JP2000115369A - 広告電話提供方法およびシステムと広告電話提供プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、広告電話を利用する発信者に最適
な広告を選択、提供することで広告効果をより高めるこ
とを可能とすると共に、発信者の経済的負担を軽減する
ことのできる広告電話提供方法およびシステムと広告電
話提供プログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的とする。 【解決手段】 発信者と着信者との間の通話に対する通
話料金の一部または全額を広告提供者に転嫁するときの
広告電話提供システムであって、発信者に係る情報をテ
ーブルとして記憶し、このテーブルから発信者に係る情
報に対応して提供する広告を選択する制御手段と、この
制御手段で選択された広告を当該発信者に提供する広告
送出手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、特に広告電話の
利用者に最適な広告を提供することを可能とする広告電
話提供方法およびシステムと広告電話提供プログラムを
記録した記録媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、通話料金の課金は、通常は発信者
に対してのみ行われ、また料金着信払いいわゆるコレク
トコールや、通話料を着信側で負担するいわゆるフリー
ダイヤルを利用したときにのみ着信者に対して行なわれ
ていた。つまり、これら通話料金の課金は、全額、発信
者または着信者のいずれかに対して行われていた。

【０００３】このような課金および支払い方法に対し、
例えば特公昭６３−２２７０３号公報には、発信者が広
告提供者の提供する広告を聞くことにより、発信者に課
金される通話料金の一部または全額をこの広告提供者に
転嫁するシステムが記載されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通話料金の一部または全額を広告提供者に転嫁する
システムでは、発信者が不特定であることから、例えば
テレビ放送のように番組が対象とする視聴者の傾向、あ
るいは番組内容等に応じて広告の提供の取捨選択を行う
ようなことが不可能である。そのため広告内容に対する
効果を確認することも、発信者に応じて、より効果の高
い内容に広告を変更するというようなことも出来ない。

【０００５】一方、広告提供者は、通話料金の一部また
は全額を支払うことから、その費用に見合う広告の効果
を得ることを期待することになり、そのためには、より
広告の効果を高め、確かなものとしたいという要望を持
っていた。

【０００６】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、広告電話を利用する発信者に最適な広告を選択、提
供することで広告効果をより高めることを可能とすると
共に、発信者の経済的負担を軽減することのできる広告
電話提供方法およびシステムと広告電話提供プログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項１記載の発明は、発信者
と着信者との間の通話に対する通話料金の一部または全
額を広告提供者に転嫁するときの広告電話提供方法であ
って、発信者に係る情報に対応して提供する広告を選択
し、この選択された広告を当該発信者に提供することを
要旨とする。

【０００８】請求項１記載の本発明では、発信者に提供
する広告を発信者に係る情報に対応して選択することか
ら、提供する広告の効果をより確実にする。

【０００９】また、本発明のうちで請求項２記載の発明
は、前記請求項１記載の発信者に係る情報が予め登録さ
れ、この登録されている発信者に係る情報に広告に係る
情報がテーブルとして対応付けられることを要旨とす
る。

【００１０】請求項２記載の本発明では、発信者に係る
情報と広告に係る情報とがテーブルにより対応付けられ
ていることから、これらを選択するための情報量を少な
くすることができると共に、迅速な検索を可能とする。

【００１１】また、本発明のうちで請求項３記載の発明
は、広告電話を利用する発信者の発呼の際に、着信者を
特定するための番号と共に、前記発信者に係る情報に対
応する番号（数字）が入力されることを要旨とする。

【００１２】請求項３記載の本発明では、広告電話を利
用する際、発信者は、例えばダイヤル番号に続けて、単
に一桁または複数桁の数字を入力するだけで良く、また
これにより当該発信者に最適な広告を提供することがで
きる。

【００１３】また、本発明のうちで請求項４記載の発明
は、前記請求項１記載の発信者に係る情報が、発信者の
性別、年齢、職業、既婚／未婚、発信者の希望する広告
のジャンル等の内の少なくとも１つを含むものであるこ
とを要旨とする。

