積手段71に画像データとそ
れに対応する注文情報とを記憶し順次蓄積する。フィル
ムスキャナ部9からは、現像済のネガフィルムNからの
駒画像が入力され、反射原稿入力装置10からは駒画像
を印画紙に焼き付けて現像処理したプリントPからの駒
画像が入力される。また、制御部7は、画像処理部70
を有し、この画像処理部70で画像データを画像処理し
て露光用画像データを形成し、露光処理部4に送る。露
光処理部4では、感光材料に画像の露光が行われ、この
感光材料を現像処理部5に送り、現像処理部5で露光さ
れた感光材料を現像処理(発色現像工程→漂白定着工程
→安定化工程)して、乾燥し、プリントを作成する。
【0049】この立体写真作成装置1は、更に、記録媒
体から駒画像データを入力する駒画像入力手段80と、
テンプレートのデータを記録するテンプレート記憶手段
81と、テンプレート記憶手段81に記憶された所定の
テンプレートを選択する選択手段82とを有する。駒画
像入力手段80は、フィルムスキャナ部9、反射原稿入
力装置10及びPCカードセット部14’等から構成さ
れ、ネガフィルムN、プリントP及びPCカード13’
等の記録媒体から駒画像データを入力する。テンプレー
ト記憶手段81には一部又は全てが疑似立体視差画像で
ある背景画像と合成領域を設定する少なくとも1個のテ
ンプレートのデータが予め記憶されている。選択手段8
2は、操作部11’に備えられ、オペレータの操作によ
りセットしてテンプレート記憶手段81に予め記憶され
た複数のテンプレートから所定のテンプレートを選択
し、駒画像データは選択されたテンプレートと合成さ
れ、合成された画像データのプリントを作成する。テン
プレートによる合成は、周知のクロマキー合成法や市販
のソフト(例えばアドビ社の「フォトショップ」)等に
よって行う。
【0050】図4,図5に示す立体写真作成装置1によ
り、図2,図3に示すものと同様の合成画像30,3
0’がシート状のハロゲン化銀写真感光材料に作成する
ことができる。図1と同様に、このハロゲン化銀写真感
光材料の上にレンチキュラーシートを重ね合わせること
によって、切り出された人物画像等の特定画像が貼り付
けられた状態の立体写真ができあがる。
【0051】次に、ハロゲン化銀カラー写真感光材料と
してのカラーペーパの実施例について説明するが、本発
明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、これに限定さ
れるものではない。
【0052】〈実施例1〉坪量180g/平方mの紙パ
ルプの両面に高密度ポリエチレンをラミネートし、紙支
持体を作製した。但し、乳剤層を塗布する側には、表面
処理を施したアナターゼ型酸化チタンを15重量%の含
有量で分散して含む溶融ポリエチレンをラミネートし、
反射支持体を作製した。この反射支持体をコロナ放電処
理した後、ゼラチン下塗層を設け、さらに以下に示す構
成の各層を塗設し、ハロゲン化銀写真感光材料を作製し
た。塗布液は下記のごとく調製した。
【0053】第1層塗布液 イエローカプラー(Y−1)23.4g、色素画像安定
化剤(ST−1)3.34g、(ST−2)3.34
g、(ST−5)3.34g、ステイン防止剤(HQ−
1)0.34g、画像安定剤A5.0g、高沸点有機溶
媒(DBP)3.33gおよび高沸点有機溶媒(DN
P)1.67gに酢酸エチル60mlを加え溶解し、こ
の溶液を20%界面活性刑(SU−1)7mlを含有す
る10%ゼラチン水溶液220mlに超音波ホモジナイ
ザーを用いて乳化分般させてイエローカプラー分散液を
作製した。この分散液を下記条件にて作製した青感性ハ
ロゲン化銀乳剤と混合し第1層塗布液を調製した。
【0054】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に表1および表2の塗布量になるように各塗布液
を調製した。
【0055】又、硬膜剤として(H−1)(H−2)を
添加した。塗布助剤としては、界面活性剤(SU−1)
を添加し、表面張力を調整した。また各層にF−1を全
量が0.04g/平方mとなるように添加した。
【0056】
【表1】
【表2】
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【0057】SU−1:トリ−i−プロピルナフタレン
スルホン酸ナトリウム DBP :ジブチルフタレート DNP :ジノニルフタレート DOP :ジオクチルフタレート DIDP:ジ−i−デシルフタレート PVP :ポリビニルピロリドン H−1 :テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタ
ン H−2 :2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジン・ナトリウム HQ−1:2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン HQ−2:2,5−ジ−sec−ドデシルハイドロキノ
ン HQ−3:2,5−ジ−sec−モトラデシルハィドロ
キノン HQ−4:2−sec−ドデシル−5−sec−テトラ
デシルハイドロキノン HQ−5:2,5−ジ[(1,1−ジメチル−4−へキ
シルオキシカルボニル)プチル]ハイドロキノン 画像安定剤A:P−t−オクチルフェノール
【0058】青感性ハロゲン化銀乳剤の調製 40℃に保温した2%ゼラチン水溶液1リットル中に下
記(A液)及び(B液)をpAg=7.3、pH=3.
0に制御しつつ30分かけて同時添加し、更に下記(C
液)及び(D液)をpAg=8.0、pH=5.5に制
御しつつ180分かけて同時添加した。この時、pAg
の制御は特開昭59−45437号記載の方法によリ行
い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナトリウム水溶液を用
いて行った。
【0059】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g K2IrCl6 4×10−8モル/モルAg K4Fe(CN)6 2×10−5モル/モルAg 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml
【0060】添加終了後、花王アトラス社製デモールN
の5%水溶液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用い
て脱塩を行った後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径
0.71μm、粒径分布の変動係数0.07、塩化銀含
有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−1を得
た。次に(A液)と(B液)の添加時間および(C)液
と(D)液の添加時間を変更した以外はEMP−1と同
様にして平均粒径0.66μm、粒径分布の変動係数
0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体
乳剤EMP−1Bを得た。
【0061】上記EMP−1に対し、下記化合物を用い
60℃にて最適に化学増感を行った。またEMP−1B
に対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたE
MP−1とEMP−1Bを銀量で1:1の割合で混合
し、青感性ハロゲン化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0062】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10−4モル/モルAgX 増感色素 BS−1 4×10−4モル/モルAgX 増感色素 BS−2 1×10−4モル/モルAgX
【0063】緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製 (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D液)
の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にして平
均粒径0.40μm、変動係数0.08、塩化銀含有率
99.5%の単分散立方体乳剤EMP−2を得た。次に
平均粒径0.50μm、変動係数0.08、塩化銀含有
率99.5%の単分散立方体乳剤EMP−2Bを得た。
【0064】上記EMP−2に対し、下記化合物を用い
55℃にて最適に化学増感を行った。またEMP−25
に対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたE
MP−2とEMP−2Bを銀量で1:1の割合で混合
し、緑感性ハロゲン化銀乳剤(Em−G)を得た。
【0065】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10−4モル/モルAgX 増感色素 GS−1 4×10−4モル/モルAgX
【0066】赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製 (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D液)
の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にして平
均粒径0.40μm、変動係数0.08、塩化銀含有率
99.5%の単分散立方体乳剤EMP−3を得た。また
平均粒径0.38μm、変動係数0.08、塩化銀含有
率99.5%の単分散立方体乳剤EMP−3Bを得た。
【0067】上記EMP−3に対し、下記化合物を用い
60℃にて最適に化学増感を行った。またEMP−3B
に対しても同様に最適に化学増感した後、増感されたE
MP−3とEMP−3Bを銀量で1:1の割合で混合し
赤感性ハロゲン化銀乳剤(Em−R)を得た。
【0068】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 STAB−1 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−2 3×10−4モル/モルAgX 安定剤 STAB−3 3×10−4モル/モルAgX 増感色素 RS−1 1×10−4モル/モルAgX 増感色素 RS−2 1×10−4モル/モルAgX STAB−2:1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール STAB−3:1−(4−エトキシフェニル)−5−メルカプトテトラゾール また赤感光性乳剤には、SS−1をハロゲン化銀1モル
当たり2.0×10−3添加した。
【0069】
【化6】
【化7】
【0070】なお、現像処理としては、コニカ(株)C
PK−2−28プロセスの処理条件で同プロセス用処理
液により処理を行った。
【0071】 (処理時間) 処理工程 処理時間 処理温度 発色現像処理 27秒 38.0℃ 漂白定着処理 27秒 35〜39℃ 安定化処理 27秒×3 30〜36℃
【0072】上記の如くにして製造されたカラーペーパ
のゼラチン量を適宜調整し、下記表1の記載の如く感光