【００１４】請求項４記載の本発明では、発信者に係る
情報が、発信者の性別、年齢、職業、既婚／未婚、発信
者の希望する広告のジャンルの内の少なくとも１つを含
むものであり、このとき予め登録される発信者に係る情
報としては、これらに加えて発信者の地域情報（固定電
話のときには発信ダイヤル番号から、移動電話のときに
は既知局からの情報に基づいて）があり、さらには登録
時にもたらされる各種詳細な情報を発信ダイヤル番号か
ら検索・抽出するようにしても良い。

【００１５】また、本発明のうちで請求項５記載の発明
は、発信者と着信者との間の通話に対する通話料金の一
部または全額を広告提供者に転嫁するときの広告電話提
供システムであって、発信者に係る情報をテーブルとし
て記憶し、このテーブルから発信者に係る情報に対応し
て提供する広告を選択する制御手段と、この制御手段で
選択された広告を当該発信者に提供する広告送出手段と
を有することを要旨とする。

【００１６】請求項５記載の本発明では、制御手段が、
発信者に提供する広告を発信者に係る情報に対応して選
択することから、提供する広告の効果をより確実にす
る。

【００１７】また、本発明のうちで請求項６記載の発明
は、広告電話を利用する発信者の発呼の際に、着信者を
特定するための番号と共に、前記発信者に係る情報に対
応する番号が入力され、この番号に対応して提供する広
告が選択されることを要旨とする。

【００１８】請求項６記載の本発明では、広告電話を利
用する際、発信者は、例えばダイヤル番号に続けて、単
に一桁または複数桁の数字を入力するだけで良く、また
これにより当該発信者に最適な広告を提供することがで
きる。

【００１９】また、本発明のうちで請求項７記載の発明
は、前記請求項５記載の発信者に係る情報が、発信者の
性別、年齢、職業、既婚／未婚、発信者の希望する広告
のジャンルであることを要旨とする。

【００２０】請求項７記載の本発明では、発信者に係る
情報が、発信者の性別、年齢、職業、既婚／未婚、発信
者の希望する広告のジャンルであり、このとき予め登録
される発信者に係る情報としては、これらに加えて発信
者の地域情報（固定電話のときには発信ダイヤル番号か
ら、移動電話のときには既知局からの情報に基づいて）
があり、さらには登録時にもたらされる各種詳細な情報
を発信ダイヤル番号から検索・抽出するようにしても良
い。

【００２１】また、請求項８記載の発明は、発信者と着
信者との間の通話に対する通話料金の一部または全額を
広告提供者に転嫁するときの広告電話提供プログラムを
記録した記録媒体であって、発信者に係る情報と提供す
る広告に係る情報とを対応づけて予めテーブルとして登
録し、広告電話を利用する発信者の発呼の際に、着信者
を特定するための番号と共に、前記発信者に係る情報に
対応する番号または符号が入力されたときに、この番号
または符号に対応して提供する広告を選択し、この選択
された広告を当該発信者に提供することを特徴とする広
告電話提供プログラムを記録した記録媒体であることを
要旨とする。

【００２２】請求項８記載の本発明にあっては、広告電
話提供プログラムを記録媒体として記録しているため、
該記録媒体を利用して、その広告電話提供プログラムの
流通性を高めることができる。

【００２３】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。

【００２４】図１は本発明の広告電話提供方法が適用さ
れる広告電話提供システムの一実施の形態に係る構成を
示すブロック図である。

【００２５】図１に示す広告電話サービスを提供するた
めの広告電話提供システムは、交換機１、制御装置３、
広告送出装置５および呼情報収集装置７により構成され
る。

【００２６】まず交換機１は、呼の接続／切断、呼情報
の作成等の通常の交換機が具備する機能に加えて、制御
装置３からの指示に従い動作する機能を具備する。

【００２７】制御装置３は、広告電話に関する各種デー
タをテーブルとして保持する記憶部を具備する。また、
交換機１および広告送出装置５に対して、これら交換機
１および広告送出装置５の動作を制御するための指示を
行う。