材料中のゼラチン総量を変化させたカラーペーパに、上
述した方法により作成した立体写真についてその画像の
鮮明さ、奥行き感について観察し、目視にて評価を行っ
た。
【0073】次いで、上記のカラーペーパに用いた支持
体の紙パルプ量を下記表3記載の如く変化させ、出来上
がった立体写真の画像の鮮明さ、奥行き感について観察
し、目視にて評価を行った。
【0074】さらに、上記のカラーペーパーに用いた支
持体のハロゲン化銀感光層が塗布される側の表面の中心
面平均粗さ(SRa)を適宜調整し、下記表3記載の如
く変化させ、出来上がった立体写真の画像の鮮明さ、奥
行き感について観察し、目視にて評価を行った。
【0075】
【表3】 表中の立体写真の「画像鮮明度」の評価は、以下の通り
である。 ◎ 非常に鮮明である。 ○ 鮮明である。 △ 実技上問題とはならないが、若干鮮明度が劣る。 尚、△−Oは、△とOの中庸であることを意味する。O
−◎も同様に、Oと◎の中庸であることを意味する。
【0076】表中の立体写真の「奥行き感」の評価は、
以下の通りである。 ◎ 非常に奥行き感がある。 O 奥行き感がある。 △ 実技上問題とはならなが、若干奥行き感が劣る。 尚、△−Oは、△とOの中庸であることを意味する。O
−◎も同様に、Oと◎の中庸であることを意味する。
【0077】上記表3より、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料の感光層側の全ての親水性層のゼラチンの総量が
7.6g/平方m以下である際に、立体写真の鮮明さ及
び奥行き感が優れていることが判り、さらに3.0〜
6.4g/平方mの範囲の際に特に優れ、とりわけ特に
4.5〜6.0g/平方mの範囲である際に特に良好な
結果を得ることが判る。
【0078】さらに、上記表3より、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の支持体の紙パルプ含有量が170g/
平方m以下である基体の両面を樹脂コートした紙支持体
である際に、立体写真の鮮明さ及び奥行き感が優れてい
ることが判り、さらに160g/平方m以下の際に特に
優れ、とりわけ特に80〜155g/平方mの範囲であ
る際に特に良好な結果を得ることが判る。
【0079】さらに、上記表3より、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の支持体のハロゲン化銀感光層が塗布さ
れる側の表面の中心面平均粗さ(SRa)が0.10μ
m以下である立体写真の鮮明さ及び奥行き感が優れてい
ることが判り、さらに0.08μm以下の際に特に優
れ、とりわけ特に0.07μm以下である際に特に良好
な結果を得られることが判る。
【0080】〈実施例2〉実施例1の実験No.2−4
で用いた立体写真を用いて、レンチキュラーシートのレ
ンチクルピッチを下記表4に記載の如く変化させ、他は
実施例1と同じにして実験を行った。
【0081】さらに、実施例1の実験No.2−4で用
いた立体写真を用いて、レンチキュラーシートの厚みを
下記表4記載の如く変化させ、他は実施例1と同様にし
て実験を行った。
【0082】次いで、実施例1の実験No.2−4で用
いた立体写真を用いて、レンチキュラーシートの材質を
適宜変え、レンチキュラーシートの屈折率を下記表4記
載の如く変化させ、他は実施例1と同様にして実験を行
った。以上の結果をまとめて、下記表4に示す。
【0083】
【表4】 表中の評価方法は、実施例1と同様である。
【0084】上記表4より、レンチキュラーシートのレ
ンチクルピッチが60μm〜650μmの範囲である際
に、立体写真の鮮明さ及び奥行き感が優れていることが
判り、さらに75μm〜500μmの範囲の際に特に良
好な結果を得ることが判る。
【0085】さらに、上記表4より、レンチキュラーシ
ートの厚みは、0.5〜2.5mmの範囲である際に、
立体写真の鮮明さ及び奥行き感が優れていることが判
り、さらに、0.8〜2.0mmの範囲の際に特に優れ
良好な結果を得ることが判る。
【0086】さらに、上記表4より、レンチキュラーシ
ートの屈折率は1.4〜1.7の範囲である際に立体写
真の鮮明さ及び奥行感が優れていることが判り、さらに
1.5〜1.63の範囲である際に特に良好な結果を得
られることが判る。
【0087】
【発明の効果】本発明の立体写真作成システムによれ
ば、簡単で安価に立体写真を作成でき、鮮明な画像であ
って奥行き感の優れた立体写真を作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による立体写真作成
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の立体写真作成システムによる合成画像の
例を概略的に示す図である。
【図3】図1の立体写真作成システムによる合成画像の
変形例を概略的に示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による立体写真作成
装置の全体を示す斜視図である。
【図5】図4の立体写真作成装置の概略的な構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 ハードディスク(画像情報記憶手段) 12 スキャナ 15 CPU(画像合成手段) 16,4 プリンタ(画像情報出力手段) 17 自動現像機 21 レンチキュラーシート 30,30’ 合成画像 31,31’ 人物画像 32 額縁画像情報 33 一定間隔 34 線条画像 70 画像処理部(画像合成手段) 81 テンプレート記憶手段(画像情報記憶
手段)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疑似立体視差画像情報を記憶する画像情
    報記憶手段と、 前記疑似立体視差画像情報とは別の画像情報を前記疑似