【００２８】広告送出装置５は、広告の音源、例えば広
告音声を録音したＣＤ−ＲＯＭおよびその再生装置を具
備し、制御装置３からの指示により、発信者へ再生した
音声を送出する。送出後は制御装置３に通知を行う。

【００２９】呼情報収集装置７は、交換機１からの呼情
報を受信し、受け取った呼情報から各広告毎に送出した
回数、広告を流した広告提供者のパターン番号（年齢層
等）のデータに編集する。このデータを基に広告提供者
への課金情報を作成すると共に、広告提供者へ広告電話
の利用状況に係る情報を適宜、提供する。

【００３０】次に、広告電話サービス提供の処理手順を
各段階に即して図１乃至図５および図６、図７を参照し
て説明する。

【００３１】まず、広告電話サービスを利用する発信者
から発信があったときの該発信者への広告送出までの処
理手順の概略について説明する。

【００３２】ステップＳ１１で広告電話サービスを利用
する発信者から発信があり、この発信が交換機１に入呼
される（図１参照）。

【００３３】交換機１は、制御装置３へ該入呼が広告電
話サービスを利用する発信者からの発信であるか否かに
ついての問い合わせを行う（図１参照）。

【００３４】制御装置３では、ステップＳ１３で発信者
番号のデータ検索を行い、データの有無について判定し
（ステップＳ１５）、データが無いときにはステップＳ
１７に進み、トーキへ接続して広告電話サービスの利用
が不可である旨のガイドを流して終了する。ステップＳ
１５でデータが有るときにはステップＳ１９に進み、当
該発信者番号に対して登録されている広告音源パターン
番号および発信者属性を抽出する。ここで、発信者属性
のなかに入呼データ中の発信者属性と合致するものが無
いときには、ステップＳ１７に進み、トーキへ接続して
広告電話サービスの利用が不可である旨のガイドを流し
て終了する。

【００３５】ステップＳ１９で合致するものがあるとき
には、ステップＳ２１に進み、発信局番と着信局番でエ
リア番号を検索する。ステップＳ２３でデータの有無に
ついて判定し、データが無いときにはステップＳ２５に
進み、トーキへ接続して広告電話サービスの提供地域外
である旨のガイドを流して終了する。

【００３６】ステップＳ２３でデータがあるときには、
ステップＳ２７に進み、発信者番号のパターン番号情報
等から送出する広告番号を抽出、決定し、ステップＳ２
９で広告送出装置５に対して、第１回目の該当広告番号
の音源を発信者に対して送出するよう指示する（図２参
照）。

【００３７】広告送出装置５は、制御装置３から指示さ
れた１回目の広告番号の広告音源を発信者に送出する
（図２参照）。広告送出装置５は、広告送出終了時に制
御装置３に対して、“広告送出終了”を通知する（図３
参照）。

【００３８】ステップＳ３１で、例えば発信者によりオ
ンフックされてしまい、１回目の広告の送出が正常に終
了したと判断され無かったときにはステップＳ３３に進
み、送出した広告番号、最後まで広告が聞かれ無かった
旨の情報を交換機１を介して呼情報収集装置７に通知し
て終了する。

【００３９】ステップＳ３１で、制御装置３は、“広告
送出完了”を受信して１回目の広告の送出が正常に終了
したと判断されたときには、交換機１に対して、送出し
た広告番号、発信者の広告パターン番号を送信する（図
６参照）。（交換機１では、これらのデータを呼情報に
設定）その後にステップＳ３５に進み、広告送出装置５
に対し、２回目の広告の送出を指示する。

【００４０】広告送出装置５は、制御装置３から指示さ
れた２回目の広告番号の広告音源を発信者に送出する
（図２参照）。広告送出装置５は、広告送出終了時に制
御装置３に対して、“広告送出終了”を通知する（図３
参照）。

【００４１】ステップＳ３７で、例えば発信者によりオ
ンフックされてしまい、２回目の広告の送出が正常に終
了したと判断され無かったときにはステップＳ３９に進
み、送出した広告番号、最後まで広告が聞かれ無かった
旨の情報を交換機１を介して呼情報収集装置７に通知し
て終了する。