    立体視差画像情報と合成する画像合成手段と、 この合成した画像情報をハロゲン化銀カラー写真感光材
    料に出力する画像情報出力手段と、を具備し、 前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料を現像処理し、こ
    の現像処理後のハロゲン化銀カラー写真感光材料にレン
    チキュラーシートを重ね合わせることにより立体写真を
    作成することを特徴とする立体写真作成システム。
  2. 【請求項2】 前記疑似立体視差画像情報が、少なくと
    も水平方向で視差のある複数の画像を画像変調手段を通
    して垂直方向に長い複数本の線条画像に変換するととも
    に、この線条画像の組を水平方向に複数配列したもので
    あることを特徴とする請求項1記載の立体写真作成シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記別の画像情報が、画像情報の一部か
    ら切り出された切り出し画像情報であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の立体写真作成システム。
  4. 【請求項4】 前記別の画像情報または前記切り出し画
    像情報が人物画像情報であることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の立体写真作成システム。
  5. 【請求項5】 前記疑似立体視差画像情報が、前記ハロ
    ゲン化銀カラー写真感光材料の周囲に額縁画像を形成す
    る額縁画像情報を含むことを特徴とする請求項1,2,
    3または4記載の立体写真作成システム。
  6. 【請求項6】 前記別の画像情報が前記疑似立体視差画
    像情報に合成される位置が予め決められていることを特
    徴とする請求項1,2,3,4または5記載の立体写真
    作成システム。
  7. 【請求項7】 前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
    ハロゲン化銀感光層側に形成された全ての親水性層に含
    まれるゼラチンの総量が7.6g/平方m以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の立
    体写真作成システム。
  8. 【請求項8】 前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
    は、紙パルプ含流量が170g/平方m以下である基体
    とこの基体の両面に形成された樹脂コート層とを有する
    紙支持体を備えることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の立体写真作成システム。
  9. 【請求項9】 前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
    支持体の中心面平均粗さ(SRa)がハロゲン化銀感光
    層が形成される側の表面において0.10μm以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の立体写真作成システム。
  10. 【請求項10】 前記現像処理が、発色現像工程と、漂
    白定着工程と、安定化工程とを含むことを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか1項に記載の立体写真作成システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記レンチキュラーシート上に形成さ
    れるレンチクルのピッチが50〜650μmの範囲内に
    あることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に
    記載の立体写真作成システム。
  12. 【請求項12】 前記レンチキュラーシートの厚さが
    0.5〜2.5mmの範囲内にあることを特徴とする請
    求項1〜11のいずれか1項に記載の立体写真作成シス
    テム。
  13. 【請求項13】 前記レンチキュラーシートの屈折率が
    1.4〜1.7の範囲内にあることを特徴とする請求項
    1〜12のいずれか1項に記載の立体写真作成システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記画像情報出力手段は、アレイ状に
    配列された結像光学系を通して前記ハロゲン化銀カラー
    写真感光材料に前記合成した画像情報を結像することに
    より前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料に露光を行い
    カラー画像を形成する画像形成装置から構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載
    の立体写真作成システム。
  15. 【請求項15】 前記結像光学系がセルフォックレンズ
    アレイを備えることを特徴とする請求項14記載の立体
    写真作成システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031839A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 セイコーエプソン株式会社 画像生成用のプログラム及び印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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