【００４２】また、ステップＳ３７で２回目の広告の送
出が正常に終了したと判断されたときにはステップＳ４
１に進み、１回目、２回目で送信した広告番号、発信者
の広告パターン番号を交換機１を介して呼情報収集装置
７に通知した後、ステップＳ４３に進み、交換機１に対
して、通話時間を通知し、着信先への接続を指示する。

【００４３】なお、さらに広告を複数回送出する場合
は、ステップＳ２９からステップＳ４１を繰り返すこと
になる（図２，３参照）。

【００４４】交換機１は、制御装置３からの指示に従
い、着信先への接続処理を行う（図４参照）。なお、こ
の際に併せて、通話の切断時間を交換機に指示する。

【００４５】交換機１は制御装置３から指示された通話
時間になるとトーンを送出後、通話を切断する。また、
通話終了後、呼情報を呼情報収集装置７に送出する（図
５参照）。

【００４６】次に広告電話の各種機能について説明す
る。

【００４７】（１）発信者の居住地域および着信者の居
住地域の組み合わせに応じた地域属性に沿った広告を提
供する機能 制御装置３において、発信者番号の上位桁と着信者番号
の上位桁の組み合わせによりエリアを決定することを可
能とする。例えば、以下のような３つの地域に対して、
それぞれ異なる広告を送出する場合のデータ登録例を表
１に示す。なお、各エリアに、それぞれ広告音源データ
を登録することにより、発信者の居住地域と着信者の居
住地域の組み合わせに応じた地域属性に沿った広告を提
供可能とする。

【００４８】 エリア１ 発信：０４５を除く０３、０４地域 着信：０３、０４地域 エリア２ 発信：０５、０６地域 着信：０５、０６地域 エリア３ 発信：０４５地域着信：０３、０４地域

【表１】 （２）顧客層に合致した広告を提供する機能 発信者番号に対して、顧客層に適した広告音源パターン
番号を制御装置３に登録する。

【００４９】例えば、表２のように性別、既婚／未婚、
年齢層により、広告音源パターン番号を分類する。そし
て、発信者番号に対して、その顧客に合致した広告音源
パターン番号を登録する。さらに広告音源パターン番号
に対して、それぞれの顧客層にあった広告番号を複数登
録しておき、通話開始時にランダムに広告番号を抽出し
て、広告送出装置５に送出する。

【００５０】なお、ひとつの広告番号を複数の広告音源
パターン番号に登録することも可能とする。これによ
り、例えば、既婚／未婚の両方に同じ広告を送出するこ
とが可能となる。また、表２では性別、既婚／未婚、年
齢層で分類したが、発信者の職業、発信者の希望する広
告のジャンル、発信者の趣味（釣り、ドライブ、スポー
ツ（実行、観戦）、映画（ジャンル）、見るテレビ番組
のジャンル）等の任意の項目を設定できる。

【００５１】以下、処理手順に従って説明する。

【００５２】まず、発信者から交換機１を介して入呼
があると、制御装置３は発信者番号のデータ検索を行
い、当該発信者番号に対して登録されている広告音源パ
ターン番号を抽出する。

【００５３】登録されていた広告音源パターン番号に
対して登録されている複数の広告番号から、ランダムに
広告番号を抽出する。

【００５４】制御装置３は、広告送出装置５に対し
て、広告番号により対応する広告音源の送出を指示す
る。

【００５５】

【表２】 また、エリア毎に広告音源パターン番号を分類すること
も可能である。すなわち、発信者と着信者の上位桁の組
み合わせにより決定するエリア番号と発信者に対して登
録されている広告音源パターン番号の２つをキーとし
て、広告番号を登録することにより、同じ広告音源パタ
ーン番号であっても、エリア毎に異なる広告を送出する
ことが可能である。この場合の処理の流れは以下のとお
りである。

【００５６】制御装置３では、発信者と着信者の組み合
わせにより、エリア番号を決定する。

【００５７】制御装置３では、発信者番号に対して登録
されている広告音源パターン番号を抽出する。

【００５８】登録されていた広告音源パターン番号と
エリア番号をキーとして、登録されている複数の広告番
号から、ランダムに広告番号を抽出する。

【００５９】制御装置３は、広告送出装置５に対し
て、広告番号により広告音源の送出を指示する。

【００６０】（３）ダイヤル手順で発信者に係る情報と
しての発信者属性（性別、年齢等）を指定する機能 ００ＸＹ−ＡＢ−相手先番号 例えば、Ａで性別（男性：１、女性：２）、Ｂで年代
（１０代：１、２０代：２、３０代：３等）を識別する
ようにし、発信者の属性にあった広告を送出する。

【００６１】発信者が３０代の男性であるのにＡＢを２
２とダイヤルし、２０代女性の広告を聞こうとしたりす
るケースが想定される。この対処として、制御装置３に
おいて、発信者番号に対する属性（ＡＢの組み合わせ）
を登録しておく。これにより、発信者が自分が属する属
性以外をダイヤルした場合には接続を規制することと
し、必ず発信者の属性にあった広告を提供可能とする。
また、ひとつの電話を複数で利用するような場合を想定
し、ひとつの電話に対して複数の属性（ＡＢ）を登録可
能とし、家族での利用と言ったケースに対応する。

【００６２】その他に応用例としては、ＡＢにより、広
告の業種を指定することにより、発信者が聞きたい広告
を選択することができる。

【００６３】（４）ダイヤル手順と登録されている発信
者データの組み合わせによる広告提供機能 ダイヤル手順と（２）に示した広告音源パターン番号と
の組み合わせによる提供を可能とする。ひとつの発信者
番号を複数の人が利用する場合（家族での利用）、発信
者番号に対して、広告パターン番号を複数登録可能とす
る。この場合、発信時にＡＢをダイヤルすることによ
り、どの広告パターン番号に対応した広告を送出するか
を識別可能とする。

【００６４】（５）通話可能時間の設定 広告電話サービスでは、発信者の通話料金を無料（ある
いは大幅割引）とすることから、一定時間で通話を切断
可能とする。例えば、発信者と着信者の組み合わせによ
りエリアが決定されるが、このエリア毎に通話時間を設
定することができる。

【００６５】制御装置３は、交換機１に相手先への接
続を指示する際に、通話時間を併せて交換機１に通知す
る。

【００６６】交換機１では、着信者の応答からタイマ
を起動し、通知された通話時間になると通話を切断す
る。切断前にトーンを流すことも可能。

【００６７】（６）広告提供者に対して、どのようなユ
ーザが広告を聞いたかを提示する機能。

【００６８】広告電話の通話時には、呼情報に送出した
広告音源の識別番号、発信者の属性を設定する。呼情報
を収集する設備では、各広告音源毎に広告を送出した発
信者の属性毎に件数を収集し、広告提供者に提示でき
る。

【００６９】このような広告電話提供方法は広告電話提
供プログラムにより実現され、該プログラムは記録媒体
に記録して提供される。

【００７０】なお、現状では広告電話を利用する際に、
通話パス確立前に、発信者が送信できるのが数字のみで
あるが、数字以外の符号や記号等が送信可能となったと
きには、広告電話を利用する際に発信者は、例えばダイ
ヤル番号に続けて、単に一桁または複数桁の数字もしく
は文字、符号や記号（例えば＊，＃，＠等）を入力する
ことにより、さらに簡易にまた詳細な情報を送信するこ
とが可能となり、これにより広告提供者は当該発信者に
最適な広告を提供することができる。また、このとき、
発信者は数字等を入力することにより提供を受ける広告
の数（時間）を選択し、これにより無料または割引され
た通話可能時間を自ら設定することもできる。

【００７１】また、提供される広告は音声に限定される
ことなく、静止画像、動画像あるいはデータ情報等の任
意の情報であることは言うまでもない。

【００７２】さらに、広告電話を利用する端末としては
固定電話のほか、携帯電話（含むＰＨＳ等）、ファクシ
ミリ端末、テレビ、パソコンおよびこれらの複合端末を
適宜用いることができる。

【００７３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、広告電
話を利用する発信者に最適な広告を選択、提供すること
で広告効果をより高めることを可能とすると共に、発信
者の経済的負担を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る広告電話提供システムにおける概
略の構成およびシステムの動作を説明するためのブロッ
ク図である。

【図２】図１に示した広告電話提供システムにおけるシ
ステムの動作を説明するためのブロック図である。

【図３】図１に示した広告電話提供システムにおけるシ
ステムの動作を説明するためのブロック図である。

【図４】図１に示した広告電話提供システムにおけるシ
ステムの動作を説明するためのブロック図である。

【図５】図１に示した広告電話提供システムにおけるシ
ステムの動作を説明するためのブロック図である。

【図６】制御装置における処理手順を示すフローチャー
トである。

【図７】制御装置における処理手順を示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１ 交換機 ３ 制御装置 ５ 広告送出装置 ７ 呼情報収集装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K024 AA77 BB03 BB04 BB07 CC01 DD01 DD02 EE01 FF06 GG01 GG10 GG12 5K025 AA09 BB06 CC01 DD05 EE03 EE24 EE30 FF15 FF24 FF36 GG07 GG29 JJ04 JJ09 JJ12 JJ18

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 発信者と着信者との間の通話に対する通
   話料金の一部または全額を広告提供者に転嫁するときの
   広告電話提供方法であって、 発信者に係る情報に対応して提供する広告を選択し、こ
   の選択された広告を当該発信者に提供することを特徴と
   する広告電話提供方法。
2. 【請求項２】 前記発信者に係る情報が予め登録され、
   この登録されている発信者に係る情報に広告に係る情報
   がテーブルとして対応付けられることを特徴とする請求
   項１記載の広告電話提供方法。
3. 【請求項３】 広告電話を利用する発信者の発呼の際
   に、着信者を特定するための番号と共に、前記発信者に
   係る情報に対応する番号が入力されることを特徴とする
   請求項１記載の広告電話提供方法。
4. 【請求項４】 前記発信者に係る情報が、発信者の性
   別、年齢、職業、既婚／未婚、発信者の希望する広告の
   ジャンル等の内の少なくとも１つを含むものであること
   を特徴とする請求項１記載の広告電話提供方法。
5. 【請求項５】 発信者と着信者との間の通話に対する通
   話料金の一部または全額を広告提供者に転嫁するときの
   広告電話提供システムであって、 発信者に係る情報をテーブルとして記憶し、このテーブ
   ルから発信者に係る情報に対応して提供する広告を選択
   する制御手段と、 この制御手段で選択された広告を当該発信者に提供する
   広告送出手段とを有することを特徴とする広告電話提供
   システム。
6. 【請求項６】 広告電話を利用する発信者の発呼の際
   に、着信者を特定するための番号と共に、前記発信者に
   係る情報に対応する番号が入力され、この番号に対応し
   て提供する広告が選択されることを特徴とする請求項５
   記載の広告電話提供システム。
7. 【請求項７】 前記発信者に係る情報が、発信者の性
   別、年齢、職業、既婚／未婚、発信者の希望する広告の
   ジャンル等であることを特徴とする請求項５記載の広告
   電話提供システム。
8. 【請求項８】 発信者と着信者との間の通話に対する通
   話料金の一部または全額を広告提供者に転嫁するときの
   広告電話提供プログラムを記録した記録媒体であって、 発信者に係る情報と提供する広告に係る情報とを対応づ
   けて予めテーブルとして登録し、広告電話を利用する発
   信者の発呼の際に、着信者を特定するための番号と共
   に、前記発信者に係る情報に対応する番号または符号が
   入力されたときに、この番号または符号に対応して提供
   する広告を選択し、この選択された広告を当該発信者に
   提供することを特徴とする広告電話提供プログラムを記
   録した記録媒体。